JPWO2008010293A1 - タイヤ用ビードの製造方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

断面三角状のフィラーゴムを、ビードコアの外周面に対し立状姿勢に保持して貼り付け、かつ先端部と後端部を割れを生じさせずに突き合わせてジョイントできるようにするもので、回転支持体(10)により支持したビードコア(C)の外周面に対し、フィラーゴム(F)を立状姿勢に保持して巻き付け、所定長さに切断されたフィラーゴムの先端部(F1)と後端部(F2)をジョイントする際、先端部近傍と後端部近傍を第1と第2の挟持手段(50)(70)によりそれぞれ挟持して先端部(F1)と後端部(F2)とを対向させた状態から、一方の挟持手段(50)を他方側に変位させて、先端部(F1)と後端部(F2)の端面同士を突き合わせるようにする。

Description

本発明は、ビードコアの外周面にフィラーゴムを貼り付けてなるタイヤ用ビードの製造方法及び装置に関するものである。
タイヤは、複数のゴム部材とスチール製や合成繊維製のコードを主材とする複数の補強部材が組み合されて構成されてなるもので、タイヤ両側の内周部にはリムに対する組み付け部としてのビード部が形成されている。
前記ビード部には、主としてスチールワイヤを円形のリング状に巻回して形成したビードコアの径方向外周面に断面三角状(主として断面縦長三角状)のビードフィラー等と称する帯状のゴム部材(以下、本発明ではフィラーゴムという)が付設されて構成されたタイヤ用ビードが埋設されている。
従来より、前記のタイヤ用ビードBは、図21のように、リング状のビードコアCの外周面に対し、断面三角状に押出し成形されたフィラーゴムFが貼り付けられて製造されるが、前記の断面三角状のフィラーゴムFが長尺に押出し成形されるものであるため、これを前記ビードコアCの外周面に貼り付けるとともに、該ビードコアC外周の1周分に略相当する長さに切断し、切断した先端部と後端部とをジョイントするのが一般的である。
しかしながら、例えば、図22のように、径方向に幅を持った断面三角状の断面形状で押出し成形されたフィラーゴムFを、リング状のビードコアCの外周面に対し立状姿勢で巻き付けてカットし、その先端部F1と後端部F2とを突き合わせてジョイントすることとした場合、ビードコアCに巻き付ける過程で周長が長くなるフィラーゴムFの外縁側ほど引っ張られて先端部F1がコア外周面に対し斜めになろうとする(同図の鎖線)。そのため、斜めになる先端部F1の形状を考慮した突き合わせ方法を採らない限り、前記フィラーゴムFをビードコアCの外周面に対し立状姿勢に保持した状態で突き合わせてジョイントするのは難しく、また仮にジョイントしたとしても、そのジョイント部Jの外縁側で割れが生じ易くなる。
そのため、近年、ビードコアに対するフィラーゴムの貼り付け方法及び装置として、種々の提案がなされている。例えば、特許文献1には、断面三角状に押出し成形された長尺のフィラーゴムを、外周面がテーパー状の傾斜面をなすフォーマ上に供給するとともに、所定長に切断した後端部をロボットハンドにより先端部に向けて移動し、後端部と先端部を重ね合うように位置決めし、該重ね合わせ部を圧着してジョイントする方法及び装置が開示されている。
しかし、前記提案の場合、前記フォーマにおけるテーパー状の傾斜面上において、前記先端部と後端部とを重ね合わせて、該重ね合わせ部を前記フォーマの傾斜面に対し押圧してジョイントするものである。そのため、前記の重ね合わせのために余分なゴム量が必要になり、ジョイント後に整形するにしても、ゴムのはみ出しが生じることになる。特に、フィラーゴムの外縁側で充分な周長を確保するように長くした場合、フィラーゴムの基部側(コア側)ほど重なりが多くなり、重量バランスが悪くなると言った問題がある。
また、特許文献2及び3には、ビードコアを回転させながら、断面三角状のフィラーゴムを横倒状態で供給して前記ビードコアの外周面に貼り付け、所定の角度回転したときに、フィラーゴムを所定の長さに切断し、さらに始端部と終端部とを固定板上に移動させて、先端部を固定板に押しつけて保持した状態でビードコアを逆転させ、フィラーゴムの始端部の側を引き伸ばし、始端部と終端部とをジョイントすることが開示されている。
この場合、前記フィラーゴムは横倒状態のままでビードコアに貼り付けられかつ端部同士がジョイントされるものであり、そのため、この貼り付け後に横倒状態のフィラーゴムを径方向に起立させるのは容易でない上、タイヤ成型工程への搬送、及びタイヤ成型の障害になる虞もある。しかも、前記始端部と周端部を重ね合わせてジョイントするものであるために重量バランスが損なわれる虞がある。
特開平6−297603号公報 特開平8−142227号公報 特開2003−127249号公報
本発明は、上記の問題を解決するために、タイヤ用ビードの製造において、断面三角状のフィラーゴムを、ビードコアの外周面に対し立状姿勢に保持して効率よく確実に貼り付けることができるようにするものであり、特には、カットした先端部と後端部の端面同士を割れを生じさせずに確実に突き合わせてジョイントでき、ひいてはタイヤ用ビードの製造能率の向上を図ることができるタイヤ用ビードの製造方法及び製造装置を提供するものである。
上記の課題を解決する本発明は、リング状のビードコアの外周面に断面三角状に押出し成形されたフィラーゴムを立状姿勢で貼り付けてなるタイヤ用ビードの製造方法であって、回転支持体により支持したリング状のビードコアの外周面に対し、前記フィラーゴムを立状姿勢に保持して該ビードコアの回転に合わせて巻き付けるとともに、コア外周の1周分に相当する所定長さに切断されたフィラーゴムの先端部と後端部をジョイントする際、前記先端部近傍と後端部近傍を第1と第2の挟持手段によりそれぞれ挟持して該先端部と後端部とを前記ビードコアの外周面上で対向させるとともに、この対向状態から、少なくとも一方の挟持手段を他方側に変位させることにより、前記フィラーゴムの先端部と後端部の端面同士を突き合わせてジョイントすることを特徴とする。これにより、ビードコアの外周面に対し立状姿勢で巻き付けた前記フィラーゴムの先端部と後端部の端面同士を、立状姿勢を保持したままでの突き合わせにより確実にジョイントすることができる。
