JP2004251415A - 往復動軸用密封装置 - Google Patents

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渡辺  勝
Sosuke Ito
聡祐 伊東
Shinobu Munakata
忍 宗形
Katsumi Yamashina
勝美 山科
Hidenori Arai
秀徳 新井
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Abstract

【課題】摩擦力による振動減衰力を付加した往復動軸用密封装置を安価に提供する。
【解決手段】筒体101と往復動軸104との間に、ロッドガイド103の軸方向外側にあって内周端が往復動軸104の外周面と密接された主リップ12を有するオイルシール1と、このオイルシール1とロッドガイド103との間に配置された第二シール2が設けられ、第二シール2は、オイルシール1とロッドガイド103の外周部間に挟持されたホルダ21と、このホルダ21の内周部21aに一体的に設けられて往復動軸104の外周面と摺動可能な摩擦リップ22とからなり、ホルダ21の外周縁21bが、オイルシール1に設けられた外周リップ14の内周に嵌合される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばショックアブソーバのピストンロッド等、往復動軸の軸周をシールする往復動軸用密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の懸架装置等には、走行中の衝撃を吸収して振動を速やかに減衰するショックアブソーバが装着されている。そして、この種のショックアブソーバにおいて、密封装置として用いられているオイルシールには、本来のシール機能に加えて、振動入力に伴うピストンロッドの軸方向反復移動に対して摩擦による有効な減衰力を与えるために、緊迫力を大きくすると、リップの早期摩耗等を来すため、下記の特許文献1に記載されたオイルシールでは、摩擦部材(特許文献1の第1図、第9図等における符号26)の添設によって、ピストンロッドに対する摩擦力の増大を図っている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−330074
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1によれば、内周に摩擦部材を一体に設けた金属環が、ロッドガイド(特許文献1の第1図、第9図等における符号3)に嵌合によって組み付けられるため、ロッドガイドを高精度に加工する必要があり、しかもロッドガイドと摩擦部材(金属環)との嵌合工程も必要であることから、製造コストの上昇を来す問題がある。
【0005】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、摩擦力による振動減衰力を付加した往復動軸用密封装置を安価に提供することにある。
【0006】
また、他の技術的課題は、摩擦による有効な振動減衰力を、長期にわたって確保することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る往復動軸用密封装置は、筒体と、その内周に設けられたロッドガイドの内周を軸方向移動可能に貫通した往復動軸との間に、前記ロッドガイドの軸方向外側にあって内周端が前記往復動軸の外周面と密接された主リップを有するオイルシールと、このオイルシールと前記ロッドガイドとの間に配置された第二シールが設けられ、この第二シールは、内周端が前記往復動軸の外周面と摺動可能であると共に、外周部が、前記筒体に固定された前記オイルシールとロッドガイドの外周部間に挟持されたものである。
【0008】
請求項2の発明に係る往復動軸用密封装置は、請求項1に記載の構成において、第二シールが、オイルシールとロッドガイドの外周部間に挟持されたホルダと、このホルダの内周部に一体的に設けられて往復動軸の外周面と摺動可能な摩擦リップとからなり、前記ホルダの外周縁が、前記オイルシールの外周部に設けられた外周リップの内周に嵌合されたものである。
【0009】
請求項3の発明に係る往復動軸用密封装置は、請求項2に記載の構成において、第二シールに、ロッドガイドとの間の空間に導入される圧力が一定値を超えたときに開いて、この圧力を前記ロッドガイドに開設された連通孔から開放するチェックリップが設けられたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る往復動軸用密封装置の第一の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。この図1において、参照符号101は、車両の懸架装置等に使用される複筒式ショックアブソーバの外筒、102は、外筒101の内周に配置された内筒、103は、外筒101の開口端近傍の内周に挿入されると共に内筒102の開口端に取り付けられたロッドガイド、104は、ロッドガイド103の内周を貫通して内筒102の内周に軸方向移動可能に挿入され内端に内筒102と密接摺動されるピストン(不図示)が取り付けられたピストンロッドである。内筒102の内周は、オイルOが充填された油室S1となっており、外筒101と内筒102の間は、ガスGが封入されたリザーブ室S2となっている。
