JP2672435B2 - 自動車用空調装置の制御装置 - Google Patents

自動車用空調装置の制御装置

Info

Publication number
JP2672435B2
JP2672435B2 JP16761992A JP16761992A JP2672435B2 JP 2672435 B2 JP2672435 B2 JP 2672435B2 JP 16761992 A JP16761992 A JP 16761992A JP 16761992 A JP16761992 A JP 16761992A JP 2672435 B2 JP2672435 B2 JP 2672435B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
state
parking
switch
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16761992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH068723A (ja
Inventor
誠吾 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP16761992A priority Critical patent/JP2672435B2/ja
Publication of JPH068723A publication Critical patent/JPH068723A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2672435B2 publication Critical patent/JP2672435B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の冷房装置など
の空調装置を制御するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の空調装置は、従来から、セン
サによって検出される温度などに基づいて、所望とする
設定温度を維持するようにON/OFF制御するように
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
車両の運転状態に対応して前記ON/OFF制御を行う
ように構成されてはいない。したがって、空調装置を作
動させたまま運転者が車両から離れているときに、車内
に残されている、たとえば子供が空調装置のスイッチを
誤操作してOFFにしてしまうことがある。このような
場合、特に夏期では、車室内の温度が上昇して脱水状態
に陥るような事故が多数報告されている。
【0004】本発明の目的は、誤操作を防止することが
できる自動車空調装置の制御装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、原動機が運転
状態であるか否かを検出する運転検出手段と、駐車状態
であるか否かを検出する駐車検出手段と、前記運転検出
手段および駐車検出手段の検出結果に応答し、空調装置
の運転状態に停止操作が行われたとき、原動機が運転状
態であり、かつ駐車状態である場合には、前記空調装置
を運転状態に保持する制御手段とを含むことを特徴とす
る自動車用空調装置の制御装置である。
【0006】
【作用】本発明に従えば、冷房装置などの空調装置が運
転状態に停止操作が行われたとき、原動機が運転状態で
あり、かつ駐車状態である場合には、制御手段は前記空
調装置を運転状態に保持する。
【0007】すなわち、内燃機関などの原動機の運転状
態は、クランク角検出器などで実現される運転検出手段
によって検出されている。また、駐車状態であるか否か
は、自動変速機の変速段がパーキング位置であるか否
か、パーキングブレーキが操作されているか否か、ある
いは原動機がアイドル状態であるか否かなどを検出する
駐車検出手段によって検出されている。これら運転検出
手段および駐車検出手段の検出結果に基づいて、前記制
御手段は、空調装置の停止操作が行われたときに、上述
のように原動機が運転状態であり、かつ駐車状態である
場合には、空調装置を運転状態に保持する。
【0008】したがって、夏期に子供などが車内にいる
状態で誤操作によって空調装置の停止操作が行われて
も、該空調装置は運転状態に保持され、事故を未然に防
止することができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の自動車用空調装
置16の制御装置1と、それに関連する構成を示すブロ
ック図である。原動機である内燃機関40の燃焼用空気
は、吸気管2を介して、該吸気管2に介在されるスロッ
トル弁3でその流入量が調整された後、サージタンク4
に流入する。サージタンク4から流出した燃焼用空気
は、燃焼室5の手前に設けられる燃料噴射弁6から噴射
される燃料と混合され、吸気弁7を介して前記燃焼室5
に供給される。燃焼室5からの排ガスは、排気弁8から
排気管9を介して外部に排出される。
【0010】前記内燃機関40の制御装置41は、該内
燃機関40の回転速度、すなわち単位時間当りの回転数
を検出するクランク角センサ10およびサージタンク4
に設けられた吸気圧センサ11などの検出結果に基づい
て燃料噴射量や点火時期などを演算し、燃料噴射弁6を
駆動制御するとともに、イグナイタ12を介して点火プ
ラグ13を駆動制御する。内燃機関40からの出力は、
自動変速機14を介して車輪15に伝達される。
【0011】一方、空調装置16において、電源スイッ
チ26をONすると、バッテリ17からの電力はリレー
18のリレーコイル19に与えられて該リレーコイル1
9が励磁される。これによってリレースイッチ20が導
通し、前記バッテリ17からの電力はファンモータ22
に与えられ、該ファンモータ22によってファン25が
回転駆動されて車室内へ送風が行われる。またこのと
き、リレースイッチ20を介する前記バッテリ17から
の電力は電磁クラッチ21に与えられ、該電磁クラッチ
21が導通する。したがってこのとき、前記内燃機関4
0が運転状態であると、該内燃機関40からの出力は電
磁クラッチ21を介してコンプレッサ23に与えられ
る。コンプレッサ23によって圧縮された冷媒は熱交換
器24に与えられ、これによって前記ファン25によっ
て供給される空気が該熱交換器24で冷却されて車室内
に吹出される。また、前記電源スイッチ26をONする
とランプ27が点灯し、該空調装置16が運転状態であ
ることが表示される。
【0012】本実施例によると、上述の空調装置16
は、内燃機関40が運転状態で、かつ駐車状態である場
合には、電源スイッチ26の誤操作に対しても該空調装
置16を運転状態に保持するように制御されている。す
なわち、マイクロコンピュータなどで実現される処理回