前記のタイヤ用ビードの製造方法において、前記フィラーゴムの先端部近傍を挟持する第1の挟持手段は、前記ビードコアの外周面に対する巻き付けにより回転方向後方へ傾斜する前記フィラーゴムの先端部をその傾斜に対応した方向で挟持し、該先端部を前記後端部と外縁側で間隔をあけて対向する状態から、前記フィラーゴムの外縁側ほど大きく引き延ばすように他方側に変位させて、前記フィラーゴムの先端部と後端部の端面同士を突き合わせるものとする。これにより、先端部と後端部との突き合わせによるジョイント部の外縁側で割れを生じさせることなく、しかも、過度の重なりや過度のゴムのはみ出しを生じさせることなく確実にジョイントできる。
また、本発明は、リング状のビードコアの外周面に断面三角状に押出し成形されたフィラーゴムを立状姿勢で貼り付けてなるタイヤ用ビードの製造方法であって、前記ビードコアを回転支持体により内周より支持した状態において、長尺で供給される前記フィラーゴムを、前記ビードコアの外周面における貼り付け開始の基準位置に対して接線方向に立状姿勢で送り込むとともに、前記回転支持体によるビードコアの回転に合わせて巻き付けながら、前記フィラーゴムの基部両側を圧着ロールにより押圧して前記ビードコアの外周面に貼り付け、前記フィラーゴムの先端部が前記基準位置から1周未満の所定の回転角度位置に達したときに、前記回転支持体による回転を停止して、該先端部近傍を第1の挟持手段により挟持するとともに、前記ビードコア外周の1周に相当する長さのフィラーゴムの後端部近傍を第2の挟持手段により挟持して、前記1周相当長さに切断し、切断された前記後端部を前記第2の挟持手段により前記ビードコア外周の前記先端部と対向する位置に移動させるとともに、この対向状態から、少なくとも一方の挟持手段を他方側に変位させることにより、該フィラーゴムの先端部と後端部の端面同士を突き合わせてジョイントすることを特徴とする。
これにより、断面三角状のフィラーゴムをビードコア外周面に対して立状姿勢にして供給して巻き付けながら貼り付けることができ、また先端部と後端部の端面同士を突き合わせによりジョイントすることができる。
特に、このタイヤ用ビードの製造方法においても、前記フィラーゴムの先端部近傍を挟持する第1の挟持手段は、前記ビードコアの外周面に対する巻き付けにより回転方向後方へ傾斜する前記フィラーゴムの先端部をその傾斜に対応した方向で挟持し、該先端部を前記後端部と外縁側で間隔をあけて対向する状態から、前記フィラーゴムの外縁側ほど大きく引き延ばすように他方側に変位させて、前記フィラーゴムの先端部と後端部の端面同士を突き合わせるのが好ましい。これにより、ジョイント部の外縁側で割れを生じさせることなく、また過度の重なりを生じさせることなく確実にジョイントできることになる。
また、前記フィラーゴムの先端部が前記基準位置から1周未満で270°以上の回転角度位置に達したときに、回転支持体による回転を停止して、前記フィラーゴムの先端部近傍を第1の挟持手段により挟持するのが好ましい。これにより、フィラーゴムの全周を貼り付けることができ、かつ端面同士を突き合わせによりジョイントすることができる。
前記フィラーゴムの先端部と後端部の端面同士を突き合わせた後、回転支持体による回転に伴って、前記フィラーゴムの後端部側の基部両側を前記圧着ロールにより押圧して前記ビードコアの外周面に貼り付けるとともに、前記突き合わせによるジョイント部を含む前記フィラーゴムを一対の挟圧ロールの間を通して両側から挟圧して整形する。これにより突き合わせによるジョイント部を所定の厚みに整形でき、余分なゴムのはみ出しを生じさせずにジョイントすることができる。
前記ビードコアとしては、スチール製のワイヤを複数回巻回して形成したコア本体の外周に、繊維製シートを包被せしめたものを用いることができる。
さらに、本発明は、前記のタイヤ用ビードの製造方法の実施に使用する製造装置として、1個ずつ供給されるリング状の前記ビードコアをその内周より支持して回転する回転支持体と、断面三角状に押出し成形されて長尺で供給される前記フィラーゴムを、前記回転支持体に支持されたビードコアの外周面における貼り付け開始の基準位置に対し接線方向に立状姿勢で送り込むための送り込み装置と、前記ビードコア外周面の基準位置において、送り込まれる前記フィラーゴムの基部両側を回転支持体による回転に合わせて前記ビードコアの外周面に対し押圧して貼り付ける一対の圧着ロールと、前記フィラーゴムの先端部が前記基準位置から1周未満の所定の回転角度位置に達して前記回転支持体による回転が停止したときに、前記ビードコアの外周面に貼り付けられたフィラーゴムの先端部近傍を両側から挟持する第1の挟持手段と、前記送り込み装置の送り方向前方において、前記ビードコア外周の1周分に相当する長さの後端部近傍を両側から挟持する第2の挟持手段と、前記第2の挟持手段より前記送り込み装置の側で該フィラーゴムを前記一周相当長さに切断する切断装置とを備え、前記第2の挟持手段は、切断されたフィラーゴムの後端部近傍を挟持した状態で該後端部を前記ビードコア外周の前記先端部と対向させる位置に移動可能であり、また、前記第1の挟持手段と前記第2の挟持手段との少なくとも一方は、前記対向状態の位置から他方側へ変位可能であり、この変位作用により、前記フィラーゴムの先端部と後端部の端面同士を突き合わせてジョイントするように設けられてなることを特徴とする。
この装置によれば、前記ビードコアを回転支持体により支持した状態で回転させて、前記長尺の断面三角状のフィラーゴムをビードコア外周面に対し立状姿勢に保持して貼り付けながら、先端部と後端部とを確実に突き合わせてジョイントすることができる。
特に、前記フィラーゴムの先端部近傍を挟持する第1の挟持手段は、前記ビードコアの外周面に対する巻き付けにより回転方向後方側へ傾斜する前記フィラーゴムの先端部をその傾斜に対応した方向で挟持するように設けられるとともに、前記ビードコアの内周近傍の支点軸部を中心にして、前記フィラーゴムの外縁側ほど大きく引き延ばすように他方側に回動変位可能に設けられているものとする。これにより、ジョイント部の外縁側で割れを生じさせることなく確実にジョイントすることができる。
前記の製造装置において、前記フィラーゴムの先端部が前記基準位置から1周未満の所定の回転角度位置に達したときに、これを検知するセンサを備え、該センサによる前記先端部の検知信号に基づいて前記回転支持体の回転を停止させるように構成されてなるものとすることができる。
また、前記フィラーゴムの先端部近傍を挟持する第1の挟持手段が、前記基準位置から1周未満で270°以上の回転角度位置にあり、前記回転支持体の回転停止時に、挟持動作を行って前記フィラーゴムの先端部近傍を挟持するように設けられてなるものが好ましい。これにより、フィラーゴムを前記270°以上の1周に近い回転角度分を巻き付けた状態において、該フィラーゴムの切断された後端部を先端部との対向位置に移送して対向させかつ突き合わせてジョイントすることができ、フィラーゴムの貼り付けを効率よく行うことができる。
