JP4974900B2 - 粉粒体の解砕整粒装置および粉粒体の解砕整粒方法 - Google Patents
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Description
炭,石灰石,セラミックス材料等の種々湿潤または乾燥材料を所定の粒度に整粒する粉粒
体の解砕整粒装置および粉粒体の解砕整粒方法に関するもので、更に詳しくは、各種装置
で造粒または成形された湿潤凝集物や乾燥塊状物等の目的粒度以上の造粒物(ダマ)を解
砕して、所定の粒度範囲に整える粉粒体の解砕整粒装置および粉粒体の解砕整粒方法に関
するものである。
なわれている。そして、製品生成過程における粒度調整作業は、粉粒体の品質向上、流動
乾燥時における流動化の向上、ハンドリング改善などのために重要な単位操作の一つとな
っている。
クリーンによって行なっていた。そのため、継続使用によってスクリーンが摩耗したり破
損して、製品粉粒体中にスクリーンの摩耗粉や破損片が混入してしまう虞があった。また
、湿潤材料の場合には、被処理物の物性によっては付着によるスクリーンの目詰まりが生
じ、スクリーンの内部で被処理物を練ってしまうことが生じていた。また、造粒刃の衝撃
力により適正粒度を有した粒子をも解砕してしまい、微粉を多量に発生して収率が悪くな
ってしまうと言う不都合も生じていた。
特許出願を行なった(特許文献1および特許文献2)。
この粉粒体の解砕整粒装置は、材料投入口から供給された湿潤または乾燥材料を所定の
滞留域を経て整粒する粉粒体の解砕整粒装置であって、該装置を構成するケーシング本体
内に、回転体と該回転体に所定間隔を存して対向離間する対向面部とを設けて間隙領域を
形成し、該間隙領域を、前記所定の間隙設定に適合した粒子の通過は許容するが、不適合
な粒子の通過は不能とする粒度調整領域に構成し、前記間隙領域を通過不能な粒子は、前
記間隙領域の入口部または面域部で、前記回転体の回動に連携して前記対向面部に接触せ
しめて間隙領域を通過可能に解砕し、排出口より排出するように構成したものである。
ここで、上記間隙領域には、上記回転体と上記対向面部とを最狭間隙部として設定した
面域部または線域部が設けられ、上記最狭間隙部またはその近傍域で粒子の解砕を行なう
ように構成している。
に回転軸を有する略円錐形状とし、上記ケーシング本体を略中空円錐形状に形成し、ケー
シング本体の内壁と回転体の周面とによって上記粉粒体の滞留域を構成し、回転体の下端
周縁とケーシング本体内壁とによって上記最狭間隙部を構成したものである。
向に配設された駆動軸と、該駆動軸に間隙をもって固定支持された複数枚の円板と、それ
らの円板の下方においてその周縁部の板面に対抗して配置され、かつ該円板の板面に対し
てその周縁に向かって間隙を小さくする傾斜面をもったステータとを備え、前記円板の板
面と前記ステータの傾斜面とによって粉粒体が滞留する間隙部を構成すると共に、前記円
板の周縁と前記ステータとの最狭間隙部によって解砕整粒部を構成したものである。
回転体の下部周縁とケーシング本体内壁とによって形成される最狭間隙部は、円形を成す
1本の線状である。そのため、解砕整粒範囲をあまり大きく取れず、該解砕整粒範囲を大
きくするには、回転体の下部径を大きくすることが必須となり、装置の大型化を来してし
まうと言う課題があった。
ータが配設されているため、円板の上方においては解砕整粒作用は行われず、効率が悪い
ものであった。また、処理する粉粒体は円板の上方から供給されるため、円板の遠心力に
より跳ね返され、入り難いものであった。さらに、高湿潤材料を処理する場合、解砕整粒
部(最狭間隙部)、投入口付近、排出部付近等に処理物が付着し、安定した運転ができな
くなるという課題もあった。
コンパクトで、解砕整粒範囲を十分に広くできると共に、整粒処理する粉粒体が高湿潤材
料の場合であっても、装置の内面に付着を生ずることがなく、また仮に付着を生じても、
初期の段階で取り除くことができ、長時間安定した運転が可能な粉粒体の解砕整粒装置、
および粉粒体の解砕整粒方法を提供するにある。
上記した本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置によれば、円板の全周に解砕整粒部が形成され、効率的に粉粒体の解砕整粒を行うことができるため、装置の更なるコンパクト化が可能となる。また、処理する粉粒体は円板の中心付近、および円板間に投入され、円板の遠心力により中心から外周方向に流れるため、粉粒体の供給がスムーズに行われると共に、円板の遠心力により飛ばされた処理物とぶつかることが無いため、ケーシング本体内における粉粒体の付着も軽減され、長時間安定した運転が可能となる。
