JP4972015B2 - 金型の加工方法および製造方法 - Google Patents

金型の加工方法および製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4972015B2
JP4972015B2 JP2008059346A JP2008059346A JP4972015B2 JP 4972015 B2 JP4972015 B2 JP 4972015B2 JP 2008059346 A JP2008059346 A JP 2008059346A JP 2008059346 A JP2008059346 A JP 2008059346A JP 4972015 B2 JP4972015 B2 JP 4972015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
photoresist layer
forming surface
product
product forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008059346A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009214380A (ja
Inventor
由久 宇佐美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2008059346A priority Critical patent/JP4972015B2/ja
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to US12/867,608 priority patent/US8574469B2/en
Priority to CN2009801077099A priority patent/CN101959663A/zh
Priority to EP09720160.2A priority patent/EP2263846A4/en
Priority to KR1020107018267A priority patent/KR20100135718A/ko
Priority to PCT/JP2009/000968 priority patent/WO2009113272A1/ja
Priority to TW098107516A priority patent/TW200946319A/zh
Publication of JP2009214380A publication Critical patent/JP2009214380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4972015B2 publication Critical patent/JP4972015B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/0002Lithographic processes using patterning methods other than those involving the exposure to radiation, e.g. by stamping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/38Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor characterised by the material or the manufacturing process
    • B29C33/3842Manufacturing moulds, e.g. shaping the mould surface by machining
    • B29C33/3857Manufacturing moulds, e.g. shaping the mould surface by machining by making impressions of one or more parts of models, e.g. shaped articles and including possible subsequent assembly of the parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/42Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor characterised by the shape of the moulding surface, e.g. ribs or grooves
    • B29C33/424Moulding surfaces provided with means for marking or patterning
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2011/00Optical elements, e.g. lenses, prisms
    • B29L2011/0016Lenses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

本発明は、微細な凹部が形成される金型の加工方法および製造方法に関する。
光学プラスチックレンズは、金型に樹脂を射出して成形することによって、高い生産性で製造されている。光プラスチックレンズの表面反射は数%と大きく、これを避けるためには、真空成膜による光学薄膜形成などを行うことで反射防止効果を得ていた。ただし、この真空成膜による方法では、レンズの表面の成膜が終わった後レンズを裏返して裏面の成膜を行うので、時間がかかるという問題がある。
この問題に対し、近年、レンズ表面に微細な凹凸を設けて、フォトニックス結晶を形成することによって、表面反射を低減させる原理が検討されている。レンズ表面に微細な凹凸を形成する方法としては、金型の凹部(以下、「製品形成面」ともいう。)に微細な凹凸を形成し、この金型を用いて射出成形することで、微細な凹凸をレンズ面に転写する方法が考えられる。
このような金型の製品形成面に微細な凹凸を形成する方法としては、従来、放電加工により凹凸を形成する方法などが知られている(例えば、特許文献1参照)。なお、金型の製品形成面に微細な凹凸を形成する方法ではないが、熱反応基材からなる加工対象物に対してレーザ光を照射することで微細な凹凸を形成する方法は従来知られている(特許文献2参照)。
特開平7−205155号公報 特開2007−216263号公報
しかしながら、特許文献1のような放電加工等で形成できる凹部の幅は数μmが限界であり、金型の製品形成面に1μm以下(例えばサブミクロンオーダー)の微細な凹部を形成することができないという問題があった。
また、レーザ装置から波長の短いレーザ光を金型の製品形成面に照射することで微細な凹部を形成することも考えられるが、金属加工が可能となる熱を製品形成面に加えるには、例えば10μm程の波長の長いレーザ光を用いる必要があるので、サブミクロンオーダーの微細な凹凸を形成するのが困難であった。
そこで、本発明は、金型に形成される製品形成面に微細な凹部を形成することができる金型の加工方法および製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決する本発明は、曲面を有し、かつ、金型に形成される製品形成面に、ヒートモードの形状変化が可能なフォトレジスト層を形成するフォトレジスト形成工程と、半導体レーザを内蔵した露光装置により前記フォトレジスト層にレーザ光を照射することで凹部パターンを形成するレーザ光照射工程と、前記凹部パターンを利用することで前記製品形成面に凹凸を形成する凹凸形成工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ヒートモードの形状変化が可能なフォトレジスト層にレーザ光を照射すると、その照射部分(レーザ光のスポット径よりも一回り小さな部分)がレーザ光のエネルギーによって消失し、微細な凹部がフォトレジスト層に形成される。そのため、このようなフォトレジスト層にレーザ光を照射することで形成される凹部パターンを利用して例えばエッチング等により製品形成面に凹凸を形成することで、微細な凹凸(例えばサブミクロンオーダーの凹凸)であっても良好に形成することが可能となる。なお、通常用いられる半導体レーザの波長は、最短でも405nm程度なので、これよりも短い波長の固体レーザ等に比べ、微細な凹凸を形成することができないが、ヒートモードの形状変化が可能なフォトレジスト層を用いることで、半導体レーザでも微細な凹凸を形成することが可能となっている。
