JP6388720B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、寒冷地向け融雪用の空気調和装置に関するものである。
寒冷地で空気調和装置を暖房運転として使用すると、室外機の内部に設けられた熱交換器に霜が付着して、熱交換器の熱交換の性能の低下を招く。このため、一般的には、空気調和装置の冷媒回路内の高温高圧の冷媒を、暖房運転時と逆方向に流通させて、室外機の内部の熱交換器に流通させるとともに、室外ファンを停止させることで除霜運転行う。そして、熱交換器に付着した霜が溶けることで発生するドレン水は、室外機の底部に設けられた排出口を通って室外機の外に排出される。
この際、除霜運転完了直後に空気調和装置の暖房運転を再開すると、室外機内の熱交換器が即座に冷やされて、ドレン水が熱交換器に再氷結するという問題がある。このため、従来の空気調和装置は暖房運転の再開前に暖房運転を例えば2分間停止させることで、ドレン水の排水に必要な時間を確保している。
外気温度が氷点下を大きく下回る極寒地域、又は、豪雪地域においては、除霜運転後に一定期間の運転停止状態を設けてもドレン水の排水中に再氷結が始まり、氷結したドレン水が成長する。これにより、室外機内の熱交換器の熱交換の性能低下及び熱交換器の破損などが発生し得る。
また、外気温度が氷点下を大きく下回る極寒地域、又は、豪雪地域においては、空気調和装置の運転停止時に室外機内のファン及びその周辺に霜が付着し、氷へと成長する。そして、この氷により、ファン自体の偏心回転、又は、ファンが氷へ接触することによるファンモータの故障などが発生し得る。
上記のような問題を解決するために、従来より、除霜運転後の熱交換器に付着した水分を完全に蒸発させるため、ヒータを使用して熱交換器を暖める制御を導入した空気調和装置が提案されている。
また、室外機内の熱交換器及び室外機の底部に設けられた排出口の氷結防止策として、外気温度が所定値以下である場合は除霜運転の動作を強制的に長く実施する制御を導入した空気調和装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−243211号公報
特許文献1で提案された空気調和装置においては、ドレン水の排水中にドレン水が再氷結しないように、除霜運転の運転時間を延長させる。そうすると、ファンの停止時間が長くなり冷媒回路内が異常高圧となる。この異常高圧によって、冷媒回路を構成する配管が破損する可能性がある。
また、熱交換器に付着した水分を蒸発させるために室外機内にヒータを導入するとコストと電力が上昇し、また、室外機の内部のスペースが縮小してしまう。
一方で、除霜運転の運転時間を短くしたり、室内機内にヒータを導入しないと除霜運転後に発生したドレン水が熱交換器及び排出口で再氷結してしまうという問題点があった。
本発明は、上記のような課題を背景になされたものであり、除霜運転後に発生したドレン水が再氷結しない空気調和装置を得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機から吐出された冷媒の流れを切替える切替弁と、前記圧縮機から吐出された冷媒を凝縮させる凝縮器と、前記凝縮器から流出した冷媒を減圧させる絞り装置と、前記絞り装置で減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記蒸発器に空気を供給するファンと、前記圧縮機、前記切替弁、前記絞り装置、及び前記ファンの駆動を制御して暖房運転、除霜運転、及び冷房運転を実行する制御装置と、を有し、前記制御装置は、前記凝縮器に前記圧縮機から吐出された冷媒が流れるように前記切替弁を切替え、前記圧縮機及び前記ファンを駆動させて前記暖房運転を実行し、前記暖房運転後、前記蒸発器に前記圧縮機から吐出された冷媒が流れるように前記切替弁を切替え、前記ファンを停止させて前記除霜運転を実行し、除霜時間経過後、前記圧縮機を停止して前記除霜運転を終了させ、待機時間経過後、前記切替弁を前記除霜運転の状態のままにし、前記圧縮機及び前記ファンを駆動させて前記冷房運転を実行し、外気温度を測定する温度センサを更に備え、前記制御装置は、前記外気温度が基準温度の範囲内であって、前記除霜運転の運転回数が基準回数を超えた場合に前記冷房運転を実施するものである。
本発明によれば、空気調和装置の制御装置は、除霜運転終了後の待機時間経過後に、切替弁を除霜運転のままに維持し、冷房運転として圧縮機及びファンを駆動させるように構成する。このようにすることで、除霜運転後に発生したドレン水が再氷結しない空気調和装置を得ることができる。
本発明の実施の形態に係る空気調和装置の概略システム図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和装置の冷媒回路の概略図である。 従来の空気調和装置の除霜運転制御におけるタイムチャート図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和装置の除霜運転制御におけるタイムチャート図である。 本発明の実施の形態に係る空気調和装置の制御におけるフローチャート図である。
以下、本発明の空気調和装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、図面の形態は一例であり、本発明を限定するものではない。また、各図において同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。さらに、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態.
[空気調和装置の構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置の概略システム図である。図1に示されるように、空気調和装置100は、室内制御ボックス1と、室外ユニット2と、ポンプ5と、配管4とを有している。室内制御ボックス1は、寒冷地向けのヒートポンプ冷凍サイクルによる温水生成機である空気調和装置100の室外ユニット2に電気配線で接続されている。また、室内制御ボックス1は、ポンプ5に電気配線等で接続されている。
配管4の一部は、例えば駐車場の地中に埋められた配管6、及び建築物の屋根に設置された配管7によって構成される。室外ユニット2と、ポンプ5とは、配管4を介して冷媒回路を構成している。冷媒回路の冷媒としては例えば水を用いる。ポンプ5は、室外ユニット2の凝縮器3で温められた水を、冷媒回路を構成する配管4に流通させ、駐車場や建築物の屋根に積もった雪を溶かす。このように、本発明の実施の形態に係る空気調和装置100は、寒冷地向け融雪用のヒートポンプ冷凍サイクルにより生成した温水を利用するものである。
室内制御ボックス1は、制御装置1aと、リモコン1bとから構成されている。制御装置1aは、例えばマイコンによって構成され、記憶部1gと、通信部1dと、入力部1eと、CPU1fとを有する。CPU1fは、リモコン1bからの操作等を受け付け、各種の演算処理を実行する。記憶部1gは、後述する除霜運転の積算運転回数等を記憶し、必要に応じてCPU1fにデータを送信する。通信部1dは、CPU1fからの指令を受け、後述する室外ユニット2内の圧縮機8、切替弁9、絞り装置10、及びファン11を駆動制御するための信号を送信する。入力部1eは、CPU1fからの指令を受け、ポンプ5を駆動制御するための信号を送信する。つまり、制御装置1aは、圧縮機8、切替弁9、絞り装置10、及びファン11の駆動を制御して、暖房運転、除霜運転及び冷房運転を実行する。
リモコン1bは、空気調和装置100に対するユーザからの操作を受け付け、制御装置1aに操作に応じた信号を送信し、制御装置1aは当該信号等に応じて室外ユニット2を制御する。例えば、ユーザがリモコン1bを操作する。そして、制御装置1aは当該リモコン1bの操作を受け付け、凝縮器3から出てくる水の出口の温度を調節したり、ポンプ5を制御して配管6及び配管7循環する水の流量を調整したりする。また、リモコン1bは、表示部(図示省略)を有し、表示部に空気調和装置100が暖房運転モードであるか、除霜運転モードであるかなどを表示する。温度センサ1cは、外気の温度を測定し、制御装置1aに外気の温度データを送信する。
図2は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置の冷媒回路の概略図である。図2に示されるように、室外ユニット2は、圧縮機8、切替弁9、凝縮器3、絞り装置10及び蒸発器12を冷媒配管15で接続し冷媒を循環させる冷媒回路を有する。蒸発器12の近傍には、蒸発器12に熱交換をするための空気を送るためのファン11が設けられている。なお、凝縮器3としては、例えばプレート式熱交換器を用い、絞り装置10としては、例えば開度が可変な電子膨張弁を用いる。凝縮器3は、配管4を流れる水と、冷媒配管15を流れる冷媒との間で熱交換を行う。
[暖房運転]
次に、空気調和装置100の暖房運転時の動作について説明する。暖房運転は、圧縮機8から吐出された冷媒が、切替弁9を経由し、凝縮器3で凝縮され、絞り装置10を通過する。そして、冷媒は、絞り装置10で減圧され、蒸発器12で蒸発しながらファン11によって送り込まれた空気を冷却する。その後、冷媒は、切替弁9を経由して圧縮機8に吸入される。暖房運転時において、配管4を流れる水は、凝縮器3で冷媒配管15を流れる高温高圧の冷媒と熱交換を行うことにより、冷水から温水へと温められる。そして、上述したように、温水は、例えば駐車場の地中に埋められた配管6、及び建築物の屋根に設置された配管7を通り、駐車場又は屋根等に積もった雪を融解する。
