JPH05126440A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JPH05126440A
JPH05126440A JP28882791A JP28882791A JPH05126440A JP H05126440 A JPH05126440 A JP H05126440A JP 28882791 A JP28882791 A JP 28882791A JP 28882791 A JP28882791 A JP 28882791A JP H05126440 A JPH05126440 A JP H05126440A
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JP
Japan
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evaporator
compressor
pipe
drain pan
condenser
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JP28882791A
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English (en)
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Hirokuni Tamai
浩邦 玉井
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リバースホットガス除霜方式の冷凍装置の蒸
発器の除霜中にも高温冷媒によってドレンパンを加熱す
ることができる冷凍装置を提供する。 【構成】 圧縮機1、四方弁4、凝縮器5、膨張弁23
及び蒸発器20から冷凍サイクルを構成する。蒸発器2
0のドレンパン17を設ける。冷却時には四方弁4によ
り圧縮機1から吐出された高温ガス冷媒を凝縮器5にて
凝縮し、膨張弁23にて減圧して蒸発器20に流す。蒸
発器20の除霜時には四方弁4により圧縮機1から吐出
された高温ガス冷媒を蒸発器20に流す。四方弁4と蒸
発器20間の配管24をドレンパン17に熱交換関係に
配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮機から吐出された
高温ガス冷媒を凝縮器にて凝縮し、減圧手段にて減圧し
て蒸発器で蒸発させる冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より冷凍装置の蒸発器の除霜を行う
場合に、例えば特公平3−49039号公報(F25D
13/00)に示されるように、四方弁を切り換えるこ
とによって圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒を
蒸発器に直接流す所謂リバースホットガス除霜方式が採
られる場合がある。
【0003】図5に従来の係るリバースホットガス除霜
方式の冷凍装置の冷凍サイクルの冷媒回路図を示す。冷
凍装置は例えば車載用の冷却ユニットとして用いられる
ものであり、圧縮機1の吐出側配管2には高圧スイッチ
3が接続され、吐出側配管2は流路切換手段としての四
方弁4に接続されている。四方弁4には凝縮器5の入口
側の配管6が接続され、凝縮器5の出口側の配管7には
レシーバータンク8、逆止弁9及びドライヤー10が順
次直列に接続され、ドライヤー10の出口側にはサービ
スバルブ11が接続されている。前記配管7にはレシー
バータンク8、逆止弁9及びドライヤー10と並列にキ
ャピラリチューブ12を具備したバイパス配管13が接
続される。更に、ドライヤー10の出口側からは圧縮機
1を冷却するためのリキッドインジェクション回路14
が分岐し、電磁弁15及びキャピラリチューブ16を介
して圧縮機1に接続されている。
【0004】サービスバルブ11には接続配管18が接
続され、この接続配管18はジョイント19を介して配
管100に接続され、配管100は蒸発器20から落下
する除霜水や氷塊を受けるドレンパン22の下側に熱交
換関係に配設された後、減圧手段としての膨張弁23に
接続される。膨張弁23の出口側は蒸発器20に接続さ
れ、蒸発器20の出口側の配管101はジョイント25
に接続される。蒸発器20は車の冷凍庫内を冷却するよ
う設けられ、蒸発器20の入口側と配管100は、逆止
弁27を有して膨張弁23と並列関係を成すバイパス配
管28によって連通されている。また、膨張弁23の感
温筒29は配管101の温度を感知するように配設され
る。ジョイント25には接続配管30が接続され、接続
配管30はサービスバルブ32に接続されて、サービス
バルブ32は配管33によって四方弁4に接続される。
四方弁4にはアキュムレータ35が接続され、アキュム
レータ35の出口側は圧縮機1の吸込側配管37に接続
されている。
【0005】次に、図6のタイミングチャートを参照し
て従来の冷凍装置の動作を説明する。尚、冷媒回路内に
はR−22冷媒が封入されている。蒸発器20による冷
却運転中には圧縮機1、凝縮器5の冷却用の凝縮器ファ
ン39及び蒸発器20によって冷却された冷気を冷凍庫
内に循環させる冷却ファン40が運転される(図6にお
いて帯で示す部分)。この時、四方弁4は吐出側配管2
を配管6に、アキュムレータ35を配管33にそれぞれ
連通しており、圧縮機1から吐出された+100℃程の
高温高圧のガス冷媒は吐出側配管2から四方弁4を経て
配管6から凝縮器5に入り、ここで放熱して+35℃程
の液冷媒となって配管7から接続配管18を経て配管1
00に入り、ここでドレンパン22を加熱した後、膨張
弁23で減圧されて蒸発器20に流入しここで蒸発す
る。この時、蒸発器20は−30℃程に温度が低下す
る。蒸発器20を出た低温冷媒は配管101から接続配
管30を経て配管33から四方弁4に入り、アキュムレ
ータ35を経て圧縮機1の吸込側配管37より圧縮機1
に帰還する(図5中実線矢印の流れ)。
【0006】この冷却運転が所定時間継続されると次に
蒸発器20の除霜運転に入る。この時、四方弁4は吐出
側配管2を配管33に、アキュムレータ35を配管6に
それぞれ連通しており(図6中帯で示す)、圧縮機1か
ら吐出された高温高圧のガス冷媒は吐出側配管2から四
方弁4を経、配管33から接続配管30を経て配管10
1より蒸発器20に入り、ここで放熱して蒸発器20を
加熱し、除霜を行う。蒸発器20を出た冷媒は温度が低
下して除霜当初は0℃乃至−10℃程まで温度が低下
し、バイパス配管28及び逆止弁27を経て配管100
に入り、ドレンパン22と熱交換して接続配管18を経
てバイパス配管13に入る。バイパス配管13ではキャ
ピラリチューブ12によって減圧され凝縮器5に入り、
ここで蒸発して配管6から四方弁4に入り、アキュムレ
ータ35を経て圧縮機1の吸込側配管37より圧縮機1
に帰還する(図5中破線矢印の流れ)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように除霜中配管
100には蒸発器20と熱交換して温度が低下した冷媒
が流入する。ここで、蒸発器20の除霜は蒸発器20の
温度が+10℃程に上昇した時点で終了される。従っ
て、配管100の温度は最高でも+10℃より高くはな
らず、除霜中の殆どの期間ドレンパン22の温度は0℃
以下になってしまう。従って、蒸発器20から落下した
氷塊やドレンパン22に付着する霜を融解するには不十
分であるので、ドレンパン22には図6の如く電気ヒー
タからなるドレンパンヒータ41を設けて除霜中及び除
霜後の水切り運転中発熱させ(図6中帯の部分)、ドレ
ンパン22を加熱する必要があり、コストの上昇を生じ
ていた。また、特に車載用の冷凍装置ではバッテリー容
量の関係から電気ヒータは削除されることが望ましい。
【0008】また、従来では除霜後に圧縮機1、凝縮器
ファン39、冷却ファン40の全てを停止して蒸発器2
0から氷塊の落下を促す水切り運転中に四方弁4を除霜
運転から冷却運転の場合に切り換えていたので、水切り
運転中に蒸発器20内の凝縮液冷媒が配管101より圧
縮機1の吸込側配管37に流入して圧縮機1への液戻り
が発生する危険性が生ずると共に、この液冷媒の流出に
よって水切り運転中に蒸発器20の温度が低下し、除霜
水が再凍結したり氷塊の融解が阻害される問題が生じて
いた。
【0009】本発明は係る従来技術の課題を解決するた
めに成されたものであり、所謂リバースホットガス除霜
方式の冷凍装置において蒸発器の除霜中にも高温冷媒に
よってドレンパンを加熱することができる冷凍装置を提
供することを目的とする。
【0010】本発明のもう一つの目的は、ドレンパンに
おいて減圧手段に流入する液冷媒の過冷却を行える冷凍
装置を提供することにある。
【0011】本発明の更にもう一つの目的は、所謂リバ
ースホットガス除霜方式の冷凍装置において、除霜後の
水切りを円滑に行うことができる冷凍装置を提供するこ
とをにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の冷凍装置は、
圧縮機1、流路切換手段(四方弁4)、凝縮器5、減圧
手段(膨張弁23)及び蒸発器20から構成された冷凍
サイクルと、蒸発器20のドレンパン17とを具備し、
冷却時には流路切換手段により圧縮機1から吐出された
高温ガス冷媒を凝縮器5にて凝縮し、減圧手段にて減圧
して蒸発器20に流すと共に、この蒸発器20の除霜時
には流路切換手段により圧縮機1から吐出された高温ガ
ス冷媒を蒸発器20に流すものであって、流路切換手段
と蒸発器20間の配管24をドレンパン17に熱交換関
係に配設したものである。
【0013】請求項2の冷凍装置は、圧縮機1、凝縮器
5、減圧手段及び蒸発器20を有する冷凍サイクルと、
蒸発器20のドレンパン17とを具備したものであっ
て、凝縮器5と減圧手段間の配管21と、蒸発器20と
圧縮機1間の配管24をドレンパン17に熱交換関係に
配設したものである。
【0014】請求項3の冷凍装置は、圧縮機1、流路切
換手段、凝縮器5、減圧手段及び蒸発器20から構成さ
れた冷凍サイクルと、圧縮機1及び流路切換手段を制御
する制御手段(制御装置45)とを具備し、冷却時には
流路切換手段により圧縮機1から吐出された高温ガス冷
媒を凝縮器5にて凝縮し、減圧手段にて減圧して蒸発器
20に流すと共に、この蒸発器20の除霜時には流路切
換手段により圧縮機1から吐出された高温ガス冷媒を蒸
発器20に流すものであって、制御手段は蒸発器20へ
の高温ガス冷媒の供給停止後、冷却に入る前に所定の水
切り期間を構成すると共に、この水切り期間中は蒸発器
20に高温ガス冷媒を流す状態に流路切換手段を維持す
るものである。
【0015】
【作用】請求項1の冷凍装置によれば、蒸発器20の除
霜時には圧縮機1から吐出された高温ガス冷媒が、蒸発
器20に入る以前に流路切換手段と蒸発器20間の配管
24部分でドレンパン17と熱交換することになる。
【0016】請求項2の冷凍装置によれば、凝縮器5か
ら減圧手段に到る配管21を流れる液冷媒と、蒸発器2
0から出た低温冷媒が流れる配管24とがドレンパン1
7を介して熱交換することになる。
【0017】請求項3の冷凍装置によれば、蒸発器20
の除霜後の水切り期間中に蒸発器20から凝縮液冷媒が
圧縮機1の吸込側に流れない。
【0018】
【実施例】次に、図面に基づき実施例を説明する。図1
は本発明の冷凍装置の冷凍サイクルの冷媒回路図、図2
はドレンパン17の縦断斜視図、図3は制御手段として
の制御装置45のブロック図、図4は制御装置45の動
作を説明するタイミングチャートである。尚、図中にお
いて図5及び図6と同一符号を付したものは同一として
説明を省略する。
【0019】図1において、本発明の冷凍装置は例えば
車載用の冷却ユニットとして用いられるものであり、冷
媒回路内にはR−22冷媒が封入される。図1中ジョイ
ント19及び25から左側の配管接続は図5の場合と同
一である。本発明の場合ジョイント19から膨張弁23
に到る配管21及び蒸発器20からジョイント25に到
る配管24が蒸発器20からの除霜水及び氷塊を受ける
ドレンパン17に熱交換関係に配設されている。また、
膨張弁23の感温筒29は配管24の温度を感知するよ
うに配設される。更に、バイパス配管28は配管21に
接続されている。
【0020】図2において薄肉鋼板等の金属製のドレン
パン17は蒸発器20下方に配設され、その裏面には配
管24が蛇行状を成しドレンパン17と熱交換関係に位
置せられ、配管24の周囲は断熱材47によって被覆さ
れ、更にこの断熱材47をカバー48によって被覆する
構造となっている。また、ドレンパン17の表面には配
管21が蛇行状を成しアルミテープ49によって熱交換
関係に取り付けられている。配管21は図中21A側を
ジョイント19に、21B側を膨張弁23に接続され、
配管24は図中24A側を蒸発器20に、24B側をジ
ョイント25に接続される。
【0021】図3において、制御装置45は汎用マイク
ロコンピュータ51にて構成され、蒸発器20が冷却す
る図示しない冷凍庫内の温度を検出する庫内センサ52
及び蒸発器20の所定の除霜終了温度を検出する除霜終
了温度センサ53の出力が入力されている。マイクロコ
ンピュータ51の出力には前記圧縮機1、蒸発器20に
よって冷却された冷気を冷凍庫内に循環する冷却ファン
40、凝縮器5の冷却用の凝縮器ファン39及び前記四
方弁4のコイルが接続される。
【0022】次に、図4のタイミングチャートを利用し
て制御装置45の制御動作を説明する。尚、本発明の場
合は前記ドレンパンヒータ41は削除されている。蒸発
器20による冷却運転中にはマイクロコンピュータ51
は庫内センサ52の出力に基づき、圧縮機1、凝縮器フ
ァン39及び冷却ファン40を運転する(図4において
帯で示す部分)。この時、マイクロコンピュータ51は
四方弁4を制御して吐出側配管2を配管6に、アキュム
レータ35を配管33にそれぞれ連通しており、圧縮機
1から吐出された+100℃程の高温高圧のガス冷媒は
吐出側配管2から四方弁4を経て配管6から凝縮器5に
入り、ここで放熱して+35℃程の液冷媒となって配管
7から接続配管18を経て配管21に入り、ここでドレ
ンパン17の表面と熱交換した後、膨張弁23で減圧さ
れて蒸発器20に流入しここで蒸発する。この時、蒸発
器20は−30℃程に温度低下し、これによって冷凍庫
内は−20℃程に冷却されることになる。
【0023】蒸発器20を出た−30℃程の低温冷媒は
配管24に流入し、ドレンパン17の裏面と熱交換す
る。ここでドレンパン17の表面には前記+35℃程の
高温冷媒が通る配管21が熱交換関係に配設されている
ので、この配管21内の高温液冷媒はドレンパン17を
介して低温の配管24によって過冷却される。それによ
って負荷変動による配管21におけるフラッシュガスの
発生を防止できると共に、配管24による冷却運転時の
ドレンパン17の温度低下を配管21によって抑制する
ことができる。また、配管21、24同士を接触させ
ず、ドレンパン17にそれぞれを固定して熱交換させる
ので熱交換効率が向上すると共に、ドレンパン17を兼
用するので格別な熱交換部材が不要となる効果もある。
更に、ドレンパン17の配管24側は断熱材47によっ
て断熱しているので、カバー48への結露を防止し、且
つ配管21との熱交換効率を更に向上させることができ
る。
【0024】このようにして配管24を通過した冷媒は
ジョイント25から接続配管30を経て配管33から四
方弁4に入り、アキュムレータ35を経て圧縮機1の吸
込側配管37より圧縮機1に帰還する(図1中実線矢印
の流れ)。
【0025】マイクロコンピュータ51はこの冷却運転
を所定時間積算し、或いは定時刻になると次に蒸発器2
0の除霜運転に入る。この時、マイクロコンピュータ5
1は冷却ファン40を停止し、四方弁4を制御して吐出
側配管2を配管33に、アキュムレータ35を配管6に
それぞれ連通する(図4中帯で示す)。これによって圧
縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒(この場合は
+60℃程になる)は吐出側配管2から四方弁4を経て
配管33から接続配管30を経、配管24に流入する。
即ち、配管24には蒸発器20に入る前の+60℃程の
高温の冷媒が流入し、ドレンパン24を加熱した後蒸発
器20に入り、ここで放熱して蒸発器20を加熱し、除
霜を行う。蒸発器20を出た冷媒は温度が低下して、バ
イパス配管28及び逆止弁27を経て配管21に入り、
ドレンパン17と熱交換する。この時ドレンパン17は
前述の配管24内の高温冷媒によって加熱されるので、
ドレンパン17周囲の空気温度が低くても+10℃程ま
で温度が上昇する。従って、ドレンパンヒータを設けず
とも蒸発器20から落下する氷塊を充分融解させること
ができるようになり、ドレンパン17への霜残りを防止
できる。
【0026】配管21を通過した冷媒は接続配管18を
経てバイパス配管13に入る。バイパス配管13ではキ
ャピラリチューブ12によって減圧され凝縮器5に入
り、ここで蒸発して配管6から四方弁4に入り、アキュ
ムレータ35を経て圧縮機1の吸込側配管37より圧縮
機1に帰還する(図1中破線矢印の流れ)。
【0027】係る除霜運転によって蒸発器20の温度が
例えば+10℃に上昇すると(これは時間によって制御
しても良い)、マイクロコンピュータ51は除霜終了温
度センサ53の出力に基づき圧縮機1及び凝縮器ファン
39の運転を停止して水切り運転に入る。この水切り運
転は蒸発器20からの除霜水の排出と、氷塊の融解落下
排出を促すために確保される時間であるが、本発明の場
合マイクロコンピュータ51はこの水切り期間中にも四
方弁4を除霜運転と同じ状態に維持する(図4中帯で示
す)。即ち、マイクロコンピュータ51は四方弁4によ
り吐出側配管2を配管33に、アキュムレータ35を配
管6にそれぞれ連通して置くので、圧縮機1の停止中に
蒸発器20内の温かい凝縮液冷媒が圧縮機1の吸込側配
管37より圧縮機1に帰還することを防止できる。これ
によって蒸発器20の温度低下を抑制して水切りを円滑
に進行させることができると共に、圧縮機1への液戻り
も防止することができる。
【0028】係る水切り運転を所定期間実行すると、マ
イクロコンピュータ51は再び冷却運転を再開するが、
圧縮機1が停止している時には四方弁4は切り替わり難
いため、水切り運転の終了直前に予め圧縮機1及び凝縮
器ファン39を運転し(図4中帯で示す)、再度ドレン
パン17及び蒸発器20を加熱した後、四方弁4を制御
して最初の冷却運転状態に流路を切り換える。また、冷
却運転開始当初の蒸発器20周囲の温かい空気が冷凍庫
内に循環されないよう、マイクロコンピュータ51は冷
却ファン40を所定の遅延期間を置いて運転開始する
(図4中帯で示す)。
【0029】尚、実施例では車載用の冷却ユニットに本
発明を適用したが、それに限らず低温ショーケースや冷
蔵庫に適用しても本発明は有効である。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、所謂リバースホットガス除霜方式の冷凍装置にお
いて、蒸発器の除霜時に圧縮機から吐出された高温ガス
冷媒が、蒸発器に入る以前に流路切換手段と蒸発器間の
配管部分でドレンパンと熱交換するので、ドレンパンを
充分に加熱することができるようになり、それによって
霜残りを防止できると共に、ドレンパンヒータを廃止す
ることが可能となる。
【0031】また、請求項2の発明によれば、凝縮器か
ら減圧手段に到る配管を流れる液冷媒を、ドレンパンを
介して蒸発器から出た低温冷媒が流れる配管と熱交換さ
せるとができるので、高温液冷媒の過冷却を促進し、そ
れによってフラッシュガスの発生を有効に防止すること
ができる。特に、ドレンパンを兼用して両者の熱交換を
行わせるので、熱交換効率が向上すると共に、格別な熱
交換部材を不要とする効果がある。
【0032】更に、請求項3の発明によれば、所謂リバ
ースホットガス除霜方式の冷凍装置において、蒸発器の
除霜後の水切り期間中に蒸発器内の凝縮液冷媒が圧縮機
の吸込側に流れないので、蒸発器の水切りを促進し且つ
圧縮機の液圧縮による損傷の発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍装置の冷媒回路図である。
【図2】ドレンパンの縦断斜視図である。
【図3】制御装置のブロック図である。
【図4】制御装置の動作を説明するタイミングチャート
である。
【図5】従来の冷凍装置の冷媒回路図である。
【図6】従来の冷凍装置の動作を説明するタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1 圧縮機 4 四方弁 5 凝縮器 17 ドレンパン 20 蒸発器 21 配管 23 膨張弁 24 配管 45 制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、流路切換手段、凝縮器、減圧手
    段及び蒸発器から構成された冷凍サイクルと、前記蒸発
    器のドレンパンとを具備し、冷却時には前記流路切換手
    段により前記圧縮機から吐出された高温ガス冷媒を前記
    凝縮器にて凝縮し、前記減圧手段にて減圧して前記蒸発
    器に流すと共に、該蒸発器の除霜時には前記流路切換手
    段により前記圧縮機から吐出された高温ガス冷媒を前記
    蒸発器に流す冷凍装置において、前記流路切換手段と前
    記蒸発器間の配管を前記ドレンパンに熱交換関係に配設
    したことを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、減圧手段及び蒸発器を
    有する冷凍サイクルと、前記蒸発器のドレンパンとを具
    備した冷凍装置において、前記凝縮器と前記減圧手段間
    の配管と、前記蒸発器と前記圧縮機間の配管を前記ドレ
    ンパンに熱交換関係に配設したことを特徴とする冷凍装
    置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、流路切換手段、凝縮器、減圧手
    段及び蒸発器から構成された冷凍サイクルと、前記圧縮
    機及び流路切換手段を制御する制御手段とを具備し、冷
    却時には前記流路切換手段により前記圧縮機から吐出さ
    れた高温ガス冷媒を前記凝縮器にて凝縮し、前記減圧手
    段にて減圧して前記蒸発器に流すと共に、該蒸発器の除
    霜時には前記流路切換手段により前記圧縮機から吐出さ
    れた高温ガス冷媒を前記蒸発器に流す冷凍装置におい
    て、前記制御手段は前記蒸発器への前記高温ガス冷媒の
    供給停止後、前記冷却に入る前に所定の水切り期間を構
    成すると共に、該水切り期間中は前記蒸発器に高温ガス
    冷媒を流す状態に前記流路切換手段を維持することを特
    徴とする冷凍装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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