この本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置によれば、円板間の原料投入口を、円板の中心
付近に近づけて開口させることができ、原料の供給をよりスムーズに行なうことができる。
この本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置によれば、内張りされた表面が滑らかなシート
状部材の存在により、ケーシング本体内における粉粒体の付着がさらに軽減され、より長
時間の安定した運転が可能となる。
共に、該シート状部材に、例えばケーシング本体に設けたピンシリンダー等によって、ケ
ーシング本体側から衝撃を与える構成としてもよい。
この本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置によれば、ケーシング本体内に粉粒体が付着し
ても、初期の段階で強制的に払い落とすことができ、付着物が成長することはないため、
更なる長時間の安定した運転が可能となる。
この本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置によれば、ガス供給管より熱風をケーシング本
体内に吹き込むことにより、処理する粉粒体は熱風から直接、および熱風で加熱された装
置の表面から間接的に熱を受け、粉粒体の表面から水分が蒸発(乾燥)するので、水分に
起因する装置内面への付着を防止でき、長時間の安定した運転が可能となる。また、ガス
供給管より冷風をケーシング本体内に吹き込んだ場合には、チョコレートのように軟化温
度の低い材料の解砕整粒処理も可能な装置となる。
この本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置によれば、アダプターの厚さを調整することに
よって、解砕整粒部の間隙を容易に調整することができる。なお、この場合、スペーサを
介して上記アダプターを切り欠き部に配設する構成としてもよい。
この本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置によれば、乾燥塊状物で全体が硬いもの、或い
は硬い芯を有する粉粒体であっても、突起部によって効率的に解砕することができ、解砕
整粒部における粉粒体の解砕整粒作用をより向上させることができる。なお、この場合、
対向面に各々設ける突起部は、一方の面に設けた突起部が他方の面に設けた突起部の間を
通過するように配置することが、解砕整粒効率の観点から好ましい。
この本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置によれば、粉粒体が円板の板面間などに滞留し
た場合においても、該粉粒体を粗解砕し、最狭間隙部等における解砕整粒作用を補助する
ことができる。
この本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置によれば、円板の板面に設けた補助ピンが、粉
粒体を解砕整粒部に押し出す作用を果たすため、粉粒体が溜まり難いものとなり、処理量
を増大させることができる。なお、この場合、上記円板の板面に設ける補助ピンは、平面
視略三角形であって、その頂点の一つを円板の回転方向に向けて設けることが、粉粒体の
押し出し作用の観点から好ましい。
上記本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置を使用し、粉粒体を加熱、乾燥させながら解砕整粒することを特徴とする。
この第1の本発明に係る粉粒体の解砕整粒方法によれば、粉粒体を加熱、乾燥させなが
ら解砕整粒するため、装置内における粉粒体の付着を防止できると共に、後工程における
処理物の乾燥工程の削除或いは簡略化を図ることができる。なお、この場合、粉粒体の加
熱、乾燥は、装置内への熱風の供給、或いは装置内の適所に電気式のヒーター等を設置す
ることにより行うことができる。
この本発明に係る粉粒体の解砕整粒方法によれば、熱風の供給によって粉粒体を加熱、
乾燥させることができると共に、装置内に原料投入口から排出口に至る熱風の流れを形成
でき、粉粒体を該熱風の流れに同伴させて解砕整粒部にスムーズに導くことができ、効率
的な粉粒体の解砕整粒が可能となる。
風を、上記ガス排出経路より排出させる方法としてもよい。
この本発明に係る粉粒体の解砕整粒方法によれば、装置内の吸気と排気の圧力バランス
によって、粉粒体はさらにスムーズに解砕整粒部に導かれることとなり、より効率的な粉
粒体の解砕整粒が可能となる。
上記本発明に係る粉粒体の解砕整粒装置を使用し、粉粒体を冷却しながら解砕整粒することを特徴とする。
この第2の本発明に係る粉粒体の解砕整粒方法によれば、粉粒体を冷却しながら解砕整
粒するため、チョコレートのように軟化温度の低い材料の解砕整粒処理も可能となると共
に、軟化溶融物の装置内における付着も防止できる。なお、この場合、粉粒体の冷却は、
装置内への冷風の供給、或いは装置内の適所に冷却装置等を設置することにより行うこと
ができる。
この本発明に係る粉粒体の解砕整粒方法によれば、冷風の供給によって粉粒体を冷却す
ることができると共に、装置内に原料投入口から排出口に至る冷風の流れを形成でき、粉
粒体を該冷風の流れに同伴させて解砕整粒部にスムーズに導くことができ、効率的な粉粒
体の解砕整粒が可能となる。
風を、上記ガス排出経路より排出させる方法としてもよい。
この本発明に係る粉粒体の解砕整粒方法によれば、装置内の吸気と排気の圧力バランス
によって、粉粒体はさらにスムーズに解砕整粒部に導かれることとなり、より効率的な粉
粒体の解砕整粒が可能となる。
面に基づいて詳細に説明する。
この図面に示した参考例に係る粉粒体の解砕整粒装置1は、ケーシング本体2が、矩形の下部ケーシング本体2aと、半円筒形状の上部ケーシング本体2bとから構成されている。そして、下部ケーシング本体2aと上部ケーシング本体2bの一側部には、蝶番3が設けられ、該蝶番3を支点として、上部ケーシング本体2bが、下部ケーシング本体2aの上面において開閉自在に取り付けられている。
、図2に示したように、ケーシング本体2を貫通して外部まで延設され、軸受5,5によって各々支持されている。また、駆動軸4の一端部には、プーリ6が配設され、該プーリ6は、図示しないベルトを介してモーターのプーリに連繋されている。
先ず、図示しないモーター等によって駆動軸4を回転させ、それによって駆動軸4に固設された円板23を回転させる。次に、排気ブロワー、吸気ブロワー、エアーヒーター(いずれも図示せず)の順番で起動し、ガス供給管42,43を介してケーシング本体2内に所定温度に昇温された熱風を供給すると共に、ケーシング本体2の下部から排気する。この際、装置内部がマイナス圧になるように、供給風量よりも排気風量を若干多めにすることが好ましい。
この図9〜図13に示した本発明の実施の形態に係る粉粒体の解砕整粒装置51は、円板の間隔を広めにとり、左右の原料投入口の他に、円板間にも原料投入口を設け、円板に形成された切り欠き部に頼ることなく、各整粒部(間隙部Aおよび解砕整粒部B)に均一に原料を供給するようにしたことが上記参考例に係る装置1と大きく相違する。従って、この相違部分を中心に、以下説明する。なお、参考例に係る装置1と同一の部材については、同一を符号を付して、その説明を省略する場合がある。
一方、駆動軸4には、図9および図10に示したように、2枚の円板23,23が、上記2組の対を成すステータ8,8のそれぞれの間に位置するように、該駆動軸4に外嵌されたスペーサ24によってその間隔を保ち、かつキー25によって固定されている。
なお、この円板23の中央部の適所には、上記した参考例に係る装置1と同様に、複数の切り欠き部26が形成され、円板23の軽量化が図られているが、この切り欠き部26は、本実地の形態に係る装置51においては、必ずしも必要ではない。
この際、特に上記した実施の形態に係る装置51の場合には、円板23,23間にも原料投入口56を設けたため、該円板間に設けた原料投入口56によって、円板23に形成された切り欠き部26に頼ることなく、各整粒部(間隙部Aおよび解砕整粒部B)に均一に原料を供給することができる。また、処理量を増やすために円板23の枚数を増やした場合、即ち整粒部の数を駆動軸4方向に増やした場合でも、同様に各円板23,23間に原料投入口56を設けることによって、各整粒部に均一に原料を供給することができる。
例えば、上記実施の形態においては、ガス供給管を介して熱風を装置内に供給することにより、粉粒体の加熱、乾燥を行っているが、装置の外部をリボン式の電気ヒーターで覆ったり、または該装置の接粉部をジャケット構造として、該ジャケット内に温水や加熱蒸気を供給して加熱すること等によって、粉粒体を加熱、乾燥させる構成としてもよい。また逆に、ガス供給管を介して冷風を装置内に供給する等の方法により、解砕整粒する処理物を直接或いは間接的に冷却できる構成とすれば、チョコレートのように軟化温度の低い材料の解砕整粒処理も可能となると共に、軟化溶融物の装置内における付着も防止できる。また、装置内に内張りしたシート状部材に衝撃を与える手段として、上記実施の形態においてはピンシリンダーを示したが、何らこれに限定されず、バイブレータ等の種々の振動或いは衝撃発生手段を採用できる。さらに、上記実施の形態においては、本発明装置を単体として用いた場合の粉粒体の処理方法について説明したが、本発明装置の粉粒体投入用ケーシングに前段の各種造粒機または成形機の排出管に接続すると共に、本発明装置の排出用ケーシングを後段の各種装置の供給口に接続することにより、本発明装置を、一連のプラントの一部として使用することも可能である。
<粉粒体原料の調製>
逆流式高速混合機(日本アイリッヒ(株)製;アイリッヒ・インテンシブミキサー T
ype−R11)を用いて、セラミックス粉体(陶土)に加水して原料を調整した。各原
料の粒子径および水分値を、表1および表2に示す。
<試験例>
−試験例1−
特許文献2(WO 2004/085069 A1)に記載された、下半分のみに処理
部を有する従来装置を用い、下記の条件で上記調整した原料の解砕整粒操作を行った。
・円板の直径:260mm ・円板の枚数:3枚
・円板の回転数:3000rpm ・最狭間隙部:0.8mm
・原料投入量:1.7t/hr
−試験例2−
図1乃至図8に示した、参考例に係る装置を用い、下記の条件で上記調整した原料の解砕整粒操作を行った。
・円板の直径:260mm ・円板の枚数:2枚
・円板の回転数:3500rpm ・最狭間隙部:0.8mm
・熱風の温度:80℃ ・熱風の風量:3m3/min
・ピンシリンダー:不使用 ・原料投入量:2.0t/hr
−試験例3−
図1乃至図8に示した、参考例に係る装置を用い、下記の条件で上記調整した原料の解砕整粒操作を行った。
・円板の直径:260mm ・円板の枚数:2枚
・円板の回転数:2500rpm ・最狭間隙部:0.8mm
・熱風の温度:120℃ ・熱風の風量:9m3/min
・ピンシリンダー:不使用 ・原料投入量:2.0t/hr
試験結果
各試験の結果を、表1に併記する。
トップサイズ1mmの粒子を目標に、最狭間隙部の間隔を0.8mmとしたところ、何
れの試験例においても、その目標をほぼ達成できた。しかし、試験例1では、運転開始か
ら80秒で最狭間隙部に処理品が付着して運転不可能となってしまった。これに対し、試
験例2では12分、試験例3ではさらに長時間処理しても付着物がなく、参考例に係る装
置においては、連続運転が可能であることが確認できた。
−試験例4−
図1乃至図8に示した、参考例に係る装置を用い、下記の条件で上記調整した原料の解砕整粒操作を行った。
・円板の直径:260mm ・円板の枚数:2枚
・円板の回転数:3000rpm ・最狭間隙部:1.5mm
・熱風の風量:3m3/min(加熱しない、室温の空気)
・ピンシリンダー:不使用 ・原料投入量:1.17t/hr
−試験例5−
図1乃至図8に示した、参考例に係る装置を用い、下記の条件で上記調整した原料の解砕整粒操作を行った。
・円板の直径:260mm ・円板の枚数:2枚
・円板の回転数:2500rpm ・最狭間隙部:1.5mm
・熱風の風量:3m3/min(加熱しない、室温の空気)
・ピンシリンダー:使用 ・原料投入量:1.26t/hr
試験結果
各試験の結果を、表2に併記する。
試験例4では、運転開始から108秒で、整粒直後の処理品が装置内に堆積して排出す
ることができなくなり、運転が困難となってしまった。しかし、試験例5では、より多い
投入量を12分処理したが、上記の堆積もなく、連続運転が可能であることが確認できた
。
範囲を十分に広くできると共に、整粒処理する粉粒体が高湿潤材料の場合であっても、装
置の内面に付着を生ずることがなく、また仮に付着を生じても、初期の段階で取り除くこ
とができ、長時間安定した運転が可能な粉粒体の解砕整粒装置となるため、各種装置で造
粒または成形された医薬品,食品,飼料,化学薬品,肥料,粉炭,石灰石,セラミックス
材料等の種々湿潤または乾燥材料を所定の粒度に整粒するのに適している。
2a 下部ケーシング本体 2b 上部ケーシング本体
3 蝶番 4 駆動軸
5 軸受 6 プーリ
7 ステータ 7a 切り欠き部
7b 傾斜面 8 ステータ
9 固定軸 10 スペーサ
11 キャップスクリュー 12 プレート
13 ステータガイド 14 キャップスクリュー
15 キャップスクリュー 16 ノブ
17 フランジ 18 ステータプレータ
19 ボルト 20 セットピス
21 アダプター 21a 傾斜面
21b 垂直面 22 キャップスクリュー
23 円板 23a 板面
24 スペーサ 25 キー
26 切り欠き部 27 ホッパー
28 解砕ピン 29 突起部
30 突起部 31 補助ピン
32 原料投入用ケーシング 33 原料投入口
34 分散手段 34a 傘状分散部材
34b 傘状分散部材 35 半リング状部材
36 キャップスクリュー 37 切り込み部
38 シート状部材 39 ピンシリンダー
39a ピン 40 補助プレート
41 キャップスクリュー 42 ガス供給管
43 ガス供給管 44 切り欠き部
45 共通ベース 46 排出用ケーシング
47 バグコレクター 48 バグフィルター
51 解砕整粒装置 52 半リング状中空突出部
53 ステータガイド 53a 鍔状突起部
54 取付座 55 ボルト
56 原料投入口 57 シート状部材
58 ボルト 59 補助プレート
60 キャップスクリュー 61 ガス供給管
A 間隙部 B 解砕整粒部
Claims (15)
- ケーシング本体内に水平な方向に配設された駆動軸と、該駆動軸に間隔をもって固定支持された複数枚の円板と、それらの円板の周縁部の板面に対向して設置され、かつ該円板の板面に対してその周縁に向かって間隙を小さくする傾斜面をもったステータとを備え、前記円板の板面と前記ステータの傾斜面とによって粉粒体が滞留する間隙部を構成すると共に、前記円板の周縁と前記ステータとの最狭間隙部によって解砕整粒部を構成した粉粒体の解砕整粒装置において、上記ステータを上記円板の全周にわたって配設すると共に、上記ケーシング本体の駆動軸近傍の側壁、および隣合う円板間に位置する上記ケーシング本体の上部の周壁に原料投入口を設けたことを特徴とする、粉粒体の解砕整粒装置。
- 上記ケーシング本体の上部を駆動軸の軸芯と同芯の半円筒形状とし、かつこの上部の外周部全体にわたって軸方向に複数箇所、該上部と同芯の半リング状中空突出部を設け、該半リング状中空突出部に上記円板をそれぞれ配すると共に、該半リング状中空突出部間の周壁に上記原料投入口を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の粉粒体の解砕整粒装置。
- 上記ケーシング本体の上部を駆動軸の軸芯と同芯の半円筒形状とし、少なくともその内周面の一部に表面が滑らかなシート状部材を内張りしたことを特徴とする、請求項1に記載の粉粒体の解砕整粒装置。
- 上記シート状部材を可撓性を有する材料で形成すると共に、該シート状部材にケーシング本体側から衝撃を与えることを特徴とする、請求項3に記載の粉粒体の解砕整粒装置。
- 上記ケーシング本体の原料投入口に連通するガス供給管を設けると共に、ガス排出経路をケーシング本体下部の排出口に連接したことを特徴とする、請求項1に記載の粉粒体の解砕整粒装置。
- 上記ステータの周縁に切り欠き部を形成し、該切り欠き部にアダプターを配設したことを特徴とする、請求項1に記載の粉粒体の解砕整粒装置。
- 上記解砕整粒部を構成する上記円板と上記ステータの対向面の各々に、突起部を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の粉粒体の解砕整粒装置。
- 上記ステータの傾斜面および/または上記円板の板面に、粉粒体を粗解砕する解砕ピンを設けたことを特徴とする、請求項1に記載の粉粒体の解砕整粒装置。
- 上記間隙部を構成する上記円板の板面に、粉粒体を解砕整粒部方向に押圧する補助ピンを設けたことを特徴とする、請求項1に記載の粉粒体の解砕整粒装置。
- 上記請求項1に記載の粉粒体の解砕整粒装置を使用し、粉粒体を加熱、乾燥させながら解砕整粒することを特徴とする、粉粒体の解砕整粒方法。
- 上記請求項5に記載のガス供給管より熱風を供給することを特徴とする、請求項10に記載の粉粒体の解砕整粒方法。
- 上記ガス供給管より供給する熱風よりも若干多い風量の熱風を、上記請求項5に記載のガス排出経路より排出させることを特徴とする、請求項11に記載の粉粒体の解砕整粒方法。
- 上記請求項1に記載の粉粒体の解砕整粒装置を使用し、粉粒体を冷却しながら解砕整粒することを特徴とする、粉粒体の解砕整粒方法。
- 上記請求項5に記載のガス供給管より冷風を供給することを特徴とする、請求項13に記載の粉粒体の解砕整粒方法。
- 上記ガス供給管より供給する冷風よりも若干多い風量の冷風を、上記請求項5に記載のガス排出経路より排出させることを特徴とする、請求項14に記載の粉粒体の解砕整粒方法。
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