JP2015129460A - 車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】ラジエータに導入される外気の量を調整することによってエンジンの冷却水の温度を調整するためのシャッタ装置を備える車両において、エンジンの冷却水の温度に基づいて実行される各種制御の誤動作を抑制する。
【解決手段】グリルシャッタ410は、エンジン160のラジエータに導入される外気の量を調整することによってエンジン160の冷却水の温度を調整するための装置である。ECU300は、エンジン160の冷却水の温度に基づいて、エンジン160の故障診断を行なう。ここで、ECU300は、グリルシャッタ410への作動指令に拘わらずグリルシャッタ410が開状態で不動であるときは、サーモスタット弁70の故障診断処理を非実行とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両に関し、特に、エンジンと、ラジエータに導入される外気の量を調整することによってエンジンの冷却水の温度を調整するためのシャッタ装置とを備える車両に関する。
特開2011−105219号公報(特許文献1)は、ラジエータに外気を導入する開位置と、外気の導入を禁止または抑制する閉位置とに切替可能なシャッタ(グリルシャッタ)を備える車両を開示する。この車両は、シャッタを駆動するモータと、モータに電流を印加してシャッタの開閉動作を制御する制御装置とをさらに備える。制御装置は、モータに断続的な電流印加を行なったときの電流値に基づいて、シャッタの作動状態についての異常判定を行なう(特許文献1参照)。
特開2011−105219号公報 特開2002−364441号公報 特開2012−127324号公報
エンジンの冷却水の温度に基づいて種々の制御が行なわれている。たとえば、エンジン冷却水が流れる通路に設けられるサーモスタット弁の故障診断やエンジンの油温推定等において、エンジンの冷却水の温度が用いられ得る。
ところで、上記の特開2011−105219号公報に記載されたシャッタ(グリルシャッタ)の開閉状態は、エンジンの冷却水の温度に影響を与える。このシャッタが故障や異物のかみ込みによって開状態で不動になると、エンジン停止時の冷却水温の低下と、エンジン作動時の冷却水温の上昇との格差が大きくなり、冷却水温の変化が大きくなる。この傾向は、特に、蓄電装置のSOC(State Of Charge)や走行パワー等に応じてエンジンの間欠運転(停止/作動)が行なわれるハイブリッド車両において顕著となる。
エンジン冷却水温の過大な変化は、冷却水温に基づいて実行される各種制御の誤動作を招き得る。このような問題点について、上記の特許文献では特に検討されていない。
それゆえに、この発明の目的は、ラジエータに導入される外気の量を調整することによってエンジンの冷却水の温度を調整するためのシャッタ装置を備える車両において、エンジンの冷却水の温度に基づいて実行される各種制御の誤動作を抑制することである。
この発明によれば、車両は、エンジンと、シャッタ装置と、制御装置とを備える。シャッタ装置は、エンジンのラジエータに導入される外気の量を調整することによってエンジンの冷却水の温度を調整するための装置である。制御装置は、エンジンの冷却水の温度に基づいて、予め定められた制御を実行する。ここで、制御装置は、シャッタ装置への作動指令に拘わらずシャッタ装置が開状態で不動であるときは、上記の予め定められた制御を非実行とする。
この車両によれば、シャッタ装置が開状態で不動となることによりエンジン冷却水温の過大な変化が生じ得る状況下では、エンジン冷却水温に基づく制御は実行されないので、上記制御の誤動作を抑制することができる。
好ましくは、車両は、エンジンを冷却する冷却装置をさらに備える。冷却装置は、エンジンの内部に形成された冷却水路と、冷却水を冷却するための上記ラジエータと、ラジエータ循環通路と、バイパス通路と、サーモスタット弁と、電動ポンプと、温度検出部とを含む。ラジエータ循環通路は、冷却水路から排出された冷却水を、ラジエータを経由させて冷却水路に戻すための通路である。バイパス通路は、冷却水路から排出された冷却水を、ラジエータを経由させることなく冷却水路に戻すための通路である。サーモスタット弁は、ラジエータ循環通路とバイパス通路とに接続され、サーモスタット弁の内部を流れる冷却水の温度に応じて、ラジエータ循環通路からの冷却水を遮断してバイパス通路からの冷却水を冷却水路に出力する閉状態と、ラジエータ循環通路からの冷却水とバイパス通路からの冷却水とを冷却水路に出力する開状態とのいずれかに切替えられる。温度検出部は、エンジンの冷却水の温度を検出する。上記の予め定められた制御は、温度検出部により検出される冷却水の温度に基づいてサーモスタット弁の故障診断を行なう制御を含む。
さらに好ましくは、前記温度検出部は、第1の温度センサと、第2の温度センサとを含む。第1の温度センサは、前記冷却水路内の冷却水の温度を検出する。第2の温度センサは、前記ラジエータ循環通路内の冷却水の温度を検出する。前記予め定められた制御は、前記第1の温度センサの検出値と前記第2の温度センサの検出値とに基づいて前記サーモスタット弁の故障診断を行なう制御を含む。
さらに好ましくは、制御装置は、サーモスタット弁が閉状態においてラジエータ循環通路を流れる漏れ流量と第1の温度センサの出力とに基づいてラジエータ循環通路内の冷却水温度の推定値を算出し、算出された推定値よりも第2の温度センサの出力値が大きい場合にサーモスタット弁が故障しているものと診断する。
