JP2004202960A - ビードエイペックスジョイント装置及びジョイント方法 - Google Patents

ビードエイペックスジョイント装置及びジョイント方法 Download PDF

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    • B29D30/48Bead-rings or bead-cores; Treatment thereof prior to building the tyre
    • B29D2030/482Applying fillers or apexes to bead cores

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Abstract

【課題】簡単な構成によりビードコアの外周にエイペックスを均一かつ綺麗に貼付けることができるビードエイペックスジョイント装置を提供することを目的とする。
【解決手段】円環状のビードコア1の外周にエイペックスを貼付けてエイペックスの先端面と後端面とをジョイントする装置である。エイペックス形成用の連続状の帯状体3の先端部3aをビードコア1まで搬送する搬送機構4と、帯状体3をビードコア1へ圧着させる巻設機構5と、帯状体3を切断して所定長さのエイペックスとする後端部切断機構6と、エイペックスの後端部を保持しビードコア1の回転に同調して後端部をビードコア1へ直線的に搬送する後端部挟持機構7と、を具備するものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビードエイペックスジョイント装置及びジョイント方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用のゴム製タイヤの製造において、タイヤの構成部材であるリング状のビードコア(ビードリング)の外周に、横断面形状が細長い(高さが高い)略三角形のゴム部材であるエイペックスを貼付ける工程がある。
そして、エイペックスをビードコアに貼付ける従来のジョイント装置は、図9に示すように、エイペックス形成用の連続状の帯状体をその先端部から、回転するビードコア42に一部を残して巻付け、帯状体を切断して所定長さのエイペックス41とし、その後、ビードコア42を回転させながら、エイペックス41の後端部43を矢印mに示すように、ある支点を揺動中心として揺動させ、エイペックス41の後端部43側をビードコア42に貼付け、エイペックス41の先端面と後端面とを口閉じさせるよう構成している(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−291261号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のようなエイペックス41の後端部43を揺動によりジョイントさせる装置では、ビードコア42の回転とエイペックス41の後端部43の揺動とを、動作開始時から途中さらに終了時まで精度よく同調させることは非常に難しいという問題点がある。これは、ビードコア42の回転はモータ等の回転駆動機構により行われ、エイペックス41の揺動はエアシリンダ等の直線駆動機構により行われるためである。つまり、エイペックス41を揺動させる直線駆動機構を等速度で作動させても、エイペックス41の揺動は全ストロークにおいて一定速度とならないからである。そして、ビードコア42の回転とエイペックス41の揺動とが同調しないため、この貼付動作により、エイペックス41のビードコア42への密着度が周方向において不均一となり、エイペックス41のボリューム差が生じ、その結果として製造されるゴム製タイヤの品質を低下させてしまう。
【0005】
そこで本発明は、簡単な構成によりビードコアの外周にエイペックスを均一かつ綺麗に貼付けることができるビードエイペックスジョイント装置及びジョイント方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係るビードエイペックスジョイント装置は、円環状のビードコアの外周にエイペックスを貼付けて該エイペックスの先端面と後端面とをジョイントするビードエイペックスジョイント装置であって、エイペックス形成用の連続状の帯状体の先端部を上記ビードコアまで搬送する搬送機構と、該帯状体を該ビードコアへ圧着させる巻設機構と、該帯状体を切断して所定長さの上記エイペックスとする後端部切断機構と、該エイペックスの後端部を保持し該ビードコアの回転に同調して該後端部を該ビードコアへ直線的に搬送する後端部挟持機構と、を具備するものである。
