JPH09324668A - 車載コンプレッサの運転制御装置 - Google Patents

車載コンプレッサの運転制御装置

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JPH09324668A
JPH09324668A JP8146186A JP14618696A JPH09324668A JP H09324668 A JPH09324668 A JP H09324668A JP 8146186 A JP8146186 A JP 8146186A JP 14618696 A JP14618696 A JP 14618696A JP H09324668 A JPH09324668 A JP H09324668A
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宏 田代
Hiraki Matsumoto
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Takashi Furukawa
隆 古川
Toyoji Yagi
豊児 八木
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K25/00Auxiliary drives
    • B60K2025/005Auxiliary drives driven by electric motors forming part of the propulsion unit

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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号待ち等による停車中にエンジンを停止す
るようにしたシステムにおいても冷房能力を十分に発揮
し続けられる様にする。 【解決手段】 発電用として設けられる回転機40をイ
ンバータ45によって電動機に切り替えられる様に構成
すると共に、この回転機40の出力軸と、エアコン用コ
ンプレッサ43の駆動軸及び内燃機関1のクランクシャ
フトとをベルト41で連結する。そして、コンプレッサ
43の駆動軸にコンプレッサクラッチ42を設け、クラ
ンクシャフトにクランククラッチ44を設け、エアコン
使用中に信号待ちなどによって車両が停車したときは燃
料カットを行って内燃機関1を停止すると共に、クラン
ククラッチ44をOFFにし、コンプレッサクラッチ4
2をONにし、回転機40を電動動作させ、回転機40
でコンプレッサ43を駆動する(ステップ123,12
7,129)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内冷房用あるい
は庫内冷凍用等として車載されるコンプレッサの運転制
御装置に係り、特に、車両停車時に主動力装置を停止さ
せるようにした車両用に適する車載コンプレッサの運転
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、市街地走行時に交差点等で車両が
停車した場合、所定の停止条件下でエンジンを自動的に
停止させ、その後、所定の始動条件下でエンジンを自動
的に再始動させることにより、燃料を節約したり、排気
エミッションを改善する様にしたシステムが知られてい
る。このようなシステムは、特に路線バス等にその適用
が期待されているが、車両停車時にエンジンを停止させ
るとエアコンも停止してしまうため、信号待ちのたびに
車室内への送風が途絶え、乗客が不快感を味わうという
問題がある。
【0003】そこで、例えば、特開昭60−11304
0号公報に記載のシステムでは、信号待ちなどによって
エンジンを停止させたときもエアコンファンだけを回し
続けるようにして、前述の様な不快感を緩和する様にし
たものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この公
報記載のシステムの様にエンジン停止時にエアコンファ
ンを作動させ続けていると冷媒の温度が上昇してしま
い、エンジンを再始動してコンプレッサが作動し始めて
も、しばらくは冷風が送られず、発進と停車が頻繁に繰
り返される市街地走行中は、冷房能力が十分に発揮され
なくなってしまうという新たな問題が考えられる。
【0005】そこで、本発明は、停車中に主動力装置を
停止するようにしたシステムにおいても冷房能力を十分
に発揮し続けられる様にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明の車載コンプレッサの運転制御装置
は、走行用主動力装置によって駆動されるコンプレッサ