また、本発明では、前記レーザ光照射工程において、前記製品形成面上のフォトレジスト層の表面とレーザ光の光軸とが直交するように、前記レーザ光を出射するヘッドの向きを、前記製品形成面の角度に合わせて変化させるのが望ましい。
ここで、ヘッドの向きの制御方法の一例としては、例えば、被加工物の形状情報を予め入手しておき、これに応じて加工レーザの光軸を制御する方法が挙げられる。情報の入手方法としては、機械設計として形状を把握する方法と形状検出手段によって行うことができる。形状検出手段としては、レーザ変位計や接触型変位計を用いることができる。レーザ変位計の方が、接触しないので、被加工物へ傷などの欠陥を発生させる可能性がないので好ましい。レーザ変位計による方式だと、ほぼ加工と同時に入手でき、リアルタイム制御が可能となる。
これによれば、製品形成面上のフォトレジスト層の表面とレーザ光の光軸とが直交することで、ヘッドから出射されたレーザ光の焦点位置を確実にフォトレジスト層内の所定位置に位置させることができるので、フォトレジスト層に良好な凹部パターンを形成することができる。
また、本発明では、前記凹凸形成工程において、前記製品形成面と前記フォトレジスト層の外表面とに金属材料を成膜させてからフォトレジスト層を除去することで、前記製品形成面に凹凸を形成してもよい。
これによれば、金属パターンによって、金型の製品形成面に微細な凹凸パターンを良好に形成することができる。
また、本発明では、前記凹凸形成工程において、前記金型をメッキ槽に入れて、前記製品形成面にメッキ膜を成長させてからフォトレジスト層を除去することで、前記製品形成面に凹凸を形成してもよい。
これによれば、メッキ膜からなるパターンによって、金型の製品形成面に微細な凹凸パターンを良好に形成することができる。
また、本発明では、前記凹凸形成工程において、前記製品形成面に残ったフォトレジスト層をマスクとしてエッチングを行ってからフォトレジスト層を除去することで、前記製品形成面に凹凸を形成してもよい。
これによれば、エッチングにより、金型の製品形成面に微細な凹凸パターンを良好に形成することができる。
また、本発明では、前記凹凸形成工程において、前記製品形成面と前記フォトレジスト層の外表面とに連続して金属材料を成膜することで、前記製品形成面に凹凸を形成してもよい。
これによれば、金型の製品形成面と当該製品形成面に残ったフォトレジスト層とに連続して金属材料を成膜するだけで、製品形成面に金属パターンの凹凸を良好に形成することができる。また、この方法では、金属材料の成膜後にフォトレジスト層を除去する必要がないので、フォトレジスト層を除去するための設備等が不要となり、製造コストを低減することができる。
また、本発明では、前記レーザ光照射工程において、前記レーザ光を前記フォトレジスト層に対する所定位置に集束させるフォーカスサーボ制御を行ってもよい。
これによれば、フォトレジスト層に対する所定位置にレーザ光が集束されるので、フォトレジスト層表面に照射されるレーザ光のスポット径を一定にでき、均一な凹部を形成することができる。
また、本発明では、前記レーザ光照射工程において、凹状の製品形成面に沿って、前記レーザ光を出射するヘッドと金型とを相対的に移動させてもよい。
これによれば、ヘッドとフォトレジスト層との距離が一定に保たれるので、フォトレジスト層表面に照射されるレーザ光のスポット径を一定にでき、均一な凹部を形成することができる。
なお、本発明は、前記凹部パターンの幅が1μm以下である場合に特に有効である。すなわち、ヒートモードの形状変化が可能なフォトレジスト層に光を照射することで形成される凹部パターンを利用することで、従来では形成が困難であった1μm以下(例えばサブミクロンオーダー)の幅の凹部パターンを良好に形成することができる。
また、前述した各加工方法を、金型の製造方法に利用してもよい。さらに、この製造方法で製造された金型を用いて射出成形することで光学部品を製造してもよい。これによれば、金型の製品形成面に形成された例えばサブミクロンオーダーの凹凸パターンを光学部品に転写させることができ、サブミクロンオーダーの凹凸パターンを有する光学部品を良好かつ簡易に製造することができる。
本発明によれば、ヒートモードの形状変化が可能なフォトレジスト層にレーザ光を照射することで、金型の製品形成面に微細な凹部を良好に形成することができる。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は、本発明の一実施形態に係る金型の加工装置を示す側面図である。
最初に、図1を参照して、金型1に形成される凹状の製品形成面11(詳しくはフォトレジスト層12)に凹部パターン13(図2(a)参照)を形成するための加工装置2について説明する。なお、本実施形態においては、凹状の製品形成面として曲面状(球状)の面を採用するが、本発明はこれに限定されず、金型の合わせ面に対して傾斜する傾斜面を有していれば、例えば円錐台状の面であってもよい。
図1に示すように、加工装置2は、金型1を回転させるための回転装置21と、半導体レーザを内蔵した露光装置22とを備えて構成されている。回転装置21は、金型1を支持する回転テーブル21Aと、回転テーブル21Aを支持する支持軸21Bと、支持軸21Bを回転させる駆動装置21Cとを備えている。
露光装置22は、レーザ光を出射する半導体レーザを内蔵した小型のヘッド22Aと、ヘッド22Aを支持する支持アーム22Bと、支持アーム22Bを回動することでヘッド22Aのレンズ面22Dを金型1の製品形成面11(フォトレジスト層12の表面)に沿って移動させる駆動装置22Cとを備えている。
具体的に、駆動装置22Cは、ヘッド22Aから出射されるレーザ光の光軸と、レーザ光が照射されるフォトレジスト層12の加工部位の表面とが略垂直に交わるように、ヘッド22Aを傾斜した製品形成面11に沿って傾けつつ移動させている。すなわち、レーザ光の光軸の延長線が球面状の製品形成面11の中心点を常に通るように、球面状の製品形成面11の中心点を中心としてヘッド22Aが揺動可能となっている。
また、駆動装置22Cは、ヘッド22Aが金型1の製品形成面11(フォトレジスト層12の表面)に対して進退可能となるように、上下方向に移動可能となっている。さらに、駆動装置22Cには、フォトレジスト層12に形成する凹部パターン13(図2(a)参照)に応じた信号をヘッド22Aに対して出力する図示せぬ制御装置が設けられている。なお、この制御装置は、ヘッド22A内の光学部品(例えば対物レンズ)を可動させることでレーザ光をフォトレジスト層12に対する所定位置に集束させるフォーカスサーボ制御を実行するように構成されている。
<金型の製造方法>
次に、金型の製造方法について説明する。参照する図面において、図2はフォトレジスト層形成工程を示す断面図(a)と、レーザ光照射工程を示す断面図(b)であり、図3はメッキ処理を示す断面図(a)と、フォトレジスト層を除去する処理を示す断面図(b)である。
まず、公知の鋳造工程および製品形成面11の機械加工を行うことで、球面状の製品形成面11を有した金型1を製作する。その後は、以下に示すような本発明に係る加工方法を実施することで、製品形成面11に微細な凹凸パターンを有する金型1を製造する。
