JPH05111204A - インナーロータ形モータ - Google Patents

インナーロータ形モータ

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JPH05111204A
JPH05111204A JP3260913A JP26091391A JPH05111204A JP H05111204 A JPH05111204 A JP H05111204A JP 3260913 A JP3260913 A JP 3260913A JP 26091391 A JP26091391 A JP 26091391A JP H05111204 A JPH05111204 A JP H05111204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
outer peripheral
peripheral surface
rotor magnet
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3260913A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Nitta
勇 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3260913A priority Critical patent/JPH05111204A/ja
Publication of JPH05111204A publication Critical patent/JPH05111204A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コギングトルクの低減を図るようにしたもの
において、ロータマグネットの外れを防止するためのキ
ャンを不要にでき、コストおよび組立工数を低減し得る
と共に、磁気抵抗およびエネルギー損失の低減化も図
る。 【構成】 ロータコア9の外周部にロータマグネット1
0を周方向に4個に分割して配置している。各ロータマ
グネット10の外周面10aは、周方向の中央部が端部
より外側へ突出するように形成している。そして、各ロ
ータマグネット10はロータコア9の突条部12,12
間に配置されていて、各突条部12の先端部に設けられ
た係止部13がロータマグネット10の端部の外周面1
0aを係止することにより、ロータマグネット10の外
れを防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコギングトルクの低減を
図るようにしたインナーロータ形モータに関する。
【0002】
【従来の技術】インナーロータ形モータにおいて、振動
および騒音の原因となるコギングトルクを低減させるた
めの手段として、次のような構成のものが公知である。
【0003】すなわち、ロータにおけるロータコアの外
周部に設けられるロータマグネットを周方向に複数個に
分割して配置すると共に、それら各ロータマグネットの
外周面を、周方向の中央部が両端部よりステータコアの
内周面側へ突出する形態としたものである。
【0004】この場合、ロータマグネットを一物の筒状
に構成することも考えられるのであるが、その形状が単
純な円筒状ではなく、外周面に凹凸を有した形状となる
ため、製造性や着磁等の点から上記ロータマグネットを
一物で構成することが困難であるという事情がある。
【0005】このため、ロータマグネットは、上述した
ようにロータコアの周方向に複数個に分割して配置する
ことになる。
【0006】このとき、各ロータマグネットはロータコ
アの外周面に接着で取り付けるようにしているが、その
ロータマグネットがロータの回転による遠心力で外れる
おそれがある。このため、通常は、キャンと呼ばれる非
磁性金属製の円筒をロータマグネットの外側に被せるこ
とにより、ロータマグネットの外れを防止するようにし
ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た構成のものでは、ロータマグネットの外側にキャンを
被せるようにしているため、次のような欠点がある。
【0008】1.キャンを別部材として必要とすると共
に、別途組み付ける必要があるため、コストが高くなる
と共に、組立工数が増える。
【0009】2.キャンがロータマグネットの外周面と
ステータコアの内周面との間に介在された形態となるた
め、そのキャンの厚さ分だけロータマグネットとステー
タコアとの間の空隙が広くなった場合と等価となり、磁
気抵抗が増大する。
【0010】3.キャンに渦電流が発生し、エネルギー
損失が増える。
【0011】そこで、本発明の目的は、コギングトルク
の低減を図るようにしながらも、従来必要としていたキ
ャンを不要にでき、これにより、コストおよび組立工数
を低減し得ると共に、磁気抵抗およびエネルギー損失の
低減化も図り得るインナーロータ形モータを提供するに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ロータコアの外周部にロータマグネッ
トを周方向に複数個に分割して配置すると共に、それら
各ロータマグネットの外周面を、周方向の中央部が両端
部よりステータコアの内周面側へ突出するように形成す
るインナーロータ形モータにおいて、前記ロータコア
に、前記各ロータマグネットの端部の外周面を係止する
係止部を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記した手段によれば、ロータの回転時におい
てロータマグネットに作用する遠心力は、ロータマグネ
ットの端部の外周面を係止する係止部により受けられる
ようになるから、その係止部によりロータマグネットが
外れることを防止できる。従って、従来必要としていた
キャンを不要にできる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を、洗濯機に用いられるインナ
ーロータ形ブラシレスDCモータに適用した一実施例に
つき図面を参照して説明する。
【0015】全体構成を示した図2において、外殻を構
成する第1および第2のブラケット1,2は、これらの
間にステータコア3の端部を挟んだ状態で複数のねじ4
により連結されている。ステータコア3はけい素鋼板を
多数積層して構成されており、このステータコア3には
ステータコイル5が巻装されている。また、ステータコ
ア3の中央部には、円形の孔6が形成されている。
【0016】ロータ7は、図1にも示すように、段付き
状の回転軸8と、この回転軸8の外周部に固着されたロ
