JP5044217B2 - 回転電機のマグネット固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、モータや発電機などの回転電機におけるマグネット固定構造に関し、特に、接着剤によることなくマグネットを固定可能な回転電機のマグネット固定構造に関する。
従来より、多くの小型モータや発電機では永久磁石界磁を使用しており、その際、マグネットはロータやステータに接着剤を用いて固定される場合が多い。また、マグネットをロータ等に接着した後、さらにその外側にマグネットカバーを装着したものも多く見受けられる。例えば、電動パワーステアリング装置(以下、EPSと略記する)用のモータなどでは、マグネットが外れたり割れたりした場合にモータがロック状態となるのを防止するため、ロータマグネットの外側にマグネットカバーを取り付けたものが多く用いられている。
マグネットの固定方法としては、ロータコアや回転軸の外周上に配したマグネットを非磁性部材によってモールド固定する方式も知られている。例えば、特開平5-153745号公報公報(特許文献1)には、マグネットの間にダイカスト成形によって非磁性部材を充填する方式が示されている。特許文献1では、回転軸にマグネットを接着剤にて固定した後、マグネットの外側に強磁性体部材を外嵌する。そして、その状態でアルミダイカスト材をマグネット間に充填して、回転軸上にマグネットを固定する。また、特開平9-19091号公報(特許文献2)には、マグネットを合成樹脂による一体成形にてロータコア外周に固定する方式が示されている。特許文献2の方式では、接着剤を使用することなくマグネットがロータコアに機械的に固定され、作業時間の短縮が図られている。
特開平5-153745号公報 特開平9-19091号公報
しかしながら、ロータコア等に接着剤を用いてマグネットを固定する方式では、次のような問題があった。まず第1に、前述のような回転電機ではロータ構成部品ごとに線膨張係数が異なるため、接着固定されたマグネットが高温下において割れるおそれがある。マグネットと珪素鋼板を用いた積層コアと接着剤とでは一般に線膨張係数が異なり、温度変化による膨張量がそれぞれ異なる。このため、高温時にマグネットの膨張量と接着剤や積層コアの膨張量との差が大きくなると、膨張量の差によってマグネットが引張力を受け、これがマグネット割れの一因となるという問題があった。
次に、接着剤による固定では、接着条件や塗布量により接着強度にバラツキが生じる。また、高温環境下では接着剤の劣化が生じ易い。このため、接着強度の確保が難しく、製品の品質保証という点で問題があった。また、マグネットを精度良く接着することも難しく、製品特性の安定化という点でも問題があった。
さらに、接着剤を用いる場合、製造に必要な設備や工数が嵩むため製品コストが増大するという問題もある。接着固定の場合、一般に、接着面洗浄(脱脂)→接着剤塗布→マグネット接着→接着剤硬化(乾燥)→冷却(常温まで放置)、という工程を取ることが多く、洗浄設備や接着剤塗布設備、硬化設備などが必要となる。また、製造工程が多く、冷却工程に時間がかかるため工数も増大する。このため、設備投資や工数増大に伴い、製品のコストアップが避けられず、その改善が求められていた。
一方、特開平9-19091号公報のように、接着剤を用いない固定方法も開発されているが、そこではマグネットを樹脂にて成形固定するための金型が必要となる。従って、設備投資の点では接着固定と大差ない費用を要し、製品コストの増大は避けられない。また、マグネットを金型中の所定位置にて保持するためには、接着剤を使用しない場合、金型に特殊な工夫が必要となり、その分、金型費用が増大する。
本発明の目的は、精度良くかつ低コストでマグネットをロータコア等に固定可能なマグネット固定構造を提供することにある。
本発明のマグネット固定構造は、回転軸に固定されたロータコアと、前記ロータコアの外周に周方向に沿って取り付けられた複数個のマグネットとを有してなる回転電機の前記マグネットの固定構造であって、前記ロータコアの外周部に周方向に沿って所定間隔で形成されたホルダ取付部と、前記ホルダ取付部に固定され前記回転軸方向に沿って延びる複数個のホルダ部材と、隣接する前記ホルダ部材と前記ロータコア外周面によって形成され、前記回転軸方向から前記マグネットが圧入されるマグネット収容部とを有することを特徴とする。
