JP2004251416A - 往復動軸用摩擦力付与装置 - Google Patents

往復動軸用摩擦力付与装置 Download PDF

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勝美 山科
Sosuke Ito
聡祐 伊東
Shinobu Munakata
忍 宗形
Hidenori Arai
秀徳 新井
Masaru Watanabe
渡辺  勝
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Abstract

【課題】摩擦力による有効な振動減衰力を長期にわたって発揮することができ、往復動軸のリバウンドに対する緩衝機能を併有する往復動軸用摩擦力付与装置を提供する。
【解決手段】筒体1,2の内周に往復動軸4が軸方向移動可能に挿入され、筒体1,2側に固定された環状部材3に、その軸方向内側に位置して往復動軸4の外周に固定されたリバウンドストッパ6と軸方向に対向する弾性体からなる摩擦部材10が取り付けられ、この摩擦部材10は、外周部が環状部材3からリバウンドストッパ6との対向方向へ突出した緩衝部11をなすと共に、内周部12,13が往復動軸4の外周面に所要の緊迫力をもって摺動可能に密接するリップ部をなし、緩衝部11と内周部12,13との間に環状の溝10a,10bが形成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばショックアブソーバのピストンロッド等、往復動軸の軸周に設けられる往復動軸用摩擦力付与装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の懸架装置等には、走行中の衝撃を吸収して振動を速やかに減衰するショックアブソーバが装着されている。そして、この種のショックアブソーバにおいては、例えば下記の特許文献1又は2に記載されているように、内封油を密封するオイルシールと、ピストンロッドとの摺動により発生する摩擦力(フリクション)によって、車両の乗り心地や操舵性などの特性を良化することができる。
【0003】
しかし、特許文献1又は2においては、ピストンロッドの軸方向反復移動に対して摩擦による有効な減衰力を与えるために、オイルシールのリップの緊迫力を大きくすると、リップの早期摩耗等を来してしまうため、下記の特許文献3においては、オイルシールのほかに、このオイルシールよりも高い摩擦力を発生する摩擦部材を設けることが記載されている。また、この特許文献3における第40図〜第49図には、リバウンド過程でのピストンロッドの移動量を制限する緩衝材を有するリバウンドストッパを、ピストンロッドの外周面に固定したものが記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−355740
【特許文献2】
特開2001−173797
【特許文献3】
特開2001−330074
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載された構成によれば、弾性体からなる摩擦部材が、金属環に設けられていることによって大きな摩擦力を得られる反面、摩耗も大きいので摩擦付与機能が早期に劣化してしまう問題があり、しかも摩擦部材から発生する摩耗粉が、オイルシールの密封性に悪影響を与えるおそれも指摘される。また、摩擦部材のほかに、リバウンドストッパに緩衝部材を設けているため、部品数が多く、コストが高くなる問題も指摘される。
【0006】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、摩擦力による有効な振動減衰力を長期にわたって発揮することができる往復動軸用摩擦力付与装置を提供することにある。
【0007】
また、他の技術的課題は、往復動軸のリバウンドに対する緩衝機能を併有する往復動軸用摩擦力付与装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る往復動軸用摩擦力付与装置は、筒体の内周に往復動軸が軸方向移動可能に挿入され、前記筒体側に固定された環状部材に、その軸方向内側に位置して前記往復動軸の外周に固定されたリバウンドストッパと軸方向に対向する弾性体からなる摩擦部材が取り付けられ、この摩擦部材は、外周部が前記環状部材から前記リバウンドストッパとの対向方向へ突出した緩衝部をなすと共に、内周部が前記往復動軸の外周面に所要の緊迫力をもって摺動可能に密接してなるものである。
【0009】
