JP5024497B2 - 経口用肌改善剤、肌改善方法及び肌改善用食品組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒトの肌状態を改善するための経口用肌改善剤、肌改善方法及び肌改善用食品組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
グルクロン酸とN−アセチルグルコサミンの2糖を反復構成単位とする多糖類に分類されるヒアルロン酸は、体内で合成される物質であり、極めて高い保水力を有する高分子物質であり、皮膚(特に真皮)の弾力性や柔軟性を担う重要な物質として知られている。
【0003】
ところで、ヒアルロン酸の皮膚細胞中の存在量は加齢とともに減少し、それに伴い皮膚の弾力性や柔軟性が低下し、肌荒れや小皺が発生する。
【0004】
このため、肌の潤いを保持することや肌荒れを改善することを期待し、ヒアルロン酸を保湿剤として化粧料に配合し、これを皮膚に塗布することが従来より行われている。
【0005】
しかし、人間の皮膚には、本来的に外的要因から身体を保護する作用、つまり生体防御作用が備わっているために、高分子量のヒアルロン酸自体が皮膚の表皮を通り抜けて真皮組織まで到達するのは難しいと考えられる。つまり、ヒアルロン酸含有化粧料は主にヒアルロン酸を皮膚に塗布したときの「保湿効果」を利用しているのが殆どで、皮膚の内部にまで作用するような本質的な肌荒れ改善効果が得られていないというのが現状である。
【0006】
このため、ヒアルロン酸を皮膚からではなく経口摂取させることにより体内に取り込ませることが提案されている。例えば、蛋白質分解酵素で酸素分解してペプタイド状にした蛋白質とヒアルロン酸を有する食品(特開平5−111367号公報(特許第2787254号公報))や、平均分子量が1万〜50万のヒアルロン酸を含有する、ヒアルロン酸の腸管吸収性が向上した食品添加物(特開2000−102362号公報等)が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平5−111367号公報記載の食品に使用するヒアルロン酸は、その製造方法(同公報の実施例(段落0006、0007))によれば、積極的にペプチドを含有させたものであり、精製度が低く、低純度のヒアルロン酸である。従って、それをそのままの状態で食品として用いたり、食品の一原料として用いたりすると、食品の保存中に着色や異臭が発生するという問題があった。
【0008】
また、特開2000−102362号公報記載の食品添加物に使用するヒアルロン酸もまた、化粧品用途の高純度のヒアルロン酸ではなく、食品用途を意図した未精製の安価なヒアルロン酸である。従って、この未精製ヒアルロン酸を使用した場合も、前述した場合と同様に、保存中に着色や異臭が発生するという問題があった。しかも、仮に精製したとしても、平均分子量が1万〜50万の範囲のヒアルロン酸では、期待するほどの肌改善効果が得られないという問題もあった。
【0009】
本発明は、経口摂取により良好な肌改善効果を示し、しかも保存中に着色や異臭の発生の問題が抑制された、ヒアルロン酸を主成分とする経口用肌改善剤及びこれを含有する肌改善用食品組成物並びに肌改善方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、ヒアルロン酸として、特定の数値以上の純度を有し、且つ特定範囲内の平均分子量を有する精製ヒアルロン酸を使用することにより、上述の目的を達成できることを見出し、本発明を完成させた。
【0011】
即ち、本発明は、純度が90%以上で、平均分子量が75万〜120万であるヒアルロン酸を含有することを特徴とする経口用肌改善剤を提供する。
【0012】
また、本発明は、ヒトの肌を改善する方法であって、この経口肌改善剤を、純度が90%以上で平均分子量が75万〜120万であるヒアルロン酸の摂取量が5mg/日以上となるようにヒトに摂取させることを特徴とする肌改善方法を提供する。
【0013】
また、本発明は、この経口用肌改善剤を含有することを特徴とする肌改善用食品組成物を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。なお、本明細書において(%)は、特に断り書きのない限り質量%を意味する。
【0015】
本発明の経口用肌改善剤は、不純物含有量が小さい精製ヒアルロン酸、具体的には純度が90%以上、好ましくは95%以上で、平均分子量が75万〜120万、好ましくは80万〜100万のヒアルロン酸を使用する。純度が90%未満であると、保管中に着色して外観を損なうばかりでなく、異臭を発生し好ましくない。また、平均分子量範囲が75万〜120万の範囲を外れたものを経口摂取した場合には、十分な肌改善効果が得られないおそれがあり好ましくない。このような効果が得られる明確な理由は不明であるが、前述の平均分子量を有するヒアルロン酸の消化器官内における分解生成物(ヒアルロン酸由来分解物)が腸管等から吸収された場合に、真皮内のヒアルロン酸合成を促進するからであると考えられる。
【0016】
本発明において使用する精製ヒアルロン酸は、様々な原料由来のものを使用することができる。そのような原料としては、鶏冠、臍の緒、眼球、皮膚、軟骨等のヒアルロン酸を含有する生物組織、あるいはストレプトコッカス属の微生物等のヒアルロン酸生産微生物を培養して得られる培養液等が挙げられる。
【0017】
本発明において使用する精製ヒアルロン酸の純度は、前述したように90%以上であるが、その純度は乾物換算で100%よりヒアルロン酸以外の不純物を除いた値として定義される。ここで、不純物としては、蛋白分解物、脂肪分(粗脂肪)、コンドロイチン硫酸等が挙げられる。具体的に鶏冠を原料とする精製ヒアルロン酸の純度は、以下式(1)で求めることができる。
【0018】
【数1】
【0019】
式(1)中、蛋白分解物(%)はLowry法により求めた値であり、粗脂肪(%)は新・食品分析法(光琳(株)発行)「第1章一般成分および関連成分、1−4脂質、1−4−2エーテル抽出法」により求めた値であり、また、コンドロイチン硫酸(%)は、以下に説明する方法により得た値である。
【0020】
まず、精製ヒアルロン酸を乾燥し、その50mgを精密に量り、精製水を加えて溶かし、正確に100mlとして試験溶液とし、その試験溶液4mlを試験管にとり、0.5mol/l濃度の硫酸1mlを加えて混和し、水浴中で10分間加熱し、その後冷却して得られた溶液に0.04mol/l濃度の臭化セチルトリメチルアンモニウムを0.2ml加えて混和し、室温で1時間放置し、層長10mm、波長660nmにおける吸光度を測定する。
【0021】
次に、得られた吸光度データをコンドロイチン硫酸の検量線に適用して精製ヒアルロン酸中のコンドロイチン硫酸量(%)を求める。ここで、その検量線は、クジラ軟骨由来のコンドロイチン硫酸Aナトリウム塩(SG(Special Grade)、生化学工業株式会社製)を乾燥(減圧、五酸化リン、60℃、5時間)させたものを精密に量り、精製水を加えて溶かし、1ml中に10μg、20μg、30μg、40μgのコンドロイチン硫酸Aナトリウム塩を含む溶液をそれぞれ調製し、それぞれの溶液4mlについて、0.5ml/l濃度の硫酸1mlを加えて混和後、0.04mol/l濃度の臭化セチルトリメチルアンモニウムを0.2ml加えて混和し、室温で1時間放置後同様に吸光度を測定し、その吸光度を縦軸に、対応するコンドロイチン硫酸Aナトリウム塩溶液(μg/ml)を横軸にプロットすることによって作成したものである。
【0022】
また、本発明で使用する精製ヒアルロン酸の平均分子量は下記の方法に求めた値として定義される。
【0023】
即ち、約0.05gの精製ヒアルロン酸を精密に量り、0.2mol/l濃度の塩化ナトリウム溶液に溶かし、正確に100mlとした溶液及びこの溶液8ml、12ml並びに16mlを正確に量り、それぞれに0.2mol/l濃度の塩化ナトリウム溶液を加えて正確に20mlとした溶液を試料溶液とする。この試料溶液及び0.2mol/l濃度の塩化ナトリウム溶液につき、日本薬局方(第十三改正)一般試験法の粘度測定法(第1法 毛細管粘度測定法)により30.0±0.1℃で比粘度を測定し(式(2))、各濃度における還元粘度を算出する(式(3))。還元粘度を縦軸に、本品の換算した乾燥物に対する濃度(g/100ml)を横軸にとってグラフを描き、各点を結ぶ直線と縦軸との交点から極限粘度を求める。ここで求められた極限粘度をLaurentの式(式(4))に代入し、平均分子量を算出する。
【0024】
【数2】
【0025】
【数3】
還元粘度 = 比粘度/(本品の換算した乾燥物に対する濃度(g/100ml)) (3)
【0026】
【数4】
極限粘度 = 3.6×10−4M0.78 (4)
M:平均分子量
【0027】
以上説明した精製ヒアルロン酸は、その純度を90%以上とし且つ平均分子量を75万〜120万とすることを条件として、使用する原料の種類などに応じ、ヒアルロン酸の公知の製造方法に準じて製造することができる。好ましい製造方法として、入手容易で入手コストも廉価である鶏冠を原料とした場合の製造方法を説明する。
【0028】
まず、鶏冠に加熱処理を施す。これは、鶏冠に含まれる蛋白質を熱変性させたり、酵素を失活させるためである。加熱処理は如何なる方法をとってもよいが、熱水中に鶏冠を浸漬する方法をとると効率よく行なうことができる。加熱温度や時間は、鶏冠中の蛋白質が熱変性したり、酵素が失活する範囲内であれば、特に制限がなく、熱水による加熱法を採用する場合は、60〜100℃の熱水中に原料を20〜90分間浸漬するとよい。
【0029】
なお、凍結した鶏冠を用いる場合には、鶏冠をそのまま加熱してもよいが、凍結鶏冠を流水中等に入れ緩慢解凍した後、加熱処理を施したほうが一定の品位のものが得られやすく好ましい。
【0030】
次に、加熱処理した鶏冠をペースト化する。このペースト化によりヒアルロン酸の収率が向上する。ペースト化に先立ち、加熱処理後の鶏冠を細断機により薄く切断したり、または肉挽き用チョッパー等で細断しておくと、ペースト化がしやすくなる。ペースト化の一例を示せば、鶏冠に対して約1〜5倍量の清水を加え、ホモゲナイザーにて10〜60分間ホモゲナイズを行なえば、鶏冠は破砕・微粒子化され、ペーストに仕上げることができる。なお、ペースト化には、ホモゲナイザーの他に、高速撹拌機や擂潰機を用いてもよい。
【0031】
次に、ペースト化した鶏冠に、塩酸、硫酸等の酸剤、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ剤等を添加し酸処理又はアルカリ処理してヒアルロン酸を低分子化し、精製後のヒアルロン酸の平均分子量が75万〜120万、好ましくは80万〜100万となるように調整する。調整方法としては、酸剤あるいはアルカリ剤の濃度、添加量及び処理時間等を適宜組み合わせて、精製後のヒアルロン酸が所望の分子量となるようにすればよいが、アルカリ処理による方法がヒアルロン酸の分子量をコントロールし易く好ましい。アルカリ処理による一例を示せば、ペースト化した鶏冠に、鶏冠に対し10〜30%濃度のアルカリ水溶液を約1〜5%添加し、25〜70℃で約15〜90分間処理を行なった後、塩酸等で中和し、分子量を調整する。
【0032】
次に、分子量を調整した原料に蛋白分解酵素を添加して、プロテアーゼ処理する。使用する蛋白分解酵素は、市販しているものであれば種類を問わず使用することができ、例えば、ペプシン、トリプシン、パパイン、プロメリン等が挙げられる。蛋白分解酵素の添加量は、鶏冠に対して0.01〜1%が適当である。また、プロテアーゼ処理の温度と時間は、35〜65℃で1〜10時間の範囲が適当である。
