JPH0326128B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0326128B2 JPH0326128B2 JP57135112A JP13511282A JPH0326128B2 JP H0326128 B2 JPH0326128 B2 JP H0326128B2 JP 57135112 A JP57135112 A JP 57135112A JP 13511282 A JP13511282 A JP 13511282A JP H0326128 B2 JPH0326128 B2 JP H0326128B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- cylinder
- blanket
- arm
- safety
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 3
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 3
- 210000005010 torso Anatomy 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000009877 rendering Methods 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F33/00—Indicating, counting, warning, control or safety devices
- B41F33/0018—Protection means against injury to the operator
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は輪転印刷機において回転胴間へ手が挾
まれるのを防止する安全装置に関するものであ
る。
まれるのを防止する安全装置に関するものであ
る。
輪転印刷機は印刷用の版を装着する版胴と、こ
の版胴に周面を対接させ版面上に形成された画像
を転写させるゴム胴とを備えており、これら両胴
の回転喰込み側には、両胴間に手を挾まれないよ
うにするための安全バーが、左右のフレームに両
端部を支持されて胴軸方向に延設されている。
の版胴に周面を対接させ版面上に形成された画像
を転写させるゴム胴とを備えており、これら両胴
の回転喰込み側には、両胴間に手を挾まれないよ
うにするための安全バーが、左右のフレームに両
端部を支持されて胴軸方向に延設されている。
ところでこの種の輪転印刷機においては、印刷
物の仕様が変るたびに版を版胴に対し着脱して交
換する作業があり、またゴム胴に巻かれたブラン
ケツトを更新のために巻き替える作業がある。こ
のうちの版の着脱は押ボタンを操作し版胴を寸動
させながら版を保持して版胴へ巻き付けたり版胴
から巻き戻したりするが、この版の挿入部には前
記安全バーが支架されているので、版を手で押え
て慎重に作業をしても版が安全バーに触れること
により傷ついて使用不能となることがあり、また
不自然な姿勢で押ボタン操作をしなければならず
きわめて危険な作業であつた。また、版を版胴周
面へ密着させながら巻き付けることがむつかし
く、巻き付けた版の端が尻側の版万力に届かない
ために巻き直しを繰返すことがあつた。さらにゴ
ム胴にブランケツトを巻いたり巻尻を固定したり
する場合、常にブランケツトを緊張させておくこ
とがむつかしいので、胴周面側に密着せずブラン
ケツトと胴周面との間に介装する下張りの曲りや
しわが発生して何度も巻き直したり下張りが使用
不能になつたりすることが多く、きわめて不経済
で非能率的であつた。
物の仕様が変るたびに版を版胴に対し着脱して交
換する作業があり、またゴム胴に巻かれたブラン
ケツトを更新のために巻き替える作業がある。こ
のうちの版の着脱は押ボタンを操作し版胴を寸動
させながら版を保持して版胴へ巻き付けたり版胴
から巻き戻したりするが、この版の挿入部には前
記安全バーが支架されているので、版を手で押え
て慎重に作業をしても版が安全バーに触れること
により傷ついて使用不能となることがあり、また
不自然な姿勢で押ボタン操作をしなければならず
きわめて危険な作業であつた。また、版を版胴周
面へ密着させながら巻き付けることがむつかし