この車両においては、温度検出部により検出されるエンジンの冷却水の温度に基づいてサーモスタット弁の故障診断が行なわれるところ、シャッタ装置が開状態で不動となることによりエンジン冷却水温の過大な変化が生じ得る状況下では、上記のサーモスタット弁の故障診断は実行されない。したがって、この車両によれば、サーモスタット弁の故障診断が誤診断をするのを抑制することができる。
好ましくは、上記の予め定められた制御は、エンジンの冷却水の温度を用いてエンジンの油温を推定する制御を含む。
この車両によれば、シャッタ装置が開状態で不動となることによりエンジン冷却水温の過大な変化が生じ得る状況下では、エンジン冷却水温を用いたエンジン油温の推定は行なわれないので、エンジンの油温が誤推定されるのを抑制することができる。
好ましくは、制御装置は、シャッタ装置の故障を検出し、シャッタ装置の開故障を検出した場合に上記の予め定められた制御を非実行とする。
好ましくは、シャッタ装置は、車両のフロントグリルに設けられ、シャッタの開度を調整することによってフロントグリルを通過する空気量を調整する。
好ましくは、車両は、走行駆動力を発生する電動機をさらに備える。車両は、エンジンを停止して電動機により走行する第1の走行モードと、エンジンを作動させて走行する第2の走行モードとを切替えて走行可能である。
この車両は、第1の走行モード(EV走行モード)と、第2の走行モード(HV走行モード)とを切替えて走行可能なハイブリッド車両であり、シャッタ装置が開状態で不動になると、エンジン冷却水温の過大な変化が顕著に生じ得る。この車両によれば、このような状況下では、エンジン冷却水温に基づく制御は実行されないので、制御の誤動作を抑制することができる。
この発明によれば、ラジエータに導入される外気の量を調整することによってエンジンの冷却水の温度を調整するためのシャッタ装置を備える車両において、エンジンの冷却水の温度に基づいて実行される各種制御の誤動作を抑制することができる。
本実施の形態に従う車両の全体ブロック図である。 図1に示すエンジンの冷却装置の概略構成図である。 ECUにより実行されるサーモスタット弁故障診断処理の手順を説明するためのフローチャートである。 図3のステップS20において実行される診断前提条件判定の処理手順を示すフローチャートである。 ECUにより実行されるエンジンの油温推定の処理手順を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、複数の実施の形態について説明するが、各実施の形態で説明された構成を適宜組合わせることは出願当初から予定されている。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
(車両の基本構成)
図1は、本実施の形態に従う車両100の全体ブロック図である。図1を参照して、車両100は、駆動装置105と、蓄電装置110と、制御装置であるECU(Electronic Control Unit)300とを備える。
駆動装置105は、内燃機関であるエンジン160と、電動駆動部165と、駆動輪170と、冷却装置400,500とを含む。電動駆動部165は、コンバータ120と、インバータ130,135と、回転電機であるモータジェネレータ140,145と、動力伝達ギヤ150とを含む。
なお、図1においては、エンジン160およびモータジェネレータ140,145が設けられるハイブリッド車両を例として説明するが、本発明は、駆動源としてエンジンのみを用いて走行する車両にも適用可能である。また、モータジェネレータを用いる場合には、モータジェネレータが1つの場合、あるいは2つより多くのモータジェネレータを設ける場合にも適用可能である。
蓄電装置110は、充放電可能に構成された電力貯蔵要素である。蓄電装置110は、たとえば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池または鉛蓄電池などの二次電池、あるいは電気二重層キャパシタなどの蓄電素子を含んで構成される。
蓄電装置110は、電力線PL1,NLを介してコンバータ120に接続される。そして、蓄電装置110は、車両100の駆動力を発生させるための電力を電動駆動部165に供給する。また、蓄電装置110は、モータジェネレータ140,145で発電された電力を蓄電する。蓄電装置110の出力は、たとえば200V程度である。
コンバータ120は、電力線PL2と電力線NLとの間の電圧を、電力線PL1と電力線NLとの間の電圧(蓄電装置110の電圧に相当)以上に昇圧する。コンバータ120は、たとえば、上下アームと、上下アームの中間点と電力線PL1との間に接続されるリアクトルとを含む昇圧チョッパ回路によって構成される。
インバータ130,135は、電力線PL2,NLに並列に接続される。インバータ130,135は、ECU300からの制御信号PWI1,PWI2に基づいてそれぞれ制御され、コンバータ120から供給される直流電力を交流電力に変換してモータジェネレータ140,145をそれぞれ駆動する。
モータジェネレータ140,145は、交流回転電機であり、たとえば永久磁石が埋設されたロータを備える永久磁石型同期電動機である。モータジェネレータ140,145の出力トルクは、減速機やプラネタリギヤに代表される動力分割機構を含んで構成される動力伝達ギヤ150を介して駆動輪170に伝達されて、車両100を走行させる。モータジェネレータ140,145は、車両100の回生制動動作時には、駆動輪170の回転力によって発電することができる。そして、その発電電力は、インバータ130,135およびコンバータ120によって蓄電装置110の充電電力に変換され、蓄電装置110を充電する。