前記基準位置の圧着ローラより回転方向やや前方側に、前記突き合わせによるジョイント部を含む前記フィラーゴムを両側より挟圧する一対の挟圧ローラが設けられてなるものが好ましい。これにより、フィラーゴム全体をビードコア外周面に対し立状姿勢に保持した状態で整形できるとともに、先端部と後端部の端面同士の突き合わせにより外側にはみ出したゴムを挟圧して所定の形状に整形できる。
上記したように本発明のタイヤ用ビードの製造方法及び製造装置によれば、断面三角状に押出成形されるフィラーゴムを、ビードコアの外周面に対し立状姿勢に保持して貼り付け、かつ切断された先端部と後端部の端面同士を確実に突き合わせてジョイントすることができる。しかも、こうして製造されたビードは、タイヤ成型に使用するまでの取り扱いにおいて、前記突き合わせによるジョイント部に割れが生じる虞もない。また、これにより、タイヤ用ビードの製造能率を向上できることにもなる。
次に本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明のビード製造装置の概略正面図、図2は同上の概略平面図である。図3は回転支持体を中心とする貼り付け装置部の概略正面図、図4は回転支持体の縦断面図である。図5はフィラーゴムの送り込み装置部分の送り込み方向に対し側方からの正面図、図6は同送り込み装置部分の平面図、図7及び図8はそれぞれ図6におけるVII−VII線及びVIII−VIII線の断面図である。図9は圧着ローラ部分の側面図、図10はフィラーゴムの圧着状態の部分拡大説明図である。図11は第1の挟持手段と第2の挟持手段の支持状態を示す正面図、図12は第1の挟持手段の部分の側面図、図13は同上の平面図、図14は第2の挟持手段の部分の側面図、図15は同上の平面図、図16はフィラーゴムの突き合わせによるジョイント状態の説明図である。図17は挟圧ロール部分の側面図、図18は同上の一部の平面図である。
図1及び図2において、1は本発明に係るビード製造装置AにおけるフィラーゴムFの貼り付け装置部、2はリング状のビードコアCの供給部、3はフィラーゴムFの供給部である。
前記ビードコアCは、スチール製のワイヤをリング状に巻回して主として断面四角形(断面六角形や八角形の場合もある)に積層形成したものである。ビードコアCとしては、図19のように、ワイヤWの積層体の表面にメッシュ状等の薄い繊維シートSを包被したビードコアCの場合もある。前記ビードコアCは、前記供給部2から適宜の搬送手段4により1個ずつ係止されて搬送され、前記貼り付け装置部1の後述する回転支持体10に対し供給される。従って、前記搬送手段4は、前記供給部2から前記ビードコアCを1個ずつ受け取り、かつ、受け取った1個のビードコアCを前記回転支持体の前方に移送して、前記回転支持体10に対し受け渡す機能を有する。
前記フィラーゴムFは、製造対象のビードに応じた断面三角状、特には縦長三角状の帯状をなすものであり、通常、前記供給部3に備える押出機5より連続して押出し成形されて、フェスツーン装置6及び複数のガイドローラを備える走行ガイド部分7を介して前記貼り付け装置1への送り込み装置20の部分に供給される。特に、横倒状態で押し出されたフィラーゴムFは、前記走行ガイド部分7で漸次姿勢が変化して前記送り込み装置20の部分では略直立状の姿勢をなして供給される。
貼り付け装置部1に備える回転支持体10は、前記フィラーゴムFの貼り付けサイクルに合わせて前記搬送手段4により1個ずつ供給されるリング状の前記ビードコアCを内側から支持するものである。
図3及び図4に示すように、前記回転支持体10は次のような構成を備えている。
前記回転支持体10は、中空の回転軸11を中心にしてドーナツ状円板を4分割してなる取付板12を配し、各取付板12の外周に沿って円弧状の支持部13が取設されており、該支持部13の外側面には前記ビードコアCの内周側が嵌合する断面U形の溝13aが形成されており、ビードコアCの内周側を前記溝13aに嵌合した状態で内側から支持できるようになっている。
前記各取付板12は、その裏面に有するガイド部12aが前記回転軸11の前側端部に有するフランジ状の取付板11aの前面に有する径方向のガイド部材11bに対し径方向にスライド可能に係合して離脱しないように支持されるとともに、前記回転軸11の内孔部に軸方向に摺動可能に貫設された拡縮用の作動軸14に、リンク部材15を介して連接され、該作動軸14の進退作用により径方向に拡縮動作するように設けられている。これにより、前記支持部13に対し前記ビードコアCを適宜係脱でき、かつビードコアCの内径の変更に対応できるようになっている。16は前記作動軸14を進退させるシリンダー装置、17は前記回転軸11とベルト等の回転伝達手段18により連結された駆動用のモータであり、該モータ17の回転駆動により前記回転支持体10を回転させることができるようになっている。
前記回転支持体10を回転可能に支持する支持フレーム19は、シリンダー装置等の進退手段あるいはジャッキ等の昇降手段により(図示せず)、装置フレーム8に対して上下動可能に設けられており、この支持フレーム19の上下動により、前記回転支持体10を製造対象のビード径に応じて高さ調整できるようになっている。前記駆動用モータ17は前記回転支持体10の支持フレーム19に取り付けられ支持されている。
前記フィラーゴムFの送り込み装置20は、図5〜図8に示すように、該装置の支持フレーム21が、前記フィラーゴムFの送り込み方向に平行に配されたフレーム9に対しその長手方向(送り方向)に延びるリニアガイド部22を介して移動可能に係合して支持されており、次のような構成を備えている。
前記走行ガイド部分7を経て立状姿勢で供給される前記フィラーゴムFを送り込み方向に送行可能に上載できる送り台23を備えている。この送り台23は、板状フレーム23aの上面に前記フィラーゴムFが通過できる間隔を保有して該通過部の両側にガイド板24,24が立設され、さらに、前記両ガイド板24,24間に、板状フレーム23a上を摺動して送り方向に回動する無端のベルト23bが配されてなり、前記ベルト23bの回動により前記フィラーゴムFを一定の速度で送り出せるように設けられている。この送り台23は、前記支持フレーム21に対し前記移動方向に延びるリニアガイド部25及びラック機構部26を介して係合連結され、水平を保持するように支持されるとともに、前記支持フレーム21と共に移動するように設けられている。
