JP2000352446A - 作業車両における変速装置 - Google Patents

作業車両における変速装置

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JP2000352446A
JP2000352446A JP11166550A JP16655099A JP2000352446A JP 2000352446 A JP2000352446 A JP 2000352446A JP 11166550 A JP11166550 A JP 11166550A JP 16655099 A JP16655099 A JP 16655099A JP 2000352446 A JP2000352446 A JP 2000352446A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2個の摩擦クラッチの係合により2段の変速
を行う変速装置を、油圧供給機構の故障時にエンジンブ
レーキ作用を得させるものとしつつ、油通路構造を単純
とするものに構成する。 【解決手段】 伝動軸11上に設けた2個の摩擦クラッ
チのうち一方の摩擦クラッチ45を、戻しばね50にて
付勢された第1のピストン49に油圧を作用させて摩擦
エレメント47,48間を係合させる油圧作動型のもの
に構成する一方、他方の摩擦クラッチ46を、スプリン
グ56の作用で摩擦エレメント52,53間を係合させ
第2のピストン59に対する油圧の作用によって係合解
除を得るスプリング作動型のものに構成した。伝動軸内
の単一の作動油通路61を介し、上記第1及び第2のピ
ストンに対し同時に油圧を作用させる状態と該第1及び
第2のピストンに対する油圧の作用を同時に解除する状
態とを択一的に得て、所要の変速を行うこととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は伝動軸上に遊嵌設
置した2個の歯車を、該伝動軸上に設けた2個の摩擦ク
ラッチの択一的な作動により択一的に伝動軸へと結合し
て2段の変速を行う、作業車両における変速装置に関す
るものである。
【0002】
【発明の背景】複数個の油圧作動型摩擦クラッチの択一
的な作動によって複数段の変速を得る変速装置を設けて
ある作業車両では、油圧作動型摩擦クラッチに対する作
動油供給機構に故障が生じると全ての摩擦クラッチが係
合解除状態をとるから、その変速装置で伝動経路が遮断
されてエンジンブレーキ作用が得られなくなる。この問
題に対処するため既に、特公昭59−41052号公報
及び実公平8−5383号公報にそれぞれ開示された技
術が公知である。
【0003】特公昭59−41052号公報に開示のも
のは複数個の摩擦クラッチのうち1個のみの摩擦クラッ
チはスプリング作動型のものに、他の摩擦クラッチは油
圧作動型のものに、それぞれ構成し、作動油供給機構に
故障が生じた場合に油圧の抜けによりスプリング作動型
摩擦クラッチが係合することを利用して伝動経路を確保
している。また実公平8−5383号公報に開示のもの
は2個の油圧作動型摩擦クラッチを設けた2段変速装置
において、一方の摩擦クラッチのピストン戻しばねのば
ね荷重を他方の摩擦クラッチのピストン戻しばねのばね
荷重よりも大きくする一方、両摩擦クラッチに共用のク
ラッチシリンダの中央部の隔壁にプッシュピンを摺動可
能に挿通し、作動油供給機構に故障が生じた場合には一
方の摩擦クラッチのピストンが他方の摩擦クラッチのピ
ストンを、戻しばね荷重の差に基づいてプッシュピンを
介し押すことを利用し、該他方の摩擦クラッチの半クラ
ッチ状態での係合を得て、伝動経路を確保しエンジンブ
レーキ作用が得られることとしている。
【0004】そして特公昭59−41052号公報に開
示のものでは複数個の摩擦クラッチをのせた伝動軸に該
摩擦クラッチの個数に等しい個数の作動油通路を設け
て、スプリング作動型の1個の摩擦クラッチに対しては
摩擦エレメントを係合させるスプリング力に対抗する方
向から、また油圧作動型の他の摩擦クラッチに対しては
その前進により摩擦エレメントを係合させるピストンを
前進させる方向から、複数個の該作動油通路を摩擦クラ
ッチ内にそれぞれ開口させており、スプリング作動型の
