JP4975218B2 - 動力伝達装置のギア駐車用ブレーキ - Google Patents

動力伝達装置のギア駐車用ブレーキ Download PDF

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    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/3003Band brake actuating mechanisms

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラックやバス等の大型車両のエンジンの動力を変速機側に伝達すべく流体継手と摩擦クラッチとからなる動力伝達装置に係り、特に、ギアイン駐車を可能としたギア駐車用ブレーキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、トラックやバス等の大型車両においてはエンジンの動力を変速機側に伝達するための動力伝達装置として、流体継手(フルードカップリング)と湿式多板摩擦クラッチとを併用した動力伝達装置が提案されている。
【0003】
この動力伝達装置は、図5に示すように、エンジンのクランク軸1と変速機2側の入力軸3間を、流体継手4と湿式多板摩擦クラッチ5とで継断自在に連結したものであり、運転員によるクラッチ操作を必要とせず、スムーズな変速操作と確実な動力伝達を行うようにしたものである。
【0004】
以下、このような構造をした従来の動力伝達装置の基本的な構造及びその作用を説明する。
【0005】
先ず、流体継手4は、従来公知の流体継手と同様にエンジンのクランク軸1側に、ケーシング6を介して固定されたポンプシェル7と、このポンプシェル7と対向するように位置するタービンシェル8とその間に固定されたステータ9とから主に構成されており、クランク軸1の回転力がポンプシェル7からその内部に充填されたフルードを介してタービンシェル8側に伝わり、そのタービンシェル8の回転力がハブ10を介して湿式多板摩擦クラッチ5側に連結される出力軸11に伝達されるようになっている。また、このケーシング6とタービンシェル8間には、後述する流体作動機構12によって作動されるロックアップ機構13が設けられており、回転速度が所定速度に達したときにこれらを介してクランク軸1と出力軸11とが直結されて効率的な動力伝達がなされるようになっている。
【0006】
次に、湿式多板摩擦クラッチ5は、この出力軸11側にスプライン嵌合されたクラッチアウタ14と、変速機2の入力軸3側に取り付けられたクラッチセンタ15とからなるものであり、従来の湿式多板摩擦クラッチと同様にクラッチアウタ14の内側に複数設けられた摩擦板16とクラッチセンタ15の外側に複数設けられた摩擦板17とを相互に接触させることで出力軸11の動力を変速機2の入力軸3側に伝達するようになっている。また、この湿式多板摩擦クラッチ5には、後述する流体作動機構12によって作動される継断機構18が備えられており、エンジン始動時や変速操作時等にクラッチアウタ14とクラッチセンタ15とを切り離して出力軸11と入力軸3間との動力を断つようになっている。
【0007】
また、この流体継手4のロックアップ機構13及び湿式多板摩擦クラッチ5の継断機構18を作動する流体作動機構12は、上記流体継手4と湿式多板摩擦クラッチ5とを収容する継手ハウジング19の中間壁20内に設けられた油圧ポンプ21と、図に示すように、この油圧ポンプ21から吐出された作動油によって作動するロックアップ機構制御弁22及びクラッチ継断機構制御弁23と、これら各制御弁22,23の作動・停止を制御する電磁切替弁24,25とから主に構成されている。この油圧ポンプ21は、図に示すように流体継手4側のポンプシェル7の回転に伴ってエンジン作動時には常に作動するようになっており、継手ハウジング19底部の作動油貯留部26内に溜められた作動油を吸込通路27を介して吸い込み、上記ロックアップ機構制御弁22及びクラッチ継断機構制御弁23等側に送ってこれらを作動、あるいはそのまま通過した後、再び作動油貯留部26内に戻すように循環するようになっている。また、このロックアップ機構制御弁22及びクラッチ継断機構制御弁23を切り替える電磁切替弁24,25は、マイクロコンピュータ等から構成されるコントローラ(図示せず)からの制御信号によってそれぞれ制御されるようになっている。
【0008】
