JPH05153745A - 回転磁界型電動機の回転子およびその製造方法 - Google Patents
回転磁界型電動機の回転子およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH05153745A JPH05153745A JP3310772A JP31077291A JPH05153745A JP H05153745 A JPH05153745 A JP H05153745A JP 3310772 A JP3310772 A JP 3310772A JP 31077291 A JP31077291 A JP 31077291A JP H05153745 A JPH05153745 A JP H05153745A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- outer peripheral
- peripheral surface
- gap
- ferromagnetic member
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 作動時における磁石の脱落を防止する手段を
確実かつ簡単に取り付ける。 【構成】 回転軸の外周面に隙間をあけて取り付ける磁
石の外周面に、強磁性部材を取り付けた後、ダイカスト
成形により非磁性部材を上記磁石の隙間、該隙間に面し
て開口した回転軸の係止穴に充填すると共に強磁性部材
の周方向両端部を被覆して、該非磁性部材と回転軸、磁
石および強磁性部材とを一体に固定している。
確実かつ簡単に取り付ける。 【構成】 回転軸の外周面に隙間をあけて取り付ける磁
石の外周面に、強磁性部材を取り付けた後、ダイカスト
成形により非磁性部材を上記磁石の隙間、該隙間に面し
て開口した回転軸の係止穴に充填すると共に強磁性部材
の周方向両端部を被覆して、該非磁性部材と回転軸、磁
石および強磁性部材とを一体に固定している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転磁界型電動機にお
ける回転軸にセグメント型永久磁石を固定した回転子お
よびその製造方法に関し、特に、回転作動時における磁
石の脱落防止を図ると共に、固定子との間の空隙を小さ
くして高出力化を図るものである。
ける回転軸にセグメント型永久磁石を固定した回転子お
よびその製造方法に関し、特に、回転作動時における磁
石の脱落防止を図ると共に、固定子との間の空隙を小さ
くして高出力化を図るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転磁界型電動機におい
ては、回転軸の外周にセグメント永久磁石を隙間をあけ
て固着しているが、回転作動時に遠心力により磁石が脱
落することがある。
ては、回転軸の外周にセグメント永久磁石を隙間をあけ
て固着しているが、回転作動時に遠心力により磁石が脱
落することがある。
【0003】上記磁石の脱落防止および磁石の保護を図
るために、例えば、図5に示すように、非磁性体の金
属、例えば、ステンレス鋼からなる円筒形状の薄肉筒1
を、回転軸2に固着している磁石3に外嵌して焼ばめに
より固定したものが提案されている。(実開昭61−1
95763号公報参照)
るために、例えば、図5に示すように、非磁性体の金
属、例えば、ステンレス鋼からなる円筒形状の薄肉筒1
を、回転軸2に固着している磁石3に外嵌して焼ばめに
より固定したものが提案されている。(実開昭61−1
95763号公報参照)
【0004】しかしながら、前記の回転子では、回転子
の外周に配置する固定子(図示せず)の間に薄肉筒1が介
在するため、 この薄肉筒1の厚さ分は磁石3と固定子と
の間の空隙になってしまうと共に、磁石3と薄肉筒1と
の間にも回転作動時に隙間が出来やすく、モータの出力
が低下する問題がある。
の外周に配置する固定子(図示せず)の間に薄肉筒1が介
在するため、 この薄肉筒1の厚さ分は磁石3と固定子と
の間の空隙になってしまうと共に、磁石3と薄肉筒1と
の間にも回転作動時に隙間が出来やすく、モータの出力
が低下する問題がある。
【0005】上記薄肉筒1として非磁性体金属ではな
く、強磁性体金属を用いた場合は、薄肉筒1の厚さ分が
空隙にならないが、セグメント磁石間で薄肉筒を介して
漏れ磁束が増大し、この点からやはりモータの出力低下
という問題が生じる。
く、強磁性体金属を用いた場合は、薄肉筒1の厚さ分が
空隙にならないが、セグメント磁石間で薄肉筒を介して
漏れ磁束が増大し、この点からやはりモータの出力低下
という問題が生じる。
【0006】さらに、従来、図6に示すように、円環形
状に連接配置したセグメント磁石3からなる永久磁石の
外周に、非磁性薄板4と磁性薄板5とを交互に配置溶接
して連接して形成した円筒管6を嵌装したものが提案さ
れている。(実開昭60−24149号公報参照)
状に連接配置したセグメント磁石3からなる永久磁石の
外周に、非磁性薄板4と磁性薄板5とを交互に配置溶接
