JP6771302B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は空気調和機に係り、特に、凍結防止パイプを有する空気調和機に関する。
空気調和機の暖房運転では、室外熱交換器に発生した霜を溶かすために、暖房サイクルとは逆の冷凍サイクル運転である除霜サイクルの運転をおこなうことがある。この除霜サイクルの運転により、霜の融解水は、室外熱交換器から流れ落ちて、室外熱交換器の下方に配設されたドレンパンに集められ、ドレン孔から排水される。
しかし、外気温が常に氷点下を下回るような極寒環境下では、除霜サイクルの運転により融解したドレン水が、ドレンパンで再凍結して、除々にドレンパン上で成長して大きくなり、ついには、室外熱交換器や室外機ファンの破壊などを引き起こすことがある。
このため、ドレン水の再凍結を防止する方法が種種考案されている。
例えば、特許文献1には、「冷媒配管の一部を室外ドレンパンに配設し、暖房運転時には室外ドレンパンに溜まったドレン水の凍結を抑制する」ことが記載されている。
特許文献2には、「除霜運転時、圧縮機から吐出される高温冷媒をドレンパンに配設されたホットガス管、蒸発器の順に供給して除霜を行う」ことが記載されている。
特開昭60−60466号公報 特開平8−219599号公報
上記の特許文献1に記載の先行技術によれば、空気調和機では室外ドレンパンに溜まったドレン水の凍結を防止するため冷媒配管の一部を配設することにより、ある程度のドレンパン内の凍結を防止することはできるが低外気温時ではドレン水を凍結させないために必要な熱量が増えるため、低外気温条件が続く状況では凍結してしまうという問題がある。
また、特許文献2に記載の先行技術では、除霜運転時に圧縮機から吐出される高温冷媒をドレンパンに配設されたホットガス管に供給することで低外気温時においてもドレン水の凍結を防止できるが、除霜運転が終了しホットガス管に高温冷媒が供給されない状態で暖房運転するとドレン水の凍結が進んでしまう。また、ドレン水の凍結を回避するため、ホットガス管に高温冷媒の供給回数を増やすことは低外気温時に暖房能力を低下させ、暖房運転により室内の快適性を確保ができなくなってしまうことになる。
また、冷房運転と同じ冷凍サイクル運転を行う除霜運転の頻度が増すと、室内熱交換器への高温高圧のガス冷媒の供給量が低下するため、室内温度を維持することが困難となり、室内の快適性を維持できなくなる場合がある。
本発明の目的は、室外熱交換器のドレン水の凍結に関連する暖房能力の低下を抑制する空気調和機を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明の空気調和機は、圧縮機、四方切替弁、室内熱交換器、室外熱交換器、前記室外熱交換器側に配設され暖房サイクル時に動作する第1の膨張機構、及び、前記室内熱交換器側に配設され冷房サイクル時に動作する第2の膨張機構を接続する冷媒流路と、前記第1の膨張機構と前記第2の膨張機構との間を接続する冷媒流路であって、前記室外熱交換器の下方に位置するホットガス管と、前記圧縮機と前記四方切替弁との間の前記冷媒流路と、前記ホットガス管と前記第2の膨張機構との間の前記冷媒流路とを接続するホットガスバイパス管と、を有する。
前記室内熱交換器は、第1の室内熱交換器と第2の室内熱交換器とから構成され、前記第1の室内熱交換器と前記第2の室内熱交換器との間には、室内膨張弁を備える。
再熱除湿運転を行う際に、前記第1の室内熱交換器を蒸発器、前記第2の室内熱交換器を凝縮器として直列接続し前記ホットガスバイパス管から前記第2の室内熱交換器に高温高圧のガス冷媒を供給する構成にした。
本発明によれば、低外気温条件での暖房運転においても、室外熱交換器の熱交換能力の低下を抑制し、快適な室内温度を維持できる空気調和機を提供することができる。
空気調和機の全体構成図である。 凍サイクルの構成図である。 制御部の室外熱交換器の除霜に関する制御フローである。 室外機(室外熱交換器)の断面を示す図である。 室外交換器にホットガス管を設けた場合の冷凍サイクルの構成図である。 ホットガスバイパス管の他の配設例を示す冷凍サイクルの構成図である。 再熱除湿機能をもつ空気調和機の冷凍サイクルの構成図である。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は実施例の空気調和機1の全体構成を示す図である。
空気調和機1は、室内機2と室外機3とを冷媒配管4、電気配線、信号配線などを介して接続されたセパレート形空気調和機であり、リモコン5により運転操作されている。
なお、後記する実施例1(図2)、実施例2(図4、図5)、実施例3(図6)は参考例である。実施例4、再熱除湿を行う実施例である(図7参照)。
