JP5603165B2 - 環状部材の製造装置及び製造方法 - Google Patents

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本発明は、巻付部材を成形ドラムに環状に巻き付けて、成形ドラムの外周に環状部材を製造する環状部材の製造装置及び製造方法に関する。
タイヤを製造するときには、巻付部材として、ベルトや未加硫トレッド等のタイヤ構成部材を成形ドラムに巻き付け、製造後の環状部材を被成形体に配置して、未加硫タイヤを成形することが行われている。
図7は、従来の未加硫タイヤの成形工程を示す要部側面図である。
未加硫タイヤの成形時には、図示のように、まず、成形ドラム100の外周にベルト111(図7A参照)を巻き付ける。ベルト111は、内部のスチールコードが成形ドラム100内のマグネット(図示せず)に引き付けられて、成形ドラム100に保持される。
次に、帯状の未加硫トレッド112を供給装置101から成形ドラム100へ供給し、未加硫トレッド112の先端部をベルト111に押し付けて圧着し、ゴムの粘着力により、未加硫トレッド112をベルト111に保持させる。続いて、成形ドラム100を回転させて(図7B参照)、未加硫トレッド112を成形ドラム100に1周巻き付け、未加硫トレッド112の端部同士を接合して(図7C参照)、環状のベルト・トレッド部材110を製造する。その後、ベルト・トレッド部材110を、保持装置により保持して成形ドラム100から取り外し、被成形体の外周に配置して、未加硫タイヤを成形する。
これに対し、例えば、二輪車用タイヤの製造時には、ベルト111を成形ドラム100に巻き付けずに、未加硫トレッド112を成形ドラム100に直接巻き付けて、環状のトレッド部材を成形することがある。この二輪車用タイヤでは、成形ドラム100を拡径させて環状のトレッド部材を拡張し、トレッド部材を外周から吸着して保持する。また、トレッド部材を、環状の形状を維持して搬送し、被成形体に配置して未加硫タイヤを成形する。ところが、未加硫トレッド112は、内部にスチールコードを有さない未加硫ゴムからなるため、成形ドラム100にマグネットを設けても、成形ドラム100に保持できない。そのため、未加硫トレッド112は、ベルト111等の他のタイヤ構成部材を成形ドラム100に配置せずに、成形ドラム100に巻き付けるのは困難である。
一方、成形ドラム100の表面に粘性(タック)を付与することで、未加硫トレッド112を成形ドラム100に保持して巻き付けることができる。ただし、このようにすると、成形ドラム100に未加硫トレッド112が強く付着して、環状のトレッド部材を成形ドラム100から取り外し難くなる。併せて、トレッド部材の拡張時に、付着の程度に応じてトレッド部材の拡張に伴う伸びが部分的に変化して、トレッド部材の伸びにバラツキが生じる虞もある。従って、未加硫トレッド112は、伸びのバラツキを抑制しつつ、成形ドラム100との剥離性を確保する観点から、粘性を有さない成形ドラム100を使用して、環状に形成するのが望ましい。
これに対し、従来、複数の係止爪を内部から外部に突出させて、係止爪でタイヤ構成部材を刺すことで、シート状のタイヤ構成部材を保持するようにした成形ドラムが知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、この従来の成形ドラムは、構成が複雑になるとともに、保持できるタイヤ構成部材が制約されて、成形ドラムの汎用性が低くなる傾向がある。また、未加硫トレッド112は、厚さ、重量、硬さ等の特性上、係止爪を刺して保持するのは難しい。
また、従来、成形ドラムに取り付けた固定部材を回転させて、タイヤ構成部材を固定部材で挟み込んで固定した状態で、タイヤ構成部材を外周面に巻き付ける成形ドラムが知られている(特許文献2参照)。
ただし、この従来の成形ドラムでは、成形ドラムの構成が複雑になり、成形ドラムを含む製造装置本体が大型化する虞がある。また、既存の装置に適用するときには、成形ドラム毎に改造を要するため、実施のためのコストも増加する。
更に、従来、外周面に形成した複数の吸引孔により、タイヤ構成部材を吸引して保持し、タイヤ構成部材を外周に巻き付ける成形ドラムも知られている(特許文献3、4、5参照)。
しかしながら、これら従来の成形ドラムでは、未加硫トレッド112のような部材を確実に保持するのは難しく、巻き付けられるタイヤ構成部材が制限される。また、吸引装置や配管等を設ける必要があるため、成形ドラムの構成が複雑になり、成形ドラムに充分な汎用性を確保するのは難しい。加えて、装置全体が大型化するとともに、既存の装置に適用するときには、成形ドラム等の大幅な改造が必要となるため、実施に困難が伴う。
なお、成形ドラムは、各種の巻付部材を未加硫トレッド112と同様に巻き付けて、各種の環状部材を製造するときにも使用される。このような環状部材を製造するときにも、上記した各問題に対処しつつ、円滑かつ精度のよい環状部材の製造を実現する必要がある。そのため、巻付部材は、その種類や形状等の制約を受けずに、確実に成形ドラムに保持して巻き付けることが要求されている。
特開2006−264049号公報 特開2006−289704号公報 特開2003−154580号公報 特開2006−192895号公報 特開2007−223088号公報
本発明は、このような従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、成形ドラムの構成が複雑になるのを抑制して成形ドラムの汎用性を確保しつつ、巻付部材を確実に成形ドラムに保持して巻き付けられるようにし、環状部材を円滑に精度よく製造することである。
本発明は、成形ドラムと、成形ドラムへ巻付部材を供給する供給手段とを備え、供給手段から供給される巻付部材を先端部から成形ドラムに環状に巻き付けて環状部材を製造する環状部材の製造装置であって、成形ドラムに固定されて、巻付部材の先端部を成形ドラムに押さえる押さえ部材と、成形ドラムを回転させて、押さえ部材により先端部が押さえられた巻付部材を成形ドラムに巻き付ける回転手段と、押さえ部材を、巻付部材の先端部を押さえる成形ドラム上の固定位置と成形ドラムから離れた離間位置との間で移動させる移動手段と、移動手段を制御して、押さえ部材を、巻付部材の先端部が成形ドラムに供給されたときに固定位置に移動させ、巻付部材の巻き付けが終了したときに離間位置に移動させる制御手段と、離間位置の押さえ部材を変位させて、押さえ部材の位置を規定位置に補正する位置補正手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、巻付部材を成形ドラムに環状に巻き付けて環状部材を製造する環状部材の製造方法であって、成形ドラムへ巻付部材を供給する工程と、押さえ部材を成形ドラムの固定位置に固定して、押さえ部材により、成形ドラムに供給された巻付部材の先端部を押さえる工程と、成形ドラムを回転させて、押さえ部材により先端部が押さえられた巻付部材を成形ドラムに巻き付ける工程と、巻付部材の巻き付けが終了したときに、押さえ部材を成形ドラムから離れた離間位置に移動させる工程と、離間位置に移動させた押さえ部材を変位させて、押さえ部材の位置を規定位置に補正する工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、成形ドラムの構成が複雑になるのを抑制して成形ドラムの汎用性を確保しつつ、巻付部材を確実に成形ドラムに保持して巻き付けることができ、環状部材を円滑に精度よく製造できる。
本実施形態のトレッド部材の製造装置の概略構成を示す側面図である。 未加硫トレッドの接合手段を拡大して示す図である。 可動部材を回転させたトレッド部材の製造装置を示す側面図である。 未加硫トレッドの保持手段を図1の矢印X方向から見た正面図である。 押さえ部材の位置補正手段を図4の矢印Z方向から見た側面図である。 トレッド部材の製造過程を順に示す側面図である。 従来の未加硫タイヤの成形工程を示す要部側面図である。
以下、本発明の環状部材の製造装置と製造方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の環状部材の製造装置と製造方法は、成形ドラムを使用し、巻付部材を先端部から成形ドラムに巻き付けて環状に成形し、成形ドラム上に、巻付部材からなる環状部材を製造する。本実施形態では、巻付部材が未加硫トレッドであり、環状部材が環状のトレッド部材である場合を例に採り説明する。即ち、この環状部材の製造装置は、トレッド部材の製造装置であり、帯状の未加硫トレッドを成形ドラムに直接巻き付け、未加硫トレッドからなる環状のトレッド部材を製造する。
図1は、本実施形態のトレッド部材の製造装置(以下、単に製造装置という)の概略構成を示す側面図であり、一部を透視して点線で示している。
製造装置1は、図示のように、軸線が水平に配置された成形ドラム2と、成形ドラム2の上方に配置された未加硫トレッド70の供給手段3と、装置全体を制御する制御装置10とを備えている。また、製造装置1は、未加硫トレッド70の先端部と後端部を接合する接合手段20と、未加硫トレッド70の先端部を成形ドラム2に保持するための保持手段30とを備えている。接合手段20と保持手段30は、供給手段3の先端部に設置されて供給手段3と一体に移動し、成形ドラム2の上方に配置される。
成形ドラム2は、トレッド部材の製造時に、未加硫トレッド70を支持する支持体であり、外周に環状(ここでは円筒状)に配置される未加硫トレッド70を保持して、トレッド部材を環状に成形する。この成形ドラム2は、回転手段である駆動装置(図示せず)により支持され、駆動装置に設けられたモータ等の駆動源と、その回転動力の伝達機構により回転駆動される。これにより、成形ドラム2は、軸線周りに所定の回転速度で回転(図1の矢印R)して任意の回転角で停止する。また、成形ドラム2は、外周が、半径方向に変位可能な複数のセグメント(図示せず)からなり、複数のセグメントが、内部の拡縮機構により駆動されて、半径方向の外側と内側に同期して移動する。これにより、成形ドラム2は、外周が拡径及び縮径して任意の外径に設定される。
供給手段3は、長尺な未加硫トレッド70を長手方向に搬送する搬送装置3Aと、搬送装置3Aを駆動して未加硫トレッド70を搬送させる駆動装置(図示せず)とを有する。搬送装置3Aは、例えば、駆動装置により無端状のベルトが循環駆動されるベルトコンベヤからなり、駆動装置により駆動されて、上面に載せられた未加硫トレッド70を所定速度で搬送する。また、搬送装置3Aは、一端部が、成形ドラム2の上方に、かつ、成形ドラム2との間に未加硫トレッド70と後述する押さえ部材40が通過可能な隙間を開けて設置され、この一端部から斜め上方に向かって配置される。供給手段3は、搬送装置3Aにより、未加硫トレッド70を成形ドラム2へ向かって搬送して、成形ドラム2へ未加硫トレッド70を供給(図1の矢印K)する。その際、供給手段3は、未加硫トレッド70を、斜め上方から、成形ドラム2の外周の接線方向に沿って供給するとともに、未加硫トレッド70を成形ドラム2への巻き付け動作に同期して供給する。
ここで、未加硫トレッド70は、帯状に形成された未加硫ゴム部材であり、予め所定の形状及び寸法に形成されて供給手段3に送られる。この未加硫トレッド70は、例えば、押出機により押出成形した未加硫ゴムをカッターで切断することで、製造するトレッド部材の形状及び周長に応じた形状及び長さに形成される。製造装置1は、成形ドラム2を回転させつつ、供給手段3から供給される未加硫トレッド70を、供給の先端部から順に、回転する成形ドラム2の外周に、周方向に沿って1周配置する。製造装置1は、未加硫トレッド70を成形ドラム2に環状に巻き付けた後、未加硫トレッド70の先端部と後端部とを、接合手段20により接合して、環状のトレッド部材を製造する。
製造装置1は、供給手段3の先端部に、搬送装置3Aの両側面に各々固定された一対の固定部材(側板)4と、一対の固定部材4の間に固定された連結部材5とを有する。連結部材5は、一対の固定部材4間から成形ドラム2の上方に向かって突出し、先端部に接合手段20が取り付けられて、接合手段20を固定部材4に連結する。接合手段20は、連結部材5により、成形ドラム2の外周に対向するとともに、成形ドラム2へ供給される未加硫トレッド70に接触しないように、成形ドラム2の外周から離して配置される。ここでは、接合手段20は、成形ドラム2の軸線の上方に、かつ、成形ドラム2の軸線方向(幅方向)の中央部に配置される。また、接合手段20は、成形ドラム2の半径方向外側から未加硫トレッド70を押圧して接合する押圧機構を有する。
図2は、未加硫トレッド70の接合手段20を拡大して示す図であり、図2Aは図1に対応する側面図、図2Bは図2Aの矢印Y方向から見た正面図である。また、図2には、成形ドラム2と、成形ドラム2への巻き付けが終了して、接合する段階の未加硫トレッド70(環状のトレッド部材71)も断面で示している。
接合手段20は、図示のように、連結部材5に取り付けられたシリンダ22、及び、シリンダ22から進退するピストンロッド23からなるピストン・シリンダ機構21を有する。また、接合手段20は、矩形板状の押圧部材24を有し、押圧部材24が、ピストンロッド23の先端に固定されて、未加硫トレッド70の接合部72に対向して配置される。
未加硫トレッド70は、成形ドラム2に1周巻き付けられて、接合部72で、先端部と後端部とが、重ね合わせて、又は、突き合わせて配置され、接合手段20により対向する両端部が接合される。ここでは、未加硫トレッド70は、逆方向に傾斜して形成された端面同士が突き合わせて、かつ、上下に重ね合わせて配置される。接合手段20は、押圧部材24を、ピストン・シリンダ機構21により移動させて、未加硫トレッド70に接近及び離間させ、押圧部材24を、成形ドラム2に巻き付けた環状の未加硫トレッド70の接合部72に所定圧力で押し付ける。この押圧部材24により、未加硫トレッド70の接合部72の全体を成形ドラム2との間に挟み込み、未加硫トレッド70の対向する先端部と後端部を押圧して圧着し、端部同士を接合する。接合手段20は、未加硫トレッド70の端部同士を全体に亘り接合して、環状のトレッド部材71を形成した後、押圧部材24を接合部72から離して、接合動作を終了する。
製造装置1(図1参照)は、上記した一対の固定部材4のそれぞれに設けられた、角棒状の可動部材6、及び、可動部材6を動かす駆動機構7を有する。可動部材6は、一端部が、固定部材4の先端部に回転自在に取り付けられた回転軸8に固定され、固定部材4から成形ドラム2の上方側に配置されている。可動部材6は、一端部の回転軸8を中心に両方向に回転して、他端部(自由端)が、成形ドラム2の外周に接近及び離間する。駆動機構7は、ピストン・シリンダ機構からなり、そのシリンダ7Aの端部が、固定部材4の上方に突出する突片4Aに回転自在に取り付けられた回転軸9Aに固定されている。また、駆動機構7は、突片4Aから成形ドラム2の上方側に配置され、ピストンロッド7Bの先端部が、可動部材6の突起6Aに回転自在に取り付けられた回転軸9Bに固定されている。
駆動機構7は、ピストン・シリンダ機構を作動させて、ピストンロッド7Bがシリンダ7Aから出ると、突起6Aを押して、可動部材6を回転軸8周りに回転させ、可動部材6の自由端を成形ドラム2に接近させる。また、駆動機構7は、ピストンロッド7Bがシリンダ7A内に入ると、突起6Aを引き寄せて、可動部材6を回転軸8周りに回転させ、可動部材6の自由端を成形ドラム2から離間させる。その際、駆動機構7は、可動部材6の回転に応じて、両側の回転軸9A、9Bが回転して配置角度が連続して変化する。
図3は、図1の製造装置1に対して、可動部材6を回転させた製造装置1を示す側面図である。
駆動機構7は、図示のように、可動部材6を駆動して回転軸8を中心に回転させ、可動部材6の自由端を成形ドラム2に接近及び離間させる。この製造装置1では、駆動機構7は、一対の固定部材4に設けられており、同期して作動することで、一対の固定部材4の可動部材6を同様の状態で回転させる。また、一対の可動部材6の自由端には、それぞれ上記した保持手段30の端部が固定されており、一対の可動部材6の回転に応じて、保持手段30が成形ドラム2に接近及び離間する。一対の可動部材6と保持手段30は、接合手段20と連結部材5を囲んで配置され、接合手段20と連結部材5に接触せずに、それらの外側で回転や変位して状態を変化させる。
図4は、未加硫トレッド70の保持手段30を図1の矢印X方向から見た正面図である。
保持手段30は、図示のように、可動部材6に固定された横長な板状のベース部材31と、未加硫トレッド70の先端部を押さえる押さえ部材40と、押さえ部材40の支持手段32と、押さえ部材40の位置補正手段50とを備えている。なお、図4には、押さえ部材40を配置する位置の成形ドラム2と、押さえ部材40で押さえる未加硫トレッド70の先端部を断面で示している。また、図4には、未加硫トレッド70を押さえた状態の押さえ部材40も点線で示している。
押さえ部材40は、未加硫トレッド70の先端部を成形ドラム2との間に挟んで成形ドラム2に押さえるための部材であり、成形ドラム2の軸線方向の幅よりも長い角棒状に形成されている。また、押さえ部材40は、長手方向の中央部に形成された矩形状の凹部41と、両端部に設けられて成形ドラム2に接触するブロック状の接触部42とを有する。凹部41は、押さえ部材40の下面に、未加硫トレッド70の厚さに合わせた寸法に、かつ、未加硫トレッド70の幅よりも広い幅に形成されている。押さえ部材40は、凹部41内に未加硫トレッド70を収容して、未加硫トレッド70を成形ドラム2との間に挟み込む。接触部42は、成形ドラム2の外周に接触する接触面(ここでは下面)に、成形ドラム2への配置位置を規定する突起43と、成形ドラム2への固定手段であるマグネット44が設けられている。
これに対し、成形ドラム2は、軸線方向の両側部に、突起43が填る案内孔(又は案内溝)2Aと、マグネット44が付く鉄系の材料等からなる磁性部材2Bとを有し、それらが軸線方向に隣接して配置されている。成形ドラム2は、案内孔2Aと磁性部材2Bが設けられた周方向位置が、押さえ部材40が固定される固定位置であり、この外周の固定位置で押さえ部材40と接触する。
押さえ部材40は、接触部42が成形ドラム2に接触するときに、突起43が成形ドラム2の案内孔2A内に挿入されて填り込む。従って、突起43と案内孔2Aは、押さえ部材40の案内手段を構成し、押さえ部材40を成形ドラム2の固定位置に移動させるときに、移動する押さえ部材40を、成形ドラム2上の所定の固定位置に向かって案内する。また、押さえ部材40は、接触部42に埋め込まれたマグネット44が、成形ドラム2に埋め込まれた磁性部材2Bに磁力により付着して、成形ドラム2の外周の固定位置に着脱可能に固定される。押さえ部材40は、接触部42を介して成形ドラム2に固定されて、上記した供給手段3から供給される未加硫トレッド70の先端部を、成形ドラム2に押さえる。未加硫トレッド70の先端部は、凹部41内で押さえ部材40に押さえられて成形ドラム2に保持される。
また、押さえ部材40は、成形ドラム2の軸線方向外側に配置される両端部に、支持手段32が支持するための凹状の支持部45が設けられている。この押さえ部材40は、ベース部材31の成形ドラム2側(ここでは下側)に配置されて、支持手段32により下側から支持される。支持手段32は、押さえ部材40の長手方向の両外側に配置されて、押さえ部材40を挟んで一対設けられ、押さえ部材40を長手方向の両側から支持する。この支持手段32は、ベース部材31の端部に固定されたピストン・シリンダ機構からなり、ピストンロッドに固定された板状の支持部材33を上下方向に変位させて、支持部材33を押さえ部材40に接触及び離間させる。支持部材33は、支持手段32から押さえ部材40の接触部42まで延び、接触部42に接触する端部の上面に、係合突部34を有する。
係合突部34は、接触部42の支持部45内に入り込んで係合する係合手段であり、支持部材33の変位に伴い支持部45に出入りして、支持部45への係合と係合の解除とが行われる。これにより、係合突部34は、支持部材33を接触部42に連結し、或いは、支持部材33と接触部42との連結を解除する。一対の支持手段32は、同期して作動して支持部材33を上昇させ、両側の支持部材33を接触部42に接触させて連結し、支持部材33により押さえ部材40を両側から支持する。また、支持手段32は、押さえ部材40を支持した状態で支持部材33を更に上昇させて、押さえ部材40を持ち上げて成形ドラム2から離間させる。これに対し、押さえ部材40を成形ドラム2に配置するときには、一対の支持手段32は、両側の支持部材33を下降させて接触部42から離間させ、押さえ部材40の支持を解除する。
製造装置1は、支持手段32により押さえ部材40を支持した状態で、保持手段30を、駆動機構7と可動部材6により上記のように変位させて、成形ドラム2に接近及び離間させる。また、成形ドラム2の回転を停止させて、保持手段30を、成形ドラム2から離間した位置(図1参照)から成形ドラム2に接近(図3参照)させる。これに伴い、保持手段30は、押さえ部材40(図4参照)の接触部42が成形ドラム2に接触して、押さえ部材40が成形ドラム2の固定位置に固定される。続いて、保持手段30は、支持部材33を押さえ部材40から離間させて、支持手段32による押さえ部材40の支持を解除する。これにより、押さえ部材40は、保持手段30から切り離されて成形ドラム2の外周に配置され、以降、凹部41により未加硫トレッド70の先端部を押さえて保持しつつ、成形ドラム2と一体に回転する。
製造装置1は、上記した回転手段により成形ドラム2を回転させて、押さえ部材40により先端部が押さえられた未加硫トレッド70を成形ドラム2に巻き付ける。これにより、供給手段3から順に供給される未加硫トレッド70を、先端部から成形ドラム2に巻き付けて環状に配置し、トレッド部材71を環状に成形する。また、製造装置1は、成形ドラム2が回転して、押さえ部材40が支持部材33から離れたときに、保持手段30を成形ドラム2から離間した位置(図1参照)に戻して、未加硫トレッド70の巻き付けが終了するまで待機させる。
未加硫トレッド70の巻き付けが終了する際には、製造装置1は、保持手段30を成形ドラム2に接近させて離間前の位置に復帰させ、支持部材33と押さえ部材40の位置が重なったときに、成形ドラム2の回転を停止させる。保持手段30は、支持部材33を上昇させて押さえ部材40に接触させ、支持部材33により押さえ部材40を持ち上げて成形ドラム2から離間させ、支持手段32により押さえ部材40を支持する。これにより、保持手段30は、押さえ部材40を未加硫トレッド70から引き離して成形ドラム2から回収し、未加硫トレッド70の保持を解除する。その後、製造装置1は、保持手段30を再び成形ドラム2から離間させて、次の未加硫トレッド70の巻き付けまで待機させる。
このように、可動部材6と駆動機構7、及び、支持手段32等は、押さえ部材40を移動させて、成形ドラム2への配置と成形ドラム2からの回収を行うための移動手段を構成する。製造装置1は、この移動手段により、押さえ部材40を、未加硫トレッド70の先端部を押さえる成形ドラム2上の固定位置と、成形ドラム2から離れた離間位置との間で移動させる。なお、固定位置は、押さえ部材40を成形ドラム2に固定して、押さえ部材40で未加硫トレッド70の先端部を押さえる位置であり、例えば、成形ドラム2の所定の周方向位置(図4参照)が設定される。また、離間位置は、押さえ部材40を成形ドラム2から離間させて、未加硫トレッド70の先端部の押さえを解除したときに、押さえ部材40を配置する位置である。この離間位置は、押さえ部材40が未加硫トレッド70やトレッド部材71に接触しない位置が設定され、例えば、保持手段30の待機位置(図1参照)が設定される。
製造装置1は、移動手段により、押さえ部材40を離間位置に移動させた後に、位置補正手段50(図4参照)により、押さえ部材40の位置を補正する。位置補正手段50は、保持手段30に一対設けられて、押さえ部材40の長手方向の両端部に配置され、それぞれ押さえ部材40の接触部42を挟むように、ベース部材31に固定される。
図5は、位置補正手段50を図4の矢印Z方向から見た側面図であり、ベース部材31と押さえ部材40も断面で示している。
位置補正手段50は、図示のように、押さえ部材40の接触部42を挟み込む一対の挟込部材51と、一対の挟込部材51が接続された駆動機構52とを有する。一対の挟込部材51は、接触部42の両側に配置され、接触部42を挟んで対称に移動して接触部42に接近及び離間する。また、一対の挟込部材51は、下端の突起51Aを接触部42に接触させて接触部42を両側から挟み込み、押さえ部材40を変位させて突起51A間の中央部に配置する。駆動機構52は、ベース部材31の上面に固定され、一対の挟込部材51を対称に移動させて、両側の挟込部材51を接触部42に接近及び離間させる。
位置補正手段50は、押さえ部材40の両端部において、押さえ部材40を、一対の挟込部材51で両側から挟み込んで規定位置(基準位置)に向けて変位させ、押さえ部材40の位置を調整する。これにより、位置補正手段50は、離間位置の押さえ部材40を変位させて、押さえ部材40の位置を規定位置に補正する。この規定位置は、押さえ部材40を成形ドラム2から離間させたときに、離間位置に移動させた押さえ部材40を配置する位置であり、保持手段30内に、離間位置の基準位置として設定される。
次に、以上説明した製造装置1により、トレッド部材71を製造する手順や動作、及び、トレッド部材71の製造方法の各工程について説明する。以下の手順等は、制御手段である制御装置10(図1参照)により制御され、制御装置10に接続された装置各部を予め設定されたタイミングや条件で動作させて実行される。制御装置10は、マイクロプロセッサ(MPU)11と、各種制御処理のためのプログラムを格納するROM(Read Only Memory)12と、MPU11が直接アクセスするデータを一時的に格納するRAM(Random Access Memory)13を備えたマイクロコンピュータを有する。この制御装置10は、例えば、上記した押さえ部材40の移動手段を制御して、未加硫トレッド70の先端部が成形ドラム2に供給されたときに、押さえ部材40を、離間位置から固定位置に移動(図4参照)させる。また、制御装置10は、未加硫トレッド70の成形ドラム2への巻き付けが終了したときに、移動手段により、押さえ部材40を成形ドラム2から取り外して、固定位置から離間位置に移動させる。
図6は、トレッド部材71の製造過程を順に示す側面図であり、製造装置1の要部を模式的に示している。また、図6では、製造装置1を簡略化して、接合手段20を省略している。更に、図6では、押さえ部材40を移動させる構成も、移動手段60として簡略化して示す。
製造装置1は、まず、成形ドラム2を回転させて、上記した成形ドラム2の固定位置が、供給手段3から未加硫トレッド70が供給される位置に一致したときに、成形ドラム2の回転を停止させる。続いて、図示のように、未加硫トレッド70を供給手段3から成形ドラム2へ供給し(図6A参照)、未加硫トレッド70の先端部が成形ドラム2の固定位置まで達したときに、供給手段3による未加硫トレッド70の搬送を停止する。
次に、移動手段60により、離間位置の押さえ部材40を成形ドラム2に向かって移動させ(図6B参照)、押さえ部材40を成形ドラム2の固定位置に固定する。この押さえ部材40により、成形ドラム2に供給された未加硫トレッド70の先端部を成形ドラム2に押さえた後、移動手段60を元の状態に戻して待機させる。続いて、供給手段3による未加硫トレッド70の搬送を再開し、同時に、成形ドラム2を回転させる(図6C参照)。その際、未加硫トレッド70の供給速度と、成形ドラム2の外周面の速度を合わせる。これにより、押さえ部材40を成形ドラム2と一体に回転移動させ、押さえ部材40により先端部が押さえられた未加硫トレッド70を成形ドラム2に巻き付ける。未加硫トレッド70は、成形ドラム2の周方向に巻き付けられて、成形ドラム2の外周に環状に配置される。
製造装置1は、未加硫トレッド70の成形ドラム2への巻き付けが終了したときに、移動手段60により、固定位置の押さえ部材40を成形ドラム2から離れた離間位置に移動させる(図6D参照)。ただし、ここでは、成形ドラム2に巻き付けた環状の未加硫トレッド70の端部同士を対向させて配置し、接合手段20(図2参照)により、未加硫トレッド70の対向する先端部と後端部を押圧して端部同士を接合する。続いて、1周した押さえ部材40を離間位置に移動させて、未加硫トレッド70から引き離す。また、位置補正手段50(図5参照)により、離間位置に移動させた押さえ部材40を変位させて、押さえ部材40の位置を規定位置に補正する。その後、次の未加硫トレッド70の巻き付けまで、押さえ部材40を離間位置で待機させる。
製造装置1は、このようにして、未加硫トレッド70を成形ドラム2に環状に巻き付けて、環状のトレッド部材71を製造する。また、二輪車用タイヤを製造するときには、成形ドラム2を拡径してトレッド部材71を所定径に拡張し、トレッド保持装置(図示せず)により、トレッド部材71を外周から保持して成形ドラム2から取り外す。このトレッド部材71を、環状の形状を維持して搬送し、被成形体に配置して未加硫タイヤを成形し、未加硫タイヤを加硫成型してタイヤを製造する。
以上説明したように、本実施形態の製造装置1では、未加硫トレッド70を成形ドラム2に巻き付けるときに、成形ドラム2の固定位置と離間位置との間で移動可能な押さえ部材40により未加硫トレッド70の先端部を押さえる。そのため、成形ドラム2の表面に粘性等を付与することなく、未加硫トレッド70を成形ドラム2に容易かつ確実に保持でき、巻き付け中の未加硫トレッド70が成形ドラム2から落ちるのを防止できる。これに伴い、未加硫トレッド70を成形ドラム2の外周に直接かつ正確に巻き付けられるため、形状等の精度の高いトレッド部材71を円滑に製造できる。
また、成形ドラム2の固定位置に、案内孔2A(図4参照)や磁性部材2Bを設けるだけで、押さえ部材40を成形ドラム2に確実に固定できる。そのため、成形ドラム2の構成が複雑になり、或いは、成形ドラム2や製造装置1が大型化するのを抑制でき、成形ドラム2に充分な汎用性を確保できる。併せて、既存の装置に適用するときにも、成形ドラム2の改造が容易であり、かつ、保持手段30等を例えば供給手段3に追加するだけでよいため、実現が容易で、その実施のためのコストを低減できる。
従って、本実施形態によれば、成形ドラム2の構成が複雑になるのを抑制して成形ドラム2の汎用性を確保しつつ、巻付部材である未加硫トレッド70を確実に成形ドラム2に保持して巻き付けることができる。また、環状部材であるトレッド部材71を円滑に精度よく製造できる。更に、成形ドラム2に未加硫トレッド70が強く付着するのも抑制できるため、トレッド部材71の剥離性を確保して、トレッド部材71を成形ドラム2から容易に取り外すことができる。トレッド部材71を上記のように拡張するときには、トレッド部材71の拡張に伴う伸びの均一性が高くなり、伸びにバラツキが生じるのを抑制することもできる。
この製造装置1では、押さえ部材40の突起43と成形ドラム2の案内孔2Aからなる案内手段により、押さえ部材40を成形ドラム2上の固定位置に案内するため、押さえ部材40を固定位置に正確に固定できる。その結果、押さえ部材40により、未加硫トレッド70の先端部を確実に押さえて保持できる。また、押さえ部材40を繰り返し同じ状態で成形ドラム2に固定できるため、未加硫トレッド70の先端部を、繰り返し正確に押さえることができる。ただし、案内手段は、押さえ部材40に形成した案内孔と、成形ドラム2に形成した突起とにより構成する等、上記と異なるように構成してもよい。
接合手段20により、未加硫トレッド70の端部同士を押圧して接合することで、その接合強度を高めて、トレッド部材71を環状の形状に安定して維持できる。製造装置1に、位置補正手段50を設けて、押さえ部材40の位置を上記のように補正することで、押さえ部材40を成形ドラム2に繰り返し配置するときに、押さえ部材40を配置する位置の精度を高めて、正確に未加硫トレッド70を押さえることができる。
以上、未加硫トレッド70を成形ドラム2に巻き付ける例を説明したが、本発明の環状部材の製造装置によれば、種類や形状等の制約を受けずに、各種の巻付部材を、確実に成形ドラム2に保持して巻き付けることができる。巻付部材としては、トレッドゴムの一部を構成する部材や他のタイヤ構成部材等、上記と同様に成形ドラム2に巻き付けられる各種部材を採用できる。従って、環状部材の製造装置は、トレッド部材71以外に、巻付部材により環状(例えば、円形状、円筒状、筒状)に成形される各種の環状部材を製造できる。この場合でも、上記した各効果が得られ、各環状部材を円滑かつ精度よく製造できる。また、巻付部材や環状部材の制限が低減するため、成形ドラムの汎用性を高くできる。
1・・・トレッド部材の製造装置、2・・・成形ドラム、2A・・・案内孔、2B・・・磁性部材、3・・・供給手段、3A・・・搬送装置、4・・・固定部材、4A・・・突片、5・・・連結部材、6・・・可動部材、7・・・駆動機構、7A・・・シリンダ、7B・・・ピストンロッド、8、9・・・回転軸、10・・・制御装置、11・・・MPU、12・・・ROM、13・・・RAM、20・・・接合手段、21・・・ピストン・シリンダ機構、22・・・シリンダ、23・・・ピストンロッド、24・・・押圧部材、30・・・保持手段、31・・・ベース部材、32・・・支持手段、33・・・支持部材、34・・・係合突部、40・・・押さえ部材、41・・・凹部、42・・・接触部、43・・・突起、44・・・マグネット、45・・・支持部、50・・・位置補正手段、51・・・挟込部材、51A・・・突起、52・・・駆動機構、60・・・移動手段、70・・・未加硫トレッド、71・・・トレッド部材、72・・・接合部。

Claims (6)

  1. 成形ドラムと、成形ドラムへ巻付部材を供給する供給手段とを備え、供給手段から供給される巻付部材を先端部から成形ドラムに環状に巻き付けて環状部材を製造する環状部材の製造装置であって、
    成形ドラムに固定されて、巻付部材の先端部を成形ドラムに押さえる押さえ部材と、
    成形ドラムを回転させて、押さえ部材により先端部が押さえられた巻付部材を成形ドラムに巻き付ける回転手段と、
    押さえ部材を、巻付部材の先端部を押さえる成形ドラム上の固定位置と成形ドラムから離れた離間位置との間で移動させる移動手段と、
    移動手段を制御して、押さえ部材を、巻付部材の先端部が成形ドラムに供給されたときに固定位置に移動させ、巻付部材の巻き付けが終了したときに離間位置に移動させる制御手段と、
    離間位置の押さえ部材を変位させて、押さえ部材の位置を規定位置に補正する位置補正手段と、
    を備えたことを特徴とする環状部材の製造装置。
  2. 請求項1に記載された環状部材の製造装置において、
    押さえ部材を成形ドラム上の固定位置に向かって案内する案内手段を備えたことを特徴とする環状部材の製造装置。
  3. 請求項1又は2に記載された環状部材の製造装置において、
    成形ドラムに巻き付けた巻付部材の対向する先端部と後端部を押圧して端部同士を接合する接合手段を備えたことを特徴とする環状部材の製造装置。
  4. 巻付部材を成形ドラムに環状に巻き付けて環状部材を製造する環状部材の製造方法であって、
    成形ドラムへ巻付部材を供給する工程と、
    押さえ部材を成形ドラムの固定位置に固定して、押さえ部材により、成形ドラムに供給された巻付部材の先端部を押さえる工程と、
    成形ドラムを回転させて、押さえ部材により先端部が押さえられた巻付部材を成形ドラムに巻き付ける工程と、
    巻付部材の巻き付けが終了したときに、押さえ部材を成形ドラムから離れた離間位置に移動させる工程と、
    離間位置に移動させた押さえ部材を変位させて、押さえ部材の位置を規定位置に補正する工程と、
    を有することを特徴とする環状部材の製造方法
  5. 請求項4に記載された環状部材の製造方法において、
    案内手段により、押さえ部材を成形ドラム上の固定位置に向かって案内する工程を有することを特徴とする環状部材の製造方法。
  6. 請求項4又は5に記載された環状部材の製造方法において、
    成形ドラムに巻き付けた巻付部材の対向する先端部と後端部を押圧して端部同士を接合する工程を有することを特徴とする環状部材の製造方法。
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