そして、このような構成をした動力伝達装置にあっては、先ず、エンジン始動時には、流体継手4のロックアップ機構13及び湿式多板摩擦クラッチ5の継断機構18がそれぞれ切れた(OFF)状態に制御されている。そのため、流体継手4にあってはいわゆるクリープ状態となっており、エンジンのクランク軸1からの動力が湿式多板摩擦クラッチ5で断たれて変速機2の入力軸3側に伝達することはない。次に、この状態からドライバーが変速機2を発進段にシフトすると、その信号を受けたコントローラが電磁切替弁25を作動してクラッチ継断機構制御弁23作動させる。すると、油圧ポンプ21から吐出された作動油によって継断機構18が作動し、湿式多板摩擦クラッチ5をつなぐことで出力軸11側の動力が入力軸3を介して変速機2側に伝達され、車両が発進することになる。その後、このようにしてエンジンの動力が変速機2側に伝達されて車両が発進し、所定速度に達したならば、さらに車両の速度を上げるべくその後ドライバーがシフトレバー28を操作して変速機2を2速→3速→…と順次シフトアップしていくことになるが、このシフトアップに際しては、ドライバーがシフトレバー28を操作した瞬間にこれをコントローラが検知して湿式多板摩擦クラッチ5を一時的に切り、次の段へのシフトが完了した後に再び湿式多板摩擦クラッチ5を繋ぐといった制御が自動的に行われるようになっており、これによってスムーズなシフトアップが達成される。また、これと同時に車両が所定の速度に達したならば、同じくコントローラにより作動する電磁切替弁24によって流体継手4のロックアップ機構13が作動し、エンジンのクランク軸1と出力軸11とが直結されることでエンジンのクランク軸1の動力が無駄なく変速機2側に伝達されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような構成をした動力伝達装置を備えた車両にあっては、その構成上いわゆるギアイン駐車が行えない。すなわち、駐車のためにエンジンを停止すると、湿式多板摩擦クラッチ5を繋ぐための油圧ポンプ21の作動が停止して湿式多板摩擦クラッチ5が自動的に切れた状態となるため、変速機2のギアをいずれかの段に入れた状態であっても湿式多板摩擦クラッチ5が空回りするだけでいわゆるギアブレーキが効かず、車両を確実に停止しておくことができない。
【0010】
また、通常、駐車時に使用されるサイドブレーキにあっては、寒冷時等にそのブレーキワイヤが凍結して解除できなかったり、それを作動するワイヤーが切れてしまう等といった不都合を発生する場合があり、常に使用できるものとは限らない。
【0011】
そのため、例えば、変速機2のカウンタシャフト29の端部に多板ディスク式のカウンタシャフトブレーキを設けてカウンタシャフト29の回転を規制してギアイン駐車を可能とする方法も考えられているが、この方法では、変速機2側のケーシング30に湿式多板摩擦クラッチ5側に連通する連通孔を開けてそのカウンタシャフト29の端部を湿式多板摩擦クラッチ5側まで延ばす必要があるため、その連通孔部分から変速機2内のギア油が漏れ出したり、湿式多板摩擦クラッチ5側に多板ディスク式のカウンタシャフトブレーキを設けるためのスペースを確保しなければならない等といった不都合がある。さらに、カウンタシャフトブレーキにギア駐車ブレーキ機能を持たせた場合、変速機の減速ギア段の関係により、ブレーキ力を減速ギア分(1.8倍程度)余計に確保する必要があり、カウンターシャフトブレーキの大型化,広スペースが必要となる。
【0012】
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その目的は、ギアイン駐車を容易に達成できる新規な動力伝達装置のギア駐車用ブレーキを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、請求項1に示すように、接続されることによって、エンジンの動力を変速機に伝達し、上記エンジンが停止したときに、遮断されるクラッチを配置し、上記変速機の入力軸上にブレーキ機構を配設した動力伝達装置のギア駐車用ブレーキにおいて、上記ブレーキ機構が、上記エンジンの動力により油圧を供給すると共に上記エンジンの停止により油圧供給を停止する油圧ポンプを備え、上記エンジンが停止し、上記エンジンが停止するまで接続されている上記クラッチが遮断されたときに、上記ブレーキ機構が上記油圧ポンプからの油圧供給の停止により作動する動力伝達装置のギア駐車用ブレーキであって、上記ブレーキ機構が、上記クラッチのクラッチセンタより上記変速機側に突出したドラム、及び上記クラッチのクラッチハウジング内で且つ上記変速機の変速機ハウジングと上記クラッチハウジングとを仕切る仕切壁に設けられているものであり、これによってエンジン停止時にクラッチが切れた状態であっても、駐車時における変速機の入力軸の回転を規制することができるため、いわゆるギアイン駐車が可能となる。
【0014】
具体的には、請求項2に示すように、上記ブレーキ機構は、上記ドラムに設けられ、上記入力軸と共に回転する摩擦板と、上記摩擦板に対して近接離間移動すべく上記クラッチのクラッチハウジング側の上記仕切壁に設けられた圧接板と、上記摩擦板と上記圧接板同士を圧接すべく上記クラッチのクラッチハウジング側の上記仕切壁に設けられた押圧ピストンとを備えたものである。すなわち、エンジン停止時にクラッチが切れた状態になると、押圧ピストンによって摩擦板と圧接板同士が圧接して変速機の入力軸の回転が規制されるため、変速機をいずれかのギアに入れた状態でのギアイン駐車が可能となる。
【0015】
また、請求項3に示すように上記ブレーキ機構は、上記変速機の入力軸側に上記入力軸と一体的に設けられるブレーキドラムと、上記ブレーキドラムの周囲を囲繞するように拡縮自在に設けられるブレーキバンドと、上記ブレーキバンドを縮径して上記ブレーキドラムを締め付ける締付機構とを備えたものであっても良い。すなわち、エンジンを停止すると、その変速機の入力軸がブレーキバンドによって締め付けられてその回転が規制されるため、同じく変速機をいずれかのギアに入れた状態でのギアイン駐車が可能となる。
【0016】
また、請求項4に示すように、上記ブレーキドラムを、上記変速機の入力軸側に設けられる上記クラッチのクラッチセンタに一体的に設ければ、特に大きなスペース等を必要とすることなく容易に取り付けることができる。
【0017】
また、請求項5に示すように、上記ブレーキバンドの一端を上記クラッチのクラッチハウジング側の上記仕切壁に取り付けると共に、上記ブレーキバンドの他端を上記ブレーキドラム上に位置させておけば、その他端側を締付機構によってブレーキドラム側に押し付けるだけで、ブレーキバンドを容易に縮径させてブレーキドラムを確実に締め付けることができる。
【0018】
さらに請求項6に示すように、上記締付機構上記油圧ポンプの油圧が抜けたときに突出して上記ブレーキバンドを縮径するピストンを備えたことにより、エンジンを停止して油圧が抜けると同時にピストンが突出してブレーキバンドを縮径するようになるため、特別な操作を行うことなく、エンジン停止と同時に自動的に作動することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を実施する好適一形態を添付図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1及び図2は本発明に係る動力伝達装置のギア駐車ブレーキ31の第一の実施の形態を示したものであり、図1中4は、前述したエンジンのクランク軸1側に位置する流体継手、5は変速機2の入力軸3側に位置する湿式多板摩擦クラッチである。
【0021】
図示するように、このギア駐車用ブレーキ31は、湿式多板摩擦クラッチ5の近傍に設けられており、変速機2の入力軸3上に同軸に設けられたブレーキドラム32と、このブレーキドラム32の周囲にこれを囲繞するように設けられたブレーキバンド33と、このブレーキバンド33を縮径して上記ブレーキドラム32を締め付ける締付機構34とから構成されている。
【0022】
このブレーキドラム32は、変速機の入力軸にスプライン嵌合された湿式多板摩擦クラッチ5のクラッチセンタ15にこれより変速機側に突出するように一体的に設けられた筒状体であり、このクラッチセンタ15の回転に伴って入力軸と共に回転するようになっている。
【0023】
ブレーキバンド33は、拡縮自在な金属製の帯状体からなっており、その一端部が湿式多板摩擦クラッチ5と変速機2とを仕切る仕切壁35、すなわち湿式多板摩擦クラッチ5を囲むクラッチハウジング36側の取付部37に取付ボルト38によってピン結合されている。また、図2に示すように、このブレーキバンド33の他端部は、フリーの状態でブレーキドラム32上に位置しており、その先端に設けられた係合突起39が次述する締付機構34の油圧ピストン41のプランジャ40の先端に係合されるようになっている。
【0024】
この締付機構34は、前述したようにエンジン動力で作動する油圧ポンプ21と、この油圧ポンプ21で作動する油圧ピストン41とからなっており、上記ブレーキバンド33の開放先端の係合突起39に係合するプランジャ40をブレーキドラム32の接線方向に突出させることでブレーキバンド33をブレーキドラム32上に押し付けてこれを締め付けるようになっている。
【0025】
すなわち、この油圧ピストン41は、クラッチハウジング36側に取り付けられたシリンダ42内に上記プランジャ40と一体化されたピストン43と、これをブレーキバンド33方向に付勢するコイルスプリング44を収容したものであり、このシリンダ42内に上記油圧ポンプ21から作動油を圧入してピストン43をブレーキバンド33の反対方向(図中左方向)に移動させることでブレーキバンド33を緩め、反対にそのシリンダ42内の作動油の圧力が開放された時にコイルスプリング44の付勢力によってピストン43をブレーキバンド33方向(図中右方向)に移動してブレーキバンド33を締め付けるような構造となっている。
【0026】
図3は、本発明のギア駐車用ブレーキ31と油圧ポンプ21との関係を示したものであり、本発明にあっては、前述したようにロックアップ機構制御弁22やクラッチ継断機構制御弁23等に繋がる作動油ラインL1に分岐ラインL2を接続し、この分岐ラインL2を介して作動油の一部を締付機構34の油圧ピストン41側に送ることで油圧ピストン41が作動される構造となっている。
【0027】
そして、このような構造をした本発明のギア駐車用ブレーキ31にあっては、エンジン作動時にはこれに伴って常時駆動される油圧ポンプ21からの油圧によって油圧ピストン41のピストン43が押し戻されてブレーキバンド33をブレーキドラム32上に押し付ける力がなくなるため、ブレーキバンド33とブレーキドラム32との間に摩擦が生じることなくブレーキドラム32湿式多板摩擦クラッチ5のクラッチセンタ15と共にスムーズに回転し、クラッチセンタ15から変速機2の入力軸3への動力伝達がロスなく行われる。
【0028】
一方、この状態からエンジンを停止すると、これに伴って油圧ポンプ21も停止し、油圧ピストン41への油圧が抜けてピストン43がコイルスプリング44の付勢力によって押し出されるため、ブレーキバンド33がブレーキドラム32上に押し付けられ、これを締め付けるように作用し、その結果、ブレーキバンド33とブレーキドラム32との間に大きな摩擦が生じてブレーキドラム32の回転が規制される。
【0029】
これによって、変速機2の入力軸3の回転も規制されることになるため、駐車に際して変速機2のギアを入れた状態でエンジンを停止すれば、その下流側の駆動系の回転が規制され、いわゆるギアイン駐車が可能となる。
【0030】
すなわち、本発明のギア駐車用ブレーキ31は、エンジンの駆動に伴って常時作動する油圧ポンプ21からの油圧の一部を利用してブレーキバンド33を緩め、エンジンが停止してその油圧ポンプ21からの油圧が加わらなくなったときに、コイルスプリング44の付勢力で自然とブレーキバンド33を締め付けるようになっているため、従来の多板ディスク式のカウンタシャフトブレーキを採用した場合に比べてシンプルな構造で確実にそのギアブレーキ機能を発揮することができる。また、カウンターシャフト29の端部をクラッチハウジング36を貫通させて湿式多板摩擦クラッチ5側に延ばす必要がなくなるため、その仕切壁35のシールを損なうこともない。さらに、ギア比等の関係からカウンターシャフト29側の回転を規制するよりも少ない力でその回転を規制することができるため、より確実なギアイン駐車が可能となる。
【0031】
尚、エンジンを停止した状態で牽引を行う場合には、変速機2のギアをニュートラルにしておけば、この入力軸3の回転がブレーキバンド33によって規制されていても、変速機2内でその入力軸3と車軸間の動力伝達が断たれるため、何ら問題なくスムーズな牽引を行うことができる。
【0032】
次に、図4は本発明に係る動力伝達装置のギア駐車ブレーキ31の第二の実施の形態を示したものである。
【0033】
図示するように、本実施の形態は、前述した変速機2の入力軸3側、より詳しくは入力軸3側に設けられた湿式多板摩擦クラッチ5のクラッチセンタ15側に設けられた2枚の摩擦板45,45と、この摩擦板45,45の間及びその前後に位置する3枚の圧接板46,46,46と、摩擦板45,45と圧接板46,46,46同士を相互に圧接する押圧ピストン47とから構成されている。
