JPH11117799A - エンジン冷却系故障検出装置 - Google Patents

エンジン冷却系故障検出装置

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JPH11117799A
JPH11117799A JP9283208A JP28320897A JPH11117799A JP H11117799 A JPH11117799 A JP H11117799A JP 9283208 A JP9283208 A JP 9283208A JP 28320897 A JP28320897 A JP 28320897A JP H11117799 A JPH11117799 A JP H11117799A
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Japan
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cooling water
failure
thermostat
water temperature
temperature
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JP9283208A
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Keiji Wakahara
啓二 若原
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Denso Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Testing Of Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーモスタットの故障を検出できるようにす
る。 【解決手段】 エンジン始動後に冷却水温THWが暖機
完了温度(例えば80℃)以上になってから、冷却水温
THWがサーモスタット閉温度よりも低い故障判定温度
(例えば70℃)以下に低下した状態が所定時間続いた
時にサーモスタットの開故障(閉じずに開き放しになる
故障)と判定する。或は、冷却水温THWが故障判定温
度以下に低下した時に、サーモスタットの開故障と判定
するようにしても良い。このようにしても、故障判定温
度をサーモスタット閉温度に対して十分に低い温度に設
定することで、サーモスタットの開故障の有無を判定す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン冷却系の
故障の有無を検出するエンジン冷却系故障検出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、水冷式のエンジンでは、エンジ
ン内の冷却水路(ウォータジャケット)とラジエータと
の間で冷却水を循環させる冷却水循環経路に、冷却水温
に応じて自動的に開閉するサーモスタットを設け、エン
ジンの始動後に暖機運転が完了するまでは、サーモスタ
ットを閉じて冷却水の循環を停止し、エンジン側の冷却
水温を速やかに適正温度域に上昇させて、燃費向上、エ
ミッション低減を図り、エンジン側の冷却水温が適正温
度域を越えたときにサーモスタットを自動的に開いて、
ラジエータ側の冷えた冷却水をエンジン側へ循環させて
エンジン側の冷却水温を適正温度域まで低下させるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サーモスタ
ットの故障モードには、サーモスタットが開き放しにな
る開故障と、閉じ放しになる閉故障とがある。開故障が
発生すると、エンジン側の冷却水温がサーモスタット閉
温度よりも低下しても、サーモスタットが閉じず、ラジ
エータ内の冷えた冷却水がエンジン内に循環されてしま
うため、エンジンが常に過冷却状態となり、燃費悪化や
エミッション増加を招いてしまう。また、閉故障が発生
すると、エンジン側の冷却水温がサーモスタット開温度
以上に上昇しても、サーモスタットが開かず、ラジエー
タ側の冷えた冷却水がエンジン側に循環されないため、
エンジン側の冷却水温が上昇し続け、エンジンがオーバ
ーヒートしてしまうおそれがある。
【0004】従って、サーモスタットの故障が発生した
ときには、それを直ちに検出して運転者に警告すること
が望ましいが、今日まで、サーモスタットの故障を検出
する技術が開発されておらず、開故障が発生しても、そ
れを長期間知らずに運転したり、閉故障時には、エンジ
ンがオーバーヒートするまで運転し続けしまうおそれが
あった。
【0005】本発明の第1の目的は、サーモスタットの
故障を比較的安価な手段で精度良く検出することができ
るようにすることである。また、第2の目的は、エンジ
ン冷却系が故障した時のエンジンの負担を軽減できて、
オーバーヒート等の故障をある程度回避できるようにす
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】ところで、サーモスタッ
トが正常に動作する状態では、冷却水温がサーモスタッ
ト開温度以上になると、サーモスタットが開くため、ラ
ジエータ側の冷えた冷却水がエンジン側に流入して、冷
却水温の上昇が抑えられ、やがて冷却水温がサーモスタ
ット開温度以下に低下する。その後、冷却水温がサーモ
スタット閉温度以下になると、サーモスタットが閉じる
ため、ラジエータ側からエンジン側への冷却水の循環が
停止し、エンジンの熱によりエンジン側の冷却水が暖め
られ、やがて冷却水温がサーモスタット閉温度以上に上
昇する。従って、サーモスタット正常時には、冷却水温
がサーモスタット閉温度から開温度までの温度範囲(以
下「適正水温範囲」という)に制御され、通常の運転状
態では、冷却水温が適正水温範囲から大きく外れたり、
或は、冷却水温が適正水温範囲から外れた状態が長時間
続くことはない。
【0007】この点に着目し、請求項1では、故障判定
手段は、冷却水温が暖機完了温度になった後に、冷却水
温がサーモスタット閉温度よりも低い故障判定温度以下
に低下した時にサーモスタット故障と判定する。つま
り、冷却水温がサーモスタット閉温度以下に低下して
も、冷却水温の低下が止まらない場合は、サーモスタッ
トが閉じずに開き放しになる故障(以下「開故障」とい
う)が発生したと考えられるため、冷却水温が故障判定
温度以下に低下した時にサーモスタット故障と判定する
ものである。このようにすれば、従来よりエンジンの冷
却水循環経路に設けられている冷却水温検出手段(冷却
水温センサ)を用いて、サーモスタットの開故障を検出
することができ、新たなセンサ類を追加する必要がな
く、低コスト化の要求も満たすことができる。
【0008】この場合、請求項2のように、冷却水温が
低下しやすい運転状態(例えば外気温が低い時、低負荷
状態が長く続く時、燃料カットが長く続く時等)である
か否かを判定し、冷却水温が低下しやすい運転状態であ
る時には、前記故障判定手段による故障判定を判定禁止
手段により禁止するようにしても良い。つまり、冷却水
温が低下しやすい運転状態が続く時には、サーモスタッ
トが閉じても、冷却水温が緩やかに下がり続けることが
ある。従って、冷却水温が低下しやすい運転状態である
時に、故障判定を禁止するようにすれば、サーモスタッ
ト故障の誤判定を未然に防止でき、故障判定の信頼性を
向上することができる。
【0009】また、請求項3のように、冷却水温がサー
モスタット開温度以上になってから所定期間経過しても
冷却水温が上昇し続ける時には、サーモスタットが開か
ずに閉じ放しになる故障(以下「閉故障」という)の発
生と判定したり、或は、冷却水温がサーモスタット閉温
度以下になってから所定期間経過しても冷却水温が低下
し続ける時には、サーモスタットが閉じずに開き放しに
なる開故障と判定しても良い。この場合、閉故障と開故
障の双方を検出しても良く、また、閉故障と開故障のい
ずれか一方のみを検出しても良い。この請求項3の構成
においても、前記請求項1と同じく、従来よりエンジン
の冷却水循環経路に設けられている冷却水温検出手段
(冷却水温センサ)を用いて、サーモスタットの故障を
検出することができる。
【0010】この場合、請求項4のように、現在の運転
状態が、冷却水温が低下する低負荷領域、冷却水温が上
昇する高負荷領域、それ以外の運転領域のいずれに該当
するかを負荷判定手段で判定し、高負荷領域の時には、
冷却水温がサーモスタット開温度以上に上昇し続けるか
否かの故障判定(閉故障の判定)を禁止し、低負荷領域
の時には、冷却水温がサーモスタット閉温度以下に低下
し続けるか否かの故障判定(開故障の判定)を禁止する
ようにしても良い。つまり、高負荷領域では、サーモス
タットが開いても、冷却水温が緩やかに上がり続けるこ
とがあるため、閉故障の判定を禁止することで、閉故障
の誤判定を防止できる。また、低負荷領域では、サーモ
スタットが閉じても、冷却水温が緩やかに下がり続ける
ことがあるため、開故障の判定を禁止することで、開故
障の誤判定を防止できる。尚、故障判定を禁止する運転
領域は、低負荷領域、高負荷領域の双方でも、いずれか
一方のみであっても良い。
【0011】また、本発明を電子スロットル及び/又は
空調装置を搭載した車両に適用する場合には、請求項
5,6のように、故障判定手段によってサーモスタット
故障(又はエンジン冷却系の故障)が検出された時に、
電子スロットル及び/又は空調装置の制御を故障時制御
