JP5002871B2 - 露光装置 - Google Patents

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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大サイズのフォトマスクを略鉛直方向に立てて支持枠に装着した状態で、フォトマスクの絵柄が形成されていない裏面側から露光して、フォトマスクの絵柄を、加工用基材の表面部に配設された感光性材料に潜像として露光形成するためのフォトリソグラフィー用の露光装置に関し、特に、支持枠におけるフォトマスクの横方向位置を精度良く決めるをことができるフォトエッチング加工工程における製版用の露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カラーTV(ブラウン管)用のシャドウマスクは、使用量の増大に伴い量産化が進み、且つ、その使用目的によっては、高精細化、大型化等が求められている。
このようなシャドウマスクは、一般には、帯状の金属板材を素材として用い、フォトエッチング法によりエッチング加工を行なう一貫ラインで生産されている。
簡単には、帯状の金属板材を連続ないし間欠的に移動させながら、通常は、製版工程を施し、その両面に耐エッチング性のレジスト像を形成し、これをエッチングマスクとして、帯状の金属板材をエッチングするエッチング工程を行い、各シャドウマスクの製品部の外周部が帯状の金属板材に保持されるようにして、且つ、帯状の金属板材にシャドウマスクを面付けした状態にして、外形加工されていた。
そして、その後、各シャドウマスク毎に分離するトリミング工程を施して、目的とする製品であるシャドウマスクを得ていた。
【0003】
上記シャドウマスク製造ラインにおける製版工程では、その両面に感光性のレジスト膜が塗布形成された帯状の金属板材を、ほぼ張った状態で間欠的に移動させながら、停止の際に、帯状の金属板材の両面の感光性のレジスト膜に、大サイズのガラス乾板にて形成されたフォトマスク、一対を、互いに対向して位置合せし、それぞれ、帯状の金属板材の両面から密着させ、この状態で、それぞれ、各フォトマスク介して金属板材の両面の感光性のレジスト膜を露光して、潜像を形成する露光方法が採られていた。
そして、露光後、現像して、耐エッチング性のレジスト像を形成していた。
【0004】
従来、上記製版工程における露光には、大サイズのフォトマスクを支持枠に装着した状態で、フォトマスクの絵柄が形成されていない裏面側から露光する方式のフォトリソグラフィー用の露光装置が用いられていた。
この露光装置は、フォトマスクを略鉛直に支持枠に取り付けるものであり、フォトマスクの鉛直方向の位置を決めるためのたて方向位置決めピンが支持枠の下側、フォトマスク下側に対応する位置に2個、互いに略水平となる位置に設けられ、且つ、支持枠の横方向の一方、フォトマスクの側面に対応する位置に、フォトマスクの水平方向の位置を決めるための横方向位置決めピンが1個設けられていた。
そして、フォトマスクを支持枠に装着する際に、人手によりマスクをピンに押し付けて露光装置に装着されていた。
しかし、フォトマスクが大型であるため、特に、装着時に正確に横方向位置決めピンに押し当てることが困難であった。
また、生産中、露光装置の動作により、マスクが位置決めピンから離れてしまうことがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記シャドウマスクの製版工程における露光のように、大サイズのフォトマスクを支持枠に装着した状態で、フォトマスクの絵柄が形成されていない裏面側から露光する方式のフォトリソグラフィー用の露光装置を用いる場合、従来、横方向位置決めが精度良く行われず、この対応が求められていた。
本発明は、これに対応するもので、大サイズのフォトマスクを略鉛直方向に立てて支持枠に装着した状態で、フォトマスクの絵柄が形成されていない裏面側から露光して、フォトマスクの絵柄を、加工用基材の表面部に配設された感光性材料に潜像として露光形成するためのフォトリソグラフィー用の露光装置であって、支持枠におけるフォトマスクの横方向位置を精度良く決めをことができる露光装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の露光装置は、大サイズのフォトマスクを略鉛直方向に立てて支持枠に装着した状態で、フォトマスクの絵柄が形成されていない裏面側から露光して、フォトマスクの絵柄を、加工用基材の表面部に配設された感光性材料に潜像として露光形成するためのフォトリソグラフィー用の露光装置であって、支持枠には、フォトマスクの鉛直方向位置であるたて方向位置を所定位置に保持した状態で、フォトマスクの横方向の一方の側面部を、これに当て、支持枠に沿いフォトマスクの横方向位置を決定するための横方向位置決めピンを持つものであり、その横方向位置決めピンが、その横方向の一方側に1個設けられ、支持枠に前記フォトマスクの横方向の一方の側面部に対向する側の、フォトマスクの横方向の他方の側面部を押し、フォトマスクを横方向位置決めピンに押し当てて抑える、アクチュエータを備えており、そのアクチュエータが、前記横方向位置決めピン側でない、その横方向の他方側、横方向位置決めピンと略同じ高さ位置に1個設けられており、アクチュエータは、回転式のカムを備えたもので、前記カムをフォトマスクの横方向側面部にあて、回転させることにより、横方向位置決めピン側にフォトマスクを押し当てるものであり、フォトマスクと加工用基材の表面部に配設された感光性材料とは、真空密着されて、露光が行なわれるもので、且つ、アクチュエータのカム回転の動力伝達を、支持枠部を貫通する孔部に設けられた回転軸により行なうものであり、前記回転軸に真空漏れ防止用のOリングを用いていることを特徴とするものである。そして、上記において、支持枠の下側2箇所に、互いに略水平となるように、それぞれ1個、フォトマスクの鉛直方向であるたて方向の位置を決めるための、たて方向位置決めピンを設けていることを特徴とするものである。尚、ここでは、「大サイズのフォトマスク」とは、人手により運ぶのが負担になるほどのサイズのフォトマスクで、通常は幅24インチ×高さ32インチ以上のサイズのフォトマスクを言う。

【0007】
【作用】
本発明の露光装置は、このような構成にすることにより、大サイズのフォトマスクを略鉛直方向に立てて支持枠に装着した状態で、フォトマスクの絵柄が形成されていない裏面側から露光して、フォトマスクの絵柄を、加工用基材の表面部に配設された感光性材料に潜像として露光形成するためのフォトリソグラフィー用の露光装置であって、支持枠におけるフォトマスクの横方向位置を精度良く決めることができる露光装置の提供を可能としている。
即ち、アクチュエータによりフォトマスクを横方向位置決めピン側に押し当てて抑えることにより、フォトマスクを横方向位置決めを確実にし、横方向に位置精度を、アクチェータを持たない従来の構造に比べ、向上させることができる。
【0008】
具体的には、フォトマスクの横方向位置を決めるための横方向位置決めピンが、その横方向の一方側に1個設けられ、アクチュエータが、前記横方向位置決めピン側でない、その横方向の他方側、横方向位置決めピンと略同じ高さ位置に1個設けられているものが挙げられ、アクチェータとしては、回転式のカムを備えたもので、前記カムをフォトマスクの横方向側面部にあて、回転させることにより、横方向位置決めピン側にフォトマスクを押し当てるものが挙げられる。
【0009】
特に、露光装置が、フォトマスクと加工用基材の表面部に配設された感光性材料とは、真空密着されて、露光が行なわれるもので、アクチュエータのカム回転の動力伝達を、支持枠部を貫通する孔部に設けられた回転軸により行なうものの場合には、回転軸に真空漏れ防止用のOリングを用いることにより、回転軸における支持枠両面の真空漏れを防止できる。
【0010】
露光装置が、加工用基材の表裏面に配設された感光性材料、それぞれに、支持枠に保持されたフォトマスクを用いてフォトマスクの裏面側から、それぞれ、フォトマスクと加工用基材の表面部に配設された感光性材料とを真空密着して、略同時に露光して、潜像を形成する、シャドウマスク製造用の製版工程に用いられる両面露光装置である場合には、特に有効である。
尚、上記シャドウマスク製造用の製版工程に用いられる両面露光装置は、通常、支持枠の下側2箇所に、互いに略水平となるように、それぞれ1個、フォトマスクの鉛直方向であるたて方向の位置を決めるための、たて方向位置決めピンを設けている。
勿論、このような本発明の露光装置は、リードフレームのフォトエッチング加工の際の製版工程における露光にも適用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の例を挙げて説明する。
図1(a)は本発明の露光装置の実施の形態の1例の概略図で、図1(b)は図1(a)に示す支持枠部をA1方向から見た図で、図2は図1(a)においてA2方向からみた概略図で、図3は加工用基材170のA1側の支持枠部を感光性材料175を塗膜した加工用基材に真空密着した状態を示した図である。
尚、図1(a)は図1(b)のA3−A4から見た図で、図3は図1(b)のA5−A6位置における断面図である。
図1〜図3中、110、115は支持枠、110Aは支持枠の内側位置、111、116はたて方向位置決めピン、112、117は横方向位置決めピン、120、125は光源部、121、126は光源、122、127はミラー、130、135は支持枠保持制御部、140、145はパッキン、150、155はアクチュエータ、151、156はカム、152、157は回転軸(シャフトとも言う)、153、158はアクチュエータ、160、165はフォトマスク(パターン版とも言う)、170は加工用基材、175は感光性材料、180はレール、185はレール受け部、190は真空領域である。
【0012】
本発明の露光装置の実施の形態の1例を図1に基づいて説明する。
本例の露光装置は、大サイズのフォトマスク160、165を、それぞれ、略鉛直方向に立てて支持枠110、115に装着した状態で、フォトマスク160、165の絵柄が形成されていない裏面側から露光して、フォトマスク160、165の絵柄を、それぞれ、加工用基材の表面部に配設された感光性材料175に潜像として露光形成するための、フォトエッチング加工の製版工程において使用される両面露光用の露光装置で、感光性材料175材料が塗膜された加工用基材170の一方の面側に、支持枠110、支持枠保持制御部130、光源部120を備え、且つ、加工用基材170の他方の面側に、支持枠115、支持枠保持制御部135、光源部125を備えている。
露光の際には、支持枠110、115はそれぞれ、支持枠保持制御部に制御され、感光性材料175材料が塗膜された加工用基材170のそれぞれの面の感光性材料170に真空密着された状態で、露光が行なわれるものである。
【0013】
支持枠110には、その下側2箇所に、互いに略水平となるように、それぞれ1個、フォトマスクの鉛直方向であるたて方向の位置を決めるための、たて方向位置決めピン111を設けており、フォトマスクの鉛直方向位置であるたて方向位置を所定位置に保持した状態で、フォトマスクの横方向の一方の側面部を、これに当て、支持枠に沿いフォトマスクの横方向位置を決定するための、横方向位置決めピン112を持つものであり、支持枠110にフォトマスク160の横方向の一方の側面部に対向する側の、フォトマスクの横方向の他方の側面部を押し、フォトマスク160を横方向位置決めピンに押し当てて抑える、アクチュエータ150を備えている。
同様に、支持枠115には、その下側2箇所に、互いに略水平となるように、それぞれ1個、フォトマスクの鉛直方向であるたて方向の位置を決めるための、たて方向位置決めピン116を設けており、フォトマスクの鉛直方向位置であるたて方向位置を所定位置に保持した状態で、フォトマスクの横方向の一方の側面部を、これに当て、支持枠に沿いフォトマスクの横方向位置を決定するための、横方向位置決めピン117を持つものであり、支持枠115にフォトマスク165の横方向の一方の側面部に対向する側の、フォトマスクの横方向の他方の側面部を押し、フォトマスク165を横方向位置決めピンに押し当てて抑える、アクチュエータ155を備えている。
本例では、図1(b)に示すように、横方向位置決めピン112、116は、それぞれ、アクチュエータ150、155とは略同じ高さ位置に設けられている。
【0014】
支持枠部110、115は、それぞれフォトマスク160、165の絵柄形成層側とは反対側の面の周辺全体を、真空引きするもので、枠部には真空引き孔部(図示していない)に続く溝が全周にわたり設けられ、この溝にてフォトマスクの周辺全体が真空引きされる。
支持枠部110、115は、露光時には、加工用基材170の感光性材料175にその支持するフォトマスクを密着させるものである。
尚、通常、支持枠部の母材としてはステンレス材や樹脂材等が用いられる。
支持枠保持制御部130、135は、それぞれ、支持枠部110、115を保持し、フォトマスクの支持枠部への真空吸着や、支持枠部110、支持枠部115間や支持枠部110、115と加工用基材170間の真空引きや真空解除を制御するものである。
尚、支持枠部110(115)内側の光源120(125)からの露光光を透過させる窓(図1(b)の110A内側領域)に対応する支持枠保持制御部130(135)の領域は窓部ないし露光光透過性の材質からなる。
図2に示すように、支持枠部110、115は、それぞれ、支持枠保持制御部130、135のレール受け部185を介して、レール180上を移動できるようになっており、この移動により感光性材料175を塗膜した加工用基材170からの距離を変えることができる。
光源121、126としては、Xeランプやメタルハライドランプ、水銀灯等が用いられる。
【0015】
加工用基材170は、帯状に連続した金属シートで、その表裏には感光性材料175が塗膜されており、張った状態で露光は行われる。
製品がシャドウマスクの場合には、低炭素鋼や鉄ーニッケル合金(例えばアンバー材、36%ニッケル−鉄合金)が用いられ、製品がリードフレームの場合には、銅材あるいは鉄ーニッケル合金(例えば42合金、42%ニッケル−鉄合金)等が用いられる。
そして、感光性材料175としては、通常、カゼイン系、PVA系等、各種用いられる。
【0016】
また、フォトマスク160、165としては、通常、幅24インチ×高さ32インチサイズあるいはこれ以上のサイズの銀塩乾板に絵柄を形成したものが用いられ、フォトマスクサイズに合せた支持枠部、光源が準備される。
【0017】
アクチュエータ150、155は、それぞれ、回転式のカム151、156を備えたもので、カム151、156を、それぞれ、フォトマスク160、165の横方向側面部にあて、回転させることにより、それぞれ、横方向位置決めピン112、117側に、フォトマスク160、165を押し当てるものである。
アクチュエータ150、155のカム回転の動力伝達を、それぞれ、支持枠部110、115を貫通する孔部に設けられた回転軸152、157により行なうものであるが、フォトマスク160、165と加工用基材170の表面部に配設された感光性材料175とは、真空密着されて、露光が行なわれるものであり、回転軸152、157には、それぞれ、真空漏れ防止用のOリング(図示していない)を用いている。
支持枠部110は、真空密着され、図3に示すように、フォトマスク160は感光性材料175に密着されるが、この際、図3のB1部のように、支持枠部110とフォトマスク160と、感光性材料175を塗布した加工用基材170とで真空領域190が形成される。
このため、カム151の回転の回転軸152には、支持枠部110の両面間で圧力差が生じることとなるが、真空領域190の真空漏れを防止する手段として、本例では、少なくとも回転軸152の一部にOリング(図示していない)を設け、支持枠部110の回転軸152を通す貫通孔からの空気漏れを防いでいる。
【0018】
次に、本例の装置の露光動作の1例を簡単に説明しておく。
先ず、支持枠部110、115を加工用基材170から離した状態で、それぞれ、フォトマスク160、165を所定の位置にセットした後、これらにフォトマスク160、165をその周辺部で真空吸着固定する。
フォトマスクの鉛直方向位置(たて方向位置とも言う)、水平方向位置(横方向の位置とも言う)の位置出しは、それぞれ、支持枠部110、115のたて方向位置決めピン111、116、横方向位置決めピン112、117により行なわれる。
横方向の位置決めには、それぞれアクチュエータ150、155のカム151、156を用い、位置決めを確実に行なう。
先にも述べたように、支持枠部110、115には、それぞれ、真空引き孔部(図示していない)に続く溝が全周にわたり設けられ、この溝にてフォトマスクの周辺全体の真空引きが行なわれる。
この状態が図1(a)、図2に示す状態に相当する。
次いで、加工用基材170を張って、停止させている状態で、支持枠保持制御部130、135のレール受け部185により、レール上を加工用基材170側に、支持枠部110、115を、それぞれ、支持枠保持制御部130、135と一体として移動し、フォトマスク160、165が、それぞれ、感光性材料175に接するようにした状態で、支持枠部110、フォトマスク160と支持枠部115、フォトマスク165間を真空引きし、フォトマスク160、165を加工用基材170の感光性材料175に密着させる。
このフォトマスクと感光性材料175とが密着した状態で、光源部120、125により、フォトマスクの裏面側から露光用光を照射し、加工用基材170の両面の感光性材料170を露光し、それぞれフォトマスクに対応した潜像を形成する。
この後、支持枠部110、フォトマスク160と支持枠部115、フォトマスク165間を真空を解除し、フォトマスク160、165と加工用基材170の感光性材料175との真空密着を解除する。
次いで、各支持枠部を所定の位置まで、加工用基材170から離れるように、レール180上を位置移動させ、加工用基材を搬送し、同様に、フォトマスクと加工用基材170の感光性材料175との密着、露光の動作を繰り返す。
【0019】
露光後、必要に応じ、各支持枠部を所定の位置まで、加工用基材170から離れるように、フォトマスク交換位置までレール180上を位置移動させ、支持枠部のフォトマスク真空吸着用の真空を解除し、フォトマスクを支持枠部からはずす。
そして、新たに別のフォトマスクを、同様にして支持枠部に装着し、同様に露光を行なう。
このように、本例の露光装置は動作することができるが、これは1例で、これに限定はされない。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、上記のように、大サイズのフォトマスクを略鉛直方向に立てて支持枠に装着した状態で、フォトマスクの絵柄が形成されていない裏面側から露光して、フォトマスクの絵柄を、加工用基材の表面部に配設された感光性材料に潜像として露光形成するためのフォトリソグラフィー用の露光装置であって、支持枠におけるフォトマスクの横方向位置を精度良く決めることができる露光装置の提供を可能とした。
特に、これにより、フォトエッチング加工して作製されるシャドウマスクの製版工程作業をより、効率的、量産的なものとした。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の露光装置の実施の形態の1例の概略図で、図1(b)は図1(a)に示す支持枠部をA1方向から見た図である。
【図2】図1(a)においてA2方向からみた概略図である。
【図3】加工用基材170のA1側の支持枠部を感光性材料175を塗膜した加工用基材に真空密着した状態を示した図
【符号の説明】
110、115 支持枠
110A 支持枠の内側位置
111、116 たて方向位置決めピン
112、117 横方向位置決めピン
120、125 光源部
121、126 光源
122、127 ミラー
130、135 支持枠保持制御部
140、145 パッキン
150、155 アクチュエータ
151、156 カム
152、157 回転軸(シャフトとも言う)
153、158 アクチュエータ
160、165 フォトマスク(パターン版とも言う)
170 加工用基材
175 感光性材料
180 レール
185 レール受け部
190 真空領域

Claims (2)

  1. 大サイズのフォトマスクを略鉛直方向に立てて支持枠に装着した状態で、フォトマスクの絵柄が形成されていない裏面側から露光して、フォトマスクの絵柄を、加工用基材の表面部に配設された感光性材料に潜像として露光形成するためのフォトリソグラフィー用の露光装置であって、
    支持枠には、フォトマスクの鉛直方向位置であるたて方向位置を所定位置に保持した状態で、フォトマスクの横方向の一方の側面部を、これに当て、支持枠に沿いフォトマスクの横方向位置を決定するための横方向位置決めピンを持つものであり、その横方向位置決めピンが、その横方向の一方側に1個設けられ、
    支持枠に前記フォトマスクの横方向の一方の側面部に対向する側の、フォトマスクの横方向の他方の側面部を押し、フォトマスクを横方向位置決めピンに押し当てて抑える、アクチュエータを備えており、そのアクチュエータが、前記横方向位置決めピン側でない、その横方向の他方側、横方向位置決めピンと略同じ高さ位置に1個設けられており、
    アクチュエータは、回転式のカムを備えたもので、前記カムをフォトマスクの横方向側面部にあて、回転させることにより、横方向位置決めピン側にフォトマスクを押し当てるものであり、
    フォトマスクと加工用基材の表面部に配設された感光性材料とは、真空密着されて、露光が行なわれるもので、且つ、アクチュエータのカム回転の動力伝達を、支持枠部を貫通する孔部に設けられた回転軸により行なうものであり、前記回転軸に真空漏れ防止用のOリングを用いている、
    ことを特徴とする露光装置。
  2. 請求項1において、支持枠の下側2箇所に、互いに略水平となるように、それぞれ1個、フォトマスクの鉛直方向であるたて方向の位置を決めるための、たて方向位置決めピンを設けていることを特徴とする露光装置。
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