JP2007132484A - オイルシール - Google Patents

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秀徳 新井
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Abstract

【課題】例えば高圧力が封入される特にモノチューブタイプのショックアブソーバに使用されるオイルシールであって、耐圧耐久性を向上するために、オイルシールリップとダストシールリップとを別体で成形した場合であっても、金属環同士の結合を不要とし簡易に両シールリップを補強環に止着することができると共に、製造コストが安いオイルシールを提供する。
【解決手段】オイルシールリップ3と、補強環2を介しオイルシールリップ3と反対側に位置するダストシールリップ4とを備えるオイルシール1において、補強環2に接着しているオイルシールリップ3とは別体で成形されているゴム状弾性体製のダストシールリップ4を咬合により補強環2に止着させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、オイルシールに係り、更に詳しくは、高圧力が封入されるショックアブソーバに使用されるオイルシールリップとダストシールリップとが別体で成形されているオイルシールに関する。
従来、オイルシールが使用されるショックアブソーバの構造としては、下記特許文献1及び2に記載されているものが知られている。下記特許文献1に示すショックアブソーバの構造は、ツインチューブタイプと呼ばれるものであって、図4に示す通り、図示しないピストンを図の下方に有し軸方向に往復動する軸102と、軸102の外周側に同心的に配置された内筒103と、内筒103の外周側に同心的に配置された外筒104と、内筒104の上端に固定され軸102を案内するガイド105とを備え、軸102と内筒103の間に設けられたオイル室106および内筒103と外筒104の間に設けられたガス室107に封入されたガスをオイルシール101でシールされており、その使用圧力範囲は初期状態の0.3MPaから最大2.5MPaの範囲である。これに対して下記特許文献2に示すショックアブソーバの構造は、モノチューブタイプと呼ばれるものであって、図5に示す通り、有底円筒形状のシリンダ111と、シリンダ111の内周を摺動するピストン112と、ピストン112と共に軸方向に往復動する軸113と、シリンダ111に固定され軸113を案内するガイド114とを備え、シリンダ111とピストン112とで囲われた上室115およびシリンダ111とピストン112と軸113とで囲われピストン112に設けられたオリフィス116により上室115と連通している下室117に封入されたガスをオイルシール101でシールされており、その使用圧力範囲が初期状態の1.0MPaから通常2.0MPaまで、最大で10.0MPaまでの範囲である。
上述のモノチューブタイプに使用される座金タイプのオイルシールの形状としては、図6に示すオイルシールが知られている。このオイルシール101は、オイルをシールするオイル側Aに位置するオイルシールリップ122と、補強環123を挟んでオイルシールリップ122と反対側の大気側Bに位置するダストシールリップ124とを一体で成形加硫し補強環123に止着させている。
この座金タイプのオイルシール101において、高圧力が封入される条件に対応するためには補強環123の内径を小さくすることであるが、内径を小さくし過ぎると補強環123の軸方向両側に位置するシールリップ(122,124)を結ぶためのゴム流路が確保できなくなるので、補強環123の内径を小さくするにも限度があった。そのため、図7に示すように、オイルシールリップ122を補強するバックアップリング125をオイルシールリップ122と補強環123の間に配置することが行われたが、バックアップリング125を組み付ける部位を確保するため、オイルシールリップ122とダストシールリッ124とを別体として成形しなければならなかった。そのため、ダストシールリップ124が止着している補強環123にオイルシールリップ122が止着しているL字形補助環126を金属嵌合させることによりオイルシールリップ122とダストシールリップ124とを組みつけており、その製造コストが高くなるとの不具合があった。
また、別の改良としてバックアップリング125を配置しないで、補強環123の内径を更に小さくするために、図8に示すように、補強環123の中央部に穴127を開口しゴム流路を確保することが行われているが、補強環123に穴127を開口することにより穴127の耐圧性が不足し、それを補強するための保護環を新に設置しなければならないので、やはり製造コストが高くなるとの不具合があった。
特開平09−96365号公報 特開2005−30538号公報
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、例えば高圧力が封入されるモノチューブタイプのショックアブソーバに使用されるオイルシールであって、耐圧耐久性を向上するために、オイルシールリップとダストシールリップとを別体で成形した場合であっても、金属環同士の結合を不要とし簡易に両シールリップを補強環に止着することができると共に、製造コストが安いオイルシールを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1にかかるオイルシールは、軸方向に相対動する二部材間の環状空間に設けられ、オイル側に向かって延び前記一の部材の周面に摺動自在に密接するオイルシールリップと、大気側に向かって延び前記一の部材の周面に摺動自在に密接し前記他の部材に固定されている補強環を介し前記オイルシールリップと反対側に位置するダストシールリップとを備えるオイルシールにおいて、前記補強環に接着している前記オイルシールリップとは別体で成形されているゴム状弾性体製の前記ダストシールリップが前記補強環と止着していることを特徴とするものである。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成を備えた請求項1に係るオイルシールは、例えば、高圧力が封入されるモノチューブタイプのショックアブソーバに使用される等の耐圧仕様とするためにオイルシールリップとダストシールリップとを別体で成形する場合であっても、ゴム状弾性体製のダストシールリップが咬合によりオイルシールリップが接着している補強環と止着しているので、両シールリップを金属環同士で結合させることが不要となり、製造コストを低下させることができる。
また、オイルシールリップとダストシールリップとが別体で成形されているので、耐圧仕様のためにバックアップリングを配置するときでも、バックアップリングを組み付けるための部位を容易に確保することができると共に、大気側からバックアップリングを容易に装着することができる。更に、別体で成形されているので、ゴム流路の確保を考慮することなく耐圧仕様のために補強環の内径を小さくすることができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示して説明する。
第一実施形態
図1は、本発明の第一実施形態に係るオイルシールの要部断面を示しており、図2は、図1の組み付け前の状態を示した説明図であり、以下のように構成されている。
このオイルシール1は、ハウジングと往復動する軸とで形成する環状空間に装着されるものであって、補強環2と、オイルシールリップ3と、ダストシールリップ4と、外周側シール部5と、バックアップリング6とを備えている。
補強環2は、板金で成形された断面円筒形状をしており、ハウジングによりカシメ固定されることで、環状空間に装着されるようになっていて、内径側の端部であって大気側側面21には後述するダストシールリップ4と咬合するための凸部22が形成されている。
オイルシールリップ3は、NBR等のゴム状弾性体によりハウジングに密接する外周シール部5と一体で成形されていて、補強環2のオイル側側面23に基部31が接着し先端部32がオイル側Aに向って延び軸に摺動自在に密接する。
ダストシールリップ4は、NBR等のゴム状弾性体によりオイルシールリップ3とは別体で成形され、補強環2を挟んでオイルシールリップ3と反対側の大気側Bに位置し、基部41に補強環2の凸部22と咬合するための凹部42が形成されていて、先端部43は大気側Bに向って延び軸に摺動自在に密接する。
バックアップリング6は、樹脂等により成形されていて、補強環2のオイル側側面23とオイルシールリップ3の基部31の大気側端面33との間に嵌合挟持されている。
上記構成のオイルシール1を組み立てるには、初めに補強環2のオイル側側面23に外周側シール部5とオイルシールリップ3とを一体として加硫成形により接着させる。次いで、バックアップリング6を補強環2のオイル側側面23とオイルシールリップ3の基部31の大気側側面33との間に嵌合挟持させる。その後、ダストシールリップ4の基部41に形成されている凹部42を補強環2の大気側側面21であって内径側に形成されている凸部22に咬合させダストシールリップ4を補強環2に止着する。
したがって、オイルシールリップ3とダストシールリップ4とが別体で成形されているので、ゴム流路の確保を考慮することなく耐圧仕様にするため補強環2の内径を小さくすることが可能になり、また、ゴム流路を確保するため補強環2の中央に穴を設置する必要がなくなるので、穴の補強のための保護環が不要になり製造コストを低減することが可能となる。更に、バックアップリング6を用いて耐圧仕様にするときでも、バックアップリング6を組み付けるための部位を容易に確保することができると共に、大気側Bからバックアップリング6を容易に装着することができる。
また、オイルシールリップ3とは別体で成形されたゴム状弾性体製のダストシールリップ4に形成されている凹部42と、オイルシールリップ3が接着している補強環2に形成されている凸部22とを咬合させるので、容易に補強環2にダストシールリップ4を止着させることが可能になると共に、金属環同士で結合させることが不要となり、製造コストを低減することが可能となる。
第二実施形態
図2は、本発明の第二実施形態に係るオイルシール1の要部断面を示しており、第一実施形態とは、補強環2とダストシールリップ4の形状が異なる以外は同じ構成である。即ち、補強環2はダストシールリップ4と咬合するため内径側に面した部分に切欠き24が形成されると共に、大気側側面21が切欠24に向かって延び凸部22を形成している。また、ダストシールリップ4は、基部42に切欠き24に形成された凸部22と咬合するための凹部42が形成されている。
従って、補強環2の切欠き24に形成された凸部22とダストシールリップ4の基部41の凹部42が咬合するので、オイルシールリップ3とは別体で成形されたゴム状弾性体製のダストシールリップ4を、オイルシールリップ3が接着している補強環2に容易に止着させることが可能となる。
なお、上述の実施例においては、補強環2に凸部22を形成し、ダストシールリップ4に凹部42を形成したが、逆に、補強環2に凹部を形成し、ダストシールリップ4に凸部を形成する場合であっても良い。
本発明の第一実施形態に係るオイルシールの一部断面図 図1の組み付け前の状態を示した説明図 本発明の第二実施形態に係るオイルシールの一部断面図 ショックアブソーバの構造を示す概略断面図 ショックアブソーバの別の構造を示す概略断面図 従来例1に係るオイルシールの一部断面図 従来例2に係るオイルシールの一部断面図 従来例3に係るオイルシールの一部断面図
符号の説明
1 オイルシール
2 補強環
21,23 側面
22 凸部
24 切欠き
3 オイルシールリップ
31,41 基部
32,43 先端部
4 ダストシールリップ
42 凹部
5 外周側シール部
6 バックアップリング
A オイル側
B 大気側

Claims (1)

  1. 軸方向に相対動する二部材間の環状空間に設けられ、オイル側に向かって延び前記一の部材の周面に摺動自在に密接するオイルシールリップと、大気側に向かって延び前記一の部材の周面に摺動自在に密接し前記他の部材に固定されている補強環を介し前記オイルシールリップと反対側に位置するダストシールリップとを備えるオイルシールにおいて、
    前記補強環に接着している前記オイルシールリップとは別体で成形されているゴム状弾性体製の前記ダストシールリップが前記補強環と止着していることを特徴とするオイルシール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105526357A (zh) * 2014-09-28 2016-04-27 青岛海尔洗衣机有限公司 一种垫圈及洗衣机减速离合装置
JP2021139440A (ja) * 2020-03-05 2021-09-16 日立Astemo株式会社 シリンダ装置

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