本発明のマグネット固定構造にあっては、ロータコアの外周部にホルダ部材を固定し、ホルダ部材とロータコア外周面とによって形成されるマグネット収容部に軸方向からマグネットを圧入する。マグネットはホルダ部材の弾発力によってマグネット収容部内に保持され、接着剤を用いることなくロータコア外周面に固定される。また、ホルダ部材はホルダ取付溝に固定され、マグネットはロータコアの決められた位置に正確に固定される。
前記回転電機のマグネット固定構造において、前記ホルダ取付部に前記回転軸方向に沿って延びる複数個のホルダ取付溝を設けると共に、前記ホルダ部材を断面略T字形に形成し、回転軸方向に沿って延びる本体部と、前記本体部の内周側に形成され前記ホルダ取付溝内に嵌合固定される嵌合突起と、前記本体部の外周側に形成され前記ロータコアの外周面と間隔をあけて対向しつつ周方向に沿って延びる一対のマグネット保持片とを有する構成としても良い。ホルダ部材は嵌合突起によってホルダ取付溝に固定され、マグネットはマグネット保持片の弾発力によってマグネット収容部内に保持される。
前記回転電機のマグネット固定構造において、前記ホルダ取付部に前記回転軸方向に沿って延びる複数個のホルダ取付突起を設けると共に、前記ホルダ部材を断面略T字形に形成し、回転軸方向に沿って延びる本体部と、前記本体部の内周側に形成され前記ホルダ取付突起に嵌合固定される嵌合溝と、前記本体部の外周側に形成され前記ロータコアの外周面と間隔をあけて対向しつつ周方向に沿って延びる一対のマグネット保持片とを有する構成としても良い。ホルダ部材は嵌合溝がホルダ取付突起に嵌合することによってホルダ取付溝に固定され、マグネットはマグネット保持片の弾発力によってマグネット収容部内に保持される。
前記マグネット固定構造において、前記ホルダ部材に、前記マグネット保持片に形成され前記マグネットと当接する第1接触部と、前記本体部に形成され前記マグネットと当接する第2接触部を設けても良い。この場合、前記第1接触部によって前記マグネットの径方向の移動を規制し、前記第2接触部によって前記マグネットの周方向の移動を規制することも可能である。また、前記第1接触部と前記ロータコアの外周面との間の距離を、前記マグネットにおける前記第1接触部との当接部位の径方向寸法よりも小さく形成しても良い。さらに、前記マグネット収容部にて対向する第2接触部間の距離を、前記マグネットの周方向寸法よりも小さく形成しても良い。
前記回転電機のマグネット固定構造において、前記ホルダ部材の前記第1接触部と前記第2接触部との間に、前記マグネットと接触しない非接触部を設けても良い。この非接触部により、マグネットの寸法公差による圧入力の変化やマグネットの熱膨張によってマグネットに発生する応力が緩和される。
前記回転電機のマグネット固定構造において、前記マグネット収容部に前記マグネットを取り付けたとき、前記ホルダ部材の外周端を前記マグネットの外周端よりも径方向外側に配置するようにしても良い。この場合、前記マグネットの外周端と、前記マグネットの外側に取り付けられるマグネットカバーの内周面との間に間隙を形成しても良い。これにより、マグネットの外側にマグネットカバーを取り付けるに際し、カバー内周面がマグネットと接触せず、マグネットを傷付けることなくマグネットカバーを取り付けることが可能となる。
さらに、前記回転電機のマグネット固定構造において、前記回転軸に固定されたホルダベースに前記ホルダ部材を突出形成しても良い。
本発明のマグネット固定構造によれば、回転軸に固定されたロータコアの外周に周方向に沿って複数個のマグネット取り付けてなる回転電機にて、ロータコア外周部に周方向に沿って複数個のホルダ取付溝を設けると共に、ホルダ取付溝に軸方向に沿って延びるホルダ部材を固定し、隣接するホルダ部材とロータコア外周面とによって軸方向からマグネットを圧入可能なマグネット収容部を設けたことにより、マグネットがホルダ部材の弾発力によってマグネット収容部内に保持されるので、接着剤を用いることなくロータコア外周面にマグネットを固定することができる。
