JP4972518B2 - チェック構造 - Google Patents

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Description

この発明は、チェック構造に関し、特に、複筒型の油圧緩衝器において、ロッドガイドとこのロッドガイドの上方に配設されるメインシールにおけるチェックシール部との間に設けられるチェック構造の改良に関する。
複筒型の油圧緩衝器において、ロッドガイドとこのロッドガイドの上方に配設されるメインシールにおけるチェックシール部との間に設けられるチェック構造としては、従来から種々の提案がある。
その中で、たとえば、特許文献1には、メインシールに一体に形成のチェックシール部の先端部が対向するロッドガイドにおける上端面に接触するチェック構造が開示されている。
すなわち、この特許文献1に開示のチェック構造にあって、メインシールは、平面視で環状に形成のインサートメタルの内周側に内周シール部を有すると共にインサートメタルの内周側と外周側との中間部の裏面に、すなわち、油圧緩衝器の組立時にロッドガイドの上端面に対向する面にチェックシール部を有している。
そして、このメインシールは、複筒型の油圧緩衝器の組立時にシリンダ体およびこのシリンダ体の外側にシリンダ体と同芯に突設される外筒の各開口端を閉塞しながら軸芯部にロッド体を貫通させるロッドガイドの上方に重ねるように配設される。
このとき、メインシールにあっては、内周シール部がロッド体の外周に摺接すると共に、たとえば、外筒の上端を内側に折り曲げるようにする加締め加工で所定位置たるロッドガイドの上方に定着されるとき、チェックシール部がロッドガイドにおける上端面に先端部を撓ませて接触する。
そして、上記の特許文献1に開示されているチェック構造にあっては、ロッドガイドにおける上端面と、ここに接触するチェックシール部における先端部との間に平面視で同芯円となる環状に形成の複数本の溝を有している。
ちなみに、メインシールにあって、内周シール部は、ロッドガイドの軸芯部を貫通するロッド体の外周に付着する外部からのダストの侵入を阻止するダストリップと、ロッド体の外周に付着する内部からの作動油をロッドガイド上に掻き落してこの作動油の外部への漏出を阻止するオイルリップとを有している。
それゆえ、上記した特許文献1に開示のチェック構造にあっては、メインシールのオイルリップでロッドガイドの上端面上に掻き落された作動油をチェックシール部の先端部とロッドガイドの上端面との間に出現する隙間を介して、すなわち、チェックシール部における先端部が内側から徐々に浮き上がるようにして離座することで出現する隙間を介して、チェックシール部における先端部の外側たるリザーバ室に流出させ、また、リザーバ室からのガスやガスを混入する作動油がチェックシール部の先端部を開放して内側に浸入すること、すなわち、逆流を阻止する。
特開平9‐317914号公報(明細書中の段落0019から同0023の記載、図1、図3参照)
しかしながら、上記した特許文献1に開示のチェック構造にあっては、チェックシール部における先端部の逆流阻止たるシール機能に不具合はないが、チェックシール部における先端部の開放たる油圧の解放機能に些か問題があると指摘される可能性がある。
すなわち、この種のチェックシール部における油圧の解放機能およびシール機能について、油圧の解放機能を優先する上からは、チェックシール部がロッドガイドに対して線接触するのが好ましいが、シール機能を優先する上からは、チェックシール部がロッドガイドに対して面接触する方が好ましい。
しかし、線接触になるのは理論上で、実際には、チェックシールは、ロッドガイドに対して面接触し、特に、特許文献1に開示されているところでは、チェックシール部における先端部のロッドガイドに対する接触幅が大きいから、チェックシール部におけるシール機能が良好となる。
その一方で、上記のチェック構造にあって、チェックシール部は、いわゆる内側にある作動油を外側に流出させるとき、ロッドガイドの上端面上に掻き落された作動油がチェックシール部の先端部を、すなわち、ロッドガイドの上端面に面接触している先端部をいわゆる内側からから徐々に浮き上がらせ、そこに出現する隙間を介してリザーバ室に流出させている。
それゆえ、先端部の内側の作動油は、先端部が全て浮き上がる状況になる迄、先端部の外側に流出し得ず、したがって、ロッド体に対するメインシールのフリクションが高くなったり、この高くなったフリクションが急激に低くなったりする油圧の急激な変化で、車両にあっては乗り心地を悪くする不具合を招来し易くなる。