また、上記後端部挟持機構は、上記後端部切断機構による切断の際に、上記エイペックスの上記後端部となる上記帯状体の部位を、保持すると共に切断後該エイペックスの該後端部を保持し上記ビードコアの外周部へ直線的に搬送するよう構成している。
また、上記後端部挟持機構が、上記ビードコアへ搬送された上記エイペックスの上記後端部を該ビードコアへ押圧する押圧手段を備えている。
また、上記ビードコアに巻設された上記帯状体の上記先端部側を切断する先端部切断機構と、該ビードコアに巻設された上記エイペックスを両側面から挟んで押圧し該エイペックスの上記先端面と上記後端面とを口閉じさせるジョイント機構と、を具備するものである。
【0007】
上述の目的を達成するために、本発明に係るビードエイペックスジョイント方法は、円環状のビードコアの外周にエイペックスを貼付けて該エイペックスの先端面と後端面とをジョイントするビードエイペックスジョイント方法であって、上記ビードコアを回転させながらエイペックス形成用の連続状の帯状体をその先端部から該ビードコアに巻設させ、該帯状体を該ビードコアに圧着させ、該帯状体を所定長さに切断して上記エイペックスとし、該エイペックスの後端部を保持し該ビードコアの回転に同調して該後端部を該ビードコアへ直線的に搬送し、該後端部を該ビードコアへ押圧して該後端部を該ビードコアへ密着させる。
また、上記ビードコアに巻設された上記帯状体の上記先端部側を切断してから該帯状体を所定長さの上記エイペックスに切断し、上記エイペックスの後端部を該ビードコアへ搬送してから該エイペックスを両側面から挟んで押圧し、該エイペックスの上記先端面と上記後端面とを口閉じさせる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図示の実施の形態に基づき、本発明を詳説する。
【0009】
図1から図4は、本発明に係るビードエイペックスジョイント装置の簡略化した側面図であり、この装置は、円環状のビードコア1(ビードリング)の外周に横断面形状が細長い略三角形のゴム部材であるエイペックス2を貼付けてエイペックス2の端面同士(先端面11と後端面12と)をジョイントするものである。
この装置は、リング状のビードコア1を略円盤状のフォーマー26に外嵌取着させ、フォマー26の中心軸を回転軸Cとしてフォーマー26を回転させてビードコア1を回転させ、エイペックス形成用の連続状の帯状体3(貼付途中において帯状体3を切断して所定長さにしたエイペックス2)を帯状体3の先端部3a側からビードコア1へ巻設し貼付けるものである。
【0010】
具体的に説明すると、この装置は、エイペックス形成用の連続状の帯状体3の先端部3aをビードコア1の外周部まで搬送する搬送機構4と、帯状体3をビードコア1へ圧着させる巻設機構5と、連続状の帯状体3を切断して所定長さのエイペックス2とする後端部切断機構6と、後端部切断機構6による切断の際に、切断されるとエイペックス2の後端部2bとなる帯状体3の部位を、保持すると共に切断後エイペックス2の後端部2bを保持しビードコア1の回転に終始同調してエイペックス2の後端部2bをビードコア1の外周部へ直線的に搬送する後端部挟持機構7と、を具備している。
【0011】
さらに、この装置は、ビードコア1に全周のうちの一部を残して巻設された帯状体3の先端部3a側を切断してジョイント面を整える先端部切断機構9と、ビードコア1に全周が巻設されたエイペックス2を両側面から挟んで押圧しエイペックス2の先端面11と後端面12とを口閉じさせるジョイント機構10と、を具備している。
なお、以下の説明において、ビードコア1が帯状体3(エイペックス2)を巻設する回転方向───図2の矢印R方向───を正回転方向とし、帯状体3の先端部3aがビードコア1へ搬送され当接し貼付けが開始される点を基点21とし、基点21から上記正回転方向側を前方側と呼ぶ。
【0012】
まず、搬送機構4について説明すると、搬送機構4は、連続状の帯状体3をビードコア1の外周面(基点21)まで接線方向に直線的に搬送するガイド体14を備え、ガイド体14は、図1と図2に示すように、矢印aと矢印bとに示すように、図外の流体シリンダ等の往復動手段により直線的に前進後退するよう構成されている。そして、ガイド体14の動作は、前進してビードコア1に接近し先端部3aをビードコア1に当接させ、帯状体3がビードコア1の回転により巻き始められると、後退してビードコア1から離間し待機位置に戻る。
【0013】
巻設機構5は、基点21の直ぐ前方側のビードコア1外周面において、帯状体3をビードコア1へ圧着させるものであり、ビードコア1に当接し外周面に載せられた帯状体3を直ぐにビードコア1へ貼付けることができ、帯状体3の弛みを防止している。巻設機構5は、帯状体3を両側面から挟んで保持してビードコア1方向(内方)へ押圧する一対の円盤状フィッティングローラ15,15を備えている。このフィッティングローラ15,15は、帯状体3に対して図外の流体シリンダ等の往復動手段により接近離間自在としている。
【0014】
後端部切断機構6は、ビードコア1へ巻設されていく途中にある帯状体3の所定位置を切断する図示省略のカッター手段を備えており、その帯状体3の所定位置とは、ビードコア1の周長に対応する長さとなる部位である。そして、後端部切断機構6のカッター手段による切断は、図3に示すように、ビードコア1にまだ貼付けられていない帯状体3の後方側部位にて行われる。つまり、待機位置にある搬送機構4のガイド体14の繰り出し口16から出た直後の帯状体3の部位が切断されることとなる。なお、後端部切断機構6による切断は、帯状体3の長手方向に対して傾斜した方向に沿って行われ、その切断面が帯状体3の長手方向に対して傾斜した面となる。
【0015】
次に、後端部挟持機構7は、図3と、図5の要部正面図に示すように、後端部切断機構6による帯状体3の切断位置よりも帯状体3の先端部3a側を両側面から挟持して保持するグリップ部17を備えている。グリップ部17は一対のチャック30,30を有し、チャック30,30は図外の流体シリンダ等により帯状体3を挟持・解除自在とされ、帯状体3の形状に対応して、先端に向かって相互が拡大開口状となるよう傾斜している。つまり、チャック30,30は、帯状体3を面により接触して挟持するため、帯状体3に傷を付けることがない。
【0016】
そして、後端部挟持機構7は、上述のとおり、切断機構6による帯状体3の切断位置よりも帯状体3の先端部3a側を保持しているため、帯状体3が所定位置にて切断されるとそのままエイペックス2の後端部2bを挟持することとなる。後端部挟持機構7は、後端部切断機構6による切断の際から帯状体3を保持しているため、切断が確実かつ綺麗に行われる。つまり、この後端部挟持機構7は、カット押さえ機能と(後述する)搬送機能とを備えている。また、後端部切断機構6による帯状体3の切断は、後端部挟持機構7による帯状体3の保持部の直ぐ近傍部にて行わせるため、グリップ部17には、図示省略するが、後端部切断機構6のカッター手段の一部が通過できる切欠部を形成している。
【0017】
そして、そのままグリップ部17がエイペックス2の後端部2bを保持し、後端部挟持機構7が有する直線駆動手段18により、後端部2bをビードコア1へ直線的に水平方向(ビードコア1の略接線方向)に搬送する。なお、直線駆動手段18は、直線駆動手段18による搬送方向が搬送機構4のガイド体14による帯状体3の搬送方向と平行となるよう配設されている。また、グリップ部17は、帯状体3を挟持しない状態では図1と図2のように帯状体3から離れた待機位置に待機しており、後端部挟持機構7が有する流体シリンダ等による往復駆動手段25によってグリップ部17は待機位置と保持位置とに切り替え自在である。
【0018】
直線駆動手段18の構成を説明すると、図1〜図4に示すように、サーボモータ19と、サーボモータ19によりその軸心周りに正逆回転自在のボールネジ用雄ネジ杆20と、雄ネジ杆20に螺合するボールネジユニット22と、雄ネジ杆20の軸心方向を長手方向とする直線ガイド部材23と、ボールネジユニット22に一端部側が接続固定されボールネジユニット22の移動により直線ガイド部材23にガイドされて移動自在のスライド連結部材24と、を備えており、スライド連結部材24の他端部側に上記往復駆動手段25及びグリップ部17が接続されている。そして、サーボモータ19の回転により、グリップ部17が前進し、エイペックス2の後端部2bを挟持してビードコア1へ搬送可能となる。
【0019】
さらに説明すると、本発明において、サーボモータ19を使用することにより、その回転数が精度よく制御可能とされ、かつ、ボールネジを有するユニット22によりサーボモータ19の回転に応じて精度よくグリップ部17を移動させることができる。その結果、ビードコア1を外嵌保持するフォーマー26の回転に対して、同期するよう高精度に(フォーマー26の回転速度と後端部挟持機構7の直線搬送速度とを適切な速度比率に)制御してエイペックス2の後端部2bをビードコア1まで搬送し、貼付け、及びジョイントが可能となる。
【0020】