【0011】
なお、外筒101は、請求項1に記載された筒体に相当し、ピストンロッド104は、請求項1に記載された往復動軸に相当し、油室S1は、請求項1に記載された密封空間に相当する。
【0012】
ロッドガイド103は、外筒101の内周面に密嵌された外周基部103aと、その内周における油室S1側の端部から内周側へ形成されたガイドフランジ部103bとを有し、外周基部103aにおけるリザーブ室S2側の端部とガイドフランジ部103bの外周部との間には段差部103cが形成され、ガイドフランジ部103bの内周面にはPTFE等の耐摩耗性に優れた低摩擦係数の合成樹脂材料からなるガイドリング103dが装着され、外周基部103aの外端には環状突起103eが形成されている。前記段差部103cは、内筒102の端部に嵌合されており、ガイドリング103dの内周面が、ピストンロッド104の外周面と摺動可能となっている。
【0013】
外筒101の開口端部内周には、ピストンロッド104の軸周を密封するオイルシール1が設けられている。オイルシール1は、外筒101の開口端部を内周へ屈曲させたカシメ部101aによって抜け止めされた金属製の円盤状の補強環11に、内周端がピストンロッド104の外周面と密接され油室S1側(ロッドガイド103側)を向いた主リップ12及びその反対側(外側)を向いたダストリップ13と、外筒101の内周面と密接されロッドガイド103側を向いた外周リップ14を、ゴム状弾性材料によって一体的に加硫成形(加硫接着)したものである。
【0014】
主リップ12は、破線で示される適当な締め代をもってピストンロッド104の外周面と摺動可能に密接することによって、ピストンロッド104の外周から外部へオイルOが漏れるのを阻止するものであり、ダストリップ13は、外部からの塵埃や泥水等の侵入を阻止するものであり、外周リップ14は、破線で示される適当な締め代をもって外筒101の内周面及びロッドガイド103の環状突起103eの外周面に密接することによって、オイルO及びガスGが外部へ漏れるのを阻止するものである。主リップ12、ダストリップ13及び外周リップ14は、補強環11の表面を覆うように形成されたゴム膜15を介して、互いに連続して成形されており、このゴム膜15も、外筒101のカシメ部101aや後述する第二シール2のホルダ21と密接されることによって、シール機能を奏する。また、主リップ12の外周には、エキステンションスプリング(ガータスプリングともいう)16が嵌着されている。
【0015】
オイルシール1とロッドガイド103との間には、第二シール2が設けられている。この第二シール2は、外周部がオイルシール1の補強環11(ゴム膜15)とロッドガイド103の環状突起103eとの間に挟持された金属製の環状のホルダ21と、このホルダ21の内周部21aにゴム状弾性材料によって一体的に加硫成形(加硫接着)され、油室S1側を向いた摩擦リップ22とからなる。そして摩擦リップ22は、破線で示される適当な締め代をもってピストンロッド104の外周面と摺接することによって、オイルシール1の主リップ12及びダストリップ13による摩擦力よりも大きい所要の摩擦力を発生し、ピストンロッド104の軸方向相対運動(振動)を減衰させるものである。
【0016】
第二シール2におけるホルダ21の外周縁21bは、オイルシール1における外周リップ14の内周面に密嵌されている。また、前記ホルダ21の内周部21aは、その外周に形成された筒状段差部21cを介して、ロッドガイド103における外周基部103aの内周面と、ガイドフランジ部103bの外端面(油室S1と反対側の端面)とで構成される環状凹部103f内へ張り出しており、このため、摩擦リップ22はオイルシール1における主リップ12と干渉しない位置にある。そして、前記環状凹部103f内には、第二シール2によって、ロッドガイド103側の開放室S3と、オイルシール1側の均圧室S4が画成されている。
【0017】
ロッドガイド103における外周基部103aには、開放室S3とリザーブ室S2とを互いに連通する連通孔103gが開設されており、第二シール2におけるホルダ21の筒状段差部21cには、開放室S3と均圧室S4とを連通する均圧孔21dが開設されている。
【0018】
以上の構成を備える図1の形態による往復動軸用密封装置は、その装着に際して、第二シール2のホルダ21とロッドガイド103とを嵌合一体化する必要がなく、したがってロッドガイド103を高精度に加工する必要もない。また、予め、第二シール2のホルダ21の外周縁21bを、オイルシール1における外周リップ14の内周面に密嵌することによって、第二シール2とオイルシール1を一体物として取扱い、一度に組み込むことができるので、組立作業を迅速に行うことができる。
【0019】
なお、ゴム状弾性材料からなる外周リップ14は、柔軟に変形可能であるため、その内周に第二シール2のホルダ21を密嵌する作業は、従来のようにロッドガイド103側に圧入嵌着する場合とは比較にならないほど容易である。
【0020】