手段により故障時の制御モードに切り換えるようにして
も良い。このようにすれば、サーモスタット故障(又は
エンジン冷却系故障)が発生した時のエンジンの負担を
軽減できて、オーバーヒート等の故障をある程度回避で
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】
[実施形態(1)]以下、本発明の実施形態(1)を図
1乃至図4に基づいて説明する。まず、図1に基づいて
エンジン11の冷却系全体の概略構成を説明する。エン
ジン11のシリンダブロックとシリンダヘッドの内部に
はウォータジャケット12が設けられ、このウォータジ
ャケット12内に冷却水が注入されている。このウォー
タジャケット12の出口部にはサーモスタット13が設
けられ、このサーモスタット13を通過する高温の冷却
水が冷却水循環路14を介してラジエータ15に送られ
る。このラジエータ15で放熱して温度低下した冷却水
は、冷却水循環路16を介してウォータジャケット12
内に戻される。従って、サーモスタット13の開弁時に
は、冷却水がウォータジャケット12→サーモスタット
13→冷却水循環路14→ラジエータ15→冷却水循環
路16→ウォータジャケット12という経路で循環し
て、エンジン11を適温に冷却する。
【0013】また、ウォータジャケット12の入口部に
はウォータポンプ17が設けられ、このウォータポンプ
17がベルト19を介して伝達されるエンジン動力によ
って回転駆動され、このウォータポンプ17の回転によ
り上記冷却水循環経路内の冷却水が強制循環される。一
方、ラジエータ15の後方には、電動ファンで構成され
たラジエータファン18が設置され、このラジエータフ
ァン18の回転によりラジエータ15の放熱効果が高め
られて、ラジエータ15内の冷却水の冷却が促進され
る。
【0014】エンジン11のシリンダブロックには、サ
ーモスタット13よりもエンジン11側の冷却水循環経
路であるウォータジャケット12内の冷却水温(エンジ
ン側冷却水温)を検出する冷却水温センサ20(冷却水
温検出手段)が設けられている。尚、冷却水温センサ2
0の取付位置は、サーモスタット13よりもエンジン1
1側の冷却水循環経路であれば良く、例えばウォータジ
ャケット12のシリンダヘッド側の部分に取り付けても
良い。
【0015】この冷却水温センサ20の出力信号は電子
制御装置22(以下「ECU」と略記する)に取り込ま
れる。このECU22は、マイクロコンピュータを主体
として構成され、エンジン制御とサーモスタット故障診
断を行う。尚、ECU22は、エンジン制御用ECUと
サーモスタット故障診断用ECUとに分離された2つの
ECUから構成しても良いし、1つのECUでエンジン
制御とサーモスタット故障診断の双方を行うようにして
も良い。
【0016】ECU22には、エンジン制御やサーモス
タット故障診断を行うための情報として、上述した冷却
水温センサ20からの冷却水温信号の他、エンジン回転
数センサ23からのエンジン回転数信号、吸気管圧力セ
ンサ24からの吸気管圧力信号、吸気温センサ25から
の吸気温信号、車速センサ26からの車速信号が読み込
まれ、更に、空調装置27(エアコン)の作動状態を示
す信号も読み込まれる。このECU22には、サーモス
タット13の故障を検出したときにそれを警告する警告
ランプ28と、サーモスタット13の故障情報を記憶す
るバックアップRAM29が接続されている。このバッ
クアップRAM29は、エンジン停止中もバッテリ(図
示せず)から電源が供給され、故障情報の記憶を保持
し、修理・点検時に故障情報を読み出せるようになって
いる。
【0017】ECU22は、内蔵のROM(記憶媒体)
に記憶された図2及び図3に示すサーモスタット故障診
断用の各ルーチンを実行することで、サーモスタット1
3の開故障(閉じずに開き放しになる故障)の有無を診
断する。
【0018】ここで、サーモスタット13の開故障の診
断方法を図4に基づいて説明する。サーモスタット13
の正常時には、冷却水温THWがサーモスタット開温度
以上になると、サーモスタット13が開くため、ラジエ
ータ15側の冷えた冷却水がエンジン11側に流入し
て、冷却水温の上昇が抑えられ、やがて冷却水温がサー
モスタット開温度以下に低下する。その後、冷却水温T
HWがサーモスタット閉温度以下になると、サーモスタ
ット13が閉じるため、ラジエータ15側からエンジン
11側への冷却水の循環が停止し、エンジン11の熱に
よりエンジン11側の冷却水が暖められ、やがて冷却水
温THWがサーモスタット閉温度以上に上昇する。従っ
て、サーモスタット13の正常時には、冷却水温THW
がサーモスタット閉温度より大きく低下した状態が長時
