JP5274991B2 - ダストシール構造 - Google Patents
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即ち、サブダストシールと従来のダストシールにより重複してダストを除去することから、従来よりも確実にダストを除去することが可能となり、自動車の油圧緩衝器に上記構造を設けることにより、土埃や砂塵の多い環境下や未舗装道路を走行する機会が多い場合に、上記不具合が解消されて、自動車の乗り心地の悪化を防ぐことが可能となる。
同じく、他の手段は、シリンダと、シリンダ内に移動自在に挿入されるピストンロッドと、ピストンロッドの外周に摺接してピストンロッドの外周に付着したダストを掻き落とすダストシールとを備えたダストシール構造において、上記ダストシールよりも上記シリンダの軸方向大気側にサブダストシールを設け、当該サブダストシールを、ピストンロッドの外周に摺接する環状のサブダストシール本体と、シリンダに固定されて上記サブダストシール本体を径方向に移動可能に保持する保持部材とで構成し、上記サブダストシール本体は、環状の本体部と、本体部の内周に設けられてピストンロッドの外周に摺接するサブダストシールリップと、本体部の大気側外面に形成した環状の凹部とを有し、上記保持部材は、シリンダに固定される固定部と、この固定部から突出して上記サブダストシール本体を抱持する把持部とを備えた保持ピースからなり、さらに、上記把持部に凸部を設け、上記把持部に設けられた上記凸部を上記本体部が有する上記環状の凹部に挿入させたことを特徴とするものである。
同じく、さらに別の手段は、シリンダと、シリンダ内に移動自在に挿入されるピストンロッドと、ピストンロッドの外周に摺接してピストンロッドの外周に付着したダストを掻き落とすダストシールとを備えたダストシール構造において、上記ダストシールよりも上記シリンダの軸方向大気側にサブダストシールを設け、当該サブダストシールを、ピストンロッドの外周に摺接する環状のサブダストシール本体と、シリンダに固定されて上記サブダストシール本体を径方向に移動可能に保持する保持部材とで構成し、上記サブダストシール本体は、環状の本体部と、本体部の内周に設けられてピストンロッドの外周に摺接するサブダストシールリップと、本体部の大気側外面に形成した環状の凹部とを有し、上記保持部材は、シリンダに固定される固定部と、この固定部から突出して上記サブダストシール本体を抱持する把持部とを備えた保持ピースからなり、さらに、上記把持部に凹部を設けるとともに、上記把持部に設けた凹部と対応する凹部を上記サブダストシール本体に設け、上記把持部の凹部と上記サブダストシール本体の凹部の双方に環状部材を嵌合させたことを特徴とするものである。
また、サブダストシール本体に設けた凸部と保持ピースの凹部との係合により、サブダストシール本体と保持部材とが分離せず一体となった状態に維持され一部品として組み付ける際に、保持ピースがサブダストシール本体から外れることを防ぎ、組み付け作業を円滑に行うことが可能となる。
上記サブダストシールリップ12aは上記保持ピース13aの把持部13cの端部と対向する上側外周面12cを有し、上記被摺接部12bからなる本体部は、上記保持ピース13aの上側摺接面13dと対向して摺接する大気側外面たる被摺接面12dと、この被摺接面12dに大気側たる上方に向けて突出させて設けた環状の凸部12eと、上記被摺接面12dから下方に向けて垂直に連なり上記保持ピース13aの内周側面13fに対向する下側外周面12fと、上記保持ピース13aの下側摺接面13gに対向して摺接する底部12gとを備えている。
更に、上記サブダストシール本体12に二つの保持ピース13a、13aを組み付けると、上記サブダストシール本体12の被摺接部12dに設けた環状の凸部12eが保持ピース13aの凹部13e内へ挿入されて、サブダストシール本体12は保持ピース13a、13aの把持部13c内に径方向へ移動自在に遊嵌される。
R リザーバ室
1 シリンダ
2 外筒
3 ピストンロッド
4 ロッドガイド
5 シール部
6 オイルシール構造
7 ダストシール
8 インサートメタル
9 チェック弁
11 サブダストシール
12 ダストシール本体
12a ダストシールリップ
12b 本体部たる被摺動部
12e 凸部
13 保持部
13a 保持ピース
13b 固定部
13c 把持部
13e 凹部
Claims (5)
- シリンダと、シリンダ内に移動自在に挿入されるピストンロッドと、ピストンロッドの外周に摺接してピストンロッドの外周に付着したダストを掻き落とすダストシールとを備えたダストシール構造において、上記ダストシールよりも上記シリンダの軸方向大気側にサブダストシールを設け、当該サブダストシールを、ピストンロッドの外周に摺接する環状のサブダストシール本体と、シリンダに固定されて上記サブダストシール本体を径方向に移動可能に保持する保持部材とで構成し、上記サブダストシール本体は、環状の本体部と、本体部の内周に設けられてピストンロッドの外周に摺接するサブダストシールリップと、本体部の大気側外面に形成した環状の凸部とを有し、上記保持部材は、シリンダに固定される固定部と、この固定部から突出して上記サブダストシール本体を抱持する把持部とを備えた保持ピースからなり、さらに、上記把持部に凹部を設け、上記本体部が有する上記環状の凸部を上記把持部に設けられた上記凹部に挿入させたことを特徴としたダストシール構造。
- シリンダと、シリンダ内に移動自在に挿入されるピストンロッドと、ピストンロッドの外周に摺接してピストンロッドの外周に付着したダストを掻き落とすダストシールとを備えたダストシール構造において、上記ダストシールよりも上記シリンダの軸方向大気側にサブダストシールを設け、当該サブダストシールを、ピストンロッドの外周に摺接する環状のサブダストシール本体と、シリンダに固定されて上記サブダストシール本体を径方向に移動可能に保持する保持部材とで構成し、上記サブダストシール本体は、環状の本体部と、本体部の内周に設けられてピストンロッドの外周に摺接するサブダストシールリップと、本体部の大気側外面に形成した環状の凹部とを有し、上記保持部材は、シリンダに固定される固定部と、この固定部から突出して上記サブダストシール本体を抱持する把持部とを備えた保持ピースからなり、さらに、上記把持部に凸部を設け、上記把持部に設けられた上記凸部を上記本体部が有する上記環状の凹部に挿入させたことを特徴としたダストシール構造。
- シリンダと、シリンダ内に移動自在に挿入されるピストンロッドと、ピストンロッドの外周に摺接してピストンロッドの外周に付着したダストを掻き落とすダストシールとを備えたダストシール構造において、上記ダストシールよりも上記シリンダの軸方向大気側にサブダストシールを設け、当該サブダストシールを、ピストンロッドの外周に摺接する環状のサブダストシール本体と、シリンダに固定されて上記サブダストシール本体を径方向に移動可能に保持する保持部材とで構成し、上記サブダストシール本体は、環状の本体部と、本体部の内周に設けられてピストンロッドの外周に摺接するサブダストシールリップと、本体部の大気側外面に形成した環状の凹部とを有し、上記保持部材は、シリンダに固定される固定部と、この固定部から突出して上記サブダストシール本体を抱持する把持部とを備えた保持ピースからなり、さらに、上記把持部に凹部を設けるとともに、上記把持部に設けた凹部と対応する凹部を上記サブダストシール本体に設け、上記把持部の凹部と上記サブダストシール本体の凹部の双方に環状部材を嵌合させたことを特徴としたダストシール構造。
- 上記保持部材は円弧状の複数の保持ピースから構成され、上記サブダストシール本体は硬質の合成樹脂から成形されていることを特徴とした請求項1、2又は3に記載のダストシール構造。
- 上記保持ピースは金属製の板部材をプレス加工することにより成形されていることを特徴とした請求項1、2、3又は4に記載のダストシール構造。
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