JP4960592B2 - トレッドリングの形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤの製造に用いられるトレッドリングの形成方法に関し、より詳しくは空気入りタイヤのユニフォミティの向上に役立つトレッドリングを容易に得ることができる技術に関する。
一般的に、空気入りタイヤは、先ず未加硫の生タイヤを作り、この生タイヤを金型で加硫成形することにより製造される。図7には、乗用車用の空気入りタイヤの生タイヤを成形する工程の一例が示される。なお図では左半分断面が示されていないが、それは右半分断面とほぼ対称形状と考えて良い。
生タイヤの成形工程では、図7(A)に示されるように、巻付ドラムD1に、未加硫かつシート状のカーカスプライ11が円筒状に巻き付けられる。カーカスプライ11は、例えばその幅方向の両端部11aが、環状のビードコア12の周りで折り返されて係止される。ビードコア12には、予めビードエーペックス13が一体に固着されている。また、カーカスプライ11は、そのビード部分が保持リング15によって保持される。またカーカスプライ11のサイドウォール領域には、サイドウォールゴム14が貼り付けられる。
次に、図7(B)に示されるように、左右のビードを保持する保持リング15、15を互いに接近させ、ビードコア12、12の軸方向の距離を縮めるとともにカーカスプライ11のトレッド領域11tをタイヤ半径方向外側に膨出させるシェーピングが行われる。またトレッド領域11tには、予めその外側で待機している環状のトレッドリングTRが貼り合わされる。これにより、生タイヤLTが形成される。トレッドリングTRは、ベルトプライを含むトレッド補強プライ7が環状に連続したプライ環状体7Rと、その外側にトレッドゴム8が環状に連続するゴム環状体8Rとが予め重ねられている。そして、この生タイヤLTを図示しない金型で加硫することにより、空気入りタイヤが得られる。
ところで、トレッドリングTRは、図8及び図9に示されるように、円筒状の表面を有するトレッドリング形成用のドラムD2の外側に、例えばスチールコードからなる2枚のベルトプライ7a、7bや、このベルトプライ7a、7bの半径方向外側を覆う例えば有機繊維コードからなるバンドプライ7c、7d等がリング状に巻き付けられる。この際、図9に拡大して示されるように、スチールコードからなるベルトプライ7a、7bの幅方向の両端部には、接着性を向上させるために、該両端部を断面コ字状で覆うエッジゴム9が各々設けられる。またバンドプライには、ベルトプライ7a、7bの幅方向の両端部のみを覆う左右一対のエッジバンドプライ7cが含まれることが一般的である。
このため、プライ環状体7Rは、図9に示されるように、幅方向の中央部7Aの外周長が、幅方向の外側部7Bの外周長に比して小さいいわゆる凹断面(言い換えると、幅方向の中央部7Aの外径Riが両側の外側部7Bの外径Roよりも小さい断面。)で円周方向に連続する。
またゴム環状体8Rは、上述のような凹断面のプライ環状体jの外側に、帯状のトレッドゴム8を巻き付け、かつ、その両端部をジョイントすることにより形成される。この際、従来では、帯状のトレッドゴム8は、プライ環状体7Rの最大の外周長、すなわちプライ環状体7Rの外側部7Bの外周長に等しい長さで準備され、これがプライ環状体j1の外側に巻き付けられていた。このため、従来のトレッドリングTRは、図9に示されるように、ゴム環状体8Rと、プライ環状体7Rの中央部との間に、空隙sが形成される傾向があった。
上述の空隙sは、例えばシェーピングされたカーカスプライcと合体する際の圧力等によってゴム環状体8Rが変形し自然に消滅すれば問題はないが、実際にはこのような空隙sが生タイヤLTに残ることが多い。このような生タイヤLTを加硫すると、成形不良やユニフォミティの悪化を招くという不具合がある。
また上述のような空隙sを消失させるために、図10に示されるような、ステッチング工程が提案されている。ステッチング工程は、例えばドラムD2上に配されたトレッドリングTRをその中心軸周りに回転させるとともに、トレッドリングTRに押し付けられた回動自在なステッチングローラ17を、幅中心付近から端部側にゆっくりと移動させることによって行われる。このようなステッチング工程は、ゴム環状体8Rの内周面をプライ環状体7Rに密着させ、前記空隙sの空気を外部に排出させることを目的としている。なお図10に示されるステッチング工程は、ドラムD2に配されたトレッドリングTRに対して行われているが、トレッドリングTRを先にカーカスプライ11に合体させて生タイヤLTとした状態で行われる場合もある。