さらに、後端部挟持機構7は、ビードコア1へ搬送されたエイペックス2の後端部2bをビードコア1へ押圧する押圧手段8を備えている。押圧手段8は、図6に示すように、グリップ部17により挟持したエイペックス2の後端部2bを、ビードコア1の外周面に当接させた状態から、さらにビードコア1の内方(中心方向:矢印d方向)へ押し下げるよう構成したものであり、上記往復駆動手段25が押圧手段8を兼ねている。これによれば、ビードコア1に巻設されたエイペックス2の後端部2bは、単にビードコア1に載置状となって貼付けられるのではなく、後端部2bの内周側部のビードコア1への密着度を強めることができる。
【0021】
先端部切断機構9について説明すると、ビードコア1の停止状態でビードコア1に貼付けられた帯状体3の先端部3a側を切断するものであり、ビードコア1外周において基点21より略270 °前方側(正回転方向側)の位置に配設されたものである。そして、ビードコア1全外周のうちの一部を残して(一周弱)巻設させた帯状体3の先端部3aを図示省略のカッター手段により所定形状、所定角度に切断してエイペックス2の先端面11とするよう構成されたものである。
【0022】
次に、ジョイント機構10は、巻設機構5の前方側に配設されており、図7のジョイント機構10の正面図に示すように、相互が接近して閉動作しエイペックス2の両側面を挟持するよう配設された一対の円錐台形状の整形ローラ(シゴキローラ)27,27を有している。エイペックス2が全周に渡ってビードコア1に貼付けられた状態において、先端面11と後端面12とによるジョイント部の外径側部が口開きしていても、この整形ローラ27,27は、エイペックス2の先端部3aと後端部2bとの外径側部を押圧し引き延ばし状として口閉じするよう構成されている。なお、この口閉じ作業は、予め先端部切断機構9によりエイペックス2を引き延ばすことなく口閉じできる長さ、形状及び角度に切断されているため、このジョイント機構10による押圧作業は、エイペックス2のボリュームを減らして引き延ばすことなく、整形により口閉じできる。
【0023】
ジョイント機構10の整形ローラ27,27は、ベアリングにより滑らかに自由に回転できるよう構成されており、さらに、各整形ローラ27は、その軸心Lの傾斜角度を変更自在としている。これにより、エイペックス2の横断面形状が変更となってもその形状に応じてローラ面がエイペックス2に当接可能である。また、両整形ローラ27,27は、図示省略の往復駆動手段により、相互が接近・離間するよう構成されており、さらに、この整形ローラ27は取り替えて形状を変更できる。
【0024】
さらに、本発明に係るジョイント装置は、ジョイント機構10より前方側の近傍位置に、エイペックス2の先端面11と後端面12とのジョイント部の接合状態を検査するジョイント部検査機構13を具備している。この検査機構13は、図8に示すように、ビードコア1に貼付けられ先端面11と後端面12とがジョイントされたエイペックス2を両面側から挟むよう配設される投受光型のエリアセンサ28を有している。これによれば、ジョイントされて直ぐのエイペックス2の口開きや径方向の段差等の欠陥をビードコア1を回転させることにより検出できる。
【0025】
次に、上記ジョイント装置による円環状のビードコア1の外周にエイペックス2を貼付けてエイペックス2の先端面11と後端面12とをジョイントするビードエイペックスジョイント方法について説明する。
まず、図1に示すように、エイペックス形成用の連続状の帯状体3の先端部3aを搬送機構4によりビードコア1の基点21まで搬送する。そして、ビードコア1が正回転方向に回転すると共に帯状体3が連続的に繰り出され、帯状体3はその先端部3aからビードコア1に巻設され貼付けられる。そして、貼付開始された帯状体3は、その後直ぐに巻設機構5により押さえられてビードコア1に圧着され貼付けられる。さらにこの際、ジョイント機構10の整形ローラ27,27が帯状体3に接近し帯状体3の両側面に当接する。
【0026】
そして、帯状体3がビードコア1の全外周のうちの一部を残して巻設された状態(図2の状態)となってビードコア1の回転が一旦停止する。つまり、帯状体3をビードコア1の全周のうちの75%〜80%程度貼付けた状態で回転が停止する。この停止状態において、ビードコア1に、一部を残して巻設された帯状体3の先端部3a側を、先端部切断機構9の図2の矢印e方向の押し切り動作により切断し、その後、図3に示すように、後端部切断機構6の動作により帯状体3を所定長さのエイペックス2に切断する。
【0027】
