JP2005309867A - マルチコア・プロセサ試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
マルチコアを有するCMP等のプロセサにおけるLSIテストにおける完全良品LSI/部分良品LSI/不良品LSIの判定を効率良く行うこと。
【解決手段】
本発明は、マルチコアを有するCMP等のプロセサにおいてLSIテストにおける完全良品LSI/部分良品LSI/不良品LSIの判定を効率良く行うため、プロセサに実装されたロジックBIST回路を構成するLFSR(Linear Feedback Shift Register)によるテストパターン発生回路及びMISR(Multiple Input Signature Register)によるテストパターン圧縮回路のうち、LSIテストのテストパターン圧縮を行うMISRテストパターン圧縮回路をそれぞれのコア部、CMP共有部ごとに独立して具備することにより完全良品LSIだけではなく、部分良品LSIの判定の容易化・高速化を図り、半導体製造時の部分コア良品LSIの救済による歩留まりの向上およびコストダウンを実現した。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の実行処理部(以下、単に「コア」若しくは「CORE」という)を有するCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)、MPU(Micro Processing Unit:マイクロプロセサ)、DSP(Digital Signal Processor:デジタル信号プロセサ)、GPU(Graphics Processing Unit:グラフィクスプロセサ、若しくは、画像処理LSI、若しくは、ジオメトリ・エンジン)等のプロセサ及び当該プロセッサの試験方法に関するものである。
従来、企業の基幹業務処理など特に高い処理能力を要求されるサーバ等のコンピュータシステムは、クラスタ構成による疎結合、または、SMP(Symmetrical Multi-Processor:対称型マルチプロセサ)構成による密結合などの構成をとることにより、複数のプロセサを接続して処理能力の向上を図っていた。
しかし、クラスタ構成による疎結合においては、サーバノード間の通信オーバヘッドが問題となり、SMPによる蜜結合ではサーバハードウェアの複雑さが問題となり、いずれの場合においても、従来のアーキテクチャでは単一コンピュータシステムにおける性能向上に限界があった。
そこで、ハイエンドプロセサの分野では、1つのプロセサ内に複数のコア部を実装するマルチコア構成を採用することにより、性能向上を図ることが可能なCMP(Chip Multi-Processor:チップマルチプロセサ)等のマルチコア・プロセサが現在主流になりつつある。
しかし、CMP等のマルチコア構成の場合、コア数増加による処理性能の向上と引き換えに、複数のコアを実装することによる制御の複雑化、ダイサイズの増大による半導体製造時の歩留まり低下等の問題が発生していた。特にダイサイズの増大による半導体製造時の歩留まり低下は、マルチコアを有するCMP等のマルチコア・プロセサにとって重要問題である。
図1に従来のシングルコア・プロセサの基本ハードウェア構成を示す。
プロセサ101は、ローカルインタコネクト・インタフェース111、2次共有キャッシュ111から構成される2次共有キャッシュ部102と、1次命令キャッシュ112、1次データキャッシュ113、命令分岐ユニット114、命令発行ユニット115、ロードストアユニット116、汎用レジスタファイル117、整数演算ユニット118、整数演算用ユニット119、浮動小数点レジスタファイル120、浮動小数点演算ユニット121、浮動小数点演算完了ユニット122から構成されるコア部103とから構成される。プロセサ101はローカルインタコネクト・インタフェース110により、他のプロセサおよびメインメモリと接続され、メインメモリからインストラクションおよびデータが供給される。
ローカルインタコネクト・インタフェース110から供給されたインストラクションは、2次共有キャッシュ111、1次命令キャッシュ112、命令分岐ユニット114を介して汎用レジスタファイル117若しくは浮動小数点レジスタファイル120に供給され、整数演算ユニット118若しくは浮動小数点演算ユニット120にインストラクションを与える。
ローカルインタコネクト・インタフェース110から供給されたデータは、2次共有キャッシュ111、1次データキャッシュ113、ロードストアユニット116を介して、汎用レジスタファイル117若しくは浮動小数点レジスタファイル120に供給されされることにより、整数演算ユニット118若しくは浮動小数点演算ユニット121にデータを与える。
前記整数演算ユニット118における演算の対象となるデータおよび整数演算ユニット118における演算結果は、整数演算完了ユニット119により、汎用レジスタファイル117に書き戻され、保持される。浮動小数点演算ユニット120における演算の対象となるデータおよび浮動小数点演算ユニット120における演算結果は、浮動小数点演算完了ユニット122により、浮動小数点レジスタファイル121に書き戻され、保持される。
したがって、サーバ等のコンピュータシステムの処理性能を向上させるためには、コンピュータシステム内に含まれる実行処理部の数を増やす方法がある。
また、図2に従来の対称型マルチプロセサを使用したサーバ構成を示す。プロセサ201は、単一のCOREブロック211及び2次キャッシュブロック210から構成される。また、サーバシステムは、プロセサ・ローカルインタコネクトにより接続される前記複数のプロセサ201、プロセサ・ローカルインタコネクト・アービタ202及びIEEE1149.1で規定されるJTAGインタフェースにより接続されるサービスプロセサ203、さらに、システムバックプレーン・クロスバにより接続されるシステムバックプレーン・クロスバ・コントローラ206により構成される。プロセサ・ローカルインタコネクト・アービタ202は、プロセサ・ローカルインタコネクトに接続される各プロセサ間の調停制御を行う。また、システムバックプレーン・クロスバ・コントローラ206は、システムバックプレーン・クロスバに接続される各システムボード間のインタフェース制御を行う。
前記複数のプロセサ201内のCOREブロック211に対しては、サービスプロセサ・プログラム204及びサービスプロセサ・ターミナル205により、サービスプロセサ203を制御することにより、JTAGインタフェースを介してスキャンを行うことにより、各CPU内部のレジスタやスキャンFF等の設定がなされる。
次に、図3にマルチコア・プロセサの適用の一例として、コア部を2つ有する2CMPのマルチコア・プロセサを使用したサーバシステムの構成を示す。プロセサ301は、CORE−0ブロック311、CORE−1ブロック312、CMP共有ブロック310から構成される。また、サーバシステムは、プロセサ・ローカルインタコネクトにより接続される前記複数のプロセサ301及びプロセサ・ローカルインタコネクト・アービタ202並びにJTAGインタフェースにより接続されるサービスプロセサ203、さらに、システムバックプレーン・クロスバにより接続されるシステムバックプレーン・クロスバ・コントローラ206により構成される。前記複数のプロセサ301内のCORE−0ブロック311及びCORE−1ブロック312に対しては、サービスプロセサ・プログラム204及びサービスプロセサ・ターミナル205により、サービスプロセサ203を制御することにより、JTAGインタフェースを介してスキャンを行うことにより、各CPU内部のレジスタやスキャンFF等の設定がなされる。
以上、サーバ等のコンピュータシステムにプロセサを搭載した場合において、JTAGインタフェースを含めたシステム構成を説明したが、JTAGインタフェースの重要な機能として、さらに、半導体製造時におけるLSI単体試験がある。従来はLSI単体試験において、テストパターンをLSIテスタから試験対象であるLSIに入力し、LSI内部回路を試験した後の出力をLSIテスタに戻して、あらかじめ用意した期待値データと比較することにより、LSIの良品判定を行っていた。しかし、近年の超微細プロセスにより高集積度に製造されたプロセサ等のLSI論理の大規模化に伴い、テストパターン量の規模も無視できなくなってきている。テストパターン量の大規模化は、LSI単体試験の長時間化を招くことにより、生産効率に影響を与えるだけでなく、それに伴い、より高機能・高性能なLSIテスタが必要となるため、LSIテストのコストアップの上昇を招くことになる。
そこで、近年のプロセサをはじめとする大規模LSIにおいては、テストパターン発生回路とテスト結果判定回路とから構成されるBIST(Built-In Self Test)回路と呼ばれる自己診断回路をあらかじめ組み込むことにより、試験対象LSIとLSIテスタ間の信号インタフェースを大幅に減少させ、LSIテストのコストアップを抑止する方法が採用されている。論理回路を対象としたBIST回路は、プロセサ等の大規模LSIにおいて、特に内蔵キャッシュ等のメモリを対象としたテストに使用されるRAM−BISTと内蔵演算器等のロジックを対象としたテストに使用されるロジックBISTとに大きく分類される。ロジックBISTは前述したように演算器等の論理回路のテストを対象としているため、現在主流になりつつあるマルチコア・プロセサにおいては、内蔵している複数のコアをテスト単位とするロジックBIST回路を実装することが考えられる。
ここで、図4にコア部を2つ有する2CMPのマルチコア・プロセサにおけるロジックBIST回路の従来構成例を示す。プロセサ401は、ロジックBIST回路ブロック402、CORE−0ブロック403、CORE−1ブロック404、CMP共有ブロック405から構成される2CMPのマルチコア/プロセサである。また、ロジックBIST回路ブロック402は、TAPコントローラ411、スキャンチェーン選択制御回路412、LFSR(Linear Feedback Shift Register)テストパターン発生回路413、スキャンチェーン切換MUX回路414及びMISRテストパターン圧縮回路415を含む。
前記TAP(Test Access Port)コントローラ411は、プロセサ401のLSI製造工程におけるウェハー製造段階やパッケージ製造段階において、内蔵RAMや内蔵演算器等の回路に対するスキャンシフトを制御する。また、前記TAPコントローラ411を実装したプロセサ401がコンピュータシステムに組み込まれた場合には、JTAGコマンド等によりシステム制御を行う。
まず、TAPコントローラ411により、スキャンチェーン選択制御回路412が制御され、スキャンチェーン切換MUX回路414によりスキャンチェーンがシステムモードからロジックBISTモードに切り換えられる(scan chain select)。
そして、LSIテスタ(図示せず)からTAPコントローラ411に初期テストパターンが転送される(test data-in)。次に、TAPコントローラ411により、LFSRテストパターン発生回路413が内部に有するテストパターン保持用のシフトレジスタに対して初期テストパターンがスキャンインされ(test-pattern scan-in)、さらにシフトクロック(図示せず)が前記シフトレジスタに印加されることにより、LFSRテストパターン発生回路413の出力として、擬似乱数によるテストパターンが生成される。生成されたテストパターンは、ロジックBISTモードに切り換えられるスキャンチェーン切換MUX回路414を通過し、CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン421、CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン422及びCMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン423に対して、前記生成されたテストパターンが印加される。
また、CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン421、CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン422及びCMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン423を通過した各テストパターンは、MISRテストパターン圧縮回路415に入力される。
さらに、MISRテストパターン圧縮回路415は、内部に有するシグネチャを保持するためのシフトレジスタにシードデータのスキャンインを行い(seed scan-in)、前記TAPコントローラ411からのシフトクロック(図中せず)を印加することにより、前記テストパターンをシグネチャ(n次のビット列データ)に圧縮し、前記シグネチャをTAPコントローラ411へ出力する(signature scan-out)。
前記MISRテストパターン圧縮回路415から前記TAPコントローラ411へ入力されたCORE−0ブロック403、CORE−1ブロック404及びCMP共有ブロック405の前記シグネチャは、TAPコントローラ411からLSIテスタ(図示せず)へ転送され(test data-out)、LSIテスタ内においてそれぞれの期待値データと比較されることにより、LSIテストの結果判定が行われる。つまり、入力された論理ブロックのシグネチャが対応する期待値データと一致する場合には、その論理ブロックのテスト判定結果は合格であり、不一致の場合には、その論理ブロックのテスト判定結果は不合格となる。
なお、LFSRテストパターン発生回路413におけるテストパターン発生動作及びMISRテストパターン圧縮回路415におけるテストパターン圧縮動作は、それぞれ図11及び図12において後述する。
本従来構成では、それぞれCORE−0ブロック403、CORE−1ブロック404及びCMP共有ブロック405の内部のスキャンF/Fチェーンを通過したテストパターンが同一のMISRテストパターン圧縮回路415に入力されるため、圧縮されるテストパターンはLSI全体で一つであり、また、その圧縮されたテストパターンとLSIテスタ内で比較される期待値データもLSI全体で一つである。
したがって、図4で開示されている従来構成のように、当該LSIがマルチコア・プロセサをはじめとする複数の論理ブロックを含むLSIである場合には、全ての論理ブロック、つまり、CORE−0ブロック403、CORE−1ブロック404及びCMP共有ブロック405を通過した全テストパターンが、同一のMISRテストパターン圧縮回路415により渾然一体となって1つのシグネチャに圧縮されるため、前記1つのシグネチャと対応する期待値データとの比較検査から、CORE−0ブロック403、CORE−1ブロック404及びCMP共有ブロック405の各論理ブロックごとのテスト結果判定を行うことが困難であった。
さらに、前記1つのシグネチャから論理ブロックごとのテスト結果判定を行うことができたとしても、全ての論理ブロックの期待値データとの比較検査が完了しなければ、LSIの良品判定ができないという問題があった。つまり、複数のコアを有するマルチコア・プロセサにおいては、完全良品LSIのテスト結果判定と部分コア良品のテスト結果判定にかかる試験コストが同一であるという問題点が存在していた。
特許文献1には複数の回路モジュールを有する半導体集積回路において、回路モジュールごとにLFSRパターン発生回路及びMISRパターン圧縮回路から構成されるBIST回路を内蔵することにより、回路モジュール単位でのセルフテストを実行する技術が開示されている。その特許文献1の図1、図10に例示された複数の回路モジュールごとに実装されたLFSRパターン発生回路及びMISRパターン圧縮回路から構成されるBIST回路は、回路モジュール間のテストパスを接続及び分離する回路構成の点において、BIST回路の規模を縮小する。
しかし、前記特許文献1の図1に開示された構成は、各回路モジュールのBIST回路が直列に接続されており、また、前記特許文献1の図10に開示された構成は、各回路モジュールのスキャンパスが分離されていないため、例えば、複数の回路モジュールのうち、部分良品LSIの判定に必要な回路モジュールのみに接続されているMISRパターン圧縮回路の結果判定を行う場合において、結果判定の対象である回路モジュール以外の回路モジュールが全て良品ではない場合には、LSI全体のスキャンパスが正常に動作しないことにより、MISRパターン圧縮回路も正常に動作しないので、そもそも部分良品LSIの判定を実現することはできない。
特開2001−74811号公報
以上で述べたように従来の技術では、CMP等によるマルチコア構成のプロセサにおいては、ダイサイズの増大による歩留まり低下が問題となっていた。そこで、マルチコア構成のプロセサが、複数のコア部および1つのCMP共有部とから構成されることに注目し、複数のコア部のうち、任意の1つ以上のコア部およびCMP共有部が正常に動作する場合には、部分良品LSIとして救済するという方法が考えられる。この方法によれば、完全良品ではないLSIでも、プロセサとして動作可能な構成の部分良品LSIとして救済することにより、エントリモデル向けのシングルコア・プロセサなどの用途に商品化が可能であるということを意味する。つまり、従来は不良品として廃棄対象となっていた部分良品LSIの製品化を実現することにより、同じプロセサ・アーキテクチャを持つラインナップの中で性能面・コスト面における差別化を図ることが可能となる。しかし、従来は製造時において部分良品LSIを判定するためには、完全良品LSIと同様に全スキャンポイントのスキャンデータを採取し解析する必要がある等、判定が複雑でありLSIテストにコストや時間を要した。
本発明は、マルチコアを有するCMP等のプロセサにおいて、LSIテストにおける完全良品LSI/部分良品LSI/不良品LSIの判定を効率良く行うため、プロセサに実装されたロジックBIST回路を構成するLFSR(Linear Feedback Shift Register)によるテストパターン発生回路及びMISR(Multiple Input Signature Register)によるテストパターン圧縮回路のうち、LSIテストのテストパターン圧縮を行うMISRテストパターン圧縮回路をそれぞれのコア部、CMP共有部ごとに独立して具備することにより完全良品LSIだけではなく、部分良品LSIの判定の容易化・高速化を図り、半導体製造時の部分コア良品LSIの救済による歩留まりの向上およびコストダウンを実現することを目的とする。