《実施例1》
まず、室外機3のドレンパンのドレン水の凍結を防止するため、図示しないドレンパンにホットガス管45を配設した実施例を図2により説明する。図2は、本実施例の冷凍サイクルの構成を示す図である。
図2の冷凍サイクルは、アキュムレータ36、圧縮機35、四方切替弁37、室内熱交換器23、減圧器(膨張機構)34、室外熱交換器33が、冷媒が循環するように接続され、冷媒流路切替弁である四方切替弁37の切替状態により、冷房サイクルと暖房サイクルが切り替えられる。図2の四方切替弁37は、暖房サイクルの冷媒流路の状態を示している。
ホットガス管45は、室内熱交換器23の液管44と、減圧器34との間を接続し、図示しない室外機3のドレンパンに配設される。
室外機3のドレンパンは、室外機3の室外熱交換器33の下部に設けられ、室外熱交換器33の霜の融解水を受け止める皿である。霜の融解水であるドレン水(融解水)は、室外機3の外に排水される。
ここで、図2の冷凍サイクルの暖房サイクルについて説明する。
暖房サイクルでは、冷媒は、圧縮機35により高温高圧のガス状態に圧縮される。このガス冷媒は、四方切替弁37により、利用側ガス管43を経由して、室内熱交換器23に供給される。
室内熱交換器23は、室内送風モーター22で駆動された室内ファン21により通風され、室内空気と冷媒の間で熱交換が行われる。これにより、室内の暖房が行われる。
高温高圧のガス状態の冷媒は、凝縮器として作用する室内熱交換器23を通過して、液または気液混合の状態となる。そして、この冷媒は、室内熱交換器23を出て、液管44とドレンパンに配設されたホットガス管45を通って、減圧器34に到達する。ホットガス管45は、このように、減圧器34と室内熱交換器23を連絡する冷媒配管の一部で形成されたものとなっている。
液または気液混合の冷媒は、減圧器34により減圧されて、低圧の液または気液混合の冷媒となる。
減圧器34により低圧の液または気液混合の状態となった冷媒は、熱源側液管46を通って、室外熱交換器33に流入する。
室外熱交換器33では、室外送風モーター32で駆動された室外ファン31により通風され、室外空気と冷媒の間で熱交換が行われる。
この時、室外熱交換器33は、冷媒の蒸発器として作用し、室外空気は、冷媒の気化熱のために冷却される。場合によっては、0℃以下となって室外熱交換器33の伝熱面に着霜することがある。特に、外気の温度が低く、湿度が高い時にこの現象は顕著になり、室外空気の通風面に付着した霜により、室外熱交換器33の室外空気の通流が妨げられる。
着霜により室外熱交換器33の通風量が減少すると、室外熱交換器33の温度が更に低下し、益々霜が着きやすくなる。かくして、室外熱交換器33の着霜量は増え続け、空気調和機1が室外空気から汲み上げる熱量が減少し、暖房能力が減少して、室内を十分に暖房できなくなり、暖房の機能が喪失してしまう。このため、室外熱交換器33の霜を取り除く除霜サイクルの運転が必要になる。
この除霜サイクルについては、後述する。
図2の冷凍サイクルの暖房サイクルの説明に戻り、蒸発器として作用する室外熱交換器33で低圧のガス状態となった冷媒は、熱源側ガス管47を通って四方切替弁37に流入する。
四方切替弁37は、暖房サイクルでは図2のように、吐出配管42と利用側ガス管43との間で冷媒が通流するように接続され、熱源側ガス管47と吸込配管41との間で冷媒が通流するように切り換えられているので、室外熱交換器33で低圧のガス状態となった冷媒は、冷媒の気液分離を行うアキュムレータ36に流入する。
そして、ガス冷媒が、アキュムレータ36から圧縮機35に戻り、冷媒が循環する。
ここで、図2の冷凍サイクルの構成をより詳細に説明する。
室外熱交換器33と室内熱交換器23は、冷媒配管と伝熱フィンとで構成され、その冷媒配管で形成される冷媒回路を複数に分割して並列に接続されている。この冷媒回路は複数に区分して構成されている。
減圧器34は、冷房サイクルの冷房時に室外熱交換器33からの冷媒を減圧し、暖房サイクルの暖房運転時に室内熱交換器23からの冷媒を減圧する。なお、本実施例の減圧器34は絞り開度が制御可能な膨張弁、例えば電動式などで構成されている。
室内熱交換器23が設けられている室内機2には、室内熱交換器23に室内の空気を流通させる室内ファン21と、室内ファン21を駆動する室内送風モーター22とが備えられ、冷媒と室内の空気の間で熱交換を行う。
より詳細には、室内熱交換器23は、空気調和機1の暖房運転時には、暖房サイクルの高圧側熱交換器(凝縮器)として作用し、空気調和機1の冷房運転時には、冷房サイクルの低圧側熱交換器(蒸発器)として作用する。
なお、本実施例では、室内ファン21として横流ファンを使用している。