しかしながら、上述のようなようなトレッドリングTR(又はそれを用いた生タイヤ)に対してステッチング工程を行うと、次のような問題がある。即ち、図11(A)、(B)には、図10のA−A断面図を示し、(A)はステッチングローラ17を押し付けたステッチング初期状態、同(B)は成形ドラムD2をほぼ330度回転させたステッチング終了直前の状態をそれぞれ示す。図から明らかなように、ステッチングローラ17によってゴム環状体j2の内周面がプライ環状体7Rに密着するため、前記空隙sに溜まった空気の一部は幅方向の外側へと排気されるが、残りの空気はステッチングローラ17によって順次周方向の下流側に寄せられていく。
また、ゴム環状体8Rの内周長は、本来、プライ環状体7Rの中央部の外周長よりも大きいため、図11(B)のように、ゴム環状体8Rに、トレッドゴムの余剰部が一カ所にたぐり寄せられるたぐり部20が生じる。このようなたぐり部20は、ステッチングローラ17によって最終的には押し潰されることになるが、その部分で局部的にゴム厚さが大となり、タイヤ周方向のゴムゲージを不均一にするという欠点がある。特にゴム環状体8Rのジョイント部J付近は、ジョイント時、より強くプライ環状体7Rに押圧されている傾向があるため、前記たぐり部20はこのジョイント部J付近に集中しやすい。
図12には、ステッチング工程を経たトレッドリングのラジアルフォースバリエーション(以下、単に「RFV」という。)を測定した結果の一例が示される。この結果では、ゴム環状体のジョイント部Jにおいて半径方向外側に大きく凸となる波形が得られている。これは、その部分で局部的に厚さが大であることを示す。このようなトレッドリングTRを用いて形成された空気入りタイヤは、ユニフォミティが悪化し、走行時に振動や騒音を発生させるおそれがある。
トレッドリングを形成する方法及び装置に関し、先行する特許文献としては次のものがある。
特開2001−310397号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、プライ環状体の中央部の外周長と実質的に等しい長さのトレッドゴムをプライ環状体の外側にかつ幅中心を揃えて供給する供給ステップと、供給されたトレッドゴムの幅方向の中央部を、該トレッドゴムを実質的に引き伸ばさない圧力で前記プライ環状体に向けて押し付けるとともにトレッドゴムの一端及び他端をその中央部でジョイントする第1のジョイントステップと、前記トレッドゴムの外側部をプライ環状体の外側部の外周長に合わせて引き伸ばし、該外側部の前記一端、他端をジョイントする第2のジョイントステップとを含むことを基本として、周方向の各位置におけるトレッドゴムの厚さの均一性を高め、ユニフォミティに優れた空気入りタイヤを製造するのに役立つトレッドリングの形成方法を提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、ベルトプライを含むトレッド補強プライが環状に連続するプライ環状体と、その外側に配されかつトレッドゴムが環状に連続するゴム環状体とを含むトレッドリングを形成するトレッドリングの形成方法であって、円筒状の成形ドラムに、前記トレッド補強プライを巻き付けることにより円周方向に連続しかつ幅方向の中央部の外周長が外側部の外周長に比して小さい凹断面のプライ環状体を形成するプライ環状体形成工程と、このプライ環状体の外側に、帯状のトレッドゴムを巻き付けて円周方向に連続するゴム環状体を形成するゴム環状体形成工程とを含み、かつ前記ゴム環状体形成工程は、前記プライ環状体の前記中央部の外周長と実質的に等しい長さのトレッドゴムをプライ環状体の外側にかつ幅中心を揃えて供給する供給ステップと、供給されたトレッドゴムの幅方向の中央部を、該トレッドゴムを実質的に引き伸ばさない圧力で前記プライ環状体に向けて押し付けるとともに、該トレッドゴムの一端と他端とをその中央部でジョイントする第1のジョイントステップと、前記トレッドゴムの外側部をプライ環状体の外側部の外周長に合わせて引き伸ばし、該外側部の前記一端、他端をジョイントする第2のジョイントステップとを含むことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記ベルトプライは、その幅方向の両端部に、断面コ字状のエッジゴムが設けられている請求項1記載のトレッドリングの形成方法である。
