JP5017058B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体集積回路装置に関する。特に半導体集積回路装置のテスト時における電源降下起因によるノイズ低減に関する。
半導体集積回路のテストに関する従来技術として、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1の手法は、クロック系統毎に構成される各スキャンチェーンに対して入力されるクロックのデューティを変更し、同時に動作させるフリップフロップ数を少なくすることで電源ノイズを低減するものである。特許文献1に記載された従来技術では、1つのクロック系統内のフリップフロップは同時に動作する構成となるため、1つのクロック系統が支配的で大多数のフリップフロップを駆動するような場合、電源ノイズの低減が充分に行えない。
また、別の従来技術として、特許文献2に記載されたものがある。特許文献2の手法は、1つのクロック信号源を複数のクロック信号に分割し、供給されるクロック信号毎にグループ化されたフリップフロップのグループに対して、リリース、もしくはキャプチャのクロック信号をずらすことで電源ノイズを低減するものである。特許文献2に記載された従来技術では、クロック系統を分割する構成となっているが、スキャンテストのリリース、もしくはキャプチャ時にチップ全体のフリップフロップを駆動するため、電源ノイズの低減が充分ではない。
特開2003−240822号公報 特開2005−024359号公報
図2はLSIにおけるある1系統の入力クロックとテストクロックの状況を示した図である。発振回路PLL(Phase Lock Loop)は、通常クロックの生成を行う。クロック制御回路CC(Clock Controller)は、テスト回路に入力されるクロックの切換や入力のオン/オフを制御する。テストクロック生成回路TGN(Test Clock Generator)は、スキャンイン/アウトや静的テストの際に入力されるテストクロックを生成する。
通常1つのクロック系統には1つのテストクロックが割り当てられ、クロックツリーの大元の段階で通常クロックとテストクロックの切換を行う構成になっている。図では省略したが、クロックツリーの2aの地点より先にもさらに細分化されたクロックツリーが存在し、クロックツリーの末端から各フリップフロップに対してクロックが入力される。なお、2aを通過するクロックは次段以降のクロックツリーを通して、2Aの領域内に存在するフリップフロップ全体に供給される。
図9は、図2に示したクロックツリーから分配されるクロックが入力されるスキャンチェーンの配置状況を示した図である。911〜916はスキャンチェーンを表す。スキャンチェーン上の白抜き四角は、スキャンフリップフロップ(Scan Flip Flop)である。テストパターン生成回路TPG(Test Pattern Generator)は、スキャンイン時に、スキャンチェーン上に設けられたスキャンフリップフロップに値を書き込むものである。多入力符号圧縮回路MISR(Multiple Input Signature Register)は、スキャンアウト時に、スキャンフリップフロップから値を取り込むものである。
スキャンテストを用いたテストにおいて、チップ全体をクロックツリーの大元から分配される1つのテストクロックで駆動した場合、テストクロックによって駆動されるスキャンフリップフロップ全体にはスキャンチェーンから乱数が入力されるため、瞬間的にチップ全体の活性化率が通常の使用状態と比較して非常に高くなる。その結果、想定外の電源の電圧降下、電源ノイズが発生し、スキャンフリップフロップが誤動作を起こして正しいテスト結果を得ることが出来ない可能性がある。また、電源ノイズ低減のためスキャンテスト時のクロックを領域毎に時分割することが考えられるが、この場合は時分割されたクロック領域間をまたがるスキャンチェーンが発生する。図9の点線で示す領域でクロックを時分割しようとした場合、9a→9bと9b→9cのように分割されたクロック間で双方向の転送が多数発生する。この動作を保証するためには分割されたクロック間転送のホールド(Hold)対策が別途必要となるが、双方向に数nsのホールド対策値を持たせることは現実的には不可能である。
加えて、通常、図9に示されるような、スキャンチェーンのチェーン構成はスキャンフリップフロップの物理配置前に決定されているため、配線長や配置位置に対する考慮はなされない。このため、データ転送ディレイの大きなパスが発生し、スキャンテストの実行速度向上を阻害する要因となっている。