ータコア9と、このロータコア9の外周部に後述するよ
うにして固着された4個のロータマグネット10とから
構成され、ロータコア9およびロータマグネット10が
ステータコア9の孔6内に収納された状態で、上記第1
および第2のブラケット1,2に軸受11,11を介し
て回転自在に支承されている。
【0017】上記ロータコア9は、ステータコア3と共
取りのけい素鋼板を多数積層して構成したものであり、
このロータコア9の外周部には、突条部12が4箇所に
等間隔に設けられている。各突条部12はロータコア9
の軸方向に沿って延びており、各突条部12の先端部に
は、両側に庇状に張り出す係止部13,13を一体的に
設けている。
【0018】上記各ロータマグネット10は、突条部1
2,12間に配置されることによりロータコア9の外周
部において周方向に分割して配置されていると共に、そ
れぞれの端部の外周面10aが上記係止部13に係止さ
れている。
【0019】このとき、ロータマグネット10は、ロー
タコア9の軸方向の開放端から突条部12,12間に挿
入することにより抜け止め状態に取り付けられている。
なお、ロータマグネット10の内周面10bとロータコ
ア9の外周面9aとの間は接着剤により接着している。
【0020】そして、各ロータマグネット10の内周面
10bは、ロータ7の中心、すなわち回転軸8の中心を
中心とする円に沿った円弧面状に形成され、外周面10
aは、回転軸8の中心から外側へずれた位置を中心と
し、かつ内周面10bの円と同じ半径の円に沿った円弧
面状に形成されている。これにより、各ロータマグネッ
ト10の外周面10aは、ロータコア9の外周部に取り
付けた状態において、周方向の中央部が両端部より外
側、すなわちステータコア3の内周面6a側へ突出する
形状となっている。
【0021】なお、図2において、第2のブラケット2
の内部には、ホールIC若しくはホール素子からなる位
置検出センサ14が設けられており、この位置検出セン
サ14の位置検出信号に基づき、図示しない駆動回路を
介してステータコイル5が通電制御されることによりロ
ータ7が回転される。
【0022】このとき、ロータマグネット10を上記構
成としていることにより、従来と同様にコギングトルク
を低減できて、振動および騒音を抑えることができる。
【0023】上記実施例によれば、ロータ7の回転時に
おいてロータマグネット10に作用する遠心力は、ロー
タマグネット10の端部の外周面10aを係止する係止
部13により受けられるようになるから、その係止部1
3によりロータマグネット10が外れることを防止でき
る。従って、従来必要としていたキャンを不要にでき
る。
【0024】そして、このようにキャンを不要にできる
ことにより、その分コストを低減できると共に、組立工
数も低減できる。また、ロータマグネット10の外周面
10aとステータコア3の内周面6aとの間に介在され
る部材がないから、それらの間の磁気抵抗を低減でき、
さらにはキャンに発生するような渦電流の発生も抑えら
れるから、エネルギー損失も少なくできる。
【0025】なお、上記した実施例では、ロータマグネ
ット10の外周面10aを、回転軸8の中心から外側へ
ずれた位置を中心とする円に沿った円弧面状に形成した
が、周方向の中央部が端部よりステータコア3の内周面
6a側(外側)へ突出する形状であれば、必ずしも円に
沿った円弧面状でなくても良い。
【0026】
【発明の効果】以上の記述にて明らかなように、本発明
によれば、ロータの回転時においてロータマグネットに
作用する遠心力は、ロータマグネットの端部の外周面を
係止する係止部により受けられるようになるから、その
係止部によりロータマグネットの外れを防止でき、これ
により従来必要としていたキャンを不要にできる。
【0027】従って、コギングトルクの低減を図るよう
にしながらも、キャンを不要にでき、これにより、コス
トおよび組立工数を低減し得ると共に、磁気抵抗および
エネルギー損失の低減化も図り得るという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すロータの平面図
【図2】全体の縦断面図
【符号の説明】
3はステータコア、6aは内周面、7はロータ、9はロ
ータコア、10はロータマグネット、10aは外周面、
13は係止部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータコアの外周部にロータマグネット
    を周方向に複数個に分割して配置すると共に、それら各
    ロータマグネットの外周面を、周方向の中央部が両端部
    よりステータコアの内周面側へ突出するように形成する
    インナーロータ形モータにおいて、前記ロータコアに、
    前記各ロータマグネットの端部の外周面を係止する係止
    部を設けたことを特徴とするインナーロータ形モータ。
JP3260913A 1991-10-09 1991-10-09 インナーロータ形モータ Pending JPH05111204A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3260913A JPH05111204A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 インナーロータ形モータ

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JP3260913A JPH05111204A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 インナーロータ形モータ

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JPH05111204A true JPH05111204A (ja) 1993-04-30

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ID=17354498

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JP3260913A Pending JPH05111204A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 インナーロータ形モータ

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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