JP2010223410A - アブソーバ用シール - Google Patents

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Katsumi Yamashina
勝美 山科
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Abstract


【課題】耐圧耐久性を低下させることなく、組み付け工数の削減、部品点数の削減等のコスト低減を図る。
【解決手段】互いに同心的に往復動可能に組み付けたハウジングと往復動軸との環状間隙を密封するものであって、前記ハウジング側に保持された第1の環状部材の内周側に一体的に設けられ、前記往復動軸の外周面と密封接触しているオイルリップを備えたオイルシールと、前記オイルシールよりも外側に位置して、前記ハウジング側に保持された第2の環状部材の内周側一体的に設けられ、前記往復動軸の外周面と密封接触しているダストリップを備えたダストシールとよりなるアブソーバ用シールにおいて、前記第2の環状部材の内周部側が、前記オイルリップのバックアップ手段を提供している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アブソーバ用シールに係り、更に詳しくは、ショックアブソーバのロッドシール部に用いられるアブソーバ用シールに関するものである。
従来、ショックアブソーバのロッドシール等として用いられるアブソーバ用シールとしては、図3 に示すようなものがある。
図3に示すアブソーバ用シールは、往復動する往復動軸200に摺動自在に密封接触するオイルリップ320及びダストリップ420と、外径側からの漏れを防止するガスケット500とが、金属材製の環状部材310に接着固定されたゴム状弾性体で形成されていた(特許文献1)。
このようなアブソーバ用シールは、近年、組み付け工数の削減、部品点数の削減等のコスト低減を目的として、モノチューブタイプのショックアブソーバにも使用できるようにすることが期待されている。
しかし、モノチューブタイプのショックアブソーバでは、アブソーバ用シールにかなりの耐圧性を要求する。
このため、アブソーバ用シールの金属材製の環状部材310の内径を往復動軸200に極力近づけることで、アブソーバ用シールの耐圧性を向上することが考えられた。
しかし、環状部材310の中心孔内径を小さくすることには、成形性等から限界があった。
そこで、耐圧性を高めるために、図4及び図5に示す3部材を組み合わせるタイプのアブソーバ用シールが提案された(特許文献2)。
図4は、図5に示した3部材から構成されるアブソーバ用シールをショックアブソーバに組み付けた状態を示した図である。
この種アブソーバ用シールは、互いに同心的に往復動可能に組み付けたハウジング100と、往復動軸200との環状間隙を密封するものであって、このハウジング100側に保持された第1の環状部材310の内周側に一体的に設けられ、往復動軸200の外周面と密封接触しているオイルリップ320を備えたオイルシール300と、このオイルシール300よりも外側(図上下方)に位置して、ハウジング100側に保持された第2の環状部材410の内周側一体的に設けられ、往復動軸200の外周面と密封接触しているダストリップ420を備えたダストシール400と、オイルシール300とダストシール400との間の内周側に位置して、オイルリップ320の腰部3210を支持しているバックアップリング600とより構成されている。
確かに、図3に示したアブソーバ用シールに比べ、耐圧耐久性は数十倍以上になるが、コストが5倍以上と嵩んでしまう問題を惹起した。
また、図4及び図5に示したアブソーバ用シールは、3部材からなっているため、組込みが難しく、バックアップリング600を組み忘れる問題も招来した。
特開2001−173797号公報 特開2005−90569 号公報
このようなアブソーバ用シールは、耐圧耐久性を低下させることなく、組み付け工数の削減、部品点数の削減等のコスト低減を目的としている。
本発明のアブソーバ用シールは、互いに同心的に往復動可能に組み付けたハウジングと往復動軸との環状間隙を密封するものであって、前記ハウジング側に保持された第1の環状部材の内周側に一体的に設けられ、前記往復動軸の外周面と密封接触しているオイルリップを備えたオイルシールと、前記オイルシールよりも外側に位置して、前記ハウジング側に保持された第2の環状部材の内周側一体的に設けられ、前記往復動軸の外周面と密封接触しているダストリップを備えたダストシールとよりなるアブソーバ用シールにおいて、前記第2の環状部材の内周部側が、前記オイルリップのバックアップ手段を提供していることを特徴とする。
本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の発明のアブソーバ用シールによれば、耐圧耐久性を低下させることなく、組み付け工数の削減、部品点数の削減等のコスト低減を図ることが出来る。
また、請求項2記載の発明のアブソーバ用シールによれば、オイルリップと傾斜面との間で、円滑な滑りが生じる為、高圧によるオイルリップの損傷を効果的に回避出来る。
更に、請求項3記載の発明のアブソーバ用シールによれば、成形コストを低く抑えることが出来る。
更にまた、請求項4記載の発明のアブソーバ用シールによれば、アブソーバ用シールを一体として組み込むことが出来るため、組込みが容易で、組み忘れの問題も回避出来る。
また、請求項5記載の発明のアブソーバ用シールによれば、ハウジング側への組込みを確実に行うことが出来る。
本発明に係るアブソーバ用シールを組み込んだ状態の断面図である。 図1のアブソーバ用シールを組み込む前の断面図である。 従来技術に係るアブソーバ用シールの断面図である。 従来技術に係る他のアブソーバ用シールの断面図である。 図4のアブソーバ用シールを組み込む前の断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1及び図2に基づき発明を実施するための最良の形態について説明する。
図において、本発明に係るアブソーバ用シールは、互いに同心的に往復動可能に組み付けたハウジング1と往復動軸2との環状間隙を密封するものであって、このハウジング1側に保持された第1の環状部材31の内周側に一体的に設けられ、往復動軸2の外周面と密封接触しているオイルリップ32を備えたオイルシール3と、このオイルシール3よりも外側(図上下方)に位置して、ハウジング1側に保持された第2の環状部材41の内周側一体的に設けられ、往復動軸2の外周面と密封接触しているダストリップ42を備えたダストシール4とより構成されている。
そして、第2の環状部材41の内周部側が、オイルリップ32のバックアップ手段411の機能を果たしている。
具体的には、このバックアップ手段411は、オイルリップ32側に向って伸びる傾斜面4111を備え、この傾斜面4111により、オイルリップ32の腰部321を支える構成となっている。
このため、例え非常に高い圧力が、オイルリップ32作用したとしても、オイルリップ32が外側(図上下方)に押し出されることは無い。
また、オイルリップ32と傾斜面4111とは非接着である為、両者間で円滑な滑りが生じる為、高圧によるオイルリップの損傷を効果的に回避出来る。
このバックアップ手段411は、金属材製の第2の環状部材41の内周部側をプレス加工することにより形成出来るため、製造コストを低く抑えることが出来る。
また、オイルリップ32及びダストリップ42はゴム状弾性材料で成形されており、第1の環状部材31及び第2の環状部材41に、各々加硫接着により一体化されている。
更に、外径側からの漏れを防止するガスケット5が、金属材製の第1の環状部材31の外周側に接着固定されている。
更にまた、第1の環状部材31の外周側には、筒状折り曲げ部311を形成し、この筒状折り曲げ部311の内周面に、第2の環状部材41の外周面411が嵌合する態様としている。
このため、アブソーバ用シールを一体として組み込むことが出来るため、組込みが容易で、組み忘れの問題も回避出来る。
また、筒状折り曲げ部311の軸方向長さは、第2の環状部材41の軸方向厚さより短い構成としているため、アブソーバ用シールが、ハウジング1にカシメ固定される際に、筒状折り曲げ部311が妨げにならず、確実にハウジング側への組込みを行うことが出来る。
また、本発明は上述の発明を実施するための最良の形態に限らず本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである。
1 ハウジング
2 往復動軸
3 オイルシール
4 ダストシール
31 第1の環状部材
32 オイルリップ
41 第2の環状部材
42 ダストリップ

Claims (5)

  1. 互いに同心的に往復動可能に組み付けたハウジング(1)と往復動軸(2)との環状間隙を密封するものであって、前記ハウジング(1)側に保持された第1の環状部材(31)の内周側に一体的に設けられ、前記往復動軸(2)の外周面と密封接触しているオイルリップ(32)を備えたオイルシール(3)と、前記オイルシール(3)よりも外側に位置して、前記ハウジング(1)側に保持された第2の環状部材(41)の内周側一体的に設けられ、前記往復動軸(2)の外周面と密封接触しているダストリップ(42)を備えたダストシール(4)とよりなるアブソーバ用シールにおいて、前記第2の環状部材(41)の内周部側が、前記オイルリップ(32)のバックアップ手段(411)を提供していることを特徴とするアブソーバ用シール。
  2. 前記バックアップ手段(411)が前記オイルリップ(32)側に向って伸びる傾斜面(4111)を備え、前記傾斜面(4111)により、前記オイルリップ(32)の腰部(321)を支持する構成としたことを特徴とする請求項1記載のアブソーバ用シール。
  3. 前記バックアップ手段(411)は、金属材製の前記第2の環状部材(41)の内周部側をプレス加工することにより形成されることを特徴とする請求項2記載のアブソーバ用シール。
  4. 前記第1の環状部材(31)の外周側に筒状折り曲げ部(311)を形成し、前記筒状折り曲げ部(311)の内周面に前記第2の環状部材(41)の外周面(411)が嵌合する様になしたことを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載のアブソーバ用シール。
  5. 前記筒状折り曲げ部(311)の軸方向長さは、前記第2の環状部材(41)の軸方向厚さより短いことを特徴とする請求項4記載のアブソーバ用シール。
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