路および入出力インタフェイス回路などを備える制御装
置1はアイドルスイッチ29と、駐車検出手段であるパ
ーキングブレーキスイッチ30およびパーキングスイッ
チ31とのスイッチング状態を読込んでおり、また制御
装置41からライン42を介して、運転検出手段である
クランク角センサ10の検出結果に基づいて、内燃機関
40が運転状態であるか否かを読込んでいる。
【0013】前記アイドルスイッチ29はスロットル弁
3が全閉状態であるときに導通し、またパーキングブレ
ーキスイッチ30はパーキングブレーキが作動している
ときに導通し、さらにまたパーキングスイッチ31は自
動変速機14の変速段がパーキング位置にあるときに導
通する。
【0014】制御装置1内にはまた、タイマ43が設け
られており、後述するようにこのタイマ43は電源スイ
ッチ26がOFFされた時点でカウント動作を開始し、
予め定める時間T、たとえば3分をカウントし、この時
間Tを超えて停車状態であるときには、大きな交差点な
どでの発進待ちではなく、駐車状態であると判別する。
【0015】また、制御装置41からは、図2で示され
るようなイグニションキースイッチ32のIGON接点
が導通されているか否かを表す信号が導出される。前記
イグニションキースイッチ32は、キー孔33にキーを
差込んでキーシリンダ34を回動させることによって、
たとえばAcc,IGON,STARTの各接点に順次
導通することができる。Acc接点に導通されている状
態では車載用音響機器やワイパ装置などのアクセサリが
使用可能となり、またIGON接点に導通されていると
きには前記アクセサリとともに制御装置41が電力付勢
されて内燃機関40を運転状態で維持することができ、
さらにまたSTART接点に導通されているときには図
示しないスタータモータが起動されて内燃機関40を始
動させることができる。したがって、このイグニション
キースイッチ32が前記IGON接点に導通されている
ときには、制御装置41からライン42を介して、制御
装置1へ内燃機関40が運転状態であることを表す信号
が導出される。
【0016】上述のように構成された制御装置1におい
て、イグニションキースイッチ32がIGON接点に導
通されていて、かつアクセルペダルが踏込まれていない
アイドル運転状態で、しかもパーキングブレーキが作動
し、自動変速機14がパーキング位置に設定されている
駐車状態が前記時間T以上継続した駐車状態で、空調装
置16の電源スイッチ26がOFFされると、該制御装
置1はライン44を介してこれを検出し、該ライン44
をハイレベルに保持してリレー18のリレーコイル19
を励磁状態で保持する。
【0017】図3は、上述のような空調装置16の制御
動作を説明するためのフローチャートである。ステップ
n1では、ライン42を介する制御装置41からの出力
に基づいて、内燃機関40が運転状態であるか否か、す
なわちイグニションキースイッチ32がIGON接点に
導通されているか否かが判断され、そうであるときには
ステップn2に移り、パーキングスイッチ31の検出結
果から自動変速機14の変速段がパーキング位置である
否かが判断され、そうであるときにはステップn3に移
る。ステップn3では、パーキングブレーキスイッチ3
0の検出結果に基づいてパーキングブレーキが作動して
いるか否かが判断され、そうであるときにはステップn
4に移り、アイドルスイッチ29の検出結果に基づいて
内燃機関40がアイドル状態であるか否かが判断され、
そうであるときにはステップn5に移る。すなわち、ス
テップn1〜n4において、内燃機関40がアイドル運
転状態で、かつ車両が停車状態であると判断されたとき
にはステップn5に移る。ステップn5では、タイマ4
3のカウント値CTが加算されてカウント動作が行わ
れ、ステップn6では、そのカウント値CTが前記時間
Tに対応した値以上となったか否かが判断され、そうで
あるときにはステップn7で駐車状態であることを表す
フラグFが1にセットされた後ステップn11に移り、
そうでないときには直接ステップn11に移る。
【0018】また、前記ステップn1においてイグニシ
ョンキースイッチ32がIGON接点に導通されていな
いとき、ステップn2において自動変速機14の変速段
がパーキング位置でないとき、ステップn3においてパ
ーキングブレーキが作動していないとき、およびステッ
プn4において内燃機関40がアイドル状態でないとき
の少なくともいずれか1つの条件が満足されるとステッ
プn9に移り、前記カウント値CTが零にリセットさ
れ、さらにステップn10で前記フラグFが零にリセッ
トされた後前記ステップn11に移る。
【0019】ステップn11では、ライン44のレベル
から電源スイッチ26が導通された冷房ON状態である
か否かが判断され、そうであるときにはステップn12
で前記フラグFが1であるか否かが判断され、そうであ
るときにはステップn13で冷房ON状態のままで保持
されて動作を終了する。また、ステップn11において
冷房ON状態でないとき、およびステップn12におい
てフラグFが零であるときにはステップn14でライン
44はローレベルとされて冷房OFF状態とされた後、
動作を終了する。
【0020】このように本発明に従う制御装置1では、
内燃機関40が運転状態であり、かつ駐車状態であると
きには、空調装置16は運転状態で保持されるので、車
室内に残されている子供などによって該空調装置16の
電源スイッチ26がONからOFFへと誤操作されて
も、該空調装置16の運転状態は保持される。したがっ
て、夏期などの暑い日に車室内に取り残されている子供
などによる空調装置16の誤操作による車室内の温度上
昇を防止することができ、事故を未然に防止することが
できる。なお、前記コンプレッサ23および熱交換器2
4に代えてヒータ装置を用いることによって、冬期など
の寒い日における事故を未然に防止することもできる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、空調装置
の停止操作が行われたとき、原動機が運転状態であり、
かつ駐車状態である場合には、前記空調装置を運転状態
に保持するので、夏期に子供などが車内にいる状態で誤
操作によって空調装置の停止操作が行われても、該空調
装置は運転状態に保持され、事故を未然に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動車用空調装置16の制
御装置1とそれに関連する構成を示すブロック図であ
る。
【図2】イグニションキースイッチ32の正面図であ
る。
【図3】本発明に従う空調装置16の制御動作を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
1,41 制御装置 16 空調装置 29 アイドルスイッチ 30 パーキングブレーキスイッチ 31 パーキングスイッチ 40 内燃機関