ここで、凹状の製品形成面11の曲率半径の下限値は、25mm以上、50mm以上、100mm以上が好ましい。製品形成面11の曲率半径が小さすぎると、この凹状の製品形成面11内に入ることが可能なサイズのヘッド22Aを作成するのが困難となるからである。また、製品形成面11の曲率半径の上限値は、2m以下、1m以下、0.5m以下が好ましい。製品形成面11の曲率半径が大きすぎると、金型1のマクロな形状精度を保つのが困難になるとともに、露光スキャン時の精度を良好に保つのが困難になる。
<金型の加工方法>
まず、図2(a)に示すように、金型1の製品形成面11に、ヒートモードの形状変化が可能なフォトレジスト層12を形成する(フォトレジスト形成工程)。
ここで、フォトレジスト層12は、強い光の照射により光が熱に変換されてこの熱により材料が形状変化して凹部を形成することが可能な層であり、いわゆるヒートモード型のフォトレジスト材料の層である。このようなフォトレジスト材料は、従来、光記録ディスクなどの記録層に多用されている記録材料、たとえば、シアニン系、フタロシアニン系、キノン系、スクワリリウム系、アズレニウム系、チオール錯塩系、メロシアニン系などの記録材料を用いることができる。
本発明におけるフォトレジスト層12は、色素をフォトレジスト材料として含有する色素型とすることが好ましい。
従って、フォトレジスト層12に含有されるフォトレジスト材料としては、色素等の有機化合物が挙げられる。なお、フォトレジスト材料としては、有機材料に限られず、無機材料または無機材料と有機材料の複合材料を使用できる。ただし、有機材料であると、成膜をスピンコートやスプレー塗布により容易にでき、転移温度が低い材料を得易いため、有機材料を採用するのが好ましい。また、有機材料の中でも、光吸収量が分子設計で制御可能な色素を採用するのが好ましい。
ここで、フォトレジスト層12の好適な例としては、メチン色素(シアニン色素、ヘミシアニン色素、スチリル色素、オキソノール色素、メロシアニン色素など)、大環状色素(フタロシアニン色素、ナフタロシアニン色素、ポルフィリン色素など)、アゾ色素(アゾ金属キレート色素を含む)、アリリデン色素、錯体色素、クマリン色素、アゾール誘導体、トリアジン誘導体、1−アミノブタジエン誘導体、桂皮酸誘導体、キノフタロン系色素などが挙げられる。中でも、メチン色素、オキソノール色素、大環状色素、アゾ色素が好ましい。
かかる色素型のフォトレジスト層12は、露光波長領域に吸収を有する色素を含有していることが好ましい。特に、光の吸収量を示す消衰係数kの値は、その上限が、10以下であることが好ましく、5以下であることがより好ましく、3以下であることがさらに好ましく、1以下であることが最も好ましい。その理由は、消衰係数kが高すぎると、フォトレジスト層12の光の入射側から反対側まで光が届かず、不均一な穴が形成されるからである。また、消衰係数kの下限値は、0.0001以上であることが好ましく、0.001以上であることがより好ましく、0.1以上であることがさらに好ましい。その理由は、消衰係数kが低すぎると、光吸収量が少なくなるため、その分大きなレーザパワーが必要となり、加工速度の低下を招くからである。
なお、フォトレジスト層12は、前記したように露光波長において光吸収があることが必要であり、かような観点からレーザ光源の波長に応じて適宜色素を選択したり、構造を改変することができる。
例えば、レーザ光源の発振波長が780nm付近であった場合、ペンタメチンシアニン色素、ヘプタメチンオキソノール色素、ペンタメチンオキソノール色素、フタロシアニン色素、ナフタロシアニン色素などから選択することが有利である。この中でも、フタロシアニン色素またはペンタメチンシアニン色素を用いるのが好ましい。
また、レーザ光源の発振波長が660nm付近であった場合は、トリメチンシアニン色素、ペンタメチンオキソノール色素、アゾ色素、アゾ金属錯体色素、ピロメテン錯体色素などから選択することが有利である。
さらに、レーザ光源の発振波長が405nm付近であった場合は、モノメチンシアニン色素、モノメチンオキソノール色素、ゼロメチンメロシアニン色素、フタロシアニン色素、アゾ色素、アゾ金属錯体色素、ポルフィリン色素、アリリデン色素、錯体色素、クマリン色素、アゾール誘導体、トリアジン誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、1−アミノブタジエン誘導体、キノフタロン系色素などから選択することが有利である。
以下、レーザ光源の発振波長が780nm付近であった場合、660nm付近であった場合、405nm付近であった場合に対し、フォトレジスト層12(フォトレジスト材料)としてそれぞれ好ましい化合物の例を挙げる。ここで、以下の化学式1,2で示す化合物(I-1〜I-10)は、レーザ光源の発振波長が780nm付近であった場合の化合物である。また、化学式3,4で示す化合物(II-1〜II-8)は、660nm付近であった場合の化合物である。さらに、化学式5,6で示す化合物(III-1〜III-14)は、405nm付近であった場合の化合物である。なお、本発明はこれらをフォトレジスト材料に用いた場合に限定されるものではない。
<レーザ光源の発振波長が780nm付近である場合のフォトレジスト材料例>
Figure 0004972015
<レーザ光源の発振波長が780nm付近である場合のフォトレジスト材料例>
Figure 0004972015
<レーザ光源の発振波長が660nm付近である場合のフォトレジスト材料例>
Figure 0004972015
<レーザ光源の発振波長が660nm付近である場合のフォトレジスト材料例>
Figure 0004972015
<レーザ光源の発振波長が405nm付近である場合のフォトレジスト材料例>
Figure 0004972015
<レーザ光源の発振波長が405nm付近である場合のフォトレジスト材料例>
Figure 0004972015
また、特開平4−74690号公報、特開平8−127174号公報、同11−53758号公報、同11−334204号公報、同11−334205号公報、同11−334206号公報、同11−334207号公報、特開2000−43423号公報、同2000−108513号公報、及び同2000−158818号公報等に記載されている色素も好適に用いられる。
このような色素型のフォトレジスト層12は、色素を、結合剤等と共に適当な溶剤に溶解して塗布液を調製し、次いで、この塗布液を、製品形成面11上に塗布して塗膜を形成した後、乾燥することにより形成できる。その際、塗布液を塗布する面の温度は、10〜40℃の範囲であることが好ましい。より好ましくは、下限値が、15℃以上であり、20℃以上であることが更に好ましく、23℃以上であることが特に好ましい。また、上限値としては、35℃以下であることがより好ましく、30℃以下であることが更に好ましく、27℃以下であることが特に好ましい。このように被塗布面温度が上記範囲にあると、塗布ムラや塗布故障の発生を防止し、塗膜の厚さを均一とすることができる。
なお、上記の上限値及び下限値は、それぞれが任意で組み合わせることができる。
ここで、フォトレジスト層12は、単層でも重層でもよく、重層構造の場合、塗布工程を複数回行うことによって形成される。
塗布液中の色素の濃度は、一般に0.01〜15質量%の範囲であり、好ましくは0.1〜10質量%の範囲、より好ましくは0.5〜5質量%の範囲、最も好ましくは0.5〜3質量%の範囲である。
塗布液の溶剤としては、酢酸ブチル、乳酸エチル、セロソルブアセテート等のエステル;メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトン等のケトン;ジクロルメタン、1,2−ジクロルエタン、クロロホルム等の塩素化炭化水素;ジメチルホルムアミド等のアミド;メチルシクロヘキサン等の炭化水素;テトラヒドロフラン、エチルエーテル、ジオキサン等のエーテル;エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノールジアセトンアルコール等のアルコール;2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール等のフッ素系溶剤;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等のグリコールエーテル類;等を挙げることができる。なお、フッ素系溶剤、グリコールエーテル類、ケトン類が好ましい。特に好ましいのはフッ素形溶剤、グリコールエーテル類である。更に好ましいのは、2,2,3,3−テトラフルオロプロパノール、プロピレングリコールモノメチルエーテルである。
上記溶剤は使用する色素の溶解性を考慮して単独で、或いは二種以上を組み合わせて使用することができる。塗布液中には、更に、酸化防止剤、UV吸収剤、可塑剤、潤滑剤等各種の添加剤を目的に応じて添加してもよい。
塗布方法としては、スプレー法、スピンコート法、ディップ法、ロールコート法、ブレードコート法、ドクターロール法、ドクターブレード法、スクリーン印刷法等を挙げることができる。なお、生産性に優れ膜厚のコントロールが容易であるという点でスピンコート法を採用するのが好ましい。
フォトレジスト層12は、スピンコート法による形成に有利であるという点から、有機溶媒に対して0.3wt%以上30wt%以下で溶解することが好ましく、1wt%以上20wt%以下で溶解することがより好ましい。特にテトラフルオロプロパノールに1wt%以上20wt%以下で溶解することが好ましい。また、フォトレジスト材料は、熱分解温度が150℃以上500℃以下であることが好ましく、200℃以上400℃以下であることがより好ましい。
塗布の際、塗布液の温度は、23〜50℃の範囲であることが好ましく、24〜40℃の範囲であることがより好ましく、中でも、25〜30℃の範囲であることが特に好ましい。
塗布液が結合剤を含有する場合、結合剤の例としては、ゼラチン、セルロース誘導体、デキストラン、ロジン、ゴム等の天然有機高分子物質;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリイソブチレン等の炭化水素系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル・ポリ酢酸ビニル共重合体等のビニル系樹脂、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等のアクリル樹脂、ポリビニルアルコール、塩素化ポリエチレン、エポキシ樹脂、ブチラール樹脂、ゴム誘導体、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂等の熱硬化性樹脂の初期縮合物等の合成有機高分子;を挙げることができる。フォトレジスト層12の材料として結合剤を併用する場合に、結合剤の使用量は、一般に色素に対して0.01倍量〜50倍量(質量比)の範囲にあり、好ましくは0.1倍量〜5倍量(質量比)の範囲にある。
また、フォトレジスト層12には、フォトレジスト層12の耐光性を向上させるために、種々の褪色防止剤を含有させることができる。
褪色防止剤としては、一般的に一重項酸素クエンチャーが用いられる。一重項酸素クエンチャーとしては、既に公知の特許明細書等の刊行物に記載のものを利用することができる。
その具体例としては、特開昭58−175693号公報、同59−81194号公報、同60−18387号公報、同60−19586号公報、同60−19587号公報、同60−35054号公報、同60−36190号公報、同60−36191号公報、同60−44554号公報、同60−44555号公報、同60−44389号公報、同60−44390号公報、同60−54892号公報、同60−47069号公報、同63−209995号公報、特開平4−25492号公報、特公平1−38680号公報、及び同6−26028号公報等の各公報、ドイツ特許350399号明細書、そして日本化学会誌1992年10月号第1141頁等に記載のものを挙げることができる。前記一重項酸素クエンチャー等の褪色防止剤の使用量は、色素の量に対して、通常0.1〜50質量%の範囲であり、好ましくは、0.5〜45質量%の範囲、更に好ましくは、3〜40質量%の範囲、特に好ましくは5〜25質量%の範囲である。
なお、フォトレジスト層12は材料の物性に合わせ、蒸着、スパッタリング、CVD等の成膜法によって形成することもできる。
なお、色素は、後述する凹部パターン13の加工に用いるレーザ光の波長において、他の波長よりも光の吸収率が高いものが用いられる。
この色素の吸収ピークの波長は、必ずしも可視光の波長域内であるものに限定されず、紫外域や、赤外域にあるものであっても構わない。
なお、凹部パターン13を形成するためのレーザ光の波長λwは、大きなレーザパワーが得られる波長であればよく、例えば、フォトレジスト層12に色素を用いる場合は、193nm、210nm、266nm、365nm、405nm、488nm、532nm、633nm、650nm、680nm、780nm、830nmなど、1000nm以下が好ましい。
また、レーザ光は、連続光でもパルス光でもよいが、自在に発光間隔が変更可能なレーザ光を採用するのが好ましい。例えば、半導体レーザを採用するのが好ましい。レーザを直接オンオフ変調できない場合は、外部変調素子で変調するのが好ましい。
また、レーザパワーは、加工速度を高めるためには高い方が好ましい。ただし、レーザパワーを高めるにつれ、スキャン速度(レーザ光でフォトレジスト層12を走査する速度;例えば、後述する回転装置21の回転速度)を上げなければならない。そのため、レーザパワーの上限値は、スキャン速度の上限値を考慮して、100Wが好ましく、10Wがより好ましく、5Wがさらに好ましく、1Wが最も好ましい。また、レーザパワーの下限値は、0.1mWが好ましく、0.5mWがより好ましく、1mWがさらに好ましい。
さらに、レーザ光は、発信波長幅およびコヒーレンシが優れていて、波長並みのスポットサイズに絞ることができるような光であることが好ましい。また、露光ストラテジ(凹部パターン13を適正に形成するための光パルス照射条件)は、光ディスクで使われているようなストラテジを採用するのが好ましい。すなわち、光ディスクで使われているような、露光速度や照射するレーザ光の波高値、パルス幅などの条件を採用するのが好ましい。
フォトレジスト層12の膜厚の上限値は、1μm以下が望ましく、0.5μm以下がさらに望ましく、0.3μm以下が特に望ましい。また、フォトレジスト層12の膜厚の下限値は、0.01μm以上が望ましく、0.03μm以上がさらに望ましく、0.05μm以上が特に望ましい。
そして、前述したフォトレジスト形成工程が完了した後は、図1に示す加工装置2に金型1をセットする。その後、金型1を回転させるとともに、ヘッド22Aをフォーカスサーボ制御しながら金型1の製品形成面11に沿って移動させ、ヘッド22Aからフォトレジスト層12に適宜レーザ光を照射することにより、図2(b)に示すように、フォトレジスト層12の適所に凹部パターン13が形成される(レーザ光照射工程)。
具体的には、フォトレジスト層12に、材料の光吸収波長域に入る波長(材料で吸収される波長)のレーザ光を照射すると、フォトレジスト層12によってレーザ光が吸収され、この吸収された光が熱に変換され、光の照射部分の温度が上昇する。これにより、フォトレジスト層12が、軟化、液化、気化、昇華、分解などの化学または/および物理変化を起こす。そして、このような変化を起こした材料が移動または/および消失して、金型1の製品形成面11上から除去されることで、凹部パターン13が形成される。
ここで、ヒートモード型のフォトレジスト層12にレーザ光を照射すると、照射された部分のうち温度が転移温度になった部分のみが変化する。すなわち、レーザ光は中心付近で光強度が最も強く、外側に向かうにつれて徐々に弱くなっているため、レーザ光のスポット径よりも小さな径の微細な穴(レーザスポット)をフォトレジスト層12に形成することが可能となっている。
そして、ヘッド22Aから出射されるレーザ光の出力値等は、比較的短時間のレーザ光の照射により金型1の製品形成面11が露出するような値に適宜設定されている。また、凹部パターン13の幅(半値幅)が1μm以下となるように、レーザ光のスポット径が適宜設定されている。ここで、半値幅とは、凹部パターン13の深さの半分の深さ位置での幅を意味する。
なお、露光装置22としては、例えばパルステック工業株式会社製NE500(波長405nm、NA0.85)を採用することができる。さらに、凹部パターン13の形成方法としては、例えば、ライトワンス光ディスクや追記型光ディスクなどで公知となっているピットの形成方法を適用することができる。具体的には、例えば、ピットサイズによって変化するレーザの反射光の強度を検出し、この反射光の強度が一定となるようにレーザの出力を補正することで、均一なピットを形成するといった、公知のランニングOPC技術(例えば、特許第3096239号公報段落[0012])を適用することができる。
フォトレジスト層12に凹部パターン13を形成した後は、金型1を図示せぬメッキ槽に入れて、図3(a)に示すように、金型1の製品形成面11にメッキ膜14を成長させる。その後、フォトレジスト層12をエタノールなどの洗浄液で除去することで、図3(b)に示すように、金型1の製品形成面11にメッキ膜14の凹凸パターン15が形成される(凹凸形成工程)。なお、メッキ膜14の材料としては、ニッケル、クロム、コバルト、モリブデン、アルミニウム、チタンなどを採用できる。
そして、上述した凹凸形成工程を金型1の製品形成面11の全面に対して実行することで、微細な凹凸パターン15を有する金型1が製造される。また、このように製造された金型1を用いて射出成形することで、微細な凹凸を有する光学部品が製造される。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
ヒートモードの形状変化が可能なフォトレジスト層12にレーザ光を照射することでレーザ光のスポット径よりも小さな微細な凹部パターン13が形成されるので、その後の凹凸形成工程においてメッキ膜によって製品形成面11に微細な凹凸(例えばサブミクロンオーダーの凹凸)を良好に形成することが可能となる。なお、通常用いられる半導体レーザの波長は、最短でも405nm程度なので、これよりも短い波長の固体レーザ等に比べ、微細な凹凸を形成することができないが、ヒートモードの形状変化が可能なフォトレジスト層を用いることで、半導体レーザでも微細な凹凸を形成することが可能となっている。
製品形成面11上のフォトレジスト層12の表面とレーザ光の光軸とが常に直交することで、ヘッド22Aから出射されたレーザ光の焦点位置を確実にフォトレジスト層12内の所定位置に位置させることができるので、フォトレジスト層12に良好な凹部パターン13を形成することができる。
フォーカスサーボ制御を行うことによってフォトレジスト層12に対する所定位置にレーザ光が集束されるので、フォトレジスト層12の表面に照射されるレーザ光のスポット径を一定にでき、均一な凹部を形成することができる。
レーザ光の光軸とフォトレジスト層12の加工部位の表面とが略垂直に交わるように、ヘッド22Aを製品形成面11に沿って揺動可能としたので、フォーカスサーボ制御が良好に実行されるとともに、良好に凹部パターン13を形成することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、フォトレジスト層12に凹部パターン13を形成した後、メッキ処理して、フォトレジスト層12を除去することで、金型1の製品形成面11に微細な凹凸パターンを形成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図4(a)〜(c)に示すように、クロム3を蒸着またはスパッタにより成膜することにより製品形成面11に微細な凹凸パターンを形成してもよい。
具体的に、この方法では、図4(a)に示すように、フォトレジスト層12に凹部パターン13を形成した後、金型1を図示せぬ真空チャンバーに入れて、図4(b)に示すように、金型1の製品形成面11に金属材料の一例としてのクロム3を形成する。その後、フォトレジスト層12を前記実施形態のような洗浄液で除去することで、図4(c)に示すように、金型1の製品形成面11にクロム3のパターンを形成する(凹凸形成工程)。この方法でも、金型1の製品形成面11に微細な凹凸パターンを良好に形成することができる。なお、蒸着またはスパッタに使用する金属材料としては、クロム3に限らず、例えばニッケル、コバルト、モリブデンなどを採用してもよい。
また、図5(a)〜(c)に示すように、エッチングにより金型1の製品形成面11に微細な凹凸パターンを形成してもよい。
具体的に、この方法では、図5(a)に示すように、フォトレジスト層12に凹部パターン13を形成した後、金型1の製品形成面11に残ったフォトレジスト層12をマスクとしてエッチングを行うことによって、図5(b)に示すように、金型1の製品形成面11に凹部11aを形成する。ここで、エッチングとしては、ウェットエッチング、ドライエッチング、RIE(リアクティブイオンエッチング)など、種々のエッチング方法を採用できる。
そして、凹部11aを形成した後は、フォトレジスト層12を前記実施形態のような洗浄液で除去することで、金型1の製品形成面11にエッチングによるパターン(凹部11a)が形成される(凹凸形成工程)。この方法でも、金型1の製品形成面11に微細な凹凸パターンを良好に形成することができる。
また、図6(a),(b)に示すように、凹部パターン13を形成したフォトレジスト層12の外表面12aと金型1の製品形成面11とに連続するように、金属材料MMを蒸着またはスパッタによって成膜することで金型1の製品形成面11に微細な凹凸パターンを形成してもよい。これによれば、図4に示す形態のように蒸着またはスパッタ処理の後に金型1の製品形成面11に残るフォトレジスト層12を除去することなく、凹凸パターンを形成することができるので、フォトレジスト層12を除去するための設備等が不要となり、製造コストを低減することができる。なお、図6のようにフォトレジスト層12の外表面12aと金型1の製品形成面11とに連続するように金属材料MMを成膜するには、スパッタリングを採用するのが望ましく、図4のように金属材料(クロム3)を断続的に成膜するには、真空蒸着を採用するのが望ましい。また、この図6の実施形態については、金型1の製品形成面11が露出するまで凹部パターン13を形成する必要はない。すなわち、凹部パターン13の底面で金型1の製品形成面11が覆われていても、金属材料MMからなる凹凸パターンを形成することができる。
前記実施形態では、金型1を回転させるとともに、ヘッド22Aを製品形成面11の半径方向に沿って揺動させることで、凹状の製品形成面11に沿って、レーザ光を出射するヘッド22Aと金型1とを相対的に移動させたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図7に示すように、金型1を回転させる回転装置21を、製品形成面11の中心点回りに回動させることで、製品形成面11に沿って、不動のヘッド22Aに対して相対的に移動させてもよい。
前記実施形態では、製品形成面11上のフォトレジスト層12の表面とレーザ光の光軸とが常に直交するように、ヘッド22Aを傾けつつ移動させたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、製品形成面11が浅い場合には、ヘッド22Aを製品形成面11の半径方向に移動させるとともに、ヘッド22Aのレンズ面22Dをフォーカスサーボ制御により上下方向に移動させることで、ヘッド22Aを製品形成面11に沿って移動させてもよい。ただし、前記実施形態のようにフォトレジスト層12の表面とレーザ光の光軸とが常に直交するようにヘッド22Aを傾けた方が、良好な凹部パターン13を形成することができるので望ましい。なお、この方法の違いによる凹部パターン13の形成結果について、以下の実施例で示す。
実施例としては、前記実施形態と同様の金型1を作成した。金型1はSUS製の基板で作成し、その中心部に、深さ0.5mm、直径20mmの球面状の製品形成面11を形成した。また、製品形成面11には、100nm厚の色素層(フォトレジスト層12)を形成し、これにレーザ光により直径300nmの凹部を形成した。
各層の詳細は以下の通りである。
・基板
材質 SUS
厚さ 0.6mm
外径 120mm
内径 15mm
・色素層(フォトレジスト層)
下記化学式の色素材料2gをTFP(テトラフルオロプロパノール)溶剤100mlに溶解し、スピンコートした。スピンコートの際には、塗布開始回転数500rpm、塗布終了回転数1000rpmとして塗布液を基板の内周部にディスペンスし、徐々に2200rpmまで回転を上げた。なお、色素材料の屈折率nは1.986であり、消衰係数kは0.0418である。
Figure 0004972015
上記のフォトレジスト層12に対し、パルステック工業株式会社製NEO1000(波長405nm、NA0.85)で微細な凹部を記録した。また、フォトレジスト層12の表面とレーザ光の光軸が直交するように、電動チルト機構によってヘッド22Aを傾かせながら移動させた。
凹部の形成条件は下記の通りである。
レーザ出力 3mW
線速 5m/s
記録信号 3MHzの矩形波
以上のように作成したフォトレジスト層12をAFM(原子間力顕微鏡)によって観察すると、直径300nmの凹部が形成されていることが確認された。
また、比較例として、前述した条件から、電動チルト機構によってヘッドを傾かせる条件のみを除いた条件において実験を行った。そして、この実験結果と、前述の実施例の実験結果を比較すると、比較例では、製品形成面11の傾斜角度(光軸に直交する面に対する角度)が2度以上になると、ピット形状が著しく悪くなり、フォーカス制御も正常に実行できなくなることが確認された。
本発明の一実施形態に係る金型の加工装置を示す側面図である。 フォトレジスト層形成工程を示す断面図(a)と、レーザ光照射工程を示す断面図(b)である。 メッキ処理を示す断面図(a)と、フォトレジスト層を除去する処理を示す断面図(b)である。 蒸着またはスパッタにより製品形成面に凹凸パターンを形成する形態を示す断面図であり、フォトレジスト層に凹部パターンが形成された状態を示す断面図(a)と、フォトレジスト層の外表面と製品形成面とにクロムを成膜した状態を示す断面図(b)と、製品形成面からフォトレジスト層を除去した状態を示す断面図(c)である。 エッチングにより製品形成面に凹凸パターンを形成する形態を示す断面図であり、フォトレジスト層に凹部パターンが形成された状態を示す断面図(a)と、製品形成面をエッチングした状態を示す断面図(b)と、製品形成面からフォトレジスト層を除去した状態を示す断面図(c)である。 フォトレジスト層の外表面と製品形成面とに連続するように金属材料を成膜することで凹凸パターンを形成する形態を示す断面図であり、フォトレジスト層に凹部パターンが形成された状態を示す断面図(a)と、フォトレジスト層の外表面と製品形成面とに連続するように金属材料を成膜した状態を示す断面図(b)である。 回転装置を製品形成面に沿って回動させる形態を示す側面図である。 ヘッドを揺動させずに、フォーカスサーボ制御によって上下動させる形態を示す側面図である。
符号の説明
1 金型
2 加工装置
11 製品形成面
12 フォトレジスト層
13 凹部パターン
14 メッキ膜
15 凹凸パターン
21 回転装置
22 露光装置
22A ヘッド
22B 支持アーム
22C 駆動装置
22D レンズ面

Claims (11)

  1. 曲面を有し、かつ、金型に形成される製品形成面に、ヒートモードの形状変化が可能なフォトレジスト層を形成するフォトレジスト形成工程と、
    半導体レーザを内蔵した露光装置により前記フォトレジスト層にレーザ光を照射することで凹部パターンを形成するレーザ光照射工程と、
    前記凹部パターンを利用することで前記製品形成面に凹凸を形成する凹凸形成工程と、を備えたことを特徴とする金型の加工方法。
  2. 前記レーザ光照射工程において、
    前記製品形成面上のフォトレジスト層の表面とレーザ光の光軸とが直交するように、前記レーザ光を出射するヘッドの向きを、前記製品形成面の角度に合わせて変化させることを特徴とする請求項1に記載の金型の加工方法。
  3. 前記凹凸形成工程において、
    前記製品形成面と前記フォトレジスト層の外表面とに金属材料を成膜させてからフォトレジスト層を除去することで、前記製品形成面に凹凸を形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の金型の加工方法。
  4. 前記凹凸形成工程において、
    前記金型をメッキ槽に入れて、前記製品形成面にメッキ膜を成長させてからフォトレジスト層を除去することで、前記製品形成面に凹凸を形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の金型の加工方法。
  5. 前記凹凸形成工程において、
    前記製品形成面に残ったフォトレジスト層をマスクとしてエッチングを行ってからフォトレジスト層を除去することで、前記製品形成面に凹凸を形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の金型の加工方法。
  6. 前記凹凸形成工程において、
    前記製品形成面と前記フォトレジスト層の外表面とに連続して金属材料を成膜することで、前記製品形成面に凹凸を形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の金型の加工方法。
  7. 前記レーザ光照射工程において、
    前記レーザ光を前記フォトレジスト層に対する所定位置に集束させるフォーカスサーボ制御を行うことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の金型の加工方法。
  8. 前記レーザ光照射工程において、
    前記凹状の製品形成面に沿って、前記レーザ光を出射するヘッドと金型とを相対的に移動させることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の金型の加工方法。
  9. 前記凹部パターンの幅が1μm以下であることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の金型の加工方法。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の加工方法を利用して金型を製造することを特徴とする金型の製造方法。
  11. 請求項10に記載の製造方法により製造された金型を用いて射出成形することで光学部品を製造することを特徴とする光学部品の製造方法。
JP2008059346A 2008-03-10 2008-03-10 金型の加工方法および製造方法 Expired - Fee Related JP4972015B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008059346A JP4972015B2 (ja) 2008-03-10 2008-03-10 金型の加工方法および製造方法
CN2009801077099A CN101959663A (zh) 2008-03-10 2009-03-04 模具的加工方法和制造方法
EP09720160.2A EP2263846A4 (en) 2008-03-10 2009-03-04 MOLD PROCESSING METHOD AND MOLD MANUFACTURING METHOD
KR1020107018267A KR20100135718A (ko) 2008-03-10 2009-03-04 금형의 가공방법 및 제조방법
US12/867,608 US8574469B2 (en) 2008-03-10 2009-03-04 Processing method and manufacturing method for optical component
PCT/JP2009/000968 WO2009113272A1 (ja) 2008-03-10 2009-03-04 金型の加工方法および製造方法
TW098107516A TW200946319A (en) 2008-03-10 2009-03-09 Processing method and fabricating method of mold

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008059346A JP4972015B2 (ja) 2008-03-10 2008-03-10 金型の加工方法および製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009214380A JP2009214380A (ja) 2009-09-24
JP4972015B2 true JP4972015B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=41064946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008059346A Expired - Fee Related JP4972015B2 (ja) 2008-03-10 2008-03-10 金型の加工方法および製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8574469B2 (ja)
EP (1) EP2263846A4 (ja)
JP (1) JP4972015B2 (ja)
KR (1) KR20100135718A (ja)
CN (1) CN101959663A (ja)
TW (1) TW200946319A (ja)
WO (1) WO2009113272A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102263187A (zh) 2010-05-31 2011-11-30 展晶科技(深圳)有限公司 发光二极管封装结构及其制造方法
EP2399695A1 (de) * 2010-06-22 2011-12-28 SLM Solutions GmbH Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung einer dreidimensionalen Struktur auf einer gekrümmten Basisebene
JP5214696B2 (ja) * 2010-09-27 2013-06-19 富士フイルム株式会社 パタン形成方法、基板製造方法、及びモールド製造方法
FR2970092B1 (fr) * 2010-12-29 2013-03-29 Onera (Off Nat Aerospatiale) Procédé de fabrication d'objets de grande précision par lithographie haute résolution et par formage par dépôt par voie sèche et objets ainsi obtenus
KR101447068B1 (ko) * 2013-06-13 2014-10-07 주식회사 엘티에스 레이저를 이용한 곡면기판 가공장치
US10345705B2 (en) 2013-07-12 2019-07-09 Xerox Corporation Photolithographic patterning of a cylinder
JP6553980B2 (ja) * 2015-08-13 2019-07-31 株式会社ダイセル 硬化性組成物及びその硬化物
CN106466926A (zh) * 2015-08-19 2017-03-01 普昱光电股份有限公司 光学元件制造方法
CN108349119B (zh) * 2015-10-23 2021-01-29 株式会社普利司通 橡胶物品用模具的制造方法、橡胶制品用模具、模具构件的制造方法和模具构件
TWI672212B (zh) * 2016-08-25 2019-09-21 國立成功大學 奈米壓印組合體及其壓印方法
JP6799499B2 (ja) * 2017-05-31 2020-12-16 三菱製紙株式会社 曲面へのパターン形成方法

Family Cites Families (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE350399C (de) 1919-09-19 1922-03-20 Qu Bernd Ziemert Projektionsschirm
JPS58175693A (ja) 1982-04-08 1983-10-14 Ricoh Co Ltd 高密度光情報記録媒体
JPS5955795A (ja) 1982-09-27 1984-03-30 Tdk Corp 光記録媒体
JPS5981194A (ja) 1982-11-01 1984-05-10 Tdk Corp 光記録媒体
JPS6018387A (ja) 1983-07-11 1985-01-30 Tdk Corp 光記録媒体
JPS6019587A (ja) 1983-07-13 1985-01-31 Tdk Corp 光記録媒体
JPS6019586A (ja) 1983-07-13 1985-01-31 Tdk Corp 光記録媒体
JPS6035054A (ja) 1983-08-05 1985-02-22 Tdk Corp 光記録媒体
JPS6036190A (ja) 1983-08-09 1985-02-25 Tdk Corp 光記録媒体
JPS6036191A (ja) 1983-08-09 1985-02-25 Tdk Corp 光記録媒体
JPS6044555A (ja) 1983-08-20 1985-03-09 Tdk Corp 光記録媒体
JPS6044554A (ja) 1983-08-20 1985-03-09 Tdk Corp 光記録媒体
JPS6044390A (ja) 1983-08-23 1985-03-09 Tdk Corp 光記録媒体
JPS6044389A (ja) 1983-08-23 1985-03-09 Tdk Corp 光記録媒体
JPS6047069A (ja) 1983-08-24 1985-03-14 Tdk Corp 光記録媒体
JPS6054892A (ja) 1983-09-05 1985-03-29 Tdk Corp 光記録媒体
JPH0626028B2 (ja) 1984-02-06 1994-04-06 株式会社リコー 光情報記録媒体
JPS63209995A (ja) 1987-02-27 1988-08-31 Fuji Photo Film Co Ltd 光学的情報記録媒体
JP3009909B2 (ja) 1990-05-21 2000-02-14 ティーディーケイ株式会社 光記録媒体
JPH0474690A (ja) 1990-07-17 1992-03-10 Ricoh Co Ltd 光情報記録媒体
JPH07205155A (ja) 1994-01-12 1995-08-08 Sekisui Chem Co Ltd 金型加工方法
JP3451752B2 (ja) 1994-10-31 2003-09-29 ソニー株式会社 光記録媒体
JPH09115190A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Victor Co Of Japan Ltd 光ディスク用スタンパの製造方法
JP3096239B2 (ja) 1996-04-01 2000-10-10 太陽誘電株式会社 光ディスクのランニングopc方法及び光ディスク記録再生装置
JPH1153758A (ja) 1997-07-30 1999-02-26 Mitsubishi Chem Corp 記録再生方法
JPH11334206A (ja) 1998-05-27 1999-12-07 Mitsubishi Chemical Corp 光学記録媒体
JP3438587B2 (ja) 1998-05-27 2003-08-18 三菱化学株式会社 光学記録媒体