摩擦クラッチは油圧の非作用状態で係合し油圧作動型の
摩擦クラッチは油圧の作用状態で係合することとして、
複数個の上記作動油通路に対する油圧の給排制御により
複数段の変速を得ることとしている。また実公平8−5
383号公報に開示のものでは2個の摩擦クラッチをの
せた伝動軸に2個の作動油通路を設けて、該2個の作動
油通路に対する油圧の給排制御により2段の変速を得る
こととしている。
【0005】したがって上述した何れの従来例において
も摩擦クラッチの個数に等しい作動油通路を、該摩擦ク
ラッチをのせた伝動軸内に設ける必要がある。そして回
転する伝動軸内の作動油通路はそれを位置固定側の作動
油通路に接続するため、油通路のロータリジョイント部
を必要とする。ロータリジョイント部は一般に、伝動軸
内の作動油通路に連通させた環状凹溝を伝動軸外周面に
形成し、該環状凹溝の開口端を伝動軸の軸受部材又は他
の筒状体でシールして形成される。このため従来のもの
では油通路構造が複雑であり、また伝動軸が長尺となり
車両機体も長尺化する傾向があった。
【0006】この発明は伝動軸上に遊嵌設置した2個の
歯車を、該伝動軸上に設けた2個の摩擦クラッチの択一
的な作動により択一的に伝動軸へと結合して2段の変速
を行う変速装置において、摩擦クラッチのための油通路
構造を極力単純とできるものを提供しようとするもので
ある。
【0007】付随する目的は、クラッチ構造を極力単純
化してある変速装置を提供することにある。
【0008】
【発明の要約】この発明は伝動軸(11)上に遊嵌設置
した2個の歯車(40,41)を、該伝動軸上に設けた
2個の摩擦クラッチ(45,46)の択一的な作動によ
り択一的に伝動軸(11)へと結合して2段の変速を行
う、作業車両における変速装置であって、一方の摩擦ク
ラッチ(45)を、第1のピストン(49)に対する油
圧の作用により摩擦エレメント(47,48)間を係合
させピストン戻しばね(50)の作用で係合解除を得る
油圧作動型のものに構成する一方、他方の摩擦クラッチ
(46)を、スプリング(56)の作用により摩擦エレ
メント(52,53)間を係合させ第2のピストン(5
9)に対する油圧の作用で係合解除を得るスプリング作
動型のものに構成し、上記伝動軸(11)に形成した単
一の作動油通路(61)を介し、上記した第1のピスト
ン(49)と第2のピストン(59)とに対し同時に油
圧を作用させる状態と該第1のピストン(49)と第2
のピストン(59)とに対する油圧の作用を同時に解除
する状態とを択一的に得て変速を行うように構成され
る。変速装置は車速を2段に変更可能な高低速切替え式
のものであっても、車両進行方向を前後に変更可能な前
後進切替え式のものであってもよい。
【0009】この発明に係る変速装置は一方の摩擦クラ
ッチ(45)を油圧作動型のものに構成する一方、他方
の摩擦クラッチ(46)をスプリング作動型のものに構
成しているから、作動油供給機構に故障が生じた場合に
は油圧の抜けが生じることによって必ず他方の油圧クラ
ッチ(46)が係合することとなって、変速装置で伝動
経路が遮断されずエンジンブレーキ作用が確保される。
それでありながら伝動軸(11)内の単一の作動油通路
(61)から第1のピストン(49)及び第2のピスト
ン(59)に対する油圧の給排を同時に行って、所要の
変速を得るものに構成されているから、伝動軸に形成す
る作動油通路は単一で済み、この作動油通路を位置固定
側の油通路に接続するための油通路のロータリジョイン
ト部も単一で済むこととなって、摩擦クラッチ(45,
46)のための油通路構造を極く単純なものとできる。
したがってまた伝動軸(11)をそれだけ短縮化でき、
ひいては車両機体の長さも短縮できることになる。
【0010】クラッチ構造を単純化するためには前記伝
動軸(11)上に、軸線方向中央部に隔壁(44a)を
有するクラッチシリンダ(44)を固定設置し、このク
ラッチシリンダ(44)と前記2個の歯車(40,4
1)の各々とに一方の摩擦クラッチ(45)の摩擦エレ
メント(47,48)及び他方の摩擦クラッチ(46)
の摩擦エレメント(52,53)をそれぞれ支持させる
一方、上記クラッチシリンダ(44)に、前記作動油通
路(61)を前記第1のピストン(49)端に連通させ
る油通路(62)及び前記第2のピストン(59)端に
対し連通させる油通路(63)を設けるのが、好まし
い。この構造によればクラッチシリンダ(44)が両摩
擦クラッチ(45,46)に共用され、また一方の摩擦
クラッチ(45)における第1のピストン(49)に対
する油通路(62)及び他方の摩擦クラッチ(46)に
おける第2のピストン(59)に対する油通路(63)
も、単一のクラッチシリンダ(44)内に形成できる。
【0011】クラッチ構造を一層単純化するためには、
前記第1のピストン(49)を前記隔壁(44a)に隣
接させて設ける一方、前記他方の摩擦クラッチ(46)
を、前記スプリング(56)により移動付勢された押圧
板(54)を該隔壁(44a)の反対側から摩擦エレメ
ント(52,53)に作用させ、上記隔壁(44a)の
外周側で前記クラッチシリンダ(44)に一体形成した
シリンダ部(58)に前記第2のピストン(59)を嵌
合し該ピストンの延出部(59a)を上記押圧板(5
4)の外周部(54a)に接当させてあるものに構成す
るのが、好ましい。クラッチシリンダ(44)に一体形
成されたシリンダ部(58)に第2のピストン(59)
を嵌合する構造は単純であり、また上記構造の他方の摩
擦クラッチ(46)はスプリング作動型の摩擦クラッチ
を無理なく設け得ることとする。
【0012】クラッチシリンダ内の油通路構造を単純化
するためには、前記作動油通路(61)を前記第2のピ
ストン(59)端に対し連通させる油通路(63)を、
前記第1のピストン(49)と前記隔壁(44a)との
間の油室(51)を介して第2のピストン(59)端に
対する油圧の給排を行うものに構成するのが、好まし
い。上記した油室(51)は第1のピストン(49)を
作動させるための油室となり、そのような油室(51)
を介して第2のピストン(59)端に対する油圧の給排
を行う油通路(63)は、極く短長のものに形成でき
る。
【0013】クラッチシリンダ(44)の長さ、したが
ってまた伝動軸(11)の長さを極力短長とするために
は、前記第1のピストン(49)と前記第2のピストン
(59)とを、前記クラッチシリンダ(44)の軸線方
向で一部オーバラップするように設けるのが、好まし
い。これによって両ピストン(49,59)のストロー
ク範囲がクラッチシリンダの軸線方向で重複することに
なり、クラッチシリンダが短長化されるのである。
【0014】この発明の好ましい一実施態様では前記作
動油通路(61)を位置固定側の油通路(67)に対し
接続するためのロータリジョイント(65)を、前記伝
動軸(11)の中途を支承する軸受け壁部(4)と該伝
動軸(11)間に形成する一方、該伝動軸(11)に前
記摩擦クラッチ(45,46)の摩擦エレメント(4
7,48,52,53)に対し潤滑油を供給するための
潤滑油通路(69)を形成し、この潤滑油通路を位置固
定側の油通路(73)に対し接続するためのロータリジ
ョイント(70)を、該伝動軸(11)の一端部を支承
する軸受け壁部(1a)内で伝動軸端面部に設けた密封
空所によって形成する。このように伝動軸(11)内の
作動油通路(61)のためのロータリジョイント(6
5)と潤滑油通路(69)のためのロータリジョイント
(70)とを伝動軸長さ方向で分散させて設けることに
より各軸受け壁部(4,1a)の厚さを可及的に小さく
でき、車両機体の長さを短縮できることになる。
【0015】この発明の他の特徴と長所とするところ
は、添付図面を参照して行う以下の説明から明瞭に理解
できる。
【0016】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を装備したトラ
クタの伝動機構を示している。トラクタの機体は前部ハ
ウジング1、中間ハウジング2及び後部ハウジング3を
前後に連設してなる。前部ハウジング1は中間部に一体
的な支壁部1aを有し、また支壁部1a後方側の前部ハ
ウジング1内をほぼ2分する位置で該前部ハウジング1
に取付け支持させた第1の軸受け枠体4、及び前部ハウ
ジング1の後端に取付け支持させた第2の軸受け枠体5
を有する。第2の軸受け枠体5は、中間ハウジング2の
前端に取付け支持させてもよい。中間ハウジング2は中
間部に一体的な支壁部2aを有し、また後部ハウジング
3は前壁3a、中間部の支持壁3b及び後端の開口を閉
鎖する後蓋3cを有する。前部ハウジング1内の最前部
に位置させたエンジン・フライホィール6に対し、走行
系の主クラッチ7を介して接続された中空の走行系原動
軸8とPTO系のクラッチ9を介して接続されたPTO
系原動軸10とが、前部ハウジング1内に設けられてい
る。
【0017】走行系の伝動機構は、支壁部1aと第1の
軸受け枠体4間で原動軸8とその下方に配置された伝動
軸11との間に配設された前後進切替え装置12、第1
の軸受け枠体4と第2の軸受け枠体5間で伝動軸11と
原動軸8延長線上の中空の従動軸13との間に配設され
た、この発明に従った変速装置14、従動軸13の延長
線上に配置され該従動軸13に連結された中空の駆動軸
15と伝動軸11の延長線上に配置された従動軸16と
の間で中間ハウジング2の前半部内に配設された主変速
装置17、及び従動軸16とその延長線上に配置された
プロペラ軸19間で中間ハウジング2の後半部内に配設
された副変速装置20であって駆動軸15の延長線上に
配置された中空のカウンタ軸18を含む副変速装置20
を、直列に接続してあるものに構成されている。プロペ
ラ軸19の後端は後部ハウジング3内に延出させてあ
り、左右後輪用の差動装置(図示せず)の入力傘歯車2
1に対し噛合わされた小傘歯車22を装備する。
【0018】PTO系の伝動機構は、中空の走行系原動
軸8内でPTO系原動軸10に対し連結してある伝動軸
23であって中空の走行系原動軸8、従動軸13、駆動
軸15及びカウンタ軸18を貫通させて後部ハウジング
3内まで臨ませてある伝動軸23、この伝動軸23の延
長線上に配置され該伝動軸23に連結してある他の伝動
軸24、及び後蓋3cを通し機体後方に延出させてある
PTO軸25であって伝動軸24に対し歯車伝動機構に
より接続してあるPTO軸25を、備えている。後部ハ
ウジング3の上面には、PTO軸25によって駆動を受
ける作業機(図示せず)を昇降させるための、左右のリ
フトアーム26aを備えた油圧リフト装置26を設置し
てある。
【0019】図2は、前部ハウジング1内の伝動構造を
示している。前記第1及び第2の軸受け枠体4,5は前
部ハウジング1内面上のボス部に対し、ボルト4a,5
aを用いて着脱可能に取付けられている。走行系の主ク
ラッチ7及びPTO系のクラッチ9はそれぞれ周知の摩
擦式のものに構成され、クラッチ7を作動させるための
シフタスリーブ27を、支壁部1aに取付けて原動軸8
上に設けたガイド筒28上に摺動可能に設け、このシフ
タスリーブ27上にクラッチ9を作動させるためのシフ
タスリーブ29を摺動可能に設けてある。シフタスリー
ブ27,29はそれぞれ、前部ハウジング1に支持させ
該ハウジング1外まで延出させてある横向きの操作軸3
0,31によって、該操作軸30,31と共に回動する
アーム32,33を介して摺動操作される。
【0020】前後進切替え装置12は、原動軸8上に2
個の歯車34,35を遊嵌設置すると共に伝動軸11の
前半部に2個の歯車36,37を固定設置し、このうち
歯車34,36は直接に噛合わせ、また歯車35,37
は中間のアイドラ歯車38(図1)を介して噛合わせて
あるものに、構成されている。原動軸8上には歯車3
4,35間で、米国特許No.4,830,159等に
具体構造を記載されているような摩擦式の複式同期クラ
ッチ39を設けてあり、該クラッチ39のシフタスリー
ブ39aを選択的に一方向或いは他方向に摺動操作して
歯車34或いは35を原動軸8へと結合し、伝動軸11
に車両前進或いは後進方向での回転を与えることとされ
ている。
【0021】この発明に従ったものに構成されている変
速装置14は、図例では高低速切替え式のものに構成さ
れている。すなわち図2及びその一部を拡大した図3に
示す通り、伝動軸11の後半部上に2個の歯車40,4
1を遊嵌設置すると共に従動軸13上に2個の歯車4
2,43を固定設置し、対応する歯車同士を噛合わせて
高速用歯車40,42列及び低速用歯車41,43列を
形成している。伝動軸11上には歯車40,41間で、
クラッチシリンダ44を共用する2個の摩擦クラッチ4
5,46を設けてあり、摩擦クラッチ45の係合によっ
て歯車40を、また摩擦クラッチ46の係合によって歯
車41を、伝動軸11に対し結合可能とされている。ク
ラッチシリンダ44は軸線方向の中央部に、摩擦クラッ
チ45,46間を隔離する隔壁44aを有する。
【0022】上記した摩擦クラッチ45,46のうち摩
擦クラッチ45は、図3及びその一部を拡大した図4と
摩擦クラッチ45,46の分解斜視図である図5に示す
ように、クラッチシリンダ44と歯車40のボス部とに
複数枚宛の一方及び他方の摩擦エレメント47,48を
摺動のみ自在に支持させ、該摩擦エレメント47,48
群に対面するピストン49を、隔壁44aに隣接させ戻
しばね50によって移動付勢して設けてあるものに、構
成されている。隔壁44aとピストン49間には油室5
1を設けてあり、摩擦クラッチ45は該油室51に作用
させる油圧によってピストン49を移動させ、クラッチ
シリンダ44に摺動範囲を規制して支持させてある受圧
板52に対し摩擦エレメント47,48を押付けると共
に該摩擦エレメント47,48間を摩擦係合させて、ク
ラッチ係合を得るものとされている。
【0023】これに対し摩擦クラッチ46は同様に図3
−5に示すように、クラッチシリンダ44と歯車41の
ボス部とに複数枚宛の一方及び他方の摩擦エレメント5
2,53を摺動のみ自在に支持させ、該摩擦エレメント
52,53群に対面する押圧板54を、隔壁44aの反
対側でクラッチシリンダ44に摺動のみ自在に支持さ
せ、この押圧板54とクラッチシリンダ44に装着した
止輪55との間に2枚の皿ばねであるスプリング56を
設けて、このスプリング56の付勢力によって摩擦エレ
メント52,53を隔壁44aに対し押付けると共に該
摩擦エレメント52,53間を摩擦係合させて、クラッ
チ係合を得るものとされている。
【0024】摩擦クラッチ46の係合を解除するために
は、次のような油圧シリンダ57を設けてある。すなわ
ち図4,5に明瞭に示すように該油圧シリンダ57は、
隔壁44aの外周側でクラッチシリンダ44に一体形成
した環状のシリンダ部58に環状のピストン59を、油
密に嵌合してなる。ピストン59には押圧板54方向へ
の延出部59aを設けてあり、また押圧板54は外周縁
上の複数の突起54aをクラッチシリンダ44における
軸線方向の複数のスリットに嵌入させて該クラッチシリ
ンダ44に支持されているが、突起54aはクラッチシ
リンダ44の外周側にまで突出させてあって、該突起5
4aにピストン延出部59aを接当させて、ピストン5
9背後の油室60に対する油圧の作用でピストン59を
前進させ、もってスプリング56力に抗し押圧板54を
摺動変位させて摩擦クラッチ46の係合を解除すること
とされている。なおピストン59の延出部59aには、
摩擦クラッチ46内から潤滑油を排出するための適当数
の穴59bを設けてある。ピストン59は油圧クラッチ
45のピストン49と、クラッチシリンダ44の軸線方
向において一部でオーバラップするように配置されてい
る。
【0025】図2−4に示すように伝動軸11には単一
の作動油通路61を形成してあり、この作動油通路61
はクラッチシリンダ44の油通路62によって、ピスト
ン49端の前記油室51に連ねてある。油室51を油圧
シリンダ57の前記油室60に対し連通可能な他の油通
路63を、同様にクラッチシリンダ44に形成してあ
る。摩擦クラッチ45のピストン49と油圧シリンダ5
7とはこれらの油通路62,63を介し、伝動軸11内
の作動油通路61から同時に油圧を作用せしめられると
共に作動油通路61に対し同時に作用油圧を抜かれる。
【0026】図2に示すように作動油通路61は伝動軸
11の前端面から穿設されており、穿孔端は螺栓64に
よって閉鎖されている。図4に明瞭に示すように作動油
通路61は、伝動軸11の中途を支承する前記第1の軸
受け枠体4内に位置させた、伝動軸11外周面の環状溝
へと開口させてあり、同環状溝の開口端を軸受け枠体4
の穴内周面で閉鎖して、油通路のロータリジョイント6
5が形成されている。図6に示すように前部ハウジング
1の一側外面にはソレノイド66aを備える電磁方向切
換弁66を装着してあり、この電磁方向切換弁66の油
圧給排ポート66bとロータリジョイント65に連なる
軸受け枠体4内の油通路67とが、前部ハウジング1の
開口1bを通したパイプ68によって接続されている。
【0027】図2,3に示すように伝動軸11には摩擦
クラッチ45,46の摩擦エレメント部に連通させた潤
滑油通路69も、該伝動軸11の前端面から穿設してあ
る。この潤滑油通路69を位置固定側の油通路に接続す
るための油通路のロータリジョイント70は図2に示す
通り、伝動軸11の前端部をベアリングを介し支持する
前記支壁部1aの穴に覆い71を装着して、該覆い71
と伝動軸11前端面間に形成されている。覆い71を省
略して、該覆い71に対応する部分を支壁部1aに一体
形成してもよい。図7に示すように前部ハウジング1の
一側外面には潤滑油供給パイプ継手72を装着してあ
り、同継手72とロータリジョイント70間が、支壁部
1aに形成した油通路73によって接続されている。な
お図7において74は、前記同期クラッチ39のシフタ
スリーブ39aを摺動操作するシフトフォークである。
【0028】図8は、摩擦クラッチ45,46のための
油圧回路を模式的に示している。油圧ポンプ74の吐出
回路75に接続して前記した電磁方向切換弁66が設け
られ、この電磁方向切換弁66は前記作動油通路61等
を介して摩擦クラッチ45,46に対し、図7に示した
油通路62,63により接続されている。電磁方向切換
弁66は、弁ばね66cの付勢下でとる低速位置Lとソ
レノイド66aの励磁によって移される高速位置Hとを
有する。電磁方向切換弁66が低速位置Lから高速位置
Hへ移された場合に摩擦クラッチ45のピストン49及
び摩擦クラッチ46の油圧シリンダ57に対し作用せし
められる油圧を緩やかに増すため、吐出回路75に接続
して周知のモジュレート型リリーフ弁76を設けてあ
る。また電磁方向切換弁66がソレノイド66aの解磁
により高速位置Hから低速位置Lへと移された場合に油
圧を緩やかに抜くため、該切換弁66を油タンクに接続
する回路中に絞り77を挿入設置してある。リリーフ弁
76の下流側には潤滑油の油圧を設定する低圧リリーフ
弁78が設けられ、両リリーフ弁76,78間から潤滑
油供給回路79が導き出されて、前記潤滑油通路69に
対し接続されている。電磁方向切換弁66は図外のコン
トローラによって、車両操縦部のスイッチ或いは走行負
荷センサー等の信号を受けて変位制御される。なお勿
論、手動操作式の切換弁としてもよい。
【0029】図9は電磁方向切換弁66が低速位置Lか
ら高速位置Hに移される場合における、摩擦クラッチ4
5の摩擦エレメント47,48間の係合圧力及び摩擦ク
ラッチ46の摩擦エレメント52,53間の係合圧力の
変化を模式的に示しており、カーブHiが摩擦クラッチ
45についてのもの、カーブLoが摩擦クラッチ46に
ついてのものである。スプリング56による摩擦クラッ
チ46の摩擦エレメント52,53間の係合圧力は、リ
リーフ弁76が設定する油圧による摩擦クラッチ45の
摩擦エレメント47,48間の係合圧力と実質的に等し
くされている。時間toで電磁方向切換弁66が低速位
置Lから高速位置Hに移され、その後でモジュレート型
リリーフ弁76によって摩擦クラッチ45のピストン4
9及び摩擦クラッチ46の油圧シリンダ57に対し油圧
が、徐々に高められながら作用して行く。これによって
低速用の油圧クラッチ46はスリップ係合状態を経て係
合解除し、高速用の油圧クラッチ45はスリップ係合状
態を経て完全に係合するが、低速用の油圧クラッチ46
が完全に係合解除する時点taは、高速用の油圧クラッ
チ45が完全に係合する時点tbよりも早くなるよう
に、ピストン49,59の各受圧面積の比率を設定して
ある。
【0030】図示のトランスミッションの他の部分につ
いて概略説明すると、図2,3に示すように前記した中
空の従動軸13と駆動軸15とは、変速装置14の1歯
車42のボス部をカップリング部材として連結されてい
る。
【0031】前記主変速装置17は図1に示すように、
駆動軸15上に4個の歯車80,81,82,83を遊
嵌設置すると共に従動軸16上に4個の歯車84,8
5,86,87を固定設置し、これらの歯車のうち対応
するもの同士を噛合わせ、駆動軸15上に歯車80,8
1間及び歯車82,83間で2個の複式同期クラッチ8
8,89を設けて、歯車80−83を選択的に駆動軸1
5へと結合することにより4段の変速を得るものに構成
されている。
【0032】前記副変速装置20は同様に図1に示すよ
うに、カウンタ軸18を減速歯車90,91列を介して
従動軸16に減速接続すると共に、該カウンタ軸18上
に2個の歯車92,93を固定設置し、このうちの小径
側の歯車93に対し減速歯車機構94を介し接続された
歯車95を、カウンタ軸18外に設けてあるものに構成
されている。プロペラ軸19上には、歯車95に対し噛
合わせ得るシフト歯車96を摺動のみ自在に設けると共
に、歯車92に対し噛合わせた歯車97を遊嵌設置し、
また歯車97をプロペラ軸19に対し結合する位置とプ
ロペラ軸19を従動軸16に対し直結する位置とに操作
される複式クラッチ98を設けてある。これにより副変
速装置20は歯車95,96間の噛合わせにより1速、
プロペラ軸19に対する歯車97の結合により2速、そ
して従動軸16に対するプロペラ軸19の直結により3
速の変速比を、プロペラ軸19に選択的に得させる。図
1において99は、図外の前輪を駆動可能とするために
プロペラ軸19上に固定設置された動力取出し用の歯車
である。
【0033】この発明を実施する上でトランスミッショ
ンの他部の構造は勿論、任意である。例えば前後進切替
え装置12を省略して原動軸8と伝動軸11間を歯車伝
動機構により接続し、主変速装置17を、後進変速段を
有するものに構成したような車両においても、図示の場
合と全く同様にこの発明を実施できる。また図例の高低
速切替え式の変速装置14は、図示の前後進切替え装置
12を省略するか高低速切替え装置に変更した上で、前
後進切替え式の変速装置に置換えることもできる。
【0034】何れにしてもこの発明に従った変速装置に
設けられたスプリング作動型の摩擦クラッチ46は作動
油供給機構に故障が生じた場合、油圧シリンダ57から
の油圧の抜けによってスプリング56力で自動的に係合
して、エンジンブレーキ作用を得させる。それでありな
がら伝動軸11には1個の作動油通路61のみを設けれ
ば、所定の変速を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を装備したトラクタの伝動
機構を示す機構図である。
【図2】同トラクタの前部ハウジングの縦断側面図であ
る。
【図3】図2の一部を拡大した縦断側面図である。
【図4】図3の一部を拡大した縦断側面図である。
【図5】摩擦クラッチの構造を示す分解斜視図である。
【図6】図2のVI−VI線にほぼ沿った断面図であ
る。
【図7】図2のVII−VII線にほぼ沿った断面図で
ある。
【図8】摩擦クラッチのための油圧回路を示す回路図で
ある。
【図9】摩擦クラッチの係合圧力の変化を示す模式的な
グラフである。
【符号の説明】
1 前部ハウジング 1a 支壁部 4 第1の軸受け枠体 11 伝動軸 13 従動軸 14 変速装置 40,41 歯車 42,43 歯車 44 クラッチシリンダ 44a 隔壁 45 油圧作動型の摩擦クラッチ 46 スプリング作動型の摩擦クラッチ 47,48 摩擦エレメント 49 ピストン 50 戻しばね 51 油室 52,53 摩擦エレメント 54 押圧板 54a 突起 56 スプリング 57 油圧シリンダ 58 シリンダ部 59 ピストン 59a 延出部 61 作動油通路 62 油通路 63 油通路 65 ロータリジョイント 66 電磁方向切換弁 67 油通路 69 潤滑油通路 70 ロータリジョイント 71 覆い 73 油通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D039 AA02 AA04 AB11 AB21 AC03 AC37 AC40 AC54 AC70 AD24 AD33 3J028 EA09 EB04 EB22 EB25 EB33 EB35 EB37 EB62 FA55 FB05 FB06 FB15 FC32 FC42 FC64 GA01 HA17 3J057 AA04 BB04 CA14 EE04 FF02 FF07 FF09 FF11 FF14 FF17 GA12 HH04 HH05 JJ02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝動軸(11)上に遊嵌設置した2個の