室外熱交換器33が設けられている室外機3には、室外熱交換器33に室外の空気を通流させる室外ファン31と、室外ファン31を駆動する室外送風モーター32とが備えられ、冷媒と室外の空気の間で熱交換を行う。
より詳細には、室外熱交換器33は、空気調和機1の暖房運転時には、暖房サイクルの低圧側熱交換器(蒸発器)として作用し、空気調和機1の冷房運転時には、冷房サイクルの高圧側熱交換器(凝縮器)として作用する。
なお、本実施例では、室外ファン31として軸流ファンを使用している。
つぎに、図2の冷凍サイクルにおける制御系について説明する。
本実施例の空気調和機1の冷凍サイクルは、制御部10により制御されている。
制御部10は、リモコン5(図1参照)の冷房運転や暖房運転や温度設定等の運転指示に基づいて、室内機冷媒温検知センサー11と、室外機冷媒温検知センサー12と、外気温検知センサー13と、室温検知センサー14の検出結果に応じて、圧縮機35と四方切替弁37と室外送風モーター32と室内送風モーター22を制御する。
詳しくは、室内機冷媒温検知センサー11は、暖房運転時には、室内熱交換器23の冷媒の温度を検出し、室外機冷媒温検知センサー12は、暖房運転時に室外熱交換器33の冷媒の温度を検出し、後述する除霜サイクルの運転要否を判定している。
以下に、除霜サイクルについて説明する。
上述したように、空気調和機1の暖房運転時に室外熱交換器33が着霜して、室外熱交換器33の蒸発器としての作用が低下し、空気調和機1の暖房能力が低下することがある。本実施例の制御部10は、室外機冷媒温検知センサー12で検出した冷媒の室外熱交換器33の入口温度が所定の温度を下回り、かつ、暖房サイクルの運転を所定の時間以上行っている場合に、着霜が所定の量に達したとみなし、つぎの除霜サイクルを行う。
この除霜サイクルでは、四方切替弁37を、暖房サイクルとは逆に、圧縮機35の吐出配管42と熱源側ガス管47とを接続し、アキュムレータ36の吸込配管41と利用側ガス管43とを接続するように切替える。
そして、圧縮機35を運転し、高温高圧状態のガス冷媒を、四方切替弁37を介して室外熱交換器33に流入させる。室外熱交換器33に入った冷媒は、高温高圧であるので室外熱交換器33に付着した霜を融解する。融解水は、室外熱交換器33の下方に滴下する。
この時、室外送風モーター32は、低速運転または停止され、室内送風モーター22も、低速運転または停止される。
室外熱交換器33に流入した高温高圧のガス冷媒は、伝熱面に着霜した霜および融解した霜(ドレン水)との熱交換で冷却されて凝縮し、液または気液混合の冷媒となる。
次いで、冷媒は、減圧器34に入り、低圧の液または気液混合の冷媒となり、室内熱交換器23に流入する。室内熱交換器23は蒸発器として作用し、冷媒はガス状態となって、圧縮機35に戻る。
これにより、冷媒が冷凍サイクルを循環し、除霜サイクルが運転される。
本実施例の制御部10は、室外機冷媒温検知センサー12で検出した冷媒の室外熱交換器33の入口温度が所定の温度を上回るか、除霜サイクルの運転を所定の時間以上行った場合に、着霜が無くなったとみなし、除霜サイクルの運転を終了し、暖房運転に復帰する。これにより、除霜が終了した直後の室外熱交換器33は、熱伝達の妨害をしていた霜が除かれているので、外気から冷媒への熱移動がスムーズに行われ、熱交換能力が回復し、室内の暖房能力の低下を抑制することができる。
上述の除霜サイクルによる室外熱交換器33の霜の融解水(ドレン水)は、ドレンパンに溜まる。暖房運転時には、ドレンパンには、高圧の液または気液混合冷媒が通流する液管44に接続するホットガス管45が配設されているので、ドレン水は加熱され凍結することがない。
しかし、寒冷地など外気温が極端に低い条件(極低温条件)では、このドレンパンに集められたドレン水が、0℃以下になり凍結することもある。ドレン水が凍結すると、室外熱交換器33の破損の可能性がある。
このため、実施例の空気調和機1では、暖房運転中に、外気温の状態に応じてホットガス管45に高温冷媒を適宜供給し、ドレン水を凍結させないように熱量を補填するようにした。
具体的には、圧縮機35の吐出配管42を液管44に連結するホットガスバイパス管48を設けた。そして、ホットガスバイパス管48のバイパス開閉弁(開閉機構)49により、圧縮機35の高温高圧のガス状態の冷媒を液管44に供給する。
バイパス開閉弁(開閉機構)49は、電磁式開閉弁で構成され、制御部10が、外気温検知センサー13により検出した外気温が所定値より低い場合に、バイパス開閉弁49が一定期間開くように制御して、液管44(ホットガス管45)へ高温高圧ガス冷媒の供給を行う。