く、巻き付けた版の端が尻側の版万力に届かない
ために巻き直しを繰返すことがあつた。さらにゴ
ム胴にブランケツトを巻いたり巻尻を固定したり
する場合、常にブランケツトを緊張させておくこ
とがむつかしいので、胴周面側に密着せずブラン
ケツトと胴周面との間に介装する下張りの曲りや
しわが発生して何度も巻き直したり下張りが使用
不能になつたりすることが多く、きわめて不経済
で非能率的であつた。
本発明は以上のような点に鑑みなされたもの
で、版胴とゴム胴との回転喰込み部に近接して設
けられる安全バーを、アームで支持された回転自
在なローラ状に形成して前記両胴のいずれかに対
接する位置とその中間部との3箇所で位置決め弾
持するように構成し、リミツトスイツチを設けて
安全ローラが前記3箇所以外に位置したときには
機械が停止して始動不能となるように構成するこ
とにより、安全ローラに版とブランケツトの保持
機能を兼備させ版とブランケツトの着脱を容易か
つ確実にして作業能率の向上と下張り等資材の節
減を計つた輪転印刷機の安全装置を提供するもの
である。以下、本発明の実施例を図面に基いて詳
細に説明する。
で、版胴とゴム胴との回転喰込み部に近接して設
けられる安全バーを、アームで支持された回転自
在なローラ状に形成して前記両胴のいずれかに対
接する位置とその中間部との3箇所で位置決め弾
持するように構成し、リミツトスイツチを設けて
安全ローラが前記3箇所以外に位置したときには
機械が停止して始動不能となるように構成するこ
とにより、安全ローラに版とブランケツトの保持
機能を兼備させ版とブランケツトの着脱を容易か
つ確実にして作業能率の向上と下張り等資材の節
減を計つた輪転印刷機の安全装置を提供するもの
である。以下、本発明の実施例を図面に基いて詳
細に説明する。
第1図ないし第3図は本発明に係る安全装置の
実施例を示し、第1図はその側面図、第2図は第
1図AA拡大横断面図、第3図は安全ローラが位
置決めされる3箇所を説明するための胴配列側面
図である。これらの図において、印刷機の印刷ユ
ニツトには図に矢印Bで示す方向に回転し周面に
版が装着される版胴1と、図に矢印Cで示す方向
に回転し周面に下張りを介しブランケツトが巻き
付けられるゴム胴2とが上下に周面を対接させて
配設されており、これら両胴1,2の回転喰込み
側には、全体を符号3で示す安全装置が設けられ
ている。すなわち、回転喰込み部近傍には、胴軸
と平行する支軸4が左右のフレーム5に回動自在
に軸支されて配設されており、その両端部には左
右一対のアーム6が固定されている。アーム6の
遊端部には両胴1,2とほゞ同長の安全ローラ7
が両胴1,2と平行しボールベアリング8を介し
て回転自在に軸支されている。9は片側のアーム
6に隣接して支軸4上に回動自在に遊装された切
替レバーであつて、アーム6と切替レバー9との
対向端面に穿設されたばね孔内には、コイルばね
10が装填されており、このコイルばね10は、
アーム6と切替レバー9とにそれぞれ固定された
ビン11,12により両端を固定支持されてい
る。なおコイルばね10は、ピン11とピン12
との軸芯が互に偏心したときにこれを同芯状に復
元させる弾発力を有しており、ねじり方向の弾発
力は蓄積されていない。切替レバー9のボスから
突出する先端部には、ハンドル13が摺動自在に
支持されており、切替レバー9のばね孔内に装填
された圧縮コイルばね14によつて支軸4側へ付
勢されている。15は圧縮コイルばね14ととも
にクリツク機構16を構成する位置決め板であつ
て、ハンドル13と支軸4との間に位置してフレ
ーム5に固定されており、そのハンドル13先端
に対向する箇所には、ハンドル13の先端を係入
させる切込み溝15a,15b,15cを備えた
係止板が扇形状に一体形成されている。そして、
ハンドル13を切込み溝15cと係合させること
により安全ローラ7が第3図bに示すように版胴
1の周面に対接し、切込み溝15aと係合させる
ことにより安全ローラが第3図cに示すようにゴ
ム胴2の周面に対するように設定されている。ま
たハンドル13を切込み溝15bと係合させるこ
とにより、安全ローラ7は両胴1,2のいずれに
も対接しない中間部に位置される。このようにハ
ンドル13はクリツク機構16によつて3箇所で
係止されるとともに、カラー17によつて切替レ
バー9からの抜けを阻止されている。符号18で
示すものはフレーム側に固定されたリミツトスイ
ツチであつて、その接点には前記支軸4に軸着さ
れた環状のカム19の外周面が対接されており、
カム19の外周面には、リミツトスイツチ18の
接点を係入させる3個の凹孔20が設けられてい
る。3個の凹孔20は、前記3個の切込み溝15
a,15b,15cとそれぞれ対応して設けられ
ており、第3図a,b,cに示す3箇所でそれぞ
れリミツトスイツチ18の接点と係合するように
構成されている。そしてリミツトスイツチ18は
その接点が凹孔20のいずれかと係合することに
より電気回路を閉成させて機械を始動可能にする
とともに、凹孔20と係合しないときには電気回
路を開放させて機械を停止させかつ始動不能とす
るように構成されている。
実施例を示し、第1図はその側面図、第2図は第
1図AA拡大横断面図、第3図は安全ローラが位
置決めされる3箇所を説明するための胴配列側面
図である。これらの図において、印刷機の印刷ユ
ニツトには図に矢印Bで示す方向に回転し周面に
版が装着される版胴1と、図に矢印Cで示す方向
に回転し周面に下張りを介しブランケツトが巻き
付けられるゴム胴2とが上下に周面を対接させて
配設されており、これら両胴1,2の回転喰込み
側には、全体を符号3で示す安全装置が設けられ
ている。すなわち、回転喰込み部近傍には、胴軸
と平行する支軸4が左右のフレーム5に回動自在
に軸支されて配設されており、その両端部には左
右一対のアーム6が固定されている。アーム6の
遊端部には両胴1,2とほゞ同長の安全ローラ7
が両胴1,2と平行しボールベアリング8を介し
て回転自在に軸支されている。9は片側のアーム
6に隣接して支軸4上に回動自在に遊装された切
替レバーであつて、アーム6と切替レバー9との
対向端面に穿設されたばね孔内には、コイルばね
10が装填されており、このコイルばね10は、
アーム6と切替レバー9とにそれぞれ固定された
ビン11,12により両端を固定支持されてい
る。なおコイルばね10は、ピン11とピン12
との軸芯が互に偏心したときにこれを同芯状に復
元させる弾発力を有しており、ねじり方向の弾発
力は蓄積されていない。切替レバー9のボスから
突出する先端部には、ハンドル13が摺動自在に
支持されており、切替レバー9のばね孔内に装填
された圧縮コイルばね14によつて支軸4側へ付
勢されている。15は圧縮コイルばね14ととも
にクリツク機構16を構成する位置決め板であつ
て、ハンドル13と支軸4との間に位置してフレ
ーム5に固定されており、そのハンドル13先端
に対向する箇所には、ハンドル13の先端を係入
させる切込み溝15a,15b,15cを備えた
係止板が扇形状に一体形成されている。そして、
ハンドル13を切込み溝15cと係合させること
により安全ローラ7が第3図bに示すように版胴
1の周面に対接し、切込み溝15aと係合させる
ことにより安全ローラが第3図cに示すようにゴ
ム胴2の周面に対するように設定されている。ま
たハンドル13を切込み溝15bと係合させるこ
とにより、安全ローラ7は両胴1,2のいずれに
も対接しない中間部に位置される。このようにハ
ンドル13はクリツク機構16によつて3箇所で
係止されるとともに、カラー17によつて切替レ
バー9からの抜けを阻止されている。符号18で
示すものはフレーム側に固定されたリミツトスイ
ツチであつて、その接点には前記支軸4に軸着さ
れた環状のカム19の外周面が対接されており、
カム19の外周面には、リミツトスイツチ18の
接点を係入させる3個の凹孔20が設けられてい
る。3個の凹孔20は、前記3個の切込み溝15
a,15b,15cとそれぞれ対応して設けられ
ており、第3図a,b,cに示す3箇所でそれぞ
れリミツトスイツチ18の接点と係合するように
構成されている。そしてリミツトスイツチ18は
その接点が凹孔20のいずれかと係合することに
より電気回路を閉成させて機械を始動可能にする
とともに、凹孔20と係合しないときには電気回
路を開放させて機械を停止させかつ始動不能とす
るように構成されている。
以上のように構成された安全装置の動作を説明
する。先ず印刷作業中、ハンドル13は切り込み
溝15bと係合していて安全ローラ7は第1図と
第3図aに示す位置を占めており、両胴1,2の
回転喰込み部へ手などが挾まれるのを防止する安
全装置本来の役目を果している。すなわち、平常
の運転中はリミツトスイツチ18の接点がカム1
9の中央の凹孔20と係合しているので、機械
が、万一誤つて版胴1と安全ローラ7との間また
はゴム胴2と安全ローラ7との間へ手を挾まれよ
うとすると、安全ローラ7が逃げて支軸4が回動
し、接点が凹孔20から飛び出して機械が停止す
るので、事故を未然に防止することができる。
する。先ず印刷作業中、ハンドル13は切り込み
溝15bと係合していて安全ローラ7は第1図と
第3図aに示す位置を占めており、両胴1,2の
回転喰込み部へ手などが挾まれるのを防止する安
全装置本来の役目を果している。すなわち、平常
の運転中はリミツトスイツチ18の接点がカム1
9の中央の凹孔20と係合しているので、機械
が、万一誤つて版胴1と安全ローラ7との間また
はゴム胴2と安全ローラ7との間へ手を挾まれよ
うとすると、安全ローラ7が逃げて支軸4が回動
し、接点が凹孔20から飛び出して機械が停止す
るので、事故を未然に防止することができる。
次に版胴1に版を装着する場合には、ハンドル
13を圧縮コイルばね14の弾発力に抗して引つ
張り、切替レバー9を回動させてハンドル13を
切込み溝15cと係合させると、左右のアーム6
はコイルばね10による回転伝達によつて切替レ
バー9と一体となつて回動し、安全ローラ7は第
3図bに示すように版胴1の周面に対接する。こ
の場合、ハンドル13の回動が中途半端である
と、リミツトスイツチ18の接点がカムの凹孔2
0と係合しないので機械の始動が不可能である
が、安全ローラ7が完全に版胴1と対接したとき
には接点が凹孔20と係合するので、機械の始動
が可能である。そこで、版の端を版胴1の外周切
欠き内に設けた版万力に咥えさえ、版胴1とゴム
胴2およびその他の胴を胴入れ状態で押ボタン操
作により寸動させる。このとき安全ローラ7は、
版胴1の周面に対接することによりコイルばね1
0全体の形状を弓状に湾曲させてその弾発力で版
胴周面へ圧接されているので、版胴1の寸動によ
つてその周面へ巻き付けられる版は、安全ローラ
7に添接し安全ローラ7と版胴1との間で強く保
持されながら引き込まれる。したがつて手で保持
する必要がないし、また、安全ローラがボールベ
アリング8で軸支されていることにより、版胴1
と同周速で軽快に回転し版を傷つけることがな
い。また版は安全ローラ7と版胴1とで強く保持
されているので、版胴1の周面によく密着する。
このようにして版を巻き付けたのち版尻を版胴1
の尻側版万力に咥えさせることにより版の装着が
完了する。この場合、版が胴周面によく密着して
いることにより版尻の咥えが容易である。
13を圧縮コイルばね14の弾発力に抗して引つ
張り、切替レバー9を回動させてハンドル13を
切込み溝15cと係合させると、左右のアーム6
はコイルばね10による回転伝達によつて切替レ
バー9と一体となつて回動し、安全ローラ7は第
3図bに示すように版胴1の周面に対接する。こ
の場合、ハンドル13の回動が中途半端である
と、リミツトスイツチ18の接点がカムの凹孔2
0と係合しないので機械の始動が不可能である
が、安全ローラ7が完全に版胴1と対接したとき
には接点が凹孔20と係合するので、機械の始動
が可能である。そこで、版の端を版胴1の外周切
欠き内に設けた版万力に咥えさえ、版胴1とゴム
胴2およびその他の胴を胴入れ状態で押ボタン操
作により寸動させる。このとき安全ローラ7は、
版胴1の周面に対接することによりコイルばね1
0全体の形状を弓状に湾曲させてその弾発力で版
胴周面へ圧接されているので、版胴1の寸動によ
つてその周面へ巻き付けられる版は、安全ローラ
7に添接し安全ローラ7と版胴1との間で強く保
持されながら引き込まれる。したがつて手で保持
する必要がないし、また、安全ローラがボールベ
アリング8で軸支されていることにより、版胴1
と同周速で軽快に回転し版を傷つけることがな
い。また版は安全ローラ7と版胴1とで強く保持
されているので、版胴1の周面によく密着する。
このようにして版を巻き付けたのち版尻を版胴1
の尻側版万力に咥えさせることにより版の装着が
完了する。この場合、版が胴周面によく密着して
いることにより版尻の咥えが容易である。
次にゴム胴2にブランケツトを巻き付ける場合
には、ブランケツトと下張りとを重ねて巻き付け
る作業を行なう。そこでハンドル13を引つ張つ
て切替レバー9を回動させ、ハンドル13を切込
み溝15aを係合させると、安全ローラ7は第3
図cに示すようにゴム胴2の周面に対接する。そ
こでブランケツトと下張りとを重ねてその端のブ