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機が運転状態であるか否かを検出す
    る運転検出手段と、 駐車状態であるか否かを検出する駐車検出手段と、 前記運転検出手段および駐車検出手段の検出結果に応答
    し、空調装置の運転状態に停止操作が行われたとき、原
    動機が運転状態であり、かつ駐車状態である場合には、
    前記空調装置を運転状態に保持する制御手段とを含むこ
    とを特徴とする自動車用空調装置の制御装置。
JP16761992A 1992-06-25 1992-06-25 自動車用空調装置の制御装置 Expired - Fee Related JP2672435B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16761992A JP2672435B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 自動車用空調装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16761992A JP2672435B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 自動車用空調装置の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH068723A JPH068723A (ja) 1994-01-18
JP2672435B2 true JP2672435B2 (ja) 1997-11-05

Family

ID=15853150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16761992A Expired - Fee Related JP2672435B2 (ja) 1992-06-25 1992-06-25 自動車用空調装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2672435B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4233942B2 (ja) * 2003-07-31 2009-03-04 富士通テン株式会社 車両制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH068723A (ja) 1994-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4280457A (en) System for monitoring and improving motor vehicle operating efficiency
JP4144348B2 (ja) エンジン始動システム
US6653807B2 (en) Starter control system for automotive vehicle
CN100591898C (zh) 车辆的恒温器监控系统及其方法
EP0158605A1 (en) A stop-start device for controlling the operation of an internal combustion engine of a vehicle provided with an automatic transmission
US5742137A (en) Starter motor control circuit and method
US20030150417A1 (en) Automatic engine start and stop system for vehicles
US4466392A (en) Automatic engine stop-restart system
US20070256657A1 (en) Method of Limiting the Number of Times a Vehicle Heat Engine Can Automatically Stop and Start
US20150152776A1 (en) Diagnostic method for multiple speed relay-controlled electric fan
US4555006A (en) Automatic engine stop and start system
JPH09324668A (ja) 車載コンプレッサの運転制御装置
JP2672435B2 (ja) 自動車用空調装置の制御装置
JP3189479B2 (ja) エンジンの自動始動停止装置
JPS61135938A (ja) 内燃エンジンのオーバーヒート防止装置
JP3467920B2 (ja) エンジン自動停止・始動装置
JPS5859368A (ja) エンジン自動始動装置
JP3194173B2 (ja) エンジンの自動始動停止装置
JPH08192616A (ja) 車両用室内汚染防止装置
JP2002349695A (ja) 車両制御装置
JPH08253022A (ja) 作業車輌の空調制御機構
CA1148233A (en) System for monitoring and improving motor vehicle operating efficiency
JPH022662Y2 (ja)
KR100422661B1 (ko) 자동 변속기의 탑재차량의 주행 레인지 정차중 아이들공기량 제어방법
JPH0932599A (ja) 内燃機関の自動始動停止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970624

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees