JP2003301868A - 作業車の走行トランスミッション - Google Patents

作業車の走行トランスミッション

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JP2003301868A JP2002102721A JP2002102721A JP2003301868A JP 2003301868 A JP2003301868 A JP 2003301868A JP 2002102721 A JP2002102721 A JP 2002102721A JP 2002102721 A JP2002102721 A JP 2002102721A JP 2003301868 A JP2003301868 A JP 2003301868A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主クラッチと機械式変速装置との間に補助変
速装置を介在させてある走行トランスミッションにおい
て、機械式変速装置の変速操作に要する時間を短縮する
と共に同変速操作をスムーズとする。 【解決手段】 主クラッチの切り操作に連動して補助変
速装置を動力伝達遮断状態とするように、構成した。図
例では補助変速装置を、油圧作動型の第1の油圧クラッ
チ35Hとスプリング作動型の第2の油圧クラッチ35
Lを備えた高低速切替え装置とし、これらの油圧クラッ
チ用の方向切換弁80H,80Lを、主クラッチを切り
操作するペダル85の操作により所要のように位置変更
するコントローラ85を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は主クラッチと多段
の機械式変速装置との間に高低速切替え装置とか前後進
切替え装置といった、2段の変速段を有する補助変速装
置を介在させてある作業車の走行トランスミッション
に、関するものである。
【0002】
【発明の背景】上記のような走行トランスミッション
は、例えば特開2000−352446号公報に開示さ
れているように公知であり、同公報のものは主クラッチ
と多段の機械式変速装置との間に、前後進切替え装置と
高低速切替え装置といった2組の補助変速装置を介在さ
せている。ところで機械式変速装置の変速操作時には主
クラッチが切られるが、この時、補助変速装置は伝動状
態に維持されたままであることから、同補助変速装置の
慣性回転が継続して機械式変速装置に補助変速装置の慣
性質量が加わり、機械式変速装置の変速操作に時間を要
するとか機械式変速装置の変速ショックやガリ音の発生
がみられるといった不具合を生じていた。
【0003】そこでこの発明はそのような不具合を生じ
ない、作業車の新規な走行トランスミッションを提供し
ようとするものである。
【0004】
【発明の要約】この発明は主クラッチ(7)と多段の機
械式変速装置(18)との間に、少なくとも2段の変速
段を有する補助変速装置(15)を介在させてある作業
車の走行トランスミッションにおいて、前記主クラッチ
(7)の切り操作に連動して前記補助変速装置(15)
を、動力伝達遮断状態とするように構成したことを特徴
としてなる。
【0005】この発明は機械式変速装置の変速操作時に
切られる主クラッチの切り操作に連動して、補助変速装
置を動力伝達遮断状態とするものであるから、機械式変
速装置の変速操作時に同機械式変速装置に補助変速装置
の慣性質量が及ばず、このため機械式変速装置の変速操
作を短い時間で完了させることができ、また機械式変速
装置の変速ショックやガリ音を大幅に低減できて変速フ
ィーリングを良好とする。
【0006】この長所は機械式変速装置(18)が、同
期クラッチ(69,70)を備えた歯車常時噛合い式の
ものである場合には一層高められる。すなわち同期クラ
ッチを備えた歯車常時噛合い式のものでは、機械式変速
装置の駆動側の慣性回転が無くされることにより同変速
装置の同期クラッチによる回転同期がより円滑に達成さ
れる。
【0007】補助変速装置は、油圧作動型の第1の油圧
クラッチ(35H)とスプリング作動型の第2の油圧ク