これにより、寒冷地など外気温が極端に低い条件(極低温条件)でも、ホットガス管45にドレン水を凍結させないために必要な熱量を供給できるため、ドレンパンに集められたドレン水が凍結し排出口が塞がってしまうこともなく、ドレン水の排出ができるため暖房能力の低下を抑制することができる。
なお、本実施例ではバイパス開閉弁49は電磁式開閉弁としているが、電磁絞り開度が制御可能な膨張弁、例えば電動式などで構成しても良い。
ホットガスバイパス管48に、暖房運転の一定期間、圧縮機35の高温高圧のガス冷媒を分岐することにより、室内熱交換器23に供給される冷媒量が低下する。このため、室温検知センサー14により検出した室温が、リモコン5等により設定した暖房設定温度になるまでの到達時間が長期間化する可能性がある。
なお、以降の実施例の説明では、室温検知センサー14により検出した室温が、リモコン5等により設定した暖房設定温度を中心値とした所定の温度範囲の値になった時を、室温が設定温度に到達した状態としている。
このため、本実施例の制御部10は、暖房運転により設定室温に到達後の設定室温を維持する暖房運転中において、外気温が所定値より低い場合に、ホットガス管45に高温冷媒を供給するようにバイパス開閉弁49を一定の期間開くように制御する。
設定室温に到達後にホットガス管45に高温冷媒を供給することにより、室内熱交換器23に流れる高温冷媒が減少し供給熱量が減っても、設定室温に到達していることから、設定室温を維持することができる。したがって、設定室温を維持しながらドレン水の凍結防止ができる。
詳しくは、室内熱交換器23に流れる高温冷媒の減少分を補充するように、圧縮機35の駆動期間や駆動率を調整する。
また、制御部10は、バイパス開閉弁49を開弁してホットガス管45に高温冷媒を供給した際の、室内熱交換器23に流れる高温冷媒の熱量低下を補てんするために、圧縮機35の吐出温度がより高温になるように圧縮機35の回転速度を制御し、減圧器34を制御するようにしてもよい。
これにより、室内熱交換器23の暖房能力を低下することなく、ドレンパンのドレン水の凍結を防止することができる。
上記の暖房設定温度に到達した後に、ホットガスバイパス管48により高温高圧のガス冷媒をホットガス管45に供給することと、圧縮機35のガス冷媒の吐出温度を高温にすることとを組み合わせて実行してもよい。
つまり、外気温検知センサー13により検出した外気温が第1の所定温度より低い場合に、ホットガスバイパス管48により高温高圧のガス冷媒をホットガス管45に供給し、外気温が、第1の所定温度より低い第2の所定温度より低い場合に、圧縮機35のガス冷媒の吐出温度を高温にしてホットガス管45に供給するようにする。
これにより、空気調和機1の消費電力の増加を抑えて、所定温度の暖房を行いながらドレンパンのドレン水の凍結を防止することができる。
上記で、制御部10が、暖房運転の設定室温に到達後の設定室温を維持する暖房運転中に、ホットガスバイパス管48により高温高圧のガス冷媒をホットガス管45に供給すると述べたが、具体的には、つぎの制御を行う。
設定室温を維持する暖房運転中の圧縮機35は、駆動と停止の繰り返し動作を行っている。圧縮機35が停止している場合には、冷媒の循環はないが、圧縮機35の駆動時間の割合を制御することができる。したがって、外気温が所定値より低い場合に、圧縮機35の駆動時間を増して、ホットガス管45に供給する高温高圧のガス冷媒を確保することができる。
つまり、制御部10は、暖房運転中の圧縮機35を停止するサーモオフを行っている制御状態で、圧縮機35の駆動時間を増して、バイパス開閉弁49を開弁する。これにより、ホットガス管45に高温冷媒を供給する。
つぎに、ホットガスバイパス管48の構成と配置について詳細に説明する。
上記のとおり、ホットガス管45には、ホットガスバイパス管48と室内熱交換器23とに分流した圧縮機35の高温高圧のガス冷媒が合流して供給される。
ホットガスバイパス管48から供給する高温高圧のガス冷媒は、暖房に寄与しないため、ドレン水の凍結を防止する必要最小限の流量とすることが望ましい。
ホットガスバイパス管48に分岐するガス冷媒の流量比は、ホットガスバイパス管48側の冷媒流路の圧力損失と室内熱交換器23側の冷媒流路の圧力損失により決まる。
しかし、室内熱交換器23側の冷媒流路の冷媒流量に影響する室内熱交換器23の設置高さや流路長は、設置状況によっても変わる。また、ホットガスバイパス管48のガス冷媒の必要流量も、外気温により変わる。ホットガスバイパス管48に分岐するガス冷媒の流量比は、室内熱交換器23の設置条件や外気温により変動する。
しかし、ホットガスバイパス管48の管長は、室内熱交換器23側の冷媒流路長より短くなる。そこで、ホットガスバイパス管48の配管径を、利用側ガス管43または液管44の管径以下とする。