に、主動力装置とは別の補助動力装置を備えさせ、コン
プレッサを駆動すべき条件になっていて主動力装置が停
止されている場合には補助動力装置によってコンプレッ
サを駆動し、逆に、主動力装置が運転されているときに
は主動力装置によってコンプレッサを駆動するように、
コンプレッサ駆動源を主動力装置と補助動力装置とで切
り替えるコンプレッサ駆動源切替手段を備えさせたこと
を特徴とする。
【0007】この車載コンプレッサの運転制御装置によ
れば、例えば、車両が信号待ちなどの所定の停車状態に
あるときに主動力装置を自動的に停止させ、その後所定
の発進操作がなされたときに主動力装置を自動的に再始
動する主動力装置停止再始動手段を備えたシステムに適
用すれば、信号待ちなどによって主動力装置を停止して
いる間も、補助動力装置によってコンプレッサを駆動し
続けることができるので、停車中の車室内温度や保冷庫
内温度を所定の温度条件に維持し続けることができ、再
始動後も最初から適切な室内温度等を維持することがで
きる。
【0008】なお、上述の様に主動力装置を自動的に始
動・停止するようにしたシステムでは、前記コンプレッ
サ駆動源切替手段を、前記主動力装置停止再始動手段に
よる前記主動力装置の始動停止状態と、前記コンプレッ
サ駆動条件判断手段の判断結果とに基づいて、前記コン
プレッサ駆動源の切替を実行する手段として構成すれば
よい。
【0009】また、本発明の車載コンプレッサの運転制
御装置においては、前記補助動力装置を、車載バッテリ
と接続され、前記主動力装置によって駆動されることに
より蓄電用の発電機として機能すると共に、前記車載バ
ッテリから給電されることにより電動機として機能する
回転機で構成し、該回転機を、前記コンプレッサ駆動源
切替手段によってコンプレッサ駆動源とされるときに発
電機から電動機に機能を切り替えられる様に構成すると
よい。即ち、発電機に給電することでこれを電動機とし
て機能させてやれば、専用の補助動力装置を設ける必要
がなく、一石二鳥となるからである。さらに、前記回転
機を、前記主動力装置のスタータとして併用すると一層
無駄がない。
【0010】これら本発明の車載コンプレッサの運転制
御装置においては、前記コンプレッサと前記主動力装置
との連結状態を切り替える第1のクラッチ手段と、前記
コンプレッサと前記補助動力装置との連結状態を切り替
える第2のクラッチ手段とを備え、前記コンプレッサ駆
動源切替手段を、前記第1のクラッチ手段を非連結状態
にすると共に第2のクラッチ手段を連結状態にすること
によって、前記コンプレッサ駆動源を主動力装置から補
助動力装置に切り替える様に構成することができる。ま
た、この場合、前記コンプレッサ駆動源切替手段を、前
記第1のクラッチ手段及び第2のクラッチ手段を連結状
態にすることによって、前記コンプレッサ駆動源を主動
力装置に設定すると共に、前記補助動力装置を発電機と
して機能させる様に構成すると、補助動力装置を発電機
として兼用でき、無駄がなくなる。
【0011】以上説明した様に、本発明によれば、主動
力装置停止時においても冷房用コンプレッサを駆動する
ことができ、停車中においても冷風を送り続けすことが
できると共に、主動力装置再始動直後から十分な冷房能
力を発揮することができ、停車・発進を繰り返す市街地
走行中も、燃費節減や騒音低減等の効果を十分に発揮し
つつ快適な車室内環境や保冷庫内環境を維持することが
できる。
【0012】また、本発明を採用することにより、室内
冷房等を重視した制御を行っても主動力装置を停止する
ことができるから、燃費節減等の要望と車室内環境の向
上等の要望とをうまく両立させることができるというさ
らに優れた効果を発揮することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態を、図面に基づいて説明する。図1に、実施の形態の
システム構成を示す。このシステムでは、内燃機関1に
は、インジェクタ3、イグナイタ7、回転機40、冷房
用のコンプレッサ43が設けられ、内燃機関1の出力軸
には、手動変速機9が接続されている。内燃機関1の各
気筒には、インテークマニホルド11およびエキゾース
トマニホルド13が接続され、インテークマニホルド1
1にはアクセルペダル14と連動するスロットルバルブ
15が設けられ、他にも、車両内には駐車ブレーキ17
が設けられている。
【0014】回転機40とコンプレッサ43は、内燃機
関1のクランクシャフトとトルク授受が可能とするた
め、図2に示す様に、アイドルプーリ47を介してクラ
ンクプーリ1aとベルト41で結合されている。また、
コンプレッサ43の駆動軸にはコンプレッサクラッチ4