ラッチ(35L)とによって2段の変速を行う高低速切
替え装置(15)に構成され、上記第1の油圧クラッチ
から作動油をドレーンさせると共に上記第2の油圧クラ
ッチに対し作動油を供給して前記動力伝達遮断状態を得
るように構成してあるものとするのが、好ましい。すな
わちこのような第1及び第2の油圧クラッチを備えた補
助変速装置は、第1及び第2の油圧クラッチに対する作
動油の給排を切り換え制御する方向切換弁を、主クラッ
チの操作手段に容易に連係させることができ、またスプ
リング作動型の第2の油圧クラッチによって補助変速装
置による伝動経路が確保されるから、油圧系統の故障が
起きても作業車を修理場所まで移動させることができる
と共にエンジンブレーキ作用を確保できる。
【0008】このような補助変速装置を主クラッチ操作
に連動させることは、前記主クラッチ(7)を切り操作
するペダル(86)の操作に連動して前記第1及び第2
の油圧クラッチ(35H,35L)用の方向切換弁(8
0H,80L;80)を、第1の油圧クラッチから作動
油をドレーンさせると共に第2の油圧クラッチに対し作
動油を供給する位置へと移すコントローラ(85)を設
けてることで、簡単に行える。
【0009】前記補助変速装置(15)は前記主クラッ
チ(7)の操作手段(86)に対し、主クラッチの切り
操作時には該主クラッチが完全に切られた後で補助変速
装置を動力伝達遮断状態とし、主クラッチの入り操作時
には該主クラッチが動力伝達を開始する前に補助変速装
置を動力伝達状態に戻すように、連係させるのが好まし
い。すなわちこのときは、主クラッチを切り操作及び戻
し操作して作業車を停止及び発進させる時に補助変速装
置は動力伝達に何ら関与しないこととなるから、補助変
速装置の変速用クラッチの容量を大きく設定する必要が
なく、補助変速装置をコンパクトなものに構成できるこ
とになる。
【0010】この発明の他の特徴と長所とするところ
は、添付図面を参照して行う以下の説明から明瞭に理解
できる。
【0011】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を装備したトラ
クタの伝動機構を示している。トラクタの機体は前部ハ
ウジング1、中間ハウジング2及び後部ハウジング3を
前後に連設してなる。前部ハウジング1は中間部に一体
的な支壁部1aを有し、また支壁部1aの後方で前部ハ
ウジング1に取付け支持させた第1の軸受け枠体4、及
び前部ハウジング1の後端に取付け支持させた第2の軸
受け枠体5を有する。第2の軸受け枠体5は、中間ハウ
ジング2の前端に取付け支持させてもよい。中間ハウジ
ング2は中間部に一体的な支壁部2aを有し、また後部
ハウジング3は前壁3a、中間部の支持壁3b及び後端
の開口を閉鎖する後蓋3cを有する。前部ハウジング1
内の最前部に位置させたエンジン・フライホィール6に
対し、走行系の主クラッチ7を介して接続された中空の
走行系原動軸8とPTO系の主クラッチ9を介して接続
されたPTO系原動軸10とが、前部ハウジング1内に
設けられている。
【0012】走行系の伝動機構は原動軸8とその下方に
配置した駆動軸11とを、支壁部1aと第1の軸受け枠
体4間に位置させた歯車12,13の噛合わせによって
接続してあるものに、構成されている。駆動軸11の後
端は第2の軸受け枠体5に支持させてあり、また第1及
び第2の軸受け枠体4,5間には原動軸8と同心の中空
の伝動軸14を配置してあって、これらの駆動軸11と
伝動軸14間には、補助変速装置の一例である高低速切
替え装置15を配設してある。伝動軸14の延長線上で
中間ハウジング2内の前半部には伝動軸14に連結され
た中空の駆動軸16を配置してあり、また駆動軸11の
延長線上で中間ハウジング2内の前半部には伝動軸17
を配置してあって、これらの駆動軸16と伝動軸17間
には、機械式変速装置の一例である主変速装置18を配
設してある。駆動軸16の延長線上で中間ハウジング2
内の後半部には中空のカウンタ軸19が配置され、また
伝動軸17の延長線上で中間ハウジング2内の後半部に