そこで、この発明は、上記した事情を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、車両における乗心地を悪化させずしてチェックシール部における所定の油圧の解放機能およびシール機能の発揮を可能にし、複筒型の油圧緩衝器への具現化に向くチェック構造を提供することである。
上記した目的を達成するため、本発明の一つの手段は、シリンダ体と、上記シリンダ体の外側に配設した外筒と、上記シリンダ体と上記外筒との開口端を閉塞するロッドガイドと、上記ロッドガイドの軸芯部を貫通して上記シリンダ体内に挿入したロッド体と、上記ロッドガイドの上方に配設されて当該ロッドガイドの上端面に先端部を対向させるチェックシール部とで複筒式の油圧緩衝器を構成し、上記チェックシール部の先端部と上記ロッドガイドの上端面との間に設けられるチェック構造であって、上記ロッドガイドの上端面に全周に亙って上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状のシール用リブと、上記シール用リブよりロッド体寄り側に突設されると共に上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる複数の環状内周側リブと、上記シール用リブとこのシール用リブに燐接する上記内周側リブとの間及び各内周側リブとの間に画成される環状通路とを形成し、上記各内周側リブにその内周側と上記環状通路との連通を許容する油圧誘導手段を形成してなることを特徴とするものである
同じく、他の手段は、シリンダ体と、上記シリンダ体の外側に配設した外筒と、上記シリンダ体と上記外筒との開口端を閉塞するロッドガイドと、上記ロッドガイドの軸芯部を貫通して上記シリンダ体内に挿入したロッド体と、上記ロッドガイドの上方に配設されて当該ロッドガイドの上端面に先端部を対向させるチェックシール部とで複筒式の油圧緩衝器を構成し、上記チェックシール部の先端部と上記ロッドガイドの上端面との間に設けられるチェック構造であって、上記ロッドガイドの上端面に全周に亙って上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状のシール用リブと、上記シール用リブよりロッド体寄り側に突設されると共に上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状内周側リブと、上記シール用リブと上記内周側リブとの間に画成される環状通路とを形成し、上記内周側リブにその内周側と上記環状通路との連通を許容する切り欠き通路からなる油圧誘導手段を形成してなることを特徴とするものである。
同じく、別の手段は、シリンダ体と、上記シリンダ体の外側に配設した外筒と、上記シリンダ体と上記外筒との開口端を閉塞するロッドガイドと、上記ロッドガイドの軸芯部を貫通して上記シリンダ体内に挿入したロッド体と、上記ロッドガイドの上方に配設されて当該ロッドガイドの上端面に先端部を対向させるチェックシール部とで複筒式の油圧緩衝器を構成し、上記チェックシール部の先端部と上記ロッドガイドの上端面との間に設けられるチェック構造であって、上記ロッドガイドの上端面に全周に亙って上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状のシール用リブと、上記シール用リブよりロッド体寄り側に突設されると共に上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状内周側リブと、上記シール用リブと上記内周側リブとの間に画成される環状通路とを形成し、上記内周側リブにその内周側と上記環状通路との連通を許容する油圧誘導手段を形成し、同じく上記ロッドガイドの上端面に上記シール用リブよりシリンダ体寄り側に突設されると共に上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる複数の環状外周側リブと、上記シール用リブとこのシール用リブに燐接する上記外周側リブとの間及び各外周側リブとの間に画成される環状通路とを形成し、上記各外周側リブにその内周側と上記環状通路との連通を許容する油圧開放手段を形成してなることを特徴とするものである。
同じく、更に別の手段は、シリンダ体と、上記シリンダ体の外側に配設した外筒と、上記シリンダ体と上記外筒との開口端を閉塞するロッドガイドと、上記ロッドガイドの軸芯部を貫通して上記シリンダ体内に挿入したロッド体と、上記ロッドガイドの上方に配設されて当該ロッドガイドの上端面に先端部を対向させるチェックシール部とで複筒式の油圧緩衝器を構成し、上記チェックシール部の先端部と上記ロッドガイドの上端面との間に設けられるチェック構造であって、上記ロッドガイドの上端面に全周に亙って上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状のシール用リブと、上記シール用リブよりロッド体寄り側に突設されると共に上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状内周側リブと、上記シール用リブと上記内周側リブとの間に画成される環状通路とを形成し、上記内周側リブにその内周側と上記環状通路との連通を許容する油圧誘導手段を形成し、同じく上記ロッドガイドの上端面に上記シール用リブよりシリンダ体寄り側に突設されると共に上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状外周側リブと、上記シール用リブと上記外周側リブとの間に画成される環状通路とを形成し、上記外周側リブにその内周側と上記環状通路との連通を許容する切り欠き通路からなる油圧開放手段を形成してなることを特徴とするものである。
それゆえ、この発明のチェック構造にあっては、ロッドガイドが上端面に環状に形成されながら全周に亙って上端をチェックシール部における先端部に接触させるシール用リブを有するから、シール用リブの上端とチェックシール部における先端部との間におけるシール機能を線接触状態に近似させ得る。
そして、この発明のチェック構造にあっては、上端をチェックシール部における先端部に接触させてシール用リブとの間に環状通路を画成する内周側リブ、又は内周側リブと外周側リブとを設け、この内周側リブと外周側リブにそれぞれその内周側と環状通路との連通を許容する油圧誘導手段、油圧開放手段を設けたので、この油圧誘導手段、油圧開放手段によってチェックシール部における先端部の内側の油圧が上記の環状通路に誘導される。
したがって、この環状通路に誘導される油圧は、すなわち、チェックシール部における先端部の内側の油圧は、この先端部におけるクラッキング圧を超えるとき、この先端部を開放作動させてシール用リブの外周側に解放される。
その結果、このチェック構造によれば、チェックシール部における先端部がロッドガイドの上端面に全面的に面接触する場合に比較して、油圧の解放機能が向上されて、急激な油圧の変動がなく、このチェック構造を具現化する油圧緩衝器を搭載する車両における乗り心地を悪化させない。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
本発明は、シリンダ体1と、シリンダ体1の外側に配設した外筒2と、シリンダ体1と外筒2との開口端を閉塞するロッドガイド4と、ロッドガイド4の軸芯部を貫通して上記シリンダ体1内に挿入したロッド体3と、上記ロッドガイド4の上方に配設されて当該ロッドガイド4の上端面に先端部を対向させるチェックシール部53とで複筒式の油圧緩衝器を構成し、上記チェックシール部53の先端部と上記ロッドガイド4の上端面との間に設けられるチェック構造に関するものである。
そして、チェック弁機構たる上記チェック構造の基本的な構成は、図2、図3に示すように、上記ロッドガイド4の上端面に全周に亙って上端を上記チェックシール部53の先端部に接触させる環状のシール用リブ11と、上記シール用リブ11よりロッド体3寄り側に突設されると共に上端を上記チェックシール部53の先端部に接触させる一つ又は複数の環状内周側リブ12、13と、上記シール用リブ11とこのシール用リブ11に燐接する上記内周側リブ12との間及び各内周側リブ12、13との間に画成される環状通路21、22とを形成し、上記各内周側リブ12、13にその内周側と上記環状通路21、22との連通を許容する切り欠き12a、13aからなる油圧誘導手段を形成してなることを特徴とするものである。
更に、上記記ロッドガイド4の上端面に上記シール用リブ11よりシリンダ体1寄り側に突設されると共に上端を上記チェックシール部53の先端部に接触させる一つ又は複数の環状外周側リブ14,15と、上記シール用リブ11とこのシール用リブに燐接する上記外周側リブ14との間及び各外周側リブ14、15との間に画成される環状通路23、24とを形成し、上記各外周側リブ14、15にその内周側と上記環状通路23、24との連通を許容する切り欠き通路14a、15aからなる油圧開放手段を形成しても良い。
以下詳細に説明する。


すなわち、図1に示す油圧緩衝器は、シリンダ体1の外側に外筒2を配設する複筒型に形成され、上端部たるヘッド部は、シリンダ体1および外筒2の上端たる開口端を閉塞しながら軸芯部にロッド体3を貫通させるロッドガイド4と、このロッドガイド4に重ねられるようにロッドガイド4の上方に配設されるメインシール5とを有してなる。
シリンダ体1および外筒2は、この油圧緩衝器にあって、下端側部材、すなわち、車軸側部材とされ、それぞれ筒体からなり、上端側部材、すなわち、車体側部材とされるロッド体3の軸芯線を芯にする同芯に配設される。