【0034】
この摩擦板45,45は、湿式多板摩擦クラッチ5の一部を構成する摩擦板17と同様に、クラッチセンタ15から変速機2側に延びるドラム48にそれぞれスプライン嵌合されたものであり、このドラム48と共に回転すると共にそれに沿って軸方向に移動自在となっている。
【0035】
また、圧接板46,46,46は、同じく湿式多板摩擦クラッチ5の一部を構成する一方の摩擦板16と同様に摩擦板45,45の移動方向前後に重なり合うように位置し、かつクラッチハウジング36の仕切壁35に設けられた取付ドラム49の内側にスプライン嵌合されたものであり、入力軸3に対してその軸方向に対しては、摩擦板45,45と近接離間するように移動自在であるが、その回転は取付ドラム49によって規制されるようになっている。
【0036】
一方、押圧ピストン47は、クラッチハウジング36の仕切壁35に設けられており、コイルスプリング51の付勢力によってその仕切壁35の表面から湿式多板摩擦クラッチ5側に突出することで摩擦板45,45と圧接板46,46,46同士を相互に圧接し、反対に同じく仕切壁35内に設けられた作動油通路50から供給される作動油によってその仕切壁35内に引き隠ることで摩擦板45,45と圧接板46,46,46相互の係合が解除されるようになっている。尚、この作動油通路50から供給される作動油は上記実施の形態と同様に、エンジンと連動する油圧ポンプ21から供給されるようになっている。
【0037】
そのため、このような構成をした本実施の形態のギア駐車用ブレーキ31にあっては、エンジン作動時には、油圧ポンプ21から供給される作動油によって押圧ピストン47がクラッチハウジング36の仕切壁35内に引き戻された状態となっており、入力軸3側に取り付けられた摩擦板45,45と、仕切壁35側に取り付けられた圧接板46,46,46は相互にフリーの状態となっているため、入力軸3の回転がこれらによって規制されることなく、湿式多板摩擦クラッチ5から入力軸3を介して変速機2側への動力伝達がスムーズに行われることになる。
【0038】
一方、車両の駐車時においてドライバーが湿式多板摩擦クラッチ5を切り、変速機3のギアをいずれかの段に入れた状態、すなわちギアインの状態でエンジンを切ると、これに伴って油圧ポンプ21からの作動油の供給も停止し、押圧ピストン47を仕切壁35に引き戻す力がなくなり、仕切壁35内に設けられたコイルスプリング51の伸び方向の付勢力によって押圧ピストン47が湿式多板摩擦クラッチ5方向に突出して摩擦板45,45と圧接板46,46,46相互を圧接するように作用する。
【0039】
これによって、入力軸3の回転が規制され、湿式多板摩擦クラッチ5が切れた状態であっても入力軸3が回転することがなくなり、上記の実施の形態と同様にギアイン駐車が可能となる。
【0040】
従って、本実施の形態にあっては、上記実施の形態と同様に従来の多板ディスク式のカウンタシャフトブレーキを採用した場合に比べてシンプルな構造で確実にそのギアブレーキ機能を発揮することができる。また、その仕切壁35のシールを損なうこともなく、かつ、少ない力でその回転を規制することができるため、より確実なギアイン駐車が可能となる。
【0041】
加えて、本発明のギア駐車用ブレーキ31は、湿式多板摩擦クラッチ5が備えられる湿室内に形成されているため、その潤滑に湿式多板摩擦クラッチ5及び流体継手4に使用しているATFオイルをそのまま潤滑用に使用することが可能となり、潤滑性異常によるブレーキ力の低下を防ぐことも可能となる。
【0042】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、以下に示すような優れた効果を発揮することができる。
【0043】
▲1▼変速機の入力軸側にブレーキドラムを設け、このブレーキドラムをエンジンが停止したときに自動的にブレーキバンドで締め付けるようにしたため、エンジンが停止して摩擦クラッチが切れた状態でも入力軸の回転が規制されることから、変速機のギアを入れた状態でのギアイン駐車が可能となる。
【0044】
▲2▼また、従来の多板ディスク式のカウンタシャフトブレーキに比べて比較的構造が簡単で、かつ変速機側のシール性等を損なうことがないため、駐車用ブレーキとしての信頼性は勿論、動力伝達装置全体の信頼性向上に貢献することができる。
【0045】