2が設けられ、さらに、クランクシャフトにはクランク
クラッチ44が設けられている。コンプレッサクラッチ
42とクランククラッチ44は、結合・開放ができれば
何でもかまわないが小型で軽量な電磁クラッチが適切で
あると考えられる。電磁クラッチはよく知られているた
め、ここでは構造・作動の説明は省略する。
【0015】コンプレッサクラッチ42及びクランクク
ラッチ43を共に係合状態にすることで、内燃機関1の
トルクをコンプレッサ43に伝達してこれを駆動するこ
とができる。また、このとき、回転機40へも内燃機関
1の動力を伝達することができ、次に述べる様に、回転
機40を発電機として機能させることができる。
【0016】回転機40には、発電・電動の切り替えや
発電量・電動量を制御するインバータ45が接続され、
インバータ45は、電力を充電・結電するバッテリ46
に接続されている。上述の様に回転機40を発電機とし
て機能させるときは、発電した電力が、インバータ45
を介してバッテリ46に充電される。
【0017】スロットルバルブ15には、その開度を検
出するスロットル位置センサ15aと、全閉状態を検出
するアイドルスイッチ15bとが設けられ、手動変速機
9には、出力軸の回転速度に基づき車速を検出する車速
センサ23が設けられている。
【0018】駐車ブレーキ17には、作動時に駐車ブレ
ーキ信号を出力する駐車ブレーキスイッチ25が設けら
れ、運転席の正面に配置される表示パネル19には、駐
車ブレーキ17の作動状態などの各種警告をドライバー
に伝達するための表示ランプ27が設けられている。
尚、内燃機関1の始動時に、インバータ45に電動信号
を出力するイグニッションスイッチ20が、運転席の前
の所定の場所に設けられている。
【0019】インジェクタ3は燃料リレー31を介し
て、イグナイタ7は点火リレー35を介して、回転機4
0はインバータ45を介して、それぞれ電子制御装置3
7に接続されている。この電子制御装置37には、各種
の信号を入力するために、イグナイタ7の点火1次コイ
ル7a、スロットル位置センサ15a、アイドルスイッ
チ15b、イグニッションスイッチ20、車速センサ2
3、駐車ブレーキスイッチ25、ドアスイッチ39a、
デフォッガスイッチ39b、クラッチスイッチ39c、
エアコンスイッチ39d、ターンスイッチ39e、バッ
テリ電圧センサ39f、水温センサ39g及び車室温セ
ンサ39hが接続され、更に、各種の信号を出力するた
めに、表示ランプ27、燃料リレー31、インバータ4
5、点火リレー35、コンプレッサクラッチ42及びク
ランククラッチ44が接続されている。
【0020】このうち、ドアスイッチ39aはドアが閉
じられた場合にオンになり、デフォッガスイッチ39b
は除霜を行うデフォッガが作動している場合にオンにな
り、クラッチスイッチ39cはクラッチが結合された場
合にオンになる。図3に電子制御装置37の詳細構成例
を示す。
【0021】図示の様に、電子制御装置37は、各種機
器を制御するCPU37a、あらかじめ各種の数値やプ
ログラムが書き込まれたROM37b、演算過程の数値
やフラグが所定の領域に書き込まれるRAM37c、ア
ナログ入力信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバ
ータ(ADC)37d、各種デジタル信号が入力される
と共に各種デジタル信号が出力される入出力インターフ
ェース(I/O)37e、及びこれら各機器がそれぞれ
接続されるバスライン37fから構成されている。尚、
後述するフローチャートに示すプログラムはROM37
bにあらかじめ書き込まれている。
【0022】前記I/O37eには、アイドルスイッチ
15bからのアイドル信号、点火1次コイル7aからの
エンジン回転数信号、イグニッションスイッチ20から
のスタート信号、駐車ブレーキスイッチ25からのパー
キングブレーキ信号、車速センサ23からの車速信号、
ドアスイッチ39aからのドア信号、デフォッガスイッ
チ39bからのデフォッガ信号、クラッチスイッチ39
cからのクラッチ信号、エアコンスイッチ39dからの
エアコン信号、ターンスイッチ39eからのターン信号
及びイグニッションスイッチ20からのイグニッション
信号が入力され、ADC37dには、バッテリ電圧セン
サ39fからのバッテリ電圧信号、水温センサ39gか
らの水温信号、スロットル位置センサ15aからのスロ
ットル位置信号及び車室温センサ39hからの車室温信
号が入力される。
【0023】そして、CPU37aは、これらの各種信
号に基づいて各種演算を実行し、I/O37cから、点
火カット及び点火信号、燃料カット及び燃料噴射信号、
回転機切替信号、回転機出力トルク信号、回転機発電電
圧信号、表示パネル19の駆動信号、コンプレッサクラ
ッチ信号及びクランククラッチ信号を出力する。
【0024】次に、この実施の形態のシステムで実行さ
れる制御処理の内容について、図4〜図7のフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、図4に基づいて、内燃
機関の始動時の処理内容について説明する。この処理
は、ステップ101でイグニッションスイッチ20がO
Nであればプログラムを開始し、イグニッションスイッ
チ20が回されてSTART位置となると(ステップ1
02=YES)、内燃機関1の始動モードとなって以下
の処理が実行される。
【0025】まず、コンプレッサクラッチ42をOFF
とし(ステップ103)、クランククラッチ44をON
とする(ステップ104)。その後、回転機40を電動
動作させるとともに、燃料を噴射し、点火プラグにも点
火させる(ステップ105)。また、内燃機関1の回転
数Neを読み込み(ステップ106)、300rpm以
上となると始動を完了したと判断して、回転機40を発
電動作させ、車両の電装系へ給電する(ステップ10
7,108)。この後で、再びイグニッションスイッチ
20がONか否かを確認する(ステップ109)。
【0026】図5は内燃機関の自動停止に関するフロー
を示している。この処理では、内燃機関1の回転数が1
000rpm以下で(ステップ110=YES)、アイ
ドルスイッチ15bがONで(ステップ111=YE
S)、車速が10km/h以下で(ステップ112=Y
ES)、クラッチスイッチ39cがONで(ステップ1
13=YES)、バッテリ電圧が10.5V以上で(ス
テップ114=YES)、デフォッガスイッチ39bが
OFFで(ステップ115=YES)、冷却水水温が6
0℃以上で(ステップ116=YES)ターンスイッチ
39eが右折となっていなくて(ステップ117=N
O)、ドアスイッチ39aがONとなっているとき(ス
テップ118=YES)、内燃機関の停止条件となった
と判断し、燃料をカットする(ステップ119)。上記
の条件の1つでも該当しなければ、内燃機関を継続して
運転する(ステップ120)。
【0027】図6は内燃機関1が停止しているときのエ
アコンの動作を示すものである。エアコンスイッチ39
dがOFFであれば(ステップ121=NO)、回転機
40の作動を停止させ、発電も電動もしない(ステップ
122)。一方、エアコンスイッチ39dがONであれ
ば、クランククラッチ44をOFFする(ステップ12
3)。そして、車室内の温度Trが第1の基準値Tsh
よりも高ければ(ステップ124=YES)、コンプレ
ッサクラッチ42をONにすると共に、回転機40を電
動動作させてコンプレッサ43を駆動する(ステップ1
27,129)。
【0028】一方、ステップ124で車室内温度Trが
第1の基準温度Tsh以下と判断されたときは、まず、
回転機40が電動動作しているかを確認する(ステップ
125)。電動動作中でなければ、回転機の作動を停止
させると共に、コンプレッサクラッチ42をOFFとし
て、コンプレッサ43の駆動を停止させる(ステップ1
28,130)。
【0029】ステップ125で、回転機40が電動動作
していると確認された時には、車室内温度Trと第2の
基準温度Tslを比較して、Tslよりも高い時にはス
テップ127へ、Tslよりも低い時にはステップ12
8へ進む(ステップ126)。TshはTslに比べて
1〜2℃高く設定されており、ステップ125とステッ
プ126は、コンプレッサ43の作動温度にヒステリシ
スを持たせることでハンチングを防止している。
【0030】続くステップ131ではクラッチがOFF
となったかを確認し、OFFであればドライバーがクラ
ッチを踏み込んだことになり、内燃機関1を再始動させ
る意志があると判断し、回転機の作動を停止してステッ
プ103へ戻る(ステップ132)。一方、ステップ1
31でクラッチがONのままであると確認されたときに
は、引き続き内燃機関1を停止させるべきと判断され、
所定時間待機した後に、イグニッションスイッチ20が
ONか確認してから再びステップ121へ戻る(ステッ
プ133,134)。
【0031】図7に内燃機関1が運転しているときのエ
アコンの動作を示している。この場合は、クランククラ
ッチ44をONとし、回転機40を発電させ車両の電装
系へ給電する(ステップ135,136)。そして、エ
アコンスイッチ39dがOFFであれば(ステップ13
7=NO)、コンプレッサクラッチ42をOFFにして
ステップ109へ戻る(ステップ138)。エアコンス
イッチ39dがONで(ステップ137=YES)、車