従って、接着剤使用時に各構成部品の線膨張係数の違いによって生じるマグネット割れを防止することが可能となる。また、接着剤を用いないため、接着条件や塗布量による接着強度のバラツキや、高温環境下での接着剤の劣化の問題がなく、製品の品質向上を図ることが可能となる。さらに、ホルダ部材がホルダ取付溝によって位置決めされるため、マグネットを精度良く位置決め固定することが可能となり、製品特性の安定化も図られる。加えて、マグネットの圧入という組付作業のみにて回転電機を組み立てられることから、製造工程中の接着剤塗布作業や接着剤硬化時間が不要となり、その分、製造設備や組付工数も削減され、製造コストの低減を図ることが可能となる。
また、本発明のマグネット固定構造によれば、ホルダ部材に第1及び第2接触部を設けると共に両接触部の間に非接触部を設けたので、マグネットの寸法公差による圧入力の変化を緩和することができ、マグネットの寸法にバラツキがあっても、ほぼ一定の押圧力でマグネットをマグネット収容部内に圧入でき、組付時におけるマグネットの損傷を防止することが可能となる。また、マグネットの熱膨張によってマグネットに発生する応力が緩和され、回転電機使用時に雰囲気温度が上昇しマグネットが熱膨張しても、ホルダ部材に強固に拘束されることがなく、変形拘束によってマグネットに発生する応力を緩和することができマグネット割れを防止することが可能となる。
本発明の実施例1であるマグネット固定構造を用いたブラシレスモータの構成を示す断面図である。 図1のブラシレスモータの分解斜視図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 マグネットホルダの断面図である。 図4のマグネットホルダを矢示X方向から見た場合の側面図である。 図3のA部の拡大図である。 本発明の実施例2であるマグネット固定構造の拡大断面図である。 本発明のマグネット固定構造を用いてロータマグネットをスキューさせたブラシレスモータの構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 ブラシレスモータ
2 ロータシャフト
3 ジョイント
4 モータ部
5 センサ部
6 ステータ
7 ロータ
8 ホール素子
11 駆動コイル
12 ステータコア
13 ヨーク
14 ブラケット
15a ベアリング
16 ロータコア
16a 外周面
17 ロータマグネット
18 サイドプレート
19 マグネットホルダ
20 センサマグネット
21 マグネットカバー
21a 小径部
21b 大径部
21c テーパ部
22 センサホルダ
23 ねじ
24 プリント基板
25 エンドキャップ
26 電源線
27 ゴムグロメット
31 ホルダベース
32 ホルダアーム(ホルダ部材)
33 センサマグネット取付部
41 本体部
42 マグネット保持片
43 マグネット収容部
44 嵌合突起
45 ホルダ取付溝(ホルダ取付部)
45a 開口部
45b 底部
46 第1接触部
47 第2接触部
48 非接触部
49 間隙
51 ホルダ取付突起(ホルダ取付部)
51a 先端部
51b 基部
52 嵌合溝52
53,53a,53b ロータ
54 マグネットホルダ
55 マグネットホルダ
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1であるマグネット固定構造を用いたブラシレスモータの構成を示す断面図、図2は図1のブラシレスモータの分解斜視図である。図1,2のブラシレスモータ1(以下、モータ1と略記する)は、EPSの駆動源として使用され、運転者がハンドルを操作すると、その操舵角や車両走行速度等に従って操舵補助力を供給する。モータ1のロータシャフト(回転軸)2は、ジョイント3を介して図示しないギヤボックスの入力軸と接続される。モータ1の回転はギヤボックス内にて適宜減速された後、ステアリングコラムに伝達され、操舵力がモータ1の回転力によって補助される。
モータ1は、大別するとモータ部4とセンサ部5とから構成されている。モータ部4はステータ6とロータ7とから構成され、センサ部5にはホール素子(磁気検出素子)8が配置される。ロータ7はステータ6の内側に回転自在に配置されており、モータ1はいわゆるインナーロータ型のブラシレスモータとなっている。
ステータ6は、駆動コイル11が巻装されたステータコア12と、ステータコア12を収容する金属製のヨーク13とを備えている。ステータコア12は、磁性体からなる金属板を積層して形成されている。ステータコア12の内周側には突極が突設されており、突極には駆動コイル11が巻回されて巻線が形成されている。ヨーク13は磁性体によって有底円筒形状に形成され、その開口端側にはアルミダイカスト製(又は合成樹脂製)のブラケット14が取り付けられる。
ロータ7にはロータシャフト2が設けられている。ロータシャフト2は、ヨーク13及びブラケット14にそれぞれ取り付けられたベアリング15a,15bによって回転自在に支持される。ロータシャフト2には、磁性体からなる金属板を積層して形成したロータコア16が固定されている。ロータコア16の外周には、セグメント状のロータマグネット17が6個取り付けられている。また、ロータコア16の軸方向端部にはサイドプレート18が取り付けられている。
ロータシャフト2にはさらに、合成樹脂製のマグネットホルダ19が固定されている。図3は図1のA−A線に沿った断面図、図4はマグネットホルダ19の断面図、図5は図4のマグネットホルダ19を矢示X方向から見た場合の側面図、図6は図3のA部の拡大図である。図4に示すように、マグネットホルダ19には、ロータシャフト2に固定されるホルダベース31と、ホルダベース31から軸方向に突出形成されたホルダアーム(ホルダ部材)32が設けられている。ホルダベース31の端部には、センサマグネット20が取り付けられるセンサマグネット取付部33が切欠形成されている。
ホルダアーム32は、ホルダベース31から軸方向に延びる片持ち梁構造となっている。ホルダアーム32の断面は図6に示すように略T字形になっており、軸方向に沿って延びる本体部41の外周側には一対のマグネット保持片42が形成されている。隣接するホルダアーム32の対向するマグネット保持片42の間には、両マグネット保持片42及びロータコア16の外周面16aとによってマグネット収容部43が形成されている。セグメント状のロータマグネット17は、軸方向からマグネット収容部43に圧入され、マグネット収容部43内に保持される。
本体部41の内周側には嵌合突起44が形成されている。嵌合突起44はロータコア16の外周部に形成されたホルダ取付溝(ホルダ取付部)45に嵌合する。ホルダ取付溝45は回転軸方向(回転軸延伸方向)に沿って延設されており、周方向に沿って等分に6個形成されている。ホルダ取付溝45の開口部45aは底部45bよりも狭くなっており、嵌合突起44もそれに合わせて断面が略台形状に形成されている。嵌合突起44を軸方向からホルダ取付溝45内に挿入すると、略台形状の嵌合突起44がホルダ取付溝45に密着嵌合し、ホルダアーム32は径方向に抜け止めされた形でロータコア16の外周面16aに固定される。
マグネット保持片42は、図6に示すように、本体部41から、ロータコア外周面16aと間隔をあけて対向しつつ、周方向に沿って延びている。マグネット保持片42の先端部には、第1接触部46が設けられている。第1接触部46は、マグネット収容部43にロータマグネット17を装着すると、ロータマグネット17の外周面に当接する。一方、本体部41には、第2接触部47が周方向に向かって突設されている。第2接触部47は、マグネット収容部43にロータマグネット17を取り付けると、ロータマグネット17の外周面に当接する。第1接触部46と第2接触部47との間には、ロータマグネット17と接触せずに間隙が形成される非接触部48が設けられている。
ロータマグネット17は、ロータシャフト2に固定された状態のロータコア16及びマグネットホルダ19に、ホルダアーム32の自由端側(図4において右端側)から取り付けられる。ここで、第1接触部46とロータコア外周面16aとの間は、マグネット保持片42が自由な状態では、そこに取り付けられるロータマグネット17の対応部位、すなわち、第1接触部46との当接部位の厚み(径方向寸法)よりも若干小さく形成されている。また、マグネット収容部43にて対向する第2接触部47間の距離は、ロータマグネット17の周方向の幅よりも若干小さくなっている。従って、ロータマグネット17は、マグネット保持片42を外周側に押し開きつつ、また、本体部41を周方向に押圧しつつ、マグネット収容部43に軸方向から圧入される。
マグネット収容部43内に圧入されたロータマグネット17は、マグネット保持片42及び本体部41の弾発力によってマグネット収容部43内に保持される。この際、ロータマグネット17は、第1接触部46によって径方向の移動が規制され、第2接触部47によって周方向の移動が規制される。すなわち、ロータマグネット17は、接着剤を用いることなく、マグネットホルダ19の弾発力によってロータコア外周面16aに保持固定される。従って、接着剤使用時にロータマグネット17に作用する各構成部品の熱変形量の違いに基づく引張力を回避でき、線膨張係数の違いに起因するマグネット割れを防止することが可能となる。
また、ロータマグネット17が第1,第2接触部46,47の2点で支持され、しかもそれらの間に非接触部48が設けられているので、モータ使用時に雰囲気温度が上昇しロータマグネット17が熱膨張しても、ホルダアーム32に強固に拘束されない。従って、変形拘束によりロータマグネット17に発生する応力を緩和することができ、この点においても、マグネットの割れ防止が図られる。
さらに、接着剤を用いないため、接着条件や塗布量による接着強度のバラツキや、高温環境下での接着剤の劣化の問題がなく、製品の品質向上が図られる。また、ホルダアーム32がホルダ取付溝45によって位置決めされるため、マグネットを精度良く位置決め固定することが可能となり、製品特性の安定化も図られる。この場合、マグネットの位置決めに際しても回り止め機構は不要であり、装置構成自体も簡略化され組付工数も削減される。加えて、ロータマグネット17の圧入という組付作業のみにてモータを組み立てられることから、製造工程中の接着剤塗布作業や接着剤硬化時間が不要となり、その分、製造設備や組付工数も削減される。従って、接着剤不使用分も含め、製造コストの低減を図ることが可能となる。
一方、ロータマグネット17は一般に寸法公差が大きく、ロータマグネット17として希土類磁石を用いた場合には、マグネット表面に傷を付けると発錆のおそれがある。このため、マグネット収容部43では、ロータマグネット17を保持する押圧力を確保しつつ、圧入力が過大になるのを避ける必要がある。そこで、本発明によるマグネット固定構造では、マグネット収容部43の断面形状をロータマグネット17のそれとは同一とせず、第1,第2接触部46,47による2点支持とし、それらの間に非接触部48を設けることにより、寸法公差による圧入力の変化を緩和している。従って、ロータマグネット17の寸法にバラツキがあっても、ほぼ一定の押圧力でロータマグネット17をマグネット収容部43内に柔軟に圧入でき、組付時におけるマグネットの損傷を防止できる。
センサマグネット取付部33には、リング状のセンサマグネット20が取り付けられる。センサマグネット取付部33はホルダベース31の先端(図4において左端)外周部に段状に切欠形成されており、そこにセンサマグネット20が外挿される。センサマグネット20の磁極はロータマグネット17と対応して同極数に着磁され、ロータマグネット17の磁極と周方向同位置に配置される。モータ1ではロータマグネット17は6極構成となっており、センサマグネット20もこれに合わせて周方向に6極に着磁されている。
マグネットホルダ19の外側には、マグネットカバー21が外装されている。マグネットカバー21は、ステンレスやアルミニウム等の非磁性体材料を用いて、深絞り加工にて形成される。マグネットカバー21には、センサマグネット20を外装する小径部21aと、ロータマグネット17を外装する大径部21bが設けられている。小径部21aと大径部21bとの間はテーパ部21cとなっている。
マグネットカバー21は、ロータマグネット17を収容しセンサマグネット20が取り付られた状態のマグネットホルダ19に、ホルダベース31側から装着される。マグネットカバー21の内径は、ホルダアーム32の外径よりも若干小さくなっており、マグネットカバー21はマグネットホルダ19の外側に圧入気味に装着される。但し、ロータコア外周面16aに取り付けられたロータマグネット17の外径は、マグネットカバー21の内径よりも小さくなっている。
すなわち、マグネット収容部43にロータマグネット17を取り付けたとき、ホルダアーム32の外周端はロータマグネット17の外周端よりも径方向外側に配置される。従って、ロータマグネット17の頂点とマグネットカバー21の内周面との間には、図6に示すように間隙49が形成される。このため、マグネットカバー21を圧入する際に、マグネットカバー21の内周面はロータマグネット17と接触せず、ロータマグネット17を傷付けることなくマグネットカバー21を取り付けることができる。
当該モータ1では、マグネットカバー21が無くともロータマグネット17はマグネットホルダ19によって固定される。しかしながら、ロータマグネット17が外れたり割れたりした場合にモータがロック状態となるのを防止するため、ここでは信頼性向上の見地からロータマグネット17の外側にマグネットカバー21が取り付けられている。なお、マグネットカバー21の圧入により、マグネット保持片42はさらにロータマグネット17に押し付けられ、ロータマグネット17はより強固に保持固定される。
センサ部5側には、センサマグネット20の径方向外側にホール素子8が配されている。ホール素子8はU,V,Wの各相分が1個ずつ計3個設けられており、所定の間隙をあけてセンサマグネット20と対向している。センサマグネット20の磁極はロータマグネット17と対応して同極数に着磁され、ロータマグネット17の磁極と周方向同位置に配置されてマグネットカバー21にて固定される。モータ1では、前述のように、ロータマグネット17とセンサマグネット20は共に6極に着磁されている。そして、ホール素子8は、センサマグネット20の磁極変化に伴って信号を送出し、これにより、ロータ7の回転位置が検出される。
ホール素子8は、ブラケット14に取り付けられたセンサホルダ22の先端に、周方向に並んで配置されている。センサホルダ22の外側には、プリント基板24が取り付けられている。センサホルダ22とプリント基板24は、ねじ23によってブラケット14に固定される。ブラケット14の外端部にはエンドキャップ25が取り付けられ、プリント基板24等、ブラケット14内に収容されている部品を外気からカバーしている。ブラケット14にはまた、駆動コイル11に電力を供給するための電源線26が接続されている。電源線26は、ブラケット14の側方に取り付けられたゴムグロメット27を介してモータ外へ引き出される。
なお、実施例1では、ロータ7の回転位置検出にセンサマグネット20とホール素子8を用いた例を示したが、それらに代えて、レゾルバロータとレゾルバを用いても良い。この場合、概ねセンサマグネット20の位置にレゾルバロータを取り付ける。レゾルバロータはロータシャフト2に固定される。マグネットホルダ19やマグネットカバー21は、センサマグネット取付部33や小径部21a,テーパ部21cを廃した形態とする。そして、ブラケット14のホール素子8の部位にはレゾルバを配置する。
次に、本発明の実施例2として、マグネット取付部における嵌合構造の凹凸関係を逆転させた構成について説明する。図7は、その場合のマグネット固定構造を示す拡大断面図である。なお、以下の実施例では、実施例1と同様の部材、部分については同一の符号を付し、その説明は省略する。
ここでは、ホルダ取付部として、ロータコア16の外周部にホルダ取付突起51が形成されている。ホルダ取付突起51は回転軸方向に沿って延設されており、周方向に沿って等分に6個形成されている。ホルダ取付突起51の先端部51aは基部51bよりも幅広に形成されている。一方、ホルダアーム32は、図7に示すように断面が略T字形になっており、軸方向に沿って延びる本体部41の外周側には一対のマグネット保持片42が形成されている。この場合も、隣接するホルダアーム32の対向するマグネット保持片42の間には、両マグネット保持片42及びロータコア16の外周面16aとによってマグネット収容部43が形成されている。