して連接して形成した円筒管6を嵌装したものが提案さ
れている。(実開昭60−24149号公報参照)
【0007】上記した回転子では、隣接する磁石3の外
周の隙間Cに非磁性薄板4を配置する一方、磁石3の外
周面に磁性薄板5を配置して固定子の間に磁性薄板5を
介在させているため、磁石脱落防止用筒の存在により固
定子との間の空隙が増大する問題を解決することは出来
る。(尚、 上記公報の明細書の実施例の記載では磁性薄
板と非磁性薄板の符号が誤って逆に付されている。)
周の隙間Cに非磁性薄板4を配置する一方、磁石3の外
周面に磁性薄板5を配置して固定子の間に磁性薄板5を
介在させているため、磁石脱落防止用筒の存在により固
定子との間の空隙が増大する問題を解決することは出来
る。(尚、 上記公報の明細書の実施例の記載では磁性薄
板と非磁性薄板の符号が誤って逆に付されている。)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記回
転子では、非磁性薄板4と磁性薄板5とを溶接で連結し
た円筒管6を磁石3に嵌装しているだけであり、磁石と
の間の位置決めがなされていないため、回転時に位置ず
れが生じる問題もあると共に、円筒管6と磁石3との間
に隙間が生じやすく、この隙間の発生によりモータ出力
が低下する問題が解決されていない。
転子では、非磁性薄板4と磁性薄板5とを溶接で連結し
た円筒管6を磁石3に嵌装しているだけであり、磁石と
の間の位置決めがなされていないため、回転時に位置ず
れが生じる問題もあると共に、円筒管6と磁石3との間
に隙間が生じやすく、この隙間の発生によりモータ出力
が低下する問題が解決されていない。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、磁石の外周面に磁性薄板を、隣接する磁石の間には
非磁性部材を配置すると共に、これらを確実に位置決め
して磁石および回転軸に固定して、磁石と固定子との間
の空隙を増大させず、かつ、磁束漏れを生じさせること
のない高出力の回転子およびその製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
で、磁石の外周面に磁性薄板を、隣接する磁石の間には
非磁性部材を配置すると共に、これらを確実に位置決め
して磁石および回転軸に固定して、磁石と固定子との間
の空隙を増大させず、かつ、磁束漏れを生じさせること
のない高出力の回転子およびその製造方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、回転軸の外周面に隙間をあけて設けた各
磁石の外周面に取り付けた薄肉片からなる強磁性部材
と、上記各強磁性部材の周方向端部の外周面に被覆する
と共に磁石の隙間および該隙間に面する回転軸の外周面
に開口した係止穴に充填して、回転軸、磁石および強磁
性部材とを一体に固定している非磁部材とを備えている
ことを特徴とする回転磁界型電動機の回転子を提供する
ものである。
め、本発明は、回転軸の外周面に隙間をあけて設けた各
磁石の外周面に取り付けた薄肉片からなる強磁性部材
と、上記各強磁性部材の周方向端部の外周面に被覆する
と共に磁石の隙間および該隙間に面する回転軸の外周面
に開口した係止穴に充填して、回転軸、磁石および強磁
性部材とを一体に固定している非磁部材とを備えている
ことを特徴とする回転磁界型電動機の回転子を提供する
ものである。
【0011】上記各強磁性部材には、磁石の外周面に密
着する円弧部の周方向両端より屈折する係止爪部を設
け、両側の係止爪部を磁石の周方向端面に係止し、該係
止爪部を屈折して設ける周方向両端外周を非磁性部材で
被覆して強磁性部材の係止爪部による磁石を係止を確保
している。
着する円弧部の周方向両端より屈折する係止爪部を設
け、両側の係止爪部を磁石の周方向端面に係止し、該係
止爪部を屈折して設ける周方向両端外周を非磁性部材で
被覆して強磁性部材の係止爪部による磁石を係止を確保
している。
【0012】また、上記回転軸に形成する係止穴はアリ
溝形状として、該係止穴に充填する非磁性部材との固定
を確実なものとしている。
溝形状として、該係止穴に充填する非磁性部材との固定
を確実なものとしている。
【0013】さらに、本発明は、回転軸の外周面に隙間
をあけて磁石を配置すると共に、各磁石の外周面に強磁
性部材を配置した後、ダイカスト成形により非磁性部材
を上記磁石の隙間、該隙間に面して開口した回転軸の係
止穴に充填すると共に強磁性部材の周方向両端部を被覆
して、該非磁性部材と回転軸、磁石および強磁性部材と
を一体に固定することを特徴とする回転磁界電動機の回
転子の製造方法を提供するものである。
をあけて磁石を配置すると共に、各磁石の外周面に強磁
性部材を配置した後、ダイカスト成形により非磁性部材
を上記磁石の隙間、該隙間に面して開口した回転軸の係
止穴に充填すると共に強磁性部材の周方向両端部を被覆
して、該非磁性部材と回転軸、磁石および強磁性部材と
