JP4474343B2 - ゴムシート接合方法および接合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、成形ドラムの外周に巻回したゴムシートの両端部を突合せ接合によって接合する接合方法および接合装置、特に接合端部に盛り上がり部を発生させないゴムシート接合方法および接合装置に関するものである。
タイヤ構成材料として使用されるカーカスプライ等の未加硫帯状材料の両端接合部を成形ドラム上で突き合わせ接合するものとして、例えば特許文献1に記載のものが知られている。かかる特許文献1に記載のものは、接合部を開状態にした成形ドラムに、予め定尺切断された帯状材料の接合端末部を貼付け、成形ドラムを閉じることにより接合端末部を引き寄せながら突き合わせて仮接合し、その状態で接合端末部を傘歯状の一対のローラで圧着させるものである。
上記した特許文献1に記載のものにおいては、帯状材料の接合端末部を傘歯状のローラによって近寄らせながら接合するため、必然的に接合端末部が盛り上がり、接合端末部の平坦性が悪くなる。従って、接合端末部の盛り上がりを均すために、帯状材料の接合端末部を接合した後に、例えば特許文献2に記載されているように、加温手段を設けた均し板によって接合端末部を上下から挟んで押え付ける均し工程を追加し、接合端末部の平坦性を高めることが必要となる。
特開2002−11805号公報(段落0018〜0020、図1) 特開2004−142219号公報(段落0027〜0031、図1)
このように特許文献1に記載のものにおいては、接合部の盛り上がりを均すために、特許文献2に記載されたように、加温手段を設けた均し板によって化学的にゴムを変質させて平坦性を得る必要があるため、シートの接合部と他の部分は、厚み的には同じになっても、品質的には異なったものとなる。従って、このような接合方法によって接合されたカーカスプライを用いてタイヤが製造された場合には、タイヤの円周上に物性の異なる不均一な部分が存在することになり、品質向上の妨げとなる恐れがある。しかも、均し工程の追加により、設備費用が増加するとともに、タイヤ製造のサイクルタイムが長くなる問題がある。
本発明は、上記した従来の問題点を解決するためになされたもので、ゴムシートの両端接合部が盛り上がることがなく、しかも厚さおよび品質が均一なゴムシートを突き合わせ接合するための接合方法および接合装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、成形ドラムの外周に巻回されたゴムシートの両端部を突合せ接合によって接合する接合方法にして、前記成形ドラムに互いにオーバラップ状態で噛合う第1および第2の保持部と前記成形ドラムに対して成形ドラム放射方向に接近離間可能な可動部材に互いにオーバラップ状態で噛合う第1および第2の押付け部を設け、前記成形ドラムに対する前記可動部材の接近によって、前記第1および第2の押付け部を前記第1および第2の保持部に係合させるとともに、前記第1および第2の保持部と前記第1および第2の押付け部との間で前記ゴムシートの両端部をそれぞれ挟持し、その状態で、前記第1および第2の保持部ならびに前記第1および第2の押付け部を前記成形ドラムの径の減少に応じて前記成形ドラムの接線方向に同期して相対移動させることにより、前記ゴムシートの両端部を突合せ接合するようにしたことを特徴とするゴムシート接合方法である。
請求項2に係る発明は、成形ドラムの外周に巻回されたゴムシートの両端部を突合せ接合によって接合する接合装置において、ドラム径が拡縮可能な成形ドラムと、該成形ドラムに対して成形ドラムの放射方向に進退可能な可動部材を備え、前記成形ドラムには前記ゴムシートの両端部をそれぞれ保持する第1および第2の保持部が前記成形ドラムの放射方向にそれぞれ移動可能に設けられ、前記可動部材には前記第1および第2の保持部に前記ゴムシートの両端部をそれぞれ押付ける第1および第2の押付け部が前記成形ドラムの接線方向に相対移動可能に設けられ、前記第1および第2の保持部ならびに前記第1および第2の押付け部には互いにオーバラップ可能に噛合う噛合い部が形成され、前記第1および第2の保持部の前記成形ドラムの接線方向の相対移動に同期して前記第1および第2の押付け部を前記成形ドラムの接線方向に相対移動させる同期移動手段を設け、該同期移動手段は、前記第1および第2の保持部にそれぞれ設けられた第1係合部材と、前記第1および第2の押付け部にそれぞれ設けられ前記可動部材の進退によって前記第1係合部材に係脱可能な第2係合部材とによって構成したことを特徴とするゴムシート接合装置である。
請求項3に係る発明は、請求項2において、前記成形ドラム側に前記成形ドラムの径を変更するドラム径変更部材を設け、該ドラム径変更部材による前記成形ドラムの径の変更により、前記第1および第2の保持部にそれぞれ設けられた第1係合部材に係合する第2係合部材を介して前記第1および第2の押付け部を前記第1および第2の保持部に同期して前記成形ドラムの接線方向に相対移動させるようにしたことを特徴とするゴムシート接合装置である。
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、成形ドラムに対する可動部材の接近によって、第1および第2の押付け部を第1および第2の保持部に係合させるとともに、第1および第2の保持部と第1および第2の押付け部との間でゴムシートの両端部をそれぞれ挟持し、その状態で、第1および第2の保持部ならびに第1および第2の押付け部を成形ドラムの径の減少に応じて成形ドラムの接線方向に同期して相対移動させることにより、ゴムシートの両端部を突合せ接合するようにしたので、成形ドラムの径の減少による第1および第2の保持部の接近に同期して、可動部材側の第1および第2の押付け部を接近させることができ、成形ドラムに巻回されたゴムシートの両端部をすべて保持した状態で、両端部を圧接させることが可能となり、これにより、ゴムシートの両端部を強固な圧接力で接合しても、その接合部に盛り上がりが生ずるのを防止することができる。従って、ゴムシートの接合後に盛り上がり部を均す均し工程を不要にできるので、厚さが均一で平坦性に優れ、しかも品質の均一なゴムシートを効率的に製造できるゴムシート接合方法を容易に得ることができる。
請求項2に係る発明によれば、成形ドラムに成形ドラムの放射方向に移動可能に設けられた第1および第2の保持部と、可動部材に成形ドラムの接線方向に相対移動可能に設けられゴムシートの両端部を第1および第2の保持部に押付ける第1および第2の押付け部とに、互いにオーバラップ可能に噛合う噛合い部を形成し、これら第1および第2の保持部と第1および第2の押付け部を同期して成形ドラムの接線方向に相対移動させる同期移動手段を設け、同期移動手段は、第1および第2の保持部にそれぞれ設けられた第1係合部材と、第1および第2の押付け部にそれぞれ設けられ可動部材の進退によって第1係合部材に係脱可能な第2係合部材とによって構成したので、ゴムシートの両端部を保持部と押付け部によってすべて挟持した状態で、第1および第2の保持部ならびに第1および第2の押付け部を同期して相対移動させることができ、これによって、ゴムシートの両端部を接合部に盛り上がりを生じさせることなく簡単かつ確実に接合できるゴムシート接合装置を得ることができる。しかも、可動部材の進退によって第1および第2係合部材を係脱させることができるので、同期移動手段の構成を簡単にすることができる。
請求項3に係る発明によれば、成形ドラム側に成形ドラムの径を変更するドラム径変更部材を設け、ドラム径変更部材による成形ドラムの径の変更により、第1および第2の保持部にそれぞれ設けられた第1係合部材に係合する第2係合部材を介して第1および第2の押付け部を第1および第2の保持部に同期して成形ドラムの接線方向に相対移動させるようにしたので、ドラム径変更部材による成形ドラムの径の変更によって、第1および第2の押付け部を第1および第2の保持部に同期して成形ドラムの接線方向に相対移動させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明におけるゴムシート接合方法および接合装置は、自動車のタイヤに用いられるカーカスプライの製造に適用して好適であるが、特にその適用範囲について限定されるものではない。
図1はカーカスプライのようなゴムシートを製造する製造装置10の全体構成を概略的に示すもので、製造装置10は主として、カーカスプライとなるコード補強ゴムシート15を搬送するゴムシート搬送装置11と、ゴムシート15を成形ドラム17の外周に巻回するゴムシート巻回装置12と、ゴムシート15の両端部を接合するゴムシート接合装置13とによって構成されている。
ゴムシート搬送装置11は、図2に示すように、固定フレーム21上に水平に設置された一対のレール22に移動可能に支持された搬送台23と、搬送台23上に昇降可能に支持された支持台24とを備え、この支持台24上にゴムシート15が支持されるようになっている。ゴムシート15は、図略のボビンにロール状に巻かれた所定幅の未加硫帯状ゴムをタイヤの種類やサイズ等に応じて所定長さに切断したものである。
ゴムシート巻回装置12は、後述する構成の成形ドラム17を回転可能に支持している。ゴムシート15を支持した支持台24が搬送台23とともに搬送され、ゴムシート15の一端(巻き始め端部)15aが成形ドラム17の下方に位置された状態で支持台24が昇降用シリンダ25により上昇されると、ゴムシート15の巻き始め端部15aが成形ドラム17の外周に当接される。その状態で成形ドラム17が回転されるのと同期して、ゴムシート搬送装置11が前方へ移動することにより、成形ドラム17の外周にゴムシート15が1周分巻回され、ゴムシート15の巻き始め端部15aと巻き終わり端部15bは僅かな隙間を存して対向される。
次に成形ドラム17の構成を図5に基づいて説明する。成形ドラム17は、軸筒30と、その軸筒30の両端に固定された一対の円板状のディスク31a、31bを備えている。軸筒30はゴムシート巻回装置12に回転可能に支持され、図略の回転駆動手段によって所定角度回転されるようになっている。
一対のディスク31a、31bの間には、円周上等角度間隔に複数のセグメント33がそれぞれ半径方向に移動可能に支持されている。各セグメント33の内面には、軸線方向の両端部にブラケット34a、34bが取付けられ、これらブラケット34a、34bが各ディスク31a、31bの内面にそれぞれガイド部材35a、35bを介して半径方向へ移動可能に案内支持されている。軸筒30の外周には円筒状のドラム径変更部材36が軸線方向へ相対移動可能に嵌挿支持され、ドラム径変更部材36の両端外周には、軸線方向に対して所定角度傾斜した傾斜カム部材37a、37bが設けられている。傾斜カム部材37a、37bには各セグメント33の内面に取付けられたブラケット34a、34bがガイド部材38a、38bを介して案内支持されている。
軸筒30内には調整軸40が回転可能に挿通支持され、図略の回転駆動手段により回転されるようになっている。軸筒30内にはボールねじ41が回転可能に支持され、ボールねじ41は調整軸40の内端に連結されている。ボールねじ41にはナット42が螺合され、ナット42は連結板43を介してドラム径変更部材36に連結されている。
上記した構成により、調整軸40の回転によりボールねじ41が回転されると、ナット42および連結板43を介してドラム径変更部材36が軸線方向に移動される。これにより、傾斜カム部材37a、37bのカム作用で、各セグメント33が軸筒30の軸線と交差する半径方向へ同期して移動され、複数のセグメント33の集合体によって構成された成形ドラム17のドラム径が変更調整されるようになっている。
なお、成形ドラム17のドラム径が変更調整されてもセグメント33の各間に隙間が生じないように、各セグメント33の両端部には図6に示すような凹凸33a、33bが形成され、これら凹凸33a、33bの噛合いによって隣合うセグメント33同士が互いにラップするように構成されている。これによって、円周方向に連続したドラム面を形成している。
上記した円周上複数のセグメント33のうち、ゴムシート15の両端部の合わせ目に対応する一対の接合用セグメント45、46の対向端面には、図6に示すように、櫛歯状の凹凸45a、46aがそれぞれ所定深さにわたって形成され、これら櫛歯状の凹凸45a、46aは互いに噛合っている。これによって、接合用セグメント45、46の外面には、櫛歯状の凸部によってゴムシート15の両端部を保持する保持部45b、46bがそれぞれ形成されている。このように、櫛歯状の凹凸45a、46aによって一対の接合用セグメント45、46をオーバラップさせることにより、接合用セグメント45、46によってゴムシート15の両端縁部まで完全に保持した状態で、ゴムシート15の両端面を接合させることが可能となる。
保持部45b、46bには、ゴムシート15の接合時にゴムシート15が保持部45b、46bに対して後退しないよう、図9に示すように、ゴムシート15の表面に食い込む微小高さの波状爪45c、46c、例えば鋸歯状爪が形成されている。
一対の接合用セグメント45、46の軸線方向の両端部には係合ピン47、48がそれぞれ突設されている。係合ピン47、48はセグメント45、46の放射方向の移動により、すなわち、成形ドラム17のドラム径の拡大縮小により、成形ドラム17の接線方向(円周方向)の距離Lが変化されるようになっており、これにより、ドラム径の縮小によって接合用セグメント45、46に保持されたゴムシート15の両端部が当接されるようになる。
次に成形ドラムに巻回されたゴムシート15の両端部を接合するゴムシート接合装置13の構成を、図3、図4および図7に基づいて説明する。ゴムシート接合装置13は成形ドラム17の上方に配置され、その固定フレーム50には複数のガイドバー51を介して可動部材52が上下方向(成形ドラム17の放射方向)に進退可能に案内されている。可動部材52は固定フレーム50に設置された押付け用シリンダ53によって成形ドラム17に対して進退されるようになっている。可動部材52の先端(下端)には、リニアガイドを構成する一対のガイドレール55が設置され、このガイドレール55に2組の移動体57、58がガイドブロック59、60を介して成形ドラム17の接線方向(円周方向)に互いに接近離間可能にそれぞれ装架されている。
すなわち、2組の移動体57、58は成形ドラム17の中心を通る鉛直軸線L0(図9参照)を挟んで両側に対向して配置され、これら移動体57、58は成形ドラム17の軸方向長さにほぼ一致する長さを有している。各移動体57、58の対向端面には櫛歯状の凹凸57a、58aがそれぞれ所定深さにわたって形成され、これら櫛歯状の凹凸57a、58aは互いに噛合っている。これによって各移動体57,58の下面に、櫛歯状の凸部によってゴムシート15の両端部をその全長にわたって押付ける押付け部57b、58bがそれぞれ形成されている。このように、櫛歯状の凹凸57a、58aによって一対の移動体57,58を互いにオーバラップさせることにより、移動体57,58の押付け部57b、58bによってゴムシート15の両端縁部まで完全に押付けた状態で、ゴムシート15の両端面を接合させることが可能となる。
押付け部57b、58bには、ゴムシート15の接合時にゴムシート15が押付け部57b、58bに対して後退しないよう、図9に示すように、ゴムシート15の表面に食い込む微小高さの波状爪57c、58c、例えば鋸歯状爪が形成されている。
各移動体57,58には、図7および図8に示すように、可動部材52に向かって当接片61、62がそれぞれ突設され、各当接片61、62は可動部材52に固設されたブラケット63との間に介挿されたスプリング64の付勢力によってストッパ65、66に当接されるようになっている。各移動体57、58は通常当接片61、62がストッパ65、66に当接する位置に保持され、これによって、各移動体57、58は、互いに離間する方向の相対移動はストッパ65、66によって阻止されているが、互いに接近する方向(スプリング63の付勢力に対抗する方向)の相対移動は許容されている。
各移動体57,58の長手方向の両側にはそれぞれ係合ブロック67,68が取付けられ、これら係合ブロック67,68には係合凹部67a,68aが下方に向けて形成されている。係合ブロック67,68の係合凹部67a,68aは、可動部材52の進退動作により一対の接合用セグメント45、46に突設した係合ピン47、48に係合されるようになっており、係合凹部67a,68aに係合ピン47、48が係合した状態で一対の接合用セグメント45,46が成形ドラム17の接線方向に接近されることにより、各移動体57,58が同期して接近移動されるようになる。
上記した係合ブロック67,68および係合ピン47、48により、請求項における同期移動手段を構成しており、この同期移動手段により、接合用セグメント45、46に形成された保持部45a、45bと移動体57,58に形成された押付け部57a、57bとを同期して移動させるようになっている。なお、移動体57,58側に係合ピンを設け、接合用セグメント45、46側に係合ブロックを設けてもよく、同期移動手段の構成は特に限定されるものではない。
次に上記したように構成された実施の形態における動作について説明する。まず初めに、成形ドラム17の外周にゴムシート15を巻回する動作を説明する。なお、ゴムシート15の巻回時においては、成形ドラム17は、拡張状態に保持され、かつ一対の接合用セグメント45,46が成形ドラム17の真下に位置する角度位置に位置決めされている。
ゴムシート搬送装置11の支持台24上にタイヤの種類やサイズ等に応じて所定長さに切断されたゴムシート15が支持されると、支持台24を支持した搬送台23が図略の搬送用シリンダによりレール22に沿って図1の右方に搬送され、ゴムシート15の一端(巻始め端部)15aが成形ドラム17の真下に位置する一対の接合用セグメント45,46の一方に対応する位置に位置決めされる。
続いて、ゴムシート搬送装置11の支持台24が昇降用シリンダ25により上昇され、ゴムシート15の巻始め端部15aが成形ドラム17の外周(一対の接合用セグメント45,46の一方)に当接され、図略の吸着保持手段により吸着保持される。この状態で、支持台24を支持した搬送台23が図1の右方に移動されるとともに、成形ドラム17がゴムシート巻回装置12により回転されることにより、ゴムシート15が成形ドラム17の外周にほぼ1周分巻回され、巻終り端部15bが巻き始め端部15aと同様に、成形ドラム17の外周(一対の接合用セグメント45,46の他方)に図略の吸着保持手段により吸着保持される。
このようにして、ゴムシート15の巻き始め端部15aと巻き終り端部15bの合わせ目が、成形ドラム17の外周上、すなわち、接合用セグメント45,46の間で僅かな隙間を存して対向配置される。しかる後、成形ドラム17はゴムシート巻回装置12によりほぼ180度回転され、ゴムシート15の合わせ目がゴムシート接合装置13に対向する上向きの角度位置に位置決めされる。
しかる状態で、ゴムシート接合装置13の可動部材52が押付け用シリンダ53によって下降され、各移動体57、58に取付けられた係合ブロック67,68の係合凹部67a、68aが一対の接合用セグメント45,46に突設した係合ピン47、48にそれぞれ係合されるとともに、各移動体57,58の押付け部57b、58bがゴムシート15の両端部に押付け用シリンダ53の推力によって押付けられる。これにより、ゴムシート15の両端部は、接合用セグメント45,46の保持部45b、46bと移動体57,58の押付け部57a、58bとによって内側と外側からそれぞれ挟持される。なお、接合用セグメント45,46と移動体57,58とによるゴムシート15の挟持は、成形ドラム17のドラム径が縮小される間も押付け用シリンダ53の追随作用により持続される。
しかる後、成形ドラム17の調整軸40が図略の回転駆動手段により回転される。調整軸40の回転により、ボールねじ41が回転され、ナット42および連結板43を介してドラム径変更部材36が軸線方向に沿って図5の右方向に移動される。これにより、傾斜カム部材37a、37bのカム作用によって、接合用セグメント45,46を含む円周上複数のセグメント33がガイド部材35a、35bに沿って半径方向内方へ移動され、成形ドラム17のドラム径が縮小される。
かかる成形ドラム17のドラム径の縮小により、ゴムシート15の両端部の合わせ目に対応する一対の接合用セグメント45、46は、半径方向内方に移動しながらそれに直交する成形ドラム17の接線方向(円周方向)にも移動するため、一対の接合用セグメント45,46に突設した係合ピン47,48は成形ドラム17のドラム径の縮小に伴って接線方向の距離L(図9参照)が縮小変位される。これにより、係合ピン47,48に係合ブロック67、68を介して係合する一対の移動体57,58もセグメント45、46の接線方向(円周方向)移動に連動して、互いに接近する方向に相対移動される。
このように、成形ドラム17のドラム径の縮小に伴い、ゴムシート15の両端部を挟持している接合用セグメント45、46の保持部45b、46bと移動体57,58の押付け部57b、58bが互いに接近する方向に移動されるため、ゴムシート15の両端面(巻き始め端部15aと巻き終わり端部15b)が接近され、遂には両端面同士が強固に圧接され、突合せ接合される。
この際、ゴムシート15を挟持する保持部45b、46bを形成した接合用セグメント45、46および押付け部57a、58aを形成した移動体57、58は、それぞれ櫛歯状の凹凸45a、46aおよび57a、58aによってオーバラップされているので、ゴムシート15の両端縁部まで完全に挟持した状態で、ゴムシート15の両端面を所定量の押し代分を付与して圧接することができる。なお、保持部45b、46bおよび押付け部57b、58bに形成された波状爪45c、46cおよび57c、58cにより、圧接時におけるゴムシート15の滑りが防止される。
このような結果、ゴムシート15の両端部を強固な圧接力で圧接しても、圧接部(接合部)が盛り上がることがなく、平坦性を向上できる。また、盛り上がりが生じないので、両端部を接合した後に、従来のようなゴムシート15に熱を加えながら盛り上がり部を均すことも不要となり、ゴムシート15が熱によって変質することもなく、品質を均一に保てるようになる。
このようにして、ゴムシート15の両端部を接合する工程が終了すると、例えば、特開2001−138404号公報に記載されているように、図略の真空パッドによってゴムシート15の周囲が吸着保持され、その状態で吸着パッドが成形ドラム17の軸線方向に移動され、ゴムシート15を成形ドラム17の外周より離脱させる。しかる後、成形ドラム17の外周より離脱されたゴムシート15は、次のタイヤ組立て工程に搬送される。
上記した実施の形態においては、保持部45b、46bを形成した一対の接合用セグメント45、46を、成形ドラム17のドラム径の拡縮によって成形ドラムの放射方向に移動しながら接線方向に相対移動させ、この接線方向の相対移動によってゴムシート15の両端部を圧接して接合するようにしたが、保持部45b、46bの成形ドラムの接線方向の相対移動量を大きく取りたい場合には、保持部45b、46bを接合用セグメント45、46とは独立した別個の相対移動手段によって相対移動させることもできる。
なお、上記した実施の形態で述べたゴムシート接合装置13および成形ドラム17の具体的構成は、本発明を実施するうえで好適な一例を示したものにすぎず、本発明はこれに限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の態様を採り得ることは勿論である。
本発明の実施の形態を示すゴムシート製造装置の全体構成を概略的に示す平面図である。 図1の側面図である。 ゴムシート接合装置を示す正面図である。 図3のA方向から見た側面図である。 図3のB−B線に沿って切断した成形ドラムの断面図である。 図4のC方向から見た図である。 図3のD方向から見た図である。 図3のE−E線に沿って矢視した図である。 図4の作動状態を拡大して示す図である。
符号の説明
11・・・ゴムシート搬送装置、12・・・ゴムシート巻回装置、13・・・ゴムシート接合装置、15・・・ゴムシート、17・・・成形ドラム、33・・・セグメント、36・・・ドラム径変更部材、40・・・調整軸、41・・・ボールねじ、42・・・ナット、45,46・・・接合用セグメント、45a、46a・・・櫛歯状の凹凸、45b、46b・・・保持部、45c、46c・・・波状爪、47,48・・・係合ピン、52・・・可動部材、53・・・押付け用シリンダ、57、58・・・移動体、57a、58a・・・櫛歯状の凹凸、57b、58b・・・押付け部、57c、58c・・・波状爪、67、68・・・係合ブロック、67a、68a・・・係合凹部。

Claims (3)

  1. 成形ドラムの外周に巻回されたゴムシートの両端部を突合せ接合によって接合する接合方法にして、前記成形ドラムに互いにオーバラップ状態で噛合う第1および第2の保持部と前記成形ドラムに対して成形ドラム放射方向に接近離間可能な可動部材に互いにオーバラップ状態で噛合う第1および第2の押付け部を設け、前記成形ドラムに対する前記可動部材の接近によって、前記第1および第2の押付け部を前記第1および第2の保持部に係合させるとともに、前記第1および第2の保持部と前記第1および第2の押付け部との間で前記ゴムシートの両端部をそれぞれ挟持し、その状態で、前記第1および第2の保持部ならびに前記第1および第2の押付け部を前記成形ドラムの径の減少に応じて前記成形ドラムの接線方向に同期して相対移動させることにより、前記ゴムシートの両端部を突合せ接合するようにしたことを特徴とするゴムシート接合方法。
  2. 成形ドラムの外周に巻回されたゴムシートの両端部を突合せ接合によって接合する接合装置において、ドラム径が拡縮可能な成形ドラムと、該成形ドラムに対して成形ドラムの放射方向に進退可能な可動部材を備え、前記成形ドラムには前記ゴムシートの両端部をそれぞれ保持する第1および第2の保持部が前記成形ドラムの放射方向にそれぞれ移動可能に設けられ、前記可動部材には前記第1および第2の保持部に前記ゴムシートの両端部をそれぞれ押付ける第1および第2の押付け部が前記成形ドラムの接線方向に相対移動可能に設けられ、前記第1および第2の保持部ならびに前記第1および第2の押付け部には互いにオーバラップ可能に噛合う噛合い部が形成され、前記第1および第2の保持部の前記成形ドラムの接線方向の相対移動に同期して前記第1および第2の押付け部を前記成形ドラムの接線方向に相対移動させる同期移動手段を設け、該同期移動手段は、前記第1および第2の保持部にそれぞれ設けられた第1係合部材と、前記第1および第2の押付け部にそれぞれ設けられ前記可動部材の進退によって前記第1係合部材に係脱可能な第2係合部材とによって構成したことを特徴とするゴムシート接合装置。
  3. 請求項2において、前記成形ドラム側に前記成形ドラムの径を変更するドラム径変更部材を設け、該ドラム径変更部材による前記成形ドラムの径の変更により、前記第1および第2の保持部にそれぞれ設けられた第1係合部材に係合する第2係合部材を介して前記第1および第2の押付け部を前記第1および第2の保持部に同期して前記成形ドラムの接線方向に相対移動させるようにしたことを特徴とするゴムシート接合装置。
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