本発明は、複数の論理ブロック手段を有するプロセサであって、前記複数の論理ブロック手段は、少なくとも、それぞれ内部にスキャンチェーンを有し独立に動作可能な第1のプロセサコア手段及び第2のプロセサコア手段、並びに内部にスキャンチェーンを有し前記第1のプロセサコア手段及び前記第2のプロセサコア手段によって共有されるキャッシュ手段を有する共有ブロック部を含むものであるプロセサにおいて、
テストパターンを生成し、前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンに入力を行うテストパターン生成手段と、
前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力し、前記テストパターンを圧縮するテストパターン圧縮手段とを、
前記各論理ブロック毎に有することを特徴とするプロセサであることを特徴とする。
本発明はさらに、複数の論理ブロック手段を有するプロセサであって、前記複数の論理ブロック手段は、少なくとも、それぞれ内部にスキャンチェーンを有し独立に動作可能な第1乃至第nのプロセサコア手段と、並びに内部にスキャンチェーンを有し前記第1乃至第nのプロセサコア手段によって共有されるキャッシュ手段を有する共有ブロック部を含むものであるプロセサにおいて、
テストパターンを生成し、前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンに入力を行うテストパターン生成手段と、
前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力し、前記テストパターンを圧縮するテストパターン圧縮手段を前記各論理ブロック毎に有することを特徴とするプロセサであることを特徴とする。
本発明はさらに、前記プロセサは、TAPコントローラ手段を有し、
前記パターン生成手段は、シフトレジスタ手段を有し、
前記TAPコントローラ手段が前記シフトレジスタ手段に初期値を設定してからシフトクロックを印加することにより、前記各論理ブロック手段を試験する前記テストパターンを前記シフトレジスタ手段に生成し、前記生成されたテストパターンを前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンに入力することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプロセサであることを特徴とする。
本発明はさらに、前記プロセサは、TAPコントローラ手段を有し、
前記パターン圧縮手段は、シフトレジスタ手段を有し、
前記各論理ブロックのスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力とし、前記TAPコントローラ手段がシフトクロックを印加することにより、前記シフトレジスタ手段において前記テストパターンを圧縮することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプロセサであることを特徴とする。
本発明はさらに、前記プロセサは、前記テストパターン圧縮手段に接続されるテスト判定手段を各論理ブロック手段毎に有し、
前記各テスト判定手段はそれぞれの論理ブロック手段のテスト判定結果を出力することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプロセサであることを特徴とする。
本発明はさらに、前記テスト判定手段は、
前記テストパターン圧縮手段の圧縮結果であるシグネチャを保持する第1の保持手段と、
前記シグネチャの期待値データを保持する第2の保持手段と、
前記シグネチャと前記シグネチャの期待値データとの比較を行うことにより、当該論理ブロック手段のテスト判定結果を出力する比較手段を有することを特徴とする請求項5記載のプロセサであることを特徴とする。
本発明はさらに、前記プロセサは、前記各論理ブロック手段が有するテストパターン圧縮手段の出力と接続されたI/Oパッドを前記各論理ブロックことに有することを特徴とする請求項1又は2記載のプロセサであることを特徴とする。
本発明はさらに、前記プロセサは、前記各論理ブロック手段が有するテスト判定手段の出力と接続されたI/Oパッドを前記各論理ブロックことに有することを特徴とする請求項1又は2記載のプロセサであることを特徴とする。
本発明はさらに、複数の論理ブロック手段を有するプロセサであって、前記複数の論理ブロック手段は、少なくとも、それぞれ内部にスキャンチェーンを有し独立に動作可能な第1のプロセサコア手段及び第2のプロセサコア手段、並びに内部にスキャンチェーンを有し前記第1のプロセサコア手段及び前記第2のプロセサコア手段によって共有されるキャッシュ手段を有する共有ブロック部を含むものであるプロセサであって、前記プロセサは、前記各論理ブロック手段ごとに、前記各論理ブロックのスキャンチェーン入力に接続されるテストパターン生成手段と前記各論理ブロックのスキャンチェーン出力に接続されるテストパターン圧縮手段とを有するものであるプロセサの試験方法において、
前記各テストパターン生成手段がテストパターンを生成するステップと、
前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンに前記各テストパターン生成手段から前記各論理ブロック手段の各スキャンチェーンに前記生成したテストパターンの入力を行うステップと、
前記テストパターン圧縮手段に対し、前記各論理ブロックのスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力し、前記テストパターンを圧縮するステップを有することを特徴とするプロセサの試験方法であることを特徴とする。
本発明はさらに、複数の論理ブロック手段を有するプロセサであって、前記複数の論理ブロック手段は、少なくとも、それぞれ内部にスキャンチェーンを有し独立に動作可能な第1乃至第nのプロセサコア手段、並びに内部にスキャンチェーンを有し前記第1のプロセサコア手段及び前記第2のプロセサコア手段によって共有されるキャッシュ手段を有する共有ブロック部を含むものであるプロセサであって、前記プロセサは、前記各論理ブロック手段ごとに、前記各論理ブロックのスキャンチェーン入力に接続されるテストパターン生成手段と前記各論理ブロックのスキャンチェーン出力に接続されるテストパターン圧縮手段とを有するものであるプロセサの試験方法において、
前記各テストパターン生成手段がテストパターンを生成するステップと、
前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンに前記各テストパターン生成手段から前記各論理ブロック手段の各スキャンチェーンに前記生成したテストパターンの入力を行うステップと、
前記テストパターン圧縮手段に対し、前記各論理ブロックのスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力し、前記テストパターンを圧縮するステップを有することを特徴とするプロセサの試験方法であることを特徴とする。
本発明はさらに、前記プロセサは、TAPコントローラ手段を有し、
前記パターン生成手段は、シフトレジスタ手段を有するものであり、
前記テストパターンを生成するステップは、
前記TAPコントローラ手段が前記シフトレジスタ手段に初期値を設定するステップと、
前記TAPコントローラが出力するシフトクロックを印加することにより、前記テストパターンを前記シフトレジスタ手段に生成するステップを含むことを特徴とする請求項9又は10記載のプロセサの試験方法であることを特徴とする。
本発明はさらに、前記プロセサは、TAPコントローラ手段を有し、前記パターン圧縮手段は、シフトレジスタ手段を有するものであり、
前記テストパターンを圧縮するステップは、
前記各論理ブロックのスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力とし、前記TAPコントローラ手段がシフトクロックを印加することにより、前記シフトレジスタ手段において前記テストパターンを圧縮するステップを含むことを特徴とする請求項9又は10記載のプロセサの試験方法であることを特徴とする。
本発明はさらに、前記プロセサは、前記テストパターン圧縮手段に接続されるテスト判定手段を各論理ブロック手段毎に有するものであり、
前記プロセサの試験方法は、前記テストパターンを圧縮するステップの後に、
前記テスト判定手段が、それぞれの論理ブロック手段のテスト判定結果を出力するステップを有することを特徴とする請求項9又10記載のプロセサの試験方法であることを特徴とする。
本発明はさらに、前記テスト判定手段は、
前記テストパターン圧縮手段の圧縮結果であるシグネチャを保持する第1の保持手段と、
前記シグネチャの期待値データを保持する第2の保持手段と、
前記シグネチャと前記シグネチャの期待値データとの比較を行うことにより、当該論理ブロック手段のテスト判定結果を出力する比較手段を有するものであり、
前記論理ブロック手段のテスト判定結果を出力するステップは、
前記第1の保持手段に前記シグネチャを保持するステップと、
前記第2の保持手段に前記シグネチャの期待値データを保持するステップと、
前記比較手段が前記シグネチャと前記シグネチャの期待値データとを比較するステップを含むことを特徴とする請求項13記載のプロセサの試験方法であることを特徴とする。
本発明はさらに、前記プロセサは、前記各論理ブロック手段毎に設けられたテストパターン圧縮手段の出力を接続するI/Oパッドを前記各論理ブロック毎に有するものであり、
前記テストパターンを圧縮するステップの後に、前記テストパターン圧縮手段の圧縮結果であるシグネチャを前記I/Oパッドから出力するステップを有することを特徴とする請求項9又10記載のプロセサの試験方法であることを特徴とする。
本発明はさらに、前記プロセサは、前記各論理ブロック手段毎に設けられたテスト判定手段の出力を接続するI/Oパッドを前記各論理ブロック毎に有するものであり、
前記論理ブロック手段のテスト判定結果を出力するステップの後に、前記テスト判定手段の出力である当該論理ブロック手段のテスト判定結果を前記I/Oパッドから出力するステップを有することを特徴とする請求項13又は14記載のプロセサの試験方法であることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、複数のプロセサコアを有するCMP等のマルチコア・プロセサにおいて、各論理ブロックごとに独立したMISRテストパターン圧縮回路を備えることにより、LSIテストを効率よく行うことができる。
以下、図面を参照しつつ本発明にかかる第1乃至第6の実施の形態について、詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図5は、コア部を2つ有する2CMPのマルチコア・プロセサにおける本発明の第1の実施の形態を示す図である。
プロセサ501は、ロジックBIST回路ブロック502、CORE−0ブロック503、CORE−1ブロック504及びCMP共有ブロック505から構成される2CMPのマルチコア・プロセサである。また、ロジックBIST回路ブロック502は、TAPコントローラ511、スキャンチェーン選択制御回路512、LFSRテストパターン発生回路513、スキャンチェーン切換MUX回路514、CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路515、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路516及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路517を含む。
まず、TAPコントローラ511により、スキャンチェーン選択制御回路412が制御され、スキャンチェーン切換MUX回路514によりスキャンチェーンがシステムモードからロジックBISTモードに切り換えられる(scan chain select)。
そして、LSIテスタ(図示せず)からTAPコントローラ511に初期テストパターンが転送される(test data-in)。次に、TAPコントローラ511により、LFSRテストパターン発生回路513に対して初期テストパターンがスキャンインされ(test-pattern scan-in)、さらにシフトクロック(図示せず)が前記シフトレジスタに印加されることにより、LFSRテストパターン発生回路413の出力として、擬似乱数によるテストパターンが生成される。生成されたテストパターンは、ロジックBISTモードに切り換えられるスキャンチェーン切換MUX回路514を通過し、CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン521、CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン522及びCMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン523に対して、前記生成されたテストパターンが印加される。
また、CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン521、CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン522及びCMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン523を通過した各テストパターンは、それぞれ、CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路515、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路516及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路517に入力される。
さらに、CORE−0用MISRテストパターン圧縮回路515は、内部に有するシグネチャを保持するためのシフトレジスタにシードデータのスキャンインを行い(seed scan-in)、前記TAPコントローラ511からのシフトクロック(図中せず)を印加することにより、前記テストパターンをシグネチャ(n次のビット列データ)に圧縮し、前記シグネチャをTAPコントローラ511へ出力する(signature scan-out)。
同様に、CORE−1用MISRテストパターン圧縮回路516及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路517は、内部に有するシグネチャを保持するためのシフトレジスタにシードデータのスキャンインを行い(seed scan-in)、前記TAPコントローラ511からのシフトクロック(図中せず)を印加することにより、前記テストパターンをシグネチャ(n次のビット列データ)に圧縮し、前記シグネチャをTAPコントローラ511へ出力する(signature scan-out)。
前記MISRテストパターン圧縮回路515からTAPコントローラ511へ入力された、CORE−0ブロック503、CORE−1ブロック504及びCMP共有ブロック505の前記シグネチャは、TAPコントローラ511からLSIテスタ(図示せず)へ転送され(test data-out)、LSIテスタ内においてそれぞれの期待値データと比較されることにより、LSIテストの結果判定が行われる。つまり、入力された論理ブロックのシグネチャが対応する期待値データと一致する場合には、その論理ブロックのテスト判定結果は合格であり、不一致の場合には、その論理ブロックのテスト判定結果は不合格となる。
なお、LFSRテストパターン発生回路513におけるテストパターン発生動作及びCORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路515、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路516、CMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路517におけるテストパターン圧縮動作は、それぞれ図11及び図12において後述する。
本実施の形態では、それぞれCORE−0ブロック503、CORE−1ブロック504及びCMP共有ブロック505の内部のスキャンF/Fチェーンを通過したテストパターンが、それぞれの論理ブロックごとに独立したMISRテストパターン圧縮回路に入力されるため、圧縮されるテストパターンはLSI全体の論理ブロックの数(3)に等しく、また、その圧縮されたテストパターンとLSIテスタ内で比較される期待値データもLSI全体の論理ブロックの数(3)に等しい。
したがって、図5で開示されている第1の実施の形態のように、当該LSIがマルチコア・プロセサをはじめとする複数の論理ブロックを含むLSIである場合には、それぞれの論理ブロック、つまり、CORE−0ブロック503、CORE−1ブロック504及びCMP共有ブロック505を通過した各テストパターンが、それぞれ独立したCORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路515、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路516及びCMPブロック用MISRテストパターン圧縮回路517によりそれぞれ独立に3つのシグネチャに圧縮されるため、前記3つの独立したシグネチャからCORE−0ブロック503、CORE−1ブロック504及びCMP共有ブロック505の各論理ブロックごとのテスト結果判定を行うことが容易になり、また、LSIテスタ内における期待値データとの比較検査が高速になるという効果を有する。
