JP3059190B2 - タイヤ構成部材の接合装置 - Google Patents

タイヤ構成部材の接合装置

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JP3059190B2
JP3059190B2 JP2133934A JP13393490A JP3059190B2 JP 3059190 B2 JP3059190 B2 JP 3059190B2 JP 2133934 A JP2133934 A JP 2133934A JP 13393490 A JP13393490 A JP 13393490A JP 3059190 B2 JP3059190 B2 JP 3059190B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、長手方向に2分割して形成されたタイヤ構
成部材例えばトレッドを一体に接合する装置に関する。
従来技術 タイヤは、予め準備した帯状の各構成部材を成型ドラ
ム上に巻付けて貼付ける組立工程を経て製造されるが、
大径のタイヤになると、上記タイヤ構成部材は長尺のも
のとなり、特にトレッドは重量も大きくなるので、長手
方向に2分割して部材準備が行われる場合が多い。
この場合は、組立工程に先立って、2分割されたタイ
ヤ構成部材を一体に接合し、これを成型ドラムへの供給
装置(サーバ)に送る作業が必要になる。従来この作業
は手作業で行われており、このため生産効率か悪く、か
つ多大の労力を必要としていた。
そこで本出願人は、先に特願平1−228321号により、
分割されたタイヤ構成部材の接合、サーバーへの送給を
自動的に行えるタイヤ構成部材接合装置を提案した。こ
の装置は、第9図に示すように、多数の搬送ロール01を
有する上流側搬送手段02と、同様に多数の搬送ローラ03
を有する下流側搬送手段04とが直列に配置されており、
同図(a)に示すように、分割された一方のタイヤ構成
部材(トレッド)05aが搬送手段02,04上を上流側から下
流側へ搬送される。このタイヤ構成部材05aは、同図
(b)に示すように、搬送手段04上において投光器06と
受光器07とから成る光センサ装置により後端の切口面08
aを検出され、この位置において搬送手段04上に固定さ
れる。次いで下流側搬送手段04が同図(c)に示すよう
に上方へ揺動され、この状態で上流側搬送手段02上に他
方のタイヤ構成部材05bが送給されて搬送され、前端の
切口面08bが前記光センサ装置06,07により検出されると
この位置で搬送手段02上に固定される。そして下流側搬
送手段04をもとの位置に下降させて切口面08a,08bを合
致させ、上方から圧着ローラ09により押圧することによ
り、タイヤ構成部材05a,05bが切口面08a,08bを介して一
体に接合される(同図(d))。
解決しようとする課題 しかし上記のような接合装置によっても、なお次のよ
うな問題が残る。
先ず、前記切口面は一様でないので、この切口面を光
センサ装置により検出してタイヤ構成部材を停止させて
も、停止位置にバラツキが生じ、従って両部材の接合量
(接合部における重なり量)が一定しない。
さらに、タイヤ構成部材の長さが巾方向で一定でな
く、特にトレッドにおいては定長截断後の収縮量がセン
ター部cに比してハンプ部hで大きいので、第10図
(a)に△lで示すように、ハンプ部hの長さが短くな
り、ショートサイドと呼ばれる現象が生ずる。このよう
なタイヤ構成部材05a,05bどうしを前述のようにして接
合すると同図(b)に示すようにセンター部cに比して
ハンプ部hにおける接合量が小さくなり、タイヤの品
質、性能上好ましくない。
課題を解決するための手段および作用 本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであ
り、本発明によるタイヤ構成部材の接合装置は、帯状の
タイヤ構成部材を搬送する直列に配置された1対の搬送
手段と、これらの搬送手段の一方を昇降させる昇降手段
と、前記両搬送手段にそれぞれ設けられたセンタリング
装置と、前記タイヤ構成部材を前記両搬送手段上におい
てそれぞれ所要位置に位置決めする位置決め手段と、前
記両搬送手段間の継目近傍で互いに対向する上流側タイ
ヤ構成部材の前端部および下流側タイヤ構成部材の後端
部をそれぞれ巾方向の複数個所で各個所独立に引伸ばし
て前記前端部および後端部を矯正する矯正手段と、矯正
された前記両端部を圧着する圧着手段とを備えている。
この接合装置によれば、前述した従来提案の接合装置
とほぼ同様な手順によって、長手方向に2分割された帯
状のタイヤ構成部材を互いに接合することができるが、
その上、両搬送手段上においてそれぞれ所要位置に位置
決めされ両搬送手段間の継目近傍で互いに対向している
上流側タイヤ構成部材の前端部および下流側タイヤ構成
部材の後端部を、一方の搬送手段を上昇または下降させ
て互いに合致させる前に、各端部の巾方向の所要部分を
局部的に引伸ばすことにより、両端部の切口面を接合時
にこれらが精密に整合するように矯正することができ
る。従って、タイヤ構成部材の接合部全巾にわたり均一
な接合ができ、部材品質が著しく向上する。
実施例 第1図は本発明の一実施例に係るタイヤ構成部材接合
装置の側面図、第2図はその平面図、第3図は第1図の
III−III線に沿う断面図である。
1は基枠で、上流側コンベア2と下流側コンベア3と
が該基枠1上に支持されて互いに直列に配設されてい
る。この接合装置上で接合されるトレッド等の帯状タイ
ヤ構成部材はコンベア2,3上をコンベア2側からコンベ
ア3側へ、すなわち第1,2図において左方から右方へ向
って搬送される。
上流側コンベア2は、左右1対のフレーム部材4間に
回転自在に横設した搬送ローラ5を前後方向に多数並列
して成るローラコンベアであり、連結材6を介して基枠
1に固定されている。下流側コンベア3も同様に左右1
対のフレーム部材7と多数の搬送ローラ8によって構成
されている。ただしこの下流側コンベア3は基枠1に直
接固定されていない。すなわち、基枠1の前端に、同様
にフレーム部材7aと搬送ローラ8aとから成るコンベア部
分3aが連結材9を介して固定されており、下流側コンベ
ア3はこのコンベア部分3aの後端部に枢軸10および連結
板11を介して連結されている。従って下流側コンベア3
は枢軸10のまわり上下に揺動することができる。下流側
コンベア3の後端は昇降シリンダ12を介して基枠1に支
持されており、該昇降シリンダ12のピストンロッドの伸
縮に応じてコンベア3が揺動して該後端が昇降する。そ
して該ピストンロッドが収縮(後退)している時には、
第1図に示すように、コンベア3はコンベア2に比して
若干低い位置に在る。
下流側コンベア3の前部には搬送駆動装置13が設けら
れ、その後方にセンタリング装置14が設けられている。
搬送駆動装置13は次のように構成されている。左右の
フレーム部材7の前部上面にそれぞれ支柱15,15が立設
されており、該支柱15,15の上端どうしを連結する水平
板16が下流側コンベア3の上方を横断している。そして
この水平板16の中央部に支持フレーム17が固設され前方
へ張出している。支持フレーム17には駆動モータ18が取
付けられている。支持フレーム17の下面にブラケット19
が垂設され、該ブラケット19に軸20を介して揺動フレー
ム21が枢支されている。駆動モータ18の出力軸に設けら
れたプーリ22と、揺動アーム21に前記軸20と同軸に設け
られたプーリ23との間にベルト24が巻掛けられ、さらに
揺動フレーム21にプーリ23と一体に設けられたプーリ25
(第2図)と揺動フレーム21の後端に軸26を介して枢支
されたプーリ27との間にベルト28が巻掛けられている。
軸26にはまた駆動ローラ29が装着されている。一方、前
記支持フレーム17の前面にブラケット30を介してシリン
ダ31がほぼ上下方向に設けられており、該シリンダ31の
ピストンロッド31aの下端が前記揺動フレーム21の前端
に枢着されている。
搬送駆動装置13はこのように構成されているので、駆
動モータ18を回転させると、プーリ22、ベルト24、プー
リ23,25、ベルト28、プーリ27および軸26を介して駆動
ローラ29が回転する。この状態でシリンダ31を収縮させ
ると揺動フレーム21が軸20のまわりに揺動して駆動ロー
ラ29が下流側コンベア3上の帯状タイヤ構成部材の上面
に係合し、該タイヤ構成部材が駆動ローラ29との間の摩
擦力により搬送ローラ8上を搬送される。
次にセンタリング装置14について説明する。左右のフ
レーム部材7の上面、前記支柱15の後方に、それぞれ前
後方向に延びるレール32が凸設されている。そしてこの
レール32に摺接する摺動部材33上に支柱34が立設され、
左右の上端どうしを連結する水平板35が下流側コンベア
3の上方を横断している。水平板35には、これから前方
および後方へ張出しかつ巾方向に延びる支持板36が設け
られており、この支持板36に左右1対のセンタリング部
材37l,37rが吊設されている。センタリング部材37l,37r
は支持板36に設けられた案内レール38(第1図)に案内
されてそれぞれコンベア3の巾方向に平行移動でき、し
かも図示してない連動機構を介してコンベア3の中心線
cに対して常に対称位置を占めるようになされている。
39はセンタリング部材37rを巾方向に平行移動させるた
めのシリンダで、該シリンダを伸縮させてセンタリング
部材37rを中心線cから遠ざかるように、もしくは中心
線cに近ずくように移動させると、前記連動機構により
センタリング部材37lも同距離だけ中心線cから遠ざか
り、もしくは近ずく。
センタリング部材37l,37rの下部の巾方向外側の縁部
に沿ってそれぞれ複数の案内輪40が回転自在に設けられ
ている。各案内輪40は円錐状の周面を有し、かつ軸線を
上方を内側に下方を外側に傾斜させてセンタリング部材
37に取付けられている。センタリング部材37l,37rの間
隔は搬送されるタイヤ構成部材の巾に応じて調整され、
タイヤ構成部材はその両側縁を案内輪40により案内され
ながら搬送される。従ってタイヤ構成部材は常にコンベ
ア上の巾方向中心位置に保持される。
上流側コンベア2にも前記センタリング装置14と全く
同様な構成のセンタリング装置14uが設けられている。
センタリング装置14uについては、その各部を前記セン
タリング装置14の対応部分と同じ参照数字に添字uを付
して示し、詳細な説明を省略する。
本実施例においては、接合しようとするタイヤ構成部
材はトレッドであり、後述するようにして2本のトレッ
ド部材42a,42bがそれぞれ下流側コンベア3および上流
側コンベア2上に搬送され、第1図に示すように下流側
コンベア3と上流側コンベア2の継目近傍においてその
後端および前端を互いに対向させて位置決めされるが、
該後端および前端は同じ角度で斜めに切断された切口面
43a,43bとなっており、これらの切口面43a,43bどうしを
圧着することによりトレッド部材42a,42bが接合され
る。一方、上流側コンベア2の前端と下流側コンベア3
の後端との間にストッパ41が下方から斜めに出入できる
ようになっている。ストッパ41はコンベア2,3の搬送方
向に直角に巾方向に延びる板状をなし、搬送方向におけ
る傾斜角度は前記切口面43の角度と同じ角度に設定され
ている。ストッパ41はこれと同じ傾斜角度で基枠1に固
定されたシリンダ44のロッド44aに連結されており、該
ロッド44aが収縮、伸長することによりコンベア2,3間に
出入する。第5図はこのストッパ装置の拡大側面図であ
る。
上流側コンベア2と下流側コンベア3との継目部分す
なわち上流側コンベア2の前端と下流側コンベア3の後
端とが向い合っている部分の上方を巾方向にまたぐ横架
部材45が、左右の支柱46を介して基枠1に支持固定され
ており、該横架部材45の上板45aの巾方向中央位置に圧
着シリンダ47が上下方向に指向して固着されている。該
シリンダ47のロッド47aは上板45aを貫通して下方へ延出
し、その下端に圧着パッド48が設けられている。圧着パ
ッド48は巾方向に長く、その両端近傍には前記上板を貫
通するガイド棒49が立設され、該ガイド棒49により上下
運動を案内される。
前記搬送駆動装置13の水平板16上にブラケット50を介
して中央押付シリンダ51が連結されている。該シリンダ
51は下流側コンベア3の中心線に沿った後方へ延び、そ
のロッド51aの後端は前記センタリング装置14の水平板3
5にブラケット52を介して固定されている。センタリン
グ装置14の前記支持板36の後端部、巾方向中央位置に連
結部材53が固定されて支持板36から後方へ突出してい
る。連結部材53の後部は下方へ屈曲し、その下端に、第
4図に示すように、支持板54が固定されて後方へ突出し
ている。支持板54上に中央クランプシリンダ55が固着さ
れ、該シリンダ55のロッド55aは支持板54を貫いて下方
へ延び中央クランプ部材56に連結されている。中央クラ
ンプ部材56はロッド55aから後方へ延出し、後端部に下
流側コンベア3上のトレッド42の上面を押圧して下流側
コンベア3にクランプするクランプ部56aが形成されて
いる。クランプ部56aにはその上下運動を案内するガイ
ド棒57が立設され、支持板54を摺動自在に貫通して上方
へ延出している。
センタリング装置14の右側(上流から下流へ向って右
側、以下同様)のセンタリング部材37rの外側前方に右
側押付シリンダ58の前端が固着され、該側面に沿って後
方へ延び、そのロッド58aの先端は連結部材59に固定さ
れている。連結部材59は摺動部材59aを介してセンタリ
ング部材37rのガイド面60に摺動自在に係合しており、
センタリング部材37rに相対的に前後方向に移動可能で
ある。連結部材59の後端に巾方向内側へ延びる支持板61
が設けられており、この支持板61に前記中央クランプシ
リンダ55と同様な右側クランプシリンダ62が取付けら
れ、該右側クランプシリンダ62のロッド62aに前記中央
クランプ部材56と同様な右側クランプ部材63が設けられ
ている。
左側のセンタリング部材37lにも上記と全く同じ構成
で対照的に左側押付シリンダ64、左側クランプシリンダ
65、左側クランプ部材66が設けられている。そして前記
中央クランプ部材56(クランプ部56a)、右側クランプ
部材63および左側クランプ部材66は下流側コンベア3の
後端部上方に巾方向にほぼ一直線上に並べて並列されて
おり、下流側コンベア3側にはこれらのクランプ部材と
の間にトレッド42を挟み付ける受け部材67が設けられて
いる。
上流側コンベア2にも同様な押付、クランプ装置(矯
正装置)が設けられているが、これらについては前記と
対応する各部材にそれぞれ同じ参照数字を付して詳細な
説明を省略する。ただし上流側コンベア2側においては
中央押付シリンダ51は前記横架部材45とセンタリング装
置14uとの間に配設されている。
以下、本装置の作用について述べる。
先ず、ストッパ41を下方へ引抜いた状態で、下流側ト
レッド42aを上流側から上流側コンベア2を経て下流側
コンベア3上へ送り込み、トレッド42aが全長にわたっ
て下流側コンベア3上に達した後ストッパ41を上昇させ
てコンベア2,3間に挿入する。トレッド42aはいったんそ
の後端が下流側コンベア3の後端を或る程度過ぎた位置
まで搬送され、次いで後端の切口面43aがストッパ41に
ほぼ接する所定位置まで逆送される。トレッド42aのコ
ンベア3上におけるこのような移動は、下降してトレッ
ド42aの上面に係合した駆動ローラ29を介して搬送駆動
装置13により行われ、駆動モータ18の回転を制御するこ
とによりトレッド42aの位置決めが行われる。
トレッド42aに続いて上流側コンベア2上に送給され
た上流側トレッド42bは、その前端の切口面43bが前記ス
トッパ41の後面にほぼ接する所定位置で停止され該位置
に位置決めされる。
以後トレッド42a,42bについて同じ操作が行われるの
で、トレッド42aについて行われる操作を説明する。ト
レッド42aを上記のようにして位置決めした後、中央ク
ランプシリンダ55を作動させて中央クランプ部材56を下
降させ、トレッド42aの後端中央部を該クランプ部材56
と受け部材67とで挟着してクランプし、この状態で中央
押付シリンダ51を伸長方向に作動させる。中央押付シリ
ンダ51の伸長によりセンタリング装置14、連結部材53お
よび支持板54を介して中央クランプシリンダ55が中央ク
ランプ部材56とともに後方へ向って押出され、切口面43
aの中央部がストッパ41の前面に押付けられ該面に密着
する。しかし前述したように切口面43aは一様な平面を
なしておらず、特にハンプ部hは収縮しているので、第
6図に示すようにこの段階では切口面43aの中央部がス
トッパ41の面に密着しているだけで、切口面43a全体が
ストッパ41にならった平面をなしていない。第6図
(b)において43cはストッパ41に密着した切口面中央
部を示し、43hはストッパ41から離れたハンプ部の切口
面を示す。
次いで右側クランプシリンダ62および左側クランプシ
リンダ65を作動させて右側クランプ部材63および左側ク
ランプ部材66によりトレッド42a後端の左右両側をクラ
ンプする。中央部については前記クランプ、押付状態を
維持しておく。そして右側押付シリンダ58を伸長させれ
ば右側クランプ部材63によってクランプされた部分が後
方へ向って引伸ばされて切口面43aの右側部分がストッ
パ41の面に押し付けられ、左側押付シリンダ64を伸長さ
せれば左側クランプ部材66によってクランプされた部分
が引伸ばされて切口面43aの左側部分がストッパ41の面
に押し付けられ、かくして切口面43aはその全面にわた
ってストッパ41の面に密着し、一様な平面に矯正され
る。この状態を第7図に示す。上流側のトレッド42bに
ついても同様に処置される。
しかる後、第8図(a)に示すようにストッパ41を下
方に後退させると、一様な平面に矯正された切口面43a
と切口面43bとが上下方向に若干位置を違えて対向する
ので、次いで昇降シリンダ12を作動させて下流側コンベ
ア3を上昇させ、同図(b)に示すように切口面43aと
切口面43bとを合致させる。そして圧着シリンダ47を作
動させて圧着パッド48を下降させ、該パッドにより切口
面接合部を圧着して接合させる。切口面43a,43bは、前
記のように矯正されているので、両者は一定の接合量で
全面にわたって均一に接合される。
発明の効果 以上の通り、本発明による接合装置は、帯状のタイヤ
構成部材を搬送する直列に配置された1対の搬送手段
と、これらの搬送手段の一方を昇降させる昇降手段と、
前記両搬送手段にそれぞれ設けられたセンタリング装置
と、前記タイヤ構成部材を前記両搬送手段上においてそ
れぞれ所要位置に位置決めする位置決め手段と、前記両
搬送手段の継目近傍で互いに対向する上流側タイヤ構成
部材の前端部および下流側タイヤ構成部材の後端部をそ
れぞれ巾方向の複数個所で各個所独立に引伸ばして前記
前端部および後端部を矯正する矯正手段と、矯正された
前記両端部を圧着する圧着手段とを備えているので、長
手方向に2分割された帯状のタイヤ構成部材を互いに接
合するに当り、両搬送手段間の継目近傍で互いに対向し
ている上流側タイヤ構成部材の前端部および下流側タイ
ヤ構成部材の後端部を、接合に先立って、巾方向の所要
部分を局部的に引伸ばすことにより、両端部の切口面を
接合時にこれらが精密に整合するように矯正することが
でき、従って、タイヤ構成部材の接合部全巾にわたり均
一な接合ができ、部材品質が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るタイヤ構成部材接合装
置の側面図、第2図はその平面図、第3図は第1図のII
I−III線に沿う断面図、第4図は端部矯正手段の一部の
部材を示す側面図、第5図はストッパ装置の側面図、第
6図ないし第8図は接合工程の各段階を説明するための
略図、第9図は従来の接合装置の接合工程を示す略図、
第10図は本発明が解決しようとする問題点を説明するた
めの図面である。 1……基枠、2……上流側コンベア、3……下流側コン
ベア、4……フレーム部材、5……搬送ローラ、6……
連結材、7……フレーム部材、8……搬送ローラ、9…
…連結材、10……枢軸、11……連結板、12……昇降シリ
ンダ、13……搬送駆動装置、14……センタリング装置、
15……支柱、16……水平板、17……支持フレーム、18…
…駆動モータ、19……ブラケッド、20……軸、21……揺
動フレーム、22,23……プーリ、24……ベルト、25……
プーリ、26……軸、27……プーリ、28……ベルト、29…
…駆動ローラ、30……ブラケット、31……シリンダ、32
……レール、33……摺動部材、34……支柱、35……水平
板、36……支持板、37……センタリング部材、38……案
内レール、39……シリンダ、40……案内輪、41……スト
ッパ、42……トレッド、43……切口面、44……シリン
ダ、45……横架部材、46……支柱、47……圧着シリン
ダ、48……圧着パッド、49……ガイド棒、50……ブラケ
ット、51……中央押付シリンダ、52……ブラケット、53
……連結部材、54……支持板、55……中央クランプシリ
ンダ、56……中央クランプ部材、57……ガイド棒、58…
…右側押付シリンダ、59……連結部材、60……ガイド
面、61……支持板、62……右側クランプシリンダ、63…
…右側クランプ部材、64……左側押付シリンダ、65……
左側クランプシリンダ、66……左側クランプ部材、67…
…受け部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に2分割された帯状のタイヤ構成
    部材を互いに接合する装置において、前記帯状のタイヤ
    構成部材を搬送する直列に配置された1対の搬送手段
    と、これらの搬送手段の一方を昇降させる昇降手段と、
    前記両搬送手段にそれぞれ設けられたセンタリング装置
    と、前記タイヤ構成部材を前記両搬送手段上においてそ
    れぞれ所要装置に位置決めする位置決め手段と、前記両
    搬送手段間の継目近傍で互いに対向する上流側タイヤ構
    成部材の前端部および下流側タイヤ構成部材の後端部を
    それぞれ巾方向の複数個所で各個所独立に引伸ばして前
    記前端部および後端部を矯正する矯正手段と、矯正され
    た前記両端部を圧着する圧着手段とを備えたことを特徴
    とするタイヤ構成部材の接合装置。
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