室内の温度Trが第1の基準温度Tshより高ければ
(ステップ139=YES)、コンプレッサクラッチ4
2をONにして(ステップ142)、内燃機関1により
コンプレッサ43を駆動する。ステップ140とステッ
プ141は、図6のステップ125とステップ126に
対応する。ステップ140で否定もしくはステップ14
1で肯定されたら、コンプレッサクラッチ42をOFF
にしてコンプレッサ43が内燃機関1により駆動されな
い様にする(ステップ143)。
【0032】エアコンが作動している時の車速と、内燃
機関1の作動状態と、回転機40の作動状態と、コンプ
レッサクラッチ42の作動状態と、クランククラッチ4
4の作動状態のタイムチャートを図8に示す。図8に示
す様に、イグニッションスイッチ20からスタート信号
が入力されると、クランククラッチ44をONにし、コ
ンプレッサクラッチ42はOFFのままとした上で、回
転機40を電動機として機能させて内燃機関1を始動す
る。即ち、本実施の形態においては、回転機40は、ス
タータモータとして併用されているのである。そして、
始動完了後は、回転機40を発電機機能に切り替え、コ
ンプレッサクラッチ42をONにして、内燃機関1でも
ってコンプレッサ43を駆動する。
【0033】そして、信号待ちなどのために減速され、
車速が10km/h以下となると、ステップ111〜1
18の判断を経て燃料カットがなされ、内燃機関1が自
動的に停止される。すると、これにやや遅れてクランク
クラッチ44がOFFとなり、さらに、回転機40が電
動機能に切り替えられ、コンプレッサ43が回転機40
による駆動に切り替えられる。
【0034】信号が青に変わり、クラッチがOFFとさ
れると、これにやや遅れてまず、回転機40が停止され
る。そして、コンプレッサクラッチ42をOFFに切り
替えた後、クランククラッチ44をONとして回転機4
0を電動機として駆動することで内燃機関1の再始動を
実行する。そして、内燃機関1が再始動されたら、始動
時と同様に、回転機40を発電機に切り替え、コンプレ
ッサクラッチ42をONとして内燃機関1でコンプレッ
サ43を駆動する状態に戻す。
【0035】なお、エアコンが作動していないときは、
図9のタイムチャートに示す様に、コンプレッサクラッ
チ42はずっとOFFのままとなり、回転機40も、始
動時及び再始動時だけ電動機とされ、走行中は発電状態
に、停車中は停止状態に制御される。
【0036】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明はこれに限らず、さらに種々なる態様で
実施できる。例えば、図10に示す様に、コンプレッサ
クラッチ42とクランククラッチ44を、いずれも回転
機40の出力軸上に設置しておき、この回転機40の出
力軸に2つのプーリを設置して、コンプレッサ43及び
クランクシャフトとの間を別々にベルト41,41で連
結するようにしてもよい。
【0037】また、内燃機関以外に、スターリングエン
ジンや油圧モータなどを走行用の主動力装置として備え
る車両であってもそのまま本発明を適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態のシステム構成図である。
【図2】 そのコンプレッサへの動力伝達部分の連結状
態を示す構成図である。
【図3】 その制御装置部分の入出力関係を示す構成図
である。
【図4】 その制御装置によって実施される制御プログ
ラムの一部を示すフローチャートである。
【図5】 その制御装置によって実施される制御プログ
ラムの一部を示すフローチャートである。
【図6】 その制御装置によって実施される制御プログ
ラムの一部を示すフローチャートである。
【図7】 その制御装置によって実施される制御プログ
ラムの一部を示すフローチャートである。
【図8】 実施の形態におけるエアコンON時の動作を
説明するタイミングチャートである。
【図9】 実施の形態におけるエアコンOFF時の動作
を説明するタイミングチャートである。
【図10】 コンプレッサへの動力伝達部分の変形例の
構成図である。
【符号の説明】
1・・・内燃機関、15a・・・スロットル位置セン
サ、15b・・・アイドルスイッチ、20・・・イグニ
ッションスイッチ、23・・・車速センサ、25・・・
駐車ブレーキスイッチ、37・・・電子制御装置、39
a・・・ドアスイッチ、39b・・・デフォッガスイッ
チ、39c・・・クラッチスイッチ、39d・・・エア
コンスイッチ、39e・・・ターンスイッチ、39f・
・・バッテリ電圧センサ、39g・・・水温センサ、3
9h・・・車室温センサ、40・・・回転機、41・・