本発明の代表的なものの一例を示せば以下の通りである。即ち、LSI内部において1つまたは複数生成されるクロックツリーのクロック系統毎に形成されるスキャンチェーン群に対し、スキャンチェーン群に接続されるシフトレジスタの物理位置情報に基づいて、1つのクロックツリーを複数のサブクロックツリーに分割した各サブクロックツリーのクロック分配領域をまたがず、各クロック分配領域内においてはスキャンチェーンの接続距離が最小となるよう再接続処理を施されたスキャンチェーン構造を構成する。サブクロックツリーの入力に対しては、PLLからの通常クロックとテスト用のテストクロックを選択的に切り換える機構を有し、サブクロックツリー毎に入力される各テストクロックをサブクロック相として、独立なテストクロックを入力する機構と、各分配領域へのクロック入力をオン/オフする制御機構を備え、各分配領域を独立にテストすることで電源ノイズを低減する。
スキャンテスト実行時の電源の電圧降下、電源ノイズを抑止することにより、フリップフロップの誤作動を防ぎ、高精度なスキャンテストを実施可能とする。
以下、図1、3〜4により回路構成を説明し、図5〜7によりテスト方法について説明し、図8、10により回路の設計方法について説明する。
まず、図1、3〜4により回路構成を説明する。図1は、本発明の一実施例になるスキャンノイズ抑止ポストレイアウトリオーダ(Post−Layout Reorder)方式の全体構成の概念を示した図である。図1の100は半導体集積回路装置全体、101はスキャン対象である被検査回路部分、200は通常クロックCLK、300はスキャンイン/アウトや静的テストの際に入力されるテストクロックを生成するテストクロック生成回路TGN、400はテスト回路に入力されるクロックの切換や入力のオン/オフを制御するクロック制御回路CC、500〜504は、テストパターンを生成し、スキャンイン時にスキャンフリップフロップへテストデータの入力を行うテストパターン生成回路TPG、600〜604は、スキャンアウト時にスキャンフリップフロップから結果を回収する多入力符号圧縮回路MISR、700〜704はスキャンチェーン、スキャンチェーン中の白抜き四角はスキャンフリップフロップ、800は通常クロックとテストクロックの切換を行うクロック選択信号、801は各クロック分配領域への入力クロックのオン/オフ制御信号、900はクロックを生成する発振回路PLLである。
201〜204はテストクロック生成回路300で生成されるテストクロックであり、それぞれクロック制御回路400が生成するクロック選択信号800による通常クロックとの切換や、クロックオン/オフ制御信号801により制御される入力クロックのオン/オフ制御機構401の制御を通して、被検査回路に入力される205〜208の入力クロックとなる。102〜105は各領域内部のスキャンフリップフロップに前記205〜208の入力クロックがそれぞれ供給される被検査回路領域となる。入力クロックのクロックツリーがHツリー構成である場合は、分割されたクロックの分配領域は重複がなく単純に分割が可能となる。なお、図1では、クロックおよび分割領域がRegion102〜105の4つに分割されているが、これは概念を判りやすく説明するためのものであって、分割数を限定するものではない。また、図1ではクロック系統が1種類のみ示されているが、実際にはLSI内に1つまたは複数存在するクロック系統の少なくとも1つのクロック系統に本発明は適用するものであり、適用する範囲を限定するものではない。
図3は図2のようなHツリー構成のクロック系統に対して本発明を適用したものである。図3の900は通常クロックを生成するPLLであり、CLK200は前記PLL900で生成される通常クロックである。300はテストクロックを生成するテストクロック生成回路TGN、400はテスト回路に入力されるクロックの切換や入力のオン/オフを制御するクロック制御回路CC、TCK201〜204は前記テストクロック生成回路300で生成される各々独立なテストクロックである。クロック制御回路400で生成されるクロック制御信号800により、被検査回路領域に入力されるクロックが通常クロックとテストクロックから選択される。本発明では1つのクロック系統CLK200に対し、複数の独立なテストクロックTCK201〜204を割り当てる。クロック制御信号800によるクロック選択機構は図2のように通常クロックの大元ではなく、図3のように複数に分割した被検査回路領域Region102〜105に分配される入力クロックの元の部分に挿入される。1系統の通常クロックCLK200に対し、Region102〜105へはそれぞれ独立なテストクロックTCK201〜204を割り当てることで、テストクロックにより動作するスキャンイン/アウトや静的テスト時にRegion102〜105内のスキャンフリップフロップを領域毎に独立に動作させることが可能になる。