そして、このシリンダ体1および外筒2にあっては、図示しない下端がボトム部材を利用するなどの適宜の手段で閉塞されながらアイなどのブラケットを有して車軸への連結を可能にすると共に、このシリンダ体1と外筒2との間をリザーバ室Rに設定している。
ちなみに、図示しないが、作動油が充満されるシリンダ体1内にはロッド体3の下端部たる先端部に保持されたピストン体が摺動可能に収装され、このピストン体は、シリンダ体1内に上方室R1と下方室を画成し、この上方室R1と下方室は、ピストン体に開穿のポートを介して相互に連通可能とされ、また、下方室は、上記のリザーバ室Rに連通可能とされている。
このとき、この種の油圧緩衝器にあっては、多くの場合に、ピストン体に開穿のポートの下流側端に減衰バルブが配設され、また、下方室とリザーバ室Rとを連通する通路中に減衰バルブが配設される。
一方、リザーバ室Rは、上記したシリンダ体1の下端側における連通を度外視すると、このヘッド部側にあっては、原理的には、後述するロッドガイド4およびメインシール5でシリンダ体1内との連通が阻止されている。
そして、このリザーバ室Rは、下方にある油面(図示せず)を境にするガス室Gを有し、このガス室Gには、窒素ガスなどの不活性ガスを加圧下に封入している。
ロッド体3は、この油圧緩衝器にあって、前記したように車体側部材とされ、断面を円形にする棒体やパイプ体からなり、上端にアイなどのブラケットを有して車体への連結を可能にする一方で、下端部たる先端部がロッドガイド4の軸芯部を貫通してシリンダ体1内に臨在され、シリンダ体1内に収装の図示しないピストン体を保持している。
ロッドガイド4は、図示するところでは、鋼板を加圧成形してほぼ筒状に近い環状に形成され、上記したように、外筒2とシリンダ体1の上端を閉塞しながら軸芯部にロッド体3を貫通させている。
また、このロッドガイド4にあっては、シリンダ体1の上端部の内側に嵌挿されるほぼ筒状に形成の内側ガイド部4aの内周に軸受部材として機能するブッシュ41を有し、このブッシュ41の内側にロッド体3を貫通させると共に、このブッシュ41の内周とロッド体3の外周との間に、図示しないが、摺動隙間を出現させ、この摺動隙間によってロッド体3の外周への油膜の形成を許容し、ロッド体3の摺動性を保障している。
そして、このロッドガイド4にあっては、上記の内側ガイド部4aに連続する筒状に形成の外側ガイド部4bが外筒2の上端部の内側に位置決められ、シリンダ体1に対する外筒2における同芯性を保障している。
さらに、このロッドガイド4にあっては、内側ガイド部4aと外側ガイド部4bとの間に環状に形成された頂部4cを有し、この頂部4cで後述するメインシール5を担持している。
そしてまた、このロッドガイド4にあっては、内側ガイド部4aと頂部4cとの間であって、内側ガイド部4aより上方となるが頂部4cより下方となる部位に形成された段差部4dを有し、この段差部4dの上端面に後述するメインシール5におけるチェックシール部53の先端部53aを接触させている。
そしてさらに、このロッドガイド4は、頂部4cと段差部4dとの境界部分から開穿されてリザーバ室Rに連通するドレンポート4eを有し、このドレンポート4eがロッドガイド4の上端面たる段差部4d上の作動油のリザーバ室Rへの流出を許容している。
メインシール5は、自己支持性を有するように適宜肉厚の板材からなりながら、図示しないが、平面視で環状に形成のインサートメタル51と、このインサートメタル51の内周側に一体に連設の内周シール部52と、このインサートメタル51の内周側と外周側との中間部の裏面に、すなわち、油圧緩衝器の組立時にロッドガイド4の上端面に対向する面に一体に連設のチェックシール部53とを有し、さらに、図示するところでは、このインサートメタル51の外周側に一体に連設の外周シール部54を有している。
また、このメインシール5は、上記したように、複筒型の油圧緩衝器の組立時にロッド体3に介装されながら上記のロッドガイド4に上方から重ねられ、その定着にあっては、図示するところでは、外筒2の上端部を内側に折り曲げるようにする加締め加工でインサートメタル51がロッドガイド4上に定着される。
そして、このメインシール5にあって、ほぼ筒状に形成の内周シール部52,コーン状に形成のチェックシール部53および環状に形成の外周シール部54は、ゴム材からなり、金属材からなるインサートメタル51に一体に連設される。
このことから、このメインシール5にあって、上記の各シール部52,53,54の形成にあっては、すなわち、インサートメタル51への各シール部52,53,54の連設にあっては、特に、図中で下端面となる裏面に薄肉のゴム膜(符示せず)が一体に形成される。