また、モータジェネレータ140,145は、動力伝達ギヤ150を介してエンジン160とも結合される。そして、ECU300により、モータジェネレータ140,145およびエンジン160が協調的に動作されて必要な車両駆動力が発生される。さらに、モータジェネレータ140,145は、エンジン160の回転または駆動輪170の回転により発電が可能であり、この発電電力を用いて蓄電装置110を充電することができる。この実施の形態1においては、モータジェネレータ145を専ら駆動輪170を駆動するための電動機として用い、モータジェネレータ140を専らエンジン160により駆動される発電機として用いるものとする。
モータジェネレータ140の出力軸は、動力伝達ギヤ150に含まれるプラネタリギヤ(図示せず)のサンギヤに結合される。モータジェネレータ145の出力軸は減速機を介してプラネタリギヤのリングギヤに結合される。また、エンジン160の出力軸はプラネタリギヤのプラネタリキャリアに結合される。
冷却装置400は、冷却水のような冷却媒体を用いてエンジン160を冷却するための装置である。冷却装置400は、グリルシャッタ410と、冷却ファン420と、ラジエータ440と、電動ウォーターポンプ(以下「電動ポンプ」と称する。)450とを含む。ラジエータ440は、冷却配管460,470によってエンジン160に接続される。電動ポンプ450は、冷却配管460に設けられ、ラジエータ440で冷却された冷却媒体をエンジン160に送出する。送出された冷却媒体は、エンジン160に設けられた冷媒経路を循環することによってエンジン160と熱交換を行ない、エンジン160を冷却する。ECU300は、制御信号PMにより電動ポンプ450の回転速度を制御し、電動ポンプ450から送出される冷却媒体の量を調整する。熱交換により暖められた冷却媒体は、冷却配管470によってラジエータ440に戻され、外気によって再び冷却される。
グリルシャッタ410は、たとえば、車両100のフロントグリル(図示せず)のような空気導入路に設けられ、エンジンルーム内に設けられるラジエータ440に導入される外気の量を調整することによってエンジン160の冷却水の温度を調整するための装置である。グリルシャッタ410は、モータ415により駆動される開閉可能な複数の可動フィンを有する。モータ415は、ECU300からの制御信号SHTによって制御され、可動フィンの開度を調整する。これによって、グリルシャッタ410を通ってラジエータ440へ導入される空気の量を調整することができる。
また、グリルシャッタ410を全閉状態とすることで、車両100の空気抵抗の低減、およびエンジンルーム内に導入される空気が低減されることによる揚力の発生の抑制をすることができる。さらに、車両前方の空気の床面下側への流れによって車両を下向きに引っ張る力(ダウンフォース)を発生することができる。これによって、特に高速走行時において、車両の走行状態を安定化することができる。
なお、モータ415は、その回転位置を示す信号FLTをECU300へ出力する。これによって、グリルシャッタ410の開度(可動フィンの開度)を検出することができる。なお、グリルシャッタ410の開度(可動フィンの開度)を直接検出可能な位置センサ等を別途設けてもよい。
グリルシャッタ410を通過した空気は、冷却ファン420によってラジエータ440に供給される。冷却ファン420はモータ430によって駆動される電動ファンであり、ECU300からの制御信号によってその回転速度が調整される。このように冷却ファン420の回転速度を調整することによって、ラジエータ440へ供給される風量が変化されて、ラジエータ440における冷却媒体の冷却効率が調整される。
なお、本発明においては、冷却ファン420の風量調整および電動ポンプ450の流量調整の機能を有することは必ずしも必須ではなく、一定速度で回転して一定の風量および流量を供給するものであってもよい。
冷却装置500は、電動駆動部165を冷却するための装置であり、基本的な構成は冷却装置400と同様である。そのため、冷却装置500についての詳細な説明は繰り返さない。
なお、図1においては、エンジン160を冷却するための冷却装置400と、電動駆動部165を冷却するための冷却装置500とが個別に設けられている場合を例として説明するが、エンジン160および電動駆動部165を1つの冷却装置で冷却する構成とすることも可能である。あるいは、たとえば、冷却媒体の循環系統はそれぞれ独立して設けられるが、冷却ファンおよび/またはグリルシャッタが共通して用いられる構成とすることも可能である。なお、冷却装置400,500が個別に設けられている場合には、冷却装置400,500の各々を独立して制御することが可能である。
ECU300は、いずれも図1には図示しないがCPU(Central Processing Unit)、記憶装置および入出力バッファを含み、各センサ等からの信号の入力や各機器への制御信号の出力を行なうとともに、車両100および各機器の制御を行なう。この発明に関する主要な制御として、ECU300は、エンジン160の故障診断を実行する。この実施の形態1では、ECU300は、エンジン160に設けられるサーモスタット弁の故障診断を実行する。この故障診断については、後ほど詳しく説明する。なお、ECU300により実行される制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で処理することも可能である。
なお、図1においては、ECU300として1つの制御装置を設ける構成としているが、たとえば、駆動装置105用の制御装置や蓄電装置110用の制御装置などのように、機能ごとまたは制御対象機器ごとに個別の制御装置を設ける構成としてもよい。
(エンジン160の冷却装置の構成)
図2は、図1に示したエンジン160の冷却装置の概略構成図である。図2を参照して、エンジン160を冷却するためのエンジン冷却装置10は、ラジエータ440と、電動ポンプ450と、ラジエータ循環通路50と、バイパス通路60と、サーモスタット弁70とを含む。また、エンジン冷却装置10は、エンジン側冷却水温センサ80と、ラジエータ側冷却水温センサ90とをさらに含む。
