JP5047968B2 - 輸送手段用吸音要素 - Google Patents

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Description

本発明は、音を伝播するための、複数の凹部、特に、格子状に配置した孔などを有するベースパネルに配置された少なくとも1つの吸音パネルを含む、輸送手段、特に航空機用の吸音要素に関する。
航空機内部の吸音のため、両側にカバー層を備えたコア構造体としてハニカムコアを有するサンドイッチパネルが使用されている。ハニカムコアは、例えば、フェノール樹脂を含浸したノメックス紙(Nomex paper、登録商標)を使用して形成され、一方、カバー層は、繊維強化プラスチック材料、特に、いわゆるプリプレグ材料から作られる。「プリプレグ」材料という用語は、工場において、適切な樹脂系、例えば、エポキシ樹脂などで事前に含浸して、次いで、例えば、硬化剤などのさらなる添加剤を用いることなく、適切な温度および圧力で硬化した、強化繊維を織った織物、強化繊維を間に挿入したスクリム、または強化繊維を指す。強化繊維を挿入したスクリム、強化繊維を織った織物、および強化繊維は、例えば、炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊維などを含むことができる。しかし、そのようなサンドイッチパネルは、言及に値するほどの気体透過性を有してはいない。
さらに、吸音材料層を穿孔した金属シートなどの間に設けた吸音要素が知られている。このような構造体の単位面積当たりの重量は、通常、航空機工学の用途では重すぎる。
本発明は、十分な気体透過性を有するとともに、軽量で、耐久性のある、航空機内部の音を吸収する吸音要素を創出することを目的とする。
本発明による目的は、請求項1に係る吸音要素によって達成される。
いずれの場合にも、少なくとも一つの吸音パネルはフレームで枠組みされる。特に少なくとも一つのフレームとベースパネルとの間の段階的に変化する剛性による疲労破砕を防止するため、移行部用形材を少なくとも一つのフレームの上の一部の部位に配設する。本発明により提供される吸音要素は、気体透過性を有し、単位面積あたりの重量が軽く、同時に機械的剛性にも優れている。本発明により提供される移行部用形材は、例え長期間にわたり動作しても、吸音要素内のベースパネルと吸音パネルを枠組みするフレームの間で、本発明の吸音要素に疲労がほとんど発生しないようにしている。
本発明による吸音要素の有利な実施の形態によれば、少なくとも1つの移行部用形材は、自己接着性のプラスチック材料を含む。自己接着性プラスチック材料は移行部用形材の適用を容易にする。同時に、移行部用形材はフレームセグメントとベースパネルの間の機械的な結合を良好にできる。移行部用形材は、例えば、特に、多硫化物ポリマー、ポリチオエーテルポリマー、ビニルデンフルオリド(vinylidenefluoride)ポリマー、ヘキサフルオロプロピレンポリマー(EPM)、ポリウレタンポリマーなどをベースとするプラスチック材料として2成分シーリングコンパウンドで形成される。移行部用形材は、例えば、正方形、長方形、凹形、三角形、または四半円の断面形状を有することができ、例えば、いわゆるヤードグッズ(yard goods)としてもよい。ヤードグッズを対応する長さに切り出すことによって、フレームの幾何的寸法と一致する所望の移行部用形材を形成できる。或いは、例えば、上記のプラスチック材料の1つをへら付け用コンパウンドまたは吹き付け用コンパウンドとして用いて、移行部用形材を形成することもできる。
更に有利な実施の形態の吸音要素によると、一つ以上のフレームはそれぞれ、4つのフレームセグメントによって形成され、フレームセグメントはベースパネルと、お互いにほぼ直角に当接し、ほぼ長方形のフレームを形成するように接合する。
フレーム形状が単純で、好ましくは長方形としたことにより、本発明による吸音要素は簡単でかつ経済的に製造することができる。好ましい実施の形態では、フレームセグメントをベースパネルに接着してフレームを形成する。他の実施の形態の吸音要素では、公知の溶接法を用いてフレームセグメントをベースパネルに強固に接合することもできる。
