JPH08177487A - 電動ファンの制御装置 - Google Patents

電動ファンの制御装置

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JPH08177487A
JPH08177487A JP6318604A JP31860494A JPH08177487A JP H08177487 A JPH08177487 A JP H08177487A JP 6318604 A JP6318604 A JP 6318604A JP 31860494 A JP31860494 A JP 31860494A JP H08177487 A JPH08177487 A JP H08177487A
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cooling water
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fan
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Toshio Morikawa
利夫 森川
Yuzo Sakata
有三 坂田
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ファン稼働率が増えることによる不具合の発生
を抑制しうる電動ファンの制御装置を提供する。 【構成】エンジン1の前方にラジエータ9が配置され、
ウォータジャケット3,5、第一通路11、ラジエータ
9、第二通路12、バイパス通路15により冷却水通路
13が形成される。所定箇所にサーモスタット16が配
設され、ラジエータ9に対向して電動ファン17が設け
られる。水温センサ20にて冷却水温が検出される。所
定の学習条件が成立し、電動ファン17が停止された時
点の前の所定時間分の温度変化率が基準変化率よりも低
い場合には、電子制御装置31により、ファン作動基準
温度、ファン停止基準温度に所定値を加算した値がそれ
ぞれ新たな基準温度とされる。このため、サーモスタッ
ト16の劣化等に起因して電動ファン17が当初の基準
温度の範囲外で誤作動しうる状態になっても、設定温度
が適宜に補正され、電動ファン17の作動の長期化が抑
制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの冷却水を冷
却するための電動ファンの制御装置に係り、詳しくは、
エンジンの冷却水温に応じて電動ファンをオンオフ切換
する制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えば特開
昭58−96119号公報に開示されたものが知られて
いる。この技術では、ラジエータに対向するようにして
電動ファンが配設される。そして、水温センサによりエ
ンジンの冷却水温が検出され、その検出結果に基づい
て、電動ファンがオンされたりオフされたりする。すな
わち、検出水温が作動用の設定温度よりも高くなった場
合には、冷却水を冷却する必要が生じたものとして、マ
イクロコンピュータは電動ファンを作動させる。一方、
検出水温が停止用の設定温度よりも低くなった場合に
は、冷却水を冷却する必要がなくなったものとして、マ
イクロコンピュータは電動ファンを作動させる。このよ
うな制御により、冷却水温の異常な上昇又は低下の抑制
が図られている。
【0003】ところで、かかる冷却系において、エンジ
ンとラジエータとの間には、サーモスタットが設けられ
る。このサーモスタットは、冷却水温により自己開閉す
る弁の一種である。サーモスタットは、冷却水温が所定
値未満のときにはエンジン及びラジエータ間の通路を閉
塞し、結果としてラジエータからエンジンのウォータジ
ャケットへの流入を遮断する。一方、冷却水温が所定値
以上のときにはエンジン及びラジエータ間の通路を開放
し、結果としてラジエータからエンジンのウォータジャ
ケットへの流入を許容する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、サーモスタットをはじめとする各種部品の
公差、劣化等が考慮されていなかった。例えば、サーモ
スタットは、経時的に劣化するものであり、時間の経過
とともに自己開閉する温度(所定値)が上昇してゆくこ
とが経験上明らかとなっている。そのため、サーモスタ
ットがエンジン及びラジエータ間の通路を開放するタイ
ミングが遅いものとなり、いくら電動ファンが作動して
も効果的に冷却水温を低下させることが困難となってい
た。従って、電動ファンが作動してから、当該電動ファ
ンがなかなか停止されず、ファン稼働率が増えてしまう
という事態が生じるおそれがあった。その結果、ファン
回転に伴う騒音発生時間の増大、電動ファンの耐久性低
下、バッテリやオルタネータへの負荷増大、燃費の悪化
といった各種の不具合が生じるおそれがあった。
【0005】また、上記の不具合は、サーモスタットの
劣化のみならず、その公差、或いは水温センサ等その他
の部品の公差、劣化によっても生じるおそれがあった。
本発明は前述した事情に鑑みてなされたものであって、
その目的は、ファン稼働率が増えることによる不具合の
発生を抑制することのできる電動ファンの制御装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明においては、図1に示すよう
に、少なくともラジエータM1を含んでなるエンジンM
2の冷却水通路内の冷却水を冷却するべく前記ラジエー
タM1に対向して設けられ、作動・停止切換される電動
ファンM3と、前記冷却水の温度を検出するための水温
検出手段M4と、前記水温検出手段M4により検出され
た水温が第1の設定温度よりも高くなり、前記冷却水を
冷却する必要が生じたとき、前記電動ファンM3を作動
させるとともに、前記水温検出手段M4により検出され
た水温が第2の設定温度よりも低くなり、前記冷却水を
冷却する必要がなくなったとき、前記電動ファンM3を
停止させる制御手段M5とを備えた電動ファンの制御装
置であって、当該電動ファンの制御装置に関連する部品
の公差、劣化に起因して前記電動ファンM3が前記各設
定温度の範囲外で誤作動するか否かを判断する誤作動判
断手段M6と、前記誤作動判断手段M6により前記電動
ファンM3が誤作動すると判断された場合、前記第1の
設定温度及び第2の設定温度の少なくとも一方を補正す
る補正手段M7とを備えたことをその要旨としている。
【0007】また、請求項2に記載の発明においては、
請求項1に記載の発明の前記誤作動判断手段M6は、前
記電動ファンM3が停止されたときの水温の変化率を検
出する水温変化率検出手段M61と、前記水温変化率検
出手段M61により検出された実際の変化率が、予め定
められた基準変化率よりも低いか否かを判断する変化率
比較手段M62と、前記変化率比較手段M62により、
実際の変化率が、基準変化率よりも低いと判断されたと
き、前記電動ファンM3が前記各設定温度の範囲外で誤
作動するものと認定する第1の認定手段M63とからな
ることをその要旨としている。
【0008】さらに、請求項3に記載の発明において
は、請求項1に記載の発明の前記誤作動判断手段M6
は、前記電動ファンM3が作動されている時間を検出す
る作動時間検出手段M64と、前記作動時間検出手段M
64により検出された実際の作動時間が、予め定められ
た基準時間よりも長いか否かを判断する作動時間比較手
段M65と、前記作動時間比較手段M65により、実際
の作動時間が、基準時間よりも長いと判断されたとき、
前記電動ファンM3が前記各設定温度の範囲外で誤作動
するものと認定する第2の認定手段M66とからなるこ
とをその要旨としている。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、図1に示すように、水温
検出手段M4により、冷却水の温度が検出される。その
水温が第1の設定温度よりも高くなり、冷却水を冷却す
る必要が生じたとき、制御手段M5により電動ファンM
3が作動する。一方、検出された水温が第2の設定温度
よりも低くなり、冷却水を冷却する必要がなくなったと
き、制御手段M5により電動ファンM3が停止する。そ
して、電動ファンM3が作動することにより、少なくと
もラジエータM1を含んでなるエンジンM2の冷却水通
路内の冷却水が冷却されうる。
【0010】さて、本発明では、誤作動判断手段M6に
より、電動ファンの制御装置に関連する部品の公差、劣
化に起因して前記電動ファンM3が前記各設定温度の範
囲外で誤作動するか否かが判断される。そして、誤作動
判断手段M6により電動ファンM3が誤作動すると判断
された場合、第1の設定温度及び第2の設定温度の少な
くとも一方が補正手段M7により補正される。このた
め、関連部品の公差、劣化に起因して電動ファンM3が
各設定温度の範囲外で誤作動しうる状態になったとして
も、設定温度が補正されることとなり、実際の水温がな
かなか低下しないこと等により、電動ファンM3の作動
が異常に長期化するのが抑制される。
【0011】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明の作用において、誤作動判断手段M
6のうち、水温変化率検出手段M61により、電動ファ
ンM3が停止されたときの水温の変化率が検出され、当
該検出された実際の変化率が、予め定められた基準変化
率よりも低いか否かが変化率比較手段M62により判断
される。また、変化率比較手段M62により実際の変化
率が、基準変化率よりも低いと判断されたとき、第1の
認定手段M63により、電動ファンM3が各設定温度の
範囲外で誤作動するものと認定される。このため、誤作
動の判断が確実、かつ、容易に行われうる。
【0012】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
請求項1に記載の発明の作用において、誤作動判断手段
M6のうち、作動時間検出手段M64により、電動ファ
ンM3が作動されている時間が検出され、当該検出され
た実際の作動時間が、予め定められた基準時間よりも長
いか否かが作動時間比較手段M65により判断される。
また、作動時間比較手段M65により実際の作動時間
が、基準時間よりも長いと判断されたとき、第2の認定
手段M66により、電動ファンM3が各設定温度の範囲
外で誤作動するものと認定される。このため、請求項に
記載の発明の作用と同様、誤作動の判断が確実、かつ、
容易に行われうる。
【0013】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明における電動ファンの制御
装置を具体化した第1実施例を図2〜図5に基づいて詳
細に説明する。
【0014】図2には、複数の気筒を有するV型エンジ
ン(以下、単にエンジンという)1が模式的に示されて
いる。これらの気筒は二つのバンクに分けられ、各バン
クはクランクシャフト(図示しない)を中心としてV字
型に配されている。エンジン1では、燃料と空気との混
合気を燃焼させて熱エネルギーを得、この熱エネルギー
を動力に変換している。動力に変換されない熱エネルギ
ーの一部は排気ガスとともに、あるいは摩擦損失として
失われ、残りはエンジン1の各部に吸収される。この吸
収された熱によりエンジン1が過熱するのを防止するた
めに、以下に示す水冷式の冷却装置が設けられている。
【0015】エンジン1のシリンダブロック2内には、
冷却水の通路であるウォータジャケット3が設けられて
いる。各シリンダヘッド4内には、前記ジャケット3に
連通した状態でウォータジャケット5が設けられてい
る。両ウォータジャケット5の下流端は合流して一本と
なっている。
【0016】エンジン1の前方(図2の左方)には、ア
ッパタンク6、コア7及びロアタンク8よりなるラジエ
ータ9が配置されている。コア7は、アッパタンク6及
びロアタンク8を連結する多数本のチューブ7aと、そ
れらのチューブ7aの周囲に設けられた冷却フィン7b
とを備えている。ウォータジャケット3,5を通過した
冷却水は、アッパタンク6、コア7及びロアタンク8の
順に流れる。
【0017】シリンダヘッド4内のウォータジャケット
5は第一通路11によってアッパタンク6に連通されて
いる。また、シリンダブロック2内のウォータジャケッ
ト3は第二通路12によってロアタンク8に連通されて
いる。これらのウォータジャケット3,5、第一通路1
1、ラジエータ9、第二通路12及び後述するバイパス
通路15により冷却水通路13が形成されている。
【0018】シリンダブロック2において、第二通路1
2とウォータジャケット3との接続部分には、うず巻き
ポンプよりなるウォータポンプ14が取付けられてい
る。ウォータポンプ14はプーリ、ベルト等によりクラ
ンクシャフトに連結されており、エンジン1の作動にと
もなうクランクシャフトの回転により作動する。ウォー
タポンプ14は、第二通路12内の冷却水を吸引してウ
ォータジャケット3へ吐出する。これらの吸引及び吐出
により、冷却水はウォータポンプ14を起点として冷却
水通路13内を循環する。この循環中、冷却水はウォー
タジャケット3,5を通過する過程でエンジン1の熱を
吸収し昇温する。昇温した冷却水は、基本的にはラジエ
ータ9のコア7を通過する際に冷却フィン7bから熱を
放射する。
【0019】第一通路11及び第二通路12はバイパス
通路15によって連通されており、第一通路11内の冷
却水がラジエータ9を迂回して、バイパス通路15を経
て第二通路12へ流通可能となっている。
【0020】前記第二通路12に対するバイパス通路1
5の合流部分15aにはサーモスタット16が配設され
ている。サーモスタット16は冷却水の温度に応じて作
動する感温弁であり、本実施例ではワックスの熱による
膨張・収縮を利用して弁体にて通路を開閉する、いわゆ
るワックス型のものが用いられている。なお、かかるワ
ックス型のものにかえてベローズ型のサーモスタットを
用いてもよい。
【0021】サーモスタット16は、冷却水の温度(冷
却水温)THWが予め定めた所定値以下のとき、第二通
路12を閉塞してラジエータ9からウォータジャケット
3への冷却水の流通を遮断するとともに、バイパス通路
15を開放して、同通路15から第二通路12への冷却
水の流通を許容する。サーモスタット16は、冷却水の
温度が前記所定値よりも高いとき、第二通路12を開放
してラジエータ9からウォータジャケット3への冷却水
の流通を許容するとともに、バイパス通路15を閉塞し
て、同通路15から第二通路12への冷却水の流通を遮
断する。また、本実施例では、図示されていないが、第
一通路11と第二通路12のサーモスタット16よりも
下流部分とは、循環通路13よりも流路面積の小さな補
助通路によって連通され、その途中には、リザーバタン
クが配設されている。リザーバタンクは、温度変化によ
って生ずる冷却水の容積の変化を吸収するためのもので
ある。なお、冷却水の容積の変化を吸収するための空気
室は、ラジエータ9のアッパタンク6内にあってもよ
い。
【0022】本実施例では、上記ラジエータ9に対向す
るようにして、電動ファン17が設けられている。この
電動ファン17は、強制的な送風によってラジエータ9
の放熱作用を促進するためのインペラ18及び同インペ
ラ18を回転させるためのモータ19を備えている。
【0023】前記エンジン1の第一通路11の途中(ウ
ォータジャケット3内でもよい)には、冷却水の温度
(冷却水温THW)を検出する水温センサ20が設けら
れている。また、エンジン1等には、その他の各種セン
サとして次に挙げるようなものが設けられている。すな
わち、スロットル弁の近傍には、スロットル開度を検出
するスロットルポジションセンサが設けられ、ディスト
リビュータには、そのロータの回転からエンジン回転数
を検出する回転数センサが設けられている。また、エア
クリーナの下流側には、吸入空気量を検出するエアフロ
ーメータが設けられている。
【0024】さらに、運転者により踏込まれ、エンジン
回転数を調節するアクセルペダルには、その操作量(ア
クセル開度)に応じた電圧信号を出力するアクセル操作
量センサが設けられている。さらに、その外にも、吸気
温センサ、車速センサ、ニュートラルスイッチ等の各種
運転状態を検出するセンサが設けられている。
【0025】前記水温センサ20をはじめとする各種セ
ンサ等は電子制御装置(以下、「ECU」という)31
の入力側に電気的に接続されている。また、前記モータ
19の通電の有無を切換えることによりモータ19を回
転駆動する駆動回路21が、ECU31の出力側に電気
的に接続されている。
【0026】本実施例において、ECU31は、制御手
段、誤作動判断手段、補正手段、水温変化率検出手段、
変化率比較手段及び第1の認定手段を構成している。ま
た、ECU31は、中央処理制御装置(CPU)と、読
出専用メモリ(ROM)と、ランダムアクセスメモリ
(RAM)と、バックアップRAMと、入力ポートと、
出力ポートとを備え、これらは互いにバス38によって
接続されている。CPUは、予め設定された制御プログ
ラムに従って各種演算処理を実行し、ROMはCPUで
演算処理を実行するために必要な制御プログラムや初期
データを予め記憶している。また、RAMはCPUの演
算結果を一時記憶する。
【0027】前記水温センサ20をはじめとする各種セ
ンサ等からの検出信号は、各種入力ポートに入力され
る。CPUはこれらの信号に基づき、種々の変換、演算
を行い、最終的にはモータ19を駆動するための駆動信
号を出力ポートを介して駆動回路21に出力する。
【0028】次に、上記のように構成されてなる本実施
例の作用及び効果について説明する。図3に示すフロー
チャートは、ECU31によって実行される各処理のう
ち、モータ15を制御して電動ファン17を作動、停止
させるための動作として行われる「電動ファン制御ルー
チン」であり、所定時間毎の定時割り込みで実行され
る。
【0029】処理がこのルーチンに移行すると、ECU
31はまず、ステップ101において、水温センサ20
をはじめとする各種センサ等の検出結果に基づき、冷却
水温THW等の各種運転状態を示す信号を読み込む。
【0030】次に、ステップ102において、現在の冷
却水温THWが、ファン作動基準温度TFONよりも高
いか否かを判断する。そして、冷却水温THWがファン
作動基準温度TFONよりも高い場合には、ステップ1
03において、電動ファン17を作動(オン)させるべ
く、駆動回路21に所定の信号を出力し、モータ19を
駆動させる。そして、その後の処理を一旦終了する。
【0031】また、冷却水温THWがファン作動基準温
度TFONよりも高くない場合には、ステップ104へ
移行する。ステップ104においては、現在、電動ファ
ン17が作動しているか否かを判断する。そして、電動
ファン17が作動していない場合には、その後の処理を
一旦終了する。
【0032】これに対し、電動ファン17が作動してい
る場合には、ステップ105において、現在の冷却水温
THWがファン停止基準温度TFOFFよりも低いか否
かを判断する。本実施例では、このファン停止基準温度
TFOFFは、ファン作動基準温度TFONよりも低い
値に設定されている。つまり、ファン停止基準温度TF
OFFとファン作動基準温度TFONとの間には、ヒス
テリシスが設けられている。そして、冷却水温THWが
ファン停止基準温度TFOFFよりも低くない場合に
は、冷却水温THWが上記ヒステリシス間に存在し、ま
だ電動ファン17を停止させる必要がないものとして、
その後の処理を一旦終了する。
【0033】また、冷却水温THWがファン停止基準温
度TFOFFよりも低い場合には、冷却水は充分冷却さ
れたものと判断して、ステップ106において、電動フ
ァン17を停止(オフ)させるべく、駆動回路21に所
定の信号を出力し、モータ19を停止させる。
【0034】続いて、ステップ107においては、今回
読み込んだ各種信号に基づいて、現在の運転状態を認識
するとともに、所定の学習条件が成立しているか否かを
判断する。ここにいう学習条件とは、例えばアイドリン
グ中であること、エアコンが作動していないこと、車速
が「0」であること、吸気温度が所定範囲内にあること
等が挙げられる。そして、学習条件が成立していない場
合には、その後の処理を一旦終了する。
【0035】また、学習条件が成立している場合には、
ステップ108において、電動ファン17が停止する直
前の温度変化率ΔTが予め定められた基準変化率αより
も低いか否かを判断する。この温度変化率ΔTは、図
4,5に示すように、電動ファン17が停止された時点
から所定時間Aだけ遡ったときの冷却水温THWと電動
ファン17が停止された時点における冷却水温THWと
の偏差Bを、所定時間Aで除算したときの値で表される
(ΔT=B/A)。ここで、サーモスタット16が経時
的に劣化した場合には、当該サーモスタット16が開閉
する温度(所定値)が上昇する傾向にある。この場合、
図4に示すように、電動ファン17が作動したとして
も、冷却水温THWが下がり難いものとなり、実際に電
動ファン17が停止するまで時間がかかることとなり、
温度変化率ΔTが低くなる傾向にある。このため、温度
変化率ΔTが基準変化率αよりも低くなった場合には、
サーモスタット16の劣化等が起こり、電動ファン17
が当初の各基準温度の範囲外で誤作動しうるものと認定
されるのである。そして、上記ステップ108におい
て、温度変化率ΔTが予め定められた基準変化率αより
も低い場合には、各基準温度を補正して、電動ファン1
7の作動時間の長期化を回避してやる必要があるものと
して、ステップ109へ移行する。
【0036】すなわち、ステップ109においては、そ
れまでのファン作動基準温度TFONに所定値βを加算
した値を新たなファン作動基準温度TFONとして設定
するとともに、それまでのファン停止基準温度TFOF
Fに所定値γを加算した値を新たなファン停止基準温度
TFOFFとして設定するのである。そして、ECU3
1は、その後の処理を一旦終了する。一方、ステップ1
08において、温度変化率ΔTが基準変化率αよりも低
くない場合には、各基準温度を補正する必要がないもの
として、その後の処理を一旦終了する。
【0037】以上説明したように、本実施例において、
サーモスタット16等が正常に機能しているときには、
図4に実線で示すように、冷却水温THWが当初のファ
ン作動基準温度TFONに達したときに電動ファン17
がオンされる(タイミングt1)。これにより、冷却水
が冷却されて、その後冷却水温THWが低下してゆく。
そして、冷却水温THWが当初のファン停止基準温度T
FOFFに達したときに電動ファン17がオフされる
(タイミングt2)。
【0038】これに対し、サーモスタット16等に劣化
が起こったときには、自身の開閉温度が上昇する傾向に
ある。このため、たとえ電動ファン17が作動しても
(タイミングt1)、ラジエータ9からの冷却水がウォ
ータジャケット3,5の方へと導かれず、なかなか冷却
水は冷却されない。従って、従来では、図4に破線で示
すように、冷却水温THWがなかなか下がらないといっ
た現象が起きるおそれがあった。その結果、冷却水温T
HWが当初のファン停止基準温度TFOFFに達する
(タイミングt2a)のに長時間を要し、電動ファン1
7の稼働率の増大を招いていた。
【0039】さて、本実施例では、所定の学習条件が成
立した場合において、電動ファン17が停止された時点
の前の所定時間A分の温度変化率ΔTが検出され、その
温度変化率ΔTが基準変化率αよりも低くなった場合に
は、サーモスタット16の劣化等が起こり、電動ファン
17が当初の各基準温度の範囲外で誤作動しうるものと
認定される。そして、かかる場合には、それまでのファ
ン作動基準温度TFONに所定値βを加算した値が新た
なファン作動基準温度TFONとして設定され、また、
それまでのファン停止基準温度TFOFFに所定値γを
加算した値が新たなファン停止基準温度TFOFFとし
て設定される。このため、図4に一点鎖線で示すよう
に、電動ファン17は、それまでよりも高いファン作動
基準温度TFONでオンされ(タイミングt1b)、そ
れまでよりも高いファン停止基準温度TFOFFでオフ
される(タイミングt2b)。
【0040】このため、サーモスタット16や、水温セ
ンサ20等の関連部品の公差、劣化に起因して電動ファ
ン17が当初の基準温度の範囲外で誤作動しうる状態に
なったとしても、設定温度が適宜に補正されることとな
る。そして、実際の冷却水温がなかなか低下しないこと
等に起因して、電動ファン17の作動が異常に長期化す
るのを抑制することができる。その結果、電動ファン1
7の稼働率の増大に伴う騒音発生時間の増大を抑制する
ことができる。また、電動ファン17の耐久性の向上、
延命化を図ることができる。さらには、バッテリやオル
タネータへの負荷を低減することができ、これらへの悪
影響を防止することができるとともに、燃費の悪化をも
抑制することができる。
【0041】また、本実施例では、温度変化率ΔTが基
準変化率αよりも低くなった場合に、電動ファン17が
誤作動するものと判断することとした。このため、誤作
動の判断を確実、かつ、容易に行うことができる。
【0042】(第2実施例)次に、本発明を具体化した
第2実施例を図6,7に従って説明する。但し、本実施
例の構成等においては上述した第1実施例と同等である
ため、同一の部材等については同一の符号を付してその
説明を省略する。そして、以下には、第1実施例との相
違点を中心として説明することとする。
【0043】本実施例においては、電動ファン17の誤
作動の判断の方法において第1実施例とは大きな相違が
ある。そして、ECU31は、制御手段、誤作動判断手
段、補正手段、作動時間検出手段、作動時間比較手段及
び第2の認定手段を構成している。
【0044】次に、上記のように構成されてなる本実施
例の作用及び効果について説明する。図6に示すフロー
チャートは、ECU31によって実行される各処理のう
ち、モータ15を制御して電動ファン17を作動、停止
させるための動作として行われる「電動ファン制御ルー
チン」であり、所定時間毎の定時割り込みで実行され
る。
【0045】処理がこのルーチンに移行すると、ECU
31はまず、ステップ201において、水温センサ20
をはじめとする各種センサ等の検出結果に基づき、冷却
水温THW等の各種運転状態を示す信号を読み込む。
【0046】次に、ステップ202において、現在の冷
却水温THWが、ファン作動基準温度TFONよりも高
いか否かを判断する。そして、冷却水温THWがファン
作動基準温度TFONよりも高くない場合には、ステッ
プ203において、電動ファン17が作動(オン)して
いるか否かを判断する。そして、電動ファン17が作動
していない場合には、その後の処理を一旦終了する。ま
た、電動ファン17が作動している場合には、ステップ
204において、現在の冷却水温THWが、ファン停止
基準温度TFOFFよりも低いか否かを判断する。そし
て、冷却水温THWがファン停止基準温度TFOFFよ
りも低くない場合には、冷却水温THWが既に述べたヒ
ステリシス間に存在し、まだ電動ファン17を停止させ
る必要がないものとして、その後の処理を一旦終了す
る。
【0047】また、冷却水温THWがファン停止基準温
度TFOFFよりも低い場合には、ステップ205にお
いて、電動ファン17を停止(オフ)させるべく、駆動
回路21に所定の信号を出力し、モータ19を停止させ
る。そして、ステップ206において、カウンタのカウ
ント値Cを「0」にクリヤし、その後の処理を一旦終了
する。
【0048】一方、前記ステップ202において、冷却
水温THWがファン作動基準温度TFONよりも高い場
合には、ステップ207に移行する。ステップ207に
おいては、電動ファン17を作動(オン)させるべく、
駆動回路21に所定の信号を出力し、モータ19を作動
させる。
【0049】次に、ステップ208において、今回読み
込んだ各種信号に基づいて、現在の運転状態を認識する
とともに、所定の学習条件(第1実施例とほぼ同趣旨)
が成立しているか否かを判断する。そして、学習条件が
成立していない場合には、ステップ206にジャンプ
し、カウンタのカウント値Cを「0」にクリヤし、その
後の処理を一旦終了する。
【0050】また、学習条件が成立している場合には、
ステップ209において、作動時間を計測するべくカウ
ンタのカウント値Cを「1」ずつインクリメントする。
次に、ステップ210においては、前記カウント値Cが
予め定められた基準値T0よりも大きいか否か、すなわ
ち、電動ファン17の作動時間が、予め定められた基準
時間よりも長いか否かを判断する。ここで、サーモスタ
ット16が経時的に劣化した場合には、当該サーモスタ
ット16が開閉する温度(所定値)が上昇する傾向にあ
る。この場合、図7に示すように、電動ファン17が作
動したとしても、冷却水温THWが下がり難いものとな
り、実際に電動ファン17が停止するまで時間がかかる
こととなる。つまり、作動時間が長いものとなる傾向に
ある。このため、作動時間が基準時間よりも長くなった
場合には、サーモスタット16の劣化等が起こり、電動
ファン17が当初の各基準温度の範囲外で誤作動しうる
ものと認定されるのである。そして、上記ステップ21
0において、カウント値Cが基準値T0よりも大きい場
合には、各基準温度を補正して、電動ファン17の作動
時間の長期化を回避してやる必要があるものとして、ス
テップ211へ移行する。
【0051】すなわち、ステップ211においては、そ
れまでのファン作動基準温度TFONに所定値βを加算
した値を新たなファン作動基準温度TFONとして設定
するとともに、それまでのファン停止基準温度TFOF
Fに所定値γを加算した値を新たなファン停止基準温度
TFOFFとして設定するのである。そして、ECU3
1は、その後の処理を一旦終了する。一方、ステップ2
09において、カウント値Cが基準値T0よりも大きく
ない、すなわち、電動ファン17の作動時間が、基準時
間よりも短い場合には、次回のルーチンにおいて所定の
条件が整った場合にカウントの継続を図るべく、その後
の処理を一旦終了する。
【0052】以上説明したように、本実施例において
は、電動ファン17の誤作動の判断の方法において相違
があるものの、基本的には、上述した第1実施例とほぼ
同等の作用効果を奏する。すなわち、所定の学習条件が
成立した場合において、電動ファン17の作動時間が基
準時間よりも長くなった場合には、サーモスタット16
の劣化等が起こり、電動ファン17が当初の各基準温度
の範囲外で誤作動しうるものと認定される。そして、か
かる場合には、それまでのファン作動基準温度TFON
に所定値βを加算した値が新たなファン作動基準温度T
FONとして設定され、また、それまでのファン停止基
準温度TFOFFに所定値γを加算した値が新たなファ
ン停止基準温度TFOFFとして設定される。このた
め、図7に一点鎖線で示すように、電動ファン17は、
それまでよりも高いファン作動基準温度TFONでオン
され(タイミングt1b)、それまでよりも高いファン
停止基準温度TFOFFでオフされる(タイミングt2
b)。
【0053】従って、電動ファン17が当初の基準温度
の範囲外で誤作動しうる状態になったとしても、電動フ
ァン17の作動が異常に長期化するのを抑制することが
できる。その結果、第1実施例と同様の効果を奏するの
である。
【0054】尚、本発明は上記各実施例に限定されず、
例えば次の如く構成してもよい。 (1)前記実施例では、ファン作動基準温度TFON及
びファン停止基準温度TFOFFの補正を行う際に、学
習条件が成立したか否かを判断するようにしていたが、
当該学習条件の判断を行わない場合に具体化してもよ
い。
【0055】(2)前記実施例では、補正に際し、ファ
ン作動基準温度TFONに所定値βを、ファン停止基準
温度TFOFFに所定値γをそれぞれ加算するようにし
ていたが、両所定値β,γは共に同一の値でもよい。ま
た、各種条件に応じて変動する値であってもよい。
【0056】(3)前記実施例では、V型エンジンの冷
却系の場合に具体化したが、その他の直列エンジン等の
場合に具体化してもよい。 (4)前記実施例では、サーモスタット16を第二通路
12に対するバイパス通路15の合流部分15aに設け
るようにしたが、第一通路11とバイパス通路15との
合流部分に設けるようにしてもよい。
【0057】特許請求の範囲の各請求項に記載されない
ものであって、上記各実施例から把握できる技術的思想
について以下にその効果とともに記載する。 (a)請求項1,2又は3に記載の電動ファンの制御装
置において、前記電動ファンの制御装置に関連する部品
の1つとして、サーモスタットを含んでなることを特徴
とする。このような構成とすることにより、サーモスタ
ットの劣化、公差に伴う不具合の発生を抑制することが
できる。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の電動ファ
ンの制御装置によれば、ファン稼働率が増えることによ
る不具合の発生を抑制することができるという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な概念構成を説明する概念構成
図である。
【図2】第1実施例における電動ファンの制御装置を示
す構成図である。
【図3】第1実施例における「電動ファン制御ルーチ
ン」を示すフローチャートである。
【図4】第1実施例において時間に対する温度変化を示
す作用図である。
【図5】第1実施例における温度変化率を説明する図4
の拡大図である。
【図6】第2実施例における「電動ファン制御ルーチ
ン」を示すフローチャートである。
【図7】第2実施例において時間に対する温度変化を示
す作用図である。
【符号の説明】
1…エンジン、9…ラジエータ、13…冷却水通路、1
7…電動ファン、20…水温検出手段を構成する水温セ
ンサ、31…制御手段、補正手段、誤作動判断手段、水
温変化率検出手段、変化率比較手段、第1の認定手段、
作動時間検出手段、作動時間比較手段及び第2の認定手
段を構成するECU。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともラジエータを含んでなるエン
    ジンの冷却水通路内の冷却水を冷却するべく前記ラジエ
    ータに対向して設けられ、作動・停止切換される電動フ
    ァンと、 前記冷却水の温度を検出するための水温検出手段と、 前記水温検出手段により検出された水温が第1の設定温
    度よりも高くなり、前記冷却水を冷却する必要が生じた
    とき、前記電動ファンを作動させるとともに、前記水温
    検出手段により検出された水温が第2の設定温度よりも
    低くなり、前記冷却水を冷却する必要がなくなったと
    き、前記電動ファンを停止させる制御手段とを備えた電
    動ファンの制御装置であって、 当該電動ファンの制御装置に関連する部品の公差、劣化
    に起因して前記電動ファンが前記各設定温度の範囲外で
    誤作動するか否かを判断する誤作動判断手段と、 前記誤作動判断手段により前記電動ファンが誤作動する
    と判断された場合、前記第1の設定温度及び第2の設定
    温度の少なくとも一方を補正する補正手段とを備えたこ
    とを特徴とする電動ファンの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記誤作動判断手段は、 前記電動ファンが停止されたときの水温の変化率を検出
    する水温変化率検出手段と、 前記水温変化率検出手段により検出された実際の変化率
    が、予め定められた基準変化率よりも低いか否かを判断
    する変化率比較手段と、 前記変化率比較手段により、実際の変化率が、基準変化
    率よりも低いと判断されたとき、前記電動ファンが前記
    各設定温度の範囲外で誤作動するものと認定する第1の
    認定手段とからなることを特徴とする請求項1に記載の
    電動ファンの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記誤作動判断手段は、 前記電動ファンが作動されている時間を検出する作動時
    間検出手段と、 前記作動時間検出手段により検出された実際の作動時間
    が、予め定められた基準時間よりも長いか否かを判断す
    る作動時間比較手段と、 前記作動時間比較手段により、実際の作動時間が、基準
    時間よりも長いと判断されたとき、前記電動ファンが前
    記各設定温度の範囲外で誤作動するものと認定する第2
    の認定手段とからなることを特徴とする請求項1に記載
    の電動ファンの制御装置。
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