また請求項3記載の発明は、前記トレッド補強プライは、ベルトプライの半径方向外側に配されるバンドプライを含み、前記バンドプライは、前記ベルトプライの幅方向の両端部のみを覆う左右一対のエッジバンドを含む請求項1又は2に記載のトレッドリングの形成方法である。
また請求項4記載の発明は、前記圧力は、10〜100kPaである請求項1乃至3のいずれかに記載のトレッドリングの形成方法である。
また請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のトレッドリングの形成方法を含んで空気入りタイヤを製造する空気入りタイヤの製造方法である。
本発明のトレッドリングの形成方法は、円筒状の成形ドラムに、円周方向に連続しかつ幅方向の中央部の外周長が外側部の外周長に比して小さい凹断面のプライ環状体を形成するプライ環状体工程と、このプライ環状体の外側に、帯状のトレッドゴムを巻き付けて円周方向に連続するゴム環状体を形成するゴム環状体形成工程とを含む。この前記ゴム環状体形成工程は、プライ環状体の中央部の外周長と実質的に等しい長さのトレッドゴムをプライ環状体の外側にかつ幅中心を揃えて供給する供給ステップと、供給されたトレッドゴムの幅方向の中央部を、該トレッドゴムを実質的に引き伸ばさない低い圧力で前記プライ環状体に向けて押し付けて前記一端、他端をその中央部でジョイントする第1のジョイントステップと、前記トレッドゴムの外側部をプライ環状体の外側部の外周長に合わせて引き伸ばし、該外側部の前記一端、他端をジョイントする第2のジョイントステップとを含む。このため、ゴム環状体とプライ環状体との間に大きな空隙が形成されることがなく、ひいては従来のようなたぐり部が生じることもない。従って、周方向の各位置においてトレッドゴムの厚さが安定し、ユニフォミティに優れた空気入りタイヤを製造するのに役立つ。
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1には、本実施形態のトレッドリングの形成方法を実施するための形成装置1の全体側面図、図2はその要部斜視図がそれぞれ示されている。前記形成装置1は、トレッド補強プライ7が円筒状に巻き付けられる成形ドラム2と、この成形ドラム2に帯状のトレッドゴム10を供給するトレッドゴム供給具3と、供給されたトレッドゴム10の幅方向の中央部を、該トレッドゴム10を実質的に引き伸ばさない低い圧力で押し付けしうる押圧具4とを含んで構成されている。なお、従来と実質的な差異がない部材については「背景技術」の説明と同じ符号が用いられる。
前記成形ドラム2は、円筒形をなし、本実施形態ではその中心軸を水平として回転可能に基台24に支持される。成形ドラム2は、例えば電動機M1によって中心軸周りで回転することができる。また成形ドラム2は、慣例に従って、その外周面を各縮径することができる。具体的に述べると、成形ドラム2は、周方向に分割された複数個のセグメント2a…の各外周面を連続させることにより、実質的に連続した円筒状の外周面を持つことができる。そして、前記セグメント2aを例えば互い違いに半径方向内方へと移動させることにより、前記外周面を縮径しうる。これにより成形ドラム2の上で仕上げられたトレッドリングを容易に取り外しできる。
前記トレッドゴム供給具3は、図1及び図2に示されるように、例えばコンベヤからなり、フレーム部3Aと、このフレーム部3Aに支持されたコンベヤ部3Bとで構成される。本実施形態のコンベヤ部3Bは、成形ドラム2の外周面のほぼ接線方向に沿ってのび、この例ではほぼ水平にのびている。コンベヤ部3Bの供給方向下流側の端部3Baは、成形ドラム2の前記外周面に近接した位置に設けられる。本実施形態のコンベヤ部3Bは、ローラコンベヤが用いられているが、ベルトコンベヤ、ボールコンベヤ、さらには圧縮空気を用いた空気コンベヤ等、帯状のトレッドゴム10を成形ドラム2に供給しうるものであれば、種々のものが採用できる。