請求項2の発明に係る往復動軸用摩擦力付与装置は、請求項1に記載された摩擦部材の緩衝部と内周部との間に環状の溝が形成されたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る往復動軸用摩擦力付与装置の第一の形態を、軸心を通る平面で切断して示す装着状態の半断面図である。この図1において、参照符号1は、車両の懸架装置等に使用される複筒式ショックアブソーバの外筒、2は、外筒1の内周に配置された内筒、3は、外筒1の開口端部近傍の内周に挿入されると共に内筒2の開口端に取り付けられたロッドガイド、4は、ロッドガイド3の内周を貫通して内筒2の内周に軸方向移動可能に挿入され内端に内筒2と密接摺動されるピストン(不図示)が取り付けられたピストンロッド、5は、外筒1の開口端部内周に取り付けられてピストンロッド4の軸周をシールするオイルシール、6はピストンロッド4に取り付けられたリバウンドストッパである。内筒2の内周は、オイルOが充填された油室S1となっており、外筒1と内筒2の間は、ガスGが封入されたリザーブ室S2となっている。
【0011】
なお、外筒1及び内筒2は、請求項1に記載された筒体に相当し、ロッドガイド3は、請求項1に記載された筒体側に固定された環状部材に相当し、ピストンロッド4は、請求項1に記載された往復動軸に相当する。
【0012】
ロッドガイド3は、外筒1の内周面に密嵌される外周基部3aと、その外端に突設された環状の外側突起部3bと、前記外周基部3aの内周における油室S1側の端部から内周側へ形成されたガイドフランジ部3cと、ガイドフランジ部3cの外周部から油室S1側へ突設された環状の内側突起部3dとを有し、外周基部3aには外側突起部3bの内周とリザーブ室S2とを連通する圧力開放孔3eが開設されている。また、ガイドフランジ部3cの内周面にはPTFE等の耐摩耗性に優れた低摩擦係数の合成樹脂材料からなるガイドリング7が装着され、ガイドフランジ部3cの外周面は、内筒2の端部に圧入嵌合されており、ガイドリング7の内周面は、ピストンロッド4の外周面と摺動可能となっている。
【0013】
オイルシール5は、外筒1の開口端部を内周へ屈曲させたカシメ部1aによって抜け止めされた金属製の円盤状の補強環51に、内周端がピストンロッド4の外周面と密接され油室S1側(ロッドガイド3側)を向いた主リップ52及びその反対側(外側)を向いたダストリップ53と、外筒1の内周面と密接されロッドガイド3側を向いた外周リップ54と、先端がロッドガイド3におけるガイドフランジ部3cの外端面に密接され外周側を向いたチェックリップ55とを、ゴム状弾性材料によって一体的に加硫成形(加硫接着)したものである。また、このオイルシール5は、補強環51が前記カシメ部1aと、ロッドガイド3の外側突起部3bとの間に挟持されることによって固定されている。
【0014】
主リップ52は、ロッドガイド3の外側突起部3bの内周空間内に位置し、適当な締め代をもってピストンロッド4の外周面と摺動可能に密接することによって、油室S1からロッドガイド3の内周を通過したオイルOが外部へ漏れるのを阻止するものである。主リップ52の外周には、その緊迫力を補償するエキステンションスプリング(ガータスプリングともいう)56が嵌着されている。
【0015】
ダストリップ53は、外部からの塵埃や泥水等の侵入を阻止するものであり、外周リップ54は、適当な締め代をもって外筒1の内周面及びロッドガイド3の外周基部3aの外端面に密接することによって、オイルO及びガスGが外部へ漏れるのを阻止するものである。チェックリップ55は、その内周の主リップ52との間に画成された蓄圧室S3に導入された油圧が一定値を超えた時に、ロッドガイド3から離れるように開放動作し、過剰油圧を、ロッドガイド3の圧力開放孔3eを介してリザーブ室S2へパージするものである。
【0016】
ロッドガイド3における内側突起部3dの内周には、摩擦部材10が設けられている。この摩擦部材10は、耐摩耗性に優れたフッ素ゴム等のゴム材料、ナイロン、あるいはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等、耐摩耗性に優れた弾性体で成形されたものであって、ロッドガイド3における内側突起部3dの内周に圧入嵌着された外周側の緩衝部11と、ピストンロッド4の外周面に密接された一対の内周リップ部12,13からなる。前記緩衝部11の油室S1側の端部11aは、前記内側突起部3dの内周から、リバウンドストッパ6との対向方向(油室S1側)へ突出している。
【0017】
内周リップ部12は油室S1側を向いており、内周リップ部13はその反対側を向いており、これら内周リップ部12,13と、緩衝部11との間には、環状に連続した溝10a,10bが形成されている。また、油室S1側を向いた内周リップ部12の先端は、緩衝部11の油室S1側の端部11aよりも後退した位置(図における上側)にあり、反対側の内周リップ部13は、ロッドガイド3におけるガイドフランジ部3c及びガイドリング7と非接触の位置にある。そして、内周リップ部12,13は、図中に破線で示されるように、オイルシール5の主リップ52及びダストリップ53の締め代よりも大きな所要の締め代をもって、ピストンロッド4の外周面に密接し、振動入力によって軸方向相対運動するピストンロッド4の外周面と摺動することによって、振動減衰に有効な摩擦力(フリクション)を発生するものである。
【0018】