つまり、前記3つのシグネチャから論理ブロックごとのテスト結果判定を容易に行うことができるため、例えば、CORE−0ブロック503、若しくは、CORE−1ブロック504のいずれか一つ及びCMP共有ブロック505のテスト判定結果が合格であれば、プロセサ501はCORE−0部分良品LSIあるいはCORE−1部分良品LSIとして救済することができるという効果を有する。つまり、複数のコアを有するマルチコア・プロセサにおいては、それぞれの論理ブロックのシグネチャと対応する期待値データとの比較検査において、不合格が検出された論理ブロックがCMP共有部ではなくコア部である場合には、他の正常動作が可能である論理ブロックに交替することにより、部分良品LSIとして救済することができるという効果を有する。
(第2の実施の形態)
図6は、コア部をn個(nは3以上の自然数)有するnCMPのマルチコア・プロセサにおける本発明の第2の実施の形態を示す図である。
プロセサ601は、ロジックBIST回路ブロック602、CORE−0ブロック603、CORE−1ブロック604、・・・、CORE−nブロック605及びCMP共有ブロック606から構成されるnCMPのマルチコア・プロセサである。また、ロジックBIST回路ブロック602は、TAPコントローラ611、スキャンチェーン選択制御回路612、LFSRテストパターン発生回路613、スキャンチェーン切換MUX回路614、CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路615、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路616、・・・、CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路617及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路618を含む。
まず、TAPコントローラ611により、スキャンチェーン選択制御回路612が制御され、スキャンチェーン切換MUX回路614によりスキャンチェーンがシステムモードからロジックBISTモードに切り換えられる(scan chain select)。
そして、LSIテスタ(図示せず)からTAPコントローラ611に初期テストパターンが転送される(test data-in)。次に、TAPコントローラ611により、スキャンチェーン選択制御回路612が制御され、スキャンチェーン切換MUX回路614によりスキャンチェーンがシステムモードからロジックBISTモードに切り換えられる(scan chain select)。
次に、TAPコントローラ611により、LFSRテストパターン発生回路613に対して初期テストパターンがスキャンインされ(test-pattern scan-in)、さらにシフトクロック(図示せず)が前記シフトレジスタに印加されることにより、LFSRテストパターン発生回路413の出力として、擬似乱数によるテストパターンが生成される。生成されたテストパターンは、ロジックBISTモードに切り換えられるスキャンチェーン切換MUX回路614を通過し、CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン621、CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン622、・・・、CORE−nブロック内スキャンF/Fチェーン623及びCMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン624に対して、前記生成されたテストパターンが印加される。
また、CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン621、CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン622、・・・、CORE−nブロック内スキャンF/Fチェーン623及びCMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン624を通過した各テストパターンは、それぞれ、CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路615、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路616、・・・、CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路617及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路618に入力される。
さらに、CORE−0用MISRテストパターン圧縮回路615は、内部に有するシグネチャを保持するためのシフトレジスタにシードデータのスキャンインを行い(seed scan-in)、前記TAPコントローラ511からのシフトクロック(図中せず)を印加することにより、前記テストパターンをシグネチャ(n次のビット列データ)に圧縮し、前記シグネチャをTAPコントローラ611へ出力する(signature scan-out)。
同様に、CORE−1用MISRテストパターン圧縮回路616、・・・、CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路617及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路618は、内部に有するシグネチャを保持するためのシフトレジスタにシードデータのスキャンインを行い(seed scan-in)、前記TAPコントローラ611からのシフトクロック(図中せず)を印加することにより、前記テストパターンをシグネチャ(n次のビット列データ)に圧縮し、前記シグネチャをTAPコントローラ611へ出力する(signature scan-out)。
前記MISRテストパターン圧縮回路615からTAPコントローラ611へ入力された、CORE−0ブロック603、CORE−1ブロック604、・・・、CORE−nブロック605及びCMP共有ブロック606の前記シグネチャは、TAPコントローラ611からLSIテスタ(図示せず)へ転送され(test data-out)、LSIテスタ内においてそれぞれの期待値データと比較されることにより、LSIテストの結果判定が行われる。つまり、入力された論理ブロックのシグネチャが対応する期待値データと一致する場合には、その論理ブロックのテスト判定結果は合格であり、不一致の場合には、その論理ブロックのテスト判定結果は不合格となる。
なお、LFSRテストパターン発生回路613におけるテストパターン発生動作及びCORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路615、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路616、・・・、CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路617、CMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路618におけるテストパターン圧縮動作は、それぞれ図11及び図12において後述する。
本実施の形態では、それぞれCORE−0ブロック603、CORE−1ブロック604及びCMP共有ブロック605の内部のスキャンF/Fチェーンを通過したテストパターンが、それぞれの論理ブロックごとに独立したMISRテストパターン圧縮回路に入力されるため、圧縮されるテストパターンはLSI全体の論理ブロックの数(n+1)に等しく、また、その圧縮されたテストパターンとLSIテスタ内で比較される期待値データもLSI全体の論理ブロックの数(n+1)に等しい。
したがって、図6で開示されている第2の実施の形態のように、当該LSIがマルチコア・プロセサをはじめとする複数の論理ブロックを含むLSIである場合には、それぞれの論理ブロック、つまり、CORE−0ブロック603、CORE−1ブロック604、・・・、CORE−nブロック605及びCMP共有ブロック606を通過した各テストパターンが、それぞれ独立したCORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路615、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路616、・・・、CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路617及びCMPブロック用MISRテストパターン圧縮回路618によりそれぞれ独立に(n+1)個のシグネチャに圧縮されるため、前記3つの独立したシグネチャからCORE−0ブロック603、CORE−1ブロック604、・・・、CORE−nブロック605及びCMP共有ブロック606の各論理ブロックごとのテスト結果判定を行うことが容易になり、また、LSIテスタ内における期待値データとの比較検査が高速になるという効果を有する。
つまり、前記n+1個のシグネチャから論理ブロックごとのテスト結果判定を容易に行うことができるため、例えば、CORE−0ブロック603、CORE−1ブロック604、・・・、CORE−nブロック605のいずれか一つ以上及びCMP共有ブロック606のテスト判定結果が合格であれば、プロセサ601は部分コア良品LSIとして救済することができるという効果を有する。つまり、複数のコアを有するマルチコア・プロセサにおいては、それぞれの論理ブロックのシグネチャと対応する期待値データとの比較検査において、不合格が検出された論理ブロックがCMP共有部ではなくコア部である場合には、他の正常動作が可能である論理ブロックに交替することにより、部分良品LSIとして救済することができるという効果を有する。
(第3の実施の形態)
図7は、コア部を2つ有する2CMPのマルチコア・プロセサにおける本発明の第3の実施の形態を示す図である。
プロセサ701は、ロジックBIST回路ブロック702、CORE−0ブロック703、CORE−1ブロック704及びCMP共有ブロック705から構成される2CMPのマルチコア・プロセサである。また、ロジックBIST回路ブロック702は、TAPコントローラ711、スキャンチェーン選択制御回路712、LFSRテストパターン発生回路713、スキャンチェーン切換MUX回路714、CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路715、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路716及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路717を含む。
さらに、プロセサ701はバウンダリスキャンチェーンを構成するI/Oバッファ737及びLSI外部との入出力を構成するI/Oパッド733を有し、それぞれ、CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路715、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路716、CMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路717からのシグネチャ出力と対応したCORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ738、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ739及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ739、さらには、CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド734、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド735及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド736を有する。
まず、TAPコントローラ711により、スキャンチェーン選択制御回路712が制御され、スキャンチェーン切換MUX回路714によりスキャンチェーンがシステムモードからロジックBISTモードに切り換えられる(scan chain select)。
そして、LSIテスタ731からTAPコントローラ711に初期テストパターンが転送される(test data-in)。次に、TAPコントローラ711により、LFSRテストパターン発生回路713に対して初期テストパターンがスキャンインされ(test-pattern scan-in)、さらにシフトクロック(図示せず)が前記シフトレジスタに印加されることにより、LFSRテストパターン発生回路413の出力として、擬似乱数によるテストパターンが生成される。生成されたテストパターンは、ロジックBISTモードに切り換えられるスキャンチェーン切換MUX回路714を通過し、CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン721、CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン722及びCMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン723に対して、前記生成されたテストパターンが印加される。
また、CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン721、CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン722及びCMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン723を通過した各テストパターンは、それぞれ、CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路715、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路716及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路717に入力される。
さらに、CORE−0用MISRテストパターン圧縮回路715は、内部に有するシグネチャを保持するためのシフトレジスタにシードデータのスキャンインを行い(seed scan-in)、前記TAPコントローラ711からのシフトクロック(図中せず)を印加することにより、前記テストパターンをシグネチャ(n次のビット列データ)に圧縮し、前記シグネチャをTAPコントローラ711へ出力する(signature scan-out)。
同様に、CORE−1用MISRテストパターン圧縮回路716及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路717は、内部に有するシグネチャを保持するためのシフトレジスタにシードデータのスキャンインを行い(seed scan-in)、前記TAPコントローラ711からのシフトクロック(図中せず)を印加することにより、前記テストパターンをシグネチャ(n次のビット列データ)に圧縮し、前記シグネチャをTAPコントローラ711へ出力する(signature scan-out)。
前記MISRテストパターン圧縮回路715からTAPコントローラ711へ入力された、CORE−0ブロック703、CORE−1ブロック704及びCMP共有ブロック705の前記シグネチャは、TAPコントローラ711から、それぞれ対応する独立した、CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ738、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ739及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ739へ並列に出力される。CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ738、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ739及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ739は、それぞれ対応する独立した、CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド734、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド735及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド736に接続されており、各論理ブロックのシグネチャはLSIテスタプローブ732を介してLSIテスタ731へ並列に転送される。ここで、LSIテスタ731へ並列に転送されたシグネチャは、それぞれ、独立に対応する期待値データと比較されることにより、LSIテストの結果判定が行われる。つまり、入力された論理ブロックのシグネチャが対応する期待値データと一致する場合には、その論理ブロックのテスト判定結果は合格であり、不一致の場合には、その論理ブロックのテスト判定結果は不合格となる。
なお、LFSRテストパターン発生回路713におけるテストパターン発生動作及びCORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路715、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路716、CMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路717におけるテストパターン圧縮動作は、それぞれ図11及び図12において後述する。
