JP5626573B2 - アブソーバ用シール - Google Patents

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Description

本発明は、アブソーバ用シールに係り、更に詳しくは、ショックアブソーバのロッドシール部に用いられるアブソーバ用シールに関するものである。
従来、ショックアブソーバのロッドシール等として用いられるアブソーバ用シールとしては、図4に示すようなものがある。
図4に示すアブソーバ用シールは、互いに同心的に往復動可能に組み付けたハウジング100と往復動軸200との環状間隙を密封するものであって、ハウジング100側に保持された金属材製の円盤状の環状部材300の内周側に一体的に設けられ、往復動軸200の外周面と密封接触しているゴム状弾性材性のオイルリップ400と、このオイルリップ400よりも外部側Xに位置し、往復動軸200の外周面と密封接触しているゴム状弾性材製のダストリップ500と、環状部材300の外部側X(図上上方)の側面310に当接すると共に、その内周側部710が、環状部材300に一体的に設けられた弾性材製の環状の固定リップ600により保持された金属材製のワッシャー700とより構成されている。
このワッシャー700は、環状部材300がハウジング100側に締め付け固定される際の変形を防止する為に使用されるものである。
すなわち、ワッシャー700及び環状部材300は、ロッドガイド101の軸方向端面1011(図上上端)と、アウターチューブ103外周面に螺合しているキャップ102の軸方向端面1021(図上下端)との間で挟持されている。
そして、ワッシャー700は、図4に示す状態に組み込まれるまでの間、環状部材300側と一体化された状態を保つ事が、アブソーバ用シールの取り扱い性及び組み込み性を向上させる為に重要である。
この為、ワッシャー700の内周側が、弾性材製の環状の固定リップ600により、嵌合保持される構成としている。
ワッシャー700が、環状部材300側から脱落しない様に、固定リップ600との間に大きな嵌合力(締め代)を設けると、ワッシャー700を環状部材300側に固定保持させる事が困難であった。
逆に、ワッシャー700を環状部材300側に容易に固定保持できる様に、固定リップ600との間を弱い嵌合力(締め代)とすると、アブソーバ用シールが組み込まれる前に、ワッシャー700が環状部材300側から脱落する問題を惹起した。
特開2005−90606号公報
このようなアブソーバ用シールの課題は、ワッシャーを環状部材側に容易に固定保持できると共に、ワッシャーが、環状部材側から脱落する事の無い、アブソーバ用シールの取り扱い性及び組み込み性を改善することにある。
本発明のアブソーバ用シールは、互いに同心的に往復動可能に組み付けたハウジングと往復動軸との環状間隙を密封するものであって、前記ハウジング側に保持された金属材製の環状部材の内周側に一体的に設けられ、前記往復動軸の外周面と密封接触している弾性材性のオイルリップと、前記オイルリップよりも外部側に位置し、前記往復動軸の外周面と密封接触している弾性材製のダストリップと、前記環状部材の外部側側面に当接すると共に、その内周側部が、前記環状部材に一体的に設けられた弾性材製の環状の固定リップにより保持された金属材製のワッシャーとよりなるアブソーバ用シールにおいて、前記固定リップに円周上等配に切欠き部を設けたことを特徴とする。
本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の発明のアブソーバ用シールによれば、ワッシャーを環状部材側に容易に固定保持できると共に、ワッシャーが、環状部材側から脱落する事の無い為、アブソーバ用シールの取り扱い性及び組み込み性が良好である。
また、請求項2記載の発明のアブソーバ用シールによれば、ワッシャーが、環状部材側から脱落する事をより確実に阻止出来る。
更に、請求項3記載の発明のアブソーバ用シールによれば、ワッシャーを環状部材側により容易に固定保持できる。
更にまた、請求項4記載の発明のアブソーバ用シールによれば、ワッシャーが、環状部材側から脱落する事をより確実に阻止出来ると共に、ワッシャーを環状部材側に容易に固定保持できる。
本発明の第1の態様のアブソーバ用シールが、アブソーバに組み込まれた部分縦断面図。 図1に使用されたアブソーバ用シール単体の断面図。 本発明の第2の態様のアブソーバ用シールを図2と同様に示した断面図。 従来技術に係るアブソーバ用シールが、アブソーバに組み込まれた部分縦断面図。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1乃至図3に基づき発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1及び図2において、本発明に係る第1の態様のアブソーバ用シールは、互いに同心的に往復動可能に組み付けたハウジング1と往復動軸2との環状間隙を密封するものであって、ハウジング1側に保持された金属材製の円盤状の環状部材3の内周側に一体的に設けられ、往復動軸2の外周面と密封接触しているゴム状弾性材性のオイルリップ4と、このオイルリップ4よりも外部側Xに位置し、往復動軸2の外周面と密封接触しているゴム状弾性材製のダストリップ5と、環状部材3の外部側X(図上上方)の側面31に当接すると共に、その内周側部71が、環状部材3に一体的に設けられた弾性材製の環状の固定リップ6により保持された金属材製のワッシャー7とより構成されている。
このワッシャー7は、環状部材3がハウジング1側に締め付け固定される際の変形を防止する為に使用されるものである。
すなわち、ワッシャー7及び環状部材3は、ロッドガイド11の軸方向端面111(図上上端)と、アウターチューブ13外周面に螺合しているキャップ12の軸方向端面121(図上下端)との間で挟持されている。
そして、ワッシャー7は、図1に示す状態に組み込まれるまでの間、環状部材3側と一体化された状態を保つ事が、アブソーバ用シールの取り扱い性及び組み込み性を向上させる為に重要である。
この為、ワッシャー7の内周側が、弾性材製の環状の固定リップ6により、嵌合保持される構成としている。
そして、この固定リップ6には、円周上等配に設けた切欠き部61が設けられている。
この切欠き部61は、円周上4箇所に、90度間隔で、等配に設けられており、固定リップ6の付け根部63近傍まで達している。
この為、ワッシャー7を環状部材3側に容易に固定保持できる。
切欠き部61の数は、2個以上存在すれば良く、4個に限定されるものではないが、数が多すぎると、固定リップ6の保持力が低下し、成形加工が煩雑になる為、3〜6個が好ましい。
また、固定リップ6の先端側には、ワッシャー7の軸方向移動を阻止する様にワッシャー7の側面に当接している係止部62が設けられている。
この為、ワッシャー7を環状部材3側に容易に固定保持する目的の切欠き部61が存在していても、ワッシャー7が、環状部材3側から脱落する事をより確実に阻止出来る。
ついで、本発明に係る第2の態様のアブソーバ用シールを、図3に基づき説明する。
先に説明した、第1の態様のアブソーバ用シールと相違する点は、切欠き部61が、係止部62が存在する領域にのみ設けられていることである。
この為、ワッシャー7が、環状部材3側から脱落する事を、より確実に阻止出来ると共に、ワッシャー7を環状部材3側に容易に固定保持できる。
また、本発明は上述の発明を実施するための最良の形態に限らず本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである。
1 ハウジング
2 往復動軸
3 環状部材
4 オイルリップ
5 ダストリップ
6 固定リップ
7 ワッシャー
11 ロッドガイド
12 キャップ
13 アウターチューブ
61 切欠き部
62 係止部
63 付け根部

Claims (4)

  1. 互いに同心的に往復動可能に組み付けたハウジング(1)と往復動軸(2)との環状間隙を密封するものであって、前記ハウジング(1)側に保持された金属材製の環状部材(3)の内周側に一体的に設けられ、前記往復動軸(2)の外周面と密封接触している弾性材性のオイルリップ(4)と、前記オイルリップ(4)よりも外部側(X)に位置し、前記往復動軸(2)の外周面と密封接触している弾性材製のダストリップ(5)と、前記環状部材(3)の外部側(X)側面(31)に当接すると共に、その内周側部(71)が、前記環状部材(3)に一体的に設けられた弾性材製の環状の固定リップ(6)により保持された金属材製のワッシャー(7)とよりなるアブソーバ用シールにおいて、前記固定リップ(6)に円周上等配に切欠き部(61)を設けたことを特徴とするアブソーバ用シール。
  2. 前記固定リップ(6)の先端側には、前記ワッシャー(7)の軸方向移動を阻止する様に前記ワッシャー(7)の側面に当接している係止部(62)が設けられていることを特徴とする請求項1記載のアブソーバ用シール。
  3. 前記切欠き部(61)は、前記固定リップ(6)の付け根部(63)近傍まで達するカット部であることを特徴とする請求項1または2記載のアブソーバ用シール。
  4. 前記切欠き部(61)は、前記係止部(62)が存在する領域にのみ設けられていることを特徴とする請求項2記載のアブソーバ用シール。
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