[除霜運転]
次に、空気調和装置100の除霜運転時の動作について説明する。除霜運転時は、圧縮機8から吐出された高温高圧の冷媒が、実線の矢印で示すように、切替弁9を経由し、蒸発器12に送られる。高温高圧の冷媒は蒸発器12で熱交換され、蒸発器12に生じた霜を融解する。このとき、ファン11は停止している。その後、冷媒は、絞り装置10を通過し、絞り装置10で減圧され凝縮器3で熱交換して配管4を流れる水を冷却し、切替弁9を経由して圧縮機8に吸入される。融解された霜はドレン水となり、蒸発器12から滴下して、室外ユニット2の底部に設けられている排出口(図示省略)から室外ユニット2の外部へ排出される。
図3は、従来の空気調和装置の除霜運転制御におけるタイムチャート図である。図3に示されるように、暖房運転中は、制御装置は圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒が凝縮器に向かうように、切替弁は流路を切り換えている。この流路の切替え状態を以下、切替弁のON状態という。また、暖房運転中は、制御装置はファンを運転状態にし、蒸発器を冷却している。
次に、ある一定の時間が経過した場合、暖房運転から除霜運転に切替わる。この際、制御装置は、圧縮機の運転周波数を一時的に最小周波数とした後、除霜運転用の周波数で圧縮機を駆動する。除霜運転中は、制御装置は、圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒が蒸発器に向かうように切替弁の流路を切り換えている。この流路の切替え状態を以下、切替弁のOFF状態という。また、除霜運転中は、制御装置はファンの運転を停止させている。
そして、除霜運転を行ってからある一定の時間が経過した後、蒸発器から滴下したドレン水が室外ユニットの底部に設けられた排出口から排出されるために、圧縮機を2分間停止している。しかしながら、外気温度が氷点下を大きく下回る極寒地域、又は豪雪地域においては、2分間のドレン水の排水中に再氷結が始まることがある。そして、再氷結したドレン水が成長していくと、蒸発器の熱交換の性能の低下、又は蒸発器の破損などの問題を引き起こすことがある。
このように、図3に示される従来の空気調和装置の除霜運転では、ドレン水の再氷結により蒸発器が破損等する可能性がある。そのため、これらの問題を回避するために空気調和装置100では以下の運転制御を行っている。
図4は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置の除霜運転制御におけるタイムチャート図である。空気調和装置100は、通常は従来の除霜運転のように暖房運転及び除霜運転を繰り返し行い、蒸発器12の付着した霜を取り除いている。ここで、空気調和装置100は、除霜運転開始時の外気温度と、除霜運転の積算運転回数を判定条件として、除霜運転後に暖房運転及び除霜運転とは異なる運転を行う。
図4に示されるように、通常は、暖房運転及び除霜運転を繰り返すが、外気温度が基準温度であるX℃以下であって、除霜運転の積算運転回数が基準回数のY回目を終了した場合、制御装置1aは、基準の待機時間として圧縮機8を3分間停止させる。その後、基準時間のZ分間の間、制御装置1aは、切替弁9をOFF状態としたまま、圧縮機8及びファン11を駆動させる。なお、切替弁9をOFF状態としたまま、圧縮機8及びファン11を駆動させる運転を冷房運転と称する。そして、制御装置1aは、Z分間の冷房運転終了後に再度3分間、圧縮機8及びファン11を停止させた後、切替弁9をON状態に戻すとともに、除霜運転の積算運転回数を0にリセットし、暖房運転に切替える。
なお、暖房運転中にリモコン1bの表示部に冷房運転と表示されるとユーザが混乱してしまうため、冷房運転中は、リモコン1bの表示部に除霜運転中と表示して、ユーザに冷房運転をしていると認識されないような仕様となっている。
また、圧縮機8の運転周波数は、暖房運転時は、除霜運転時より大きく、除霜運転時は、冷房運転時より大きくなるようにする。これは、除霜運転時は、除霜をするために圧縮機8を駆動させるため、暖房運転時ほどの運転周波数を必要としないためである。さらに、冷房運転時は、ドレン水の再氷結を防ぐために圧縮機8を駆動させるため、除霜運転時ほどの運転周波数を必要としないためである。このように、運転状態に応じて、圧縮機8の運転周波数を変化させることで、消費電力を削減することができる。
ここで、冷房運転前後において圧縮機8の運転を3分間停止させることで、起動時に圧縮機8から油が持ち出されることを防止し、圧縮機8の動作の信頼性を確保することができる。なお、本実施の形態において冷房運転前後に圧縮機8を3分間停止させる例を示したが、本発明はこれに限定されず、空気調和装置100の設置状況等に応じて圧縮機8の停止時間を適宜変更してもよい。
[冷房運転]
次に、空気調和装置100の冷房運転時の動作について説明する。
冷房運転時は、低温低圧の冷媒が圧縮機8によって圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって吐出される。圧縮機8から吐出された高温高圧のガス冷媒は、切替弁9を介して蒸発器12に流入する。蒸発器12に流入した高温高圧のガス冷媒は、ファン11によって室外空気に放熱しながら凝縮し、高圧の液冷媒となる。蒸発器12を流出した高圧の液冷媒は、絞り装置10によって低温低圧の気液二相冷媒に減圧された後、凝縮器3へ流入する。そして、低温低圧の気液二相冷媒は、配管4内を流れる水から吸熱することで、配管4内を流れる水を冷却し、低温低圧のガス冷媒となる。凝縮器3から流出した低温低圧のガス冷媒は、再び圧縮機8に吸引される。
冷房運転時において、蒸発器12が凝縮器として機能し室外ユニット2の蒸発器12が温められる。すると、除霜運転時に発生したドレン水の再氷結を防止するだけでなく、蒸発器12に付着した雪又は氷を溶かして風路が確保され、熱交換器の熱交換の性能の低下を防止することができる。また、冷房運転中は、ファン11が駆動するため、冷媒回路内の異常高圧、及び室外ユニット2内の電気品(図示省略)の異常高温を防ぐことが可能となる。さらに、室外ユニット2の蒸発器12で暖められた空気がファン11の方へと流れていき、ファン11及びファン11周辺に付着した雪及び氷を溶かすことができる。これにより、ファン11自体の偏心回転、又は、ファン11が氷へ接触することによるファンモータの故障などを防止することができる。
なお、外気温度が低い状態で、冷房運転をすると、凝縮器3から出た配管4内の水の温度が、リモコン等で設定した設定温度を下回ってしまい空気調和装置100が停止してしまう。このため、冷房運転時は、凝縮器3から出た配管4内の水の温度と設定温度の差をある一定値となるように固定して冷房運転を行う。
また、冷房運転の開始条件として設定されている外気温度の基準温度X℃は−5℃〜−10℃とし、除霜運転の積算運転回数の基準回数Yは3回〜5回を設定可能な範囲とする。また、冷房運転時間の基準時間Z分間は、5分間〜15分間を設定可能な範囲とする。そして、これらの基準温度、基準回数、及び基準時間は、空気調和装置100のリモコン1b、又は制御基板(図示省略)に搭載の切替スイッチを使用してユーザ側で適宜、設定変更が可能な仕様となっている。これにより、空気調和装置100の設置地域、又は、季節環境によってドレン水の氷結の発生度合いが異なることを考慮して、様々な状況下でも最適な制御値を設定することができる。
図5は、本発明の実施の形態に係る空気調和装置の制御におけるフローチャート図である。以下、図2及び図4を参照しながら図5の各ステップに基づいて空気調和装置100の制御装置1aの制御動作について説明する。
(ステップST1)
制御装置1aは、ある一定時間、圧縮機8の運転周波数を除霜運転用の周波数に設定すると共に、切替弁9をOFF状態にし、ファン11を停止させる。また、制御装置1aは、除霜運転の積算運転回数に1を加算する。その後、制御装置1aは、(ステップST2)へ移行する。
(ステップST2)
除霜運転をした後、制御装置1aは、切替弁9をOFF状態にし、ファン11を停止させたまま、基準の待機時間として圧縮機8を3分間停止させる。その後、(ステップST3)へ移行する。
(ステップST3)
制御装置1aは、空気調和装置100の運転モードが暖房運転であるか否かを判断する。運転モードが暖房運転である場合は、制御装置1aは、(ステップST4)へ移行し、それ以外の場合は、(ステップST9)へ移行する。
(ステップST4)
制御装置1aは、温度センサ1cから外気温度のデータを取得し、外気温度が基準温度X℃以下であるか否かを判断する。外気温度が基準温度X℃以下である場合は、制御装置1aは、(ステップST5)へ移行し、それ以外の場合は、(ステップST9)へ移行する。
(ステップST5)
制御装置1aは、除霜運転の積算運転回数が基準回数のY回目以上であるか否かを判断する。積算運転回数が基準回数のY回目以上である場合は、制御装置1aは、(ステップST6)へ移行し、それ以外の場合は、(ステップST9)へ移行する。
(ステップST6)
制御装置1aは、切替弁9をOFF状態のままに維持し、圧縮機8及びファン11を駆動させて冷房運転を行う。その後、制御装置1aは、(ステップST7)へ移行する。
(ステップST7)
制御装置1aは、冷房運転が基準時間のZ分間、継続されているか否かを判断する。冷房運転が基準時間のZ分間、継続されている場合は、制御装置1aは、(ステップST8)へ移行し、それ以外の場合は、(ステップST11)へ移行する。
(ステップST8)
制御装置1aは、除霜運転の積算運転回数をゼロにリセットする。その後、制御装置1aは、(ステップST9)へ移行する。
(ステップST9)
制御装置1aは、切替弁9をOFF状態のままに維持し、圧縮機8及びファン11を3分間停止させる。
(ステップST10)
制御装置1aは、切替弁9をON状態にし、圧縮機8及びファン11を駆動させ暖房運転を行う。
(ステップST11)
制御装置1aは、リモコン操作による空気調和装置100の運転の停止、又は、空気調和装置100の運転異常によって冷房運転が途中で停止したことを検知する。その後、制御装置1aは、(ステップST12)へ移行する。
(ステップST12)
制御装置1aは、圧縮機8の運転周波数をゼロにし、空気調和装置100の運転モードを暖房モードに切替えてから空気調和装置100の運転を停止する。このようにすることで、再度、空気調和装置100の運転を開始した際に、暖房運転モードで再スタートすることができ、ユーザが運転モードに関して混乱することを避けることが可能となる。その後、制御装置1aは、(ステップST13)へ移行する。
(ステップST13)
制御装置1aは、次の暖房運転又は除霜運転を実施する。なお、この際、制御装置1aは、除霜運転の積算運転回数をゼロにリセットしない。その後、制御装置1aは、(ステップST1)へ移行する。
[実施の形態の効果]
以上のことから、本実施の形態に係る空気調和装置100は、圧縮機8、凝縮器3、絞り装置10、蒸発器12及び、暖房運転及び除霜運転を切り換える切替弁9を冷媒配管15で接続し冷媒を循環させる冷媒回路と、蒸発器12に熱交換させる空気を送り込むファン11と、圧縮機8、絞り装置10、切替弁9、及びファン11を制御する制御装置1aと、を備え、制御装置1aは、圧縮機8を停止して除霜運転を終了させ、除霜運転終了後の基準の待機時間経過後に、切替弁9を除霜運転の状態にし、冷房運転として圧縮機8及びファン11を基準時間駆動させる。このようにすることで、除霜運転後に発生したドレン水が再氷結しない空気調和装置100を得ることができる。また、室外ユニット2の蒸発器12で暖められた空気がファン11の方へと流れていき、ファン11及びファン11周辺に付着した雪及び氷を溶かすことができる。これにより、ファン11自体の偏心回転、又は、ファン11が氷へ接触することによるファンモータの故障などを防止することができる。
また、本実施の形態に係る空気調和装置100は、外気温度を測定する温度センサ1cを更に備え、制御装置1aは、外気温度が基準温度の範囲内であって、除霜運転の運転回数が基準回数を超えた場合に冷房運転を実施する。このようにすることで、冷房運転の実施回数を抑制し、空気調和装置100の暖房能力の低下率を抑えることが可能となる。
また、本実施の形態に係る空気調和装置100は、基準時間、基準温度、及び基準回数は設定変更が可能である。このようにすることで、空気調和装置100の設置地域、又は、季節環境によってドレン水の氷結の発生度合いが異なることを考慮して、様々な状況下でも最適な制御値を設定することができる。
また、空気調和装置100の運転状態を表示するリモコンを更に備え、制御装置1aは、冷房運転中においてリモコンに除霜運転中と表示させる。このようにすることで、暖房運転中にリモコン1bの表示部に冷房運転と表示されるとユーザが混乱してしまうことを避けることができる。
1 室内制御ボックス、1a 制御装置、1b リモコン、1c 温度センサ、1d 通信部、1e 入力部、1f CPU、1g 記憶部、2 室外ユニット、3 凝縮器、4 配管、5 ポンプ、6 配管、7 配管、8 圧縮機、9 切替弁、10 絞り装置、11 ファン、12 蒸発器、15 冷媒配管、100 空気調和装置。

Claims (5)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機から吐出された冷媒の流れを切替える切替弁と、
    前記圧縮機から吐出された冷媒を凝縮させる凝縮器と、
    前記凝縮器から流出した冷媒を減圧させる絞り装置と、
    前記絞り装置で減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器と、
    前記蒸発器に空気を供給するファンと、
    前記圧縮機、前記切替弁、前記絞り装置、及び前記ファンの駆動を制御して暖房運転、除霜運転、及び冷房運転を実行する制御装置と、を有し、
    前記制御装置は、
    前記凝縮器に前記圧縮機から吐出された冷媒が流れるように前記切替弁を切替え、前記圧縮機及び前記ファンを駆動させて前記暖房運転を実行し、
    前記暖房運転後、前記蒸発器に前記圧縮機から吐出された冷媒が流れるように前記切替弁を切替え、前記ファンを停止させて前記除霜運転を実行し、
    除霜時間経過後、前記圧縮機を停止して前記除霜運転を終了させ、
    待機時間経過後、前記切替弁を前記除霜運転の状態のままにし、前記圧縮機及び前記ファンを駆動させて前記冷房運転を実行し、
    外気温度を測定する温度センサを更に備え、
    前記制御装置は、
    前記外気温度が基準温度の範囲内であって、前記除霜運転の運転回数が基準回数を超えた場合に前記冷房運転を実施する
    空気調和装置。
  2. 前記制御装置は、
    冷房運転時の運転周波数より除霜運転時の運転周波数の方が大きく、除霜運転時の運転周波数より暖房運転時の運転周波数が大きくなるように制御する
    請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記冷房運転は、基準時間の間、継続して運転される
    請求項1又は2に記載の空気調和装置。
  4. 前記基準時間、前記基準温度、及び前記基準回数は設定変更が可能である
    請求項に記載の空気調和装置。
  5. 空気調和装置の運転状態を表示するリモコンを更に備え、
    前記制御装置は、
    前記冷房運転中において前記リモコンに除霜運転中と表示させる
    請求項1〜のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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