JP3633279B2 (ja) 1998-05-27 2005-03-30 三菱化学株式会社 光学記録媒体
JP3646563B2 (ja) 1998-05-27 2005-05-11 三菱化学株式会社 光学記録媒体
JPH11334204A (ja) 1998-05-27 1999-12-07 Mitsubishi Chemical Corp 光学記録媒体
JP2000108513A (ja) 1998-10-05 2000-04-18 Mitsui Chemicals Inc 光記録媒体
JP2000158818A (ja) 1998-12-01 2000-06-13 Mitsui Chemicals Inc 光記録媒体
JP2001001657A (ja) * 1999-06-18 2001-01-09 Fuji Photo Film Co Ltd 平版印刷方法
GB2360971A (en) * 2000-04-03 2001-10-10 Suisse Electronique Microtech Technique for microstructuring replication moulds
CN1238852C (zh) 2001-02-27 2006-01-25 Tdk株式会社 用于生产光学信息介质用光刻胶母模和印模的方法
JP2003021835A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Minolta Co Ltd フロントライト及びそれを用いた反射型液晶表示装置
JP3754337B2 (ja) * 2001-09-28 2006-03-08 株式会社クラレ 樹脂成形品の製造方法、樹脂成形品及び金型の製造方法
JP2003311831A (ja) * 2002-04-26 2003-11-06 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 凹凸パターンの形成方法
JP2004013973A (ja) * 2002-06-05 2004-01-15 Tdk Corp フォトレジスト原盤の製造方法、光記録媒体製造用スタンパの製造方法、スタンパ、フォトレジスト原盤、スタンパ中間体及び光記録媒体
TWI266100B (en) * 2003-08-08 2006-11-11 Hon Hai Prec Ind Co Ltd A manufacturing method of a cavity of a light guide plate
CN1710447A (zh) * 2004-06-17 2005-12-21 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 非球面绕射镜片的模仁及其制造方法
JP2006171219A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Canon Inc 光学素子及びその製造法及びそれを用いた光学機器
KR100656999B1 (ko) 2005-01-19 2006-12-13 엘지전자 주식회사 선 격자 편광필름 및 선 격자 편광필름의 격자제조용 몰드제작방법
JP4756243B2 (ja) * 2005-12-16 2011-08-24 国立大学法人群馬大学 光学素子、成形金型、光学素子の製造方法、マイクロ化学チップおよび分光分析装置
JP5034015B2 (ja) 2006-02-16 2012-09-26 独立行政法人産業技術総合研究所 レーザ加工装置及びその加工方法
JP4463224B2 (ja) * 2006-03-10 2010-05-19 株式会社リコー 凸構造基体とその製造方法、凸構造基体からなる記録媒体用原盤とその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20100135718A (ko) 2010-12-27
EP2263846A4 (en) 2014-02-26
JP2009214380A (ja) 2009-09-24
EP2263846A1 (en) 2010-12-22
TW200946319A (en) 2009-11-16
US20100314785A1 (en) 2010-12-16
US8574469B2 (en) 2013-11-05
CN101959663A (zh) 2011-01-26
WO2009113272A1 (ja) 2009-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4972015B2 (ja) 金型の加工方法および製造方法
US8517082B2 (en) Fine particles and method for producing the same
JP5226557B2 (ja) レーザ露光方法、フォトレジスト層の加工方法およびパターン成形品の製造方法
KR101339751B1 (ko) 발광 소자와 그 제조 방법 및 광학 소자와 그 제조 방법
JP5336793B2 (ja) パターン形成体の製造方法および電磁ビーム加工装置
JP2009214381A (ja) 円筒内部表面の加工方法および凹凸部品の製造方法
JP5094535B2 (ja) 凹部形成方法、凹凸製品の製造方法、発光素子の製造方法および光学素子の製造方法
JP4777313B2 (ja) 光学読取用の情報記録媒体の製造方法
EP2110814B1 (en) Manufacturing method for a stamper and manufacturing method for an optical information recording medium using the stamper
US8445186B2 (en) Recessed portion forming method, method for manufacturing pit-projection product, method for manufacturing light emitting element, and method for manufacturing optical element
JP5111305B2 (ja) パターン形成体およびその製造方法
JP2009216875A (ja) 円筒外表面の加工方法およびパターンシートの製造方法
JP4950101B2 (ja) フォトレジスト層を有するワークの加工方法
JP2009282278A (ja) フォトレジスト層の加工方法および曲面状部材の製造方法
US20100236584A1 (en) Method for cleaning heat mode type recording material layer, method for manufacturing pit-projection product, method for manufacturing light emitting element, and method for manufacturing optical element
JP2010054978A (ja) レーザ加工素材板およびパターン形成体の製造方法
JP2009279615A (ja) 円筒内表面の加工装置および加工方法ならびに凹凸部品の製造方法およびパターンシートの製造方法
JP2009282277A (ja) フォトレジスト層の加工方法およびパターン形成基板の製造方法
JP2010052029A (ja) パターン形成体の製造方法および電磁ビーム加工装置
JP2010184288A (ja) レーザ加工方法
JP2009276632A (ja) パターン形成方法、凹凸製品の製造方法、発光素子の製造方法および光学素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120406

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4972015

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees