JPH03223570A - ロッドシール部材 - Google Patents

ロッドシール部材

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Publication number
JPH03223570A
JPH03223570A JP2016425A JP1642590A JPH03223570A JP H03223570 A JPH03223570 A JP H03223570A JP 2016425 A JP2016425 A JP 2016425A JP 1642590 A JP1642590 A JP 1642590A JP H03223570 A JPH03223570 A JP H03223570A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
rod
seal lip
main body
rod seal
Prior art date
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Pending
Application number
JP2016425A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Sasaki
光雄 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Atsugi Unisia Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Atsugi Unisia Corp filed Critical Atsugi Unisia Corp
Priority to JP2016425A priority Critical patent/JPH03223570A/ja
Publication of JPH03223570A publication Critical patent/JPH03223570A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主に液圧緩衝器のロッド部をシールするロッ
ドシール部材に関する。
(従来の技術) 従来のロッドシール部材としては、例えば、実開昭64
−14964号公報及び特開昭62−278376号公
報に記載されているようなものが知られている。
この従来のロッドシール部材は、環状のロッドシール本
体部と、該ロッドシール本体部の内周部からロッドの軸
方向へ向けて延設された筒状のシールリップ部と、該シ
ールリップ部の外周に装着されたガータスプリングと、
シールリ・ンプ部とは逆方向へ向けて延設されたダスト
リップ部とを備えたものであった。
また、後者のロッドシール部材にあっては、ロッドの外
周面と弾性接触する前記シールリップ部の内周面に複数
の環状突起が形成されることによって、潤滑油の保持効
果を高めるようにした構造となっていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のロッドシール部材にあ
っては、以下に述べるような問題があった。
即ち、シール内圧が上昇すると、この内圧をシールリッ
プ部の外周面が受けてシールリップ部がロッド側に押圧
され、これにより、シールリップ部でロッドを締め付け
るいわゆる緊縛力が生じるが、従来のロッドシール部材
にあっては、シールリップ部の曲げ剛性が低いため、シ
ール内圧力の上昇につれてこの緊縛力が大きくなり、こ
のため、第3図(b)に示すように、シールリップ部の
シールフリクションが大きくなってシールリップ部の耐
久性を低下させる。従って、このロッドシール部材を車
両のサスペンションの液圧緩衝器に適用した場合には、
ピストンのストロークがスムーズに成されず乗り心地を
悪化させることになる。
そこで、シールリップ部の曲げ剛性を強くすることによ
ってシール内圧の変化に対するシールリップ部の緊縛力
の変化を少なくすることができるが、シールリップ部を
構成するゴム素材自体の硬度を高くするとシール性が低
下してしまうという問題が生じる。
本発明は、上述のような従来の問題点に着目して成され
たもので、シールリップ部のシール性を低下させること
なくシールリップ部の曲げ剛性を高め、これによりシー
ル内圧力の上昇に伴うシールフリクションの増加を低減
することができるロッドシール部材を提供することを目
的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本発明のロッドシール部
材では、環状のロッドシール本体部と、該ロッドシール
本体部の内周部から径方向に延設された筒状のシールリ
ップ部と、前記ロッドシル本体部内に埋設された環状の
補強環と、該補強環の内周端部に形成され、前記シール
リップ部内に突出された延長端部とを設けた。
(作 用) 本発明のロッドシール部材では、シールリップ部内まで
突出した補強環の内周端部によってシルリップ部の曲げ
剛性が高くなり、これにより、シールリップ部の素材自
体の硬度を高めることなくシール内圧力の上昇に伴うシ
ールフリクションの増加が低減される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。尚この
実施例では、車両のサスペンション用の液圧緩衝器Aで
用いられるロッドシール部材を例にとる。
まず、実施例の構成について説明する。
第1図は本発明第1実施例のロッドシール部材Sを示す
半断面図であって、図中1は補強環を示している。
この補強環1は、ロッドシール本体部2内に埋設される
ことによって該ロッドシール本体部2を補強するもので
、円筒状に形成された円筒状部1bと、該円筒状部1b
の一端から径方向に延在された水平環状部1aと、該水
平環状部1aの内周部から外向きの斜め下方へ向けて延
設された環状の内周端部(延長端部)lcとを備えた形
状となっている。
前記ロッドシール本体部2は、図示のように円筒状部分
とこの円筒状部分の一端から径方向に延在された水平部
分とで断面略逆り字形状に形成され、該ロッドシール本
体部2の内周部には、前記補強環1の内周端部1Cの延
設方向と同方向に方向にシールリップ部3が延設される
と共に、外向きの斜め上方へ向けてダストリップ部4が
延設されている。
そして、前記シールリップ部3の傾斜状内周面が環状溝
3aを介して上下2段に形成され、この両傾斜状内周面
には平行な複数本の環状突起3b、3bがそれぞれ形成
されている。
また、前記シールリップ部3の外周面には環状溝3cが
形成され、この環状溝3Cにはガータスプリング5が装
着されている。
尚、前記ロッドシール本体部2と、シールリップ部3と
、ダストリップ部4は、ゴム等の弾性素材で一体に形成
されている。
そして、前記補強環1の内周端部1Cは、その下端がシ
ールリップ部3の基準面りとなるロッドシール本体部2
の下側面より下方へ延出され、即ち、シールリップ部3
内まで突出されている。
次に、第2図は前記ロッドシール部材Sを液圧緩衝器A
のロッドシール部に装着した状態を示すものであって、
図中6はシリンダ、7はシリンダ6の上端開口部に嵌装
されたロッドガイド部材、8はロッドガイド部材7のロ
ッド挿通穴7aに挿通されたピストンロッド、9はロッ
ド挿通穴7a内に嵌装され、ピストンロッド8を微小間
隙をもって摺動自在に案内するガイドブツシュ、10は
シリンダ6の外周にリザーバ室Cを形成して設けられ、
その上端開口部をロッドガイド部材7の大径部に嵌装さ
れたアウタチューブ、11はロッドガイド部材7の上端
面に当接してアウタチューブ10内に螺合されたパツキ
ングランドを示している。尚、前記ピストンロッド8の
下端部には図示しないピストンが取り付けられており、
このピストンによりシリンダ6内が上部室りと図外の下
部室とに画成されている。
そして、前記パツキングランド11の下面側に形成され
た環状穴11a内に本実施例のロッドシール部材Sが装
着されることによってロッド部がシールされている。
また、ロッドシール部材Sとロッドガイド部材7との間
にシールハウジングBが形成され、このシールハウジン
グBとりサーバ室Cとがロッドガイド部材7に穿設され
た連通孔7bにより連通されている。
次に、実施例の作用について説明する。
(イ)伸側行程時 シリンダ6内をピストンが上方へストロークする液圧緩
衝器Aの伸側行程時には、上部室りが縮小して上部室り
内の流体圧が上昇するため、この上昇した流体がガイド
ブツシュ9とピストンロッド8間の微小間隙を通過して
シールハウジングB内に漏洩するが、この時リザーバ室
C内の封入ガス圧力はピストンの上昇により低下した状
態となっているため、シールハウジングB内に流入した
漏洩流体は、連通孔7bを通ってリザーバ室Cへ流出し
、シールハウジングB内の封入ガス圧力(シール内圧力
)が上昇することはない。
このように、伸側行程時には、シールハウジングB内の
封入ガス圧力(シール内圧力)が低圧状態に維持され、
シールリップ部3でピストンロッド8を締め付けるいわ
ゆる緊縛力が生じないので、第3図(a)の■に示すよ
うにシールフリクションの値が小さくなっている。
(ロ)圧側行程時 シリンダ6内をピストンが下方へストロークする液圧緩
衝器Aの圧側行程時には、下部室内の流体圧が上昇する
ため、この下部室と連通されたリザーバ室C内の封入ガ
ス圧力が上昇し、このリザーバ室Cと連通孔7bで連通
されたシールハウジングB内の封入ガス圧力も上昇する
このため、圧側行程時には、この封入ガス圧力の上昇に
より、シールリップ部3でピストンロッド8を締め付け
るいわゆる緊縛力が生じるが、シールリップ部3内まで
突出させた補強環1の内周端部1cによってシールリッ
プ部3の曲げ剛性が高められているため、この緊縛力の
増加がおさえられ、第3図(a)の■に示すようにシー
ルフリクションの値が伸側行程時の場合よりも増加はす
るが、その増加分が僅かなものとなっている。
尚、第4図は、封入ガス圧力変化に対するシールフリク
ションの変化を示すグラフであって、図中■はシールリ
ップ部内周面に環状突起を有しない従来のロッドシール
部材の特性、■はシールリップ部内周面に環状突起を有
する従来のロッドシール部材の特性、◎はシールリップ
部3内周面に環状突起3bを有すると共に、補強環1の
内周端部1cでシールリップ部3の曲げ剛性が高められ
た本実施例のロッドシール部材Sの特性を示している。
このグラフからも明らかなように、シールフリクション
の封入ガス圧力依存性は、環状突起3bを設けることで
低下し、補強環1の内周端部1cでシールリップ部3の
曲げ剛性を高めることによってさらに低下する。
以上説明したように、この実施例のロッドシール部材S
では、シールリップ部3の曲げ剛性が補強環1の内周端
部1Cで高められるので、シールリップ部3のシール性
を低下させることなく封入ガス圧力の上昇に伴うシール
フリクションの増加を低減することができると共に、シ
ールリップ部3の内周面に形成された複数の環状突起3
bにより、両環状突起3b、3b間に潤滑油の保持空間
が形成されるため、シールフリクションをさらに低減す
ることができるという特徴を有する。
次に、本発明の第2実施例について説明する。
尚、この実施例では前記第1実施例と同様の構成部分に
は同一の符合を付してその説明を省略し、相違点につい
てのみ説明する。
即ち、この実施例のロッドシール部材Sは、補強環1が
水平環状部1aと内周端部1Cのみで構成されたもので
ある。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があって
も本発明に含まれる。
例えば、実施例では車両の液圧緩衝器で用いられるロッ
ドシール部材を例にとったが、これに限らず他の液圧緩
衝器に適用してよい。
また、実施例では、補強環をロッドシール本体部内に全
て埋設した状態のものを示したが、その一部を外部に露
出させてもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のロッドシール部材にあっ
ては、シールリップ部内まで突出させた補強環の延長端
部により、シールリ・ンプ部自体の素材硬度を低く設定
したままでシールリップ部の曲げ剛性が高められるため
に、シールリップ部のシール性を低下させることなくシ
ール内圧力の上昇に伴うシールフリクションの増加を低
減させることができ、従って、シールリップ部の耐久性
の向上を図ることができるという効果が得られると共に
、車両のサスペンション用の液圧緩衝器に適用した場合
には乗り心地を向上できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第1実施例のロッドシール部材を示す半
断面図、第2図は本発明実施例のロッドシール部材を液
圧緩衝器のロッドシール部に装着した状態を示す断面図
、第3図(a)(b)はピストンのストロークに伴うシ
ールフリクション波形を示すグラフ、第4図は封入ガス
圧力変化に対するシールフリクションの変化を示すグラ
フ、第5図は本発明第2実施例のロッドシール部材を示
す半断面図である。 S・・・ロッドシール部材 1・・・補強環 C・・・内周端部(延長端部) 2・・・ロッドシール本体部 3・・・シールリップ部 特  許  出  願  人 株式会社 アツギュニシア 第3図 (0) (b) 第4図 封入ガス圧力(′7 シロ kgf/cm’)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)環状のロッドシール本体部と、 該ロッドシール本体部の内周部から径方向に延設された
    筒状のシールリップ部と、 前記ロッドシール本体部内に埋設された環状の補強環と
    、 該補強環の内周端部に形成され、前記シールリップ部内
    に突出された延長端部と、 を備えていることを特徴とするロッドシール部材。
JP2016425A 1990-01-26 1990-01-26 ロッドシール部材 Pending JPH03223570A (ja)

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JP2016425A JPH03223570A (ja) 1990-01-26 1990-01-26 ロッドシール部材

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JP2016425A JPH03223570A (ja) 1990-01-26 1990-01-26 ロッドシール部材

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JPH03223570A true JPH03223570A (ja) 1991-10-02

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ID=11915886

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016425A Pending JPH03223570A (ja) 1990-01-26 1990-01-26 ロッドシール部材

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JP (1) JPH03223570A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0684067U (ja) * 1993-05-19 1994-12-02 株式会社荒井製作所 往復動用オイルシール
JP2000329234A (ja) * 1999-05-18 2000-11-30 Nok Corp バルブステムシール
JP2006177556A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Rft Spa ショックアブソーバーのためのシール器具
JP2009222128A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Hitachi Ltd シリンダ装置
JP2010159857A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Hitachi Automotive Systems Ltd 液圧緩衝器
KR101316124B1 (ko) * 2009-09-07 2013-10-11 주식회사 만도 쇽 업소버의 오일 씰

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