ホルダアーム32の本体部41の内周側には嵌合溝52が形成されている。嵌合溝52はロータコア外周部のホルダ取付突起51に嵌合する。嵌合溝52の断面形状は、ホルダ取付突起51に合わせて開口部が底部よりも狭くなっている。ホルダ取付突起51を嵌合溝52内に挿入するようにホルダアーム32を軸方向から挿入すると、嵌合溝52とホルダ取付突起51が密着嵌合する。これにより、ホルダアーム32は径方向に抜け止めされた形でロータコア16の外周面16aに固定される。
本体部41の周方向両側には一対のマグネット保持片42が設けられている。マグネット保持片42は、本体部41からロータコア外周面16aと間隔をあけて対向しつつ周方向に沿って延びている。マグネット保持片42の先端部には、第1接触部46が設けられている。本体部41には第2接触部47が突設されており、第1及び第2接触部46,47の間には非接触部48が設けられている。マグネット収容部43にロータマグネット17を取り付けると、第1及び第2接触部46,47はロータマグネット17の外周面に当接する。
一方、本発明の実施例3として、実施例1のマグネット固定構造を用いてロータマグネット17をスキューさせたものについて説明する。図8は、その場合のロータ構成を示す斜視図である。
図8のロータ53では、ハッチングを施して示したロータマグネット17が前後で径方向に段状にずれたステップスキュー形態となっている。なお、ロータ53は、実施例1の最後に述べたレゾルバを使用する場合の形態となっている。ロータ53の図8において手前側のロータ53aにはマグネットホルダ54が、奥側のロータ53bにはマグネットホルダ55が使用される。マグネットホルダ54は、実施例1にて述べたマグネットホルダ19のホルダアーム32を軸方向に短くした形となっている。マグネットホルダ55は、マグネットホルダ19のホルダベース31が無い形となっており、ホルダアーム32部分のみから構成されている。
ロータ53a,53bはそれぞれ別個に形成される。ロータ53aは、ロータコア16にマグネットホルダ54を取り付け、そこにロータマグネット17を圧入固定する。ロータ53bは、ロータ53aとは別個のロータコア16にマグネットホルダ55を取り付け、そこにロータマグネット17を圧入固定する。両ロータ53a,53bを作成した後、両者をロータシャフト2に固定する。その際、両ロータ53a,53bのロータマグネット17を径方向にずらして取り付ける。これにより、ロータマグネット17がSだけずれたステップスキュー形態のロータ53が形成される。
なお、ロータ53bにも実施例1のマグネットホルダ19と同様のものを使用し、両ロータ53a,53bを同形態としても良い。この場合、両ロータ53a,53bはホルダアーム32の自由端側同士を互いに突き合わせるような形でロータシャフト2に固定される。また、ロータ53bを複数個用いることにより、3段以上のステップスキューも可能である。さらに、実施例2のような固定構造を用いてステップスキューを形成することも可能である。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施例では、インナーロータ型ブラシレスモータに本発明の固定構造を適用した例を示したが、ブラシ付きモータや発電機に当該構成を適用することも可能である。また、本発明の構造によれば、接着剤を用いることなくロータマグネット17をロータコア16に固定することが可能であるが、ロータマグネット17を少量の接着剤にて固定しても良い。この場合、製造工程中に接着剤を使用することにはなるが、固定用に用いる場合に比して接着剤の使用量を削減できるため、その硬化時間は大幅に短縮される。

Claims (11)

  1. 回転軸に固定されたロータコアと、前記ロータコアの外周に周方向に沿って取り付けられた複数個のマグネットとを有してなる回転電機の前記マグネットの固定構造であって、
    前記ロータコアの外周部に周方向に沿って所定間隔で形成され、前記回転軸方向に沿って延びる複数のホルダ取付部と、
    前記ホルダ取付部に固定され前記回転軸方向に沿って延びる複数個の合成樹脂製のホルダ部材と、
    隣接する前記ホルダ部材と前記ロータコア外周面によって形成され、前記回転軸方向から前記マグネットが圧入されるマグネット収容部と、を備え、
    前記ホルダ部材は、断面略T字形に形成され、
