JP5005190B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
電源を切っても情報を記憶することができる不揮発性メモリとして、フラッシュメモリや強誘電体メモリが知られている。
このうち、フラッシュメモリは、絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(IGFET)のゲート絶縁膜中に埋め込んだフローティングゲートを有し、記憶情報を表す電荷をこのフローティングゲートに蓄積することによって情報を記憶する。しかし、このようなフラッシュメモリでは、情報の書き込みや消去の際に、ゲート絶縁膜にトンネル電流を流す必要があり、比較的高い電圧が必要であるという欠点がある。
これに対し、強誘電体メモリは、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)とも呼ばれ、強誘電体キャパシタが備える強誘電体膜のヒステリシス特性を利用して情報を記憶する。その強誘電体膜は、キャパシタの上部電極と下部電極の間に印加される電圧に応じて分極を生じ、その電圧を取り去っても自発分極が残留する。印加電圧の極性を反転すると、この自発分極も反転し、その自発分極の向きを「1」と「0」に対応させることで、強誘電体膜に情報が書き込まれる。この書き込みに必要な電圧はフラッシュメモリにおけるよりも低く、また、フラッシュメモリよりも高速で書き込みができるという利点がFeARMにはある。
このようなFeRAMを製造する際には、キャパシタ誘電体膜を結晶化させるための結晶化アニール、更にエッチングやスパッタによってキャパシタ誘電体膜が受けたダメージを回復させるための回復アニール等のように、FeRAMに特有のアニールが行われる。これらのアニールはキャパシタ誘電体膜の強誘電体特性を改善するのに寄与する一方、キャパシタ以外の部分、例えばMOSトランジスタのソース/ドレイン領域上の高融点金属シリサイド層等に不要な熱負荷を与えることになり、それによりMOSトランジスタの特性が劣化する恐れがある。
従って、FeRAMの製造工程では、アニール時間やアニール温度といったアニール条件を最適化することにより、MOSトランジスタの特性が劣化するのを抑制しながら、キャパシタ誘電体膜の強誘電体特性を向上させる必要がある。
なお、本発明に関連する技術が下記の特許文献1〜3に開示されている。
そのうち、特許文献1では、コバルトシリサイド(CoSi)層の上面を金属膜等で覆い、この状態でRTA(Rapid Thermal Anneal:急速熱処理)を行うことにより、コバルトシリサイドの凝集を防止している。
また、特許文献2では、コバルトシリサイド層の上にチタン層を形成した後、そのコバルトシリサイド層をアニールすることにより、チタン層中のチタンをコバルトシリサイド層に拡散させ、コバルトシリサイド層の結晶構造を安定化させている。
そして、特許文献3では、酸素又はオゾンのプラズマ雰囲気中でキャパシタ誘電体膜に対するアニールを行うことで、アニール温度を低温化している。
特開2003−347311号公報 特開2003−303786号公報 特開平6−21333号公報
本発明の目的は、高融点金属シリサイド層への熱負荷を低減することが可能な半導体装置の製造方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、半導体基板の一部領域に高融点金属シリサイド層を形成する工程と、前記高融点金属シリサイド層の上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜の上に、第1導電膜、強誘電体膜、及び第2導電膜を順に形成する工程と、前記第1導電膜、前記強誘電体膜、及び前記第2導電膜をパターニングすることにより、下部電極、キャパシタ誘電体膜、及び上部電極で構成されるキャパシタを形成する工程と、前記高融点金属シリサイド層の凝集面積に上限の面積を規定し、前記凝集面積が前記上限の面積以下となるようなアニール時間でアニールを行う工程とを有し、前記アニール時間は、サンプルの高融点金属シリサイド層に発生する複数の凝集部分の面積のメジアンからなる凝集面積とアニール時間との関係を示す第1のグラフを用いて、前記上限の面積に対応するアニール時間の上限時間を求め、該上限時間以下の時間とされる半導体装置の製造方法が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、半導体基板の一部領域にMOSトランジスタのソース/ドレイン領域を形成する工程と、前記ソース/ドレイン領域上に高融点金属シリサイド層を形成する工程と、前記高融点金属シリサイド層の上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜の上に、第1導電膜、強誘電体膜、及び第2導電膜を順に形成する工程と、前記第1導電膜、前記強誘電体膜、及び前記第2導電膜をパターニングすることにより、下部電極、キャパシタ誘電体膜、及び上部電極で構成されるキャパシタを形成する工程と、前記高融点金属シリサイド層の凝集面積に上限の面積を規定し、前記凝集面積が前記上限の面積以下となるようなアニール時間でアニールを行う工程とを有し、前記高融点金属シリサイド層と前記ソース/ドレイン領域とを合わせた抵抗値に上限の抵抗値を規定し、前記上限の面積として、前記抵抗値が前記上限の抵抗値以下となる面積を採用すると共に、サンプルの高融点金属シリサイド層に発生する複数の凝集部分の面積のメジアンからなる凝集面積とアニール時間との関係を示す第1のグラフと、前記高融点金属シリサイド層と前記ソース/ドレイン領域とを合わせた抵抗値とアニール時間との関係を示す第2のグラフとを用いることにより、前記上限の抵抗値に対応する前記凝集面積の値を求め、該値を前記上限の面積とする半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、高融点金属シリサイド層の凝集面積が上限面積以下となるようなアニール時間でアニールを行うので、アニール時に上記の凝集面積が増大して高融点金属シリサイド層の抵抗が高くなるのを防止できる。そのため、例えばMOSトランジスタのソース/ドレイン領域上に高融点金属シリサイド層を形成し、その後にアニールを行う場合でも、高融点金属シリサイド層でソース/ドレイン領域を十分に低抵抗化することができる。
上記のアニールとしては、例えば、キャパシタ誘電体膜に対してファーネスを用いて行われる回復アニール、又は強誘電体膜を急速熱処理して行われる結晶化アニール等がある。これらのアニールは、FeRAMに特有のものであり、上記の高融点金属シリサイド層に大きな熱負荷を与えるので、上記のように凝集面積の上限面積を規定してアニール時間を決定することにより、高融点金属シリサイド層の抵抗が高くなるのを防止できる。
本発明によれば、高融点金属シリサイド層の凝集面積が上限面積以下となるようなアニール時間でアニールを行うので、アニール時に上記の凝集面積が増大して高融点金属シリサイド層の抵抗が高くなるのを防止できる。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図7は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造途中の断面図である。
最初に、図1(a)に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
最初に、n型又はp型のシリコン(半導体)基板10表面に、トランジスタの活性領域を画定するSTI(Shallow Trench Isolation)用の溝を形成し、その中に酸化シリコン等の絶縁膜を埋め込んで素子分離絶縁膜11とする。なお、素子分離構造はSTIに限られず、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法で素子分離絶縁膜11を形成してもよい。
次いで、シリコン基板10の活性領域にp型不純物を導入してpウェル12を形成した後、その活性領域の表面を熱酸化することにより、ゲート絶縁膜18となる熱酸化膜を形成する。
続いて、シリコン基板10の上側全面に非晶質又は多結晶のシリコン膜を形成し、そのシリコン膜をフォトリソグラフィによりパターニングしてゲート電極15a、15bを形成する。
pウェル12上には、上記の2つのゲート電極15a、15bが間隔をおいてほぼ平行に配置され、それらのゲート電極15a、15bはワード線の一部を構成する。
次いで、ゲート電極15a、15bをマスクにするイオン注入により、各ゲート電極15a、15bの横のシリコン基板10にn型不純物を導入し、第1〜第3ソース/ドレインエクステンション14a〜14cを形成する。
その後に、シリコン基板10の上側全面に絶縁膜を形成し、その絶縁膜をエッチバックしてゲート電極15a、15bの横に絶縁性サイドウォール16として残す。その絶縁膜として、例えばCVD法により酸化シリコン膜を形成する。
続いて、絶縁性サイドウォール16とゲート電極15a、15bをマスクにしながら、シリコン基板10にn型不純物を再度イオン注入することにより、各ゲート電極15a、15bの側方のシリコン基板10に第1〜第3ソース/ドレイン領域13a〜13cを形成する。
ここまでの工程により、シリコン基板10の活性領域(一部領域)には、ゲート絶縁膜18、ゲート電極15a、15b、及び第1〜第3ソース/ドレイン領域13a〜13cによって構成される第1、第2MOSトランジスタTR1、TR2が形成されたことになる。
次いで、基板温度350℃、処理時間60秒の条件で減圧雰囲気中において脱ガス処理を行った後、シリコン基板10とゲート電極15a、15bのそれぞれの上に、スパッタ法によりコバルト層等の高融点金属層17を形成する。なお、コバルト層は酸化され易いので、酸化防止膜として窒化チタン(TiN)膜を高融点金属層17の上に形成してもよい。その窒化チタン膜は、スパッタ法により約30nmの厚さに形成される。
次に、図1(b)に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、窒素雰囲気中において上記の高融点金属層17を加熱してシリコンと反応させることにより、コバルトシリサイド(CoSi)よりなる第1〜第3高融点金属シリサイド層17a〜17cを第1〜第3ソース/ドレイン領域13a〜13c上に形成する。このときの熱処理条件としては、例えば、基板温度520℃、アニール時間30秒が採用される。また、この高融点金属シリサイド層はゲート電極15a、15bの表層部分にも形成され、それにより各ゲート電極15a、15bが低抵抗化されることになる。
その後、素子分離絶縁膜11の上等で未反応となっている高融点金属層17をウエットエッチングして除去する。ウエットエッチングの条件は特に限定されないが、本実施形態では、エッチング液としてNH4OH、H2O2、及びH2Oの混合溶液よりなるAPM(Ammonia Peroxside Mixture)を用い、エッチング時間を約5分間とする。
なお、高融点金属層17に対する酸化防止膜として窒化チタン膜を形成する場合には、そのチタン成分を除去するために、上記のウエットエッチングの後にSPM(Sulfuric Peroxide MIxture)を用いて更にウエットエッチングをするのが好ましい。そのSPMはH2SO4とH2O2との混合溶液であり、このウエットエッチングのエッチング時間は例えば12分とされる。
その後に、窒素雰囲気中で基板温度を840℃とするアニールを30分間行うことにより、第1〜第3高融点金属シリサイド層17a〜17cを構成するコバルトシリサイドを低抵抗の相(CoSi2)に変換する。
上記では、第1〜第3高融点金属シリサイド層17a〜17cとしてコバルトシリサイド層を形成したが、コバルトシリサイド層に代えてニッケルシリサイド層を形成してもよい。
次に、図2(a)に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、プラズマCVD法により、窒化シリコン(SiN)膜19を厚さ約20nmに形成する。次いで、この窒化シリコン膜19の上に、シランガスを使用するプラズマCVD法により酸化シリコン膜20を厚さ約80nmに形成し、更にその上にTEOSガスを使用するプラズマCVD法により犠牲酸化シリコン膜を約1000nmに形成する。そして、その犠牲酸化シリコン膜の上面をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法により研磨して平坦化し、残された酸化シリコン膜20と窒化シリコン膜19とを第1層間絶縁膜21とする。上記のCMPの結果、第1層間絶縁膜21の厚さは、シリコン基板10の平坦面上で約700nmとなる。
次いで、フォトリソグラフィにより第1層間絶縁膜21をパターニングして、第1〜第3ソース/ドレイン領域13a〜13cのそれぞれの上にコンタクトホールを形成する。そして、各コンタクトホールの内面と第1層間絶縁膜21の上面に、スパッタ法により厚さ約30nmのチタン膜と厚さ約20nmの窒化チタン膜とをこの順にグルー膜として形成する。更に、六フッ化タングステンガスを使用するCVD法により、上記のグルー膜の上にタングステン膜を形成し、そのタングステン膜でコンタクトホールを完全に埋め込む。その後に、第1層間絶縁膜21上の余分なタングステン膜とグルー膜とをCMP法により研磨して除去し、上記の膜をコンタクトホールの中に第1〜第3コンタクトプラグ22a〜22cとして残す。これら第1〜第3コンタクトプラグ22a〜22cは、その下の第1〜第3ソース/ドレイン領域13a〜13cと電気的に接続されることになる。
ところで、その第1〜第3コンタクトプラグ22a〜22cは、タングステンを主に構成されるが、タングステンは非常に酸化され易く、プロセス中で酸化されるとコンタクト不良を引き起こす。
そこで、次の工程では、図2(b)に示すように、上記の第1〜第3コンタクトプラグ22a〜22cを酸化雰囲気から保護するための酸化防止膜25として、プラズマCVD法により酸窒化シリコン(SiON)膜を厚さ約100nmに形成する。更に、この酸化防止膜25の上に、TEOSガスを使用するプラズマCVD法により酸化シリコン膜を厚さ約130nmに形成し、それを絶縁性密着膜26とする。
次いで、図3(a)に示すように、後述の強誘電体キャパシタの下部電極の結晶性を高め、最終的にはキャパシタ誘電体膜の結晶性を改善するために、スパッタ法により第1アルミナ膜27を厚さ約20nmに形成する。
次に、図3(b)に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、スパッタ法により貴金属膜、例えばプラチナ膜を厚さ約150nmに形成し、それを第1導電膜31とする。
次いで、強誘電体膜32として、PZT膜をスパッタ法により第1導電膜31上に厚さ約150nmに形成する。その強誘電体膜32の成膜方法としては、スパッタ法の他に、MOCVD(Metal Organic CVD)法やゾル・ゲル法もある。更に、強誘電体膜32の材料は上記のPZTに限定されず、SrBi2Ta2O9、SrBi2(Ta, Nb)2O9等のBi層状構造化合物や、PZTにランタンをドープしたPLZT、或いはその他の金属酸化物強誘電体で強誘電体膜32を構成してもよい。
続いて、酸素が1%でアルゴンが99%の雰囲気中において、強誘電体膜32を構成するPZTをRTAにより結晶化する。そのRTAの条件は、例えば、基板温度725℃、アニール時間120秒、昇温速度125℃/秒である。このような熱処理は結晶化アニールとも呼ばれる。なお、本明細書において、アニール時の基板温度とは、アニールの期間中におけるシリコン基板10の最高温度のことを指す。これについては、RTAだけでなく、後述のファーネスアニールでも同様である。
その後に、強誘電体膜32の上に、スパッタ法により酸化イリジウム(IrO2)膜を厚さ約250nmに形成し、それを第2導電膜33とする。なお、第2導電膜33は貴金属膜又は酸化貴金属膜で構成さればよく、上記の酸化イリジウム膜に代えて、イリジウム膜やプラチナ膜等の貴金属膜を第2導電膜33として形成してもよい。
次に、図4(a)に示すように、上記した第2導電膜33、強誘電体膜32、及び第1導電膜31をこの順に別々フォトリソグラフィによりパターニングして、上部電極33a、キャパシタ誘電体膜32a、及び下部電極31aを形成し、これらで強誘電体キャパシタQを構成する。
次に、図4(b)に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、水素等の還元性雰囲気からキャパシタQを保護し、キャパシタ誘電体膜32aの劣化を防止するための第2アルミナ膜40をシリコン基板10の上側全面に形成する。その第2アルミナ膜40は、例えばスパッタ法により厚さ約20nmに形成する。
そして、エッチングやスパッタリング等によってここまでの工程でキャパシタ誘電体膜32aが受けたダメージを回復させるため、ファーネス内の酸素100%の雰囲気中において、基板温度650℃のアニールを行う。なお、このアニール時間の決め方については、後で詳述する。また、このようなアニールは、回復アニールとも呼ばれる。
次に、TEOSガスを反応ガスとするプラズマCVD法により、第2アルミナ膜40の上に酸化シリコン膜41を厚さ約1500nmに形成する。その酸化シリコン膜41の上面には、キャパシタQの形状を反映した凹凸が形成される。そこで、この凹凸を無くすために、酸化シリコン膜41の上面をCMP法により研磨して平坦化し、第2アルミナ膜40の平坦面上での酸化シリコン膜41の厚さを約1000nmにする。
その後、この酸化シリコン膜41の脱水処理として、酸化シリコン膜41の表面をN2Oプラズマに曝す。このようなN2Oプラズマ処理に代えて、炉の中で酸化シリコン膜41をアニールして脱水してもよい。
次いで、後の工程で発生する水素や水分からキャパシタQを保護するための第3アルミナ膜42を、酸化シリコン膜41の上にスパッタ法により厚さ約50nmに形成する。更に、この第3アルミナ膜42の上に、プラズマCVD法で酸化シリコン膜43を厚さ約200nmに形成する。
ここまでの工程により、キャパシタQの上には、酸化シリコン膜41、43と第3アルミナ膜42とで構成される第2層間絶縁膜44が形成されたことになる。
続いて、図5(a)に示すように、第2層間絶縁膜44の上にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像することにより、ホール形状の第1、第2窓45a、45bを備えた第1レジストパターン45を形成する。
そして、平行平板型のプラズマエッチングチャンバ内にシリコン基板20を入れ、C4F8、Ar、O2、及びCOの混合ガスをエッチングガスとして使用しながら、第1、第2窓45a、45bを通じて第2層間絶縁膜44とその下の第2アルミナ膜40とをエッチングする。これにより、上部電極33aと下部電極31aのそれぞれ上の第2層間絶縁膜44に第1、第2ホール44a、44bが形成される。
この後に、第1レジストパターン45は除去される。その後、キャパシタQが受けたダメージを回復させる目的で、例えば酸素雰囲気中で基板温度を500℃とするアニールを60分間行ってもよい。
次に、図5(b)に示すように、第2層間絶縁膜44の上にフォトレジストを再び塗布し、それを露光、現像して、第1〜第3コンタクトプラグ22a〜22cのそれぞれの上にホール形状の第3〜第5窓47c〜47eを備えた第2レジストパターン47を形成する。なお、第1、第2ホール44a、44bは、この第2レジストパターン47により覆われる。
そして、第3〜第5窓47c〜47eを通じて第2層間絶縁膜44、第1、2アルミナ膜27、40、及び絶縁性密着膜26をエッチングすることにより、各コンタクトプラグ22a〜22cの上に第3〜第5ホール44c〜44eを形成する。このようなエッチングは、C4F8、Ar、O2、及びCOの混合ガスをエッチングガスとする平行平板プラズマエッチング装置で行われ、酸化防止膜25がこのエッチングにおけるストッパ膜となり、酸化防止膜25上でエッチングは停止する。
この後に、第2レジストパターン47は除去される。
上記のように、キャパシタQ上の浅い第1、第2ホール44a、44bとは別の工程において、第1〜第3コンタクトプラグ22a〜22c上の深い第3〜第5ホール44c〜44eを形成することで、キャパシタQがエッチング雰囲気に長時間曝されて劣化するのを防ぐことができる。
次に、図6(a)に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、平行平板プラズマエッチングチャンバ内にシリコン基板10を入れ、エッチングガスとしてCHF3、Ar、及びO2の混合ガスをそのエッチング装置に供給する。これにより、第3〜第5ホール44c〜44eの下の酸化防止膜25がエッチング雰囲気に曝されて除去され、これらのホールの下に第1〜第3コンタクトプラグ22a〜22cが露出すると共に、第1、第2ホール44a、44b内の異物が除去されて、上部電極33aと下部電極31aの上面が清浄化される。
また、第1〜第3コンタクトプラグ22a〜22cは、本工程が終了するまで酸化防止膜25によって覆われているので、各コンタクトプラグ22a〜22cを構成するタングステンが酸化してコンタクト不良を起こすのが防止される。
次に、図6(b)に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、第1〜第5ホール44a〜44eの内面を清浄化するために、高周波電力でプラズマ化されたアルゴン雰囲気に各ホール44a〜44eの内面を曝し、その内面をスパッタエッチングする。そのエッチング量は、例えば、酸化シリコン膜の膜厚換算で約10nmとされる。その後、第1〜第5ホール44a〜44eの内面と第2層間絶縁膜44の上面とに、スパッタ法によりグルー膜として窒化チタン膜を厚さ約75nmに形成する。
そして、CVD法によりグルー膜の上にタングステン膜を形成し、そのタングステン膜で第1〜第5ホール44a〜44eを完全に埋め込む。
その後に、第2層間絶縁膜44の上面上の余分なグルー膜とタングステン膜とをCMP法により研磨して除去し、これらの膜を各ホール44a〜44eの中に残す。第1、第2ホール44a、44b内に残されたこれらの膜は、それぞれ上部電極33aと下部電極31aに電気的に接続される第1、第2導電性プラグ50a、50bとされる。また、第3〜第5ホール44c〜44e内に残されたこれらの膜は、第1〜第3コンタクトプラグ22a〜22cと電気的に接続される第3〜第5導電性プラグ50c〜50eとされる。
次に、図7に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、第2層間絶縁膜44と第1〜第5導電性プラグ50a〜50eのそれぞれの上に、厚さが約60nmのチタン膜と厚さが約30nmの窒化チタン膜をこの順にスパッタ法により形成し、これらをバリアメタル層とする。次いで、このバリアメタル層の上に、金属積層膜として、スパッタ法により銅含有アルミニウム膜、チタン膜、及び窒化チタン膜をこの順にそれぞれ厚さ約360nm、5nm、70nmに形成する。
次いで、この金属積層膜の上に、不図示の酸窒化シリコン膜を反射防止膜として形成した後、フォトリソグラフィにより上記の金属積層膜とバリアメタル層とをパターニングして、一層目金属配線52a〜52dと導電性パッド52eとを形成する。なお、一層目金属配線52a〜52dとしては、上記のようにアルミニウム膜を含んだ金属積層膜の他、銅膜を採用し得る。
続いて、第3層間絶縁膜53としてプラズマCVD法により酸化シリコン膜を形成した後、CMP法によりその第3層間絶縁膜53を平坦化する。その後に、フォトリソグラフィにより第3層間絶縁膜53をパターニングして導電性パッド52eの上にホールを形成し、そのホール内にタングステン膜を主に構成される第6導電性プラグ54を形成する。
次に、図8に示す断面構造を得るまでの工程について説明する。
まず、第3層間絶縁膜の上に、2層目〜5層目金属配線と層間絶縁膜(不図示)とを交互に積層する。そして、最上層の第5金属配線60の上に、HDPCVD(High Density Plasma CVD)法により酸化シリコン膜を厚さ約720nmに形成し、それを第1カバー膜61とする。更に、この第1カバー膜61上に、第2カバー膜62として窒化シリコン(SiN)膜をプラズマCVD法により厚さ約500nmに形成する。
そして、フォトリソグラフィによりこれら第1、第2カバー膜61、62をパターニングして、ボンディングパッドを引き出すための窓64を形成する。この後は、パッシベーション用のポリイミド膜を形成する工程を行うが、その詳細については省略する。
以上により、本実施形態に係るFeARMの基本構造が完成したことになる。
上記したFeRAMの製造方法には、図3(b)で説明した結晶化アニールや、図4(b)で説明した回復アニール等、FeRAMに特有のアニール工程が行われる。本願発明者は、このようなアニールが第1〜第3ソース/ドレイン領域13a〜13cに与える影響を調べるため、次のような実験を行った。
図9は、この調査において作成されたサンプルのSEM像を元にして描いた平面図である。このサンプルは、シリコン基板100に酸化シリコンよりなる素子分離絶縁膜104を形成し、素子分離絶縁膜104で覆われていない部分のシリコン基板100に、多結晶シリコンよりなる二本の平行な配線101、102を形成してなる。また、これらの配線101、102の間のシリコン基板100上には、図1(a)、(b)で説明した第1〜第3高融点金属シリサイド層17a〜17cと同じ成膜条件で、コバルトシリサイド層103が形成される。
なお、各配線101、102の間隔は0.24μmであり、それらの長さは50μmである。
そして、このようなサンプルを全部で10個用意し、このうち5個には上記の回復アニールと結晶化アニールとを施して熱負荷を印加し、残りの5個には熱負荷を印加しなかった。その後、これらのサンプルにおいて、図9のS点とT点との間のコバルトシリサイド層103の抵抗を測定した。熱負荷を印加した場合の抵抗のヒストグラムを図10(a)に、そして熱負荷を印加しなかった場合のヒストグラムを図10(b)に示す。
なお、図10(a)、(b)において、横軸が抵抗を示し、縦軸がその抵抗値を示したサンプルの個数を示す。
図10(b)に示されるように、FeRAMの熱負荷を印加しなかった5個のサンプルは、いずれも3400〜4800Ω程度の低抵抗の付近に分布している。
これに対し、図10(a)に示されるように、熱負荷を印加したサンプルでは、印加しなかったサンプルよりも高抵抗の方に分布がシフトしている。
コバルトシリサイド層の抵抗が高くなると、その下のソース/ドレイン領域を十分に低抵抗化させることが困難となる。このような不都合は、微細化が進んでコバルトシリサイド層の幅が狭くなるほど顕著となる。
本願発明者は、熱負荷によってコバルトシリサイド層103の抵抗が高なる原因を調査するため、熱負荷を印加したサンプルをSEM(Scanning Electron Microscope)で調べた。その結果を図11に示す。図11は、上記のSEMの画像を元にして描いた平面図である。
図11に示されるように、熱負荷を印加したサンプルでは、XとYの部分においてコバルトシリサイド層103が凝集し、その部分でコバルトシリサイド層103が断線に近い状態になっている。既述の図9で示した箇所A〜Dは、このような凝集が見られた場所である。コバルトシリサイド層の凝集は、熱負荷を印加したサンプルでは見られなかったので、熱負荷に伴うコバルトシリサイド層103の高抵抗化は、上記の凝集が原因であると言える。
次に、本願発明者は、上記したコバルトシリサイド層103の凝集面積が、アニールの温度と時間によってどのように変化するのかを調査した。それにより得られたヒストグラム図12に示す。
なお、凝集面積とは、コバルトシリサイド層103が凝集して消失した部分の面積であり、図11の例では、X又はYで示される白抜きの部分の面積がその凝集面積となる。
図12の調査では、図9で説明したのと同様のサンプルを六個用意した。そして、これらのサンプルのそれぞれに対し、アニール条件を変えながら、FeRAMの回復アニールに相当するファーネス内でのアニールを行った。図12の各ヒストグラムの横軸は、それぞれのサンプルにおけるコバルトシリサイド層103の凝集面積を示し、縦軸は、一つのサンプルにおける凝集の発生頻度を示す。
更に、各ヒストグラムの上には、そのグラフを得る際に行ったファーネス内でのアニールの基板温度とアニール時間を記してある。
また、図12の右上で条件1と条件2が付せられている二つのヒストグラムではコバルトシリサイド層103の厚さを8nmとし、これ以外の条件3〜5、11が付せられているグラフでは上記の厚さを10nmとした。
図12の右側の五つのヒストグラムに示されるように、650℃の基板温度で行った五つのサンプルでは、アニール時間が長くなるほど分布がブロードになり、面積が大きな凝集が発生する。
また、図12の右側の五つのヒストグラムと左側の一つのヒストグラムとを比較すると、基板温度が高いほど凝集面積が大きくなる。
更に、図12の六つのヒストグラムを用いて、凝集面積とアニール時間との関係を調べたところ、図13に示すような結果が得られた。なお、図13の横軸は、図12の各グラフの上に付したアニール時間を示し、縦軸は、図12の各グラフにおける凝集面積のメジアンを示す。
図13のグラフ(第1のグラフ)に示されるように、コバルトシリサイド層の凝集面積は、アニール時間に線形に依存することが明らかとなった。更に、図13から明らかなように、コバルトシリサイド層の膜厚によっても凝集面積の大きさが異なり、膜厚が10nmの系列は膜厚が8nmの系列よりも下側にシフトする。
上記の図12、図13の調査では、キャパシタの回復アニールに相当するファーネスアニールが行われた。これに対し、キャパシタの結晶化アニールではコバルトシリサイド層の凝集にどのような傾向が見られるのかを調べるため、本願発明者は更に次のような調査を行った。
その調査では、図9で説明したのと同様のサンプルを四つ用意し、そのサンプルの各々に対し、キャパシタの結晶化アニールに相当するRTAを行った。そして、RTA後のサンプルのそれぞれについて、コバルトシリサイド層103の凝集面積と発生頻度とが調べられた。それにより得られたヒストグラムを図14に示す。
なお、図14の各ヒストグラムの上には、図12と同様に、アニールの条件となる基板温度とアニール時間を記してある。
図14に示されるように、RTAでは、アニール時間を長くすると凝集の発生頻度が増大するものの、凝集面積はアニール時間により殆ど変わらない。更に、図12のファーネスアニールと比較して、凝集面積が小さいところに分布があり、且つその分布の幅も狭い。
図15は、図12で使用した四つのサンプルを用いて、各サンプルにおける凝集面積のメジアンとアニール時間との関係を調査して得られたグラフである。
図15から明らかなように、RTAでは、図13のファーネスアニールのような凝集面積の増加傾向は見られず、凝集面積はアニール時間によらずほぼ一定となった。
また、RTAにおいては、アニール温度を低くすることによって凝集面積を低減できることも図15から分かる。
次に、本願発明者は、上記のファーネスアニールとRTAとを組み合わせた場合に、コバルトシリサイド層の凝集にどのような傾向が見られるのかを調査した。それにより得られたヒストグラムを図16に示す。
なお、この調査では、図9で説明したのと同様のサンプルを三つ用意し、そのうちの一つに対して、ファーネスアニールの後にRTAを行った。そのサンプルの調査結果は図16の最上段のグラフに示す通りであり、そのアニール条件がヒストグラムの上に記されている。また、残りの二つのサンプルに対しては、それぞれファーネスアニールとRTAのみを行った。これらの調査結果は、図16の中段と下段のグラフに示される通りである。また、図16の各ヒストグラムの縦軸と横軸の意味は、図12、図14で説明したのと同様なので省略する。
図16に示されるように、ファーネスアニールとRTAとを組み合わせた最上段のグラフの分布は、中段のグラフに示されるファーネスアニールの分布でほぼ定まり、最下段のRTAの分布の影響は殆ど受けない。
この結果から、コバルトシリサイド層の凝集面積とその分布は、結晶化アニールに相当するRTAよりもむしろ回復アニールに相当するファーネスアニールで決定されることが明らかとなった。
図17は、図16で使用した三つのサンプルを元にして、コバルトシリサイド層の凝集面積の累積確率を算出して得られたグラフである。
図17に示されるように、ファーネスアニールとRTAとを組み合わせた条件6のグラフは、ファーネスアニールのみを行う条件5のグラフに大部分が重なる一方、RTAのみを行う条件9のグラフとは大きく離れている。このことからも、コバルトシリサイド層の凝集面積がファーネスアニールによってほぼ決定されることが裏付けられる。
以上の調査結果から、ファーネスアニールとRTAとを比較すると、キャパシタの回復アニールとなるファーネスアニールの方が、凝集に伴うコバルトシリサイド層の高抵抗化の大きな要因となっていることが明らかとなった。
コバルトシリサイド層の抵抗は、その凝集面積が大きくなるほど高くなると考えられるが、図13に示したように凝集面積はアニール時間に線形に依存するので、その抵抗を低くするにはファーネスアニールでのアニール時間を短縮することが有用であると期待される。この点を実証するため、本願発明者は、図1〜図8で説明した第1高融点金属シリサイド層17aの長さを75μm、その幅を0.24μmとしたサンプルを作成し、その第1高融点金属シリサイド層17aとその下の第1ソース/ドレイン領域13aとを合わせた抵抗を測定した。その結果を図18に示す。
図18のグラフ(第2のグラフ)に示されるように、上記の抵抗は、ファーネスアニールでのアニール時間にほぼ比例し、そのアニール時間が長いほど高くなる。これは、アニール時間を長くするとコバルトシリサイド層17aの凝集面積が大きくなり、凝集によってコバルトシリサイド層17aが断線、或いは断線に近い状態になるためであると考えられる。
このように抵抗値が高くなると、MOSトランジスタのソース/ドレイン領域13aで電圧降下が大きくなり、その結果、例えばFeRAMのキャパシタQに印加される電圧が小さくなって、キャパシタQへの情報の書き込みや読み出しができなくなる。このような問題は、コバルトシリサイド17aとソース/ドレイン領域13aとを合わせた抵抗が20000Ωを超えると顕著に発生するようになるので、本実施形態では上記の抵抗の上限抵抗値を20000Ωとする。
図18によれば、抵抗値が20000Ω以下となるには、ファーネスアニールのアニール時間を100分以下とすればよいことが分かる。但し、この上限時間100分というのは、本実施形態で使用したファーネスでの上限時間であり、別のファーネスを使用すると、抵抗値を20000Ω以下にするためのアニールの上限時間が変わる場合がある。
そこで、本実施形態では、アニール時間よりも絶対的な指標として、コバルトシリサイド層の凝集面積を採用する。既述の図13(第1のグラフ)を参照すると、アニール時間がその上限時間である100分のとき、コバルトシリサイドの凝集面積のメジアンは0.008μm2となる。よって、コバルトシリサイド層とその下のソース/ドレイン領域とを合わせた抵抗値が20000Ω以下となるには、凝集面積の上限面積を0.008μm2以下にすればよいことになる。
このようにすれば、本実施形態とは異なるファーネスを使用する場合でも、そのファーネスを使用して図13と同様の第1のグラフを作成し、その第1のグラフを用いて、上限面積(0.008μm2)に対応するアニール時間の上限時間を求めることができる。そして、その上限時間以下のアニール時間で、ファーネス内においてキャパシタに対する回復アニールを行うことにより、コバルトシリサイド層とソース/ドレイン領域とを合わせた抵抗が上限抵抗値(20000Ω)以下に抑えられ、キャパシタQへの印加電圧の低下等の不都合を回避することが可能となる。
ところで、上記のように上限時間以下の範囲にアニール時間を制限すると、回復アニールの効果が低下すると考えられる。この点を確かめるため、本願発明者は、キャパシタQの残留分極電荷Qswと、ファーネスによる回復アニールのアニール時間との関係を調査した。その結果を図19に示す。なお、この調査では、キャパシタQを構成する上部電極33a(図4(b)参照)の大きさを1.15μm×2.10μmの矩形とした。
図19に示されるように、アニール時間を上限時間の100分以下としても、残留分極電荷Qswは実質的に変化せず一定である。これにより、上記で懸念された回復アニールの効果の低下は発生せず、アニールの上限時間を限定しても、キャパシタQの特性に大きな影響を与えないことが確かめられた。
なお、上記では、ファーネスを用いた回復アニールに対してそのアニール時間の上限時間を求めたが、これと同様の手法をRTAによる結晶化アニールに適用し、そのアニール時間の上限時間を求めてもよい。
更に、上記では、アニール時間の上限時間を設けることで、コバルトシリサイド層の凝集面積が上限面積(0.008μm2)以下にするようにしたが、本発明はこれに限定されない。図12で説明したように、ファーネスアニールでの基板温度を下げることでもコバルトシリサイド層の凝集面積を減少させることができる。従って、コバルトシリサイド層の凝集面積が上限面積以下となるように、ファーネスアニールにおける基板温度の上限温度を設定し、その上限温度以下の温度でアニールを行っても、上記の凝集を抑制することが可能となる。この点については、結晶化アニールとして行われるRTAでも同様である。
以下に、本発明の特徴を付記する。
(付記1) 半導体基板の一部領域に高融点金属シリサイド層を形成する工程と、
前記高融点金属シリサイド層の上に絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜の上に、第1導電膜、強誘電体膜、及び第2導電膜を順に形成する工程と、
前記第1導電膜、前記強誘電体膜、及び前記第2導電膜をパターニングすることにより、下部電極、キャパシタ誘電体膜、及び上部電極で構成されるキャパシタを形成する工程と、
前記高融点金属シリサイド層の凝集面積が上限面積以下となるようなアニール時間でアニールを行う工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2) 前記アニール時間は、前記高融点金属シリサイド層の凝集面積とアニール時間との関係を示す第1のグラフを用いて、前記上限面積に対応するアニール時間の上限時間を求め、該上限時間以下の時間とされることを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3) 前記高融点金属シリサイド層を形成する前に、前記半導体基板の前記一部領域にMOSトランジスタのソース/ドレイン領域を形成する工程を有し、
前記高融点金属シリサイド層を形成する工程において、前記ソース/ドレイン上に該高融点金属シリサイド層を形成することを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4) 前記上限面積として、前記高融点金属シリサイド層と前記ソース/ドレイン領域とを合わせた抵抗値が上限抵抗値以下となる面積を採用することを特徴とする付記3に記載の半導体装置の製造方法。
(付記5) 前記高融点金属シリサイド層の凝集面積とアニール時間との関係を示す第1のグラフと、前記高融点金属シリサイド層と前記ソース/ドレイン領域とを合わせた抵抗値とアニール時間との関係を示す第2のグラフとを用いることにより、前記上限抵抗値に対応する前記凝集面積の値を求め、該値を前記上限面積とすることを特徴とする付記4に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6) 前記凝集面積として、前記高融点金属シリサイド層に発生する複数の凝集部分の面積のメジアンを採用することを特徴とする付記5に記載の半導体装置の製造方法。
(付記7) 前記上限面積として、0.008μm2を採用することを特徴とする付記6に記載の半導体装置の製造方法。
(付記8) 前記アニールを行う工程は、前記キャパシタ誘電体膜を形成した後に、該キャパシタ誘電体膜に対してファーネスを用いて行われることを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記9) 前記アニールを行う工程は、前記強誘電体膜をパターニングする前に、該強誘電体膜を急速熱処理して行われることを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記10) 前記アニールを行う工程は、酸素含有雰囲気中で行われることを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記11) 前記高融点金属シリサイド層を形成する工程は、前記半導体基板の上に高融点金属シリサイド層を形成する工程と、前記高融点金属層をアニールすることにより、該高融点金属層と半導体とを反応させて前記シリサイド層とする工程とを有することを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記12) 前記高融点金属シリサイド層として、コバルトシリサイド層又はニッケルシリサイド層を形成することを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
図1(a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その1)である。 図2(a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その2)である。 図3(a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その3)である。 図4(a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その4)である。 図5(a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その5)である。 図6(a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その6)である。 図7は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その7)である。 図8は、本発明の実施の形態に係る半導体装置の製造途中の断面図(その8)である。 図9は、本発明の実施の形態において作成されたサンプルのSEM像を元にして描いた平面図である。 図10(a)、(b)は、本発明の実施の形態において、熱負荷を印加した場合としなかった場合におけるソース/ドレイン領域の抵抗のヒストグラムである。 図11は、本発明の実施の形態において、熱負荷を印加したサンプルのSEM像を元にして描いた図である。 図12は、本発明の実施の形態において、コバルトシリサイド層の凝集面積が、ファーネスアニールの温度とアニール時間によってどのように変化するのかを調査して得られたヒストグラムである。 図13は、本発明の実施の形態において、コバルトシリサイド層の凝集面積とファーネスアニールによるアニール時間との関係を調査して得られたグラフである。 図14は、本発明の実施の形態において、コバルトシリサイド層の凝集面積が、RTAの温度とアニール時間によってどのように変化するのかを調査して得られたヒストグラムである。 図15は、本発明の実施の形態において、本発明の実施の形態において、コバルトシリサイド層の凝集面積とRTAのアニール時間との関係を調査して得られたグラフである。 図16は、本発明の実施の形態において、ファーネスアニールとRTAとを組み合わせた場合に、コバルトシリサイド層の凝集にどのような傾向が見られるのかを調査して得られたヒストグラムである。 図17は、図16で使用した三つのサンプルを元にして、コバルトシリサイド層の凝集面積の累積確率を算出して得られたグラフである。 図18は、本発明の実施の形態において、ファーネスアニールでのアニール時間とコバルトシリサイド層の抵抗値との関係を調査して得られたグラフである。 図19は、本発明の実施の形態において、RTAのアニール時間とキャパシタの残留分極電荷との関係を調査して得られたグラフである。
符号の説明
10…シリコン基板、11…素子分離絶縁膜、12…pウェル、13a〜13c…第1〜第3ソース/ドレイン領域、15a、15b…ゲート電極、16…絶縁性サイドウォール、17…高融点金属層、17a〜17c…第1〜第3高融点金属シリサイド層、18…ゲート絶縁膜、19…窒化シリコン膜、20…酸化シリコン膜、21…第1層間絶縁膜、22a〜22c…第1〜第3コンタクトプラグ、25…酸化防止膜、26…絶縁性密着膜、27…第1アルミナ膜、31…第1導電膜、31a…下部電極、32…強誘電体膜、32a…キャパシタ誘電体膜、33…第2導電膜、33a…上部電極、40…第2アルミナ膜、41…酸化シリコン膜、42…第3アルミナ膜、43…酸化シリコン膜、44…第2層間絶縁膜、44a〜44e…第1〜第5ホール、45…第1レジストパターン、45a、45b…第1、第2窓、47…第2レジストパターン、47c〜47e…第3〜第5窓、50a〜50e…第1〜第5導電性プラグ、52a〜52d…一層目金属配線、52e…導電性パッド、53…第3層間絶縁膜、54…第6導電性プラグ、60…第5金属配線、61、62…第1、第2カバー膜、64…窓。

Claims (6)

  1. 半導体基板の一部領域に高融点金属シリサイド層を形成する工程と、
    前記高融点金属シリサイド層の上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜の上に、第1導電膜、強誘電体膜、及び第2導電膜を順に形成する工程と、
    前記第1導電膜、前記強誘電体膜、及び前記第2導電膜をパターニングすることにより、下部電極、キャパシタ誘電体膜、及び上部電極で構成されるキャパシタを形成する工程と、
    前記高融点金属シリサイド層の凝集面積に上限の面積を規定し、前記凝集面積が前記上限の面積以下となるようなアニール時間でアニールを行う工程とを有し、
    前記アニール時間は、サンプルの高融点金属シリサイド層に発生する複数の凝集部分の面積のメジアンからなる凝集面積とアニール時間との関係を示す第1のグラフを用いて、前記上限の面積に対応するアニール時間の上限時間を求め、該上限時間以下の時間とされることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基板の一部領域にMOSトランジスタのソース/ドレイン領域を形成する工程と、
    前記ソース/ドレイン領域上に高融点金属シリサイド層を形成する工程と、
    前記高融点金属シリサイド層の上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜の上に、第1導電膜、強誘電体膜、及び第2導電膜を順に形成する工程と、
    前記第1導電膜、前記強誘電体膜、及び前記第2導電膜をパターニングすることにより、下部電極、キャパシタ誘電体膜、及び上部電極で構成されるキャパシタを形成する工程と、
    前記高融点金属シリサイド層の凝集面積に上限の面積を規定し、前記凝集面積が前記上限の面積以下となるようなアニール時間でアニールを行う工程とを有し、
    前記高融点金属シリサイド層と前記ソース/ドレイン領域とを合わせた抵抗値に上限の抵抗値を規定し、前記上限の面積として、前記抵抗値が前記上限の抵抗値以下となる面積を採用すると共に、
    サンプルの高融点金属シリサイド層に発生する複数の凝集部分の面積のメジアンからなる凝集面積とアニール時間との関係を示す第1のグラフと、前記高融点金属シリサイド層と前記ソース/ドレイン領域とを合わせた抵抗値とアニール時間との関係を示す第2のグラフとを用いることにより、前記上限の抵抗値に対応する前記凝集面積の値を求め、該値を前記上限の面積とすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 高融点金属シリサイド層の長さを75μm、その幅を0.24μm、その膜厚を10nmとしたサンプルを作成し、前記上限の面積として、0.008μm2を採用することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記アニールを行う工程は、前記キャパシタ誘電体膜を形成した後に、該キャパシタ誘電体膜に対してファーネスを用いて行われることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記アニールを行う工程は、前記強誘電体膜をパターニングする前に、該強誘電体膜を急速熱処理して行われることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記アニールを行う工程は、酸素含有雰囲気中で行われることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
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