リバウンドストッパ6は、環状の金属板からなるものであって、ピストンロッド4の外周面に、ピストン(不図示)の上側に位置して、嵌着等によって固定されている。
【0019】
以上の構成を備える第一の形態において、油室S1内のオイルOの一部は、摩擦部材10の内周リップ部12,13とピストンロッド4との摺動部、及びロッドガイド3におけるガイドリング7とピストンロッド4との摺動部を潤滑して蓄圧室S3へ導入され、オイルシール5の主リップ52とピストンロッド4との摺動面を潤滑している。
【0020】
ここで、車両走行中の衝撃等に起因する低周波大振幅の振動によって、外筒1とピストンロッド4の軸方向相対運動が入力されると、ピストンロッド4の内端に取り付けられた不図示のピストンが内筒2内を軸方向相対移動することによって、その両側の油室間で、前記ピストンに設けられた制限流路を介してオイルOが流通し、振動減衰力を発生する。そしてこのとき、摩擦部材10の内周リップ部12,13、ロッドガイド3の内周のガイドリング7、オイルシール5の主リップ52及びダストリップ53が、ピストンロッド4の外周面と摺動するので、これにより発生する摩擦力が、振動減衰力として作用する。また、悪路上の走行に起因する小振幅の高周波振動が入力された場合は、制限流路でのオイルOの流通は殆どないが、上述の摩擦力による振動減衰が行われる。
【0021】
そして、ピストンロッド4が図における上方へ相対移動する振動の半周期では、摩擦部材10の内周リップ部12はピストンロッド4の軸方向引きずり作用によって緊迫力を増大し、内周リップ部13は緊迫力を減少する。また、次の半周期では逆に、内周リップ部12は緊迫力を減少し、内周リップ部13は緊迫力を増大する。そして、このような反復動作によって、有効な振動減衰力を発生するので、オイルシール5の摩擦力による振動減衰力に加えて、大きな減衰力が得られる。またこのため、オイルシール5の主リップ52の摺動負荷を相対的に小さくすることができ、その結果、主リップ52のシール寿命を向上することができる。
【0022】
そして摩擦部材10は、耐摩耗性に優れた弾性体で成形されているので、ピストンロッド4との摺動による摩耗が少なく、特に、PTFEやナイロン等は、ゴムに比較して経時的な応力緩和が少ない。しかも、ピストンロッド4の外周面と摺動する内周リップ部12,13は、同材質からなる緩衝部11の内周に形成されており、溝10a,10bによって内周リップ部12,13の径方向自由度が高いので、これによっても、ピストンロッド4との摺動による摩耗が抑えられる。このため、長期にわたって有効な減衰力が確保される。また、摩耗が少ないことによって、オイルシール5の主リップ52における密封性能を阻害する摩耗粉の発生も抑えられる。
【0023】
衝撃入力直後に過大なリバウンドが行われた場合には、ピストンロッド4と共に上昇運動するリバウンドストッパ6は、ロッドガイド3の内側突起部3dから突出した摩擦部材10の緩衝部11と衝突するが、この緩衝部11は、その弾性特性によって、リバウンドストッパ6との衝突による衝撃を有効に緩和する。先に説明したように、従来はリバウンドストッパ6に緩衝材を設けていたが、本形態によれば、摩擦部材10の外周部をリバウンドストッパ6との対向方向へ突出させることによって、この摩擦部材10に緩衝機能を兼備させているので、リバウンドストッパ6に緩衝材を設ける必要がない。このため、オイルシール1に加えて摩擦部材10を設けることによるコストの上昇を防止することができる。
【0024】
なお、摩擦部材10の緩衝部11は、リバウンドストッパ6との衝突によって軸方向へ圧縮を受けるのに伴って、内周側へ肉厚を増大するが、これによる内周リップ部12,13の締め代の増大は、溝10a,10bによって緩和される。また、内周リップ部12の先端は、緩衝部11の端面11aよりもロッドガイド3のガイドフランジ部3c側へ後退しており、しかも緩衝部11の圧縮変形に伴ってロッドガイド3のガイドフランジ部3c側へ僅かに変位するので、リバウンドストッパ6と接触しない。このため、リバウンドストッパ6の衝突時における内周リップ部12,13の摩擦力の増大が抑えられる。
【0025】
図2、図3及び図4は、それぞれ、本発明に係る往復動軸用摩擦力付与装置の他の形態を、軸心を通る平面で切断して示す要部断面図である。
【0026】
このうち、図2に示される第二の形態は、摩擦部材10の緩衝部11に、金属製の補強環14を埋設することによって、ロッドガイド3の内側突起部3dの内周面に対する緩衝部11の嵌着力を強化したものである。そして、緩衝部11の弾性による緩衝機能が損なわれることがないように、補強環14は、ロッドガイド3のガイドフランジ部3c側となる部分に偏在して埋設されている。また、緩衝部11の端面11aと、油室側を向いた内周リップ部12との間の溝10aは、反対側の溝10bに比較して外周側へ大きく抉られた形状となっている。その他の部分の構成は、図1と同様である。
【0027】
すなわち、図1におけるピストンロッド4が図の下方へ向けて移動する過程では、摩擦部材10には、内周リップ部12,13の摩擦力によって、ロッドガイド3の内側突起部3dの内周から油室S1側への離脱力が作用するが、図2の形態のように、補強環14を埋設することによって、内側突起部3dに対する大きな締め代を設定できるので、脱落を確実に防止することができる。また、図1に示されるリバウンドストッパ6との衝突時には、緩衝部11は、その端面11aと補強環14との間で軸方向へ圧縮を受けるが、これによるバネ定数の急激な上昇は、溝10aを大きく抉った形状としたことによって緩和し、良好な緩衝性を確保している。
【0028】
また、図3に示される第三の形態において、図1と異なるところは、摩擦部材10が、緩衝部11の内周に、ロッドガイド3におけるガイドリング7側を向いた単一の内周リップ部13のみを有することにある。その他の部分は図1と同様の構成となっている。
【0029】
この形態によれば、ピストンロッドが図における上方へ相対移動する振動の半周期では、内周リップ部13はピストンロッドの軸方向引きずり作用によって緊迫力を減少し、次の半周期では逆に緊迫力を増大し、このような反復動作によって、有効な振動減衰力を発生するものである。
【0030】
また、図4に示される第四の形態は、上記図3の形態による内周リップ部13を、円周方向へ断続した形状、言い換えれば、内周リップ部13に円周方向所定間隔で、軸方向へ貫通した複数の溝又はスリット13aを形成したものである。その他の部分は図3と同様である。
【0031】
図1におけるピストンロッド4の上昇過程では、不図示のピストンの上昇によって油室S1の圧力が上昇するが、図4の形態によれば、スリット13aを介して、内周リップ部13の軸方向両側が均圧するので、内周リップ部13の緊迫力が、油室S1の圧力変化の影響を受けにくい。このため、振動の半周期毎の緊迫力の変化を小さくすることができる。
【0032】
なお、この図4の形態や、先に説明した図3の形態においても、図2の形態と同様に、緩衝部11に補強環14を埋設した構成とすることができる。
【0033】
【発明の効果】
請求項1の発明に係る往復動軸用摩擦力付与装置によれば、往復動軸に摩擦による振動減衰力を付与する摩擦部材が、往復動軸に取り付けられたリバウンドストッパに対する緩衝機能を併有するため、リバウンドストッパに設けていた緩衝部材を不要とすることができる。また、外周に緩衝部を有することによって、往復動軸の挙動による緊迫力の変化が抑えられて摩耗が抑制されるので、有効な減衰力を長期にわたって発揮することができ、しかもこのため、軸封部の性能に悪影響を与える摩耗粉の発生も抑えることができる。
【0034】
請求項2の発明に係る往復動軸用摩擦力付与装置によれば、請求項1に記載された摩擦部材の緩衝部と内周部との間に環状の溝が形成されたことによって、往復動軸に対する緊迫力が、緩衝部の緩衝動作時の変形によって影響されにくいので、安定した摩擦力が得られると共に、摩耗を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る往復動軸用摩擦力付与装置の第一の形態を、軸心を通る平面で切断して示す半断面図である。
【図2】本発明に係る往復動軸用摩擦力付与装置の第二の形態を、軸心を通る平面で切断して示す要部半断面図である。
【図3】本発明に係る往復動軸用摩擦力付与装置の第三の形態を、軸心を通る平面で切断して示す要部半断面図である。
【図4】本発明に係る往復動軸用摩擦力付与装置の第四の形態を、軸心を通る平面で切断して示す要部半断面図である。
【符号の説明】
1 外筒(筒体)
2 内筒
3 ロッドガイド(環状部材)
3d 内側突起部
4 ピストンロッド(往復動軸)
5 オイルシール
6 リバウンドストッパ
7 ガイドリング
10 摩擦部材
10a,10b 溝
11 緩衝部
12,13 内周リップ部(内周部)
13a 溝又はスリット
14 補強環
S1 油室

Claims (2)

  1. 筒体(1,2)の内周に往復動軸(4)が軸方向移動可能に挿入され、前記筒体(1,2)側に固定された環状部材(3)に、その軸方向内側に位置して前記往復動軸(4)の外周に固定されたリバウンドストッパ(6)と軸方向に対向する弾性体からなる摩擦部材(10)が取り付けられ、この摩擦部材(10)は、外周部が前記環状部材(3)からリバウンドストッパ(6)との対向方向へ突出した緩衝部(11)をなすと共に、内周部(12,13)が前記往復動軸(4)の外周面に所要の緊迫力をもって摺動可能に密接してなることを特徴とする往復動軸用摩擦力付与装置。
  2. 摩擦部材(10)の緩衝部(11)と内周部(12,13)との間に環状の溝(10a,10b)が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の往復動軸用摩擦力付与装置。
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