JP2741641B2 - タイヤ成形におけるステッチング方法及びそのステッチャー装置 - Google Patents

タイヤ成形におけるステッチング方法及びそのステッチャー装置

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JP2741641B2
JP2741641B2 JP3344635A JP34463591A JP2741641B2 JP 2741641 B2 JP2741641 B2 JP 2741641B2 JP 3344635 A JP3344635 A JP 3344635A JP 34463591 A JP34463591 A JP 34463591A JP 2741641 B2 JP2741641 B2 JP 2741641B2
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久 深沢
陽一 菊地
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイヤ成形における
ステッチング方法及びそのステッチャー装置にかかわ
り、更に詳しくは接続したタイヤ帯状材料、例えばサイ
ドトレッド部を構成する部材をグリーンタイヤのショル
ダー部に順次巻き込みながら圧着させる際、皴を発生さ
せずに精度良く圧着するタイヤ成形におけるステッチン
グ方法及びそのステッチャー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤ成形ドラム上のグリーンタ
イヤの表面に、帯状材料を順次巻き込みながら圧着させ
てステッチングする場合、図6の(a)〜(d)に示す
ように、タイヤ成形ドラム1上で成形されたグリーンタ
イヤ2のショルダー部3に、サイドトレッド部を構成す
る筒状に形成された帯状材料Wの一端を貼付け、そして
円盤状の圧着ホィール4を図6の(b)〜(d)のよう
に旋回させながら順次圧着させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】然し乍ら、従来のよ
うなサイドトレッド部を構成する筒状に形成された帯状
材料Wを円盤状の圧着ホィール4のみで圧着させる場
合、帯状材料Wに対して、スポット的に当接して食い込
むように圧着するため、図6の(b),(c)のように
浮いた状態の帯状材料Wを押えながら圧着するのは難し
く、特に巻込みのように大きく絞り込みながら圧着する
ことは、非常に難しいと言う問題があった。
【0004】この発明は、かかる従来の問題点に着目し
て案出されたもので、円盤状の圧着ホィールに先行して
先行ローラにより帯状材料を押し付け、その後から圧着
ホィールで圧着させるので、帯状材料に対して食い込み
がない上に伸びが少なく、更に円筒状の先行ローラが圧
着点より接線的に帯状材料に当接することにより、特に
大きく浮いている部材に皴を発生させることなく精度良
く圧着させることが出来るタイヤ成形におけるステッチ
ング方法及びそのステッチャー装置を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、タイヤ成形ドラムの近傍に、帯状材料とス
ポット的に当接してグリーンタイヤのショルダー部に帯
状材料を圧着させる旋回自在な円盤状の圧着ホィール
と、この圧着ホィールに先行し圧着点より接線的に帯状
材料に当接して、帯状材料をタイヤ成形ドラム上に押し
付ける円筒状の移動かつスイング可能な先行ローラとを
設置し、前記先行ローラを、ブラケットに回転可能に支
持させると共に、該ブラケットを旋回手段を介してスラ
イドガイドに沿って摺動可能なスライドブロックに旋回
可能に取付けたことを要旨とするものである。
【0006】
【発明の作用】この発明は、上記のように構成され、帯
状材料をグリーンタイヤの表面に順次巻き込みながら圧
着させる際、最初に円筒状の移動かつスイング可能な先
行ローラを帯状材料の先端側に摺動させると共に、圧着
点より接線的に帯状材料に当接させて旋回させながら帯
状材料をグリーンタイヤの表面に押圧させ、次いで、先
行ローラの後方から、該先行ローラにより押圧させた帯
状材料上から円盤状の旋回可能な圧着ホィールをスポッ
ト的に当接させて帯状材料を順次巻き込みながら圧着す
るので、特に圧着ホィールで帯状材料をスポット的に当
接して巻き込みながら圧着する前に、大きく浮いている
帯状材料を圧着点より接線的に帯状材料に当接する先行
ローラで順次押えることが出来、帯状材料に皴を発生さ
せることなく精度良く圧着させることが出来るものであ
る。
【0007】
【発明の実施例】以下添付図面に基いて、この発明の実
施例を説明する。なお以下の説明で、従来例と同一構成
要素は同一符号を付して説明する。図1は、この発明を
実施したタイヤ成形ドラムに対するステッチャー装置の
設置位置を示す平面図、図2は図1の側面図を示し、1
はタイヤ成形ドラム、4は従来から使用されている帯状
材料Wを順次巻き込みながら圧着させる円盤状の圧着ホ
ィールを示し、この圧着ホィール4の近傍、例えば図2
に示すように、圧着ホィール4がタイヤ成形ドラム1の
反時計方向の回転に対する90度の位置に設置されてい
る場合には、その上方の位置に、圧着ホィール4に先行
して帯状材料Wをタイヤ成形ドラム1上に押し付ける円
筒状の先行ローラ5が設置してある。なお、先行ローラ
5の設置位置としては、特に圧着ホィール4の近傍に限
定されず、圧着ホィール4に先行して帯状材料Wをタイ
ヤ成形ドラム1上に押し付ける位置にあれば良い。
【0008】前記先行ローラ5は、図3及び図4に示す
ようにベ−スプレ−ト6上に、スライドガイド7が設置
され、このスライドガイド7に沿ってスライドブロック
8が摺動可能に取付けられている。前記スライドブロッ
ク8には、ピン9を介して回転可能なブラケット10が
取付けられ、このブラケット10の一端には前記先行ロ
ーラ5の両端が回転自在に支持されている。また、ブラ
ケット10の他端には、ベ−スプレ−ト6に固定された
旋回手段で言うところの圧着シリンダー11のロッド1
1aが連結され、圧着シリンダー11を伸張作動させる
ことにより、図4に示すように先行ローラ5は、図4に
示すようにピン9を支点として約90度旋回するように
構成されている。
【0009】また、前記スライドガイド7に沿って摺動
するスライドブロック8の一部には、スライドガイド7
と平行に配設されたスクリューロッド12に螺嵌するナ
ット13が固定され、このスクリューロッド12は、ベ
−スプレ−ト6に軸受部材14を介して支持されると共
に、スクリューロッド12の一部には、スプロケット1
5が取付けられている。このスプロケット15は、ベ−
スプレ−ト6に設置された駆動モータ17の駆動軸17
aに取付けられているスプロケット18と、チェーン1
9を介して連結されている。
【0010】従って、駆動モータ17が回転駆動する
と、スプロケット18,チェーン19,スプロケット1
5を介してスクリューロッド12が回転し、スクリュー
ロッド12の回転により、ナット13を介してスライド
ブロック8がスライドガイド7に沿って摺動し、これに
よりブラケット10に支持されている先行ロッド5も前
後方向に摺動するものである。
【0011】次に、先行ローラ5のステッチング方法
を、図5の(a)〜(e)を参照しながら説明する。図
5の(a)に示すように、タイヤ成形ドラム1上のグリ
ーンタイヤ2の表面に、帯状材料Wを順次巻き込みなが
ら圧着させる場合、先行ローラ5の先端側を帯状材料W
の先端側に摺動させ、このような状態から図5の(b)
に示すように先行ローラ5を旋回させて帯状材料Wをグ
リーンタイヤ2のショルダー部3側に押圧させ、この先
行ローラ5に続いて従来の圧着ホィール4により圧着さ
せる。
【0012】このようにして、図5の(c)〜(e)に
示すように、円筒状の先行ローラ5により帯状材料Wを
タイヤ成形ドラム1上のグリーンタイヤ2に押し付け、
この先行ローラの5後方から円盤状の圧着ホィール4に
より帯状材料Wを順次巻き込みながら圧着するものであ
る。以上のような方法により帯状材料Wを順次巻き込み
ながら圧着するので、特に圧着ホィール4で圧着する前
に大きく浮いている帯状材料Wを順次押えることが出
来、皴を発生させることなく精度良く圧着させることが
出来るものである。
【0013】
【発明の効果】この発明は上記のように、帯状材料をグ
リーンタイヤの表面に順次巻き込みながら圧着させる
際、最初に円筒状の移動かつスイング可能な先行ローラ
を帯状材料の先端側に摺動させると共に、圧着点より接
線的に帯状材料に当接させて旋回させながら帯状材料を
グリーンタイヤの表面に押圧させ、次いで、先行ローラ
の後方から、該先行ローラにより押圧させた帯状材料
から円盤状の旋回可能な圧着ホィールをスポット的に当
接させて帯状材料を順次巻き込みながら圧着するので
帯状材料に対して圧着ホィールの食い込みがない上に伸
びが少なく、更に円筒状の先行ローラが圧着点より接線
的に帯状材料に当接することにより、特に大きく浮いて
いる部材を押さえて皴を発生させることなく精度良く圧
着させることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したタイヤ成形ドラムに対する
ステッチャー装置の設置位置を示す平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】先行ローラの支持装置を示す正面図である。
【図4】先行ローラの作動状態を示す説明図である。
【図5】(a)は、タイヤ成形ドラム上のグリーンタイ
ヤの表面に、帯状材料を順次巻き込みながら圧着させる
場合、先行ローラの先端側を帯状材料の先端側に摺動さ
せて圧着開始前の状態を示す作動説明図、(b)は帯状
材料の圧着開始状態を示す説明図、(c)は先行ローラ
で押圧した帯状材料を、圧着ホィールにより圧着させて
いる状態を示す説明図、(d)及び(e)は先行ローラ
の後方から円盤状の圧着ホィールにより帯状材料を順次
巻き込みながら圧着する工程を示す説明図である。
【図6】従来の圧着ホィールにより帯状材料を順次巻き
込みながら圧着する工程を示す説明図で、(a)は、圧
着ホィールにより帯状材料を圧着させる前の工程を示す
説明図、(b)は圧着ホィールにより帯状材料の圧着開
始状態を示す説明図、(c)及び(d)は、円盤状の圧
着ホィールにより帯状材料を順次巻き込みながら圧着す
る工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 タイヤ成形ドラム 2 グリーンタ
イヤ 3 ショルダー部 4 圧着ホィー
ル 5 先行ローラ 6 ベ−スプレ
−ト 7 スライドガイド 8 スライドブ
ロック 10 ブラケット 11 圧着シリ
ンダー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ成形ドラム上のグリーンタイヤの
    表面に、帯状材料を順次巻き込みながら圧着させるステ
    ッチング方法であって、 前記帯状材料をグリーンタイヤの表面に順次巻き込みな
    がら圧着させる際、最初に円筒状の移動かつスイング可
    能な先行ローラを帯状材料の先端側に摺動させると共
    に、圧着点より接線的に帯状材料に当接させて旋回させ
    ながら帯状材料をグリーンタイヤの表面に押圧させ、次
    いで、先行ローラの後方から、該先行ローラにより押圧
    させた帯状材料上から円盤状の旋回可能な圧着ホィール
    スポット的に当接させて帯状材料を順次巻き込みなが
    ら圧着することを特徴とするタイヤ成形におけるステッ
    チング方法。
  2. 【請求項2】 タイヤ成形ドラムの近傍に、グリーンタ
    イヤのショルダー部に、帯状材料を順次巻き込みながら
    圧着させるタイヤ成形ドラムにおけるステッチャー装置
    において、前記タイヤ成形ドラムの近傍に、帯状材料とスポット的
    に当接して グリーンタイヤのショルダー部に帯状材料を
    圧着させる旋回自在な円盤状の圧着ホィールと、この
    着ホィールに先行し圧着点より接線的に帯状材料に当接
    して、帯状材料をタイヤ成形ドラム上に押し付ける円筒
    状の移動かつスイング可能な先行ローラとを設置し、
    記先行ローラを、ブラケットに回転可能に支持させると
    共に、該ブラケットを旋回手段を介してスライドガイド
    に沿って摺動可能なスライドブロックに旋回可能に取付
    けたことを特徴とするタイヤ成形におけるステッチャー
    装置。
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JP5484864B2 (ja) * 2009-11-12 2014-05-07 住友ゴム工業株式会社 タイヤ成形用押えローラーおよびタイヤ成形用押えローラー装置
US10960626B2 (en) 2017-06-05 2021-03-30 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Bidirectional tire stitching wheel

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JPS5237515B2 (ja) * 1974-09-26 1977-09-22
JPS6064835A (ja) * 1983-09-20 1985-04-13 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ成型機のステツチヤ−装置

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