本実施の形態では、それぞれCORE−0ブロック703、CORE−1ブロック704及びCMP共有ブロック705の内部のスキャンF/Fチェーンを通過したテストパターンが、それぞれの論理ブロックごとに独立したMISRテストパターン圧縮回路に入力されるため、圧縮されるテストパターンはLSI全体の論理ブロックの数(3)に等しく、また、その圧縮されたテストパターンとLSIテスタ内で比較される期待値データもLSI全体の論理ブロックの数(3)に等しい。
したがって、図7で開示されている第3の実施の形態のように、当該LSIがマルチコア・プロセサをはじめとする複数の論理ブロックを含むLSIである場合には、それぞれの論理ブロック、つまり、CORE−0ブロック703、CORE−1ブロック704及びCMP共有ブロック705を通過した各テストパターンが、それぞれ独立したCORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路715、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路716及びCMPブロック用MISRテストパターン圧縮回路717によりそれぞれ独立に3つのシグネチャに圧縮されるため、前記3つの独立したシグネチャからCORE−0ブロック703、CORE−1ブロック704及びCMP共有ブロック705の各論理ブロックごとのテスト結果判定を行うことが容易になり、また、LSIテスタ内における期待値データとの比較検査が高速になるという効果を有する。
さらに、各論理ブロックのシグネチャ出力は、それぞれ対応する独立した、CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ738、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ739及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ739、そして、CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド734、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド735及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド736により、LSIテスタプローブ732を介して並列にLSIテスタ731へ転送されることにより、転送時間が1/3になるという効果を有する。
つまり、前記3つのシグネチャから論理ブロックごとのテスト結果判定を容易に行うことができるため、例えば、CORE−0ブロック703、若しくは、CORE−1ブロック704のいずれか一つ及びCMP共有ブロック705のテスト判定結果が合格であれば、プロセサ701はCORE−0部分良品LSIあるいはCORE−1部分良品LSIとして救済することができるという効果を有する。つまり、複数のコアを有するマルチコア・プロセサにおいては、それぞれの論理ブロックのシグネチャと対応する期待値データとの比較検査において、不合格が検出された論理ブロックがCMP共有部ではなくコア部である場合には、他の正常動作が可能である論理ブロックに交替することにより、部分良品LSIとして救済することができるという効果を有する。
(第4の実施の形態)
図8は、コア部をn個(nは3以上の自然数)有するnCMPのマルチコア・プロセサにおける本発明の第4の実施の形態を示す図である。
プロセサ801は、ロジックBIST回路ブロック802、CORE−0ブロック803、CORE−1ブロック804、・・・、CORE−nブロック805及びCMP共有ブロック806から構成されるnCMPのマルチコア・プロセサである。また、ロジックBIST回路ブロック802は、TAPコントローラ811、スキャンチェーン選択制御回路812、LFSRテストパターン発生回路813、スキャンチェーン切換MUX回路814、CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路815、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路816、・・・、CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路817及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路818を含む。
さらに、プロセサ801はバウンダリスキャンチェーンを構成するI/Oバッファ838及びLSI外部との入出力を構成するI/Oパッド833を有し、それぞれ、CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路815、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路816、・・・、CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路817、CMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路818からのシグネチャ出力と対応したCORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ839、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ840、・・・、CORE−nブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ841及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ842、さらには、CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド834、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド835、・・・、CORE−nブロック用シグネチャ出力I/Oバッド836及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド837を有する。
まず、TAPコントローラ811により、スキャンチェーン選択制御回路812が制御され、スキャンチェーン切換MUX回路814によりスキャンチェーンがシステムモードからロジックBISTモードに切り換えられる(scan chain select)。
そして、LSIテスタ831からTAPコントローラ811に初期テストパターンが転送される(test data-in)。次に、TAPコントローラ811により、LFSRテストパターン発生回路813に対して初期テストパターンがスキャンインされ(test-pattern scan-in)、さらにシフトクロック(図示せず)が前記シフトレジスタに印加されることにより、LFSRテストパターン発生回路413の出力として、擬似乱数によるテストパターンが生成される。生成されたテストパターンは、ロジックBISTモードに切り換えられるスキャンチェーン切換MUX回路814を通過し、CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン821、CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン822、・・・、CORE−nブロック内スキャンF/Fチェーン823及びCMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン824に対して、前記生成されたテストパターンが印加される。
また、CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン821、CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン822、・・・、CORE−nブロック内スキャンF/Fチェーン及びCMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン824を通過した各テストパターンは、それぞれ、CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路815、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路816、・・・、CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路817及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路818に入力される。
さらに、CORE−0用MISRテストパターン圧縮回路815は、内部に有するシグネチャを保持するためのシフトレジスタにシードデータのスキャンインを行い(seed scan-in)、前記TAPコントローラ811からのシフトクロック(図中せず)を印加することにより、前記テストパターンをシグネチャ(n次のビット列データ)に圧縮し、前記シグネチャをTAPコントローラ811へ出力する(signature scan-out)。
同様に、CORE−1用MISRテストパターン圧縮回路816、・・・、CORE−n用MISRテストパターン圧縮回路817及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路818は、内部に有するシグネチャを保持するためのシフトレジスタにシードデータのスキャンインを行い(seed scan-in)、前記TAPコントローラ811からのシフトクロック(図中せず)を印加することにより、前記テストパターンをシグネチャ(n次のビット列データ)に圧縮し、前記シグネチャをTAPコントローラ811へ出力する(signature scan-out)。
前記MISRテストパターン圧縮回路815からTAPコントローラ811へ入力された、CORE−0ブロック803、CORE−1ブロック804、・・・、CORE−nブロック805及びCMP共有ブロック806の前記シグネチャは、TAPコントローラ811から、それぞれ対応する独立した、CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ839、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ840、・・・、CORE−nブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ841及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ842へ並列に出力される。CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ839、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ840、・・・、CORE−nブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ841及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ842は、それぞれ対応する独立した、CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド834、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド835、・・・、CORE−nブロック用シグネチャ出力I/Oパッド836及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド837に接続されており、各論理ブロックのシグネチャはLSIテスタプローブ832を介してLSIテスタ831へ並列に転送される。ここで、LSIテスタ831へ並列に転送されたシグネチャは、それぞれ、独立に対応する期待値データと比較されることにより、LSIテストの結果判定が行われる。つまり、入力された論理ブロックのシグネチャが対応する期待値データと一致する場合には、その論理ブロックのテスト判定結果は合格であり、不一致の場合には、その論理ブロックのテスト判定結果は不合格となる。
なお、LFSRテストパターン発生回路813におけるテストパターン発生動作及びCORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路815、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路816、・・・、CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路817、CMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路818におけるテストパターン圧縮動作は、それぞれ図11及び図12において後述する。
本実施の形態では、それぞれCORE−0ブロック803、CORE−1ブロック804、・・・、CORE−nブロック805及びCMP共有ブロック806の内部のスキャンF/Fチェーンを通過したテストパターンが、それぞれの論理ブロックごとに独立したMISRテストパターン圧縮回路に入力されるため、圧縮されるテストパターンはLSI全体の論理ブロックの数(n+1)に等しく、また、その圧縮されたテストパターンとLSIテスタ内で比較される期待値データもLSI全体の論理ブロックの数(n+1)に等しい。
したがって、図8で開示されている第4の実施の形態のように、当該LSIがマルチコア・プロセサをはじめとする複数の論理ブロックを含むLSIである場合には、それぞれの論理ブロック、つまり、CORE−0ブロック803、CORE−1ブロック804、・・・、CORE−nブロック805及びCMP共有ブロック806を通過した各テストパターンが、それぞれ独立したCORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路815、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路816、・・・、CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路817及びCMPブロック用MISRテストパターン圧縮回路818によりそれぞれ独立に(n+1)個のシグネチャに圧縮されるため、前記3つの独立したシグネチャからCORE−0ブロック803、CORE−1ブロック804、・・・、CORE−nブロック805及びCMP共有ブロック806の各論理ブロックごとのテスト結果判定を行うことが容易になり、また、LSIテスタ内における期待値データとの比較検査が高速になるという効果を有する。
さらに、各論理ブロックのシグネチャ出力は、それぞれ対応する独立した、CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ839、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ840、・・・、CORE−nブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ841及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ842、そして、CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド834、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド835、・・・、CORE−nブロック用シグネチャ出力I/Oパッド836及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド837により、LSIテスタプローブ832を介して並列にLSIテスタ831へ転送されることにより、転送時間が1/(n+1)になるという効果を有する。
つまり、前記(n+1)個のシグネチャから論理ブロックごとのテスト結果判定を容易に行うことができるため、例えば、CORE−0ブロック803、若しくは、CORE−1ブロック804、・・・、CORE−nブロック805のいずれか一つ以上及びCMP共有ブロック806のテスト判定結果が合格であれば、プロセサ801は部分良品LSIとして救済することができるという効果を有する。つまり、複数のコアを有するマルチコア・プロセサにおいては、それぞれの論理ブロックのシグネチャと対応する期待値データとの比較検査において、不合格が検出された論理ブロックがCMP共有部ではなくコア部である場合には、他の正常動作が可能である論理ブロックに交替することにより、部分良品LSIとして救済することができるという効果を有する。
(第5の実施の形態)
図9は、コア部を2つ有する2CMPのマルチコア・プロセサにおける本発明の第5の実施の形態を示す図である。
プロセサ901は、ロジックBIST回路ブロック902、CORE−0ブロック903、CORE−1ブロック904及びCMP共有ブロック905から構成される2CMPのマルチコア・プロセサである。また、ロジックBIST回路ブロック902は、TAPコントローラ911、スキャンチェーン選択制御回路912、LFSRテストパターン発生回路913、スキャンチェーン切換MUX回路914、CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路915、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路916及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路917を含む。