なお、ホットガスバイパス管48には、高温高圧のガス冷媒が通流するので、ホットガスバイパス管48の設置高さに制約はない。
上記では、バイパス開閉弁(開閉機構)49を電磁式開閉弁で構成する実施例を説明したが、バイパス開閉弁(開閉機構)49を電磁絞り開度が制御可能な膨張弁で構成してもよい。この場合には、ホットガスバイパス管48からホットガス管45にガス冷媒を供給する際に、絞り開度を調整して、ホットガスバイパス管48の圧力損失を室内熱交換器23側の冷媒流路の圧力損失のα倍以内(αは5)とする。
これにより、ホットガスバイパス管48に分岐するガス冷媒の流量比(流速比)を制御することができ、ドレン水の再凍結を防止する際の熱効率を向上することができる。
ところで、バイパス開閉弁49が開弁または絞り開度が開かれると、ホットガスバイパス管48にガス冷媒が通流することによりガス冷媒の流量が変動する。この結果、ホットガスバイパス管48と液管44との接続点では、圧力変動が生じる。この圧力変動により、液管44の気液2相冷媒がホットガスバイパス管48に逆流する可能性がある。
このため、ホットガスバイパス管48を、液管44の鉛直上方に配設して、液冷媒がホットガスバイパス管48に逆流することを防止する。
図3は、制御部10の室外熱交換器33の除霜に関する制御フローである。
まず、制御部10は、空気調和機1がリモコン5等による暖房運転の操作指示中であるか否かを判定する(S301)。
暖房運転の操作指示中であれば(S301のYes)、ステップS302に進む。暖房中の操作指示中でなければ(S301のNo)、処理を終了する。
ステップS302では、図2で説明した空気調和機1の暖房運転の暖房サイクル動作を行う。
そして、冷媒の室外熱交換器33の入口温度を室外機冷媒温検知センサー12で検出し、検出温度が所定の温度より低いか否かを判定する(S303)。検出温度が所定の温度以上であれば(S303のNo)、室外熱交換器33が着霜していないものとし、ステップS309に進む。
冷媒の検出温度が所定の温度より小さければ(S303のYes)、暖房サイクルの運転を所定時間以上行っているか判定し(S304)、暖房サイクルの運転時間が所定時間未満であれば(S304のNo)、室外熱交換器33の着霜量が所定の量に達していないものとして、ステップS309に進む。
ここで、着霜量の判定の量は、室外熱交換器33の通風が妨げられているか否かを示す量の意味であり、実際の着霜量でなくてもよい。
ステップS304で、暖房サイクルの運転を所定時間以上行っていれば(S304のYes)、室外熱交換器33の着霜量が所定の量に達し、室外熱交換器33の通風が妨げられているものとして、ステップS305に進み、除霜運転(除霜サイクル動作)を開始し、ステップS306に進む。
ステップS306では、冷媒の室外熱交換器33の入口温度を室外機冷媒温検知センサー12で検出し、検出温度が所定の温度以上であるか否かを判定する(S306)。検出温度が所定の温度以上であれば(S306のYes)、ステップS308に進む。
ステップS308では、除霜が終了したとみなし、除霜サイクルの運転を終了し暖房サイクルの運転に復帰する。
ステップS306で、検出温度が所定の温度未満であれば(S306のNo)、除霜サイクルを所定の時間より長く行っているか否かを判定し(S307)、除霜サイクルを所定の時間より長く行っていれば(S307のYes)、ステップS308に進み、暖房サイクルの運転に復帰する。
ステップS307で、除霜サイクルを所定の時間より長く行っていなければ(S307のNo)、除霜が終わっていないとして、ステップS305に戻り、除霜サイクルの運転を継続する。
ステップS308で暖房サイクルの運転に復帰すると、室内温度を室温検知センサー14により検出し、検出した室内温度が設定の温度になっているか否かを判定する(S309)。室内温度が設定温度になっていない場合には(S309のNo)、ステップS301に戻り、運転を継続する。
ステップS309で、室内温度が設定温度になっている場合には(S309のYes)、外気温度を外気温検知センサー13により検出し、検出した外気温度が所定の第1温度より低いか否かを判定する(S310)。
ステップS310で、外気温度が第1温度以上であった場合には(S310のNo)、ステップS301に戻り、運転を継続する。外気温度が第1温度未満であった場合には(S310のYes)、ステップS311に進む。