さらに、前記両ガイド板24、24に有する長手方向に延びる長孔状の切欠窓24a,24aを通して前記フィラーゴムFを両側から挟持できる一対の挟持部材27,27が設けられている。この挟持部材27,27はエアチャック機構部28を介してブラケット29に取付けられて支持されており、前記エアチャック機構部28の作動によりフィラーゴムの切断時及び先端送り込み時等の必要時に挟持動作するように設けられている。前記ブラケット29は、前記支持フレーム21に対しリニアガイド部30を介して移動可能に係合連結されて支持されている。
31は前記フレーム9に取り付けられ前記支持フレーム21に連結されたシリンダー装置であり、該シリンダー装置31の作動により支持フレーム21上の送り込み装置20の全体がフィラーゴムFの送り込み方向に進退移動する。32は前記支持フレーム21に取り付けられ前記ブラケット29に連結されたシリンダー装置であり、該シリンダー装置32の作動により、前記挟持部材27,27を支持するブラケット29が前記支持フレーム21に対して前記送り込み方向に進退移動する。
33は前記ベルト23bの駆動用伝達軸であり、該伝達軸33がタイミングプーリー34,35に掛架されたタイミングベルト36を介して駆動用のモータ37と連結されている。前記支持フレーム21及び前記ブラケット29の移動時に前記タイミングベルト36をベルト受け38との間に挟み込む押圧手段39が設けられており、これにより、前記支持フレーム21及び前記ブラケット29の移動のタイミングと前記ベルト23bの送りとのタイミングとを合わせるように設けられている。
前記シリンダー装置31及び32の作動による前記支持フレーム21及びブラケット29の移動により、前記送り台23上の前記両ガイド板24,24間で挟持部材27,27により挟持したフィラーゴムFの先端部F1を、前記回転支持体10に支持されたビードコアCの外周面における貼り付け開始の基準位置P1、図の場合は、前記のように支持されたビードコアCの最上部に設定される基準位置P1に対して送り込むように構成されている。
すなわち、まず支持フレーム21の移動により前記送り台23及び挟持部材27,27を含む全体を進出させ、次にブラケット29を前記支持フレーム21よりさらに進出移動させて前記挟持部材27を進出させることにより、該挟持部材27,27で挟持した前記フィラーゴムFの先端部F1を、前記回転支持体10上のビードコアCの外周における基準位置P1に送り込めるように設定されている。この送り込みの後は、前記挟持部材27,27の挟持動作を解除して元の位置に復帰する。
前記回転支持体10に支持されたビードコアCの外周面における貼り付け開始の基準位置P1の上部には、前記のように送り込まれる前記フィラーゴムFの基部両側を回転支持体10による回転に合わせて前記ビードコアCの外周面に対し押圧して貼り付ける昇降可能な一対の圧着ローラ40a,40bを有する圧着ローラユニット40が設けられている。
前記圧着ローラ40a,40bは、図3及び図9のように、それぞれ円板形のローラ板41、41が、前記回転支持体10の正面側より見て前後に前記フィラーゴムFを挟持した状態の挟持部材27,27が進入できる間隔をおいて、かつ前記回転支持体10の支持部13上のビードコアCに対向する下端側ほど間隔が狭くなるように傾斜して取付部材42,42に回転自在に軸支されてなる。前記取付部材42,42は、ねじ軸43の回転により間隔調整可能な支持部材44,44に角度調整可能に取り付けられており、前記ローラ板41,41の傾斜角度及び間隔を調整できるように支持されている。これにより、両ローラ板41,41の下端部の間隔や傾斜をフィラーゴムFの厚みやビードコアCの幅に応じて調整でき、図10のように前記フィラーゴムFの基部両側を前記ビードコアCに対し押圧し圧着できるようになっている。46は前記支持部材44,44を昇降用の支持ブラケット45に対しスライド移動可能に支持するリニアガイド部である。
前記支持ブラケット45には、縦方向の装置フレーム8に対しリニアガイド部47を介して昇降可能に支持されるとともに、該支持ブラケット45の上部に昇降用のシリンダー装置48が連結されており、該シリンダー装置48の作動で前記支持ブラケット45が上下動することにより、前記圧着ローラ40a,40bが前記フィラーゴムFの基部両側を押圧する位置と、前記フィラーゴムFの送り込み位置より上方に待避する位置との間で上下動するように設けられている。これにより、前記ビードコアCの供給セット時及びフィラーゴムFの貼り付け後の完成したビードを取り出す際には、前記圧着ローラ40a,40bを鎖線のように上方に待避させておくことができるようになっている。
そして、前記フィラーゴムFの先端部F1と切断された後端部F2を対向させて突き合わせによりジョイントするために、図11のように、前記回転支持体10の周辺には、前記ビードコアCの外周面に貼り付けられたフィラーゴムFの先端部近傍を挟持する第1の挟持手段50と、ビードコア外周の1周分に相当する所定長さに切断されるフィラーゴムFの後端部近傍を挟持する第2の挟持手段70とが設けられている。前記第2の移動手段70は、切断されたフィラーゴムFの後端部F2をビードコア外周の前記先端部F1と対向させる位置(図11の鎖線の位置)へ移動できるように構成されている。また、前記両挟持手段の一方、例えば前記第1の挟持手段50は、これに対向する前記第2の挟持手段70の側へ変位可能に構成されている(図11の鎖線)。
前記第1の挟持手段50及び第2の挟持手段70は、それぞれ前記回転支持体10による回転が停止しているときに挟持動作を行うように構成される。そのため、前記第1の挟持手段50の近傍には、前記フィラーゴムFの先端部F1が前記基準位置P1から前記の所定の回転角度位置に達したときに、これを検知するセンサ51を備えており、該センサ51による前記先端部F1の検知信号に基づいて、前記回転支持体10の駆動用モータ17による回転を停止させるように構成されている。そして、前記第1の挟持手段50及び第2の挟持手段70は、それぞれ前記の回転停止と同時に挟持動作を行うように構成されている。さらに、第2の挟持手段70については、前記の挟持状態で後述する切断装置80により後端部F2を切断した後、前記後端部F2をビードコアC上の先端部F1との対向させる位置に移動するように制御され、また第1の挟持手段50については、先端部F1の近傍を挟持した後、前記第2挟持手段70の移動後に前記第2の挟持手段70の側に変位動作するように制御される。
前記第1の挟持手段50は、前記回転支持体10のフィラーゴム巻き付けのための回転方向における前記基準位置P1から1周未満の所定の回転角度位置、好ましくは前記基準位置P1から270°を超えてかつ1周未満の回転角度位置、特に好ましくは270°〜315°の回転角度範囲の位置にあって、前記フィラーゴムFの先端部F1の若干長さ分(好ましくは5〜15mm程度)を突出状に余して該先端部F1の近傍を両側から挟持するように設けられている。
図示する実施例の場合、前記第1の挟持手段50は、開閉可能な一対の挟持部材50a,50bを有してなり、次のように構成されている。
前記回転支持体10によるビードコアCの支持位置より後方で装置フレーム8に対し支承軸52により軸支されたベースプレート53が設けられている。このベースプレート53の前記ビードコアCの内側近傍位置に設定された支点軸部54にスイングアーム55が回動可能に取付られ、該スイングアーム55より前方に突出する取付板56に、前記一対の挟持部材50a,50bのうちの一方、例えば挟持部材50aが前記ビードコアCに貼り付けられた立状姿勢のフィラーゴムFと平行に取り付けられている。他方の挟持部材50bは、前記一方の挟持部材50aに対し回動可能に軸支連結されるとともに、該挟持部材50bと一体に設けられたピニオン57に、シリンダー装置58により進退するラック59が噛み合わされており、該ラック58の進退運動により、該挟持部材50bが前記一方の挟持部材50aに対し開閉する方向に回動して、前記一方の挟持部材50aとの間に前記フィラーゴムFを挟持するように設けられている。他方の挟持部材50bは、挟持動作時以外は前記フィラーゴムFの外方に保持されており、回転支持体10に対するビードコアCのセット作業及びビード取り出しを可能にしている。図中の60は前記フィラーゴムFを前記両挟持部材50a,50b間に送り込むためのガイドローラである。
前記挟持部材50a,50bは、前記ビードコアCの外周面に巻き付けられるフィラーゴムFの先端部F1の傾斜を考慮して、図のように、前記ビードコアCの外周面に対し外方ほど回転方向後方に傾斜して設けられている。すなわち、前記回転支持体10の回転に伴って前記ビードコアCの外周面に巻き付けられるフィラーゴムFは、外縁側ほど回転方向後方に引っ張られることで、先端部F1がコア外周面に対して回転方向後方に傾斜した状態になる。そのため、前記挟持部材50a,50bは、前記フィラーゴムFの先端部F1の傾斜を考慮して、該先端部F1をその傾斜に対応した方向で挟持できるように設けられている。
前記第1の挟持手段50は、フィラーゴムFの先端部F1の近傍を挟持した状態で、これに対向する位置に移動した前記第2の挟持手段70の側へ変位動作させる手段として、前記挟持部材50a及び50bを支持する前記スイングアーム55にシリンダー装置61が連結され、該シリンダー装置61の作動により前記支点軸部54を中心とする前記スイングアーム55の回動することにより、前記挟持部材50a,50bが前記支持軸部54を中心として回動変位するように設けられている。これにより、前記フィラーゴムFの先端部F1を、前記ビードコアCの外周面に対して回転方向後方に傾斜した状態から、フィラーゴムの外縁側ほど大きく引き延ばすようにして、後述する後端部F2との突き合わせ位置では、図11の鎖線及び図16のように前記コア外周面に対し略直角の状態にさせることができるようになっている。
なお、前記ベースプレート53は、その下端部に連結されたシリンダー装置62の作動により、前記支承軸52を中心として回動可能に支持されており、これにより、該ベースプレート53の支持位置、ひいては該ベースプレート53上の前記第1の挟持手段50の位置、スイングアーム55の支点軸部54の位置、センサ51の位置等を、回転支持体10に支持されるビードコアCのサイズ(径)等に応じて調整できるように設けられている。
また、前記第2の挟持手段70は、前記送り込み装置20の送り方向前方で前記基準位置P1までの間の位置において、ビードコア外周の1周分に相当する所定長さに切断される前記フィラーゴムFの後端部F2の若干長さ分(好ましくは5〜15mm程度)を突出状に余して該後端部F2の近傍を両側から挟持するように設けられている。すなわち、後述する切断装置80により切断された時に前記後端部F2の若干長さ分が突出状をなすように挟持される。
前記第2の挟持手段70は、一対の挟持部材70a,70bを有してなり、このうち一方の挟持部材70aが前記のように送り込み装置20から前記基準位置P1に送り込まれるフィラーゴムFの側面に沿って上下方向に配されている。他方の挟持部材70bは、送り込まれる前記フィラーゴムFの上方において前記一方の挟持部材70aに対し回動可能に軸支連結され、該挟持部材70bと一体に設けられたピニオン71に、シリンダー装置72により進退するラック73が噛み合わされており、該ラック73の進退運動により、該挟持部材70bが前記一方の挟持部材70aに対し開閉する方向に回動して、前記一方の挟持部材70aとの間に前記フィラーゴムFを挟持するように設けられている。
また、前記一方の挟持部材70aは、アーム部材74を介して前記支承軸52に連結されて支持されており、両挟持部材70a,70bによるフィラーゴムFの前記後端部F2を挟持した状態において、該支承軸52を中心に回動することにより、前記後端部F2を前記回転支持体10上のビードコアCに貼り付けられた先端部F1との対向させる位置(図11の鎖線)に移動できるように設けられている。この移動のために、アーム部材74を支持する支承軸52は、前記ベースプレート53の後方において径方向の突出部にシリンダー装置75が連結され、該シリンダー装置75の作動により前記支承軸52が回転するのに伴って前記アーム部材74が回動し、前記両挟持部材70a,70bを前記挟持動作した位置からビードコアC上の前記対向位置へ移動するようになっている。
さらに、前記挟持部材70a,70bによる挟持動作位置より送り込み装置20側の上方に前記のように送り込まれるフィラーゴムFを切断する切断装置80が設けられている。この切断装置80は、カッター刃81が、通常時は、前記のように送り込まれるフィラーゴムFより上方にあって、前記送り込み装置20によるフィラーゴムFの送り込みの邪魔にならないように保持されるとともに、前記第2の挟持手段70による挟持動作の後に、該カッター刃81がシリンダー装置等の作動により降下することにより、前記フィラーゴムFを切断するように設けられている。この切断装置80による切断位置は、前記回転支持体により支持されたビードコアC上の貼り付け開始の基準位置P1から前記切断位置までの長さが、前記ビードコアの外周上において前記第1の挟持手段50により挟持したフィラーゴムFの先端部F1から前記基準位置P1までの距離あるいは前記ビードコアの外周上での前記先端部と後端部の突き合わせ位置から前記基準位置までの距離に略相当するように設定される。
また、前記圧着ローラ40a,40bより回転方向のやや前方位置には、図3及び図17,図18のように、前記ビードコアCの外周面に貼り付けられたフィラーゴムFを両側から挟圧し整形する一対の挟圧ローラ90a,90bを有する挟圧ローラユニット90が設けられている。前記挟圧ローラ90a,90bの一方、すなわち装置正面(回転支持体の正面)見て前記フィラーゴムFの背部側に位置する挟圧ローラ90aは、前記フィラーゴムFの背部側の側面に沿って装置フレーム8に取着されたブラケット91に取付られた支軸92によりビードコアの外周面に対し直交する方向に支持されて回転可能に設けられている。図示する実施例の場合、前記挟圧ローラ90aは、そのローラ体93が支軸92に対し偏心カムローラ94を介して設けられ、該カムローラ94の回転により前記フィラーゴムFの側面に対し接近あるいは離反可能に支持され、挟圧作用時以外は前記フィラーゴムFから離しておけるようになっている(図18)。95は前記カムローラ94に連結したシリンダー装置であり、該シリンダー装置95の作動により、前記カムローラ94が回転するようになっている。
また、他方の挟圧ローラ90bは前記ブラケット91に回動可能に軸支されたアーム96に軸部97が取り付けられており、前記アーム96がこれに連結されたシリンダー装置98の作動により、前記一方の挟圧ローラ90aに対し開閉可能に設けられており、前記フィラーゴムの貼り付け時には、前記挟圧ローラ90bは前記フィラーゴムFの側面と対接する位置(図17の実線の状態)にあり、ビードコアの供給セット時及びフィラーゴム貼り付け後のビード取り出しの際は、図17の鎖線の状態にできるように構成されている。
なお、前記回転支持体10の周囲には、必要に応じて、ビートコアCに対し立状姿勢で貼り付けられる前記フィラーゴムFの倒れを規制するガイドローラが適当な間隔で配される(図示せず)。
上記の装置を使用して、ビードコアにフィラーゴムを貼り付けタイヤ用ビードを製造する方法について説明する。
図1及び図2のように、押出機5から断面三角状に連続して押出成形されるフィラーゴムFは、空冷式のフェスツーン装置6を経て徐々に立状姿勢に変換しながら、貼り付け装置部1への送り込み装置20の部分に給送される。一方、リング状のビードコアCは、ビードコアの供給部2から、該ビードコアCを係止状態に保持して搬送できる搬送手段4により、貼り付け装置部1の前方に送られ、該搬送手段4から前記貼り付け装置部1の回転支持体10に送られ、該回転支持体10に有する支持部材13により内側から係止され保持される。
この状態において、図20Aのように、前記送り込み装置20に給送されて両側のガイド板24,24の間に挟まれたフィラーゴムFは、ガイド板24,24の切欠窓24aの部分で挟持部材27,27により挟持されて待機している。この状態で送り込み装置20の支持フレーム21がシリンダー装置31の作動により前記回転支持体10の貼り付け開始の基準位置P1に向かって進出する。この進出により、前記ガイド板24及び挟持部材27,27が前記基準位置P1に近づき、さらに前記挟持部材27,27を支持するブラケット29が進出することにより、前記フィラーゴムFの先端部F1が回転支持体10に支持されたビードコアCの外周面の頂部に設定された基準位置P1に立状姿勢で送り込まれ(図20B)、この送り込みと同時に前記挟持部材27による挟持作用が解除される。
このとき、前記基準位置P1には、一対の圧着ローラ40a,40bを有する圧着ローラユニット40が降下して前記ビードコアCに当接する圧着位置にあり、そのため、前記のフィラーゴムFの先端部F1が送り込まれるのと同時に、前記圧着ローラ40a,40bにより基部両側がビードコアCに向かって圧着され貼り付けられる。なお、このとき、切断装置80及び切断される後端部F2の近傍を挟持する第2の挟持手段70は、前記送り込み装置20の進出及びフィラーゴムFの送り込みの邪魔にならない上方あるいは後方の位置に待避している。
前記のようにして、前記回転支持体10の回転に伴い、該回転支持体10の外周に支持されたビードコアCの外周面に立状姿勢に保持した状態で巻き付けながら基部両側を圧着ローラ40a,40bによりビードコアCに対し圧着し貼り付ける(図20C)。この貼り付け中に、前記送り込み装置20及び挟持部材27が元の位置に復帰する。
そして、前記フィラーゴムFの先端部F1が所定の回転角度位置に達したとき、これをセンサ51により検知して、前記先端部F1が第1の挟持手段50による挟持位置より僅かに進んだ位置で回転を停止する)。これと同時に、前記第1の挟持手段50のシリンダー装置59の作動により挟持動作を行い、両挟持部材50a,50bにより前記先端部F1の近傍を両側より挟持する(図20D)。特に、第1の挟持手段50は、コア外周面に対して回転方向後方に傾斜した状態になっている前記先端部F1を、その傾斜に対応した方向で挟持する。
また、前記送り込み装置20から前記基準位置P1への送り込み側では、前進位置にあった前記送り込み装置20および挟持部材27,27がそれぞれ元の位置に復帰している。この状態で、前記台2の挟持手段70がフィラーゴムFの近接位置に移動してシリンダー装置72の作動により挟持動作を行い、両挟持部材70a,70bにより前記フィラーゴムFの切断されることで後端部F2になる部分の近傍を挟持する。同時に前記送り込み装置20の挟持部材27,27についても、両ガイド板24,24間の前記フィラーゴムFを再度挟持動作させる。
前記の挟持作用が完了すると、前記切断装置80のカッター刃81が降下し、前記第2の挟持手段70により挟持されたフィラーゴムFを、先端部F1からコア外周の1周分に相当する長さの個所で切断する(図20E)。切断作用が完了すると、前記第2の挟持手段70が、前記フィラーゴムFの切断されたフィラーゴムFの後端部F2の近傍を挟持した状態で、シリンダー装置75の作動による前記アーム部材74の回動により前記挟持位置からビードコアC上の前記先端部F1との対向位置へ移動する。このとき、前記フィラーゴムFの外縁側を引き延ばすようにして、前記後端部F2がコア外周面に対し略直角の状態になるように移動させる。
これにより、前記フィラーゴムFの先端部F1と後端部F2とは、前記ビードコアCの外周上で第1の挟持手段50及び第2の挟持手段70より若干突出した状態で対向する(図20Eの鎖線)。この状態において、前記第1の挟持手段50が、シリンダー装置61の作動によりスイングアーム55の回動により、第2の挟持手段70の側へ回動変位し、これに伴って、フィラーゴムFの外縁側ほど大きく引き延ばされて、前記先端部F1が、前記ビードコアCの外周面に対して回転方向後方に傾斜した状態から、コア外周面に対し略直角の状態になって、前記第2の挟持手段70で挟持されている後端部F2と突き合わされ、その結果、該先端部F1と後端部F2とがジョイントされる(図20F)。
この後、前記第1の挟持手段50および第2の挟持手段70が、挟持作用を解除して元の位置に戻ると、前記回転支持体10が再度回転し、前記フィラーゴムFの後端部F2側の基部両側を前記圧着ロール40a,40bにより押圧して前記ビードコアCの外周面に貼り付けるとともに、前記突き合わせによるジョイント部Jを含む前記フィラーゴムFを一対の挟圧ロール90a,90bの間を通して両側から挟圧して整形する。これにより、突き合わせによるジョイント部Jを所定の厚みに整形できる。
このあと、前記圧着ローラ40a,40bが前記フィラーゴムFを圧着する位置から上昇し、さらに挟圧ローラ90a,90bによる挟圧が解除されると(図20G)、回転支持体10の支持部材13が縮径して、ビードコアCにフィラーゴムFが貼り付けられた図21のようなビードBが前記回転支持体10から取り出される。
このようにして、ビードコアCの外周面に対しフィラーゴムFを立状姿勢で送り込んで立状姿勢のまま巻き付け貼り付けながら、先端部F1と後端部F2とを突き合わせにより過度の重なりやゴム不足を生じさせることなく確実にジョイントすることができ、ビードコアCにフィラーゴムFを貼り付けたビードBを能率よく製造でき、ビードの製造を自動化できることにもなる。
また、突き合わせによるジョイント部において、ゴム不足や過剰なゴムの重なりが生じないことになり、ジョイント部に割れを生じさせる虞がなく、又ゴムのはみ出しも生じず、重量バランスのよいビードを得ることができる。
本発明のタイヤ用ビードの製造方法及び装置は、ワイヤをリング状に巻回して断面角状に積層成形したビードコアの外周面に対し、押出成形された断面三角状のフィラーゴムを、前記外周面に対し立状姿勢に保持した状態で貼り付けて、ビードを製造するのに好適に利用できる。
本発明のビード製造装置の概略正面図である。 同上の概略平面図である。 回転支持体を中心とする貼り付け装置部の概略正面図である。 回転支持体の縦断面図である。 フィラーゴムの送り込み装置部分の送り込み方向に対し側方からの正面図である。 同送り込み装置部分の平面図である。 図6におけるVII−VII線の断面図である。 図6におけるVIII−VIII線の断面図である。 圧着ローラ部分の側面図である。 フィラーゴムの圧着状態の部分拡大説明図である。 第1の挟持手段と第2の挟持手段の支持状態を示す正面図である。 第1の挟持手段の部分の側面図である。 同上の平面図である。 第2の挟持手段の部分の側面図である。 同上の平面図である。 フィラーゴムの突き合わせによるジョイント状態の説明図である。 挟圧ロール部分の側面図である。 同上の一部の平面図である。 ビードコアの1例を示す断面図である。 ビードコアに対するフィラーゴムの貼り付け状態の説明図である。 ビードコアに対するフィラーゴムの貼り付け状態の説明図である。 ビードコアに対するフィラーゴムの貼り付け状態の説明図である。 ビードコアに対するフィラーゴムの貼り付け状態の説明図である。 ビードコアに対するフィラーゴムの貼り付け状態の説明図である。 ビードコアに対するフィラーゴムの貼り付け状態の説明図である。 ビードコアに対するフィラーゴムの貼り付け状態の説明図である。 タイヤ用ビードの一部を切欠した斜視図である。 タイヤ用ビードのビードコアに対するフィラーゴムの巻き付け状態の説明図である。
符号の説明
B…タイヤ用ビード、C…ビードコア、F…フィラーゴム、F1…フィラーゴムの先端部、F2…フィラーゴムの後端部、J…ジョイント部、P1…基準位置、W…ワイヤ、1…貼り付け装置部、2…ビードコアの供給部、3…フィラーゴムの供給部、4…搬送手段、5…押出機、6…フェスツーン装置、7…走行ガイド部分、8…装置フレーム、9…水平のフレーム、10…回転支持体、11…中空の回転軸、11a…フランジ状の取付板、11b…ガイド部材、12…取付板、12a…ガイド部、13a…溝、13…支持部材、14…作動軸、15…リンク部材、16…シリンダー装置、17…駆動用のモータ、18…回転伝達手段、19…支持フレーム、20…送り込み装置、21…支持フレーム、22…リニアガイド部、23…送り台、23a…板状フレーム、23b…タイミングベルト、24…ガイド板、24a…切欠窓、25…リニアガイド部、26…ラック機構部、27…挟持部材、28…エアチャック機構部、29…ブラケット、30…リニアガイド部、31…シリンダー装置、32…シリンダー装置、33…駆動用伝達軸、34,35…タイミングプーリー、36…タイミングベルト、37…モータ、38…ベルト受け、39…押圧手段、40…圧着ローラユニット、40a,40b…圧着ローラ、41…ローラ板、42…取付部材、43…ねじ軸、44…支持部材、45…支持ブラケット、46…リニアガイド部、47…リニアガイド部、48…シリンダー装置、50…第1の挟持手段、50a,50b…挟持部材、51…センサ、52…支承軸、53…ベースプレート、54…支点軸部、55…スイングアーム、56…取付板、57…ピニオン、58…ラック、59…シリンダー装置、60…ガイドローラ、61…シリンダー装置、62…シリンダー装置、70…第2の挟持手段、70a…挟持部材、70b…挟持部材、71…ピニオン、72…シリンダー装置、73…ラック、74…アーム部材、75…シリンダー装置、80…切断装置、81…カッター刃、90…挟圧ローラユニット、90a,90b…挟圧ローラ、91…ブラケット、92…支軸、93…ローラ体、94…カムローラ、95…シリンダー装置、96…アーム、97…軸部、98…シリンダー装置。

Claims (12)

  1. リング状のビードコアの外周面に断面三角状に押出成形されたフィラーゴムを立状姿勢で貼り付けてなるタイヤ用ビードの製造方法であって、
    回転支持体により支持したリング状のビードコアの外周面に対し、前記フィラーゴムを立状姿勢に保持して該ビードコアの回転に合わせて巻き付けるとともに、コア外周の1周分に相当する所定長さに切断されたフィラーゴムの先端部と後端部をジョイントする際、
    前記先端部近傍と後端部近傍を第1と第2の挟持手段によりそれぞれ挟持して該先端部と後端部とを前記ビードコアの外周面上で対向させるとともに、この対向状態から、少なくとも一方の挟持手段を他方側に変位させることにより、前記フィラーゴムの先端部と後端部の端面同士を突き合わせてジョイントすることを特徴とするタイヤ用ビードの製造方法。
  2. 前記フィラーゴムの先端部近傍を挟持する第1の挟持手段は、前記ビードコアの外周面に対する巻き付けにより回転方向後方へ傾斜する前記フィラーゴムの先端部をその傾斜に対応した方向で挟持し、該先端部を前記後端部と外縁側で間隔をあけて対向する状態から、前記フィラーゴムの外縁側ほど大きく引き延ばすように他方側に変位させて、前記フィラーゴムの先端部と後端部の端面同士を突き合わせる請求項1に記載のタイヤ用ビードの製造方法。
  3. リング状のビードコアの外周面に断面三角状に押出成形されたフィラーゴムを立状姿勢で貼り付けてなるタイヤ用ビードの製造方法であって、
    前記ビートコアを回転支持体により内周より支持した状態において、長尺で供給される前記フィラーゴムを、前記ビードコアの外周面における貼り付け開始の基準位置に対して接線方向に立状姿勢で送り込むとともに、前記回転支持体によるビードコアの回転に合わせて巻き付けながら、前記フィラーゴムの基部両側を圧着ロールにより押圧して前記ビードコアの外周面に貼り付け、
    前記フィラーゴムの先端部が前記基準位置から1周未満の所定の回転角度位置に達したときに、前記回転支持体による回転を停止して、該先端部近傍を第1の挟持手段により挟持するとともに、前記ビードコア外周の1周に相当する長さのフィラーゴムの後端部近傍を第2の挟持手段により挟持して、前記1周相当長さに切断し、
    切断された前記後端部を前記第2の挟持手段により前記ビードコア外周の前記先端部と対向する位置に移動させるとともに、この対向状態から、少なくとも一方の挟持手段を他方側に変位させることにより、該フィラーゴムの先端部と後端部の端面同士を突き合わせてジョイントすることを特徴とするタイヤ用ビードの製造方法。
  4. 前記フィラーゴムの先端部近傍を挟持する第1の挟持手段は、前記ビードコアの外周面に対する巻き付けにより回転方向後方へ傾斜する前記フィラーゴムの先端部をその傾斜に対応した方向で挟持し、該先端部を前記後端部と外縁側で間隔をあけて対向する状態から、前記フィラーゴムの外縁側ほど大きく引き延ばすように他方側に変位させて、前記フィラーゴムの先端部と後端部の端面同士を突き合わせる請求項3に記載のタイヤ用ビードの製造方法。
  5. 前記フィラーゴムの先端部が前記基準位置から1周未満で270°以上の回転角度位置に達したときに、回転支持体による回転を停止して、前記フィラーゴムの先端部近傍を第1の挟持手段により挟持する請求項3又は4に記載のタイヤ用ビードの製造方法。
  6. 前記フィラーゴムの先端部と後端部の端面同士を突き合わせた後、回転支持体による回転に伴って、前記フィラーゴムの後端部側の基部両側を前記圧着ロールにより押圧して前記ビードコアの外周面に貼り付けるとともに、前記突き合わせによるジョイント部を含む前記フィラーゴムを一対の挟圧ロールの間を通して両側から挟圧して整形する請求項3又は4に記載のタイヤ用ビードの製造方法。
  7. 前記ビートコアとして、スチール製のワイヤを複数回巻回して形成したコア本体の外周に、繊維製シートを包被せしめたものを用いる請求項3又は4に記載のタイヤ用ビートの製造方法。
  8. リング状のビードコアの外周面に断面三角状に押出成形されたフィラーゴムを立状姿勢で貼り付けてなるタイヤ用ビードの製造装置であって、
    1つずつ供給されるリング状のビードコアをその内周より支持して回転し得る回転支持体と、
    断面三角状に押出成形されて長尺で供給される前記フィラーゴムを、前記回転支持体に支持されたビードコアの外周面における貼り付け開始の基準位置に対し接線方向に立状姿勢で送り込むための送り込み装置と、
    前記ビードコア外周面の基準位置において、送り込まれる前記フィラーゴムの基部両側を回転支持体による回転に合わせて前記ビードコアの外周面に対し押圧して貼り付ける一対の圧着ロールと、
    前記フィラーゴムの先端部が前記基準位置から1周未満の所定の回転角度位置に達して前記回転支持体による回転が停止したときに、前記ビードコアの外周面に貼り付けられたフィラーゴムの先端部近傍を両側から挟持する第1の挟持手段と、
    前記送り込み装置の送り方向前方において、前記ビードコア外周の1周分に相当する長さの後端部近傍を両側から挟持する第2の挟持手段と、
    前記第2の挟持手段より前記送り込み装置の側で該フィラーゴムを前記一周相当長さに切断する切断装置とを備え、
    前記第2の挟持手段は、切断されたフィラーゴムの後端部近傍を挟持した状態で該後端部を前記ビードコア外周の前記先端部と対向させる位置に移動可能であり、また、前記第1の挟持手段と前記第2の挟持手段との少なくとも一方は、前記対向状態の位置から他方側へ変位可能であり、この変位作用により、前記フィラーゴムの先端部と後端部の端面同士を突き合わせてジョイントするように設けられてなることを特徴とするタイヤ用ビードの製造装置。
  9. 前記フィラーゴムの先端部近傍を挟持する第1の挟持手段は、前記ビードコアの外周面に対する巻き付けにより回転方向後方側へ傾斜する前記フィラーゴムの先端部をその傾斜に対応した方向で挟持するように設けられるとともに、前記ビードコアの内周近傍の支点軸部を中心にして、前記フィラーゴムの外縁側ほど大きく引き延ばすように他方側に回動変位可能に設けられてなる請求項8に記載のタイヤ用ビードの製造装置。
  10. 前記フィラーゴムの先端部が前記基準位置から1周未満の所定の回転角度位置に達したときに、これを検知するセンサを備え、該センサによる前記先端部の検知信号に基づいて前記回転支持体の回転を停止させるように構成されてなる請求項8又は9に記載のタイヤ用ビードの製造装置。
  11. 前記フィラーゴムの先端部近傍を挟持する第1の挟持手段が、前記基準位置から1周未満で270°以上の回転角度位置にあり、前記回転支持体の回転停止時に、挟持動作を行って前記フィラーゴムの先端部近傍を挟持するように設けられてなる請求項8又は9に記載のタイヤ用ビードの製造装置。
  12. 前記基準位置の圧着ローラより回転方向やや前方側に、前記突き合わせジョイント部を含む前記フィラーゴムを両側より挟圧する一対の挟圧ローラが設けられてなる請求項8又は9に記載のタイヤ用ビードの製造装置。
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