そして、TAPコントローラ911はその内部に、CORE−0ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路941、CORE−1ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路942及びCMP共有ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路943を含む。
さらに、プロセサ901はバウンダリスキャンチェーンを構成するI/Oバッファ937及びLSI外部との入出力を構成するI/Oパッド933を有し、それぞれ、CORE−0ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路941、CORE−1ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路942及びCMP共有ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路943からのテスト判定結果出力と対応したCORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ938、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ939及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ939、さらには、CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド934、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド935及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド936を有する。
まず、TAPコントローラ911により、スキャンチェーン選択制御回路912が制御され、スキャンチェーン切換MUX回路914によりスキャンチェーンがシステムモードからロジックBISTモードに切り換えられる(scan chain select)。
そして、LSIテスタ931からTAPコントローラ911に初期テストパターンが転送されるとともに、TAPコントローラ内のCORE−0ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路941、CORE−1ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路942及びCMP共有ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路943に、それぞれ、CORE−0ブロックのシグネチャ期待値データ、CORE−1ブロックのシグネチャ期待値データ及びCMP共有ブロックのシグネチャ期待値データが転送される。
次に、TAPコントローラ911により、LFSRテストパターン発生回路913に対して初期テストパターンがスキャンインされ(test-pattern scan-in)、さらにシフトクロック(図示せず)が前記シフトレジスタに印加されることにより、LFSRテストパターン発生回路413の出力として、擬似乱数によるテストパターンが生成される。生成されたテストパターンは、ロジックBISTモードに切り換えられるスキャンチェーン切換MUX回路914を通過し、CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン921、CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン922及びCMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン923に対して、前記生成されたテストパターンが印加される。
また、CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン921、CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン922及びCMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン923を通過した各テストパターンは、それぞれ、CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路915、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路916及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路917に入力される。
さらに、CORE−0用MISRテストパターン圧縮回路915は、内部に有するシグネチャを保持するためのシフトレジスタにシードデータのスキャンインを行い(seed scan-in)、前記TAPコントローラ911からのシフトクロック(図中せず)を印加することにより、前記テストパターンをシグネチャ(n次のビット列データ)に圧縮し、前記シグネチャをTAPコントローラ911へ出力する(signature scan-out)。
同様に、CORE−1用MISRテストパターン圧縮回路916及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路917は、内部に有するシグネチャを保持するためのシフトレジスタにシードデータのスキャンインを行い(seed scan-in)、前記TAPコントローラ911からのシフトクロック(図中せず)を印加することにより、前記テストパターンをシグネチャ(n次のビット列データ)に圧縮し、前記シグネチャをTAPコントローラ911へ出力する(signature scan-out)。
前記MISRテストパターン圧縮回路915からTAPコントローラ911へ入力された、CORE−0ブロック903、CORE−1ブロック904及びCMP共有ブロック905のシグネチャは、それぞれ、TAPコントローラ911内のCORE−0ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路941、CORE−1ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路942及びCMP共有ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路943において、あらかじめ転送されたそれぞれの論理ブロックのシグネチャ期待値データと比較されることにより、LSIテストの結果判定が行われる。つまり、入力された論理ブロックのシグネチャが対応する期待値データと一致する場合には、その論理ブロックのテスト判定結果は合格であり、不一致の場合には、その論理ブロックのテスト判定結果は不合格となる。
TAPコントローラ911内のCORE−0ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路941、CORE−1ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路942及びCMP共有ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路943のLSIテストの判定結果出力は、それぞれ対応する独立した、CORE−0ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ938、CORE−1ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ939及びCMP共有ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ940へ並列に出力される。CORE−0ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ938、CORE−1ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ939及びCMP共有ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ940は、それぞれ対応する独立した、CORE−0ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド934、CORE−1ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド935及びCMP共有ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド936に接続されており、各論理ブロックのLSIテストの判定結果出力はLSIテスタプローブ932を介してLSIテスタ931へ並列に転送される。
なお、LFSRテストパターン発生回路913におけるテストパターン発生動作及びCORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路915、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路916、CMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路917におけるテストパターン圧縮動作は、それぞれ図11及び図12において後述する。
本実施の形態では、それぞれCORE−0ブロック903、CORE−1ブロック904及びCMP共有ブロック905の内部のスキャンF/Fチェーンを通過したテストパターンが、それぞれの論理ブロックごとに独立したMISRテストパターン圧縮回路に入力されるため、圧縮されるテストパターンはLSI全体の論理ブロックの数(3)に等しく、また、その圧縮されたテストパターンとLSIテスタ内で比較される期待値データもLSI全体の論理ブロックの数(3)に等しい。
したがって、図9で開示されている第5の実施の形態のように、当該LSIがマルチコア・プロセサをはじめとする複数の論理ブロックを含むLSIである場合には、それぞれの論理ブロック、つまり、CORE−0ブロック903、CORE−1ブロック904及びCMP共有ブロック905を通過した各テストパターンが、それぞれ独立したCORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路915、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路916及びCMPブロック用MISRテストパターン圧縮回路917によりそれぞれ独立に3つのシグネチャに圧縮され、さらにTAPコントローラ911内のCORE−0ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路941、CORE−1ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路942及びCMP共有ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路943において、あらかじめ転送されたそれぞれの論理ブロックのシグネチャ期待値データと比較されることにより、LSIテストの結果判定が行われるため、前記3つの独立したシグネチャからCORE−0ブロック903、CORE−1ブロック904及びCMP共有ブロック905の各論理ブロックごとのテスト結果判定を行うことが容易になり、また、LSIテスタ内における期待値データとの比較検査が不要になるという効果を有する。
さらに、各論理ブロックのLSIテストの判定結果出力は、それぞれ対応する独立した、CORE−0ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ938、CORE−1ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ939及びCMP共有ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ939、そして、CORE−0ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド934、CORE−1ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド935及びCMP共有ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド936により、LSIテスタプローブ932を介して並列にLSIテスタ931へ出力されることにより、LSIテスタ931のLSIテスタプローブ932でプローブした瞬間に、テスト対象であるプロセサ901の完全良品LSI/部分コア良品LSI/不良品LSIの判定を行うことができるという効果を有する。
つまり、前記3つのシグネチャから論理ブロックごとのテスト結果判定を容易に行うことができるため、例えば、CORE−0ブロック903、若しくは、CORE−1ブロック904のいずれか一つ及びCMP共有ブロック905のテスト判定結果が合格であれば、プロセサ901はCORE−0部分良品LSIあるいはCORE−1部分良品LSIとして救済することができるという効果を有する。つまり、複数のコアを有するマルチコア・プロセサにおいては、それぞれの論理ブロックのシグネチャと対応する期待値データとの比較検査において、不合格が検出された論理ブロックがCMP共有部ではなくコア部である場合には、他の正常動作が可能である論理ブロックに交替することにより、部分良品LSIとして救済することができるという効果を有する。
(第6の実施の形態)
図10は、コア部をn個(nは3以上の自然数)有するnCMPのマルチコア・プロセサにおける本発明の第6の実施の形態を示す図である。
プロセサ1001は、ロジックBIST回路ブロック1002、CORE−0ブロック1003、CORE−1ブロック1004、・・・、CORE−nブロック1005及びCMP共有ブロック1006から構成される2CMPのマルチコア・プロセサである。また、ロジックBIST回路ブロック1002は、TAPコントローラ1011、スキャンチェーン選択制御回路1012、LFSRテストパターン発生回路1013、スキャンチェーン切換MUX回路1014、CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路1015、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路1016、・・・、CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路1017及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路1018を含む。
そして、TAPコントローラ1011はその内部に、CORE−0ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1043、CORE−1ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1044、・・・、CORE−nブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1045及びCMP共有ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1046を含む。
さらに、プロセサ1001はバウンダリスキャンチェーンを構成するI/Oバッファ1038及びLSI外部との入出力を構成するI/Oパッド1033を有し、それぞれ、CORE−0ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1043、CORE−1ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1044、・・・、CORE−nブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1045及びCMP共有ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1046からのテスト判定結果出力と対応したCORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ1039、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ1040、CORE−nブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ1041及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ1042、さらには、CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド1034、CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド1035、・・・、CORE−nブロック用シグネチャ出力I/Oパッド1036及びCMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド1037を有する。
まず、TAPコントローラ1011により、スキャンチェーン選択制御回路1012が制御され、スキャンチェーン切換MUX回路1014によりスキャンチェーンがシステムモードからロジックBISTモードに切り換えられる(scan chain select)。
そして、LSIテスタ1031からTAPコントローラ1011に初期テストパターンが転送されるとともに、TAPコントローラ内のCORE−0ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1043、CORE−1ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1044及びCMP共有ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1045に、それぞれ、CORE−0ブロックのシグネチャ期待値データ、CORE−1ブロックのシグネチャ期待値データ、・・・、CORE−nブロックのシグネチャ期待値データ及びCMP共有ブロックのシグネチャ期待値データが転送される。
次に、TAPコントローラ1011により、LFSRテストパターン発生回路1013に対して初期テストパターンがスキャンインされ(test-pattern scan-in)、さらにシフトクロック(図示せず)が前記シフトレジスタに印加されることにより、LFSRテストパターン発生回路413の出力として、擬似乱数によるテストパターンが生成される。生成されたテストパターンは、ロジックBISTモードに切り換えられるスキャンチェーン切換MUX回路1014を通過し、CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン1021、CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン1022、・・・、CORE−nブロック内スキャンF/Fチェーン1023及びCMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン1024に対して、前記生成されたテストパターンが印加される。
また、CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン1021、CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン1022、・・・、CORE−nブロック内スキャンF/Fチェーン1023及びCMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン1024を通過した各テストパターンは、それぞれ、CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路1015、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路1016、・・・、CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路1017及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路1018に入力される。
さらに、CORE−0用MISRテストパターン圧縮回路1015は、内部に有するシグネチャを保持するためのシフトレジスタにシードデータのスキャンインを行い(seed scan-in)、前記TAPコントローラ1011からのシフトクロック(図中せず)を印加することにより、前記テストパターンをシグネチャ(n次のビット列データ)に圧縮し、前記シグネチャをTAPコントローラ1011へ出力する(signature scan-out)。
同様に、CORE−1用MISRテストパターン圧縮回路1016、・・・、CORE−1用MISRテストパターン圧縮回路1017及びCMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路1018は、内部に有するシグネチャを保持するためのシフトレジスタにシードデータのスキャンインを行い(seed scan-in)、前記TAPコントローラ1011からのシフトクロック(図中せず)を印加することにより、前記テストパターンをシグネチャ(n次のビット列データ)に圧縮し、前記シグネチャをTAPコントローラ1011へ出力する(signature scan-out)。
前記MISRテストパターン圧縮回路1015からTAPコントローラ1011へ入力された、CORE−0ブロック1003、CORE−1ブロック1004、・・・、CORE−nブロック1005及びCMP共有ブロック1006のシグネチャは、それぞれ、TAPコントローラ1011内のCORE−0ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1043、CORE−1ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1044、・・・、CORE−nブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1045及びCMP共有ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1046において、あらかじめ転送されたそれぞれの論理ブロックのシグネチャ期待値データと比較されることにより、LSIテストの結果判定が行われる。つまり、入力された論理ブロックのシグネチャが対応する期待値データと一致する場合には、その論理ブロックのテスト判定結果は合格であり、不一致の場合には、その論理ブロックのテスト判定結果は不合格となる。
TAPコントローラ1011内のCORE−0ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1043、CORE−1ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1044、・・・、CORE−nブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1045及びCMP共有ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1046のLSIテストの判定結果出力は、それぞれ対応する独立した、CORE−0ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ1039、CORE−1ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ1040、・・・、CORE−nブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ1041及びCMP共有ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ1042へ並列に出力される。CORE−0ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ1039、CORE−1ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ1040、・・・、CORE−nブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ1041及びCMP共有ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ1042は、それぞれ対応する独立した、CORE−0ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド1034、CORE−1ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド1035、・・・、CORE−nブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ1036及びCMP共有ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド1037に接続されており、各論理ブロックのLSIテストの判定結果出力はLSIテスタプローブ1032を介してLSIテスタ1031へ並列に転送される。
なお、LFSRテストパターン発生回路1013におけるテストパターン発生動作及びCORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路1015、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路1016、・・・、CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路1017、CMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路1018におけるテストパターン圧縮動作は、それぞれ図11及び図12において後述する。
本実施の形態では、それぞれCORE−0ブロック1003、CORE−1ブロック1004、・・・、CORE−nブロック1005及びCMP共有ブロック1006の内部のスキャンF/Fチェーンを通過したテストパターンが、それぞれの論理ブロックごとに独立したMISRテストパターン圧縮回路に入力されるため、圧縮されるテストパターンはLSI全体の論理ブロックの数(n+1)に等しく、また、その圧縮されたテストパターンとLSIテスタ内で比較される期待値データもLSI全体の論理ブロックの数(n+1)に等しい。
したがって、図10で開示されている第6の実施の形態のように、当該LSIがマルチコア・プロセサをはじめとする複数の論理ブロックを含むLSIである場合には、それぞれの論理ブロック、つまり、CORE−0ブロック1003、CORE−1ブロック1004、・・・、CORE−nブロック1005及びCMP共有ブロック1006を通過した各テストパターンが、それぞれ独立したCORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路1015、CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路1016、・・・、CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路1017及びCMPブロック用MISRテストパターン圧縮回路1018によりそれぞれ独立にn+1個のシグネチャに圧縮され、さらにTAPコントローラ1011内のCORE−0ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1043、CORE−1ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1044、・・・、CORE−nブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1045及びCMP共有ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路1046において、あらかじめ転送されたそれぞれの論理ブロックのシグネチャ期待値データと比較されることにより、LSIテストの結果判定が行われるため、前記n+1個の独立したシグネチャからCORE−0ブロック1003、CORE−1ブロック1004、・・・、CORE−nブロック1005及びCMP共有ブロック1006の各論理ブロックごとのテスト結果判定を行うことが容易になり、また、LSIテスタ内における期待値データとの比較検査が不要になるという効果を有する。
さらに、各論理ブロックのLSIテストの判定結果出力は、それぞれ対応する独立した、CORE−0ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ1039、CORE−1ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ1040、・・・、CORE−nブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ1041及びCMP共有ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ1042、そして、CORE−0ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド1034、CORE−1ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド1035及び・・・、CORE−nブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド1036、CMP共有ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド1037により、LSIテスタプローブ1032を介して並列にLSIテスタ1031へ出力されることにより、LSIテスタ1031のLSIテスタプローブ1032でプローブした瞬間に、テスト対象であるプロセサ1001の完全良品LSI/部分コア良品LSI/不良品LSIの判定を行うことができるという効果を有する。
つまり、前記3つのシグネチャから論理ブロックごとのテスト結果判定を容易に行うことができるため、例えば、CORE−0ブロック1003、若しくは、CORE−1ブロック1004、・・・、CORE−nブロック1005のいずれか一つ以上及びCMP共有ブロック1006のテスト判定結果が合格であれば、プロセサ1001は部分コア良品LSIとして救済することができるという効果を有する。つまり、複数のコアを有するマルチコア・プロセサにおいては、それぞれの論理ブロックのシグネチャと対応する期待値データとの比較検査において、不合格が検出された論理ブロックがCMP共有部ではなくコア部である場合には、他の正常動作が可能である論理ブロックに交替することにより、部分コア良品LSIとして救済することができるという効果を有する。
(LFSRテストパターン発生回路の動作説明)
図11は、第1乃至第6の実施の形態におけるnビットのLFSRテストパターン発生回路の構成を示す図である。LFSR(Linear Feedback Shift Register)によるテストパターン発生回路は、初期値の設定後にクロックを印加することにより、Ex−OR論理ゲート(排他的論理和ゲート)回路によるフィードバックをかけることにより、擬似乱数を発生する回路であり、当業者には周知技術である。
以下、図11の構成を簡単に説明する。図11のLFSRテストパターン発生回路は、シフトレジスタ1101、マルチプレクサ1102、Ex−OR論理ゲート1103から構成される。ここで、シフトレジスタ1101は(n+1)ビットの幅を有し、シフトクロックを印加することでビットシフトを行う。マルチプレクサ1102は、初期値入力とフィードバック入力の切換を行う。Ex−OR論理ゲート1103は、シフトレジスタ1101のビット列における適切なF/F出力を入力とした排他的論理和を生成する。なお、図11に開示しているEx−OR論理ゲートの入力が接続ビット位置はあくまでも一例であり、生成を行うテストパターンにより変わるので注意が必要である。
次に、図11の動作を簡単に説明する。まず、マルチプレクサ1102のセレクト信号入力としてinitial=1を入力し、初期値データをスキャンインする。初期値データのスキャンイン後、マルチプレクサ1102のセレクト信号入力としてinitial=0を入力する。その後、シフトクロックを印加することにより、シフトレジスタのビット列が1ビットずつシフトを行い、新しいビットとしてEx−OR論理ゲート回路からのフィードバック出力がシフトレジスタに入力される。以上を繰り返すことにより、(2n−1)通りの擬似乱数によるテストパターンを生成することができる。
(MISRテストパターン圧縮回路の動作説明)
図12は、第1乃至第6の実施の形態におけるnビットのMISRテストパターン圧縮回路の構成を示す図である。MISR(Multiple Input Signature Register)によるテストパターン圧縮回路は、シード値の設定後にクロックを印加することにより、Ex−OR論理ゲート(排他的論理和ゲート)回路によるフィードバックをかけることにより、テストパターンをシグネチャ(n次のビット列データ)に圧縮する回路であり、当業者には周知技術である。
以下、図12の構成を簡単に説明する。図12のMISRテストパターン圧縮回路は、シフトレジスタ1201、マルチプレクサ1202、インバータ1203、AND論理ゲート1204、Ex−OR論理ゲート1205から構成される。ここで、シフトレジスタ1201は(n+1)ビットの幅を有し、シフトクロックを印加することでビットシフトを行う。マルチプレクサ1202は、シード値入力とフィードバック入力の切換を行う。インバータ1203は、initial入力の反転を行う。AND論理ゲート1204は、インバータ1203の出力によりEx−OR論理ゲート1205への入力を抑止する。Ex−OR論理ゲート1205は、テスト対象回路を通過したテストパターンと、シフトレジスタを構成するビット列における直前のF/Fの出力と、シフトレジスタ1201のビット列における適切なF/F出力を入力としたとした排他的論理和を生成し、直後のF/Fの入力に出力する。なお、図12に開示しているシフトレジスタ1101における最後のビット出力が接続されるEx−OR論理ゲートの位置はあくまでも一例であり、圧縮を行うシグネチャにより変わるので注意が必要である。
次に、図12の動作を簡単に説明する。まず、マルチプレクサ1202のセレクト信号入力としてinitial=1を入力し、シードデータをスキャンインする。シードデータのスキャンイン後、マルチプレクサ1202のセレクト信号入力としてinitial=0を入力する。その後、シフトクロックを印加することにより、シフトレジスタのビット列が1ビットずつシフトを行い、テスト対象回路を通過したテストパターンと、シフトレジスタを構成するビット列における直前のF/Fの出力と、シフトレジスタ1201のビット列における適切なF/F出力を入力としたとした排他的論理和を生成し、シフトレジスタ1201のビット列における各F/Fの新しい入力とする。以上を繰り返すことにより、テスト対象回路を通過したテストパターンをシグネチャと呼ばれるn次のビット列データに圧縮することができる
(シグネチャ期待値データ比較回路の動作説明)
図13は、第5の実施の形態及び第6の実施の形態におけるシグネチャ期待値データ比較回路の構成を示す図である。シグネチャ期待値データ比較回路は、MISRテストパターン圧縮回路の出力であるシグネチャを当該シグネチャの期待値データと比較することにより、LSIテストのテスト判定結果を出力する回路である。
以下、図13の構成を簡単に説明する。図13のシグネチャ期待値データ比較回路は、シグネチャ用シフトレジスタ1301、期待値データ用シフトレジスタ1302、コンパレータ1303から構成される。
ここで、シグネチャ用シフトレジスタ1301は(n+1)ビットの幅を有し、シフトクロックを印加することでビットシフトを行う。期待値データ用シフトレジスタ1302は(n+1)ビットの幅を有し、シフトクロックを印加することによりビットシフトを行う。コンパレータ1303は、シグネチャ用シフトレジスタ1301の出力と期待値データ用シフトレジスタ1302の出力との比較を行う。
次に、図13の動作を簡単に説明する。まず、コンパレータ1303に対してtest enable=0を入力し、コンパレータ出力を抑止する。その後、期待値データ用シフトレジスタ1302に対してシフトクロックを印加することにより、シグネチャの期待値データをスキャンインする。次に、シグネチャ用シフトレジスタに対して、シフトクロックを印加することにより、MISRテストパターン圧縮回路の出力であるシグネチャをスキャンインする。最後に、コンパレータ1303に対してtest enable=1を入力し、LSIテストのテスト判定結果をtest o。k。出力から出力する。
(LSIテスト結果判定フローの説明)
図14は、第1および第3および第5の実施の形態における2CMPプロセサのLSIテスト結果判定の処理手順を表すフローチャートである。
以下、図14の処理手順を説明する。まず、LSIテスト結果判定のスタート後、CMP共有ブロックのテスト結果の判定を行う(ステップS1402)。ステップS1402における判定結果がFAILである場合には、テスト対象LSIは不良品LSIであると判定される(ステップS1403)。2次共有キャッシュを有するCMP共有ブロックが不要である場合には、コア部が動作してもプロセサとして動作できないからである。
ステップS1402における判定結果がGOODである場合には、さらに、CORE−1ブロックのテスト結果の判定を行う(ステップS1404)。ステップS1404における判定結果がFAILである場合には、さらに、CORE−1ブロックのテスト結果の判定を行う(ステップS1405)。ステップS1405における判定結果がFAILである場合には、テスト対象LSIは不良品LSIであると判定される(ステップS1407)。CMP共有ブロックが正常に動作しても、いずれのコア部が動作しなければプロセサとして動作できないからである。また、ステップS1405における判定結果がGOODである場合には、テスト対象LSIはCORE−1部分良品LSIであると判定される(ステップS1406)。CMP共有ブロックとCORE−1ブロックが正常動作するからである。
ここで、ステップS1404における判定結果がGOODである場合には、さらに、CORE−1ブロックのテスト結果の判定を行う(ステップS1408)。ステップS1408における判定結果がFAILである場合には、テスト対象LSIはCORE−0部分良品LSIであると判定される(ステップS1410)。CMP共有ブロックとCORE−0ブロックが正常動作するからである。また、ステップS1408における判定結果がGOODである場合には、テスト対象LSIは2CORE−CMP完全良品LSIであると判定される(ステップS1409)。CMP共有ブロックとCORE−0ブロックおよびCORE−1ブロックが正常動作するからである。
なお、各結果判定ステップ(ステップS1402、ステップS1404、ステップS1405、ステップS1408)は、第1および第3の実施の形態においてはLSIテスタにおいて判定を行い、第5の実施の形態においてはシグネチャ期待値データ比較回路において判定を行う。
さらに、図14では第1および第3および第5の実施の形態における2CMPプロセサのLSIテスト結果判定の処理手順を表すフローチャートを開示したが、フローチャートの分岐を拡張することにより、第2および第4および第6の実施の形態におけるnCMPプロセサのLSIテスト結果判定の処理手順を表すフローチャートを作成することも可能である。
以上、本発明にかかる実施の形態1乃至6について図面を参照して説明して詳述してきたが、具体的な構成例はこれら実施の形態1乃至6に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
以下に本発明を付記する。
(付記1)
複数の論理ブロック手段を有するプロセサであって、前記複数の論理ブロック手段は、少なくとも、それぞれ内部にスキャンチェーンを有し独立に動作可能な第1のプロセサコア手段及び第2のプロセサコア手段、並びに内部にスキャンチェーンを有し前記第1のプロセサコア手段及び前記第2のプロセサコア手段によって共有されるキャッシュ手段を有する共有ブロック部を含むものであるプロセサにおいて、
テストパターンを生成し、前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンに入力を行うテストパターン生成手段と、
前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力し、前記テストパターンを圧縮するテストパターン圧縮手段とを、
前記各論理ブロック毎に有することを特徴とするプロセサ。
(付記2)
複数の論理ブロック手段を有するプロセサであって、前記複数の論理ブロック手段は、少なくとも、それぞれ内部にスキャンチェーンを有し独立に動作可能な第1乃至第nのプロセサコア手段と、並びに内部にスキャンチェーンを有し前記第1乃至第nのプロセサコア手段によって共有されるキャッシュ手段を有する共有ブロック部を含むものであるプロセサにおいて、
テストパターンを生成し、前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンに入力を行うテストパターン生成手段と、
前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力し、前記テストパターンを圧縮するテストパターン圧縮手段を前記各論理ブロック毎に有することを特徴とするプロセサ。
(付記3)
前記プロセサは、TAPコントローラ手段を有し、
前記パターン生成手段は、シフトレジスタ手段を有し、
前記TAPコントローラ手段が前記シフトレジスタ手段に初期値を設定してからシフトクロックを印加することにより、前記各論理ブロック手段を試験する前記テストパターンを前記シフトレジスタ手段に生成し、前記生成されたテストパターンを前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンに入力することを特徴とする付記1又は付記2記載のプロセサ。
(付記4)
前記プロセサは、TAPコントローラ手段を有し、
前記パターン圧縮手段は、シフトレジスタ手段を有し、
前記各論理ブロックのスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力とし、前記TAPコントローラ手段がシフトクロックを印加することにより、前記シフトレジスタ手段において前記テストパターンを圧縮することを特徴とする付記1又は付記2記載のプロセサ。
(付記5)
前記プロセサは、前記テストパターン圧縮手段に接続されるテスト判定手段を各論理ブロック手段毎に有し、
前記各テスト判定手段はそれぞれの論理ブロック手段のテスト判定結果を出力することを特徴とする付記1又は付記2記載のプロセサ。
(付記6)
前記テスト判定手段は、
前記テストパターン圧縮手段の圧縮結果であるシグネチャを保持する第1の保持手段と、
前記シグネチャの期待値データを保持する第2の保持手段と、
前記シグネチャと前記シグネチャの期待値データとの比較を行うことにより、当該論理ブロック手段のテスト判定結果を出力する比較手段を有することを特徴とする付記5記載のプロセサ。
(付記7)
前記プロセサは、前記各論理ブロック手段が有するテストパターン圧縮手段の出力と接続されたI/Oパッドを前記各論理ブロックことに有することを特徴とする付記1又は2記載のプロセサ。
(付記8)
前記プロセサは、前記各論理ブロック手段が有するテスト判定手段の出力と接続されたI/Oパッドを前記各論理ブロックことに有することを特徴とする付記1又は2記載のプロセサ。
(付記9)
複数の論理ブロック手段を有するプロセサであって、前記複数の論理ブロック手段は、少なくとも、それぞれ内部にスキャンチェーンを有し独立に動作可能な第1のプロセサコア手段及び第2のプロセサコア手段、並びに内部にスキャンチェーンを有し前記第1のプロセサコア手段及び前記第2のプロセサコア手段によって共有されるキャッシュ手段を有する共有ブロック部を含むものであるプロセサであって、前記プロセサは、前記各論理ブロック手段ごとに、前記各論理ブロックのスキャンチェーン入力に接続されるテストパターン生成手段と前記各論理ブロックのスキャンチェーン出力に接続されるテストパターン圧縮手段とを有するものであるプロセサの試験方法において、
前記各テストパターン生成手段がテストパターンを生成するステップと、
前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンに前記各テストパターン生成手段から前記各論理ブロック手段の各スキャンチェーンに前記生成したテストパターンの入力を行うステップと、
前記テストパターン圧縮手段に対し、前記各論理ブロックのスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力し、前記テストパターンを圧縮するステップを有することを特徴とするプロセサの試験方法。
(付記10)
複数の論理ブロック手段を有するプロセサであって、前記複数の論理ブロック手段は、少なくとも、それぞれ内部にスキャンチェーンを有し独立に動作可能な第1乃至第nのプロセサコア手段、並びに内部にスキャンチェーンを有し前記第1のプロセサコア手段及び前記第2のプロセサコア手段によって共有されるキャッシュ手段を有する共有ブロック部を含むものであるプロセサであって、前記プロセサは、前記各論理ブロック手段ごとに、前記各論理ブロックのスキャンチェーン入力に接続されるテストパターン生成手段と前記各論理ブロックのスキャンチェーン出力に接続されるテストパターン圧縮手段とを有するものであるプロセサの試験方法において、
前記各テストパターン生成手段がテストパターンを生成するステップと、
前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンに前記各テストパターン生成手段から前記各論理ブロック手段の各スキャンチェーンに前記生成したテストパターンの入力を行うステップと、
前記テストパターン圧縮手段に対し、前記各論理ブロックのスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力し、前記テストパターンを圧縮するステップを有することを特徴とするプロセサの試験方法。
(付記11)
前記プロセサは、TAPコントローラ手段を有し、
前記パターン生成手段は、シフトレジスタ手段を有するものであり、
前記テストパターンを生成するステップは、
前記TAPコントローラ手段が前記シフトレジスタ手段に初期値を設定するステップと、
前記TAPコントローラが出力するシフトクロックを印加することにより、前記テストパターンを前記シフトレジスタ手段に生成するステップを含むことを特徴とする付記9又は10記載のプロセサの試験方法。
(付記12)
前記プロセサは、TAPコントローラ手段を有し、前記パターン圧縮手段は、シフトレジスタ手段を有するものであり、
前記テストパターンを圧縮するステップは、
前記各論理ブロックのスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力とし、前記TAPコントローラ手段がシフトクロックを印加することにより、前記シフトレジスタ手段において前記テストパターンを圧縮するステップを含むことを特徴とする付記9又は10記載のプロセサの試験方法。
(付記13)
前記プロセサは、前記テストパターン圧縮手段に接続されるテスト判定手段を各論理ブロック手段毎に有するものであり、
前記プロセサの試験方法は、前記テストパターンを圧縮するステップの後に、
前記テスト判定手段が、それぞれの論理ブロック手段のテスト判定結果を出力するステップを有することを特徴とする付記9又10記載のプロセサの試験方法。
(付記14)
前記テスト判定手段は、
前記テストパターン圧縮手段の圧縮結果であるシグネチャを保持する第1の保持手段と、
前記シグネチャの期待値データを保持する第2の保持手段と、
前記シグネチャと前記シグネチャの期待値データとの比較を行うことにより、当該論理ブロック手段のテスト判定結果を出力する比較手段を有するものであり、
前記論理ブロック手段のテスト判定結果を出力するステップは、
前記第1の保持手段に前記シグネチャを保持するステップと、
前記第2の保持手段に前記シグネチャの期待値データを保持するステップと、
前記比較手段が前記シグネチャと前記シグネチャの期待値データとを比較するステップを含むことを特徴とする付記13記載のプロセサの試験方法。
(付記15)
前記プロセサは、前記各論理ブロック手段毎に設けられたテストパターン圧縮手段の出力を接続するI/Oパッドを前記各論理ブロック毎に有するものであり、
前記テストパターンを圧縮するステップの後に、前記テストパターン圧縮手段の圧縮結果であるシグネチャを前記I/Oパッドから出力するステップを有することを特徴とする付記9又10記載のプロセサの試験方法。
(付記16)
前記プロセサは、前記各論理ブロック手段毎に設けられたテスト判定手段の出力を接続するI/Oパッドを前記各論理ブロック毎に有するものであり、
前記論理ブロック手段のテスト判定結果を出力するステップの後に、前記テスト判定手段の出力である当該論理ブロック手段のテスト判定結果を前記I/Oパッドから出力するステップを有することを特徴とする付記13又は14記載のプロセサの試験方法。
図1はプロセサの基本ハードウェア構成を示す図である。 図2は従来の対称型マルチプロセサを使用したサーバシステムの構成を示す図である。 図3はマルチコア・プロセサを使用したサーバシステムの構成を示す図である。 図4はマルチコア・プロセサにおけるロジックBIST回路の従来構成を示す図である。 図5は第1の実施の形態におけるマルチコア・プロセサのロジックBIST回路の構成を示す図である。 図6は第2の実施の形態におけるマルチコア・プロセサのロジックBIST回路の構成を示す図である。 図7は第3の実施の形態におけるマルチコア・プロセサのロジックBIST回路の構成を示す図である。 図8は第4の実施の形態におけるマルチコア・プロセサのロジックBIST回路の構成を示す図である。 図9は第5の実施の形態におけるマルチコア・プロセサのロジックBIST回路の構成を示す図である。 図10は第6の実施の形態におけるマルチコア・プロセサのロジックBIST回路の構成を示す図である。 図11は第1乃至第6の実施の形態におけるLFSRパターン発生回路の構成を示す図である。 図12は第1乃至第6の実施の形態におけるMISRパターン圧縮回路の構成を示す図である。 図13は第5および第6の実施の形態におけるシグネチャ期待値データ比較回路の構成を示す図である。 図14は第1および第3および第5の実施の形態における2CMPプロセサのLSIテスト結果判定の処理手順を表すフローチャートである。
符号の説明
101 プロセサ
102 共有ブロック
103 コアブロック
110 ローカルインタコネクト・インタフェース
111 2次共有キャッシュ
112 1次命令キャッシュ
113 1次データキャッシュ
114 命令分岐ユニット
115 命令発行ユニット
116 ロードストアユニット
117 汎用レジスタファイル
118 整数演算ユニット
119 整数演算完了ユニット
120 浮動小数点レジスタファイル
121 浮動小数点ユニット
122 浮動小数点完了ユニット
201 プロセサ
202 プロセサ・ローカルインタコネクト・アービタ
203 サービスプロセサ
204 サービスプロセサ・プログラム
205 サービスプロセサ・ターミナル
206 システムバックプレーン・クロスバ・コントローラ
210 2次キャッシュブロック
211 COREブロック
301 プロセサ
310 CMP共有ブロック
311 CORE−0ブロック
312 CORE−1ブロック
401 プロセサ
402 ロジックBIST回路ブロック
403 CORE−0ブロック
404 CORE−1ブロック
405 CMP共有ブロック
411 TAPコントローラ
412 スキャンチェーン選択制御回路
413 LFSRテストパターン発生回路
414 スキャンチェーン切換MUX回路
415 MISRテストパターン圧縮回路
421 CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン
422 CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン
423 CMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン
501 プロセサ
502 ロジックBIST回路ブロック
503 CORE−0ブロック
504 CORE−1ブロック
505 CMP共有ブロック
511 TAPコントローラ
512 スキャンチェーン選択制御回路
513 LFSRテストパターン発生回路
514 スキャンチェーン切換MUX回路
515 CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
516 CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
517 CMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
521 CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン
522 CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン
523 CMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン
601 プロセサ
602 ロジックBIST回路ブロック
603 CORE−0ブロック
604 CORE−1ブロック
605 CORE−nブロック
606 CMP共有ブロック
611 TAPコントローラ
612 スキャンチェーン選択制御回路
613 LFSRテストパターン発生回路
614 スキャンチェーン切換MUX回路
615 CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
616 CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
617 CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路
618 CMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
621 CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン
622 CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン
623 CORE−nブロック内スキャンF/Fチェーン
624 CMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン
701 プロセサ
702 ロジックBIST回路ブロック
703 CORE−0ブロック
704 CORE−1ブロック
705 CMP共有ブロック
711 TAPコントローラ
712 スキャンチェーン選択制御回路
713 LFSRテストパターン発生回路
714 スキャンチェーン切換MUX回路
715 CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
716 CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
717 CMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
721 CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン
722 CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン
723 CMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン
731 LSIテスタ装置
732 LSIテスタプローブ
733 I/Oパッド
734 CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド
735 CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド
736 CMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド
737 I/Oバッファ
738 CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ
739 CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ
740 CMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ
801 プロセサ
802 ロジックBIST回路ブロック
803 CORE−0ブロック
804 CORE−1ブロック
805 CORE−nブロック
806 CMP共有ブロック
811 TAPコントローラ
812 スキャンチェーン選択制御回路
813 LFSRテストパターン発生回路
814 スキャンチェーン切換MUX回路
815 CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
816 CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
817 CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路
818 CMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
821 CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン
822 CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン
823 CORE−nブロック内スキャンF/Fチェーン
824 CMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン
831 LSIテスタ装置
832 LSIテスタプローブ
833 I/Oパッド
834 CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド
835 CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド
836 CORE−nブロック用シグネチャ出力I/Oパッド
837 CMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oパッド
838 I/Oバッファ
839 CORE−0ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ
840 CORE−1ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ
841 CORE−nブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ
842 CMP共有ブロック用シグネチャ出力I/Oバッファ
901 プロセサ
902 ロジックBIST回路ブロック
903 CORE−0ブロック
904 CORE−1ブロック
905 CMP共有ブロック
911 TAPコントローラ
912 スキャンチェーン選択制御回路
913 LFSRテストパターン発生回路
914 スキャンチェーン切換MUX回路
915 CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
916 CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
917 CMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
921 CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン
922 CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン
923 CMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン
931 LSIテスタ装置
932 LSIテスタプローブ
933 I/Oパッド
934 CORE−0ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド
935 CORE−1ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド
936 CMP共有ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド
937 I/Oバッファ
938 CORE−0ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ
939 CORE−1ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ
940 CMP共有ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ
941 CORE−0ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路
942 CORE−1ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路
943 CMP共有ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路
1001 プロセサ
1002 ロジックBIST回路ブロック
1003 CORE−0ブロック
1004 CORE−1ブロック
1005 CORE−nブロック
1006 CMP共有ブロック
1011 TAPコントローラ
1012 スキャンチェーン選択制御回路
1013 LFSRテストパターン発生回路
1014 スキャンチェーン切換MUX回路
1015 CORE−0ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
1016 CORE−1ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
1017 CORE−nブロック用MISRテストパターン圧縮回路
1018 CMP共有ブロック用MISRテストパターン圧縮回路
1021 CORE−0ブロック内スキャンF/Fチェーン
1022 CORE−1ブロック内スキャンF/Fチェーン
1023 CORE−nブロック内スキャンF/Fチェーン
1024 CMP共有ブロック内スキャンF/Fチェーン
1031 LSIテスタ装置
1032 LSIテスタプローブ
1033 I/Oパッド
1034 CORE−0ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド
1035 CORE−1ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド
1036 CORE−nブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド
1037 CMP共有ブロック用テスト判定結果出力I/Oパッド
1038 I/Oバッファ
1039 CORE−0ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ
1040 CORE−1ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ
1041 CORE−nブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ
1042 CMP共有ブロック用テスト判定結果出力I/Oバッファ
1043 CORE−0ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路
1044 CORE−1ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路
1045 CMP共有ブロック用シグネチャ期待値データ比較回路
1101 シフトレジスタ
1102 マルチプレクサ
1103 Ex−OR論理ゲート
1201 シフトレジスタ
1202 マルチプレクサ
1203 インバータ
1204 AND論理ゲート
1205 Ex−OR論理ゲート
1301 シグネチャ用シフトレジスタ
1302 期待値データ用シフトレジスタ
1303 コンパレータ

Claims (10)

  1. 複数の論理ブロック手段を有するプロセサであって、前記複数の論理ブロック手段は、少なくとも、それぞれ内部にスキャンチェーンを有し独立に動作可能な第1のプロセサコア手段及び第2のプロセサコア手段、並びに内部にスキャンチェーンを有し前記第1のプロセサコア手段及び前記第2のプロセサコア手段によって共有されるキャッシュ手段を有する共有ブロック部を含むものであるプロセサにおいて、
    テストパターンを生成し、前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンに入力を行うテストパターン生成手段と、
    前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力し、前記テストパターンを圧縮するテストパターン圧縮手段とを、
    前記各論理ブロック毎に有することを特徴とするプロセサ。
  2. 複数の論理ブロック手段を有するプロセサであって、前記複数の論理ブロック手段は、少なくとも、それぞれ内部にスキャンチェーンを有し独立に動作可能な第1乃至第nのプロセサコア手段と、並びに内部にスキャンチェーンを有し前記第1乃至第nのプロセサコア手段によって共有されるキャッシュ手段を有する共有ブロック部を含むものであるプロセサにおいて、
    テストパターンを生成し、前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンに入力を行うテストパターン生成手段と、
    前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力し、前記テストパターンを圧縮するテストパターン圧縮手段を前記各論理ブロック毎に有することを特徴とするプロセサ。
  3. 前記プロセサは、TAPコントローラ手段を有し、
    前記パターン生成手段は、シフトレジスタ手段を有し、
    前記TAPコントローラ手段が前記シフトレジスタ手段に初期値を設定してからシフトクロックを印加することにより、前記各論理ブロック手段を試験する前記テストパターンを前記シフトレジスタ手段に生成し、前記生成されたテストパターンを前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンに入力することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプロセサ。
  4. 前記プロセサは、TAPコントローラ手段を有し、
    前記パターン圧縮手段は、シフトレジスタ手段を有し、
    前記各論理ブロックのスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力とし、前記TAPコントローラ手段がシフトクロックを印加することにより、前記シフトレジスタ手段において前記テストパターンを圧縮することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプロセサ。
  5. 前記プロセサは、前記テストパターン圧縮手段に接続されるテスト判定手段を各論理ブロック手段毎に有し、
    前記各テスト判定手段はそれぞれの論理ブロック手段のテスト判定結果を出力することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプロセサ。
  6. 前記テスト判定手段は、
    前記テストパターン圧縮手段の圧縮結果であるシグネチャを保持する第1の保持手段と、
    前記シグネチャの期待値データを保持する第2の保持手段と、
    前記シグネチャと前記シグネチャの期待値データとの比較を行うことにより、当該論理ブロック手段のテスト判定結果を出力する比較手段を有することを特徴とする請求項5記載のプロセサ。
  7. 前記プロセサは、前記各論理ブロック手段が有するテストパターン圧縮手段の出力と接続されたI/Oパッドを前記各論理ブロックことに有することを特徴とする請求項1又は2記載のプロセサ。
  8. 前記プロセサは、前記各論理ブロック手段が有するテスト判定手段の出力と接続されたI/Oパッドを前記各論理ブロックことに有することを特徴とする請求項1又は2記載のプロセサ。
  9. 複数の論理ブロック手段を有するプロセサであって、前記複数の論理ブロック手段は、少なくとも、それぞれ内部にスキャンチェーンを有し独立に動作可能な第1のプロセサコア手段及び第2のプロセサコア手段、並びに内部にスキャンチェーンを有し前記第1のプロセサコア手段及び前記第2のプロセサコア手段によって共有されるキャッシュ手段を有する共有ブロック部を含むものであるプロセサであって、前記プロセサは、前記各論理ブロック手段ごとに、前記各論理ブロックのスキャンチェーン入力に接続されるテストパターン生成手段と前記各論理ブロックのスキャンチェーン出力に接続されるテストパターン圧縮手段とを有するものであるプロセサの試験方法において、
    前記各テストパターン生成手段がテストパターンを生成するステップと、
    前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンに前記各テストパターン生成手段から前記各論理ブロック手段の各スキャンチェーンに前記生成したテストパターンの入力を行うステップと、
    前記テストパターン圧縮手段に対し、前記各論理ブロックのスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力し、前記テストパターンを圧縮するステップを有することを特徴とするプロセサの試験方法。
  10. 複数の論理ブロック手段を有するプロセサであって、前記複数の論理ブロック手段は、少なくとも、それぞれ内部にスキャンチェーンを有し独立に動作可能な第1乃至第nのプロセサコア手段、並びに内部にスキャンチェーンを有し前記第1のプロセサコア手段及び前記第2のプロセサコア手段によって共有されるキャッシュ手段を有する共有ブロック部を含むものであるプロセサであって、前記プロセサは、前記各論理ブロック手段ごとに、前記各論理ブロックのスキャンチェーン入力に接続されるテストパターン生成手段と前記各論理ブロックのスキャンチェーン出力に接続されるテストパターン圧縮手段とを有するものであるプロセサの試験方法において、
    前記各テストパターン生成手段がテストパターンを生成するステップと、
    前記各論理ブロック手段のスキャンチェーンに前記各テストパターン生成手段から前記各論理ブロック手段の各スキャンチェーンに前記生成したテストパターンの入力を行うステップと、
    前記テストパターン圧縮手段に対し、前記各論理ブロックのスキャンチェーンが出力するテストパターンを入力し、前記テストパターンを圧縮するステップを有することを特徴とするプロセサの試験方法。

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