エンジン160は、冷却水によってエンジン160を冷却するためのウォータージャケット24を有する。ウォータージャケット24は、エンジン160のシリンダの周囲に形成され、冷却水を通水する冷却水路25を構成する。冷却水路25は、入口部27と、出口部26との間に設けられ、入口部27からの冷却水を出口部26から送出する。冷却水路25内に流れる冷却水がエンジン160と熱交換を行なうことによってエンジン160が冷却される。これにより、エンジン160が燃焼に適した温度に維持される。
電動ポンプ450は、エンジン本体の取付側面部22に装着される。電動ポンプ450は、入口部27から冷却水路25内へ冷却水を送出する。電動ポンプ450は、ECU300から受ける制御信号によって駆動および停止が制御される。さらに、電動ポンプ450は、ECU300から受ける制御信号によって電動ポンプ450から吐出される冷却水の吐出量が制御される。
出口部26は、分岐部95を構成する。分岐部95は、ラジエータ循環通路50と、バイパス通路60とに接続される。分岐部95によって、冷却水路25からの冷却水は、ラジエータ循環通路50への冷却水と、バイパス通路60への冷却水とに分けられる。
ラジエータ循環通路50は、エンジン160、電動ポンプ450、およびラジエータ440間に冷却水を循環させるための通路である。ラジエータ循環通路50は、配管50a,50bと、ラジエータ440とによって構成される。配管50aは、分岐部95とラジエータ440の入口部42との間に設けられる。配管50bは、ラジエータ440の出口部44とサーモスタット弁70との間に設けられる。エンジン160で暖められた冷却水は、ラジエータ440を通過することによって冷却される。
バイパス通路60は、ラジエータ440を経由することなく冷却水を循環させるための通路である。バイパス通路60は、配管60a,60bと、後述の熱機器40とによって構成される。配管60aは、分岐部95と熱機器40との間に設けられる。配管60bは、熱機器40とサーモスタット弁70との間に設けられる。
熱機器40は、EGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラ28と、配管29と、排気熱回収器32と、ヒータ36と、スロットルボディ35と、EGRバルブ34とを含む。
EGRクーラ28は、冷却水によってEGRガスを冷却する。スロットルボディ35は、冷却水によって暖められることによって固着等の発生が防止される。EGRバルブ34は、冷却水によって冷却される。排気熱回収器32は、排気ガスの熱により冷却水を温めることによって低温時のエンジン始動性を高める。ヒータ36は、空調装置の暖房器として用いられ、冷却水と空調装置の送風空気との間で熱交換することによって送風空気を加熱する。
サーモスタット弁70は、ラジエータ循環通路50を通過した冷却水と、バイパス通路60を通過した冷却水とを合流させる合流部75に配置される。合流部75は、配管50bを介してラジエータ440に接続されるとともに配管60bに接続される。合流部75からの冷却水は、電動ポンプ450の吸込口へ戻される。サーモスタット弁70は、サーモスタット弁70の内部(弁体付近)を流れる冷却水の温度に応じて、閉状態および開状態のいずれかに切替えられるように構成される。
サーモスタット弁70の弁体付近における冷却水の温度が所定の開弁温度(たとえば70℃程度)未満である場合、サーモスタット弁70は閉状態となる。この場合、バイパス通路60側の冷却水は、サーモスタット弁70を通過してウォータージャケット24に出力されるが、ラジエータ循環通路50側の冷却水は、サーモスタット弁70により遮断されてウォータージャケット24には出力されない。これにより、エンジン160の熱を奪った冷却水がラジエータ440で冷却されることなくエンジン160(ウォータージャケット24)に還流され、エンジン160の暖機が行なわれる。
一方、サーモスタット弁70の弁体付近における冷却水の温度が上記の開弁温度以上である場合、サーモスタット弁70は開状態となる。この場合、ラジエータ循環通路50からの冷却水とバイパス通路60からの冷却水とがサーモスタット弁70を通過してウォータージャケット24へ出力される。また、サーモスタット弁70の開度は、冷却水の温度に応じて調整される。これにより、ラジエータ循環通路50からの冷却水とバイパス通路60からの冷却水との混合比率が調整され、ウォータージャケット24に通水される冷却水の温度がエンジン160の適温となるように保たれる。
エンジン側冷却水温センサ80は、分岐部95に設けられる。エンジン側冷却水温センサ80は、出口部26から送出される冷却水の温度(以下「エンジン出口水温ECT」あるいは単に「ECT」と称する。)を検出し、検出結果(ECT検出値)をECU300へ出力する。なお、エンジン側冷却水温センサ80は、冷却水が常時循環している経路に設けられていればよく、たとえば冷却水路25に設けられてもよい。
ラジエータ側冷却水温センサ90は、配管50aに設けられる。ラジエータ側冷却水温センサ90は、ラジエータ循環通路50の配管50aに流れる冷却水の温度(以下「ラジエータ入口水温RCT」あるいは単に「RCT」と称する。)を検出し、検出結果(RCT検出値)をECU300へ出力する。なお、ラジエータ側冷却水温センサ90は、ラジエータ循環通路50に設けられていればよく、たとえば配管50bに設けられてもよい。