間続くことはない。
【0019】この点に着目し、本実施形態(1)では、
エンジン始動後に冷却水温THWが暖機完了温度(例え
ば80℃)以上になってから、冷却水温THWがサーモ
スタット閉温度よりも低い故障判定温度(例えば70
℃)以下に低下した状態が所定時間続いた時にサーモス
タット13の開故障と判定する。
【0020】以下、この故障診断の処理を実行する図2
及び図3の各ルーチンの処理の流れを説明する。図2の
サーモスタット開故障診断ルーチンは、所定時間毎(例
えば32ms毎)に起動され、特許請求の範囲でいう故
障判定手段としての役割を果たす。本プログラムが起動
されると、まずステップ101で、吸気温センサ25、
吸気管圧力センサ24、冷却水温センサ20からそれぞ
れ出力される吸気温、吸気管圧力PM、冷却水温THW
のデータを読み込む。この後、ステップ102〜105
で、下記の〜の故障診断条件が成立しているか否か
を判定する。
【0021】後述する図3のルーチンでセットされる
暖機完了フラグXTHWが暖機完了を意味する「1」で
あること、つまりエンジン始動後に冷却水温THWが暖
機完了温度である例えば80℃以上に上昇したこと(ス
テップ102) 吸気温が0℃より高いこと(ステップ103) 吸気管圧力PMが所定値KPMより小さい状態(つま
り低負荷状態)が所定時間以上続いていないこと(ステ
ップ104) 燃料カットが所定時間以上続いていないこと(ステッ
プ105) これら〜の条件を全て満たした時(ステップ102
〜105の判定が全て「Yes」の時)には、故障診断
条件が成立し、1つでも満たさない条件が有れば、故障
診断条件が不成立となり、故障診断を行うことなく、本
ルーチンを終了する。
【0022】ここで、〜の条件(ステップ103〜
105)は、いずれも冷却水温THWが低下しやすい運
転状態でないか否かを判定するものであり、ステップ1
03〜105のいずれかが「No」の場合、つまり、吸
気温≦0℃、低負荷状態(PM<KPM)が所定時間以
上続いている時、燃料カットが所定時間以上続いている
時のいずれかに該当する場合には、冷却水温THWが低
下しやすい運転状態である。冷却水温THWが低下しや
すい運転状態が続く時には、サーモスタット13が閉じ
ても、冷却水温THWが緩やかに下がり続けることがあ
るため、冷却水温THWが低下しやすい運転状態である
時には、ステップ103〜105の処理により、故障判
定を禁止して、サーモスタット13の開故障の誤判定を
未然に防止する。ステップ103〜105の処理が特許
請求の範囲でいう判定禁止手段として機能する。
【0023】前述した故障診断条件が成立している時、
つまり暖機完了フラグXTHW=1(暖機完了)且つ冷
却水温THWが低下しやすい運転状態でない時(ステッ
プ102〜105で全て「Yes」の場合)には、ステ
ップ106に進み、冷却水温THWがサーモスタット閉
温度よりも低い故障判定温度(例えば70℃)以下に低
下した状態が所定時間以上続いたか否かを判定し、「Y
es」の場合には、ステップ107に進み、サーモスタ
ット13の開故障と判定し、警告ランプ28を点灯(又
は点滅)して運転者に警告すると共に、バックアップR
AM29に故障情報を記憶して、本ルーチンを終了す
る。一方、THW<故障判定温度の状態が所定時間以上
続いていない場合には、開故障とは判定せずに、本ルー
チンを終了する。
【0024】尚、上記ステップ106では、冷却水温T
HW<故障判定温度の状態が所定時間以上続いたか否か
で、サーモスタット13の開故障の有無を判定するよう
にしたが、冷却水温THWが故障判定温度以下に低下し
た時に、サーモスタット13の開故障と判定するように
しても良い。このようにしても、故障判定温度をサーモ
スタット閉温度に対して十分に低い温度に設定すること
で、サーモスタット13の開故障の有無を判定すること
ができる。
【0025】一方、図3に示す暖機完了フラグセットル
ーチンは、所定時間毎(例えば32ms毎)に起動さ
れ、まずステップ111で、冷却水温センサ20で検出
した冷却水温THWを読み込む。この後、ステップ11
2で、暖機完了フラグXTHWが暖機未完了を意味する
「0」であるか否かを判定し、既にXTHW=1(暖機
完了)にセットされていれば、そのまま本ルーチンを終
了する。
【0026】XTHW=0(暖機未完了)の場合には、
ステップ113に進み、冷却水温THWが暖機完了温度
である例えば80℃を越えたか否かを判定し、80℃を
越えていなければ、そのまま本ルーチンを終了するが、
80℃を越えた場合(つまり暖機完了の場合)には、ス
テップ114に進み、暖機完了フラグXTHWを暖機完
了を意味する「1」にセットして、本ルーチンを終了す
る。尚、暖機完了フラグXTHWは、エンジン始動時の