    歯車(40,41)を、該伝動軸上に設けた2個の摩擦
    クラッチ(45,46)の択一的な作動により択一的に
    伝動軸(11)へと結合して2段の変速を行う、作業車
    両における変速装置であって、 一方の摩擦クラッチ(45)を、第1のピストン(4
    9)に対する油圧の作用により摩擦エレメント(47,
    48)間を係合させピストン戻しばね(50)の作用で
    係合解除を得る油圧作動型のものに構成する一方、他方
    の摩擦クラッチ(46)を、スプリング(56)の作用
    により摩擦エレメント(52,53)間を係合させ第2
    のピストン(59)に対する油圧の作用で係合解除を得
    るスプリング作動型のものに構成し、 上記伝動軸(11)に形成した単一の作動油通路(6
    1)を介し、上記した第1のピストン(49)と第2の
    ピストン(59)とに対し同時に油圧を作用させる状態
    と該第1のピストン(49)と第2のピストン(59)
    と対する油圧の作用を同時に解除する状態とを択一的に
    得て変速を行うように構成してある変速装置。
  2. 【請求項2】 前記伝動軸(11)上に、軸線方向中央
    部に隔壁(44a)を有するクラッチシリンダ(44)
    を固定設置し、このクラッチシリンダ(44)と前記2
    個の歯車(40,41)の各々とに一方の摩擦クラッチ
    (45)の摩擦エレメント(47,48)及び他方の摩
    擦クラッチ(46)の摩擦エレメント(52,53)を
    それぞれ支持させる一方、上記クラッチシリンダ(4
    4)に、前記作動油通路(61)を前記第1のピストン
    (49)端に連通させる油通路(62)及び前記第2の
    ピストン(59)端に対し連通させる油通路(63)を
    設けてある請求項1の変速装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のピストン(49)を前記隔壁
    (44a)に隣接させて設ける一方、前記他方の摩擦ク
    ラッチ(46)を、前記スプリング(56)により移動
    付勢された押圧板(54)を該隔壁(44a)の反対側
    から摩擦エレメント(52,53)に作用させ、上記隔
    壁(44a)の外周側で前記クラッチシリンダ(44)
    に一体形成したシリンダ部(58)に前記第2のピスト
    ン(59)を嵌合し該ピストンの延出部(59a)を上
    記押圧板(54)の外周部(54a)に接当させてある
    ものに構成してある請求項2の変速装置。
  4. 【請求項4】 前記作動油通路(61)を前記第2のピ
    ストン(59)端に対し連通させる油通路(63)を、
    前記第1のピストン(49)と前記隔壁(44a)との
    間の油室(51)を介して第2のピストン(59)端に
    対する油圧の給排を行うものに構成してある請求項3の
    変速装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のピストン(49)と前記第2
    のピストン(59)とを、前記クラッチシリンダ(4
    4)の軸線方向で一部オーバラップするように設けてあ
    る請求項3の変速装置。
  6. 【請求項6】 前記作動油通路(61)を位置固定側の
    油通路(67)に対し接続するためのロータリジョイン
    ト(65)を、前記伝動軸(11)の中途を支承する軸
    受け壁部(4)と該伝動軸(11)間に形成する一方、
    該伝動軸(11)に前記摩擦クラッチ(45,46)の
    摩擦エレメント(47,48,52,53)に対し潤滑
    油を供給するための潤滑油通路(69)を形成し、この
    潤滑油通路を位置固定側の油通路(73)に対し接続す
    るためのロータリジョイント(70)を、該伝動軸(1
    1)の一端部を支承する軸受け壁部(1a)内で伝動軸
    端面部に設けた密封空所によって形成してある請求項1
    から5までの何れか一項に記載の変速装置。
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