本発明の更に有益な実施の形態は、少なくとも一つの移行部用形材を、少なくとも一部の部位で、少なくとも1つのフレームセグメントとベースパネルとに接合する。フレームセグメントはベースパネルに接着しているため、音エネルギーが衝突すると、ベースパネルは、基本的に、フレームの内部領域で励起して振動が生じる。ベースパネルの材料は薄いのが好ましいことから、接着したフレームセグメントとの移行領域、特に、フレームセグメントの内部表面の領域では剛性がいわゆる段階的に変化することになる。こ剛性の段階的な変化が、これらの領域で疲労、特に疲労破砕が発生する原因となりうる。このために、移行部用形材は、特に、フレームセグメントの内部表面とベースパネルの間の移行領域において、疲労破砕を効果的に抑制するように配置されている。
更に有益な実施の形態によると、フレームセグメントに、水と外部からの粒子とを排出するように、中空の形材、特に、中空の長方形形材を有する。中空の長方形形材を用いることによって、ベースパネルに効果的に剛性を付与することができると同時に、製造が確実に容易となる。更に、中空の長方形形材は、軽量であるとともに機械強度に優れている。また、侵入した埃の粒子や水を中空の長方形形材を通して容易に排出できるようになる。
更に有益な実施の形態は、フレームの隅部領域に、それぞれ、機械的に固定するため、接合ストラップをフレームセグメントに装着する。フレームセグメントの隅部領域の接合ストラップをベースパネルに接着する。ベースパネルに接着したフレームセグメントの隅部領域に接合ストラップを取り付けると、フレームセグメントによって形成されたフレームを効果的な形で機械的に補強できる。本構成では、隅部領域に隣接するフレームセグメントの数量に応じて、接合ストラップを、アングル形形状、T字形状、または十字形状としてもよい。接合ストラップは、フレームセグメントに接着することができ、または公知の溶接法を使用して、フレームセグメントに強固に結合することもできる。
さらに有益な実施の形態によると、保持ストラップは、少なくとも一つのフレームの対角線上に向かい合う隅部領域の間を延在して、少なくとも一つの吸音パネルをベースパネルに装着するようになっている。
対角線上に交差するように設けられた保持ストラップは、吸音パネルをフレームにしっかりと装着する。保持ストラップは、クランプ式接合部を用いてフレームの隅部領域に取り付けることもできる。或いは、保持ストラップをフレームの隅部領域に、接着、または溶接することもできる。更なる本発明の有益な実施の形態の吸音要素について、添付の特許請求の範囲に開示する。
以下、図面を参照して説明する。図面中で同様の構造要素には同様の参照符号を付す。
図1は、本発明の吸音要素の背面図である。
図示の代表的な実施の形態では、吸音要素1は、6枚の吸音パネル2〜7を有する。ほぼ長方形の6つのフレーム9〜14が、ベースパネル8に接着されている。フレーム9〜14は、特に、吸音パネル2〜7を収容するために用いられる。
長方形のフレーム9〜14は、4つの水平なフレームセグメント15〜18、および合計で9つの垂直なフレームセグメントを有する。理解を容易にするため、それら垂直なフレームセグメントの中で、第1のフレームセグメントのみに参照符号19を付し、他のフレームセグメントも代表させる。フレームセグメントは、水および外部からの粒子を排出できるように、中空の長方形形材を有することが好ましい。或いは、フレームセグメントはまた、例えば、正方形の中空形材などの他の形材形態を有することもできる。いずれの場合にも、フレーム9〜14の隅部領域に接合ストラップが接着されて、フレーム9〜14を機械的に固定している。理解を容易にするため、それら接合ストラップの中で、一つの接合ストラップのみに参照符号20を付し、他の接合ストラップも代表させる。接合ストラップ20は、2つのフレームセグメントがこの領域で当接しているため、互いに直角に配置された2つの突出部を有するアングル形の形状である。隣接するフレームセグメントの数量(3つまたは4個)に応じて、他の接合ストラップはT字形状または十字形状としてもよい。フレーム9〜14の隅部領域では、フレームセグメントは、ほぼ直角に接合している。ここでも理解を容易にするため、一つの隅部領域のみに参照番号21を付す。隅部領域21には、接合ストラップも設けられているが、隣接するフレームセグメント15、10および保持ストラップ22の理解を容易にするため、図に示していない。
いずれの場合にも、フレーム9〜14の対向する2つの隅部領域は保持ストラップを有する。保持ストラップの中で、保持ストラップ22、23のみに参照符号を付す。全体では、保持ストラップは、吸音パネル2〜7をフレーム9〜14内に固定する。
図2は、図1に示した吸音要素1の部分斜視図である。
吸音パネル6、7は、特に、フレーム13、14で枠組みされている。図2に示すように、保持ストラップ23は、両端部領域で僅かに鋭角を成すように設計されている。このような設計によって、保持ストラップの端部領域で吸音パネルにかかる、望ましくない下方への圧力(pressing−down)を大幅に軽減する。さらに、保持ストラップ23の両端部領域には、保持ストラップ23をフレーム14またはベースパネル8に固定するための穿孔が設けられている。
図3は、図2の領域IIIの拡大図である。この領域では、フレーム11、12、13、14が、フレームセグメント17およびフレームセグメント24、25をもって隣接している。吸音パネル4、5、6、7の下にあるベースパネル8が見えるように、前記吸音パネル4、5、6、7は図示していない。接合手段としてクランプ式の接合部26によって、保持ストラップ23と、他の保持ストラップ27〜29とを、ベースパネル8に接着されたフレームセグメント17に接合している。いずれの場合も、移行部用形材30をフレームセグメント17、24、25に配置する。換言すると、前記移行部用形材30を、ベースパネル8およびそれぞれのフレームセグメントに接着する。他の移行部用形材を代表して一つの移行部用形材のみに参照符号30を付す。図示の実施の形態では、移行部用形材30は、ほぼ三角形の断面形状を有し、移行部用形材30の1つの突出部の面が、それぞれのフレームセグメントに対向して配置される一方、他の突出部の面は、ベースパネル8上に配置されるか、またはこのベースパネル8に接着されている。この構成では、移行部用形材30または他の移行部用形材は、弾力性を有し、自己接着性のプラスチック材料を有する。移行部用形材は、例えば、特に、多硫化物ポリマー、ポリチオエーテルポリマー、ビニルデンフルオリド(vinylidenefluoride)ポリマー、ヘキサフルオロプロピレンポリマー(EPM)、ポリウレタンポリマーなどをベースとする2成分シーリングコンパウンドを含む。或いは、移行部用形材を、例えば、上記プラスチック材料の一つを、へら付け用コンパウンドまたは吹き付け用コンパウンドとして用いて形成することもできる。
4つの隅部領域31〜34では、移行部用形材を角度切りしないので、移行部用形材30または他の移行部用形材によってベースパネル8の小さい正方形の領域が覆われることはない。そのため、水および外部からの粒子を排出できる。接着された接合ストラップ35は十字形状を有し、通しフレームセグメント17と、これと垂直に隣接する2つのフレームセグメント24、25とを接着して接合するだけでなく、ベースパネル8と相互に接合する。
図4は、図2の領域IVの拡大分解立体図である。吸音パネル7は、フレームセグメント18およびフレームセグメント36で枠組みされる。フレームセグメント18、36はベースパネル8に接着層37、38によって接着されている。保持ストラップ23は、吸音パネル7の上に示されている。さらに、機械的強度を高めるために、フレームセグメント18、36は、接着された接合ストラップ39によって相互接合されている。本方法では、接合ストラップ39を接着層40によって接着する。ベースパネル8、フレームセグメント18、36、接合ストラップ39および保持ストラップの間の機械接合の強度を高め、そして、接着された接合部に不具合が生じた場合の荷重経路を増設するため、上記の部品の端部領域は、2つのクランプ式接合部41、42を挿入して、接合手段として固定することができる2つの孔を有する。クランプ式の接合部41、42は、工具を使用しないで取り付けできるようになっているのが好ましい。明瞭にするために、上記部品の孔には参照符号を付していない。
ベースパネル8は、少なくとも吸音パネル7の下に孔グリッド43を有する。孔グリッド43は、基本的に、本発明による吸音要素1の前面44に衝突した音波からの音を吸音パネル7に伝播するために用いる。さらに、フレームセグメント18、36の内側縁部45、46の領域には、例えば、三角形の断面形状を有する自己接着性の移行部用形材47、48を配置する。或いは、移行部用形材47、48はまた、正方形、長方形、凹形、または四半円形の各断面形状を有することもできる。形材の自己接着特性によって、移行部用形材47、48は、内側縁部45、46とベースパネル8の両方に強固に結合されるか、または後者に確実に接着される。移行部用形材47、48は、特に、フレーム14または吸音パネル7の内部領域49とフレーム14のフレームセグメント18、36との間の剛性が段階的に変化する領域において、材料疲労が発生する危険性を軽減するために用いられる。材料の厚さが薄いため、ベースパネル8の内部領域49は、音波が衝突すると機械な振動を発生する傾向がある。一方で、フレームセグメント18、36の領域では、フレーム7と前記フレーム7に結合されたベースパネル8の機械剛性が高いために、ベースパネル8に特筆するような振動励起はほぼ起こりえない。このため、このように剛性が段階的に変化する領域では、移行部用形材47、48がなければ、疲労破砕が発生しやすくなる。