ステップS311では、外気温度が、第1温度より低い第2温度より低いか否かを判定する。外気温度が第2温度以上であった場合には(S311のNo)、ステップS313に進み、バイパス開閉弁49を一定時間開弁して、ホットガスバイパス管48から液管44に圧縮機35の高温高圧のガス冷媒を供給する。これにより、ドレンパンに配設されたホットガス管45に高温の冷媒が通流して、ドレン水が凍結しないようなる。その後、ステップS301に戻り、運転を継続する。
ステップS311で、外気温度が第2温度未満であった場合には(S311のYes)、圧縮機35の吐出冷媒の温度が上昇するように、圧縮機35の回転数を制御し、減圧器34を制御する(S312)。そして、ステップS313に進み、ホットガスバイパス管48から液管44に圧縮機35の高温高圧のガス冷媒を一定時間供給する(S313)。
この時、S313の高温高圧のガス冷媒の一定時間の供給が終わると、圧縮機35を元の駆動条件に戻す。
ステップS313のホットガスバイパス管48からの高温高圧のガス冷媒の一定時間の供給が終わると、ステップS301に戻り、運転を継続する。
以上説明したように、圧縮機の吐出側と、ホットガス管と室内熱交換器間に連結する冷媒配管との間にホットガスバイパス管を設け、ホットガスバイパス管にバイパス開閉弁を設け、高温冷媒をホットガス管に適宜供給することで、寒冷地など外気温が極端に低い条件(極低温条件)でも、ドレン水の凍結を防止し、暖房能力の低下を抑制できる。
上述では、実施例の空気調和機1の冷房運転については特に説明しなかったが、四方切替弁37を切替えて冷媒の循環方向を換え、室外熱交換器33を凝縮器とし、室内熱交換器23を蒸発器として、冷房サイクルを形成すればよいことは言うまでもない。
この際、バイパス開閉弁49を閉弁して、ホットガスバイパス管48に圧縮機35の高温高圧のガス冷媒が通流しないようにする。これにより、ホットガスバイパス管48は、閉塞管となるため液冷媒が貯留し、冷媒の利用効率が低下する。
この冷媒の利用効率の低下を防止するために、ホットガスバイパス管48の管長を短くすることが望ましい。また、ホットガスバイパス管48の液管44側に開閉弁を設けて、冷房サイクル運転時に開閉弁を閉じるようにしてもよい。
《実施例2》
上記の実施例の空気調和機1では、ドレンパンにホットガス管45を配設し、除霜サイクルによる融解水(ドレン水)がドレンパンで凍結しないようにし、かつ、外気温が低い場合には、ホットガス管45により高温高圧のガス冷媒を供給する例を説明した。
つぎに、ドレンパンのドレン水を加熱して凍結する実施例とは異なり、融解水(ドレン水)を加熱してドレンパンで凍結しないようにする実施例について説明する。
図4は、本実施例の室外機3(室外熱交換器33)の断面を示す図である。
室外機3の室外熱交換器33の伝熱フィンを貫通する鉛直下部の4本(2段)の冷媒配管は、室内熱交換器23を出た液または気液混合状態の冷媒が通流するホットガス管45となっている。なお、図4では、4本(2段)のホットガス管45が示されているが、この数に限定されない。
室外熱交換器33の鉛直下方部には、霜の融解水を受けるドレンパン50が配置され、霜の融解水(ドレン水)は、ドレンパン50に集められ、室外機3の外部に排水される。
空気調和機1の暖房運転時に室外熱交換器33の伝熱フィン表面に生じた霜は、除霜サイクルの運転により融解され、この融解水は、伝熱フィン表面を垂下し、ドレンパン50に滴下する。この時、室外熱交換器33の伝熱フィンの鉛直下方の冷媒管はホットガス管45となっているので、ホットガス管45の冷媒熱は、室外熱交換器33の伝熱フィンに熱伝達している。融解水は、室外熱交換器33の伝熱フィン表面から冷媒熱を吸熱して、温度上昇する。
ドレンパン50には、冷媒熱を吸熱した融解水(ドレン水)が滴下するので、直に凍結することはなく、室外機3の外部に排水される。
詳細は後述するが、寒冷地など外気温が極端に低い条件(極低温条件)では、圧縮機35の高温高圧のガス状態の冷媒をバイパスしてホットガス管45に供給するようにする。これにより、融解水(ドレン水)が吸熱する熱量が増加して、融解水(ドレン水)の凍結を防止することができる。
また、ドレンパン50でドレン水が凍結して上方向に氷柱が成長したとしても、室外熱交換器33の鉛直下部は、ホットガス管45の冷媒により加熱されているので、氷柱が融解する。このため、室外熱交換器や室外機ファンの破壊などを引き起こすことはない。
図5は、本実施例の空気調和機1の冷凍サイクルの構成を示す図である。
図2の冷凍サイクルの構成図とは、ホットガス管45が室外熱交換器33に配設されている点と、減圧器(膨張機構)34aがホットガス管45と液管44との間に設けられている点が異なる。
図5の冷凍サイクルの構成における暖房サイクルや除霜サイクルでの冷媒の流れや、制御方法は、図2や図3で説明した内容と同じであるため、ここでは説明しない。