はプロペラ軸20を配置してあって、伝動軸17とプロ
ペラ軸20間には、カウンタ軸19を経由する変速伝動
トレーンを含む副変速装置21を配設してある。プロペ
ラ軸20の後端は後部ハウジング3内に延出させてあ
り、左右後輪用の差動装置(図示せず)の入力傘歯車2
2に対し噛合わされた小傘歯車23を装備する。
【0013】PTO系の伝動機構は、中空の走行系伝動
軸14内でPTO系原動軸10に対し連結してある伝動
軸24であって中空の走行系伝動軸14、駆動軸16及
びカウンタ軸19を貫通させて後部ハウジング3内まで
臨ませてある伝動軸24、この伝動軸24の延長線上に
配置され該伝動軸24に対し順次連結してある2本の伝
動軸25,26、後蓋3cを通し機体後方に延出させて
あるPTO軸27、及び伝動軸26とPTO軸27間に
配設されたPTO変速装置28を、備えている。後部ハ
ウジング3の上面上には、PTO軸27によって駆動を
受ける作業機(図示せず)を昇降させるための、左右の
リフトアーム29aを備えた油圧リフト装置29を設置
してある。
【0014】図2は、前部ハウジング1内の伝動構造を
示している。前記第1及び第2の軸受け枠体4,5は前
部ハウジング1内面上のボス部に対し、ボルト4a,5
aを用いて着脱可能に取付けられている。
【0015】高低速切替え装置15は、駆動軸11上に
2個の歯車30,31を遊嵌設置すると共に伝動軸14
上に2個の歯車32,33を固定設置して、これらの歯
車30,32及び31,33を互いに噛合わせてあるも
のに、構成されている。駆動軸11上には歯車30,3
1間で、駆動軸11上に固定設置されたクラッチシリン
ダ34を共通とする高速用油圧クラッチ35H及び低速
用油圧クラッチ35Lを設置してある。このうち高速用
油圧クラッチ35Hは図2,3に示すように、歯車30
のボス部とクラッチシリンダ34とに交互に配置された
複数枚宛の摩擦エレメント36,37を、摺動自在且つ
相対回転不能に支持させ、リターンばね38により付勢
されたピストン39を油圧の作用で摩擦エレメント3
6,37方向に移動させて、該ピストン39と止輪40
aによってクラッチ軸線方向での位置を規制してある受
圧板40との間で摩擦エレメント36,37を係合させ
ることによって、クラッチ係合を得る油圧作動型の摩擦
多板式クラッチに構成されている。
【0016】これに対し低速用油圧クラッチ35Lは同
様に図2,3に示すように、歯車31のボス部とクラッ
チシリンダ34とに交互に配置された複数枚宛の摩擦エ
レメント41,42を、摺動自在且つ相対回転不能に支
持させ、これらの摩擦エレメント41,42を2枚の皿
ばね43によって移動付勢し図3に示すように摩擦係合
させることでクラッチ係合を得るものに、そしてクラッ
チシリンダ34内に設けたピストン44を油圧の作用に
より後述するように摩擦エレメント41,42の係合を
解除するように移動させてクラッチ切り状態を得るもの
に、つまりスプリング作動型の摩擦多板式クラッチに、
構成されている。
【0017】図2に示すように駆動軸11には高速用油
圧クラッチ35H用の作動油通路45、低速用油圧クラ
ッチ35L用の作動油通路46、及び潤滑油通路47
を、駆動軸11の前端面から穿設し穿孔端を栓体にて閉
鎖して形成してある。これらの通路45,46,47を
位置固定側の油通路に接続するための油路ロータリジョ
イント45A,46A,47Aは、駆動軸11の外周面
に形成した環状凹溝を軸受け枠体4によってシールする
ことで形成されている。作動油通路45,46はクラッ
チシリンダ34の内周壁に設けた油通路48,49によ
って、該シリンダ34中央の隔壁34aの前後でそれぞ
れのピストン39,44に向けて開口する。潤滑油通路
47は図3に示すように、クラッチシリンダ34の内周
壁内面の環状溝50,51とピストン39,44内周壁
の油路穴39a,44aとを介し油圧クラッチ35H,
35Lの摩擦エレメント36,37及び41,42に向
けて開口する。
【0018】ピストン39,44内周壁の油路穴39
a,44aは図3から明らかなようにピストン39,4
4の位置に応じて、係合中の油圧クラッチ35L又は3