次に、この形態による作用について説明すると、図1に示される装着状態において、油室S1内のオイルOの一部は、ロッドガイド103におけるガイドリング103dとピストンロッド104との摺動面間を開放室S3へ通過して、前記摺動面を潤滑している。そして更に、開放室S3から第二シール2におけるホルダ21の均圧孔21dを介して均圧室S4へ導入されて、第二シール2における摩擦リップ22とピストンロッド104との摺動面、及びオイルシール1の主リップ12とピストンロッド104との摺動面を潤滑している。
【0021】
ここで、車両の走行中の衝撃に起因する大振幅の低周波振動によって、外筒101とピストンロッド104の軸方向相対運動が入力されると、ピストンロッド104の内端に取り付けられた不図示のピストンが内筒102内を軸方向相対移動することによって、その両側の油室間で、前記ピストンに設けられた制限流路を介してオイルOが流通することによって、振動減衰力を発生する。またこのとき、オイルシール1の主リップ12及びダストリップ13と、第二シール2の摩擦リップ22と、ロッドガイド103のガイドリング103dが、ピストンロッド104の外周面と摺動するので、これにより発生する摩擦力も、振動減衰力として作用する。したがって、衝撃が有効に緩和されると共に、それによる振動を速やかに減衰する。
【0022】
そして、この形態においては、ピストンロッド104の外周面に対する第二シール2の摩擦リップ22の摩擦力を付加していることによって、オイルシール1の主リップ12の摩擦力を小さくすることができ、その結果、主リップ12に加わる摺動負荷を軽減して、そのシール寿命を向上することができる。
【0023】
悪路上の走行に起因する小振幅の高周波振動が入力された場合は、ピストンの制限流路でのオイルOの流通が行われなくなるため、油室S1には、このような振動と対応する周期で衝撃圧力が発生する。しかし、第二シール2の摩擦リップ22は、油室S1側を向いているため、ピストンロッド104及びその内端に設けられた不図示のピストンが、図1における上方へ相対移動することによる油室S1の衝撃圧力発生時には、摩擦によってピストンロッド104への緊迫力を増大する。そしてこれによって、有効な振動減衰力が得られる。
【0024】
また、このとき、ロッドガイド103のガイドリング103dとピストンロッド104との間の隙間を介して開放室S3に導入された衝撃圧力は、ロッドガイド103に開設された連通孔103gを介してリザーブ室S2へ開放される。そして、オイルシール1と第二シール2との間の均圧室S4は、第二シール2のホルダ21の均圧孔21dを介して開放室S3と均圧されているので、衝撃圧力によるオイルシール1の主リップ12の摺動負荷増大が防止され、また、第二シール2の摩擦リップ22に両側から作用する圧力が相殺されるため、衝撃圧力による摩擦リップ22の摺動負荷の増大も防止される。
【0025】
図2は、本発明に係る往復動軸用密封装置の第二の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。この第二の形態は、上述した図1に示される構成に加えて、第二シール2におけるホルダ21の内周部21aに、ゴム状弾性材料からなり先端側が大径となるチェックリップ23を、摩擦リップ22の外周側に位置して一体的に設けたものである。
【0026】
詳しくは、チェックリップ23は、先端がロッドガイド103におけるガイドフランジ部103bの外端面(油室S1と反対側の端面)に適当な面圧で密接しており、このため、ロッドガイド103と第二シール2との間の、図1における開放室S3に相当する空間は、チェックリップ23によって、摩擦リップ22側の導圧室S3aと、その外周側の開放室S3bに分離されている。そして、ロッドガイド103の外周基部103aに開設された連通孔103gは、リザーブ室S2と開放室S3bを互いに連通している。
【0027】
以上の構成によれば、油室S1の圧力は、ロッドガイド103におけるガイドリング103dとピストンロッド104との摺動面間の隙間を介して導圧室S3aに導入され、この導入された圧力は、摩擦リップ22に対してはその緊迫力を増大する方向に作用し、チェックリップ23に対しては、ロッドガイド103におけるガイドフランジ部103bとの面圧を低下させる方向に作用する。一方、オイルシール1と第二シール2の間の均圧室S4は、均圧孔21dを介して開放室S3bと均圧しているので、オイルシール1の主リップ12の緊迫力は、導圧室S3aの圧力の影響を受けない。
【0028】
そして、導圧室S3aの圧力が一定値を超えて上昇すると、チェックリップ23の先端がガイドフランジ部103bから離れるように開放動作し、その外周の開放室S3bから連通孔103gを介してリザーブ室S2へ圧力を開放する。したがって、摩擦リップ22に、一定値以上の高圧が緊迫力として付加されることはない。また、長期使用によって摩擦リップ22の内周面が経時的に摩耗した場合は、これに伴って摩擦リップ22自体の弾性に由来する緊迫力は低下するが、上述のように、導圧室S3aに導入される圧力は摩擦リップ22の緊迫力として作用するので、摩耗等による緊迫力の低下がある程度補償され、長期にわたって摩擦力による振動減衰力を確保することができる。
【0029】
なお、チェックリップ23が導圧室S3aの圧力を開放する時の圧力値は、チェックリップ23を形成しているゴム状弾性材料の材質や肉厚、チェックリップ23の突出長さ等によって、適切に設定することができる。
【0030】