図4は、通常クロックとテストクロックからの選択クロックを各被検査回路領域に対してオン/オフする機構の接続方法を示す図である。300はテストクロック生成回路TGN、400はクロック制御回路、CLK200はPLLから入力される通常クロック、TCK201〜204は前記テストクロック生成回路300で生成されるテストクロック、800は前記クロック制御回路400で生成される通常クロックとテストクロックの選択を行うクロック選択信号、801は各分配領域へのオン/オフを制御するクロックオン/オフ制御信号、401は前記クロックオン/オフ制御信号により制御される入力クロックオン/オフ機構である。入力クロックオン/オフ機構401により制御されたクロック信号CLK205〜208が、前記Region102〜105にそれぞれ分配される。図3では省略されているが、クロック選択信号800で選択される入力クロックに対して、図4のクロックオン/オフ機構401 によってRegion102〜105へのクロック入力が制御される。クロック選択信号800はRegion102〜105へ分配されるクロックが通常クロックかテストクロックかの選択を行う。クロックオン/オフ制御信号はRegion102〜105に対し、独立に信号を制御し、領域毎にクロック入力のオンとオフを制御する。領域毎にクロック入力を制御することにより、通常クロックを使用したテスト時に対象領域にのみクロックを供給してテストを行うことが可能になる。この構成により、LSIの回路内において分割された各領域に独立なクロックを入力し、領域毎のテスト動作が実施可能になる。
図5は半導体集積回路装置100のスキャンテストにおけるテストフローを示した図である。ステップ511でスキャンテストを開始後、ステップ512ではテスト対象となるテスト領域の選択を行う。テスト対象の選択では、テストデータを入力する領域と結果を回収する領域を選択する。データの入力領域と結果の回収領域が同一領域の場合を領域内転送、入力領域と回収領域が異なる場合を領域間転送とする。ステップ517で検査対象が残っていると判定された場合は未検査対象部分から再度テスト対象の選択を行う。テスト対象領域の選択後、ステップ513でテストデータを出力するテストパターン生成回路TPGからスキャンフリップフロップにスキャンチェーンを通して値を書き込むスキャンインを行う。テストパターン生成回路TPGの動作としては、外部から初期乱数を入力することで、回路内部で乱数を生成し、テストパターンとしてスキャンチェーンへの出力を行う。ステップ514では、LSIの論理回路にスキャンフリップフロップに書き込まれた値を入力し、論理回路の出力を接続されたスキャンフリップフロップに回収するという実際のテスト部分(以降、このフェーズをクロックアドバンスと呼ぶ)を実施する。ステップ514のクロックアドバンスフェーズによりスキャンフリップフロップに回収した値をステップ515で結果回収機構である多入力符号圧縮回路MISRにスキャンチェーンを通して取り込むスキャンアウトを行う。多入力符号圧縮回路MISRの動作としては、スキャンチェーンからの結果入力に対し、内部で情報を圧縮して保持する。ステップ516では前記ステップ515で回収/圧縮した結果の判定を行い、FAILした場合は、ステップ519のように不良品判定としてテストを終了する。ステップ516で結果がPASSした場合は、ステップ517で検査対象が残っていないかの判定を行う。検査対象全てを検査している場合はステップ518として良品判定としてテストを終了し、検査対象が残っている場合には、前記ステップ512に戻り、再度検査対象の選択からスキャンテストを検査対象全体が終了するまで繰り返す。前記のように、1サイクルのテストではテスト対象となる領域を限定し、対象領域のみのスキャンフリップフロップを動作させることで電源電圧の降下量、電源ノイズを低減することが可能である。以降、本実施例のキーとなるステップ513〜515の動作をそれぞれのフェーズごとに図6、図7で説明する。
図6は本実施例の図5のステップ513であるスキャンインフェーズ開始時およびステップ515であるスキャンアウトフェーズ開始時のタイムチャートである。スキャンイン時はクロック選択信号により被検査回路領域Region102〜105のスキャンフリップフロップにはテストクロックが入力される。まず、テストパターン生成回路TPGを駆動するTCクロックが入力(610)される。TCクロックはチップ全体のテストパターン生成回路TPGを駆動するが、テストパターン生成回路TPGの動作により発生する電源ノイズは非常に小さいものであり、ユーザが使用する通常動作でも発生しうる範囲であるため、TCクロック自体のクロック分割は行わない。テストパターン生成回路TPGは初期に入力された乱数を使用して回路内部で生成した乱数をテストパターンとしてスキャンチェーンに出力する。テストパターン生成回路TPGから出力された値は、205〜208のクロック入力(611〜614)によりスキャンチェーンで接続されたスキャンフリップフロップに取り込まれる。205〜208のクロックは図6のように異なるタイミングで入力されるため、チップ全体が同時に動作するときに比べ、クロック入力時の電源ノイズが低減される。以降、TCクロックの入力とタイミングをずらした各テストクロックを順次入力(615〜619)していくことで、スキャンチェーンに接続されたスキャンフリップフロップ全体にテストデータを渡していく。スキャンフリップフロップに供給される205〜208のクロックについては、入力タイミングを入れ替えても問題ない。テストクロック間のタイミング制約についても考慮不要である。また、各分配領域に供給されるテストクロックのうち1系統のみクロック入力を行うことで、1分配領域のみにテストデータを設定することも可能である。
また、図5のステップ515であるスキャンアウト時には、多入力符号圧縮回路MISRにテストパターン生成回路TPGと同じTCクロックが入力(610)される。多入力符号圧縮回路MISRはスキャンチェーンから出力された結果を内部回路で圧縮し保持する。その後、205〜208のクロック入力(611〜614)によって各スキャンチェーン上のスキャンフリップフロップの値がシフトされる。以降、TCクロックおよびCLK205〜208に615〜619のように順次クロック入力を行い、多入力符号圧縮回路MISRでの結果回収/圧縮と各スキャンチェーンのシフト動作を繰り返し、スキャンチェーン上の全ての結果を回収/圧縮することでスキャンアウト動作を完了する。スキャンアウト時についても前記スキャンイン時と同様スキャンフリップフロップへの入力クロックの入力順序、タイミングに制約はない。テスト対象となっている1分配領域のみのテスト結果を回収することも可能である。
図7は本実施例のクロックアドバンスフェーズのタイムチャートである。クロックアドバンスフェーズでは、テスト種毎に被検査回路に対して通常クロックもしくはテストクロックがクロック選択機構により選択され入力される。
図7(a)は、図5のステップ514であるクロックアドバンスフェーズにおける同一領域内(被検査回路領域102)データ転送時のタイムチャートである。まず、スキャンインフェーズの最後のテストクロックが入力(710)された後、リリースクロック(711)、キャプチャクロック(712)を被検査回路領域102への入力クロックCLK205に入力する。リリースクロック711によりスキャンフリップフロップからテストデータを論理回路部へ出力し、キャプチャクロック712で論理回路を通したテストデータをスキャンフリップフロップへ取得することで、1回のクロックアドバンスフェーズを完了する。リリースクロック/キャプチャクロックともCLK205により被検査回路領域102にのみ入力されるため、テスト対象となるのは被検査回路領域102内のスキャンフリップフロップ→論理回路→被検査回路領域102内のスキャンフリップフロップ間の転送に限定される。動的テストの場合、リリースクロック/キャプチャクロックの間隔がテストクロックのクロック間隔と比較して短くなるため電源電圧降下に影響があるが、本発明ではリリースクロック、キャプチャクロックはクロック制御回路のクロック入力オン/オフ機構により、分割された被検査回路領域の1つの領域(102)へ選択的に入力されるため、電源電圧降下を低減することが可能である。クロックアドバンスフェーズ完了後は、前記スキャンアウトフェーズを行うが、図7(a)では、713、714・・・のようにキャプチャクロックを入力した被検査回路領域102の入力クロックCLK205と多入力符号圧縮回路MISRを駆動するTCにのみクロック入力を行うことで、テスト対象となる被検査回路領域102のスキャンフリップフロップのみの値を回収するタイムチャートを示している。
図7(b)は、図5のステップ514であるクロックアドバンスフェーズにおける領域間(分配領域102→分配領域103)データ転送時のタイムチャートである。図7(a)と同様、スキャンインフェーズの最後のテストクロック入力(715)後、被検査回路領域102への入力クロックCLK205にリリースクロック(716)、分配領域103への入力クロックCLK206にキャプチャクロック(717)を入力する。リリースクロックは被検査回路領域102、キャプチャクロックは被検査回路領域103にのみ入力されるため、テスト対象となるのは被検査回路領域102内のスキャンフリップフロップ→論理回路→被検査回路領域103内のスキャンフリップフロップ間の転送に限定される。この場合においてもリリースクロック/キャプチャクロックとも分割された1つの被検査回路領域内に限定されるため電源電圧の降下を低減することができる。
図7では、図5のステップ514であるクロックアドバンスフェーズにおける同一領域内データ転送と領域間データ転送のタイミングチャートを1種類ずつ示したが、他の同一領域内データ転送、領域間データ転送についても、入力されるクロックが変更されるだけであるので、ここでは詳細な説明は行わない。また、クロックアドバンス動作を行う際は、テスト対象領域外のスキャンフリップフロップの値がキャプチャ時の結果に影響するため、値をリセットもしくは外部から把握可能な一意の値に固定しておく必要がある。スキャンイン、およびクロックアドバンス終了後のスキャンフリップフロップの値(もしくは期待値)が一意に定まることを考えれば、実行順序に制約が発生するもののテスト対象が重ならないクロックアドバンス同士を1度のスキャンイン/アウトで実施することも可能であり、スキャンイン/アウトの回数を減らすことでテスト時間を短縮することができる。
また、本実施例ではスキャンテストのうちスキューロード(Skewed-Load)方式についての動作説明を行ったが、本発明はスキャンテストの別手法であるブロードサイド(Broad-Side)方式についても適用可能である。ブロードサイド方式の動作については基本となる動作原理自体は本実施例と同様であるのでここでは詳細な説明は行わない。
図8は半導体集積回路100の設計方法においてコンピュータが行うフローチャートである。ステップ811でスキャンチェーンの再接続処理開始に際して、初期のスキャンチェーン接続処理は物理配置前に決定されているが、その構成はスキャンフリップフロップの個数により決定される。通常、1本のスキャンチェーンに接続されるスキャンフリップフロップの個数が少ないほど、スキャンイン/アウト時のテスト時間を短くすることができる。ただし1本辺りに接続されるスキャンフリップフロップの個数を少なくすると、その接続のために多数のテストパターン生成回路TPGや多入力符号圧縮回路MISRを必要とし、その結果通常論理の配置を圧迫することになる。上記のトレードオフを考慮して適正なスキャンチェーン本数を判断し、初期のスキャンチェーンは接続される。実際の物理配置を行う際には、通常論理をはさんだ実使用部分のタイミング制約を満たすようにスキャンフリップフロップと通常論理を配置するため、スキャンチェーンの接続は考慮されない。よってチェーン長の長いデータ転送ディレイの大きなパスが発生する。ステップ811でスキャンチェーンの再接続処理を開始後、ステップ812では、初期に構成されるスキャンチェーンを分解する。その後ステップ813では、スキャンフリップフロップの物理配置情報を元に各テストクロックの分配領域毎に配置されているスキャンフリップフロップの個数を算出する。算出されたテストクロックの分配領域毎のスキャンフリップフロップ数からステップ814では、1本あたりのスキャンチェーンに接続されるスキャンフリップフロップの個数を決定し、各分配領域のスキャンチェーンの本数を決定する。スキャンチェーンに接続されるスキャンフフリップフロップの個数は、各分配領域間で過剰なばらつきが発生しないよう、かつ初期のスキャンチェーン決定時同様テスト時間とテスト用回路の配置可能面積を考慮して決定する。ステップ814で決定されたスキャンチェーンの本数にあわせてステップ815では、テストパターン生成回路TPGや多入力符号圧縮回路MISRを追加/削除する。追加/削除にあたってはLSI内の実装性や配線性を考慮して、ストパターン生成回路TPGや多入力符号圧縮回路MISRの追加/削除を行う。ステップ815の後、ステップ816でスキャンチェーンの再接続を行う。スキャンチェーンの再接続時には、テストクロックの分配領域毎にTPGやMISR、スキャンフリップフロップの位置情報からスキャンチェーンの接続距離が短くなるようにスキャンチェーンの再接続処理を行う。
図9のスキャンチェーン構成に対して本発明を適用した例が図10である。図10のように、供給されるクロック毎の分配領域内でスキャンチェーンを再接続することにより、スキャンイン/アウト時に同一クロック系統に割り当てられた複数のテストクロック間のタイミングを考慮する必要がなくなるので、タイミングを自由に変更した独立なテストクロック、もしくは単一分配領域のみへのテストクロック入力によるスキャンイン/アウト動作の保証が可能になる。また、スキャンチェーンの再接続処理時に接続距離が短くなるように考慮ことにより、データ転送ディレイを短縮することが出来、1回のテストあたりの実行時間を短縮することができる。
本発明の全体構成の概念図である。 一般的な通常クロックとテストクロックの構成を示す図である。 本発明の一実施例の具体例を示す通常クロックとテストクロックの接続方法を示す図である。 本発明の一実施例の具体例を示す通常クロックとテストクロックからの選択クロックを各分配領域に対してオン/オフする機構の接続方法を示す図である。 スキャンテスト動作のテストフローを示した図である。 本発明の一実施例のスキャンインフェーズにおける動作を説明するタイムチャートである。 本発明の一実施例のクロックアドバンスフェーズにおける動作を説明するタイムチャートである。 本発明の設計方法においてコンピュータが行うフローチャートを示した図である。 一般的なスキャンチェーンの接続状況を示す図である。 本発明の一実施例の具体例を示すスキャンチェーンの接続方法を示す図である。
符号の説明
100 論理集積回路
101 スキャンフリップフロップの配置された被検査回路部分
102〜105 分割された各クロックのクロック分配領域
200 通常クロック
201〜204 テストクロック
205〜208 各クロック分配領域への入力クロック
300 テストクロック生成回路TGN(Testclock GeNerator)
400 クロック制御回路CC(Clock Controller)
401 各クロック分配領域への入力クロックのオン/オフ機構
500〜504 テストパターン生成回路TPG(Test Pattern Generator)
600〜604 多入力符号圧縮回路MISR(Multiple Input Signature Register)
700〜704 スキャンチェーン
800 通常クロック/テストクロック選択信号
801 各クロック分配領域への入力クロックのオン/オフ制御信号
900 発振回路PLL(Phase Lock Loop)
911〜916 スキャンチェーン。

Claims (3)

  1. 第1領域内に張られた第1スキャンチェーン経路上にある第1フリップフロップと、
    前記第1領域とは重複しない第2領域内に張られた第2スキャンチェーン経路上に配置される第2フリップフロップと、
    前記第1フリップフロップへクロックを分配する第1クロックツリーと、
    前記第2フリップフロップへクロックを分配する第2クロックツリーと、
    ゲート回路と、
    前記ゲート回路を介し、前記第1クロックツリーと前記第2クロックツリーへ生成したテストクロックを分配するテストクロック生成回路と
    前記ゲート回路のオン・オフを制御するクロック制御回路と、
    第1及び第2テストパターン生成回路と、
    第1及び第2多入力符号圧縮回路と、を有し、
    前記ゲート回路は、前記第1クロックツリーと前記第2クロックツリーへの前記テストクロックの入力を、独立して遮断し、
    前記第1テストパターン生成回路は、スキャンイン時に、第1テストデータを生成し、前記第1スキャンチェーン経路を通して前記第1フリップフロップへ前記第1テストデータを入力し、
    前記第2テストパターン生成回路は、スキャンイン時に、第2テストデータを生成し、前記第2スキャンチェーン経路を通して前記第2フリップフロップへ前記第2テストデータを入力し、
    前記第1多入力符号圧縮回路は、スキャンアウト時に、前記第1スキャンチェーン経路を通して前記第1フリップフロップからデータを読み出し、
    前記第2多入力符号圧縮回路は、スキャンアウト時に、前記第2スキャンチェーン経路を通して前記第2フリップフロップからデータを読み出す
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    前記ゲート回路は、前記第1クロックツリーへのテストクロックの入力と前記第2クロックツリーへのテストクロックの入力とを、異なるタイミングで遮断することを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 請求項1記載の半導体集積回路において、
    セレクタと、
    通常クロックを生成し、前記セレクタを介し、前記第1クロックツリーと前記第2クロックツリーへ前記通常クロックを分配する発振回路とを有し、
    前記テストクロックは、前記セレクタを介し、前記第1クロックツリーと前記第2クロックツリーへ前記通常クロックを分配し、
    前記セレクタは、前記通常クロックと前記テストクロックのいずれを前記第1クロックツリーと前記第2クロックツリーへの出力とするかを選択することを特徴とする半導体集積回路装置。
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