本実施例では、上述のように、ホットガス管45が室外熱交換器33に配設されている。冷房サイクルの運転時に、減圧器34で減圧を行うと、凝縮器として作用する室外熱交換器33を通流して液または気液混合の状態となった冷媒が、減圧後にホットガス管45により室外熱交換器33に戻り、外気と熱交換して冷媒が気化するので、室外熱交換器33に供給される液冷媒が減少して冷房能力が低下する。
このため、ホットガス管45と液管44との間に減圧器34aを設けて、液または気液混合の状態の冷媒の減圧を行うようにする。
詳しくは、制御部10は、暖房サイクルでは、減圧器34aを開弁に制御して冷媒を通流し、減圧器34の弁開度を制御して冷媒減圧を行う。そして、制御部10は、冷房サイクルまたは除霜サイクルでは、減圧器34を開弁に制御して冷媒を通流し、減圧器34aの弁開度を制御して冷媒減圧を行うようにする。
これにより、ホットガス管45を室外熱交換器33に配設したことによる液冷媒の気化による冷房能力の低下を防止する。
以上説明したように、本実施例の空気調和機1によれば、設定室温を維持しつつ、ドレン水の凍結を防止することができ、ドレン水の凍結による暖房能力の低下を防ぎ、空気調和機の快適性を向上させることができる。
また、図4に示したように、ホットガス管45を室外熱交換器33の伝熱フィンに貫通するように設けることで、ホットガス管45の冷媒配管を固定する固定具が不要となる。これにより、製造コストを安価に抑えることができる。
《実施例3》
上記の実施例では、ホットガスバイパス管48により高温高圧のガス冷媒をホットガス管45に供給して、除霜サイクルの融解水(ドレン水)の再凍結を防止する構成を説明したが、つぎに、図6により、空気調和機1の他の冷凍サイクルの構成を説明する。
図6の空気調和機1の冷凍サイクルの構成は、高温高圧のガス冷媒を供給するホットガスバイパス管48が、減圧器34と室外熱交換器33との間の熱源側液管46に接続している。つまり、ホットガスバイパス管48の接続先が、図2や図5の冷凍サイクルの構成と異なる。
他の構成は、図2や図5と同じ構成であるため、説明は省略する。
つぎに、図6の冷凍サイクルの動作について説明する。
図2や図5の空気調和機1では、四方切替弁37を暖房サイクルとは逆の冷房サイクルの方向に切替えて、圧縮機35の高温高圧状態のガス冷媒が、室外熱交換器33に流入するようにして、室外熱交換器33の着霜を融解していた。これに対して、図6の空気調和機1では、四方切替弁37を暖房サイクルの状態のまま、ホットガスバイパス管48のバイパス開閉弁(開閉機構)49を開いて、圧縮機35の高温高圧状態のガス冷媒を室外熱交換器33に供給する。これにより、室外熱交換器33の着霜を融解する。
この時、融解水の温度が、水の融解点温度以上になるように、ホットガスバイパス管48により室外熱交換器33に高温高圧状態のガス冷媒を供給する。この高温の融解水は、室外熱交換器33の伝熱フィン表面を垂下して、ドレンパン50に滴下する。ドレンパン50の融解水(ドレン水)が再凍結していた場合には、ドレンパン50に滴下した高温の融解水により融解され、室外機3の外部に排水される。これにより、ドレンパン50の氷柱が成長することがないので、室外熱交換器33や室外機ファンの破壊などを引き起こすことはない。
この時、冷凍サイクルを除霜サイクルに変更していないので、室内熱交換器23には、高温・高圧のガス冷媒が供給されている。このため、暖房能力は低下しているが、冷風が出力されるようなことはない。
上記のホットガスバイパス管48から室外熱交換器33への高温高圧冷媒の供給を、室内温度が設定値に到達した後の室内温度の維持状態の運転で行うようにすれば、暖房能力の低下が問題となることはない。
本実施例の空気調和機1でも、ホットガス管45を室外熱交換器33の下方に配設されているので、暖房サイクルでは、減圧器34の入力側の冷媒により、除霜した融解水の再凍結は防止されている。したがって、図3で説明した制御フローと同様に、室内温度が空調設定温度に到達している際に、外気温度が所定温度以下の極低温条件で、上記のホットガスバイパス管48から室外熱交換器33への高温高圧冷媒の供給を行う。
これにより、極低温環境でも、暖房サイクルの運転を行うことができる。
図2、5、6の冷凍サイクルの構成図において、ホットガスバイパス管48が、圧縮機35と四方切替弁37とを接続する吐出配管42の途中から分岐する例を示しているが、ホットガスバイパス管48の入口は、圧縮機35が吐出する高温高圧のガス冷媒を取得できれば、この場所に限らず他の場所であってもよい。例えば、四方切替弁37と利用側ガス管43のサービスバルブ(図示せず)の間から分岐してもよい。
《実施例4》