5Hのピストン44又は39のピストン油路穴44a又
は39aは環状溝51又は50に対し大きく連通し、非
係合側の油圧クラッチ35H又は35Lのピストン油路
穴39a,44aは環状溝50又は51に対しほとんど
連通しないように、該ピストン39,44に形成されて
いる。すなわち係合中の油圧クラッチ35H又は35L
に対してのみ多量の潤滑油を供給し、切り状態の油圧ク
ラッチ35H又は35Lに対しては潤滑油の供給を抑制
して、潤滑油の有効利用を図っている。歯車30,31
のボス部には、摩擦エレメント36,37及び41,4
2の設置位置からの潤滑油漏れを抑制するシール52,
53を装着してある。
【0019】低速用油圧クラッチ35Lの詳細構造を、
図2−4について説明する。クラッチシリンダ34に支
持させる摩擦エレメント42のうち最前端に位置する摩
擦エレメント42のみは、やや厚手のものに形成されて
いる。クラッチシリンダ34は図4に示すように、クラ
ッチ係合状態で最前端の摩擦エレメント42が接当する
受圧面34bを内周面上に有し、また自由端側から切込
み状に形成されている複数個の切欠き穴34cを外周壁
に有すると共に、外周壁の自由端に複数個のねじ穴34
dを形成してなる。前記皿ばね43は図2,3に示すよ
うにばね受けリング55に受けさせてあり、ばね受けリ
ング55は図2に示すように、上記ねじ穴34dにねじ
込まれた複数本のボルト56によってクラッチシリンダ
34に取付けられている。
【0020】一連の摩擦エレメント41,42は図3に
示すように、皿ばね43側に位置させたリング状の押圧
板57とピストン44側に位置させたリング状の作動板
58との間に配置されている。図3,4に示すようにこ
れらの押圧板57と作動板58の外周面上には、クラッ
チシリンダ34の切欠き穴34cに嵌合される複数個宛
の係合突起57a,58aを設けてあり、各係合突起5
7a,58aの中央に形成した穴57b,58bに嵌合
される小径部を両端に有する複数本の連動杆59によっ
て、押圧板57と作動板58とを互いに連結してある。
クラッチシリンダ34に支持させる摩擦エレメント42
の外周面上には図4に示すように、クラッチシリンダ3
4の切欠き穴34cに嵌合される複数個の係合突起42
aを設けてあり、該係合突起42aの中央には溝42b
を形成してある。上記連動杆59は、摩擦エレメント4
2の溝42b内を通過させてある。なお歯車31のボス
部に支持させる摩擦エレメント41の内周面上には、同
ボス部に形成されたスプライン歯に噛合うスプライン歯
41aを形成してある。
【0021】以上によりピストン44に対する油圧の作
用がない状態では皿ばね43の力によって押圧板57
が、クラッチシリンダ34の受圧面34bとの間で摩擦
エレメント41,42を押圧して係合させ、これによっ
て低速用油圧クラッチ35Lの係合が得られる。ピスト
ン44に対し油圧が作用せしめられると、該ピストン4
4により作動板58が押されて移動し、その作動板58
の移動が連動杆59を介して押圧板57へと伝えられて
該押圧板57が、皿ばね43を圧縮しつつ摩擦エレメン
ト41,42から離隔する。したがって摩擦エレメント
41,42間の係合が解除され、低速用油圧クラッチ3
5Lが切られる。
【0022】機械式変速装置である前記主変速装置18
の構造を図1について説明すると、駆動軸16上に4個
の歯車60,61,62,63を遊嵌設置すると共に伝
動軸17上に4個の歯車64,65,66,67を固定
設置し、これらの歯車の対応するもの同士をそれぞれ、
歯車60−62と歯車64−66については直接に、ま
た歯車63と歯車67については軸受け枠体5に軸支さ
せてあるアイドラ歯車68を介し間接に、噛合わせてあ
る。駆動軸16上には歯車63,61間と歯車60,6
2間で2個の複式同期クラッチ69,70を設置してあ
って、主変速装置18は、該クラッチ69,70の選択
的な作動によって歯車60−63の1個宛を選択的に駆
動軸16へと結合し、前進1速−前進3速及び後進1速
の変速を得るものに構成されている。なお前記伝動軸1
4と駆動軸16とを連結するためのカップリング部材と
しては、図2に示すように高低速切替え装置15におけ
る1歯車33が用いられている。
【0023】図5は、図示のトラクタに設けられた油圧
回路を示している。エンジンによって駆動される2個の
油圧ポンプ71,72を設けてあり、このうち油圧ポン
プ72は前記油圧リフト装置29用のバルブ機構73に
油圧を供給した上で、戻り油をメイン回路に戻すものと
されている。油圧ポンプ71は左右の前輪74を旋回さ
せるパワーステアリング機構75のメータリングモータ
76へと、方向切換弁77を介して油圧を供給し、その
余剰油を回路78を介し、高低速切替え装置15の油圧
クラッチ35H,35L等へ供給する。
【0024】主リリーフ弁79にて設定される油圧の作
動油を油圧クラッチ35H,35L方向に導く回路は、
高速用油圧クラッチ35Hに作動油を導く回路と低速用
油圧クラッチ35Lに作動油を導く回路とに分岐させて
あり、同分岐回路にはそれぞれ電磁方向切換弁80H,
80Lを挿入してある。電磁方向切換弁80Hは、高速
用油圧クラッチ35Hから作動油をドレーンして同クラ
ッチ35Hを切るクラッチ切り位置Iと高速用油圧クラ
ッチ35Hに作動油を供給して同クラッチ35Hを係合
させる位置IIとを有し、また電磁方向切換弁80L
は、低速用油圧クラッチ35Lから作動油をドレーンし
て同クラッチ35Lを係合させる位置Iと低速用油圧ク
ラッチ35Lに作動油を供給して同クラッチ35Lを切
る位置IIとを有する。潤滑油圧設定用の二次リリーフ
弁81にて設定される油圧の潤滑油を油圧クラッチ35
H,35L方向へ導く回路も設けられており、その各油
圧クラッチ35H,35Lへと導かれた分岐回路には、
前記ピストン39,44の位置に応じ潤滑油量を制御す
る前述の流量制御弁機構82H,82Lを挿入してあ
る。
【0025】図6は、電磁方向切換弁80H,80Lの
位置制御機構を示している。高低速変速装置15の操作
レバー83の上端には、非押込み位置では低速用油圧ク
ラッチ35Lを係合させ押込み位置では高速用油圧クラ
ッチ35Hを係合させる押釦84を設けてある。変速レ
バー83はコントローラ85を介し、電磁方向切換弁8
0H,80Lのソレノイド80a,80bへと接続され
ており、押釦84の非押込み位置では電磁方向切換弁8
0H,80Lが共に位置Iをとって低速用油圧クラッチ
35Lが係合せしめられ、押釦84の押込み位置では電
磁方向切換弁80H,80Lが共に位置IIをとって高
速用油圧クラッチ35Hが係合せしめられるように、図
られている。走行系の前記主クラッチ7はペダル86の
踏み込み操作によって切られるが、このペダル86が一
定量踏み込まれるとオン動作するペダル操作感知スイッ
チ87を設けてある。そしてペダル操作感知スイッチ8
7もコントローラ85へと接続されており、該感知スイ
ッチ87がオン動作するとソレノイド80aが解磁状態
をとると共にソレノイド80bが励磁状態をとって、電
磁方向切換弁80Hが位置Iをとると共に電磁方向切換
弁80Lが位置IIをとり、高速用油圧クラッチ35H
と低速用油圧クラッチ35Lとが共に切られるように図
られている。
【0026】ペダル86の踏み込み位置と主クラッチ7
及び低速用油圧クラッチ35Lの係合及び非係合(切
り)状態との関係は図6に示すように、ペダル86の踏
み込みによって先ず主クラッチ7が完全に切られ、次い
で低速用油圧クラッチ35Lが切られるように設定され
ている。したがって逆にペダル86から足を離し同ペダ
ル86を戻す場合には、先ず低速用油圧クラッチ35L
が係合せしめられ、次いで主クラッチ7が係合せしめら
れることとされている。このようにペダル86の踏み込
み位置と主クラッチ7及び低速用油圧クラッチ35Lの
係合及び切り状態との関係を設定することによって、主
クラッチ7を切る車両走行停止操作時には主クラッチ7
が切られてから低速用油圧クラッチ35Lが切られるこ
ととなって、同油圧クラッチ35Lが車両停止操作に関
与しないこととなり、また主クラッチ7を係合させる車
両発進操作時にも低速用油圧クラッチ35Lが係合され
てから主クラッチ7が係合されることとなって、同油圧
クラッチ35Lが車両発進操作に関与しないこととな
る。このように高低速切替え装置15が車両の停止及び
発進に関与しないことから、その油圧クラッチ35H,
35Lは容量の小さいもので済み、高低速切替え装置1
5をコンパクトなものに形成できる。
【0027】図示トラクタの他の部分の構造を説明する
と、前記副変速装置21は図1に示すように、前記カウ
ンタ軸19を伝動軸17に対し減速歯車88,89列を
介し接続してあるものに構成されている。カウンタ軸1
9上には2個の歯車90,91を固定設置してあり、こ
のうちの小径側の歯車90に対し減速歯車機構92を介
して接続された歯車93が、カウンタ軸19外に設けら
れている。プロペラ軸20上には、上記した歯車93,
90に対し選択的に噛合わせ得るシフト歯車94、プロ
ペラ軸20に遊嵌され上記歯車91に対し噛合わせてあ
る変速歯車95、及びこの変速歯車95をプロペラ軸2
0に対し結合する位置とプロペラ軸20を伝動軸17に
対し直結する位置とに選択的に摺動操作される複式クラ
ッチ96を設けてある。以上により副変速装置21は歯
車93,94間の噛合わせによって1速(クリープ
速)、歯車90,94間の噛合わせによって2速、複式
クラッチ96による変速歯車95のプロペラ軸20に対
する結合によって3速、複式クラッチ96による伝動軸
17に対するプロペラ軸20の直結によって4速の変速
比を、プロペラ軸20に選択的に得させる。
【0028】プロペラ軸20上には前輪駆動力取出し歯
車97も、固定設置されている。中間ハウジング2の底
壁には動力取出し軸98を備えた前輪駆動力取出しケー
ス99を装着してあり、前輪駆動力取出し歯車97は減
速歯車列を介して、動力取出し軸98に遊嵌された歯車
100に対し接続されている。そして歯車100を選択
的に動力取出し軸98へと接続するための前輪駆動クラ
ッチ101を、前輪駆動力取出しケース99内に設けて
ある。
【0029】前記PTO変速装置28は図1に示すよう
に、伝動軸26とPTO軸27間に2つの変速歯車列を
設け、この変速歯車列を選択的に作動させるための複式
クラッチ102を、PTO軸27上に設置してあるもの
に構成されている。
【0030】図示の高低速切替え装置15における高速
用油圧クラッチ35Hには、同油圧クラッチ35Hの切
り状態でピストン39が遠心動圧効果を受けて摩擦エレ
メント36,37側へ移行し、該油圧クラッチ35Hと
低速用油圧クラッチ35Lとが同時に係合することを防
止するための逆止弁103を、設けてある。この逆止弁
103は図3,7に示すように、前記切欠き穴34cの
内面に開口させてクラッチシリンダ34に形成した穴1
04内に嵌合されるスリーブ105、及びこのスリーブ
105内面の弁座に対しスプリング106の付勢力で着
座するボール107を備えている。それぞれ前記作動板
58に対し当接することとなるスリーブ105と穴10
4端には、切り割り状の油逃がし溝105a,104a
を形成してある。また穴104の内面側でクラッチシリ
ンダ34には、ピストン39の設置空間内と穴104内
とに開口する環状溝108を形成してある。
【0031】以上により逆止弁103は、図3に示すよ
うに切り状態にある高速用油圧クラッチ35Hのピスト
ン39が遠心動圧効果を受けて摩擦エレメント36,3
7側へ若干移動し環状溝108が開放されると、そのと
き鎖線図示のようにボール107が遠心力の作用を受け
てスリーブ105内面の弁座から外周方向に外れている
ことよりして、ピストン39に作用している遠心動圧を
環状溝108、穴104、スリーブ105内、及び油逃
がし溝105a,104aを介して逃がし、ピストン3
9のさらなる移動によって摩擦エレメント36,37が
係合されることを防止する。電磁方向切換弁80Hの位
置IIへの変位によってピストン39に対し油圧が作用
されると同油圧によりボール107は速やかに、弁座に
対し着座する実線図示の位置へと戻され、ピストン39
に対し作用する油圧の抜けを阻止する。なおクラッチシ
リンダ34の切欠き穴34cと作動板58の係合突起5
8aとの間には摩擦エレメント41,42の摩耗に備え
て隙間をとってあるので、同隙間から油の排出が可能で
あって、油逃がし溝105aのみさえあれば十分で穴1
04端の油逃がし溝104aは必ずしも必要ではない。
【0032】図5に示すように前記回路78は油圧クラ
ッチ35H,35Lに対し油圧を供給する他、前記前輪
駆動クラッチ101と左右後輪用差動装置112のデフ
ロッククラッチ113とに対しても、油圧を供給するも
のとされている。すなわち前輪駆動クラッチ101はス
プリング109の力によって入れられ油圧の作用によっ
て切られるものに構成されており、回路78は、クラッ
チ入れ位置Iとクラッチ切り位置IIとを備えた電磁方
向切換弁110を介して前輪駆動クラッチ101に対し
接続されている。またデフロッククラッチ113はスプ
リング114の力によって切られ油圧の作用によって入
れられるものに構成されており、回路78は、クラッチ
切り位置Iとクラッチ入れ位置IIとを備えた電磁方向
切換弁115を介してデフロッククラッチ113に対し
接続されている。
【0033】なお油圧クラッチ35H,35L用の電磁
方向切換弁80H,80L、デフロッククラッチ113
用の電磁方向切換弁115、前記した二次リリーフ弁8
1、及び電磁方向切換弁80H,80L,110,11
5方向への油流通のみを許容する3個の逆止弁116,
117,118は、その間の油路を含めて、前記中間ハ
ウジング1の側壁外面上に設置されるバルブハウジング
119に設けられることとされている。
【0034】図8は、油圧クラッチ35H,35L用の
前記した2個の電磁方向切換弁80H,80Lを1個の
電磁方向切換弁80にまとめた変形例を示している。こ
の電磁方向切換弁80は両油圧クラッチ35H,35L
から共に油圧をドレーンして低速用油圧クラッチ35L
を係合させる中立位置N、両油圧クラッチ35H,35
Lに対し共に油圧を供給して高速用油圧クラッチ35H
を係合させる作用位置I、及び高速用油圧クラッチ35
Hから油圧をドレーンすると共に低速用油圧クラッチ3
5Lに対し油圧を供給して両油圧クラッチ35H,35
Lを共に切る作用位置IIを、備えている。電磁方向切
換弁80のソレノイド80a,80bはコントローラ8
5に対し、押釦84の非押し込み位置では両ソレノイド
80a,80bが共に解磁状態をとると共に押し込み位
置ではソレノイド80aが励磁されるように、そしてペ
ダル86の踏み込みによりペダル操作感知スイッチ87
がオンされるとソレノイド80bが励磁されるように、
接続されている。
【0035】この発明に係る図示の走行トランスミッシ
ョンは以上に説明したように構成されているから、機械
式の主変速装置18について変速操作を行うべく主クラ
ッチ7を切ると、図5,6の図例では電磁方向切換弁8
0Hが位置Iをとると共に電磁方向切換弁80Lが位置
IIをとり、また図8の図例では電磁方向切換弁80が
位置IIをとって、高速用油圧クラッチ35Hと低速用
油圧クラッチ35Lとが共に切られ、高低速切替え装置
15による動力伝達状態が遮断されるから、高低速切替
え装置15の慣性質量が主変速装置18に加わらないこ
ととなって、該主変速装置18の変速操作を迅速に、変
速ショックやガリ音の発生しない状態の下で行うことが
できる。
【0036】なお補助変速装置として高低速切替え装置
15を設けた例を示したが、同補助変速装置は、前後進
切替え装置又は互いに直列接続した前後進切替え装置と
高低速切替え装置等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を装備したトラクタの伝動
機構を示す機構図である。
【図2】同トラクタの中間ハウジング内の伝動機構の具
体構造を示す縦断側面図である。
【図3】図2の一部を拡大した縦断側面図である。
【図4】図2,3に示した低速用油圧クラッチの一部の
分解斜視図である。
【図5】図示トラクタに設けられた油圧回路を示す回路
図である。
【図6】図5に示した電磁方向切換弁の位置制御機構を
示す模式図である。
【図7】図4の一部を拡大して示す斜視図である。
【図8】図6に類似の模式図で、変形例を示している。
【符号の説明】
7 主クラッチ 15 高低速切替え装置 18 主変速装置(機械式変速装置) 30,31 歯車 32,33 歯車 34 クラッチシリンダ 35H 高速用油圧クラッチ 35L 低速用油圧クラッチ 36,37 摩擦エレメント 39 ピストン 41,42 摩擦エレメント 43 皿ばね 44 ピストン 57 押圧板 58 受圧板 59 連動杆 69,70 複式同期クラッチ 80H,80L 電磁方向切換弁 80a,80b ソレノイド 80 電磁方向切換弁 84 押釦 85 コントローラ 86 ペダル 87 ペダル操作感知スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J057 AA05 BB04 FF03 FF07 FF10 FF12 FF14 GA47 GB12 GC06 GD08 HH05 JJ02 3J067 AA16 AA24 AC04 AC51 BA13 BA28 BB02 CA23 DB14 EA03 FB02 GA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主クラッチ(7)と多段の機械式変速装
    置(18)との間に、少なくとも2段の変速段を有する
    補助変速装置(15)を介在させてある作業車の走行ト
    ランスミッションにおいて、 前記主クラッチ(7)の切り操作に連動して前記補助変
    速装置(15)を、動力伝達遮断状態とするように構成
    したことを特徴とする走行トランスミッション。
  2. 【請求項2】 前記機械式変速装置(18)が、同期ク
    ラッチ(69,70)を備えた歯車常時噛合い式のもの
    である請求項1の走行トランスミッション。
  3. 【請求項3】 前記補助変速装置を、油圧作動型の第1
    の油圧クラッチ(35H)とスプリング作動型の第2の
    油圧クラッチ(35L)とによって2段の変速を行う高
    低速切替え装置(15)に構成し、上記第1の油圧クラ
    ッチから作動油をドレーンさせると共に上記第2の油圧
    クラッチに対し作動油を供給して前記動力伝達遮断状態
    を得るように構成してある請求項1又は2の走行トラン
    スミッション。
  4. 【請求項4】 前記補助変速装置を、油圧作動型の第1
    の油圧クラッチ(35H)とスプリング作動型の第2の
    油圧クラッチ(35L)とによって2段の変速を行う高
    低速切替え装置(15)に構成し、これらの第1及び第
    2の油圧クラッチ用の方向切換弁(80H,80L;8
    0)を前記主クラッチ(7)の切り操作に連動して、上
    記第1の油圧クラッチから作動油をドレーンさせると共
    に上記第2の油圧クラッチに対し作動油を供給して前記
    動力伝達遮断状態を得るように構成してある請求項1又
    は2の走行トランスミッション。
  5. 【請求項5】 前記主クラッチ(7)を切り操作するペ
    ダル(86)の操作に連動して前記第1及び第2の油圧
    クラッチ(35H,35L)用の方向切換弁(80H,
    80L;80)を、第1の油圧クラッチから作動油をド
    レーンさせると共に第2の油圧クラッチに対し作動油を
    供給する位置へと移すコントローラ(85)を設けてあ
    る請求項3又は4の走行トランスミッション。
  6. 【請求項6】 前記補助変速装置(15)を前記主クラ
    ッチ(7)の操作手段(86)に対し、主クラッチの切
    り操作時には該主クラッチが完全に切られた後で補助変
    速装置を動力伝達遮断状態とし、主クラッチの入り操作
    時には該主クラッチが動力伝達を開始する前に補助変速
    装置を動力伝達状態に戻すように、連係させてある請求
    項1又は2の走行トランスミッション。
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