初期化処理により「0」にリセットされる。
【0027】以上説明した実施形態(1)では、冷却水
温センサ20で検出した冷却水温THWからサーモスタ
ット13の開故障を検出できるため、開故障検出専用の
新たなセンサ類を必要とせず、低コスト化の要求も満た
すことができる。
【0028】尚、冷却水温THWがサーモスタット開温
度よりも高い所定温度以上に上昇した時、又は、その状
態が所定時間続いた時に、サーモスタット13の閉故障
(開かずに閉じ放しになる故障)又はラジエータファン
18の故障と判定する機能を追加しても良い。また、ス
テップ103において、吸気温に代えて、外気温を用い
ても良い。
【0029】[実施形態(2)]次に、本発明を電子ス
ロットルシステムを搭載した車両に適用した実施形態
(2)を図5乃至図10に基づいて説明する。前述した
ように、サーモスタット13が正常に動作している場合
は、冷却水温THWがほぼサーモスタット閉温度から開
温度までの温度範囲(以下「適正水温範囲」という)に
制御され、通常の運転状態では、冷却水温THWが適正
水温範囲から外れた状態が長時間続くことはない。この
点に着目し、本実施形態(2)では、図9に示すよう
に、冷却水温THWがサーモスタット開温度以上になっ
てから所定時間経過しても冷却水温THWが上昇し続け
る時には、サーモスタット13が開かずに閉じ放しにな
る閉故障と判定する。また、図10に示すように、冷却
水温THWがサーモスタット閉温度以下になってから所
定時間経過しても冷却水温THWが低下し続ける時に
は、サーモスタット13が閉じずに開き放しになる開故
障と判定する。
【0030】以下、この故障診断の処理を実行する図5
乃至図8の各ルーチンの処理の流れを説明する。図5に
示すサーモスタット故障診断ルーチンは、所定時間毎
(例えば32ms毎)に起動され、特許請求の範囲でい
う故障判定手段としての役割を果たす。本プログラムが
起動されると、まずステップ201で、冷却水温センサ
20で検出した冷却水温THWを読み込む。この後、ス
テップ202で、後述する図6のルーチンでセット/リ
セットされる低負荷フラグXLOADLが「0」、つま
り中負荷又は高負荷領域であるかを判定する。
【0031】ここで、XLOADL=0(中負荷又は高
負荷領域)の場合には、続くステップ203〜206
で、次のようにしてサーモスタット13の開故障の有無
を判定する。まず、ステップ203で、冷却水温THW
がサーモスタット閉温度KTHWCLより低いか否かを
判定し、「Yes」の場合には、ステップ204に進
み、冷却水温THWが低下し続けているか否かを判定
し、「Yes」の場合には、次のステップ205で、冷
却水温THWが低下し続ける時間が所定時間経過したか
否かを判定する。
【0032】もし、冷却水温THWが低下し続ける時間
が所定時間経過していれば、ステップ206に進み、サ
ーモスタット13の開故障と判定し、警告ランプ28を
点灯(又は点滅)して運転者に警告すると共に、バック
アップRAM29に故障情報を記憶して、本ルーチンを
終了する。一方、ステップ204,205のいずれかで
「No」と判定された場合、つまり、冷却水温THWが
低下し続ける時間が所定時間に達しない場合には、開故
障とは判定せずに、本ルーチンを終了する。
【0033】また、上記ステップ202,203のいず
れかで「No」と判定された場合、つまり、XLOAD
L=1(低負荷領域)又は冷却水温THWがサーモスタ
ット閉温度KTHWCL以上である場合には、ステップ
207に進み、後述する図7のルーチンでセット/リセ
ットされる高負荷フラグXLOADHが「0」、つまり
低負荷又は中負荷領域であるかを判定する。
【0034】ここで、XLOADH=0(低負荷又は中
負荷領域)の場合には、続くステップ208〜211
で、次のようにしてサーモスタット13の閉故障の有無
を判定する。まず、ステップ208で、冷却水温THW
がサーモスタット開温度KTHWOPより高いか否かを
判定し、「Yes」の場合には、ステップ209に進
み、冷却水温THWが上昇し続けているか否かを判定
し、「Yes」の場合には、次のステップ210で、冷
却水温THWが上昇し続ける時間が所定時間経過したか
否かを判定する。
【0035】もし、冷却水温THWが上昇し続ける時間
が所定時間経過していれば、ステップ211に進み、サ
ーモスタット13の閉故障と判定し、警告ランプ28を
点灯(又は点滅)して運転者に警告すると共に、バック
アップRAM29に故障情報を記憶し、次のステップ2
12で、後述する図8の目標スロットル開度演算ルーチ
ンによりスロットル開度を制限することで、吸入空気量
を制限してエンジン出力(エンジン発熱量)を制限する
と共に、エアコン27のON(コンプレッサの駆動)を
制限してエンジン負荷を制限し、本ルーチンを終了す
る。このステップ212の処理が特許請求の範囲でいう
故障時制御手段として機能する。このように、閉故障時
に、吸入空気量制限とエアコンON制限を行う制御モー
ドに切り換えることで、エンジンの負担を軽減できて、
オーバーヒート等の故障をある程度回避でき、サービス
工場までの退避走行が可能となる。尚、吸入空気量制限
とエアコンON制限は、いずれか一方のみを行うように
しても良い。
【0036】一方、ステップ208〜210のいずれか
で「No」と判定された場合、つまり、冷却水温THW
がサーモスタット開温度KTHWOP以下の場合、又は
冷却水温THWが上昇し続ける時間が所定時間に達しな
い場合には、閉故障とは判定せずに、本ルーチンを終了
する。
【0037】前述したステップ202の処理が、低負荷
領域の時に開故障の判定を禁止する判定禁止手段として
機能し、ステップ207の処理が、高負荷領域の時に閉
故障の判定を禁止する判定禁止手段として機能する。つ
まり、低負荷領域では、サーモスタット13が閉じて
も、冷却水温THWが緩やかに下がり続けることがある
ため、開故障の判定を禁止することで、開故障の誤判定
を防止できる。また、高負荷領域では、サーモスタット
13が開いても、冷却水温THWが緩やかに上がり続け
ることがあるため、閉故障の判定を禁止することで、閉
故障の誤判定を防止できる。
【0038】尚、図5のサーモスタット故障診断ルーチ
ンでは、閉故障と開故障の双方を検出するようにした
が、閉故障と開故障のいずれか一方のみを検出するよう
にしても良い。
【0039】一方、図6に示す低負荷判定ルーチンは、
所定時間毎(例えば8ms毎)に起動され、特許請求の
範囲でいう負荷判定手段としての役割を果たす。本ルー
チンが起動されると、まずステップ221で、吸気管圧
力PMとスロットル開度TAを読み込み、続くステップ
222〜225で、次のようにして現在の運転領域が低
負荷領域であるか否かを判定する。ここで、低負荷領域
とは、サーモスタット13の正常時に、冷却水温THW
がサーモスタット閉温度KTHWCL以下に低下してサ
ーモスタット13が閉じた後も冷却水温THWが低下し
続ける可能性のある運転領域をいう。
【0040】まず、ステップ222で、吸気管圧力PM
を低負荷判定値KPMLOADLと比較し、吸気管圧力
PMが低負荷判定値KPMLOADL以下であれば、低
負荷領域と判定し、ステップ227に進み、低負荷フラ
グXLOADLを「1」にセットする。上記低負荷判定
値KPMLOADLは、予めエンジン回転数をパラメー
タとして設定されたKPMLOADLのテーブルや関数
式を用いて、その時点のエンジン回転数に応じて設定さ
れる。
【0041】上記ステップ222で、吸気管圧力PMが
低負荷判定値KPMLOADLよりも大きいと判定した
場合には、ステップ223に進み、スロットル開度TA
を低負荷判定値KTALOADLと比較し、スロットル
開度TAが低負荷判定値KTALOADL以下であれ
ば、低負荷領域と判定し、ステップ227に進み、低負
荷フラグXLOADLを「1」にセットする。上記低負
荷判定値KTALOADLも、予め設定されたテーブル
や関数式により、その時点のエンジン回転数に応じて設
定される。
【0042】上記ステップ223で、スロットル開度T
Aが低負荷判定値KTALOADLよりも大きいと判定
した場合には、ステップ224に進み、燃料カット中で
ないか否かを判定し、燃料カット中であれば、低負荷領
域と判定し、ステップ227に進み、低負荷フラグXL
OADLを「1」にセットする。
【0043】一方、燃料カット中でなければ、ステップ
225に進み、 PM>KPMLOADL(ステップ222) TA>KTALOADL(ステップ223) 燃料カット中でないこと(ステップ224) という3つの条件を全て満たす状態が所定時間経過した
か否かを判定し、まだ、所定時間経過していなければ、
低負荷領域と判定し、ステップ227に進み、低負荷フ
ラグXLOADLを「1」にセットして、本ルーチンを
終了する。
【0044】これに対し、ステップ222〜225で全
て「Yes」と判定した場合、つまり上記〜の条件
を全て満たす状態が所定時間経過した場合には、中負荷
又は高負荷領域と判定し、ステップ226に進み、低負
荷フラグXLOADLを「0」にリセットして、本ルー
チンを終了する。
【0045】一方、図7に示す高負荷判定ルーチンは、
所定時間毎(例えば8ms毎)に起動され、特許請求の
範囲でいう負荷判定手段としての役割を果たす。本ルー
チンが起動されると、まずステップ231で、吸気管圧
力PMとスロットル開度TAとエアコン信号ACを読み
込み、続くステップ232〜235で、次のようにして
現在の運転領域が高負荷領域であるか否かを判定する。
ここで、高負荷領域とは、サーモスタット13の正常時
に、冷却水温THWがサーモスタット開温度KTHWO
P以上に上昇してサーモスタット13が開いた後も冷却
水温THWが上昇し続ける可能性のある運転領域をい
う。
【0046】まず、ステップ232で、吸気管圧力PM
を高負荷判定値KPMLOADHと比較し、吸気管圧力
PMが高負荷判定値KPMLOADH以上であれば、高
負荷領域と判定し、ステップ237に進み、高負荷フラ
グXLOADHを「1」にセットする。上記高負荷判定
値KPMLOADHは、予めエンジン回転数をパラメー
タとして設定されたKPMLOADHのテーブルや関数
式を用いて、その時点のエンジン回転数に応じて設定さ
れる。
【0047】上記ステップ232で、吸気管圧力PMが
高負荷判定値KPMLOADHよりも小さいと判定した
場合には、ステップ233に進み、スロットル開度TA
を高負荷判定値KTALOADHと比較し、スロットル
開度TAが高負荷判定値KTALOADH以上であれ
ば、高負荷領域と判定し、ステップ237に進み、高負
荷フラグXLOADHを「1」にセットする。上記高負
荷判定値KTALOADHも、予め設定されたテーブル
や関数式により、その時点のエンジン回転数に応じて設
定される。
【0048】上記ステップ233で、スロットル開度T
Aが高負荷判定値KTALOADHよりも小さいと判定
した場合には、ステップ234に進み、エアコン信号A
CがOFFか否かを判定し、OFFでなければ(つまり
ONであれば)、高負荷領域と判定し、ステップ237
に進み、高負荷フラグXLOADHを「1」にセットす
る。
【0049】一方、エアコン信号ACがOFFであれ
ば、ステップ235に進み、 PM<KPMLOADH(ステップ232) TA<KTALOADH(ステップ233) エアコン信号ACがOFF(ステップ234) という3つの条件を全て満たす状態が所定時間経過した
か否かを判定し、まだ、所定時間経過していなければ、
高負荷領域と判定し、ステップ237に進み、高負荷フ
ラグXLOADHを「1」にセットして、本ルーチンを
終了する。
【0050】これに対し、ステップ232〜235で全
て「Yes」と判定した場合、つまり上記〜の条件
を全て満たす状態が所定時間経過した場合には、低負荷
又は中負荷領域と判定し、ステップ236に進み、高負
荷フラグXLOADHを「0」にリセットして、本ルー
チンを終了する。
【0051】一方、図8に示す目標スロットル開度演算
ルーチンは、所定時間毎(例えば2ms毎)に起動さ
れ、まずステップ241で、アクセル操作量等に応じて
目標スロットル開度TACを演算する。この目標スロッ
トル開度TACの演算方法の詳細は、例えば特開平1−
294926号公報、特開昭61−25937号公報に
記載されている。目標スロットル開度TACの演算後、
ステップ242で、前述した図5のルーチンによる故障
診断結果に基づき、サーモスタット13の開故障か否か
を判定し、開故障でなければ、そのまま本ルーチンを終
了する。この場合には、上記ステップ241で演算した
目標スロットル開度TACに合わせてスロットルバルブ
の開度が調整される。
【0052】これに対し、開故障の場合には、ステップ
242からステップ243に進み、上記ステップ241
で算出した目標スロットル開度TACに補正係数αを乗
算することで、目標スロットル開度TACを補正する。
ここで、補正係数α<1とすることで、開故障時の目標
スロットル開度TACを通常時よりも小さくして、吸入
空気量を制限する。尚、予め開故障時の目標スロットル
開度TACを算出するマップを作成してROMに記憶し
ておき、このマップから開故障時の目標スロットル開度
TACを算出するようにしても良い。
【0053】次のステップ244で、開故障時の目標ス
ロットル開度TACが小さくなり過ぎないように下限ガ
ード処理を行い、本ルーチンを終了する。
【0054】尚、サーモスタット13以外のエンジン冷
却系の故障(例えばラジエータファン18の故障、冷却
水レベル低下等)が発生した時にも、吸入空気量制限及
び/又はエアコンON制限(故障時の制御モードへの切
り換え)を行うようにしても良い。
【0055】また、図5乃至図7に示す各ルーチンは、
電子スロットルを搭載しない車両に適用しても良い。こ
の場合、図5のステップ212において、エアコンON
制限のみを行えば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)におけるエンジン冷却
系全体の構成を示す図
【図2】サーモスタット開故障診断ルーチンの処理の流
れを示すフローチャート
【図3】暖機完了フラグセットルーチンの処理の流れを
示すフローチャート
【図4】実施形態(1)のサーモスタット開故障診断動
作の挙動を示すタイムチャート
【図5】本発明の実施形態(2)のサーモスタット故障
診断ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
【図6】低負荷判定ルーチンの処理の流れを示すフロー
チャート
【図7】高負荷判定ルーチンの処理の流れを示すフロー
チャート
【図8】目標スロットル開度演算ルーチンの処理の流れ
を示すフローチャート
【図9】閉故障発生時の挙動を示すタイムチャート
【図10】開故障発生時の挙動を示すタイムチャート
【符号の説明】
11…エンジン、12…ウォータジャケット、13…サ
ーモスタット、14…冷却水循環路、15…ラジエー
タ、16…冷却水循環路、18…ラジエータファン、2
0…冷却水温センサ(冷却水温検出手段)、22…EC
U(故障判定手段,判定禁止手段,故障時制御手段)、
23…エンジン回転数センサ、24…吸気量センサ、2
5…吸気温センサ、26…車速センサ、27…空調装置
(エアコン)、28…警告ランプ、29…バックアップ
RAM。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの冷却水循環経路に設けられた
    サーモスタットの故障を検出するエンジン冷却系故障検
    出装置であって、 エンジン側の冷却水温を検出する冷却水温検出手段と、 冷却水温が暖機完了温度になった後に、冷却水温がサー
    モスタット閉温度よりも低い故障判定温度以下に低下し
    た時にサーモスタット故障と判定する故障判定手段とを
    備えていることを特徴とするエンジン冷却系故障検出装
    置。
  2. 【請求項2】 冷却水温が低下しやすい運転状態である
    か否かを判定し、冷却水温が低下しやすい運転状態であ
    る時に前記故障判定手段による故障判定を禁止する判定
    禁止手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載
    のエンジン冷却系故障検出装置。
  3. 【請求項3】 エンジンの冷却水循環経路に設けられた
    サーモスタットの故障を検出するエンジン冷却系故障検
    出装置であって、 エンジン側の冷却水温を検出する冷却水温検出手段と、 冷却水温がサーモスタット開温度以上になってから所定
    期間経過しても冷却水温が上昇し続ける時、及び/又
    は、冷却水温がサーモスタット閉温度以下になってから
    所定期間経過しても冷却水温が低下し続ける時に、サー
    モスタット故障と判定する故障判定手段とを備えている
    ことを特徴とするエンジン冷却系故障検出装置。
  4. 【請求項4】 現在の運転状態が、冷却水温が低下する
    低負荷領域、及び/又は、冷却水温が上昇する高負荷領
    域であるか否かを判定する負荷判定手段と、 高負荷領域の時には、冷却水温がサーモスタット開温度
    以上に上昇し続けるか否かの故障判定を禁止し、及び/
    又は、低負荷領域の時には、冷却水温がサーモスタット
    閉温度以下に低下し続けるか否かの故障判定を禁止する
    判定禁止手段とを備えていることを特徴とする請求項3
    に記載のエンジン冷却系故障検出装置。
  5. 【請求項5】 吸入空気量を制御する電子スロットル、
    及び/又は、空調装置を搭載した車両に適用され、 前記故障判定手段によってサーモスタット故障が検出さ
    れた時に、前記電子スロットル及び/又は前記空調装置
    の制御をサーモスタット故障時の制御モードに切り換え
    る故障時制御手段を備えていることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載のエンジン冷却系故障検出装
    置。
  6. 【請求項6】 吸入空気量を制御する電子スロットル、
    及び/又は、空調装置を搭載した車両に適用され、 エンジン冷却系の故障の有無を判定する故障判定手段
    と、 前記故障判定手段によってエンジン冷却系の故障が検出
    された時に、前記電子スロットル及び/又は前記空調装
    置の制御をエンジン冷却系故障時の制御モードに切り換
    える故障時制御手段とを備えていることを特徴とするエ
    ンジン冷却系故障検出装置。
JP9283208A 1996-12-17 1997-10-16 エンジン冷却系故障検出装置 Pending JPH11117799A (ja)

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