を一体に固定することを特徴とする回転磁界電動機の回
転子の製造方法を提供するものである。
【0014】
【作用】上記のように、磁石の隙間に非磁性部材を充填
していることにより、回転時における磁石の移動を防止
出来ると共に、該非磁性部材により強磁性部材を固定し
且つ非磁性部材を回転軸に固定し、強磁性部材、非磁性
部材および回転軸とにより磁石を囲繞しているため、回
転時に於ける磁石の脱落を確実に防止出来る。
していることにより、回転時における磁石の移動を防止
出来ると共に、該非磁性部材により強磁性部材を固定し
且つ非磁性部材を回転軸に固定し、強磁性部材、非磁性
部材および回転軸とにより磁石を囲繞しているため、回
転時に於ける磁石の脱落を確実に防止出来る。
【0015】また、磁石の外周面に強磁性部材を配置し
ているため、磁石と固定子との磁気的な空隙が増大せ
ず、かつ、磁石の隙間に非磁性部材を配置しているため
磁束漏れを防止でき、出力を向上させることが出来る。
ているため、磁石と固定子との磁気的な空隙が増大せ
ず、かつ、磁石の隙間に非磁性部材を配置しているため
磁束漏れを防止でき、出力を向上させることが出来る。
【0016】さらに、回転軸の外周に磁石を配置し、各
磁石の外周面に強磁性部材を配置した後に非磁性部材を
ダイカスト成形するだけで一体に固定できるため、極め
て簡単に回転子を製造することが出来る。
磁石の外周面に強磁性部材を配置した後に非磁性部材を
ダイカスト成形するだけで一体に固定できるため、極め
て簡単に回転子を製造することが出来る。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1から図3は第1実施例の回転磁界型電
動機の回転子を示し、回転軸10の外周面には4つのセ
グメントからなる永久磁石11を所要の隙間をあけて接
着剤で固着している。上記磁石11の各外周面には薄肉
の軟鋼板からなる強磁性体部材12を外嵌固定すると共
に、隣接する磁石11の隙間にはアルミダイカスト材か
らなる非磁性部材13を固定している。
に説明する。図1から図3は第1実施例の回転磁界型電
動機の回転子を示し、回転軸10の外周面には4つのセ
グメントからなる永久磁石11を所要の隙間をあけて接
着剤で固着している。上記磁石11の各外周面には薄肉
の軟鋼板からなる強磁性体部材12を外嵌固定すると共
に、隣接する磁石11の隙間にはアルミダイカスト材か
らなる非磁性部材13を固定している。
【0018】上記強磁性部材12は、磁石11の外周面
に密着する円弧部12aの周方向の両端に、中心側に向
かって屈曲させた係止爪部12bを設けている。これに
対して、磁石11の周方向両端の端面11aには、上記
係止爪部12bが係止する切欠部11bを外周面より切
り欠き、該切欠部11bの係止面11cに係止爪部12
bを係止している。
に密着する円弧部12aの周方向の両端に、中心側に向
かって屈曲させた係止爪部12bを設けている。これに
対して、磁石11の周方向両端の端面11aには、上記
係止爪部12bが係止する切欠部11bを外周面より切
り欠き、該切欠部11bの係止面11cに係止爪部12
bを係止している。
【0019】また、回転軸10の外周面には、磁石11
の隙間に対応する面に非磁性部材係止穴10aを穿設し
ている。該係止穴10aは図3に示すように、開口面1
0bが小さい所謂アリ溝状としている。
の隙間に対応する面に非磁性部材係止穴10aを穿設し
ている。該係止穴10aは図3に示すように、開口面1
0bが小さい所謂アリ溝状としている。
【0020】磁石11間の隙間に固定する非磁性部材1
3は、回転軸11の外周面に磁石11を固着し、該磁石
11の外周面に強磁性部材12を組み付けた状態で、型
内に配置して、アルミダイカスト材を充填して成形して
いる。該アルミダイカスト材の外周面は、強磁性部材1
2の係止爪部12bの折り曲げ部分の上面を被覆するよ
うに設定していると共に、隙間の内部に完全に充填し、
かつ、回転軸10の係止穴10aの内部にまで充填して
いる。
3は、回転軸11の外周面に磁石11を固着し、該磁石
11の外周面に強磁性部材12を組み付けた状態で、型
内に配置して、アルミダイカスト材を充填して成形して
いる。該アルミダイカスト材の外周面は、強磁性部材1
2の係止爪部12bの折り曲げ部分の上面を被覆するよ
うに設定していると共に、隙間の内部に完全に充填し、
かつ、回転軸10の係止穴10aの内部にまで充填して
いる。
【0021】よって、上記充填したアルミダイカスト材
からなる非磁性部材13により、磁石11の間の隙間は
完全に埋められて磁石11の回転時の移動は防止でき
る。また、該磁石11に取り付ける強磁性部材12は、
その外周面を非磁性部材13の被覆部分13aにより押
さえられて、磁石11に確実に取付られると共に、該強
磁性部材12の係止爪部12bにより磁石11を所定位
置に位置決め保持出来る。しかも、非磁性部材13は回
転軸10に対して、アリ溝状の係止穴10aの充填部1
3bで係止されているため、確実に位置決め固定され
る。
からなる非磁性部材13により、磁石11の間の隙間は
完全に埋められて磁石11の回転時の移動は防止でき
る。また、該磁石11に取り付ける強磁性部材12は、
その外周面を非磁性部材13の被覆部分13aにより押
さえられて、磁石11に確実に取付られると共に、該強
磁性部材12の係止爪部12bにより磁石11を所定位
置に位置決め保持出来る。しかも、非磁性部材13は回
転軸10に対して、アリ溝状の係止穴10aの充填部1
3bで係止されているため、確実に位置決め固定され
る。
【0022】図4は本発明の第2実施例を示し、磁石1
1’の周方向両端面には係止用の切り欠きを設けずに平
坦面11a’とし、強磁性部材12の係止爪部12bを
平坦面11a’の外面に係止している。よって、係止爪
部12bと平坦面11a’との間に段差Dを形成してお
り、該段差Dの部分に非磁性部材13を充填することに
より、強磁性部材12を非磁性部材13により外周面側
の被覆部分13aと段差Dの充填部分13cとにより内
外周が挟持して位置決め固定している。
1’の周方向両端面には係止用の切り欠きを設けずに平
坦面11a’とし、強磁性部材12の係止爪部12bを
平坦面11a’の外面に係止している。よって、係止爪
部12bと平坦面11a’との間に段差Dを形成してお
り、該段差Dの部分に非磁性部材13を充填することに
より、強磁性部材12を非磁性部材13により外周面側
の被覆部分13aと段差Dの充填部分13cとにより内
外周が挟持して位置決め固定している。
【0023】また、回転軸10’に設ける係止穴10
a’は図示のように断面円形とせずに、通常のアリ溝形
状とし、該係止穴10a’に非磁性部材13を充填する
ことにより、第1実施例と同様に非磁性部材13を回転
軸10’に位置決め固定している。
a’は図示のように断面円形とせずに、通常のアリ溝形
状とし、該係止穴10a’に非磁性部材13を充填する
ことにより、第1実施例と同様に非磁性部材13を回転
軸10’に位置決め固定している。
【0024】尚、非磁性部材は上記アルミダイカスト材
に限定されず、回転軸に磁石および強磁性部材を組み付
けた状態で充填できる非磁性材からなるものであれば適
宜に使用出来る。また、非磁性部材の充填により磁石お
よび強磁性部材の回転軸への位置決め固定が出来るた
め、磁石を予め回転軸に接着剤で固着することは必ずし
も必要ではなくなる。
に限定されず、回転軸に磁石および強磁性部材を組み付
けた状態で充填できる非磁性材からなるものであれば適
宜に使用出来る。また、非磁性部材の充填により磁石お
よび強磁性部材の回転軸への位置決め固定が出来るた
め、磁石を予め回転軸に接着剤で固着することは必ずし
も必要ではなくなる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、回転軸の外周にセグメント磁石を設け、各磁
石に強磁性部材を取り付けた状態で、非磁性部材を充填
して一体成形することで、これらを強固に固定し、かつ
確実に位置決め保持することができる。よって、回転作
動時におけるセグメント磁石の脱落を防止できる回転子
を極めて簡単に作製することが出来る。
によれば、回転軸の外周にセグメント磁石を設け、各磁
石に強磁性部材を取り付けた状態で、非磁性部材を充填
して一体成形することで、これらを強固に固定し、かつ
確実に位置決め保持することができる。よって、回転作
動時におけるセグメント磁石の脱落を防止できる回転子
を極めて簡単に作製することが出来る。
【0026】かつ、磁石の外周面に強磁性部材を配置し
ていると共に、強磁性部材が磁石との密着するように非
磁性部材により強固に保持しているため、固定子との隙
間を小さく保持でき、この点から出力向上を図ることが
出来る。また、隣接する磁石の間に非磁性部材を介在さ
せているため、隣接する磁石間に生じる磁束漏れを小さ
くでき、この点からも出力向上を図ることが出来る。
ていると共に、強磁性部材が磁石との密着するように非
磁性部材により強固に保持しているため、固定子との隙
間を小さく保持でき、この点から出力向上を図ることが
出来る。また、隣接する磁石の間に非磁性部材を介在さ
せているため、隣接する磁石間に生じる磁束漏れを小さ
くでき、この点からも出力向上を図ることが出来る。
【図1】 本発明の第1実施例の正面図である。
【図2】 図1のII−II線断面図である。
【図3】 図2の要部拡大図である。
【図4】 本発明の第2実施例の図3と同様な断面図で
ある。
ある。
【図5】 従来例を示す断面図である。
【図6】 同上
【符号の説明】 10 回転軸 10a 係止穴 11 磁石 12 強磁性部材 12b 係止爪部 13 非磁性部材 13a 被覆部分
Claims (3)
- 【請求項1】 回転軸の外周面に隙間をあけて設けた各
磁石の外周面に取り付けた薄肉片からなる強磁性部材
と、 上記各強磁性部材の周方向端部の外周面に被覆すると共
に磁石の隙間および該隙間に面する回転軸の外周面に開
口した係止穴に充填して、回転軸、磁石および強磁性部