それゆえ、このメインシール5にあっては、これが所定位置たるロッドガイド4の上に突設されるとき、チェックシール部53および外周シール部54がロッドガイド4に接触するのはもちろんだが、上記のゴム膜もロッドガイド4における前記した頂部4cの上端に接触し、したがって、ロッドガイド4との間におけるいわゆるシール性が向上される。
さらに、メインシール5にあって、内周シール部52は、それぞれロッド体3の外周に摺接すると共にロッド体3の外周に付着する外部からのダストの侵入を阻止するダストリップ52aと、同じくロッド体3の外周に付着する内部からの作動油の外部への漏出を阻止するオイルリップ52bとを有している。
ちなみに、この内周シール部52にあって、オイルリップ52bは、その外周に介装されたガータスプリング52cでロッド体3に対する接触力、すなわち、締め代が設定される。
それゆえ、このメインシール5にあっては、油圧緩衝器の伸縮時に、すなわち、まず、シリンダ体1内にロッド体3が没入する収縮作動時に、内周シール部52におけるダストリップ52aがロッド体3の外周に付着するダストのシリンダ体1内への侵入を阻止する。
そして、シリンダ体1内からロッド体3が突出する油圧緩衝器の伸長作動時に、内周シール部52におけるオイルリップ52bがロッド体3の外周に付着する油膜をロッドガイド4の上端面上に掻き落し、この作動油のメインシール5を介して外部への漏出を阻止する。
そしてまた、メインシール5にあって、チェックシール部53は、凡そこの種のチェックシール部がそうであるように、所定位置たるロッドガイド4の上方に重なるように定着されるとき、ロッドガイド4における上端面に先端部53aを撓ませるようにして接触する。
このとき、図示するところにあって、ロッドガイド4における上端面には、前記したように段差部4dが形成されており、先端部53aは、この段差部4dの上端面に接触している。
さらに、メインシール5にあって、外周シール部54は、このメインシール5が外筒2の上端部に対する内側への折り曲げ加工たる加締加工で所定位置たるロッドガイド4の上方に定着されるとき、このロッドガイド4における外側ガイド部4bの上端部に形成される傾斜部(符示せず)と外筒2の上端部の内周との間に出現する空部(符示せず)に収容されて、このメインシール5におけるインサートメタル51の外周と外筒2の上端部の内周との間における密封性を保障する。
それゆえ、以上のように形成された油圧緩衝器にあって、特に、シリンダ体1内からロッド体3が突出する伸長作動時には、シリンダ体1内から突出するロッド体3の外周に付着して、しかも、ロッド3体とブッシュ41との間の摺動隙間を介して油膜となった作動油が言わばロッドガイド4の上方に出てくる。
そして、このロッド体3の外周に付着して油膜となってシリンダ体1外に出てきた作動油は、ロッド体3のさらなる伸長作動でメインシール5の内周シール部52におけるオイルリップ52bによって言わばロッドガイド4の上方に掻き落される。
そしてまた、このロッドガイド4の上方に掻き落された作動油は、図示するところでは、ロッドガイド4における内側ガイド部4aと段差部4dとの間に形成される空部A、すなわち、このロッドガイド4上にメインシール5を突設するとき、内周シール部52におけるオイルリップ52bがロッドガイド4に干渉しないようにするために形成される空部Aに溜る。
そしてさらに、この空部Aに溜る作動油の量が多くなると、この空部Aの内圧が高くなり、そのため、内周シール部52のオイルリップ52bにおける締め代を大きくするが、このとき、チェックシール部53における先端部53aがロッドガイド4の上端面から浮き上がり、そこに出現する隙間を介して先端部53aの外側、すなわち、リザーバ室R側に解放される。
一方、上記のようにして、リザーバ室Rに流出された作動油は、リザーバ室Rのシリンダ体1内への連通がロッドガイド4上へのメインシール5におけるチェックシール部53の配設で阻止されるから、図示しない下端側でリザーバ室Rからシリンダ体1内に戻される。
そして、リザーバ室Rのシリンダ体1内への連通を阻止するメインシール5にあっては、チェックシール部53における先端部53aが撓んで弾発力を発生している上にリザーバ室Rのガス圧によってロッドガイド4の上端面に押し付けられ、リザーバ室Rからのガスのシリンダ体1内への逆流が阻止される。
このように、チェックシール部53における先端部53aは、これが撓んで弾発力を発生してロッドガイド4の上端面に接触するので、リザーバRのガスが空部A内へ流入することを阻止すると共に、逆に、空部A内に溜った作動油が空部A内の圧力を上昇させる事態になると開放作動するように撓んで作動油をリザーバRに解放させる。
すなわち、チェックシール部53は、基本的には、空部Aからリザーバ室Rへの作動油の流れのみを許容するチェックバルブとしてシール機能を発揮し、空部A内にある程度作動油が溜って空部A内の圧力が上昇すると、圧力によって撓んで空部Aをリザーバ室R側に連通する解放機能を発揮する。
ところで、この発明のチェック構造にあって、ロッドガイド4は、図示するところでは、上記の段差部4dの上端面に、図2および図3に示すように、ロッド体3と同芯となる環状とされながら上端をチェックシール部53における先端部53aに接触させる複数本のリブ11,12,13,14,15を突設して複数本の環状通路21,22,23,24を形成している。
また、この発明のチェック構造にあっては、上記の複数本とされるリブ11,12,13,14,15の内の一本となるロッドガイド4の上端面における径方向の中央にあるリブ11をシール用リブ11とし、このシール用リブ11が全周に亙って上端をチェックシール部53の先端部53aにおける径方向の中央部に接触させている。
それに対して、シール用リブ11を除く残りの複数本のリブ12,13,14,15にあって、シール用リブ11よりロッド体3(図1参照)寄り側に突設のリブ12,13を内周側リブ12,13としている。
そして、後述するところでもあるが、シール用リブ11よりシリンダ体1(図1参照)寄り側に突設のリブ14,15については、これを外周側リブ14,15としている。
また、内周側リブ12,13および外周側リブ14,15は、それぞれが全周に亙って上端をチェックシール部53の先端部53aにおける径方向の中央部に接触させている。
ところで、内周側リブ12,13は、シール用リブ11との間および相互間に環状通路21,22を画成し、内周側リブ12の内周側たる環状通路22とシール用リブ11の内周側たる環状通路21との連通および環状通路22と内周側リブ13の内周側との連通を許容する油圧誘導手段を有している。
そして、油圧誘導手段は、図示するところでは、この内周側リブ12,13の周方向線を横切る方向に形成されてこの内周側リブ12,13を挟む言わば前後の連通を許容する切り欠き通路12a,13aからなる。
ちなみに、切り欠き通路13aは、図示するところでは、破線図で切り欠き通路12aに対向する態様に示されているが、その実際の形成位置については、いわゆる周方向にずれてなるとし、図示するところでは、切り欠き通路12aと180度反対側の位置とされている。
それゆえ、シール用リブ11および油圧誘導手段たる切り欠き通路12a,13aを有する内周側リブ12,13にあっては、シール用リブ11の上端とチェックシール部53における先端部53aとの間におけるシール機能を線接触状態に近似させることが可能になる。
その一方で、内周側リブ12,13が油圧誘導手段たる切り欠き通路12a,13aを有するから、ロッド体3寄り側の油圧をシール用リブ11の内周側の環状通路21,22に誘導でき、したがって、シール用リブ11は、この環状通路21,22に誘導された油圧に基づいて先端部53aを離座させる、すなわち、先端部53aのクラッキング圧を環状通路21,22における油圧とし得る。
したがって、この環状通路21,22に誘導される油圧が、すなわち、チェックシール部53における先端部53aの内側の油圧がこの先端部53aにおけるクラッキング圧を超えるとき、この先端部53aが直ちに開放作動して内側の油圧を外側に解放する。
その結果、このチェック構造によれば、チェックシール部53における先端部53aがロッドガイド4の上端面に全面的に面接触する場合に比較して、油圧の解放機能が向上されて、急激な油圧の変動がなく、このチェック構造を具現化する油圧緩衝器を搭載する車両における乗り心地を悪化させない。
のみならず、このチェック構造にあっては、チェックシール部53における先端部53aが全面的にロッドガイド4の上端面に面接触する場合に比較して、シール用リブ11の上端とこれが接触する先端部53aとの間における接触圧が高くなり、両者間におけるシール機能の向上を図り得る。
一方、このチェック構造にあっては、上記のシール用リブ11を介しての言わば解放された油圧が抵抗なくリザーバ室Rに解放されるべく、以下のような配慮をしている。
すなわち、図示するチェック構造にあっては、前記したところでもあるが、上記のシール用リブ11よりシリンダ体1寄り側に外周側リブ14,15を突設すると共に、シール用リブ11との間および相互間に環状通路23,24を画成している。
そして、この外周側リブ14,15は、前記した内周側リブ12,13の場合と同様に、シール用リブ11との間および相互間に環状通路23,24を画成している。
また、この外周側リブ14,15は、外周側リブ14の内周側となる環状通路23と外周側となる環状通路24との連通および環状通路24と外周側リブ15の外周側との連通を許容する油圧解放手段を有している。
この油圧解放手段は、前記した内周側リブ12,13が有する油圧誘導手段と同様に、この外周側リブ14,15の周方向線を横切る方向に形成されてこの外周側リブ14,15の内外周側の連通を許容する切り欠き通路14a,15aからなる。
ちなみに、切り欠き通路15aは、図示するところでは、前記した切り欠き通路13aの場合と同様に、破線図で切り欠き通路14aに対向する態様に示されているが、その実際の形成位置については、いわゆる周方向にずれてなるとし、図示するところでは、切り欠き通路14aと180度反対側の位置とされている。
それゆえ、油圧解放手段たる切り欠き通路14a,15aを有する外周側リブ14,15にあっては、シール用リブ11を乗り越えるようにして環状通路23に流入した油圧が切り欠き通路14aを介して環状通路24に解放され、さらに、切り欠き通路15aを介してシリンダ体1側に解放され、このシリンダ体1側に解放された油圧は、ロッドガイド4に形成のドレンポート4eを介してリザーバ室Rに解放される。
以上のように、この発明のチェック構造によれば、空部A内の圧力上昇を抑え得るので、メインシール5の内周側に設けた内周シール部52におけるオイルリップ52bの緊迫力をいたずらに高めず、したがって、ロッド体3とオイルリップ52bとの摺動抵抗を増大させずして、油圧緩衝器の円滑な伸縮作動を可能にし、この油圧緩衝器を搭載する車両における乗り心地を悪化させない。
前記したところでは、シール用リブ11の言わば上流側にある油圧誘導手段が内周側リブ12(および13)に形成された切り欠き通路12a(および13a)からなるが、この油圧誘導手段を設ける意図は、シール用リブ11の上流側における油圧が必要以上に大きくならないようにすることである。
したがって、このことからすれば、油圧誘導手段を設けるのにあって、上記した内周側リブ12(および13)への切り欠き通路12a(および13a)の形成に代えて、図示しないが、内周側リブ12(および13)の高さをシール用リブ11の高さより僅かに低くすることで具現化されても良く、このことは、外周側リブ14(および15)に具現化されても良い。
また、前記したところでは、内周側リブおよび外周側リブがそれぞれ複数本とされているが、この内周側リブおよび外周側リブが油圧誘導手段あるいは油圧解放手段を有する限りには、この内周側リブおよび外周側リブが各一本とされても良い。
そして、前記したところでは、ロッドガイド4が鋼板を折り曲げ加工して形成される加圧加工品とされているが、この発明が意図するところからすると、各リブ11,12,13,14,15および環状通路21,22,23,24の形成が可能とされる限りにおいて、鋳造品からなるとしても良く、また、鍛造品からなるとしても良い。
この発明のチェック構造を具現化した油圧緩衝器のヘッド部の半截縦断面図である。 この発明のチェック構造を具現化するチェックシール部の先端部がロッドガイドの上端面を接触する状態を拡大して示す部分縦断面図である。 図2中のX−X線位置で見るロッドガイドの上端面を示す部分平面図である。
符号の説明
1 シリンダ体
2 外筒
3 ロッド体
4 ロッドガイド
11 シール用リブ
12,13 内周側リブ
14,15 外周側リブ
12a,13a 油圧誘導手段としての切り欠き通路
14a,15a 油圧解放手段としての切り欠き通路
21,22,23,24 環状通路
53 チェックシール部
53a 先端部

Claims (8)

  1. シリンダ体と、上記シリンダ体の外側に配設した外筒と、上記シリンダ体と上記外筒との開口端を閉塞するロッドガイドと、上記ロッドガイドの軸芯部を貫通して上記シリンダ体内に挿入したロッド体と、上記ロッドガイドの上方に配設されて当該ロッドガイドの上端面に先端部を対向させるチェックシール部とで複筒式の油圧緩衝器を構成し、上記チェックシール部の先端部と上記ロッドガイドの上端面との間に設けられるチェック構造であって、上記ロッドガイドの上端面に全周に亙って上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状のシール用リブと、上記シール用リブよりロッド体寄り側に突設されると共に上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる複数の環状内周側リブと、上記シール用リブとこのシール用リブに燐接する上記内周側リブとの間及び各内周側リブとの間に画成される環状通路とを形成し、上記各内周側リブその内周側と上記環状通路との連通を許容する油圧誘導手段を形成してなることを特徴とするチェック構造。
  2. 上記シール用リブに上記環状通路を挟んで隣設する上記内周側リブにおける油圧誘導手段と、上記内周側リブに上記環状通路を挟んで隣設する上記内周側リブにおける油圧誘導手段との相対位置が円周方向にずれてなる請求項1に記載のチェック構造。
  3. 油圧誘導手段が内周側リブの内外周側の連通を許容する切り欠き通路からなる請求項1又は2に記載のチェック構造
  4. シリンダ体と、上記シリンダ体の外側に配設した外筒と、上記シリンダ体と上記外筒との開口端を閉塞するロッドガイドと、上記ロッドガイドの軸芯部を貫通して上記シリンダ体内に挿入したロッド体と、上記ロッドガイドの上方に配設されて当該ロッドガイドの上端面に先端部を対向させるチェックシール部とで複筒式の油圧緩衝器を構成し、上記チェックシール部の先端部と上記ロッドガイドの上端面との間に設けられるチェック構造であって、上記ロッドガイドの上端面に全周に亙って上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状のシール用リブと、上記シール用リブよりロッド体寄り側に突設されると共に上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状内周側リブと、上記シール用リブと上記内周側リブとの間に画成される環状通路とを形成し、上記内周側リブにその内周側と上記環状通路との連通を許容する切り欠き通路からなる油圧誘導手段を形成してなることを特徴とするチェック構造。
  5. シリンダ体と、上記シリンダ体の外側に配設した外筒と、上記シリンダ体と上記外筒との開口端を閉塞するロッドガイドと、上記ロッドガイドの軸芯部を貫通して上記シリンダ体内に挿入したロッド体と、上記ロッドガイドの上方に配設されて当該ロッドガイドの上端面に先端部を対向させるチェックシール部とで複筒式の油圧緩衝器を構成し、上記チェックシール部の先端部と上記ロッドガイドの上端面との間に設けられるチェック構造であって、上記ロッドガイドの上端面に全周に亙って上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状のシール用リブと、上記シール用リブよりロッド体寄り側に突設されると共に上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状内周側リブと、上記シール用リブと上記内周側リブとの間に画成される環状通路とを形成し、上記内周側リブにその内周側と上記環状通路との連通を許容する油圧誘導手段を形成し、同じく上記ロッドガイドの上端面に上記シール用リブよりシリンダ体寄り側に突設されると共に上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる複数の環状外周側リブと、上記シール用リブとこのシール用リブに燐接する上記外周側リブとの間及び各外周側リブとの間に画成される環状通路とを形成し、上記各外周側リブにその内周側と上記環状通路との連通を許容する油圧開放手段を形成してなることを特徴とするチェック構造。
  6. 上記シール用リブに上記環状通路を挟んで隣設する上記外周側リブにおける油圧解放手段と、上記の外周側リブに環状通路を挟んで隣設する外周側リブにおける油圧解放手段との相対位置が円周方向にずれてなる請求項5に記載のチェック構造。
  7. 上記油圧解放手段が外周側リブの内外周側の連通を許容する切り欠き通路からなる請求項5又は6に記載のチェック構造。
  8. シリンダ体と、上記シリンダ体の外側に配設した外筒と、上記シリンダ体と上記外筒との開口端を閉塞するロッドガイドと、上記ロッドガイドの軸芯部を貫通して上記シリンダ体内に挿入したロッド体と、上記ロッドガイドの上方に配設されて当該ロッドガイドの上端面に先端部を対向させるチェックシール部とで複筒式の油圧緩衝器を構成し、上記チェックシール部の先端部と上記ロッドガイドの上端面との間に設けられるチェック構造であって、上記ロッドガイドの上端面に全周に亙って上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状のシール用リブと、上記シール用リブよりロッド体寄り側に突設されると共に上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状内周側リブと、上記シール用リブと上記内周側リブとの間に画成される環状通路とを形成し、上記内周側リブにその内周側と上記環状通路との連通を許容する油圧誘導手段を形成し、同じく上記ロッドガイドの上端面に上記シール用リブよりシリンダ体寄り側に突設されると共に上端を上記チェックシール部の先端部に接触させる環状外周側リブと、上記シール用リブと上記外周側リブとの間に画成される環状通路とを形成し、上記外周側リブにその内周側と上記環状通路との連通を許容する切り欠き通路からなる油圧開放手段を形成してなることを特徴とするチェック構造。
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