以上のような構成を有するエンジン冷却装置10において、サーモスタット弁70が故障していると、弁体付近の冷却水温が開弁温度以上に上昇しても弁体が開かない閉故障や、弁体付近の冷却水温が開弁温度未満に低下しても弁体が閉じない開故障などの異常が生じる。このような故障が生じている状態では、エンジン160の冷却水路25に適正水温の冷却水を供給できず、エンジン160の動作効率を低下させてしまう。このため、エンジン160の作動中にサーモスタット弁70が正常に機能しているか否かの故障診断を継続的に行ない、故障を早期に見つけることが好ましい。
そこで、ECU300は、エンジン側冷却水温センサ80から受けるECT検出値と、ラジエータ側冷却水温センサ90から受けるRCT検出値とに基づいて、サーモスタット弁70の故障診断を行なう。
一例として、ECU300は、以下のような診断精度の高い故障診断を実施する。すなわち、サーモスタット弁70が本来開かない水温領域(開弁温度未満の水温領域)においては、サーモスタット弁70が閉状態であるため、理論上は、バイパス通路60には冷却水が流れ、ラジエータ循環通路50には冷却水が流れない。そのため、ECT検出値とRCT検出値との間には所定値以上の差が生じる。したがって、サーモスタット弁70が本来開かない水温領域において、ECT検出値とRCT検出値との差が所定値未満であるときには、サーモスタット弁70が開いている、すなわちサーモスタット弁70が開故障していると判断することができる。
しかしながら、実際には、サーモスタット弁70が正常に閉じていても、電動ポンプ450の駆動によってラジエータ循環通路50の水圧が上昇すると、ラジエータ循環通路50内の冷却水がサーモスタット弁70から冷却水路25に漏れ出す。この場合、サーモスタット弁70が閉状態であるにも拘わらず、サーモスタット弁70の漏れ流量に相当する量の冷却水が冷却水路25からラジエータ循環通路50内に流れ込みラジエータ循環通路50内にあった冷却水と混合されるため、ラジエータ入口水温RCTはエンジン出口水温ECTに近づく。これにより、ECT検出値とRCT検出値との温度差が小さくなるので、故障診断の精度が低下するおそれがある。
そこで、ECU300は、サーモスタット弁70が正常であってもサーモスタット弁70から冷却水が漏れ出すことを考慮して、サーモスタット弁70の故障診断を行なう。具体的には、ECU300は、ECT検出値およびサーモスタット弁70の漏れ流量に基づいてラジエータ入口水温RCTの推定値を算出し、算出されたRCT推定値とRCT検出値との比較結果に基づいて、サーモスタット弁70が故障であるか否かを診断する処理(以下「サーモスタット弁故障診断処理」と称する。)を行なう。このサーモスタット弁故障診断処理については、後ほどフローチャートを用いて詳しく説明する。
ところで、このようなエンジン側冷却水温センサ80およびラジエータ側冷却水温センサ90の各水温検出値に基づくサーモスタット弁70の故障診断は、グリルシャッタ410(図1)の開閉状態の影響を受ける。具体的には、グリルシャッタ410への作動指令に拘わらずグリルシャッタ410が開状態で不動になると、エンジン停止時の冷却水温の低下と、エンジン作動時の冷却水温の上昇との格差が大きくなり、冷却水温の変化が大きくなる。このようなエンジン冷却水温の過大な変化は、冷却水温の検出値に基づくサーモスタット弁70の故障診断の誤診断を招き得る。また、グリルシャッタ410が開状態で不動になると、グリルシャッタ410を通過する空気による冷却性能の想定も困難となる(言い換えると、グリルシャッタ410が閉状態で不動のときは、グリルシャッタ410を通過する空気量は0であるので、冷却性能を想定できる。)。
そこで、この実施の形態1では、グリルシャッタ410が開状態で不動になると、サーモスタット弁70の故障診断を行なわないこととしたものである。なお、グリルシャッタ410が開状態で不動になるのは、グリルシャッタ410の故障(開故障)に限らず、グリルシャッタ410の可動フィンに異物(たとえば雪が堆積して凍った場合等)がかみ込んだ場合にも発生する。
(サーモスタット弁70の故障診断処理)
図3は、ECU300により実行されるサーモスタット弁故障診断処理の手順を説明するためのフローチャートである。このフローチャートに示される処理は、エンジン160の始動時、たとえば、アイドリングストップ後のエンジン始動時や、車両100がハイブリッド車両である場合には、さらに、エンジン160を停止してモータの駆動力により走行するEV走行からエンジン160を作動させて走行するHV走行へ切替わるときのエンジン始動時などに実行される。このフローチャートは、ECU300に予め格納されたプログラムを所定周期で実行することによって実現され、一部のステップについては、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図3を参照して、ECU300は、エンジン側冷却水温センサ80から受けるECT検出値、およびサーモスタット弁70が閉状態であるときにラジエータ循環通路50に流れる漏れ流量に基づいて、ラジエータ入口水温RCTの推定値(RCT推定値)を算出する(ステップS10)。具体的には、ECU300は、一例として、次式を用いてRCT推定値を算出することができる。
RCT推定値=(ECT検出値×漏れ流量+RCT推定値(前回値)×(管路容積−漏れ流量))/管路容積 …(1)
式(1)では、管路容積に対する漏れ流量の割合に応じてECT検出値の冷却水とRCT推定値(前回値)の冷却水とが均一に混合されるものとして、RCT推定値が算出される。
ここで、漏れ流量は、予め実験結果等によって決められた固定値であってもよいし、たとえば電動ポンプ450の流量が多いほど大きい値に設定される変動値であってもよい。管路容積は、エンジン側冷却水温センサ80からラジエータ側冷却水温センサ90までの冷却水が流れる管路の容積である。なお、管路を任意の数の領域に分割し、分割された領域毎に上記(1)の式を適用することによって計算精度を高めることができる。
次いで、ECU300は、サーモスタット弁70の開故障診断処理を行なう前提条件(以下、単に「診断前提条件」ともいう)の成否を判定する処理を行なう(ステップS20)。本処理内容については、後述の図4において説明する。
そして、ECU300は、ステップS20の処理結果に基づいて、サーモスタット開故障診断処理を行なうか否かを判定する(ステップS30)。診断前提条件は非成立であると判定された場合(ステップS30においてNO)、ECU300は、サーモスタット開故障診断を禁止する(ステップS35)。すなわち、サーモスタット開故障診断処理は、非実行とされる。その後、ECU300は、ステップS110へ処理を移行する。
ステップS30において、診断前提条件が成立していると判定されると(ステップS30においてYES)、ECU300は、グリルシャッタ410(図1)の状態を検出する(ステップS40)。具体的には、グリルシャッタ410の開度指令(制御信号SHT)と開度検出値(信号FLT)とに基づいて、グリルシャッタ410が正常であるか異常であるか、異常の場合には、開状態で不動であるか、閉状態で不動であるか、または状態不定であるかが検出される。
グリルシャッタ410は正常であると判定されると(ステップS50においてYES)、ECU300は、ステップS75へ処理を移行し、サーモスタット弁70の開故障診断の実行を許可する(後述)。
グリルシャッタ410は正常でないと判定されると(ステップS50においてNO)、ECU300は、グリルシャッタ410が開状態で不動であるか否かを判定する(ステップS60)。グリルシャッタ410が開状態で不動であると判定されると(ステップS60においてYES)、ECU300は、ステップS35へ処理を移行する。すなわち、グリルシャッタ410が開状態で不動であると、サーモスタット弁70の開故障診断処理は実行されない。
ステップS60において、グリルシャッタ410が「開状態で不動」ではないと判定されると(ステップS60においてNO)、ECU300は、グリルシャッタ410が閉状態で不動であるか否かを判定する(ステップS70)。グリルシャッタ410が「閉状態で不動」ではないと判定されると(ステップS70においてNO)、グリルシャッタ410は状態不定であると判断され、ECU300は、ステップS35へ処理を移行する。すなわち、この場合もサーモスタット弁70の開故障診断処理は実行されない。
ステップS70において、グリルシャッタ410が閉状態で不動であると判定されると(ステップS70においてYES)、ECU300は、サーモスタット弁70の開故障診断処理の実行を許可する(ステップS75)。そして、ECU300は、以降のステップS80〜S100に示されるサーモスタット弁70の開故障診断処理を実行する。
すなわち、ECU300は、ラジエータ側冷却水温センサ90から受けるRCT検出値が、ステップS10で算出されたRCT推定値よりも高いか否かを判定する(ステップS80)。そして、RCT検出値がRCT推定値よりも高い場合(ステップS80においてYES)、ECU300は、サーモスタット弁70が開故障状態であると判定する(ステップS90)。サーモスタット弁70が開故障状態であると、想定している漏れ流量よりも大量の加熱された冷却水がラジエータ循環通路50に流れ込み、RCT検出値がRCT推定値よりも高い状況が発生するからである。一方、RCT検出値がRCT推定値以下である場合は(ステップS80においてNO)、ECU300は、サーモスタット弁70は正常であると判定する(ステップS100)。
図4は、図3のステップS20において実行される診断前提条件判定の処理手順を示すフローチャートである。図4を参照して、ECU300は、モニタ前提条件が成立しているか否かを判定する(ステップS210)。モニタ前提条件とは、エンジン始動からの冷却水温の上昇を示す水温上昇量ΔECTをモニタ(監視)する前提として設定されている条件である。一例として、ECU300は、以下の条件(a)〜(f)がすべて成立している場合に、モニタ前提条件が成立しているものと判定する。
(a)今回のエンジン始動後において、サーモスタット故障診断が未完了である。
(b)ECT検出値がサーモスタット弁70の開弁温度(たとえば70℃)未満である。
(c)エンジン始動時のECT検出値が−10℃〜+56℃の範囲に含まれる。
(d)エンジン始動中である。
(e)ECT検出値の時間変化量が所定値(たとえば0.1℃/秒)以上である。
(f)エンジン側冷却水温センサ80およびラジエータ側冷却水温センサ90が正常である。
条件(a)は、エンジン160が始動してから次に停止するまでの間にサーモスタット故障診断を1回行なうことを前提とするものである。条件(b)は、サーモスタット弁70が本来であれば(正常であれば)閉じられていることを担保するための条件である。条件(c),(d)は、エンジン始動後にECT検出値がサーモスタット故障診断可能な態様で増加することを担保するための条件である。条件(e)は、エンジン始動後のエンジン水温の上昇を担保するための条件である。条件(f)は、ECT検出値あるいはRCT検出値の信頼性を担保するための条件である。なお、モニタ前提条件として、上記の条件(a)〜(f)を適宜取捨選択するようにしてもよい。
ステップS210においてモニタ前提条件が成立していないと判定されると(ステップS210においてNO)、ECU300は、ステップS240へ処理を移行し、診断前提条件を不成立とする(ステップS240)。
ステップS210においてモニタ前提条件が成立しているものと判定されると(ステップS210においてYES)、ECU300は、エンジン160が始動してからのECT検出値の上昇量を示す水温上昇量ΔECTが所定値αよりも大きいか否かを判定する(ステップS220)。この所定値αは、診断前提条件の判定値である。一例として、所定値αは1〜2℃程度に設定される。
そして、ステップS220において水温上昇量ΔECTが所定値αよりも大きいと判定されると(ステップS220においてYES)、ECU300は、診断前提条件が成立したものとする(ステップS230)。ステップS220において水温上昇量ΔECTが所定値α以下であると判定されたときは(ステップS220においてNO)、ECU300は、診断前提条件を不成立とする(ステップS240)。
以上のように、この実施の形態1においては、エンジン側冷却水温センサ80およびラジエータ側冷却水温センサ90の出力に基づいてサーモスタット弁70の高精度な故障診断が行なわれるところ、グリルシャッタ410が開状態で不動となることによりエンジン冷却水温の過大な変化が生じ得る状況下では、サーモスタット弁70の上記故障診断は実行されない。したがって、この実施の形態1によれば、サーモスタット弁70の故障診断が誤診断をするのを抑制することができる。
なお、上記の実施の形態1では、サーモスタット弁70が閉状態においてラジエータ循環通路50を流れる漏れ流量を考慮してサーモスタット弁70の故障診断を行なうものとしたが、故障診断の手法は、このような手法に限定されるものではない。たとえば、より簡易にECT検出値とRCT検出値との比較に基づいて故障診断を行なう場合や、ECT検出値のみ(1センサ)を用いて故障診断を行なう場合等にも、この発明は適用可能である。
[実施の形態2]
この実施の形態2では、エンジン160の冷却水温に基づいてエンジン160の油温が推定される。具体的には、エンジン160の油温は、エンジン160の始動時の冷却水温をベースとし、エンジン運転状態や走行風による温度低下分、外気温による温度低下分等によって補正される。したがって、このエンジン160の油温推定も、グリルシャッタ410(図1)の開閉状態の影響を受ける。そこで、この実施の形態2でも、実施の形態1と同様に、グリルシャッタ410が開状態で不動になると、エンジン160の油温推定を行なわないこととする。
この実施の形態2による車両の全体構成は、図1に示した実施の形態1による車両100と同じである。そして、この実施の形態2では、ECU300の主要な制御として、ECU300は、エンジン160の油温を推定する制御を実行する。
図5は、ECU300により実行されるエンジン160の油温推定の処理手順を説明するためのフローチャートである。図5を参照して、ECU300は、エンジン160が始動しているか否かを判定する(ステップS310)。エンジン160の始動前であれば(ステップS310においてNO)、ECU300は、エンジン160の冷却水温をエンジン油温の推定値とする(ステップS390)。なお、エンジン160の冷却水温は、エンジン冷却水路に設けられた温度センサ(たとえば、実施の形態1におけるエンジン側冷却水温センサ80(図2)等)によって検出される。
ステップS310においてエンジン160が始動していると判定されると(ステップS310においYES)、ECU300は、エンジン油温を推定して更新する所定の更新周期を経過したか否かを判定する(ステップS320)。そして、更新周期が経過すると(ステップS320においてYES)、ステップS330においてグリルシャッタ410の状態が検出される。ステップS330からS360において実行される処理は、それぞれ図3に示したステップS40からS70において実行される処理と同じであるので、詳細な説明は繰り返さない。
ステップS340においてグリルシャッタ410は正常であると判定されると(ステップS340においてYES)、ECU300は、ステップS370へ処理を移行し、エンジン160の油温推定を行なうための演算を実行する(後述)。
ステップS350においてグリルシャッタ410が開状態で不動であると判定されると(ステップS350においてYES)、ステップS390へ処理が移行される。すなわち、グリルシャッタ410が開状態で不動であるときは、ステップS370,S380におけるエンジン160の油温推定処理は実行されない。なお、ステップS360においてグリルシャッタ410が「閉状態で不動」でないと判定されたときも(ステップS360においてNO)、ステップS390へ処理が移行され、ステップS370,S380におけるエンジン160の油温推定処理は実行されない。
ステップS360においてグリルシャッタ410が閉状態で不動であると判定されたとき(ステップS360においてYES)、または上述のようにステップS340においてグリルシャッタ410は正常であると判定されたとき(ステップS340においてYES)、ECU300は、エンジン160の油温変化量ΔOTを算出する(ステップS370)。この油温変化量ΔOTは、エンジン運転状態における定常温度、走行風による温度低下分、および外気温による温度低下分を考慮したエンジン油温の変化量である。この油温変化量ΔOTは、走行風による温度低下分を含んでおり、グリルシャッタ410の開閉状態の影響を受けるものである。
次いで、ECU300は、ステップS370において算出された油温変化量ΔOTを、前回の演算周期において算出された油温推定値に加算することによって、油温推定値の今回値を算出する(ステップS380)。このように、エンジン始動後は、エンジン始動時のエンジン冷却水温を油温変化量ΔOTで補正することによって、エンジン160の油温が推定される。
なお、特に図示しないが、この推定されたエンジン油温は、種々の制御に使用される。たとえば、エンジン油温は、VVT(Variable Valve Timing)のフィードバック制御や、VVTの目標位相角制御、ISC(Idle Speed Control)制御等に使用される。
以上のように、この実施の形態2においては、グリルシャッタ410が開状態で不動となることによりエンジン冷却水温の過大な変化が生じ得る状況下では、エンジン冷却水温を用いたエンジン油温の推定は実行されない。したがって、この実施の形態2によれば、エンジン160の油温が誤推定されるのを抑制することができる。
なお、上記において、グリルシャッタ410は、この発明における「シャッタ装置」の一実施例に対応し、ECU300は、この発明における「制御装置」の一実施例に対応する。また、エンジン側冷却水温センサ80は、この発明における「第1の温度センサ」の一実施例に対応し、ラジエータ側冷却水温センサ90は、この発明における「第2の温度センサ」の一実施例に対応する。
今回開示された各実施の形態は、適宜組合わせて実施することも予定されている。そして、今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 エンジン冷却装置、22 取付側面部、24 ウォータージャケット、25 冷却水路、26,44 出口部、27,42 入口部、28 クーラ、29,50a,50b,60a,60b 配管、32 排気熱回収器、34 EGRバルブ、35 スロットルボディ、36 ヒータ、40 熱機器、50 ラジエータ循環通路、60 バイパス通路、70 サーモスタット弁、75 合流部、80 エンジン側冷却水温センサ、90 ラジエータ側冷却水温センサ、95 分岐部、100 車両、105 駆動装置、110 蓄電装置、115 電動駆動部、120 コンバータ、130,135 インバータ、140,145 モータジェネレータ、150 動力伝達ギヤ、160 エンジン、170 駆動輪、300 ECU、400,500 冷却装置、410 グリルシャッタ、411 可動フィン、415,430 モータ、420 冷却ファン、440 ラジエータ、450 電動ポンプ、460,470 冷却配管、PL1,PL2,NL 電力線。

Claims (8)

  1. エンジンと、
    前記エンジンのラジエータに導入される外気の量を調整することによって前記エンジンの冷却水の温度を調整するためのシャッタ装置と、
    前記エンジンの冷却水の温度に基づいて、予め定められた制御を実行する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記シャッタ装置への作動指令に拘わらず前記シャッタ装置が開状態で不動であるときは、前記予め定められた制御を非実行とする、車両。
  2. 前記エンジンを冷却する冷却装置をさらに備え、
    前記冷却装置は、
    前記エンジンの内部に形成された冷却水路と、
    前記冷却水を冷却するための前記ラジエータと、
    前記冷却水路から排出された冷却水を、前記ラジエータを経由させて前記冷却水路に戻すためのラジエータ循環通路と、
    前記冷却水路から排出された冷却水を、前記ラジエータを経由させることなく前記冷却水路に戻すためのバイパス通路と、
    前記ラジエータ循環通路と前記バイパス通路とに接続されるサーモスタット弁とを含み、
    前記サーモスタット弁は、前記サーモスタット弁の内部を流れる冷却水の温度に応じて、前記ラジエータ循環通路からの冷却水を遮断して前記バイパス通路からの冷却水を前記冷却水路に出力する閉状態と、前記ラジエータ循環通路からの冷却水と前記バイパス通路からの冷却水とを前記冷却水路に出力する開状態とのいずれかに切替えられ、
    前記冷却装置は、前記冷却水の温度を検出する温度検出部をさらに含み、
    前記予め定められた制御は、前記温度検出部により検出される前記冷却水の温度に基づいて前記サーモスタット弁の故障診断を行なう制御を含む、請求項1に記載の車両。
  3. 前記温度検出部は、
    前記冷却水路内の冷却水の温度を検出する第1の温度センサと、
    前記ラジエータ循環通路内の冷却水の温度を検出する第2の温度センサとを含み、
    前記予め定められた制御は、前記第1の温度センサの検出値と前記第2の温度センサの検出値とに基づいて前記サーモスタット弁の故障診断を行なう制御を含む、請求項2に記載の車両。
  4. 前記制御装置は、前記サーモスタット弁が閉状態において前記ラジエータ循環通路を流れる漏れ流量と前記第1の温度センサの出力とに基づいて前記ラジエータ循環通路内の冷却水温度の推定値を算出し、算出された前記推定値よりも前記第2の温度センサの出力値が大きい場合に前記サーモスタット弁が故障しているものと診断する、請求項3に記載の車両。
  5. 前記予め定められた制御は、前記エンジンの冷却水の温度を用いて前記エンジンの油温を推定する制御を含む、請求項1に記載の車両。
  6. 前記制御装置は、前記シャッタ装置の故障を検出し、前記シャッタ装置の開故障を検出した場合に前記予め定められた制御を非実行とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の車両。
  7. 前記シャッタ装置は、前記車両のフロントグリルに設けられ、シャッタの開度を調整することによって前記フロントグリルを通過する空気量を調整する、請求項1から6のいずれか1項に記載の車両。
  8. 走行駆動力を発生する電動機をさらに備え、
    前記車両は、前記エンジンを停止して前記電動機により走行する第1の走行モードと、前記エンジンを作動させて走行する第2の走行モードとを切替えて走行可能である、請求項1から7のいずれか1項に記載の車両。
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