▲3▼さらに、本発明のギア駐車用ブレーキは、湿式多板摩擦クラッチが備えられる湿室内に一体に形成されているため、ギア駐車用ブレーキの潤滑に摩擦クラッチ及び流体継手に使用しているATFオイルを潤滑用に使用することが可能となり、潤滑性異常によるブレーキ力の低下を防ぐこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動力伝達装置のギア駐車用ブレーキの第一の実施の形態を示す断面図である。
【図2】本発明に係るギア駐車用ブレーキの第一の実施の形態を示す構成図である。
【図3】本発明に係るギア駐車用ブレーキを作動する流体回路図である。
【図4】本発明に係るギア駐車用ブレーキの第二の実施の形態を示す断面図である。
【図5】従来の動力伝達装置の一例を示す断面図である。
【図6】従来の動力伝達装置の流体回路図である。
【符号の説明】
1 クランク軸
2 変速機
3 入力軸
4 流体継手
5 摩擦クラッチ
14 クラッチアウタ
15 クラッチセンタ
21 油圧ポンプ
31 ギア駐車用ブレーキ
32 ブレーキドラム
33 ブレーキバンド
34 締付機構
35 仕切壁
36 クラッチハウジング
37 取付部
38 取付ボルト
39 係合突起
40 プランジャ
41 油圧ピストン
42 シリンダ
43 ピストン
44 コイルスプリング
45 摩擦板
46 圧接板
47 押圧ピストン
50 作動油通路
51 コイルスプリング
L2 分岐ライン

Claims (6)

  1. 接続されることによって、エンジンの動力を変速機に伝達し、上記エンジンが停止したときに、遮断されるクラッチを配置し、上記変速機の入力軸上にブレーキ機構を配設した動力伝達装置のギア駐車用ブレーキにおいて、上記ブレーキ機構が、上記エンジンの動力により油圧を供給すると共に上記エンジンの停止により油圧供給を停止する油圧ポンプを備え、上記エンジンが停止し、上記エンジンが停止するまで接続されている上記クラッチが遮断されたときに、上記ブレーキ機構が上記油圧ポンプからの油圧供給の停止により作動する動力伝達装置のギア駐車用ブレーキであって、上記ブレーキ機構が、上記クラッチのクラッチセンタより上記変速機側に突出したドラム、及び上記クラッチのクラッチハウジング内で且つ上記変速機の変速機ハウジングと上記クラッチハウジングとを仕切る仕切壁に設けられていることを特徴とする動力伝達装置のギア駐車用ブレーキ。
  2. 上記ブレーキ機構は、上記ドラムに設けられ、上記入力軸と共に回転する摩擦板と、上記摩擦板に対して近接離間移動すべく上記クラッチのクラッチハウジング側の上記仕切壁に設けられた圧接板と、上記摩擦板と上記圧接板同士を圧接すべく上記クラッチのクラッチハウジング側の上記仕切壁に設けられた押圧ピストンとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置のギア駐車用ブレーキ。
  3. 上記ブレーキ機構は、上記変速機の入力軸側に上記入力軸と一体的に設けられるブレーキドラムと、上記ブレーキドラムの周囲を囲繞するように拡縮自在に設けられるブレーキバンドと、上記ブレーキバンドを縮径して上記ブレーキドラムを締め付ける締付機構とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置のギア駐車用ブレーキ。
  4. 上記ブレーキドラムは、上記変速機の入力軸側に設けられる上記クラッチのクラッチセンタに一体的に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の動力伝達装置のギア駐車用ブレーキ。
  5. 上記ブレーキバンドは、上記ブレーキバンドの一端が上記クラッチのクラッチハウジング側の上記仕切壁に取り付けられると共に、上記ブレーキバンドの他端が上記ブレーキドラム上に位置していることを特徴とする請求項3又は4に記載の動力伝達装置のギア駐車用ブレーキ。
  6. 上記締付機構は、上記油圧ポンプの油圧が抜けたときに突出して上記ブレーキバンドを縮径するピストンを備えたことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の動力伝達装置のギア駐車用ブレーキ。
JP2001121300A 2001-04-19 2001-04-19 動力伝達装置のギア駐車用ブレーキ Expired - Lifetime JP4975218B2 (ja)

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