JP2007083403A - ビードコアへのスティフナーの圧着方法および装置 - Google Patents

ビードコアへのスティフナーの圧着方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 断面が六角形であるビードコア20の傾斜部22、23にスティフナー37の張り出し部38、39を確実に圧着して、エア入りを効果的に防止する。
【解決手段】 ビードコア20を保持手段36によって圧着位置Pに保持した後、圧着手段43、58のローラ47、ブラダ60によってスティフナー37の張り出し部38、39をビードコア20の傾斜部22、23にそれぞれ押し付け全周に亘って圧着させるようにしたので、張り出し部38、39が熱収縮によって軸方向外側に湾曲していても、張り出し部38、39は全周に亘って傾斜部22、23に確実に圧着され、これらの間におけるエア入りが効果的に防止される。
【選択図】 図3

Description

この発明は、断面が六角形であるビードコアに対しスティフナーを圧着する圧着方法および装置に関する。
従来のビードコアへのスティフナーの圧着方法・装置としては、例えば以下の特許文献1に記載されているようなものが知られている。
特開平2−43029号公報
このものは、軸方向断面が四角形であるビードコアを、水平な軸線回りに回転可能な略円板状を呈する軸受要素の外周面に装着支持させた後、軸受要素、ビードコアを一体的に回転させながら、帯状のスティフナーをビードコアの半径方向外側面に供給して該ビードコアの全周に貼り付けるようにしているが、このとき、スティフナーの半径方向中央部を一対の傾斜した圧力ディスクによって両側から挟持しながら半径方向内側に向かう押し付け力を付与し、スティフナーの半径方向内側面をビードコアの半径方向外側面に圧着するようにしている。
そして、このような圧着方法・装置をそのまま、断面が六角形であるビードコア、即ち、半径方向外側面に、中心軸にほぼ平行に延びる直線部と、該直線部の軸方向両端から半径方向内側に向かって斜め外側に傾斜した一対の傾斜部とが形成されているビードコアに、半径方向内端が対応する形状のスティフナー、即ち、半径方向内端で軸方向両端部に半径方向内側に向かって徐々に薄肉となりながら延びる一対の張り出し部が設けられているスティフナーを貼り付けるために用いることが考えられる。
ここで、前述のスティフナーは押出し機からの押し出し後に温度が低下するため、特に薄肉である張り出し部が熱収縮によって軸方向外側に湾曲することがあるが、このように湾曲したスティフナーは、ビードコアに供給して前述と同様に圧力ディスクにより半径方向内側に向かう押し付け力を付与しても、張り出し部は殆ど傾斜部に圧着することはなく、この結果、これらの間の圧着が不十分となってエア入りが生じることがあるという課題があった。
この発明は、断面が六角形であるビードコアの傾斜部にスティフナーの張り出し部を確実に圧着して、エア入りを効果的に防止することができるビードコアへのスティフナーの圧着方法および装置を提供することを目的とする。
このような目的は、第1に、断面が六角形で半径方向外側面が中心軸にほぼ平行に延びる直線部と該直線部の軸方向両端から半径方向内側に向かって斜め外側に傾斜した一対の傾斜部とから構成されたビードコアを保持手段によって圧着位置に保持する工程と、半径方向内端で軸方向両端部に半径方向内側に向かって徐々に薄肉となりながら延びる一対の張り出し部を有する未加硫ゴムからなるスティフナーをビードコアの周囲に貼り付けるとともに、前記張り出し部に対し圧着手段により軸方向力を付与して該張り出し部をビードコアの傾斜部に押し付け、該張り出し部をビードコアの傾斜部に全周に亘って圧着させる工程とを備えたビードコアへのスティフナーの圧着方法により、達成することができ、
第2に、断面が六角形で半径方向外側面が中心軸にほぼ平行に延びる直線部と該直線部の軸方向両端から半径方向内側に向かって斜め外側に傾斜した一対の傾斜部とから構成され、未加硫ゴムからなるスティフナーが周囲に貼り付けられるビードコアを圧着位置に保持する保持手段と、半径方向内端で軸方向両端部に半径方向内側に向かって徐々に薄肉となりながら延びる一対の張り出し部を有するスティフナーの張り出し部に軸方向力を付与して該張り出し部をビードコアの傾斜部に押し付け、該張り出し部をビードコアの傾斜部に全周に亘って圧着させる圧着手段とを備えたビードコアへのスティフナーの圧着装置により、達成することができる。
この発明においては、ビードコアを保持手段によって圧着位置に保持した後、ビードコアの周囲にスティフナーを貼り付けるとともに、圧着手段からスティフナーの張り出し部に軸方向力を付与して、該張り出し部をビードコアの傾斜部に押し付け、ビードコアの傾斜部に全周に亘って圧着させるようにしているので、張り出し部が熱収縮によって軸方向外側に湾曲していても、張り出し部は全周に亘って傾斜部に確実に圧着され、これらの間におけるエア入りを効果的に防止することができる。
また、請求項3に記載のように構成すれば、簡単な構造で安価でありながら、張り出し部を傾斜部に強力に圧着することができる。さらに、請求項4に記載のように構成すれば、ローラをビードコアの中心軸を中心に旋回させる場合に比較し、構造簡単で安価に製作できる。また、請求項5に記載のように構成すれば、スティフナーの貼り付けと、張り出し部の傾斜部への圧着とを同時に行うことができるため、作業能率が向上する。
さらに、請求項6に記載のように構成すれば、ビードコアが剛体からなる貼付け盤上に搬入された後であっても、貼付け盤側の張り出し部を短時間で容易に傾斜部に貼り付けることができる。また、請求項7に記載のように構成すれば、貼付け盤上に搬入されたビードコアの両傾斜部に対しスティフナーの両張り出し部をそれぞれ迅速かつ確実に圧着することができる。さらに、請求項8に記載のように構成すれば、ビードコアが剛体からなる貼付け盤上に搬入された後であっても、貼付け盤側の張り出し部を短時間で容易に傾斜部に貼り付けることができる。
以下、この発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1、2、3において、11は床面12上に設置された支持ブロックであり、この支持ブロック11には軸受13を介して垂直軸回りに回転することができる上下方向に延びた支持軸14が回転可能に支持されている。前記支持軸14の上端には水平な円盤状をした剛体、例えばスチールからなる貼付け盤15の下面中央が固定され、この貼付け盤15の上面中央部には支持軸14と同軸の断面が円形をした円穴16が形成されている。
また、この円穴16より半径方向外側の貼付け盤15の上面はほぼ平坦で半径方向外側に向かうに従い若干下方に傾斜した支持面17となっており、この支持面17上には貼付け盤15と同軸であるリング状のビードコア20が搬入される。ここで、前記ビードコア20は軸方向断面が六角形を呈するとともに、その半径方向外側面の軸方向断面形状がビードコア20の中心軸にほぼ平行に延びる直線部21と、該直線部21の軸方向両端から半径方向内側に向かって斜め外側に直線状に傾斜した一対の傾斜部22、23とから構成されている。
前記円穴16の底部内周面には半径方向に延びる複数、例えば4個の矩形溝26が形成され、これらの矩形溝26は周方向に等距離離れて配置されている。27は断面がL字形をした複数(矩形溝26と同数)の支持爪であり、これらの支持爪27は半径方向に延びる矩形の挿入部28を有する。29は各矩形溝26の上面に敷設された半径方向に延びるガイドレールであり、これらのガイドレール29には前記挿入部28の上面に取付けられたスライドベアリング30が摺動可能に係合している。
また、各支持爪27は半径方向内端から挿入部28に直角に上方に向かって延びる円弧部33を有し、これら円弧部33は前記ビードコア20の半径方向内側面と略同一曲率半径の弧状を呈し、前記半径方向内側面にほぼ平行に延びている。そして、これら支持爪27には図示していない単一の拡縮手段が連結されており、この結果、該拡縮手段が作動すると、支持爪27はガイドレール29にガイドされながら半径方向に同期して移動し拡縮する。
ここで、前記貼付け盤15上にビードコア20が中心軸を垂直にして搬入されているとき、支持爪27が拡縮手段により拡径して全ての円弧部33がビードコア20の半径方向内側面に当接すると、該ビードコア20はこれら支持爪27により半径方向内側から把持される。前述した貼付け盤15、支持爪27、拡縮手段は全体として、ビードコア20を貼付け盤15上の圧着位置Pに保持する保持手段36を構成する。
37は未加硫ゴムからなるスティフナーであり、このスティフナー37は、図2に実線で示すように、図示していない押出し機から押し出された直後に帯状の状態でビードコア20の周囲に供給された後、該ビードコア20の半径方向外側面に基端(半径方向内側端)が圧着された状態で、図2に仮想線で示すようにビードコア20の周囲にリング状に貼り付けられて装着される。
ここで、このスティフナー37はビードコア20に近接する基端側から先端側(半径方向外側)に向かうに従いその肉厚が徐々に薄肉となっているが、このスティフナー37の厚肉側である基端面は前記ビードコア20の半径方向外側面全面に圧着されるため、該半径方向外側面と補完関係にある。この結果、このビードコア20の半径方向内端で軸方向両端部には半径方向内側に向かって徐々に薄肉となりながら延びている一対の張り出し部38、39が形成されるとともに、これら張り出し部38、39間は略円筒状の円筒部40が設けられる。
そして、前述のようにスティフナー37がビードコア20の周囲に貼り付けられたとき、スティフナー37の円筒部40、張り出し部38、39はビードコア20の直線部21、傾斜部22、23にそれぞれ圧着される必要があるが、前述の張り出し部38、39はビードコア20の基端部に比較して薄肉であるため、熱収縮により軸方向外側に湾曲することがあり、このような場合には、張り出し部38、39と傾斜部22、23との間に圧着不良が発生してしまう。
このため、この実施例においては、スティフナー37の張り出し部38に軸方向力を付与して該張り出し部38をビードコア20の傾斜部22に押し付け、該張り出し部38をビードコア20の傾斜部22に全周に亘って圧着させる第1圧着手段43を設置している。ここで、前記第1圧着手段43は、前記床面12上に設置された固定フレーム44に固定され、ほぼ上下方向に延びる押し付け機構としてのシリンダ45を有し、このシリンダ45のピストンロッド46の先端(下端)にはほぼ水平な軸線回りに回転可能なローラ47がブラケット48を介して支持されている。
この結果、前記シリンダ45が作動してピストンロッド46が突出すると、ローラ47に軸方向の押し付け力が付与されて、該ローラ47は張り出し部38に当接するが、このとき、ローラ47は張り出し部38の外側面上を転動可能である。また、前述のようにローラ47が張り出し部38に当接すると、該ローラ47から張り出し部38にビードコア20に向かう押し付け力が付与され、該張り出し部38がビードコア20の傾斜部22に押し付けられ圧着される。
50は前記支持軸14の上端部に固定されたプーリであり、このプーリ50と支持ブロック11上に設置されたモータ51の出力軸52に固定されたプーリ53との間にはタイミングベルト54が掛け渡されている。そして、前記モータ51が作動して出力軸52の回転が支持軸14に伝達されると、支持軸14、貼付け盤15、ビードコア20、スティフナー37は支持軸14を中心として回転する。
前述したプーリ50、53、モータ51、タイミングベルト54は全体として、ビードコア20の中心軸を中心としてビードコア20とローラ47とを相対的に回転させる、ここではビードコア20をローラ47に対して矢印方向(図2参照)に回転させる相対回転機構55を構成する。このように相対回転機構55の一部として、保持手段36、ビードコア20をビードコア20の中心軸回りに回転させるモータ51を用いれば、ローラ47をビードコア20の中心軸を中心として旋回させる場合に比較し、構造が簡単となり安価に製作できる。
そして、前述のようにシリンダ45が作動してローラ47に軸方向の押し付け力が付与されると、該ローラ47はスティフナー37の張り出し部38に押し付けられるが、このとき、相対回転機構55によって貼付け盤15、ビードコア20がビードコア20の中心軸回りに回転すると、該ローラ47は張り出し部38の外側面上を転動して張り出し部38を傾斜部22に全周に亘って圧着する。前述したシリンダ45、ローラ47、相対回転機構55は全体として、前述した第1圧着手段43を構成する。このように第1圧着手段43をシリンダ45、ローラ47、相対回転機構55から構成するようにすれば、簡単な構造で安価でありながら、張り出し部38を傾斜部22に強力に圧着することができる。
ここで、前記ローラ47は、帯状のスティフナー37がビードコア20の半径方向外側面に現在貼り付けられている貼り付け位置Mより若干回転方向前方に配置されており、この結果、前記ローラ47の張り出し部38への押付けを、スティフナー37がビードコア20に貼り付けられた直後に行うことができる。これにより、スティフナー37のビードコア20への貼り付けと、張り出し部38の傾斜部22への圧着とを同時に行うことができ、作業能率を向上させることができる。
また、この実施例では、スティフナー37の貼付け盤15側張り出し部39に軸方向力を付与して該張り出し部39をビードコア20の傾斜部23に押し付け、該張り出し部39をビードコア20の傾斜部23に全周に亘って圧着させる第2圧着手段58を張り出し部39の直下の貼付け盤15に設けている。ここで、前記第2圧着手段58は該貼付け盤15の上面で前記張り出し部39に対向する位置に形成されたリング溝59を有し、このリング溝59は該張り出し部39の半径方向長より幅広で一定深さである。
60はこのリング溝59に収納された膨張収縮可能なリング状のブラダであり、このブラダ60の幅方向両端部はリング溝59の溝底に密封状態で係止されている。63は貼付け盤15に形成された流体通路であり、この流体通路63の一端は図示していない流体源に接続され、他端は前記ブラダ60内に連通している。そして、この流体通路63を通じて流体源からブラダ60内に圧力流体が供給されると、該ブラダ60はドーナツ状に膨張してスティフナー37の張り出し部39全体をビードコア20の傾斜部23に同時に押し付け、張り出し部39を傾斜部23に全周に亘って圧着する。前述したリング溝59、ブラダ60は全体として、前記第2圧着手段58を構成する。
この結果、ビードコア20が剛体からなる貼付け盤15上に搬入された後であっても、貼付け盤15側の張り出し部39を短時間で容易に傾斜部23に圧着することができる。このように貼付け盤15側の張り出し部39を第2圧着手段58によって傾斜部23に、貼付け盤15から離隔した側の張り出し部38を第1圧着手段43によって傾斜部22に圧着するようにすれば、貼付け盤15上のビードコア20の両傾斜部22、23に対しスティフナー37の両張り出し部38、39をそれぞれ迅速かつ確実に圧着することができる。
次に、前記実施例1の作用について説明する。
ビードコア20の周囲にスティフナー37を装着する場合には、まず、ビードコア20を図示していない搬送手段によって中心軸が垂直となった状態で貼付け盤15まで搬送し、貼付け盤15の中心軸に該ビードコア20の中心軸を合致させながら貼付け盤15に搬入する。次に、拡縮手段の作動により支持爪27をガイドレール29に沿って半径方向に同期移動させて拡径すると、全ての円弧部33がビードコア20の半径方向内側面に当接し、該ビードコア20はこれら支持爪27により圧着位置Pにおいて半径方向内側から保持される。
次に、モータ51を作動して支持軸14、貼付け盤15、ビードコア20、支持爪27を一体的に矢印方向に一定回転速度で回転させる一方、押出し機から押し出された直後の帯状であるスティフナー37をビードコア20の周囲に供給し、該ビードコア20の半径方向外側面にスティフナー37の基端、詳しくはビードコア20の直線部21にスティフナー37の円筒部40を圧着させながらビードコア20の周囲にスティフナー37を徐々に貼り付ける。このとき、シリンダ45を作動してピストンロッド46を突出させ、ローラ47をスティフナー37の張り出し部38に押し付ける。
この結果、張り出し部38はビードコア20の傾斜部22に押し付けられて圧着されるが、前述のようにビードコア20は貼付け盤15と共に一定回転速度で回転しているため、張り出し部38は周方向に次々と圧着され、傾斜部22に全周に亘って圧着される。そして、スティフナー37がビードコア20に1周分だけ貼り付けられると、モータ51の作動を停止し、貼付け盤15、ビードコア20の回転を停止するとともに、ビードコア20に対するスティフナー37の供給を停止する。
その後、スティフナー37を切断するとともに、スティフナー37の始端と終端とを接合してスティフナー37を周方向に連続した鍔状とする。次に、流体通路63を通じて流体源からブラダ60内に圧力流体を供給すると、該ブラダ60は収縮した平坦状態からドーナツ状に膨張してスティフナー37の張り出し部39をビードコア20の傾斜部23に同時に押し付け全周に亘って圧着する。
このようにビードコア20を保持手段36によって圧着位置Pに保持した後、第1、第2圧着手段43、58からスティフナー37の張り出し部38、39に軸方向力を付与して、該張り出し部38、39をビードコア20の傾斜部22、23にそれぞれ押し付け、これら傾斜部22、23に全周に亘って圧着するようにしたので、張り出し部38、39が熱収縮によって図3に仮想線で示すように軸方向外側に湾曲していても、張り出し部38、39は全周に亘って傾斜部22、23に確実に圧着され、これらの間におけるエア入りが効果的に防止される。
図4は、この発明の実施例2を示す図である。この実施例においては、前記実施例1における第2圧着手段58の代わりに、以下のような第2圧着手段66を設けている。即ち、前記第2圧着手段66は、貼付け盤15の上面でスティフナー37の貼付け盤15側張り出し部39に対向する位置に形成されたリング溝67を有し、このリング溝67は張り出し部39の半径方向長より幅広で一定深さである。このリング溝67内にはリング状をしたリング板68が収納され、このリング板68は上面がリング溝67の底面に摺接しながらリング溝67の中心軸を中心に回転することができる。
このリング板68の上面には複数、例えば4個の上下方向に延びる昇降機構としてのシリンダ69が設けられ、これらのシリンダ69は周方向に等距離離れて配置されている。これらシリンダ69のピストンロッド70の先端(上端)には連続リング状の支持プレート71が固定され、この支持プレート71にはローラ47の軸線とほぼ平行な軸線回りに回転可能なローラ72が複数、例えば24個だけ周方向に等距離離れて支持されている。この結果、これらローラ72は支持プレート71を介してシリンダ69に回転可能に支持されていることになる。
前記リング板68の内周面には半径方向内側に向かって延びる1個の弧状をした突出部75が一体形成され、この突出部75は円穴16の周面に形成された周方向に延びる弧状スリット76を貫通するとともに、その内周に内歯77が形成されている。78は支持爪27間で円穴16の周面に取付けられたモータであり、このモータ78の出力軸79には前記内歯77に噛み合う外歯車80が固定されている。この結果、前記モータ78が作動して出力軸79、外歯車80が回転すると、リング板68、シリンダ69、支持プレート71、ローラ72は一体となって回転するが、このとき、ローラ72がシリンダ69の作動により上昇してスティフナー37の張り出し部39に押し付けられていると、該ローラ72は張り出し部39上を転動して張り出し部39を傾斜部23に押し付ける。
そして、前記リング板68、ローラ72等が15度以上回転すると、全ての(24個の)ローラ72は張り出し部39全体をビードコア20の傾斜部23に押し付け、該張り出し部39を全周に亘って傾斜部23に圧着する。このようにすれば、ビードコア20が剛体からなる貼付け盤15上に搬入された後であっても、貼付け盤15側の張り出し部39を短時間で容易に傾斜部23に貼り付けることができる。前述したリング溝67、リング体69、シリンダ69、支持プレート71、ローラ72、モータ78、外歯車80は全体として、前記第2圧着手段66を構成する。なお、他の構成、作用は前記実施例1と同様である。
なお、前述の実施例においては、貼付け盤15、ビードコア20の中心軸は垂直軸に平行であったが、水平軸に平行であってもよい。また、前述の実施例においては、保持手段36を貼付け盤15、支持爪27、拡縮手段から構成したが、この発明においては、貼付け盤を省略し、ビードコアを半径方向内側から把持する複数の支持爪および拡縮手段から構成してもよい。このようにすれば、ビードコアの両側に配置された一対のローラあるいはブラダによって両張り出し部をビードコアの傾斜部に同時に圧着することができる。
さらに、前述の実施例においては、押出し機から押し出された直後の帯状をしたスティフナー37をビードコア20の周囲に供給するようにしたが、この発明においては、押出し機から押し出された直後の帯状をしたスティフナーの始、終端同士を接合して一旦円筒状とした後、基端を中心として先端同士が離隔するよう円錐状に拡開するとともに、この状態でビードの周囲に乗り移らせて貼り付けるようにしてもよい。
また、前述の実施例においては、ビードコア20をローラ47に対して回転させることで、これらビードコア20とローラ47とを相対的に回転させるようにしたが、この発明においては、ローラをビードコアに対して回転させることで、あるいは、ローラ、ビードコア双方を回転させることで、ローラとビードコアとを相対的に回転させるようにしてもよい。
この発明は、断面が六角形であるビードコアに対しスティフナーを圧着する産業分野に適用できる。
この発明の実施例1を示す一部破断正面図である。 図1のI−I矢視断面図である。 ビードコア近傍の破断正面図である。 この発明の実施例2を示すビードコア近傍の破断正面図である。
符号の説明
15…貼付け盤 20…ビードコア
21…直線部 22、23…傾斜部
36…保持手段 37…スティフナー
38、39…張り出し部 43、58…圧着手段
45…押し付け機構 47…ローラ
51…モータ 55…相対回転機構
59…リング溝 60…ブラダ
67…リング溝 68…リング板
69…昇降機構 72…ローラ
P…圧着位置

Claims (8)

  1. 断面が六角形で半径方向外側面が中心軸にほぼ平行に延びる直線部と該直線部の軸方向両端から半径方向内側に向かって斜め外側に傾斜した一対の傾斜部とから構成されたビードコアを保持手段によって圧着位置に保持する工程と、半径方向内端で軸方向両端部に半径方向内側に向かって徐々に薄肉となりながら延びる一対の張り出し部を有する未加硫ゴムからなるスティフナーをビードコアの周囲に貼り付けるとともに、前記張り出し部に対し圧着手段により軸方向力を付与して該張り出し部をビードコアの傾斜部に押し付け、該張り出し部をビードコアの傾斜部に全周に亘って圧着させる工程とを備えたことを特徴とするビードコアへのスティフナーの圧着方法。
  2. 断面が六角形で半径方向外側面が中心軸にほぼ平行に延びる直線部と該直線部の軸方向両端から半径方向内側に向かって斜め外側に傾斜した一対の傾斜部とから構成され、未加硫ゴムからなるスティフナーが周囲に貼り付けられるビードコアを圧着位置に保持する保持手段と、半径方向内端で軸方向両端部に半径方向内側に向かって徐々に薄肉となりながら延びる一対の張り出し部を有するスティフナーの張り出し部に軸方向力を付与して該張り出し部をビードコアの傾斜部に押し付け、該張り出し部をビードコアの傾斜部に全周に亘って圧着させる圧着手段とを備えたことを特徴とするビードコアへのスティフナーの圧着装置。
  3. 前記圧着手段を、張り出し部の外側面上を転動可能なローラと、該ローラに対し軸方向の押し付け力を付与することで、張り出し部を傾斜部に押し付ける押し付け機構と、前記ビードコアとローラとをビードコアの中心軸を中心として相対的に回転させる相対回転機構とから構成した請求項2記載のビードコアへのスティフナーの圧着装置。
  4. 前記相対回転機構は、前記保持手段、ビードコアを一体的にビードコアの中心軸回りに回転させるモータを有する請求項3記載のビードコアへのスティフナーの圧着装置。
  5. 帯状のスティフナーをビードコアの半径方向外側面に貼り付けることでスティフナーをビードコアに装着するようにしたとき、前記ローラによる張り出し部への押付けを、スティフナーがビードコアに貼り付けられた直後に行うようにした請求項2〜4記載のいずれかに記載のビードコアへのスティフナーの圧着装置。
  6. 前記保持手段が剛体からなりスティフナーが半径方向外側面に貼り付けられたビードコアが搬入される貼付け盤を有しているとき、前記圧着手段を、スティフナーの貼付け盤側張り出し部に対向する位置の貼付け盤に形成されたリング溝と、該リング溝に収納され膨張収縮可能なリング状ブラダとから構成し、該ブラダ内に流体を供給して膨張させることでスティフナーの貼付け盤側張り出し部をビードコアの傾斜面に同時に押し付けるようにした請求項2記載のビードコアへのスティフナーの圧着装置。
  7. 前記貼付け盤から離隔した側の張り出し部の外側面上を転動可能なローラと、該ローラに対し軸方向の押し付け力を付与することで、張り出し部を傾斜部に押し付ける押し付け機構と、前記貼付け盤、ビードコアとローラとをビードコアの中心軸を中心として相対的に回転させる相対回転機構とから構成された圧着手段をさらに設けた請求項6記載のビードコアへのスティフナーの圧着装置。
  8. 前記保持手段が剛体からなりスティフナーが半径方向外側面に貼り付けられたビードコアが搬入される貼付け盤を有しているとき、前記圧着手段を、スティフナーの貼付け盤側張り出し部に対向する位置の貼付け盤に形成されたリング溝と、該リング溝内に収納されリング溝の中心軸を中心に回転可能なリング板と、該リング板に設けられ周方向に離れた複数の昇降機構と、これら昇降機構に回転可能に支持され、スティフナーの貼付け盤側張り出し部の外側面上を転動可能な複数のローラとから構成し、昇降機構により全ローラを前記張り出し部に押し付けるとともに、リング板を回転させて、スティフナーの貼付け盤側張り出し部をビードコアの傾斜面に全周に亘って圧着するようにした請求項2記載のビードコアへのスティフナーの圧着装置。
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