さらに、フレームセグメント18、36とベースパネル8とを導電性をもって接続するように機能する、好ましくは導電性であり、孔も形成した、2つのクリップ50、51を設ける。クリップ50、51は、クランプ式接合部41、42、フレームセグメント18、36、ベースパネル8、接合ストラップ39、および保持ストラップ23に接合する。
さらに、例えば、平面状の弾性シールなどの形態の封止手段52、53をフレームセグメントに配置する。封止手段52、53は吸音要素1と他の構成要素(詳細は示していない)との接合部の遮煙性、気体機密性、および耐圧性を大幅に高めることができる。
図5に、本発明による、完全に組み立てた状態の図4の吸音要素1の隅部領域を示す。
吸音パネル7は、フレームセグメント18およびフレームセグメント36によって枠組みされている。隅部領域54では、図示の代表的な実施の形態において、中空の長方形形材を用いて形成したフレームセグメント18とフレームセグメント36が、約90°の角度で当接するように相互に接合されている。本構成では、フレームセグメント18、36は、ベースパネル8に接着され、さらに、隅部領域54で、接着したアングル形形状の接合ストラップ39によって接合されている。隅部領域54では、接合ストラップ39、フレームセグメント18、36、およびベースパネル8をクリップ50、51が囲繞して、フレームセグメント18、36とベースパネル8とを導電性をもって接続している。本構成では、ベースパネル8、フレームセグメント18、36、接合ストラップ39、および2つのクリップ50、51はさらに、クランプ式接合部41、42によって機械的に接合されている。さらに、封止手段52、53がフレームセグメント18、36に付されている。
フレーム14の、長方形の形材を有するフレームセグメント18、36が、隅部領域54で直角に当接するようにのみ接合されていることから、例えば、砂粒などの外部からの粒子や水は、フレームセグメント18の開口部55を介して排出できる。したがって、吸音要素1の吸音パネルを囲繞する、または機械的に固定するために用いるすべてのフレームは排水ができるため、例えば、湿分を除去できないことに起因する腐食の進行を防止できる。
ベースパネル、フレームセグメント、および接合ストラップは、金属材料かまたはプラスチック材料のいずれかで構成できる。使用する材料に応じて、フレームセグメントとベースパネルとの結合、またはフレームセグメントと接合ストラップとの結合を、接着、はんだ付け、または溶接、具体的には、スポット溶接、超音波溶接、レーザ溶接などの所望とする任意の方法によって行うことができる。
フレームセグメント、ベースパネル、および接合ストラップ用の金属材料として、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、鋼、鋼合金、ステンレス鋼、チタニウム、またはチタニウム合金を使用できる。或いは、フレームセグメント、ベースパネル、および接合ストラップを、事前に含浸した「プリプレグ」材料、特に、炭素繊維入り強化エポキシ樹脂などを用いて形成することもできる。さらに、非金属材料として、いずれの場合も、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維などからなる繊維強化材を含む、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、およびBMI樹脂が考えられる。
フレームセグメント、ベースパネル、および接合ストラップを、少なくとも部分的に金属材料で生成する場合、例えば、溶接接合または半田付け結合を用いて相互に結合した場合、導電性の結合を確立するためにクリップを設ける必要はない。
吸音パネルは、例えば、ミネラルウール、発泡プラスチック、ガラスウール、編構造繊維などの所望とする任意の吸音材料で構成できる。
本発明の吸音要素の背面図である。 図1の領域IIの斜視図である。 図2の領域IIIの拡大斜視図である。 図2の領域IVの拡大分解立体図である。 完全に取り付けた状態の吸音要素の隅部領域の斜視図である。
符号の説明
1 吸音要素
2 吸音パネル
3 吸音パネル
4 吸音パネル
5 吸音パネル
6 吸音パネル
7 吸音パネル
8 ベースパネル
9 フレーム
10 フレーム
11 フレーム
12 フレーム
13 フレーム
14 フレーム
15 フレームセグメント(水平)
16 フレームセグメント(水平)
17 フレームセグメント(水平)
18 フレームセグメント(水平)
19 フレームセグメント(垂直)
20 接合ストラップ
21 隅部 領域
22 保持ストラップ
23 保持ストラップ
24 フレームセグメント
25 フレームセグメント
26 クランプ式 接合部
27 保持ストラップ
28 保持ストラップ
29 保持ストラップ
30 移行部用形材
31 隅部領域
32 隅部領域
33 隅部領域
34 隅部領域
35 接合ストラップ
36 フレームセグメント
37 接着層
38 接着層
39 接合ストラップ
40 接着層
41 クランプ式接合部
42 クランプ式接合部
43 孔グリッド
44 全面
45 内側縁部
46 内側縁部
47 移行部用形材
48 移行部用形材
49 内部領域(フレーム)
50 クリップ
51 クリップ
52 封止手段
53 封止手段
54 隅部領域
55 開口部

Claims (12)

  1. ベースパネルと、前記ベースパネルの上に配置された少なくとも一つの吸音パネルと、少なくとも一つの移行部用形材と、を備えた輸送手段用吸音要素であって、
    前記ベースパネルは、前記吸音パネルの下の領域に音を伝達するための複数の凹部を有し、
    前記吸音パネルは、少なくとも一つのフレームにより枠組みされ、
    前記移行部用形材は、前記少なくとも一つのフレームと前記ベースパネルとの間の剛性が段階的に変化する領域において、音波の衝突により発生した機械的な振動により疲労破砕が発生するのを防止するための弾性力を有する、
    輸送手段用吸音要素。
  2. 前記少なくとも一つの移行部用形材が自己接着性プラスチック材料を含む、請求項1記載の輸送手段用吸音要素。
  3. 前記少なくとも一つのフレームが、それぞれ、4つのフレームセグメントによって枠組みされ、
    前記フレームセグメントは前記ベースパネルと、お互いにほぼ直角に当接して、ほぼ長方形のフレームを形成するように、接合する、請求項1または請求項2記載の輸送手段用吸音要素。
  4. 前記少なくとも一つの移行部用形材が、少なくとも一部の部位で、少なくとも一つのフレームセグメントと前記ベースパネルとに接合した、請求項1から請求項3迄の何れかに記載の輸送手段用吸音要素。
  5. フレームセグメントが、中空の形材を有して、水および外部からの粒子を排出できるようにした、請求項1から請求項4迄の何れかに記載の輸送手段用吸音要素。
  6. 前記少なくとも一つのフレームの隅部領域において、それぞれ、機械的に固定するために接合ストラップをフレームセグメントに装着した、請求項1から請求項5迄の何れかに記載の輸送手段用吸音要素。
  7. 保持ストラップは、前記少なくとも一つのフレームの対角線上に向かい合う隅部領域の間を延在して、前記少なくとも一つの吸音パネルを前記ベースパネルに装着する、請求項1から請求項6迄の何れかに記載の輸送手段用吸音要素。
  8. 前記少なくとも一つのフレームの隅部領域の保持ストラップは、接合手段を用いて前記ベースパネルに接合する、請求項1から請求項7迄の何れかに記載の輸送手段用吸音要素。
  9. 少なくとも一つのフレームセグメントが、少なくとも一部の部位に、少なくとも一つの封止手段を有する、請求項1から請求項8迄の何れかに記載の輸送手段用吸音要素。
  10. 前記ベースパネルに導電性を与えるために、少なくとも一つのフレームセグメントの領域に、少なくとも一つのクリップを配置した、請求項1から請求項9迄の何れかに記載の輸送手段用吸音要素。
  11. 前記少なくとも一つの吸音パネルが吸音材料として、発泡プラスチック、ガラスウール、ミネラルウールの少なくとも一つを含む、請求項1から請求項10迄の何れかに記載の輸送手段用吸音要素。
  12. 前記ベースパネルとフレームセグメントの少なくとも一つが、金属材料とプラスチック材料の少なくとも一つを含む、請求項1から請求項11迄の何れかに記載の輸送手段用吸音要素。
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