つぎに、図7により、再熱除湿機能をもつ空気調和機1の冷凍サイクルの構成を説明する。この再熱除湿機能は、冷却して湿気をとりながら空調風を暖めなおすことにより、低湿度にする運転モードである。
図7の空気調和機1は、図5の空気調和機1の室内機2の構成を替えて、再熱除湿機能を実現している。
つぎに、室内機2の構成について、説明する。
図7の室内機2は、第1室内熱交換器23aと第2室内熱交換器23bの2つの熱交換器をもち、暖房または冷房運転時には、室内電磁開閉弁51を開いて、第1室内熱交換器23aと第2室内熱交換器23bとを並列に接続して、ひとつの熱交換器(図5の室内熱交換器23に対応)として構成する。
この状態で、図5で説明した暖房運転または冷房運転と同じ運転が行われる。
再熱除湿運転では、室内電磁開閉弁51を閉じて、第1室内熱交換器23aと第2室内熱交換器23bとを直列に接続する。そして、液管44の気液2相冷媒が、第2室内熱交換器23bを通流し、室内膨張弁52により減圧されて、第1室内熱交換器23aに冷媒が流入する。第1室内熱交換器23aを通流した冷媒は、利用側ガス管43を通流して、室外機3に戻る。
この時、液管44の気液2相冷媒は、膨張弁34aの減圧量を冷房運転時より小さくして、中温中圧冷媒となっている。この中温中圧冷媒は、凝縮器として作用する第2室内熱交換器23bを通流して液化される。液化冷媒は、室内膨張弁52により減圧されて低温低圧の冷媒となり、蒸発器として作用する第1室内熱交換器23aを通流して、ガス冷媒に戻る。
室内空気は、室内ファン21により通風され、蒸発器として作用する第1室内熱交換器23aにおいて、気化熱を奪われて冷却・除湿され、凝縮器として作用する第2室内熱交換器23bにおいて、凝縮熱を受けて暖められる。
以上により、低温高湿空気でも除湿を可能にしている。
上記のように、再熱除湿運転時には、室内機2の第1室内熱交換器23aを蒸発器、第2室内熱交換器23bを凝縮器として、冷凍サイクルを構成している。このため、室外熱交換器33による冷媒凝縮を行わずに、冷凍サイクルを構成できる。
この場合には、制御部10により減圧器34を閉じて、室外熱交換器33の高温高圧のガス冷媒の通流を止め、バイパス開閉弁49を開弁して高温高圧のガス冷媒を液管44に供給する。
この時、液管44に供給される冷媒は、再熱する熱量に対応して、圧縮機35を制御して中温中圧のガス冷媒に調整する。または、膨張弁34aの減圧量を調整してもよい。
また、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記の実施例は本発明で分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1 空気調和機
2 室内機
3 室外機
10 制御部
11 室内機冷媒温検知センサー
12 室外機冷媒温検知センサー
13 外気温検知センサー
14 室温検知センサー
21 室内ファン
22 室内送風モーター
23 室内熱交換器
31 室外ファン
32 室外送風モーター
33 室外熱交換器
34 減圧器(膨張機構、第1の膨張機構
34a 減圧器(膨張機構、第2の膨張機構)
35 圧縮機
36 アキュムレータ
37 四方切替弁
41 吸込配管
42 吐出配管
43 利用側ガス管
44 液管
45 ホットガス管
46 熱源側液管
47 熱源側ガス管
48 ホットガスバイパス管
49 バイパス開閉弁(開閉機構)
51 室内電磁開閉弁
52 室内膨張
23a 第1室内熱交換器
23b 第2室内熱交換器

Claims (1)

  1. 圧縮機、四方切替弁、室内熱交換器、室外熱交換器、前記室外熱交換器側に配設され暖房サイクル時に動作する第1の膨張機構、及び、前記室内熱交換器側に配設され冷房サイクル時に動作する第2の膨張機構を接続する冷媒流路と、
    前記第1の膨張機構と前記第2の膨張機構との間を接続する冷媒流路であって、前記室外熱交換器の下方に位置するホットガス管と、
    前記圧縮機と前記四方切替弁との間の前記冷媒流路と、前記ホットガス管と前記第2の膨張機構との間の前記冷媒流路とを接続するホットガスバイパス管と、
    を有し、
    前記室内熱交換器は、第1の室内熱交換器と第2の室内熱交換器とから構成され、
    前記第1の室内熱交換器と前記第2の室内熱交換器との間には、室内膨張弁を備え、
    再熱除湿運転を行う際に、前記第1の室内熱交換器を蒸発器、前記第2の室内熱交換器を凝縮器として直列接続し前記ホットガスバイパス管から前記第2の室内熱交換器に高温高圧のガス冷媒を供給する
    ことを特徴とする空気調和機。
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