JP4484032B2 - オイルシール - Google Patents

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本発明は、オイルシールに係り、更に詳しくは、車両用懸架装置に用いられ乗り心地を改善するためにフリクション機能を備えたオイルシールに関する。
ピストンロッドにおける高周波で微振幅の運動は車両の乗り心地等に影響を与えるので低減することを求められており、その対策として特開2001ー330074では、オイルシールとロッドガイドの間に摩擦部材を設けてフリクションを発生させピストンロッドの振幅を抑制することが提案されている。
上記発明は、ゴム状弾性体よりなり金属環の内周側に加硫接着され軸に摺動するシールリップ部を有するオイルシールのシリンダー側に摩擦部材を設け、前記オイルシールの金属環の外周側部分とピストンロッドガイドの端部とで摩擦部材を挟持している。摩擦部材の内周側が軸と摺動しフリクションを発生するようになっていて、ピストンロッドによる高周波で微振幅の運動はもとより低周波で大振幅の運動も抑制している。
しかし、上記構成においては、オイルシールとは異なる場所に摩擦部材を設置しているので、摩擦部材を設置するためのスペースの確保が必要になるとともに、設置するに際してオイルシールと摩擦部材とを別々に設置する必要があるため設置作業が煩雑であるとの問題点を有していた。
特開2001ー330074公報
本発明は以上の点に鑑みて、狭いスペースにオイルシールを設置する場合であっても、フリクション機能を有する摩擦部材を設置することができ、しかも設置作業が煩雑にならないオイルシールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1にかかるオイルシールは、互いに相対可動自在に組み付けられた2部材間の環状の隙間に設置するもので、一の部材と同心に配設された他の部材と金属環の間に密接する固定密封部と一体成形され該一の部材に摺動するシールリップ部を有するオイルシール部に、前記金属環と結合した補強環に接着しフリクションを発生させるために前記一の部材に摺動するように設けられている摩擦部材が付設され、前記摩擦部材は、前記金属環にゴム状弾性体からなる結合部を介して結合した前記補強環の内周側先端に設けられ、前記補強環または前記結合部には、前記シールリップ部の主リップが前記一の部材と摺動するときの潤滑性を確保するための貫通した給油路が設けられていることを特徴とするものである。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成を備えた本発明のオイルシールにおいては、フリクションを発生させるための摩擦部材がオイルシール部に付設しているので、摩擦部材を設置するためのスペースの確保が不要となり、狭いスペースにおいても摩擦部材を設置することができる。更に、摩擦部材がオイルシール部と一体となっているので、設置作業においてオイルシール部と摩擦部材とを別個に設置する必要がなく作業の簡略化も図ることができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示して説明する。ただし、この発明の範囲は、特に限定的記載がないかぎりは、この実施の形態に記載されている内容に限定する趣旨のものではない。
図1は、本発明の実施例に係るオイルシール1の要部断面を示しており、オイルシール部10と付設した摩擦部材20とから構成されている。
オイルシール部10は、断面L字状で後述する固定密封部を介してハウジングと密接している円筒部11aと円筒部11aの一端から周方向に延びるフランジ部11bから構成される金属環11と、金属環11を被覆するように加硫接着されているゴム状弾性体からなるシール本体部12とから構成されている。シール本体部12は、金属環11の円筒部11aの外周側に位置しハウジングと密接する固定密封部13と、固定密封部13と一体成形され金属環11の内周側に位置し軸に摺接する主リップ14及び主リップ14よりシリンダー側に位置するダストリップ15からなるシールリップ部16とで構成されていて、主リップ14のリップエッジの反対側である外周側にはガータスプリング18を装着するための凹部17が設けられている。
オイルシール部10の金属環11の円筒部11aにゴム状弾性体からなる結合部22を介して補強環21の円筒部21aが結合しており、補強環21のフランジ部21bの内周側先端には軸に摺動するように結合部22と一体で成形された摩擦部材20が先端部をシリンダー側に向けて設けられている。また、補強環21のフランジ部21bには、主リップ14及びダストリップ15が軸と摺動するときの潤滑性を確保するための貫通した給油路23が設けられている。
したがって、上記オイルシール1は、摩擦部材20がオイルシール部10に付設されて一体となっているので、相対可動自在に組み付けられたハウジングと軸との間に摩擦部材20を装着するに際して摩擦部材20を装着するためのスペースを確保しなくとも、オイルシール部材10を装着できるだけのスペースを確保すれば摩擦部材20を装着することができる。しかも、摩擦部材20がオイルシール部材10と一体となっているので摩擦部材20をオイルシール部10とは別に装着する必要がなく作業の簡略化を図ることができる。
更に、摩擦部材20がシールリップ部16と一体に成形されているのではなく別個に成形されているので先端の向きをシリンダー側に向けることができ、軸挿入時に摩擦部材20の先端が軸によって傷付けられるのを防止することができる。しかも摩擦部材20の先端が補強環21のフランジ部21b先端についているので軸に押圧するための付勢力をつけることができ、摩擦部材20を押圧するための弾性部材を別個に設ける必要がなく部品点数の増加を防止することができる。
また、補強環21のフランジ部21b先端に摩擦部材20が設けられているのでシールリップ部16と軸との摺動をよくするための給油路23を補強環21のフランジ部21b等に設けることができ、摩擦部材20の内周全面を軸に対して摺動させることができる。
また、シールリップ部16と摩擦部材20が別個に設けられているので、使用目的に応じてシールリップ部16の材質と摩擦部材20の材質とを別々に選択することができる。
なお、ハウジングと軸との間隙が狭い場合には、図2で示す実施例2のように補強環の形状を円筒部21aがないフランジ部21bだけの形状にしても良く、補強環21の形状は設置する場所のスペースに応じて適宜変更し、図1の実施例の形状に限定されるものではない。
また、給油路23が形成される位置は、補強環21のフランジ部21bに限定されるものではなく、図3で示す実施例3のように金属環11の円筒部11aと結合部22との結合面に形成してもよい。
また、摩擦部材20には、他の機能を付加しても良く例えば図4で示す実施例4のように補強環21のフランジ部21bの反シリンダー側にチェックリップを設けても良い。
本発明に係るオイルシールの一部断面図 本発明に係る実施例2のオイルシールの一部断面図 本発明に係る実施例3のオイルシールの一部断面図 本発明に係る実施例4のオイルシールの一部断面図
符号の説明
1 オイルシール
10 オイルシール部
11 金属環
11a,21a 円筒部
11b,21b フランジ部
12 シール本体部
13 固定密封部
14 主リップ
15 ダストリップ
16 シールリップ部
17 凹部
18 ガータスプリング
20 摩擦部材
21 補強環
22 結合部
23 給油路
24 チェックリップ
A シリンダー側

Claims (1)

  1. 互いに相対可動自在に組み付けられた2部材間の環状の隙間に設置するもので、一の部材と同心に配設された他の部材と金属環の間に密接する固定密封部と一体成形され該一の部材に摺動するシールリップ部を有するオイルシール部に、前記金属環と結合した補強環に接着しフリクションを発生させるために前記一の部材に摺動するように設けられている摩擦部材が付設され、
    前記摩擦部材は、前記金属環にゴム状弾性体からなる結合部を介して結合した前記補強環の内周側先端に設けられ、
    前記補強環または前記結合部には、前記シールリップ部の主リップが前記一の部材と摺動するときの潤滑性を確保するための貫通した給油路が設けられていることを特徴とするオイルシール。
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