・ベルト、42・・・コンプレッサクラッチ、43・・
・コンプレッサ、44・・・クランククラッチ、45・
・・インバータ、46・・・バッテリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 豊児 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両走行用の主動力装置によって駆動さ
    れ、冷媒を圧縮するコンプレッサと、 前記主動力装置とは別に前記コンプレッサを駆動する補
    助動力装置と、 前記コンプレッサを駆動すべき条件になっているか否か
    を判断するコンプレッサ駆動条件判断手段と、 該コンプレッサ駆動条件判断手段によって前記コンプレ
    ッサ駆動条件になっていると判断されているとき、前記
    主動力装置が停止されている場合には前記補助動力装置
    によって前記コンプレッサを駆動し、前記主動力装置が
    運転されているときには該主動力装置によって前記コン
    プレッサを駆動するように、コンプレッサ駆動源を前記
    主動力装置と前記補助動力装置とで切り替えるコンプレ
    ッサ駆動源切替手段とを備えてなる車載コンプレッサの
    運転制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車載コンプレッサの運転
    制御装置において、 車両が所定の停車状態にあるか否かを判断する停車判断
    手段と、 車両が前記所定の停車状態にあるとき、発進状態に移行
    するための所定の運転操作がなされたか否かを判断する
    発進判断手段と、 前記停車判断手段によって車両が所定の停車状態にある
    と判断されたときに前記主動力装置を停止させ、前記発
    進判断手段によって前記所定の運転操作がなされたと判
    断されたときに前記主動力装置を再始動する主動力装置
    停止再始動手段とを備え、 前記コンプレッサ駆動源切替手段が、前記主動力装置停
    止再始動手段による前記主動力装置の始動停止状態と、
    前記コンプレッサ駆動条件判断手段の判断結果とに基づ
    いて、前記コンプレッサ駆動源の切替を実行する手段と
    して構成されることを特徴とする車載コンプレッサの運
    転制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の車載コンプレッサ
    の運転制御装置において、前記補助動力装置が、車載バ
    ッテリと接続され、前記主動力装置によって駆動される
    ことにより蓄電用の発電機として機能すると共に、前記
    車載バッテリから給電されることにより電動機として機
    能する回転機であり、 該回転機が、前記コンプレッサ駆動源切替手段によって
    コンプレッサ駆動源とされるときに発電機から電動機に
    機能を切り替えられる様に構成されていることを特徴と
    する車載コンプレッサの運転制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車載コンプレッサの運転
    制御装置において、 前記回転機が、前記主動力装置のスタータとして併用さ
    れることを特徴とする車載コンプレッサの運転制御装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか記載の車載コン
    プレッサの運転制御装置において、 前記コンプレッサと前記主動力装置との連結状態を切り
    替える第1のクラッチ手段と、 前記コンプレッサと前記補助動力装置との連結状態を切
    り替える第2のクラッチ手段とを備え、 前記コンプレッサ駆動源切替手段が、前記第1のクラッ
    チ手段を非連結状態にすると共に第2のクラッチ手段を
    連結状態にすることによって、前記コンプレッサ駆動源
    を主動力装置から補助動力装置に切り替える様に構成さ
    れていることを特徴とする車載コンプレッサの運転制御
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の車載コンプレッサの運転
    制御装置において、 前記コンプレッサ駆動源切替手段が、前記第1のクラッ
    チ手段及び第2のクラッチ手段を連結状態にすることに
    よって、前記コンプレッサ駆動源を主動力装置に設定す
    ると共に、前記補助動力装置を発電機として機能させる
    様に構成されていることを特徴とする車載コンプレッサ
    の運転制御装置。
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