また図2に示されるように、コンベヤ部3Bには、例えばトレッドゴム10の幅中心10CLの位置決めを行いうるガイド部3Cが設けられる。本実施形態のガイド部3Cは、回転軸がほぼ垂直をなすガイドローラ20からなり、トレッドゴム10の両側に複数個が隔設されている。各々のガイドローラ20は、トレッドゴム10の側縁に当接し、かつ回転することによって、ストレスなく未加硫のトレッドゴム10の位置決めをなしうる。
前記ガイドローラ20は、支持軸21をコンベヤ部の側壁22に調整可能に取り付けられている。ガイドローラ20の位置を適宜変えることによって、幅が異なる種々のトレッドゴム10に対応できる。なおガイド部3Cは、上述のようなガイドローラ20に限定されるものではなく、トレッドゴム10の両側で立ち上がる小高さのガイド板(図示省略)などを用いても良く、その他、種々の手段を採用できる。
前記押圧具4は、本実施形態では、一端が前記トレッドゴム供給具3に固着された支持フレーム23を介して成形ドラム2の上方に配されており、一つのローラ4Aと、このローラ4Aを回動自在に支持するとともに下方に向けて付勢しうる付勢手段4Bとを含んで構成されている。
前記ローラ4Aは、成形ドラム2と平行な中心軸を有し、かつ図2に示されるように、成形ドラム2と幅中心をほぼ揃えて設けられている。なお初期状態では前記ローラ4Aは、成形ドラム3から離間している。前記付勢手段4Bは、バネ、流体圧シリンダ、電動シリンダ又はこれらを併用したものなど種々の構成が採用される。本実施形態では、伸縮制御自在なロッドを有する電動シリンダからなる。また付勢手段4Bは、ローラ4Aへの付勢力を任意の値に調節しうる。
以上のようなトレッドリングの形成装置1を用いてトレッドリングを形成する方法の一例について述べる。
先ず、図3に示されるように、成形ドラム2の円筒状の外周面に、トレッド補強プライ7を巻き付けることにより、円周方向に連続したプライ環状体7Rを形成するプライ環状体形成工程が行われる。
本実施形態のトレッド補強プライ7は、2枚のベルトプライ7a、7bと、その半径方向外側に配された一対のエッジバンドプライ7cと、その半径方向外側に配された1枚のフルバンドプライ7dとを含むものが例示される。また、各ベルトプライ7a、7bの両端部には、断面略コ字状をなすエッジゴム9が配されている。そして、プライ環状体7Rは、前記エッジバンドプライ7dとエッジゴム9とにより、幅方向の中央部7Aの外周長が、幅方向の外側部7Bの外周長に比して小さい凹断面で形成される。
トレッド補強プライ7は、種々の方法で成形ドラム2に供給される。例えば、上述のトレッドゴム供給具3を用いて各々帯状のプライを成形ドラム2に供給することができるし、また図示しない別のコンベヤ等からなる専用のプライ供給具を用いても良い。
次に、プライ環状体7Rの外側に、帯状のトレッドゴム10を巻き付けて円周方向に連続するゴム環状体10Rを形成するゴム環状体形成工程が行われる。このゴム環状体形成工程は、大別すると、供給ステップ、第1のジョイントステップ及び第2のジョイントステップを含んで行われる。
前記供給ステップでは、帯状のトレッドゴム10が、プライ環状体7Rの外側にかつ互いの幅中心7CL、10CLを揃えて供給される。このようなトレッドゴム10の幅中心10CLの位置決めは、予め設定されているプライ環状体7Rの幅中心7CLに合わせて前記ガイド部3Cの位置を調節することによって容易に行い得る。
また図4(A)はトレッドゴム10の平面図、同図(B)にはX−X端面図、同図(C)にはY−Y断面図をそれぞれ示す。トレッドゴム10は、プライ環状体7Rに面する内周面10iと、その反対側の面である外周面10oとを有する。図4(C)に示されるように、トレッドゴム10の内周面10iは実質的に平坦で形成される。他方、トレッドゴム10の外周面10oは、幅方向の中央部10Aが薄く、かつ、外側部に中央部10Aよりも厚さを大としたものが例示される。トレッドゴムの幅方向の側縁は厚さが滑らかに漸減している。トレッドゴム10の外周面10oについて、その断面形状は任意に変更できる。
また図4(A)に示されるように、トレッドゴム10の長さ方向の一端10a及び他端10bの端縁は、いずれも同方向かつ斜めにカットされたものが例示される。さらに図4(B)に示されるように、前記一端10a及び他端10bは、長さ方向に沿った断面において、ほぼ同角度でかつ互いに逆の面をテーパ状にカットされたテーパ部をなすものが例示される。このようなテーパ部は、トレッドゴムの一端10aと他端10bとをジョイントして環状とする場合、斜面を互いにジョイントすることにより、該ジョイント部の厚さを増すことなくゴム環状体10Rを形成しうる。つまり、本実施形態ではトレッドゴム10が、その一端10aの斜面と、他端10bの斜面とを突き合わされてジョイントされる。
また供給ステップでは、成形ドラム2に、該成形ドラム2に形成されたプライ環状体7Rの中央部7Aの外周長と実質的に等しい長さTGLのトレッドゴム10を供給する。この長さTGLは、例えば予め測定により得ることができる。トレッドゴムの長さTGLは、図4(B)に示したように、該トレッドゴム10を環状にジョイントする際に、互いに向き合う一端10a及び他端10bの間の長さとする。本実施形態では、押出機から押し出された長尺なトレッドゴムを、予め前記長さにカットして多数ストックし、これを順次成形ドラム2へと供給するものが示される。しかしながら、トレッドゴム10を、成形ドラム2に供給しつつその長さを適宜切断しながら供給することも可能である。
そして、上述の長さTGLで成形ドラム2に供給されたトレッドゴム10は、前記コンベヤ部3Bによって移動させることができる。これにより、トレッドゴム10の一端10aを成形ドラム2に巻き付けられたプライ環状体7Rの外側に載置することができる。
次に本実施形態では、図5(A)、(B)に示されるように、供給されたトレッドゴム10の幅方向の中央部10Aを押圧具4のローラ4Aで押圧するとともに、該トレッドゴム10の一端10a及び他端10bをその中央部10Aでジョイントする第1のジョイントステップが行われる。この際、ローラ4Aは、トレッドゴム10を実質的に引き伸ばさない低い圧力で該トレッドゴム10をプライ環状体7Rに向けて押圧する。またローラ4Aの押し付けは、成形ドラム2を図1において反時計周りに回転させながら行われることにより、トレッドゴム10をトレッドゴム供給具3から引き取りながら前記一端10aから他端10bまで連続して行われる。このように、ローラ4Aによる前記トレッドゴム10の押圧は、トレッドゴム10の一端10a及び他端10bがジョイントされる前に行われる。
このような第1のジョイントステップにより、図5(B)に示されるように、プライ環状体7Rの中央部7Aと、ゴム環状体8Rとは密に接触し、両者の間の空気は前記一端10aから他端10b側に排気され、従来のような空隙sが形成されることがない。さらに、トレッドゴム10の長さTGLは、プライ環状体7Rの中央部7Aの外周長に実質的に等しく採寸され、かつ、実質的に引き伸ばされることなく押圧具4によって押圧されることにより、トレッドゴム10の中央部10Aにおいて、前記一端10aと他端10bとは、図6に示されるように、互いに接触でき、かつ、押圧することにより容易にジョイントできる。このジョイントは、前記押圧具4を用いて行われても良いし、また図示しない別のローラ等を用いても良い。さらに人手によって手作業で行われても良い。
また本実施形態では、図5(A)に示されるように、ローラ4Aの幅中心4CLは、プライ環状体7Rの幅中心7CL(ひいては、トレッドゴムの幅中心10CL)と実質的に位置するようにトレッドゴム10に接触する。ローラ4Aの軸方向の幅RWは、プライ環状体7Rの中央部7Aの幅と実質的に同一か又はこれよりもやや小さく形成される。このため、図5(B)に示されるように、トレッドゴム10を引き伸ばすことなく該トレッドゴム10を、実質的にプライ環状体7Rの中央部7Aのみに順次押し付けていくことができる。
ここで、ローラ4Aの幅RWが大きすぎると、該ローラ4Aがトレッドゴム10をプライ環状体7Rの中央部7Aのみならず外側部7Bに対しても押し付けることになり、トレッドゴム10に局部的な圧力が作用して大きな伸びや変形が生じる傾向がある。逆に、ローラ4Aの幅RWが小さすぎると、トレッドゴム10をプライ環状体7Rの中央部7Aに対して十分に広い範囲で押し付けることができない傾向がある。このような観点より、前記ローラ4Aの幅RWは、プライ環状体7Rの中央部7Aの幅CWの10%以上、より好ましくは15%以上が望ましく、また上限については50%以下、より好ましくは30%以下が望ましい。
また、前記低い圧力は、トレッドゴム10の硬さ等に応じて適宜定められるため、特に限定はされないが、その圧力が小さすぎるとトレッドゴム10の中央部10Aをプライ環状体7Rに密着させるのが困難になり、従来のような空隙sが生じやすく、逆に圧力が大きすぎるとトレッドゴム10が伸びることによりゴム厚さにバラツキ等が生じ、タイヤのユニフォミティを悪化させる原因になる。このような観点より、前記低い圧力は、好ましくは10kPa以上、より好ましくは20kPa以上が望ましく、上限については好ましくは100kPa以下、より好ましくは50kPa以下、さらに好ましくは30kPa以下が望ましい。なおトレッドゴム10を押圧する圧力は、前記付勢手段4Bを調節することによって適宜変更できる。
また、特に限定はされないが、ローラ4Aをウレタン樹脂その他柔軟なゴム乃至樹脂材料で形成することによって、トレッドゴム10への接触圧を低下させることもできる。さらに好ましくは、前記ローラ4Aに、トレッドゴム10との間の接触圧を検知しうる圧力センサー(図示省略)を設けるとともに、これに基づいて付勢手段4Bの付勢力を適宜コントロールしうる制御装置を付設しても良い。
また、トレッドゴム10の長さTGLは、プライ環状体7Rの外側部の7Bの外周長よりも小さい。このため、第1のジョイントステップを終えた時点では、図6に示したように、トレッドゴム10の外側部10B、10Bは、その一端10a及び他端10bが互いに接することなく離間した状態にある。そこで、本実施形態では、第1のジョイントステップの後に、第2のジョイントステップが行われる。第2のジョイントステップでは、トレッドゴム10の外側部10Bをプライ環状体の外側部7Bの外周長に合わせて引き伸ばし、該外側部10Bの前記一端10a及び他端10bをジョイントすることが行われる。
前記引き伸ばしは、種々の方法で行うことができ、特に限定されるものではない。例えば作業者による手作業の他、前記押圧具4のローラ4Aを成形ドラム2の軸方向に移動させ、トレッドゴム10の外側部10Bだけを局部的に押圧することにより行われても良い。これにより、図6に仮想線で示されるように、トレッドゴム10をジョイント部Jaでジョイントでき、ゴム環状体10Rをプライ環状体7Rの外側に形成できる。
なお本実施形態の場合、トレッドゴム10の両外側部10B、10Bは引き伸ばされることによって、その厚さは減少するが、これによるユニフォミティ(例えばRFV)の悪化や成形不良への影響は、従来のようなたぐれ部20の場合に比べると小さい。その理由として、第一に、RFVへの影響は、トレッドショルダ部よりもトレッドクラウン部の方が大きいことが挙げられる。トレッドクラウン部は、接地圧が大きくかつタイヤ周方向の接地長さも大きい、このため、トレッドクラウン部の周上の不均一は強くRFVに影響を及ぼしやすいが、トレッドショルダ部による影響はそれに比べると小さい。第二に、トレッドショルダ部では、ゴムが引き延ばされることになるが、後のステッチング工程によりこのゴムの厚さの不均一が減少するとともに、トレッドショルダ部は外径が小さく変形させられるため、RFVへの影響は小さいものになる。
このようにて得られたトレッドリングは、プライ環状体7Rとゴム環状体10Rとの間に、従来のような空隙が形成されないため、後のステッチング工程等においてもトレッドゴム10がたぐりよせられることがない。従って、タイヤ周方向の各位置においてゴム厚さを均一に保持し、成形精度に優れたトレッドリングを提供しうる。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は種々の態様に変更して実施しうるのは言うまでも無い。例えばトレッドリングの形成装置1において、押圧具4は、成形ドラム2の上方以外の位置(例えば下方)に設けられても良く、またトレッド補強プライの構成などは例示の態様に限定されることなく種々変更しうるのは言うまでもない。
本発明の効果を確認するために、表1の仕様に基づき235/65R18(サイズA)及び235/55R18(サイズB)の2サイズの乗用車用ラジアルタイヤを試作し、各々のRFV(OA及び一次)と、トレッドリングに大きなたぐれ部が生じ成形できなかった不良本数を測定した。