図3は、本発明に係る往復動軸用密封装置の第三の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。この第三の形態は、先に説明した図1に示される構成に加えて、第二シール2における摩擦リップ22の外周に、エキステンションスプリング(ガータスプリングともいう)24を嵌着したものである。そして、図1の形態において説明したように、本発明によれば、第二シール2におけるホルダ21を、ロッドガイド103に圧入嵌着するものではないため、ロッドガイド103に圧入代を設定する必要がなく、その結果、第二シール2の配置スペースにある程度余裕が生じる結果、摩擦リップ22にエキステンションスプリング24を嵌着した構成とすることが可能になったものである。
【0031】
したがって、この構成によれば、ピストンロッド104に対する摩擦リップ22の緊迫力が、それ自体の弾性に由来する緊迫力と、エキステンションスプリング24の緊迫力との和であるため、長期使用によって摩擦リップ22の内周面が経時的に摩耗しても、エキステンションスプリング24によって、ピストンロッド104に対する緊迫力、言い換えれば摩擦力が、ある程度補償される。
【0032】
【発明の効果】
請求項1の発明に係る往復動軸用密封装置によれば、オイルシールとロッドガイドとの間に配置された第二シールの外周部が、筒体に固定されたオイルシールとロッドガイドの外周部間に挟持されたものであるため、装着に際して、第二シールとロッドガイドを嵌合一体化する必要がなく、ロッドガイドを第二シールとの嵌合を目的として高精度に加工する必要もなく、したがって製造コストを低減して安価に提供することができる。
【0033】
請求項2の発明に係る往復動軸用密封装置によれば、第二シールにおけるホルダの外周縁を、オイルシールの外周部に設けられた外周リップの内周に嵌合することによって、第二シールとオイルシールを一体物として取扱い、一度に組み込むことができるので、組立作業を迅速に行うことができる。
【0034】
請求項3の発明に係る往復動軸用密封装置によれば、第二シールに設けたチェックリップが、ロッドガイドとの間の空間に導入される圧力が一定値を超えたときに開いて、この圧力を前記ロッドガイドに開設された連通孔へ開放するため、第二シールの摩擦リップに、一定値以上の高圧が緊迫力として付加されることはなく、しかも摩耗等による摩擦リップの緊迫力の低下が、前記導入圧力によって補償されるので、長期にわたって摩擦リップの摩擦力による振動減衰力を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る往復動軸用密封装置の第一の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。
【図2】本発明に係る往復動軸用密封装置の第二の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。
【図3】本発明に係る往復動軸用密封装置の第三の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。
【符号の説明】
1 オイルシール
11 補強環
12 主リップ
13 ダストリップ
14 外周リップ
2 第二シール
21 ホルダ
21a 内周部
21b 外周縁
21d 均圧孔
22 摩擦リップ
101 外筒(筒体)
102 内筒
103 ロッドガイド
103g 連通孔
104 ピストンロッド(往復動軸)
S1 油室(密封空間)
S2 リザーブ室
23 チェックリップ
24 エキステンションスプリング
S3,S3b 開放室
S3a 導圧室
S4 均圧室

Claims (3)

  1. 筒体(101)と、その内周に設けられたロッドガイド(103)の内周を軸方向移動可能に貫通した往復動軸(104)との間に、前記ロッドガイド(103)の軸方向外側にあって内周端が前記往復動軸(104)の外周面と密接された主リップ(12)を有するオイルシール(1)と、このオイルシール(1)と前記ロッドガイド(103)との間に配置された第二シール(2)が設けられ、この第二シール(2)は、内周端が前記往復動軸(104)の外周面と摺動可能であると共に、外周部が、前記筒体(101)に固定された前記オイルシール(1)とロッドガイド(103)の外周部間に挟持されたことを特徴とする往復動軸用密封装置。
  2. 第二シール(2)が、オイルシール(1)とロッドガイド(103)の外周部間に挟持されたホルダ(21)と、このホルダ(21)の内周部(21a)に一体的に設けられて往復動軸(104)の外周面と摺動可能な摩擦リップ(22)とからなり、前記ホルダ(21)の外周縁(21b)が、前記オイルシール(1)の外周部に設けられた外周リップ(14)の内周に嵌合されたことを特徴とする請求項1に記載の往復動軸用密封装置。
  3. 第二シール(3)に、ロッドガイド(103)との間の減圧室(S3)に導入される圧力が一定値を超えたときに開いて、この圧力を前記ロッドガイド(103)に開設された連通孔(103g)から開放するチェックリップ(23)が設けられたことを特徴とする請求項2に記載の往復動軸用密封装置。
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