先端部切断機構9の切断刃は、エイペックス2の先端面11と後端面12とのジョイント部が綺麗に接合できる様に所定の角度で設定されている。この角度設定は一度行えばよく、後の繰り返し作業において再度調整することなくそのまま使用できる。さらに、切断され不要となったカット部29は、先端部切断機構9の近傍に別途配設した図外のチャック機構により外部に除去される。
また、後端部切断機構6による切断は、図3に示すように、後端部挟持機構7のグリップ部17が矢印fに示すように帯状体3へ接近し、切断されるとエイペックス2の後端部2bとなる帯状体3の所定部位を、後端部挟持機構7のグリップ部17が保持(挟持)して行われる。
【0028】
そして、帯状体3が所定長さのエイペックス2として切断されると、後端部挟持機構7のグリップ部17がエイペックス2の後端部2bを保持したままの状態となる。その後、ビードコア1の正回転方向の回転が再開され、図4に示すように、グリップ部17がエイペックス2の後端部2bを保持し、ビードコア1の回転量とボールネジユニット22の前進量とを精度よく常時同調させて後端部2bをビードコア1へ直線的に搬送し(矢印g)、後端部2bがビードコア1に当接後、グリップ部17が後端部2bを挟持したまま、後端部2bをビードコア1へ押圧手段8(往復駆動手段25)にて押圧して後端部2bをビードコア1へ圧着させる。なお、後端部挟持機構7の前進動作に伴い、巻設機構5は干渉をさけるため上昇してビードコア1から離れる。
【0029】
その後、後端部挟持機構7のグリップ部17は開動作してエイペックス2の挟持を解除し、上昇してビードコアから離れる。そして、全周にわたってエイペックス2が貼付けられたビードコア1は正回転方向に回転し、図4に示すように、ジョイント機構10によりエイペックス2を両側面から挟んで押圧し、エイペックス2の先端面11と後端面12とを口閉じさせる。そして、口閉じされたジョイント部は、ジョイント部検査機構13により検査が行われ、終了後、これらが上昇してエイペックス2から離れ、エイペックス2の貼付け・ジョイントが完了する。
【0030】
【発明の効果】
本発明は上述の構成により次のような効果を奏する。
【0031】
(請求項1によれば)自動的に帯状体3をその先端部3aからビードコア1へ巻設させ圧着させることができ、ビードコア1の外周長に対応した長さのエイペックス2をビードコア1へ貼付けることができる。エイペックス2の後端部2bを直線移動させるため、ビードコア1の回転動作とエイペックス2の後端部2bのビードコア1への接近動作とが、動作開始時から終了時まで確実に同調し、均一なボリュームでかつ綺麗にエイペックス2をビードコア1へ貼付けることができる。その結果、完成タイヤの品質を安定させることができる。
【0032】
(請求項2によれば)後端部挟持機構7は、カット押さえ機能と搬送機能とを備えており、後端部切断機構6による切断の際、後端部挟持機構7が帯状体3を保持しているため、切断が確実かつ綺麗に行われる。
(請求項3によれば)後端部挟持機構7がエイペックス2の後端部2bを保持してビードコア1まで搬送した後に、他の機構により持ちかえることなく、そのままその後端部2bをビードコア1へ押圧して密着度を高め、綺麗かつ確実にエイペックス2をビードコア1へ貼付けることができる。
(請求項4によれば)エイペックス2の貼付けによるエイペックス2の伸ばされ代に合わせて、予め帯状体3の先端部3a側を切断してジョイント面を整えることができるため、エイペックス2の先端面11と後端面12とが綺麗にジョイントでき、その結果、より一層品質の良いゴム製タイヤを製造することができる。
また、エイペックス2がビードコア1に巻設された状態で、エイペックス2の先端面11と後端面12との間にたとえ微小隙間があっても、その隙間を確実に口閉じさせることができる。
【0033】
(請求項5によれば)帯状体3をその先端部3aからビードコア1へ巻設させ圧着させることができ、ビードコア1の外周長に対応した長さのエイペックス2をビードコア1へ貼付けることができる。
エイペックス2の後端部2bは直線的に移動するため、ビードコア1の回転動作とエイペックス2の後端部2bのビードコア1への接近動作とが、動作開始時から終了時まで確実に同調し、均一なボリュームでかつ綺麗にエイペックス2をビードコア1へ貼付けることができる。
さらに、エイペックス2の後端部2bを保持してビードコア1まで搬送した後に、そのままその後端部2bをビードコア1へ圧着させることができ、綺麗かつ確実にエイペックス2をビードコア1へ貼付けることができる。その結果、完成タイヤの品質を安定させることができる。
【0034】
(請求項6によれば)エイペックス2の貼付けによるエイペックス2の伸ばされ代に合わせて、予め帯状体3の先端部3a側を切断してジョイント面を整えるため、エイペックス2の先端面11と後端面12とが綺麗にジョイントでき、その結果、より一層品質の良いゴム製タイヤを製造することができる。
また、エイペックス2がビードコア1に巻設された状態で、エイペックス2の先端面11と後端面12との間にたとえ微小隙間があっても、その隙間を確実に口閉じさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジョイント装置の実施の一形態を示す側面図である。
【図2】ビードコアに帯状体が巻設されていく状態を説明するジョイント装置の側面図である。
【図3】帯状体を所定長さに切断する状態を説明するジョイント装置の側面図である。
【図4】エイペックスのジョイントを説明するジョイント装置の側面図である。
【図5】後端部挟持機構の要部正面図である。
【図6】押圧手段によるエイペックス後端部の圧着作業を説明する要部側面図である。
【図7】ジョイント機構の正面図である。
【図8】ジョイント部検査機構の正面図である。
【図9】従来のジョイント装置によるエイペックスのジョイント動作を説明する側面図である。
【符号の説明】
1 ビードコア
2 エイペックス
2b 後端部
3 帯状体
3a 先端部
4 搬送機構
5 巻設機構
6 後端部切断機構
7 後端部挟持機構
8 押圧手段
9 先端部切断機構
10 ジョイント機構
11 先端面
12 後端面

Claims (6)

  1. 円環状のビードコア(1)の外周にエイペックス(2)を貼付けて該エイペックス(2)の先端面(11)と後端面(12)とをジョイントするビードエイペックスジョイント装置であって、エイペックス形成用の連続状の帯状体(3)の先端部(3a)を上記ビードコア(1)まで搬送する搬送機構(4)と、該帯状体(3)を該ビードコア(1)へ圧着させる巻設機構(5)と、該帯状体(3)を切断して所定長さの上記エイペックス(2)とする後端部切断機構(6)と、該エイペックス(2)の後端部(2b)を保持し該ビードコア(1)の回転に同調して該後端部(2b)を該ビードコア(1)へ直線的に搬送する後端部挟持機構(7)と、を具備することを特徴とするビードエイペックスジョイント装置。
  2. 上記後端部挟持機構(7)は、上記後端部切断機構(6)による切断の際に、上記エイペックス(2)の上記後端部(2b)となる上記帯状体(3)の部位を、保持すると共に、切断後該エイペックス(2)の該後端部(2b)を保持し上記ビードコア(1)の外周部へ直線的に搬送するよう構成した請求項1記載のビードエイペックスジョイント装置。
  3. 上記後端部挟持機構(7)が、上記ビードコア(1)へ搬送された上記エイペックス(2)の上記後端部(2b)を該ビードコア(1)へ押圧する押圧手段(8)を備えた請求項1又は2記載のビードエイペックスジョイント装置。
  4. 上記ビードコア(1)に巻設された上記帯状体(3)の上記先端部(3a)側を切断する先端部切断機構(9)と、該ビードコア(1)に巻設された上記エイペックス(2)を両側面から挟んで押圧し該エイペックス(2)の上記先端面(11)と上記後端面(12)とを口閉じさせるジョイント機構(10)と、を具備する請求項1,2又は3記載のビードエイペックスジョイント装置。
  5. 円環状のビードコア(1)の外周にエイペックス(2)を貼付けて該エイペックス(2)の先端面(11)と後端面(12)とをジョイントするビードエイペックスジョイント方法であって、上記ビードコア(1)を回転させながらエイペックス形成用の連続状の帯状体(3)をその先端部(3a)から該ビードコア(1)に巻設させ、該帯状体(3)を該ビードコア(1)に圧着させ、該帯状体(3)を所定長さに切断して上記エイペックス(2)とし、該エイペックス(2)の後端部(2b)を保持し該ビードコア(1)の回転に同調して該後端部(2b)を該ビードコア(1)へ直線的に搬送し、該後端部(2b)を該ビードコア(1)へ押圧して該後端部(2b)を該ビードコア(1)へ密着させることを特徴とするビードエイペックスジョイント方法。
  6. 上記ビードコア(1)に巻設された上記帯状体(3)の上記先端部(3a)側を切断してから該帯状体(3)を所定長さの上記エイペックス(2)に切断し、上記エイペックス(2)の後端部(2b)を該ビードコア(1)へ搬送してから該エイペックス(2)を両側面から挟んで押圧し、該エイペックス(2)の上記先端面(11)と上記後端面(12)とを口閉じさせる請求項5記載のビードエイペックスジョイント方法。
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