実施例のタイヤは、本発明の製造方法に従って製造されたタイヤであって、トレッドリング形成工程において、アルミニウム製のローラを用いてトレッドゴムの中央部を一端から他端まで、プライ環状体に向けて20kPaの圧力で押圧することにより第1のジョイントステップを行った。ローラの幅RWは30mmとし、プライ環状体の中央部の幅はほぼ160mmであった。比較例のタイヤは、背景技術で説明した従来の工程で製造されたタイヤである。
またRFVは、コーナリング試験機を用い、JASO C607:2000のユニフォミティ試験条件に準拠して測定された。評価速度は10km/hとした。結果は、サイズAがタイヤ4000本の平均値、サイズBがタイヤ1400本の平均値で表され、数値が小さいほど良好であることを示す。テストの結果等は表1に示される。
Figure 0004960592
テストの結果より、実施例のタイヤはユニフォミティについて有意な効果が得られることが確認できた。
本発明のトレッドリングの形成装置の一形態を示す全体側面図である。 その要部斜視図である。 プライ環状体の断面図である。 (A)はトレッドゴムの平面図、(B)はそのX−X線端面図、(C)は(A)のY−Y断面図である。 (A)、(B)は第1のジョイントステップを説明する断面図である。 トレッドゴムのジョイント部を示す平面図である。 (A)、(B)は空気入りタイヤの製造工程を説明する断面略図である。 従来のトレッドリングを説明する分解図である。 その要部拡大図である。 トレッドリングのステッチング工程を例示する断面図である。 (A)、(B)はトレッドリングのステッチング工程の断面図である。 従来の空気入りタイヤのRFV波形を示すグラフである。
符号の説明
1 トレッドリングの形成装置
2 成形ドラム
3 トレッドゴム供給具
4 押圧具
4A ローラ
7 トレッド補強プライ
7R プライ環状体
10 トレッドゴム
10R ゴム環状体
TR1 トレッドリング

Claims (5)

  1. ベルトプライを含むトレッド補強プライが環状に連続するプライ環状体と、その外側に配されかつトレッドゴムが環状に連続するゴム環状体とを含むトレッドリングを形成するトレッドリングの形成方法であって、
    円筒状の成形ドラムに、前記トレッド補強プライを巻き付けることにより円周方向に連続しかつ幅方向の中央部の外周長が外側部の外周長に比して小さい凹断面のプライ環状体を形成するプライ環状体形成工程と、
    このプライ環状体の外側に、帯状のトレッドゴムを巻き付けて円周方向に連続するゴム環状体を形成するゴム環状体形成工程とを含み、
    かつ前記ゴム環状体形成工程は、前記プライ環状体の前記中央部の外周長と実質的に等しい長さのトレッドゴムをプライ環状体の外側にかつ幅中心を揃えて供給する供給ステップと、
    供給されたトレッドゴムの幅方向の中央部を、該トレッドゴムを実質的に引き伸ばさない圧力で前記プライ環状体に向けて押し付けるとともに、該トレッドゴムの一端と他端とをその中央部でジョイントする第1のジョイントステップと、
    前記トレッドゴムの外側部をプライ環状体の外側部の外周長に合わせて引き伸ばし、該外側部の前記一端、他端をジョイントする第2のジョイントステップとを含むことを特徴とするトレッドリングの形成方法。
  2. 前記ベルトプライは、その幅方向の両端部に、断面コ字状のエッジゴムが設けられている請求項1記載のトレッドリングの形成方法。
  3. 前記トレッド補強プライは、ベルトプライの半径方向外側に配されるバンドプライを含み、
    前記バンドプライは、前記ベルトプライの幅方向の両端部のみを覆う左右一対のエッジバンドを含む請求項1又は2に記載のトレッドリングの形成方法。
  4. 前記圧力は、10〜100kPaである請求項1乃至3のいずれかに記載のトレッドリングの形成方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のトレッドリングの形成方法を含んで空気入りタイヤを製造する空気入りタイヤの製造方法。
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