【0033】
最後に、得られたプロテアーゼ処理物からヒアルロン酸を分取して、粗製のヒアルロン酸を得た後、このヒアルロン酸を精製することにより純度90%以上、平均分子量75万〜120万の精製ヒアルロン酸が得られる。
【0034】
ここで、ヒアルロン酸の分取・精製は、常法に従って行うことができる。例えば、まず、プロテアーゼ処理した原料を濾過して固形物を除去して、粗製のヒアルロン酸を含有した濾液を得る。なお、濾過に先立ち、脱臭・脱色や一部の蛋白分解物を除去する目的で、プロテアーゼ処理物に活性炭を添加し処理してもよい。そして得られた濾液に食塩を溶解させた後、エタノールを添加してヒアルロン酸を沈殿させ、沈殿物を分取する。その後、この沈殿物にエタノール濃度約80〜95容量%の含水エタノールを添加し、ホモゲナイザーで洗浄し、沈殿物を分取する。この含水エタノールによる洗浄を2〜10回程度繰り返し、分取した沈殿物を乾燥することで本発明で使用する精製ヒアルロン酸を得ることができる。
【0035】
本発明の経口用肌改善剤は、以上説明した精製ヒアルロン酸を含有するが、その含有量は、経口肌改善剤の剤型により適宜決定することができる。また、他の成分を加えることなく、精製ヒアルロン酸だけから構成してもよい。
【0036】
なお、本発明の経口用肌改善剤には、必要に応じて公知の添加物(溶剤、賦形剤等)を配合してもよい。
【0037】
本発明の経口用肌改善剤をヒトの肌改善方法に適用した場合、平均的な成人(体重約60kg)の1日あたりの摂取量は、本発明の目的である肌改善効果を得るために、含有されている精製ヒアルロン酸が、好ましくは5mg/日以上、より好ましくは25mg/日以上となる量であるが、多すぎても摂取量に見合う効果が得られないので好ましく1500mg/日以下、より好ましくは1000mg/日以下とする。ここで、肌改善効果とは、肌の潤いを保持して肌荒れを改善し、皮膚の弾力性や柔軟性を保持する効果である。
【0038】
次に、本発明の肌改善用食品組成物について説明する。
【0039】
本発明の肌改善用食品組成物は、上述した本発明の経口用肌改善剤を含有した、肌改善のために食する食品である。その形態は、一般的に健康食品と称される食品の形態と同様、錠剤タイプ、カプセルタイプ、顆粒タイプ、液タイプ等が挙げられるが、保存中におけるヒアルロン酸の低分子化による肌改善効果の低下を考慮し、低分子化され難い乾燥状の錠剤タイプ、カプセルタイプ、顆粒タイプ等が望ましい。
【0040】
また、肌改善用食品組成物中の経口用肌改善剤の含有量は、本発明の経口用肌改善剤の1日の摂取量により適宜設定すればよい。
【0041】
本発明の食品組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で他の栄養成分や賦形剤等の各種食品原料を適宜選択し含有させると良い。例えば、ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンE等のビタミン類、核酸、コンドロイチン硫酸、コラーゲン等の栄養成分、鉄、亜鉛等のミネラル成分、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸等の高度不飽和脂肪酸等の各種栄養成分、増量剤、結合剤、滑沢剤、保存剤、酸化防止剤、香料等の賦形剤等が挙げられる。
【0042】
本発明の肌改善用食品組成物は、精製ヒアルロン酸からなる経口用肌改善剤を一原料として用いる他は常法に従って製造することができる。例えば、錠剤タイプを例として説明すると、精製ヒアルロン酸からなる経口用肌改善剤、及びその他の栄養成分や賦形剤等を秤量し、必要に応じ篩等で異物を除去した後、全ての原料を混合機で均一に混合し、得られた混合物を打錠機で打錠すればよい。
【0043】
【実施例】
実施例1[経口用肌改善剤]
▲1▼凍結鶏冠3kgを流水中で解凍し、これを80℃の熱水で40分間加熱処理した後、水冷した。
【0044】
▲2▼得られた加熱鶏冠2kgを細断機(ロボクープ、ティー・ケー・食品機械(株)製)で細断した後、清水4.2lを加え、ホモゲナイザー(ヒスコトロン、(株)日音医理科器械製作所製)で細断した鶏冠をホモゲナイズしてペースト化した。
【0045】
▲3▼このペースト化した原料に20%水酸化ナトリウム水溶液52.5gを添加し、55℃で1時間アルカリ処理を行なった後、塩酸で中和してヒアルロン酸を低分子化した。
【0046】
▲4▼次にアルカリ処理した原料に蛋白分解酵素(プロテアーゼP「アマノ」3、天野製薬(株)製)1.0gを添加し、45℃で2時間プロテアーゼ処理を行なった。
【0047】
▲5▼プロテアーゼ処理した原料に活性炭800g及び清水1.6lを添加し、1時間撹拌後、ケイソウ土を濾過助剤として濾過を行ない濾液を採取した。
【0048】
▲6▼次に、得られた濾液に食塩700gを撹拌溶解させ、エタノール5.4lを添加して、沈殿物を生成させ、十分に沈殿物ができたことを確認後、濾布を使用して沈殿物を分取した。
【0049】
▲7▼得られた沈殿物にエタノール濃度80容量%の含水エタノール0.5lを添加し、ホモゲナイザーで十分洗浄した。次に、しばらく静置した後、濾布を使用して沈殿物を分取した。同様な操作をさらに4回繰り返した。
【0050】
▲8▼次に、得られた沈殿物にエタノール濃度90容量%の含水エタノール0.5lを添加し、上述の▲7▼の工程と同様な操作を2回繰り返した。
【0051】
▲9▼得られた沈殿物を50℃で10時間乾燥することにより精製ヒアルロン酸のみからなる経口用肌改善剤を得た。なお、この精製ヒアルロン酸の純度は式(1)から96%であり、式(2)〜(4)で平均分子量は98万であり、白色粉末の外観を有し、異臭はほとんど放っていなかった。
【0052】
比較例1[経口用肌改善剤の比較例]
実施例1の▲5▼の工程で得られた濾液を凍結乾燥することにより比較例1のヒアルロン酸からなる経口用肌改善剤を得た。このヒアルロン酸の純度は、式(1)から37%であった。また、その性状は、ほぼ白色粉末の外観を有し、異臭はほとんど放っていなかった。
【0053】
なお、このヒアルロン酸の平均分子量は、不純物が多いため式(2)〜(4)より求めることができなかったが、実施例1の工程▲6▼以降の精製工程で平均分子量自体が大きく変動するとは考えられないことから、比較例1で得られたヒアルロン酸の平均分子量は、実施例1の精製ヒアルロン酸の平均分子量と同程度と推察される。
【0054】
実施例2[肌改善用食品組成物]
表1に示す原料をそれぞれ秤量後、16メッシュ篩で篩過する。次に、各原料を混合機に投入し、十分に混合して均一とした後、1粒が約240mgとなるように打錠機で打錠し、錠剤タイプの肌改善用食品組成物を得た。
【0055】
【表1】
【0056】
比較例2[肌改善用食品組成物の比較例]
表2の成分を使用し、実施例2と同様な操作を繰り返すことにより比較のための肌改善用食品組成物を得た。
【0057】
【表2】
【0058】
(評価)
評価試験例1
実施例1及び比較例1の経口用肌改善剤を、それぞれ40℃で3週間保存し、保存後の着色及び異臭について評価した。得られた結果を表3に示す。
【0059】
【表3】
【0060】
表3からわかるように、ヒアルロン酸の純度が90%以上である実施例1の経口用肌改善剤は、保存安定性に優れており、着色や異臭を発生し難いものであっった。
【0061】
評価試験例2
本発明の経口用肌改善剤を含有した肌改善用食品組成物が、肌改善効果に優れていることを立証するため、以下の試験を行なった。
【0062】
慢性的に肌が乾燥し、肌荒れに悩んでいる22名(男性3名・女性19名、平均年齢26.7±6.6歳)を被験者(左上腕内側部位の皮膚水分量検査で水分量が50%未満であった者)として、2群に分け、2週間の観察期間後、各群の被験者に、実施例2又は比較例2の錠剤タイプの肌改善用食品組成物を朝夕2錠ずつ6週間摂取し、摂取前後の皮膚の状態を、以下に説明する(1)皮膚科的診断、(2)水分量及び(3)顕微鏡的皮膚表面解析機器(VISIOSCAN)による解析により評価した。ここで、試験は二重盲検試験で行なった。また、表中の値は、平均値を示し、摂取前後の結果をウイルコクソンテスト(Wilcoxon test)により統計的処理を行なった。
【0063】
(1)皮膚科的診断
同一の皮膚専門医が顔面の各症状を診断し、下記に示す4段階で評価した。得られた結果を表4に示す。
<評価基準>
0:症状無し
1:軽度
2:中等度
3:重度
【0064】
【表4】
【0065】
(2)水分量
左眼下1cmの部位の水分量を水分測定装置(Corneometer CM825, Courage+Khazaka Electronic Gmbh社製)で測定した。
【0066】
なお、測定条件を可能な限り同一に保つため、測定前には一定条件範囲に設定した会議室(室温20.5〜23.5℃、湿度45〜60%)を用意し、その中で、被験者には30分間以上安静に待機してもらった。また、全被験者について、測定部位の化粧は、原則として検査60分前から禁止し、化粧して来院した者については、安静・待機時間に化粧を落としてもらい、60分間以上経過してから検査を実施した。得られた結果を表5に示す。
【0067】
【表5】
【0068】
(3)顕微鏡的皮膚表面解析機器(VISIOSCAN)による解析
頚背部の肌全体の滑らかさ(Kurtosis)を顕微鏡的皮膚表面解析機器(VISIOSCAN, Courage+Khazaka Electronic Gmbh社製)で解析した。
【0069】
なお、上記機器による肌全体の滑らかさ(Kurtosis)の解析は、後述するように行った。即ち、皮膚の表面に対し、15mm×17mmの長方形に紫外線光源を照射し、その画像を高性能CCDカメラで取り込み、パソコン上で8ビットのデジタル画像に変換処理し、256色の色調ポイント(色の濃淡)で識別し、その色調ポイントにおけるヒストグラムの質により肌全体の滑らかさ(Kurtosis)を解析した。値が0に近いほど、色調ポイントのヒストグラムが滑らかな曲線であることを示し、理想の肌であることを示す。得られた結果を表6に示す。
【0070】
【表6】
【0071】
表4(顔面における乾燥及び潮紅の症状)、表5(左眼下の水分量)及び表6(頚背部の肌全体の滑らかさ)からわかるように、ヒアルロン酸からなる経口用肌改善剤を含有した実施例2(本発明品)の肌改善用食品組成物の場合、いずれの評価結果についても統計的に改善されているのに対し、比較例2の食品組成物の場合には、摂取前後で有意な差がなく改善されていないことがわかる。
【0072】
従って、これらの結果から、本発明の経口用肌改善剤及びこれを含有した肌改善用食品組成物が肌改善効果に優れていることがわかる。
【0073】
実施例3
経口用肌改善剤の保存後の着色及び匂いに対するヒアルロン酸の純度の影響を調べるために、以下の4種のヒアルロン酸a〜dを経口用肌改善剤として用意した。
【0074】
ヒアルロン酸aは、実施例1で製造したものと同じものであるので、その純度は96%であり、平均分子量は98万である。
【0075】
ヒアルロン酸bは、実施例1の▲7▼の工程のアルコール洗浄を2回行った後、▲9▼の工程の乾燥操作を施したもので、その純度は90%であり、実施例1と同様に式(2)〜(4)で算出したその平均分子量は98万である。
【0076】
ヒアルロン酸cも、実施例1の▲6▼の工程で得られ沈殿物に対し、▲9▼の工程の乾燥操作を行うことに得られたものであり、その純度は83%である。その平均分子量は、不純物が多いために式(2)〜(4)で算出できないが、精製工程で平均分子量が大きく変動することは考えられないので、ヒアルロン酸aと同程度の平均分子量であると推定される。
【0077】
ヒアルロン酸dは、比較例1で製造したものと同じものであるので、その純度は37%である。その平均分子量は、不純物が多いために式(2)〜(4)で算出できないが、精製工程で平均分子量が大きく変動することは考えられないので、ヒアルロン酸aと同程度の平均分子量であると推定される。
【0078】
以上のヒアルロン酸a〜dからなるそれぞれの経口用肌改善剤を40℃で3週間保存し、保存後の着色及び匂いについて以下の評価基準に従って評価し、総合評価した。得られた結果を表7に示す。
【0079】
着色
○: 着色が認められず、白色である場合
△: やや着色が認められる場合
×: 着色している場合
【0080】
匂い
○: 異臭が認められない場合
△: やや異臭が認められる場合
×: 異臭が認められる場合
【0081】
総合判定
◎: 「着色」及び「匂い」の評価項目が共に○である場合
○: 「着色」及び「匂い」の評価項目のいずれか一方が○であり、他方が△である場合
△: 「着色」及び「匂い」の評価項目が共に△である場合
×: 「着色」及び「匂い」の評価項目のいずれかが×である場合
【0082】
【表7】
【0083】
表7の結果から、ヒアルロン酸の保存性を良好なものとするには、その純度を90%以上、好ましくは95%以上にする必要があることがわかる。
【0084】
実施例4
経口用肌改善剤の肌改善効果に対するヒアルロン酸の平均分子量の影響を調べるために、以下の5種のヒアルロン酸e〜iを経口用肌改善剤として用意した。
【0085】
ヒアルロン酸eは、実施例1で製造したものと同じものであるので、その平均分子量は98万であり、純度は96%である。
【0086】
ヒアルロン酸f〜iは、実施例1の▲3▼のアルカリ処理条件のうち、アルカリ処理時間を90分、40分、100分及び20分に変更することにより、それぞれ平均分子量を78万、115万、71万、127万としたものである。なお、それらの純度は、実施例1と同じ精製条件を採用しているので、いずれもヒアルロン酸eと同程度である。
【0087】
以上のヒアルロン酸e〜iからなるそれぞれの経口用肌改善剤を、慢性的に肌が乾燥し、肌荒れに悩んでいる50名の女性(平均年齢28歳)を被験者としてパネルテストを実施した。
【0088】
まず、肌の状態を確認するため、予め事前アンケートを実施し、この事前アンケート結果を基に、肌の状態が偏らないうよう1群10名の5群に分けた。一つの群に対し、実施例2と同様に調剤された錠剤タイプの経口用肌改善剤を朝夕2錠ずつ三週間にわたって摂取させ、摂取前後の肌の状態についてアンケート調査を行った。アンケート調査の内容は、肌の状態を以下の評価基準に照らして回答させたものである。得られた結果を表8に示す。
【0089】
【0090】
【表8】
【0091】
表8の結果から、ヒアルロン酸の肌改善効果を良好なものとするには、その平均分子量を75万〜120万、好ましくは80万〜100万とすればよいことが分かる。
【0092】
【発明の効果】
本発明の経口用肌改善剤及びこれを含有した肌改善用食品組成物は、経口摂取により良好な肌改善効果を示し、しかも保存中に着色や異臭の発生の問題が抑制された保存安定性に優れている。
Claims (4)
- 純度が95%以上で、平均分子量が75万〜100万であるヒアルロン酸を含有することを特徴とする経口用肌水分量増加剤。
- ヒアルロン酸の平均分子量が80万〜100万である請求項1記載の経口用肌水分量増加剤。
- ヒトの肌の水分量を増加させる方法であって、請求項1記載の経口用肌水分量増加剤を、純度が95%以上で、平均分子量が75万〜100万であるヒアルロン酸の摂取量が5mg/日以上となるようにヒトに摂取させることを特徴とする肌水分量増加方法。
- 請求項1記載の経口用肌水分量増加剤を含有することを特徴とする肌水分量増加用食品組成物。
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