ランケツト口金をゴム胴2の外周部に設けた切欠
き内で保持させ、胴入れ状態で押ボタン操作によ
り両胴1,2を寸動させる。このとき、前記版胴
1の場合と同様に安全ローラ7がゴム胴2の周面
に圧接されているので、両胴1,2の寸動によつ
てゴム胴2の周面へ巻き付けられるブランケツト
と下張りとは安全ローラ7に添接し安全ローラ7
とゴム胴2との間で強く保持されながら引き込ま
れ、手で保持する必要がない。また、ブランケツ
トと下張りとは安全ローラ7とゴム胴2とで強く
保持されているので、ゴム胴2の周面によく密着
し、下張りに曲りやしわが発生することがない。
このようにしてブランケツトと下張りとを巻き付
けたのちブランケツトの他端の口金を切欠き内の
巻棒に保持させ、巻棒を回動させてブランケツト
を締めることによりブランケツトの巻き付けが完
了する。この場合、ブランケツトが胴周面によく
密着していることによりブランケツトの咥えが容
易である。
には、ブランケツトと下張りとを重ねて巻き付け
る作業を行なう。そこでハンドル13を引つ張つ
て切替レバー9を回動させ、ハンドル13を切込
み溝15aを係合させると、安全ローラ7は第3
図cに示すようにゴム胴2の周面に対接する。そ
こでブランケツトと下張りとを重ねてその端のブ
ランケツト口金をゴム胴2の外周部に設けた切欠
き内で保持させ、胴入れ状態で押ボタン操作によ
り両胴1,2を寸動させる。このとき、前記版胴
1の場合と同様に安全ローラ7がゴム胴2の周面
に圧接されているので、両胴1,2の寸動によつ
てゴム胴2の周面へ巻き付けられるブランケツト
と下張りとは安全ローラ7に添接し安全ローラ7
とゴム胴2との間で強く保持されながら引き込ま
れ、手で保持する必要がない。また、ブランケツ
トと下張りとは安全ローラ7とゴム胴2とで強く
保持されているので、ゴム胴2の周面によく密着
し、下張りに曲りやしわが発生することがない。
このようにしてブランケツトと下張りとを巻き付
けたのちブランケツトの他端の口金を切欠き内の
巻棒に保持させ、巻棒を回動させてブランケツト
を締めることによりブランケツトの巻き付けが完
了する。この場合、ブランケツトが胴周面によく
密着していることによりブランケツトの咥えが容
易である。
以上の説明により明らかなように、本発明によ
れば輪転印刷機の版胴とゴム胴との回転喰込み部
に近接して設けられた安全バーを、アームで支持
された回転自在なローラ状に形成して前記両胴の
いずれかに対接する位置とその中間部との3箇所
で位置決め弾持するように構成し、リミツトスイ
ツチを設けて安全ローラが前記3箇所以外に位置
したときには機械が停止して始動不能となるよう
に構成することにより、安全ローラが本来の安全
機能を完全に保持することはもとより、安全ロー
ラが版およびブランケツトの保持機能を兼ね備え
ることになり、版およびブランケツトを手で保持
する必要がなくその着脱が従来と較べて著しく容
易になり版やブランケツトの巻き直しがなくなる
ので着脱時間の短縮により作業能率が向上すると
ともに、版やブランケツトが胴周面へよく密着し
正確に装着されるので、版の見当精度が向上し、
またブランケツトの下張りが曲りやしわの発生で
使用不能となることがなく資材の消費量を節減す
ることができる。さらに、版の着脱時には版が安
全ローラで保持されて円滑に進退するので、版が
傷つくことがなく版の再製作を防止することがで
きるとともに、作業者は自然な姿勢で押ボタン操
作が可能となり作業の安全性が向上する。
れば輪転印刷機の版胴とゴム胴との回転喰込み部
に近接して設けられた安全バーを、アームで支持
された回転自在なローラ状に形成して前記両胴の
いずれかに対接する位置とその中間部との3箇所
で位置決め弾持するように構成し、リミツトスイ
ツチを設けて安全ローラが前記3箇所以外に位置
したときには機械が停止して始動不能となるよう
に構成することにより、安全ローラが本来の安全
機能を完全に保持することはもとより、安全ロー
ラが版およびブランケツトの保持機能を兼ね備え
ることになり、版およびブランケツトを手で保持
する必要がなくその着脱が従来と較べて著しく容
易になり版やブランケツトの巻き直しがなくなる
ので着脱時間の短縮により作業能率が向上すると
ともに、版やブランケツトが胴周面へよく密着し
正確に装着されるので、版の見当精度が向上し、
またブランケツトの下張りが曲りやしわの発生で
使用不能となることがなく資材の消費量を節減す
ることができる。さらに、版の着脱時には版が安
全ローラで保持されて円滑に進退するので、版が
傷つくことがなく版の再製作を防止することがで
きるとともに、作業者は自然な姿勢で押ボタン操
作が可能となり作業の安全性が向上する。
第1図ないし第3図は本発明に係る輪転印刷機
の安全装置の実施例を示し、第1図はその側面
図、第2図は第1図のAA拡大横断面図、第3図
は安全ローラが位置決めされる3箇所を説明する
ための胴配列側面図である。 1……版胴、2……ゴム胴、3……安全装置、
4……支軸、6……アーム、7……安全ローラ、
9……切替レバー、10……コイルばね、13…
…ハンドル、16……クリツク機構、18……リ
ミツトスイツチ、19……カム。
の安全装置の実施例を示し、第1図はその側面
図、第2図は第1図のAA拡大横断面図、第3図
は安全ローラが位置決めされる3箇所を説明する
ための胴配列側面図である。 1……版胴、2……ゴム胴、3……安全装置、
4……支軸、6……アーム、7……安全ローラ、
9……切替レバー、10……コイルばね、13…
…ハンドル、16……クリツク機構、18……リ
ミツトスイツチ、19……カム。
Claims (1)
- 1 版胴とゴム胴との回転喰込み部に近接し胴軸
と平行して回転自在に軸架された支軸と、この支
軸の両端部に固定されたアームの遊端部に胴軸と
平行して回転自在に軸支され前記アームの揺動に
より前記版胴に対接する位置と前記ゴム胴に対接
する位置との間で移動可能な安全ローラと、前記
アームの揺動操作手段と、この揺動操作手段と前
記アームとの間に介装され前記安全ローラを相対
的に揺動可能に弾性支持するばね部材と、前記安
全ローラが前記版胴とゴム胴とのいずれかに対接
する位置とその中間部との3箇所へ選択的に位置
するように前記揺動操作手段を係止するクリツク
機構と、前記安全ローラが前記3箇所以外に位置
したときに前記支軸側部材で接点を閉成され機械
を停止させかつ始動不能とするリミツトスイツチ
とを設けたことを特徴とする輪転印刷機の安全装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57135112A JPS5926265A (ja) | 1982-08-04 | 1982-08-04 | 輪転印刷機の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57135112A JPS5926265A (ja) | 1982-08-04 | 1982-08-04 | 輪転印刷機の安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5926265A JPS5926265A (ja) | 1984-02-10 |
JPH0326128B2 true JPH0326128B2 (ja) | 1991-04-09 |
Family
ID=15144109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP57135112A Granted JPS5926265A (ja) | 1982-08-04 | 1982-08-04 | 輪転印刷機の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS5926265A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102010012280A1 (de) * | 2010-03-22 | 2011-09-22 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Verfahren zum Wechseln von Druckplatten in Rotationsdruckmaschinen mit mehreren Druckwerken |
-
1982
- 1982-08-04 JP JP57135112A patent/JPS5926265A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS5926265A (ja) | 1984-02-10 |
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