    前記回転軸方向に沿って延びる本体部と、
    前記本体部の外周側に形成され、前記ロータコアの外周面と間隔をあけて対向しつつ周方向に沿って延びる一対のマグネット保持片と、
    前記マグネット保持片に形成され、前記マグネットの外周面に弾性的に当接する第1接触部と、
    前記本体部に形成され、前記マグネットの周方向端部に弾性的に当接する第2接触部と、
    前記第1接触部と前記第2接触部との間に形成され、前記マグネットと接触しない非接触部と、を有することを特徴とする回転電機のマグネット固定構造。
  2. 請求項1記載の回転電機のマグネット固定構造において、前記マグネットは、前記第1接触部と前記第2接触部の2点に支持された状態で前記マグネット収容部内に保持されることを特徴とする回転電機のマグネット固定構造。
  3. 請求項1又は2記載の回転電機のマグネット固定構造において、前記ホルダ取付部は複数個のホルダ取付溝を有し、前記ホルダ部材は、前記本体部の内周側に形成され前記ホルダ取付溝内に嵌合固定される嵌合突起を有することを特徴とする回転電機のマグネット固定構造。
  4. 請求項1又は2記載の回転電機のマグネット固定構造において、前記ホルダ取付部は複数個のホルダ取付突起を有し、前記ホルダ部材は、前記本体部の内周側に形成され前記ホルダ取付突起に嵌合固定される嵌合溝を有することを特徴とする回転電機のマグネット固定構造。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の回転電機のマグネット固定構造において、前記第1接触部は前記マグネットの径方向の移動を規制し、前記第2接触部は前記マグネットの周方向の移動を規制することを特徴とする回転電機のマグネット固定構造。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の回転電機のマグネット固定構造において、前記第1接触部と前記ロータコアの外周面との間の距離は、前記マグネットにおける前記第1接触部との当接部位の径方向寸法よりも小さく形成され、前記マグネットは、前記マグネット保持片を径方向外側に押し開きつつ、前記マグネット収容部内に圧入されることを特徴とする回転電機のマグネット固定構造。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の回転電機のマグネット固定構造において、前記マグネット収容部にて対向する第2接触部間の距離は、前記マグネットの周方向寸法よりも小さく形成され、前記マグネットは、前記本体部を周方向に押圧しつつ、前記マグネット収容部内に圧入されることを特徴とする回転電機のマグネット固定構造。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載の回転電機のマグネット固定構造において、前記マグネット収容部に前記マグネットを取り付けたとき、前記ホルダ部材の外周端が前記マグネットの外周端よりも径方向外側に配置されることを特徴とする回転電機のマグネット固定構造。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載の回転電機のマグネット固定構造において、前記ホルダ部材の外側には円筒状のマグネットカバーが圧入装着され、隣接する前記ホルダ部材の間には、前記マグネットの外周端と前記マグネットカバーの内周面との間に間隙が形成されることを特徴とする回転電機のマグネット固定構造。
  10. 請求項9記載の回転電機のマグネット固定構造において、前記間隙は、前記マグネットカバーの軸方向の全長に亘って形成され、前記マグネットカバーを前記ホルダ部材の外側に圧入する際に、前記マグネットカバーの内周面が前記マグネットと接触しないことを特徴とする回転電機のマグネット固定構造。
  11. 請求項1〜10の何れか1項に記載の回転電機のマグネット固定構造において、前記ホルダ部材は、前記回転軸に固定されたホルダベースから軸方向に向かって突出形成されてなることを特徴とする回転電機のマグネット固定構造。
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