JP2787254B2 - 食品及びその食品の製造方法 - Google Patents
食品及びその食品の製造方法Info
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- JP2787254B2 JP2787254B2 JP3302449A JP30244991A JP2787254B2 JP 2787254 B2 JP2787254 B2 JP 2787254B2 JP 3302449 A JP3302449 A JP 3302449A JP 30244991 A JP30244991 A JP 30244991A JP 2787254 B2 JP2787254 B2 JP 2787254B2
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- Japan
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- food
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- mince
- hyaluronic acid
- protease
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- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品及びその食品の製
造方法に関する。
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚の水分保有効果を高める物質として
従来からヒアルロン酸が知られている。このヒアルロン
酸は、その性質を利用して化粧品に配合され、皮膚の老
化防止に役立っている。
従来からヒアルロン酸が知られている。このヒアルロン
酸は、その性質を利用して化粧品に配合され、皮膚の老
化防止に役立っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにヒアルロ
ン酸は、化粧品への利用例に代表されるように、主に皮
膚の表面から塗り込んで使用するという考え方が支配的
であり、体内の組織細胞にヒアルロン酸を供給するとい
う思想がなかった。
ン酸は、化粧品への利用例に代表されるように、主に皮
膚の表面から塗り込んで使用するという考え方が支配的
であり、体内の組織細胞にヒアルロン酸を供給するとい
う思想がなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の食品は、蛋白質
分解酵素で酵素分解してペプタイト状にした蛋白質と ヒ
アルロン酸を有することを特徴とする。また、その食品
の製造方法は、少なくとも、次の〜の工程からな
る。 鳥の鶏冠を洗浄してミンチにする。 このミンチに苛性ソーダを加えてふやかす。 ふやけたミンチに塩酸を加えてPH7〜8に戻し、蛋
白質分解酵素を少量加えて酵素分解し、さらにこれを濾
過する。 前記濾過した濾液に少量の活性炭を加えて脱臭・脱色
した後、その活性炭を除去する。
分解酵素で酵素分解してペプタイト状にした蛋白質と ヒ
アルロン酸を有することを特徴とする。また、その食品
の製造方法は、少なくとも、次の〜の工程からな
る。 鳥の鶏冠を洗浄してミンチにする。 このミンチに苛性ソーダを加えてふやかす。 ふやけたミンチに塩酸を加えてPH7〜8に戻し、蛋
白質分解酵素を少量加えて酵素分解し、さらにこれを濾
過する。 前記濾過した濾液に少量の活性炭を加えて脱臭・脱色
した後、その活性炭を除去する。
【0005】
【作用】蛋白質分解酵素で酵素分解してペプタイト状に
した蛋白質とヒアルロン酸を有する食品を摂取すると、
ヒアルロン酸が体内でよく吸収される。ヒアルロン酸
は、組織細胞の保水効果が高いため、老化に伴う体内で
の組織細胞の水分減少を抑えることができる。
した蛋白質とヒアルロン酸を有する食品を摂取すると、
ヒアルロン酸が体内でよく吸収される。ヒアルロン酸
は、組織細胞の保水効果が高いため、老化に伴う体内で
の組織細胞の水分減少を抑えることができる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の食品の具体的な製造方法を説
明する。 鳥の鶏冠は通常冷凍されているため先ずこれを解凍す
る。そして、解凍した鶏冠を、0.1%の塩素を溶かし
た精製水でよく洗浄する。次に、洗浄した鶏冠をミンチ
機によってミンチにする。 ミンチを反応釜に入れ、苛性ソーダを加えて15時間
程度放置する。これによってミンチが十分ふやける。 ふやけたミンチに塩酸を加えてPH7〜8に戻し、蛋
白質分解酵素たるプロテアーゼを0.5%加え、約2.
5時間程度酵素分解した後、50メッシュのスクリーン
で一次濾過をし、さらに、目詰まり防止のために濾過助
剤としてセライトを1%加えて10ミクロンの濾紙で二
次濾過をする。 前記濾過した濾液に活性炭を0.5%加えてよく攪拌
する。この活性炭によって脱臭・脱色された濾液をさら
に1ミクロンの濾紙で濾過して活性炭を取り除く。
明する。 鳥の鶏冠は通常冷凍されているため先ずこれを解凍す
る。そして、解凍した鶏冠を、0.1%の塩素を溶かし
た精製水でよく洗浄する。次に、洗浄した鶏冠をミンチ
機によってミンチにする。 ミンチを反応釜に入れ、苛性ソーダを加えて15時間
程度放置する。これによってミンチが十分ふやける。 ふやけたミンチに塩酸を加えてPH7〜8に戻し、蛋
白質分解酵素たるプロテアーゼを0.5%加え、約2.
5時間程度酵素分解した後、50メッシュのスクリーン
で一次濾過をし、さらに、目詰まり防止のために濾過助
剤としてセライトを1%加えて10ミクロンの濾紙で二
次濾過をする。 前記濾過した濾液に活性炭を0.5%加えてよく攪拌
する。この活性炭によって脱臭・脱色された濾液をさら
に1ミクロンの濾紙で濾過して活性炭を取り除く。
【0007】上記の工程を終えた濾液は、蛋白質分解
酵素で酵素分解されてペプタイト状になった蛋白質とヒ
アルロン酸を主成分とする食品である。また、前記濾液
を凍結乾燥してフェザーミル、ピンミルで粉末状に粉砕
すれば、長期保存にも耐え得る食品となる。そしてさら
に、前記液状や粉末状の食品を主原料又は添加物とし
て、例えばスープ等にしてもよい。
酵素で酵素分解されてペプタイト状になった蛋白質とヒ
アルロン酸を主成分とする食品である。また、前記濾液
を凍結乾燥してフェザーミル、ピンミルで粉末状に粉砕
すれば、長期保存にも耐え得る食品となる。そしてさら
に、前記液状や粉末状の食品を主原料又は添加物とし
て、例えばスープ等にしてもよい。
【0008】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、鳥の鶏冠に
含まれているヒアルロン酸を体内で吸収し易い状態にし
た食品を提供することができる。また、本発明の食品
は、蛋白質分解酵素で酵素分解してペプタイト状にした
蛋白質とヒアルロン酸を有するため、これを摂取するこ
とによって、身体の内部からヒアルロン酸が吸収され、
老化に伴う体内の組織細胞の水分減少を効果的に抑える
ことができる。
含まれているヒアルロン酸を体内で吸収し易い状態にし
た食品を提供することができる。また、本発明の食品
は、蛋白質分解酵素で酵素分解してペプタイト状にした
蛋白質とヒアルロン酸を有するため、これを摂取するこ
とによって、身体の内部からヒアルロン酸が吸収され、
老化に伴う体内の組織細胞の水分減少を効果的に抑える
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12P 21/06 C12P 21/06
Claims (2)
- 【請求項1】 蛋白質分解酵素で酵素分解してペプタイ
ト状にした蛋白質とヒアルロン酸を有する食品。 - 【請求項2】 少なくとも、次の〜の工程からなる
食品の製造方法。 鳥の鶏冠を洗浄してミンチにする。 このミンチに苛性ソーダを加えてふやかす。 ふやけたミンチに塩酸を加えてPH7〜8に戻し、蛋
白質分解酵素を少量加えて酵素分解し、さらにこれを濾
過する。 前記濾過した濾液に少量の活性炭を加えて脱臭・脱色
した後、その活性炭を除去する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3302449A JP2787254B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 食品及びその食品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3302449A JP2787254B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 食品及びその食品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05111367A JPH05111367A (ja) | 1993-05-07 |
JP2787254B2 true JP2787254B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=17909073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3302449A Expired - Lifetime JP2787254B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 食品及びその食品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2787254B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007032078A1 (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-22 | L S Corporation | 肌荒れ防止用健康食品及び化粧品 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0998739A (ja) * | 1995-10-06 | 1997-04-15 | Shigeji Hayashi | 健康食品、およびその製造方法 |
JP2002145800A (ja) * | 2000-11-13 | 2002-05-22 | Raimu:Kk | 創傷治療剤 |
JP5024497B2 (ja) | 2001-03-27 | 2012-09-12 | キユーピー株式会社 | 経口用肌改善剤、肌改善方法及び肌改善用食品組成物 |
JP4576583B2 (ja) | 2005-03-22 | 2010-11-10 | キユーピー株式会社 | ヒアルロン酸またはその塩、およびその製造方法、ならびにこれを含有する化粧料および食品組成物 |
JP5289936B2 (ja) | 2006-02-24 | 2013-09-11 | キユーピー株式会社 | 新規な低分子ヒアルロン酸および/またはその塩、ならびにこれを用いた化粧料、医薬組成物および食品組成物 |
US8288129B2 (en) * | 2007-11-26 | 2012-10-16 | Body Organ Biomedical Corp. | Method for producing hyaluronic acid |
-
1991
- 1991-10-21 JP JP3302449A patent/JP2787254B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007032078A1 (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-22 | L S Corporation | 肌荒れ防止用健康食品及び化粧品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05111367A (ja) | 1993-05-07 |
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