材とを一体に固定している非磁性部材とを備えているこ
とを特徴とする回転磁界型電動機の回転子。 - 【請求項2】 上記各強磁性部材には、磁石の外周面に
密着する円弧部の周方向両端より屈折する係止爪部を設
け、両側の係止爪部を磁石の周方向端面に係止し、該係
止爪部を屈折して設ける周方向両端外周を非磁性部材で
被覆して強磁性部材の係止爪部により磁石の係止し補強
し、かつ、上記回転軸に形成する係止穴をアリ溝形状と
していることを特徴とする請求項1記載の回転子。 - 【請求項3】 回転軸の外周面に隙間をあけて磁石を配
置すると共に、各磁石の外周面に強磁性部材を配置した
後、ダイカスト成形により非磁性部材を上記磁石の隙
間、該隙間に面して開口した回転軸の係止穴に充填する
と共に強磁性部材の周方向両端部を被覆して、該非磁性
部材と回転軸、磁石および強磁性部材とを一体に固定す
ることを特徴とする回転磁界電動機の回転子の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3310772A JPH05153745A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 回転磁界型電動機の回転子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3310772A JPH05153745A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 回転磁界型電動機の回転子およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05153745A true JPH05153745A (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=18009291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3310772A Withdrawn JPH05153745A (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | 回転磁界型電動機の回転子およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05153745A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006008964A1 (ja) * | 2004-07-16 | 2006-01-26 | Mitsuba Corporation | 回転電機のマグネット固定構造 |
DE112007000139T5 (de) | 2006-01-10 | 2008-11-13 | Mitsuba Corp., Kiryu-shi | Elektro-Drehmaschine |
DE112007000129T5 (de) | 2006-01-10 | 2008-11-13 | Mitsuba Corp., Kiryu | Elektro-Drehmaschine |
JP2013126318A (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-24 | Mitsubishi Electric Corp | 埋込磁石型回転子とこの回転子を用いた埋込磁石型永久磁石回転電機 |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP3310772A patent/JPH05153745A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006008964A1 (ja) * | 2004-07-16 | 2006-01-26 | Mitsuba Corporation | 回転電機のマグネット固定構造 |
US7687957B2 (en) | 2004-07-16 | 2010-03-30 | Mitsuba Corporation | Magnet fixing structure for electric rotary machine |
DE112007000139T5 (de) | 2006-01-10 | 2008-11-13 | Mitsuba Corp., Kiryu-shi | Elektro-Drehmaschine |
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JP2013126318A (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-24 | Mitsubishi Electric Corp | 埋込磁石型回転子とこの回転子を用いた埋込磁石型永久磁石回転電機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |