JP4568511B2 - 印刷機の安全装置 - Google Patents

印刷機の安全装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4568511B2
JP4568511B2 JP2004062499A JP2004062499A JP4568511B2 JP 4568511 B2 JP4568511 B2 JP 4568511B2 JP 2004062499 A JP2004062499 A JP 2004062499A JP 2004062499 A JP2004062499 A JP 2004062499A JP 4568511 B2 JP4568511 B2 JP 4568511B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection
detection position
cylinder
printing press
safety device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004062499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005246859A (ja
Inventor
靖士 大濱
孝彦 井出
実男 出見
靖彦 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2004062499A priority Critical patent/JP4568511B2/ja
Publication of JP2005246859A publication Critical patent/JP2005246859A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4568511B2 publication Critical patent/JP4568511B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rotary Presses (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

本発明は、互いに対接する2つの回転胴への巻き込みを防止するのに用いて好適の、印刷機の安全装置に関するものである。
図12及び図13は従来の枚葉印刷機の安全装置を説明するためのもので、図12は印刷装置の概略構成図、図13はその安全装置を拡大して示す構成図である。
図12に示すように、枚葉印刷機の印刷装置1a,1b(個々に区別しない場合は符号1で示す)は、上流側から搬送されてくるシート(枚葉紙)2へ所定の印刷を施すユニットであり、図示省略のインキ溜に供給されたインキはインキローラ群60を順次転移する過程で適度に練られ、インキ被膜として版胴61に装着した刷版62へ転移供給され、更に絵柄として下流のブランケット胴63の外周面に転移される。その後、このインキが、ブランケット胴63と圧胴4a,4b(個々に区別しない場合は符号4で示す)との間を走行するシート2の表面へ転写されて、所定の印刷が完了する。
なお、1組の印刷装置1においては一色のみの印刷しかできない。そこで、多色印刷を施す枚葉印刷機では、シート2の走行方向に沿ってインキ色の異なる複数組の印刷装置1a,1bが並設された印刷装置部(印刷装置群)として構成し、各印刷装置1a,1bを順次通紙させることによって目的とする多色印刷を行なうようになっている。多色刷りの枚葉印刷機では印刷色数に応じた数の印刷装置1a,1bが備えられており、これら複数の印刷装置1a,1bから印刷装置部が構成されている。図12では一例として2色刷りの印刷装置部を示している。
各印刷装置1a,1bの圧胴4a,4b間には、各圧胴4a,4bにそれぞれ接して印刷装置1a,1bを接続する中間胴5が設けられている。また、圧胴4a,4b及び中間胴5の周面内にはそれぞれ、シート2を把持するための爪14及び爪15が備えられており、これらの爪14及び爪15が適宜のタイミングでシート2を把持又は解放することにより、シート2が上流側の圧胴4aから下流側の圧胴4bに受け渡されるようになっている。従って、例えば、印刷装置1aにおいて圧胴4aの爪14aに把持された状態で所定の印刷が施されたシート2は、圧胴4aと中間胴5とが対接する対接部(受渡し点)18において、圧胴4aの爪14から中間胴5の爪15に受け渡され、その後、中間胴5と印刷装置1bの圧胴4bの爪14とが対接する対接部(受渡し点)19において、中間胴5の爪15から圧胴4bの爪14に受け渡され、印刷装置1bにおいて圧胴4bの爪14に把持された状態で所定の印刷が施される。
また、圧胴4aの上方には、圧胴4aの表面11に沿った形状(略円弧形状)を有する棒状の紙ガイド8が設けられている。この紙ガイド8は、図13に示すように、機械幅方向に延在する支持梁81,82に支持されて機械幅方向に複数並んで設けられており、圧胴4aの爪14に把持されたシート2が対接部18において中間胴5の爪15に受け渡される際、シート2の後端が跳ね上がって中間胴5の表面12に強く叩きつけられるのを防止するようになっている。また、紙ガイド8は、機械幅方向へ移動可能に支持梁81,82に支持されている。なお、図12では圧胴4aにのみ紙ガイド8を図示しているが、圧胴4bにも上記と同様の紙ガイド8が設けられている。
ところで、圧胴4の表面11のシート2が接触しない部分(軸方向の端部)にインキが飛散してインキ汚れが生じ、このインキ汚れが上記部分に堆積していく。従って、例えば、比較的小さいサイズのシート2への印刷を行なった後、このシート2よりも大きなサイズのシート2への印刷を開始すると、上記のようにインキ汚れが堆積した部分にシート2が接触する。これにより、インキ汚れがシート2に写るだけでなく、インキ汚れの厚さ分に応じて印圧が増加して綺麗な印刷が行なえなくなる。また、このようなインキ汚れを長時間放置しておくとインキ汚れが圧胴4の表面11に強固に付着してしまうため、インキ汚れを落とすことは大変な作業となる。また、中間胴5の表面12にはシート2の印刷面が接触するため、予め中間胴5の表面12に特殊な表面処理を施しておいたり、裏写り防止材などの被服材を貼り付けておいたりしているが、定期的な清掃や被覆材の交換が必要となる。したがって、かかる不具合が生じないように定期的に圧胴4や中間胴5のメンテナンス(点検・保守作業)を行なう必要がある。
このため、図13に示すように、かかる枚葉印刷機の印刷装置1a,1b間には、印刷装置1の圧胴4のメンテナンスを行なうための圧胴側足場(圧胴側カバー)6と、中間胴5のメンテナンスを行なうための中間胴側足場(中間胴側カバー)7とが設けられている。印刷装置1a,1b間に形成されたスペース17の略中央には、梁16が機械幅方向に延びて設置されており、圧胴側足場6及び中間胴側足場7は、この梁16に固設されたピン13に取り付けられ、このピン13を支点にして、圧胴側足場6は図13中の矢印A1の方向へ開き、中間胴側足場7は図13中の矢印A2の方向へ開くようになっている。
一般に印刷装置1aと印刷装置1bとの間の距離L(図12参照)は例えば450mmと狭いため、圧胴側足場6及び中間胴側足場7の両方を同時に開いて作業することはできず、圧胴側足場6及び中間胴側足場7の何れか一方のみを開けて作業を行なう。従って、圧胴4aの表面11の清掃や爪14の調整などの圧胴4aに関する作業は圧胴側足場6を開いて行ない、中間胴5の表面12の清掃や爪15の調整などの中間胴5に関する作業は中間胴側足場7を開いて行なっている。
上述したように、シート2が中間胴5に接触して損傷しないように紙ガイド8が設けられているが、この紙ガイド8以外、シート2に接触するようなものは何も設置されていないため、例えば圧胴側足場6を開いて作業するときは、圧胴4aと中間胴5との対接部18に清掃布,工具或いは手などが巻き込まれないように十分に注意する必要があり、また、中間胴側足場7を開いて作業するときは、中間胴5と梁16との間に清掃布,工具或いは手などが巻き込まれないように十分に注意する必要がある。
従来の枚葉印刷機では、万が一の事態に備え、このような巻き込みを防止する安全装置が備えられている。具体的には、圧胴側足場6及び中間胴側足場7の機械幅方向端部の下方にはそれぞれ、圧胴側足場6の開閉状態を検出するリミットスイッチ9及び中間胴側足場7の開閉状態を検出するリミットスイッチ10が備えられており、これらリミットスイッチ9,10により圧胴側足場6及び中間胴側足場7の少なくとも一方が開状態であることが検出されると、図示省略の制御装置により枚葉印刷機の運転を停止し、圧胴4aや中間胴5などの回転胴の回転が停止するようになっている。
印刷機は、圧胴側足場6及び中間胴足場7がともに閉状態であるとき、高速回転を許容する運転モードに設定されているが、上記のようにリミットスイッチ9,10により圧胴側足場6及び中間胴側足場7の少なくとも一方が開状態であることが検出されると、印刷運転時の回転速度よりも低速の緩動速度のみを許容する「寸動モード」と呼ばれる運転モードに設定される。
圧胴側足場6及び中間胴側足場7の近傍には、「寸動ボタン」と呼ばれる入力スイッチ(図示省略)が設けられており、圧胴側足場6及び中間胴側足場7の少なくとも一方が開状態であるときにこの寸動ボタンを押すと、寸動ボタンを押している間(時間)だけ圧胴4a及び中間胴5を緩動速度で回転させることができるようになっている。
従来の枚葉印刷機の安全装置は、上述のように構成されているので、例えば図13に示すように圧胴4aのメンテナンスを行なうために圧胴側足場6を矢印A1方向に開くと、リミットスイッチ9により圧胴側足場6が開状態であることが検出され、圧胴4aや中間胴5などの回転胴の回転が停止する。そして、作業者は、紙ガイド8を作業の邪魔にならない位置へ適宜ずらした上で、圧胴4aのメンテナンスを行なう。また、作業中、回転胴を回転させたい場合は、寸動ボタンを押し続けることで回転胴を緩動速度で回転させることができる。なお、万が一、圧胴4aを回転させながら作業を行なっているときに圧胴4aと中間胴5との対接部18に清掃布などが巻き込まれそうになった場合には、寸動ボタンを押している手を離せば回転胴を停止させることができるので、作業者は安全に圧胴4aのメンテナンスを行なうことが可能となる。
また、中間胴5のメンテナンスを行なうために中間胴側足場7を図13中矢印A2方向に開くと、リミットスイッチ10により中間胴側足場7が開状態であることが検出され、圧胴4aや中間胴5などの回転胴の回転が停止する。また、作業中、回転胴を回転させたい場合は、寸動ボタンを押し続けることで回転胴を緩動速度で回転させることができる。なお、万が一、中間胴5を回転させながら作業を行なっているときに中間胴5と梁16との間に清掃布などが巻き込まれそうになった場合には、寸動ボタンを押している手を離せば回転胴を停止させることができるので、作業者は安全に中間胴5のメンテナンスを行なうことが可能となる。
また、特許文献1には、輪転印刷機のコーター胴と圧胴との対接部付近の前面カバーの開閉動作に連動して前記対接部に近接又は退避する安全バーを設け、メンテナンスのために前面カバーが開けられたら安全バーを対接部に近接させて、工具などの異物が前記対接部に挿入されるのを規制し、この状態において異物が安全バーに接触したら回転体の回転を停止するとともに作業者に警報を発し、カバーが閉じられたら(即ち回転体の動作中には)安全バーを対接部から退避させて、搬送される紙尻が安全バーに干渉しないようにする技術が開示されている。この特許文献1の技術によれば、メンテナンス中に掃除布などが前記対接部に巻き込まるのを防止することが可能となる。
特開2001−171087号公報
しかしながら、上述した図12,図13に示す従来の技術では、圧胴4a又は中間胴5を回転させながらメンテナンスを行ないたい場合、作業者は、圧胴4aの表面11又は中間胴5の表面12を覗き込みながら片手で寸動ボタンを何回も押す体勢で行なわなければならないため、作業者にとっては負担が大きい。
また、上述したように、図12,図13に示すような装置においては圧胴側足場6を開いたときと中間胴側足場7を開いたときとの巻き込み箇所は異なるが、特許文献1に記載された安全バーは2つの回転胴の対接部に進入する異物しか検出することができない。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、互いに対接する2つの回転胴のそれぞれのメンテナンスをより安全に行なえるようにするとともに、作業者の負担を軽減できるようにした、印刷機の安全装置を提供することを目的とする。
このため、請求項1記載の本発明の印刷機の安全装置は、互いに対接する第1及び第2の回転胴と、該第1及び第2の回転胴の対接部近傍に設けられ、異物を検知する検知手段と、該第1及び第2の回転胴のそれぞれに対応して設けられ、該第1及び第2の回転胴をそれぞれ覆う開閉自在な第1及び第2のカバーと、該第1のカバーの開状態では該検知手段を該第1の回転胴に近接した第1の検知位置に配置し、該第2のカバーの開状態では該検知手段を該第2の回転胴に近接した第2の検知位置に配置する移動手段とをそなえたことを特徴としている。
なお、上記の「該第1の回転胴に近接した第1の検知位置」とは、第2の回転胴よりも第1の回転胴に近接した位置であり、「該第2の回転胴に近接した第2の検知位置」とは、第1の回転胴よりも第2の回転胴に近接した位置である。
請求項2記載の本発明の印刷機の安全装置は、請求項1記載の装置において、該第1の検知位置は、該対接部から該第1の回転胴の回転方向上流側へ所定距離離れた位置であり、該第2の検知位置は、該対接部から該第2の回転胴の回転方向上流側へ所定距離離れた位置であることを特徴としている。
請求項3記載の本発明の印刷機の安全装置は、請求項1又は2記載の装置において、該第1の検知位置は、該第1の回転胴のメンテナンス領域の該対接部に近い側の一端部近傍であり、該第2の検知位置は、該第2の回転胴のメンテナンス領域の該対接部に近い側の一端部近傍であることを特徴としている。
請求項4記載の本発明の印刷機の安全装置は、請求項1〜3の何れか1項に記載の装置において、該第1のカバーは、該第1の回転胴の該対接部よりも回転方向上流側を覆うカバーであり、該第2のカバーは、該第2の回転胴の該対接部よりも回転方向上流側を覆うカバーであることを特徴としている。
請求項5記載の本発明の印刷機の安全装置は、請求項1〜4の何れか1項に記載の装置において、該第1及び第2のカバーの開動作を検出する開動作検出手段と、該開動作検出手段により該第1及び第2のカバーの何れかの開動作が検出されたら該第1及び第2の回転胴を停止させる制御手段とをそなえたことを特徴としている。
請求項6記載の本発明の印刷機の安全装置は、請求項5記載の装置において、該第1及び第2の回転胴の停止時に回転を指令するための入力スイッチをそなえ、該制御手段が、該入力スイッチが回転指令操作されたら該第1及び第2の回転胴を印刷速度よりも低速の緩動速度で回転させることを特徴としている。
請求項7記載の本発明の印刷機の安全装置は、請求項6記載の装置において、該制御手段は、該入力スイッチが一度操作されたら該第1及び第2の回転胴を緩動速度で回転し続け、該入力スイッチがもう一度操作されたら該第1及び第2の回転胴を停止させることを特徴としている。
請求項8記載の本発明の印刷機の安全装置は、請求項1〜7の何れか1項に記載の装置において、該第1の回転胴は印刷装置に設けられた圧胴であり、該第2の回転胴は該印刷装置に設けられた中間胴であって、該第1及び第2のカバーの両方が閉状態とされる該印刷装置による印刷時には、印刷用紙は該対接部よりも回転方向上流側では該圧胴の表面に支持されるとともに該対接部よりも回転方向下流側では該中間胴の表面に支持されて搬送され、該移動手段は該検知手段を該第2の検知位置に移動させることを特徴としている。
請求項9記載の本発明の印刷機の安全装置は、請求項1〜8の何れか1項に記載の装置において、該移動手段は、該第1のカバーの開動作に連動して該検知手段を該第1の検知位置へ移動させるとともに、該第1のカバーの閉動作に連動して該検知手段を該第2の検知位置へ移動させることを特徴としている。
請求項10記載の本発明の印刷機の安全装置は、請求項1〜9の何れか1項に記載の装置において、該移動手段は、該第1のカバー,該第2のカバー,該第1の回転胴,該第2の回転胴により囲繞される空間内に設けられ、中間部を枢支されるとともに該対接部に近い側の一端部に該検知手段が取り付けられて該検知手段を該第1の検知位置と該第2の検知位置との間で回動する回動アームと、該検知手段が該第1の検知位置に移動するように該回動アームに付勢力を付与する付勢手段と、該第1のカバーに設けられ、該回動アームの他端部に当接して該付勢手段の付勢力による該回動アームの動きを規制しうるストッパとをそなえ、該第1のカバーが閉じられると該検知手段が該第2の検知位置となるように該ストッパが該回動アームの動きを規制することを特徴としている。
請求項11記載の本発明の印刷機の安全装置は、請求項10記載の装置において、該検知手段は、該回動アームの一端部に回動可能に取り付けられた検知部材と、該検知部材の該回動アームに対する回動を検出する回動検出手段とをそなえ、該制御手段は、該回動検出手段により該検知部材の該回動アームに対する回動が検出されると、該第1及び第2の回転胴を停止させることを特徴としている。
請求項12記載の本発明の印刷機の安全装置は、請求項11記載の装置において、該回動検出手段は、該検知部材に設けられたカムと、該カムに当接するカムフォロワとをそなえ、該カムと該カムフォロワとの当接状態に基づいて該検知部材の該回動アームに対する回動を検出することを特徴としている。
請求項13記載の本発明の印刷機の安全装置は、請求項5〜12の何れか1項に記載の装置において、該第1のカバーの開状態時に該検知手段を該第1の検知位置から該第2の検知位置へ強制的に切り換えうる切換レバーと、該切換レバーにより該検知手段が該第1の検知位置から該第2の検知位置へ切り換えられたことを検出する切換検出手段とをそなえ、該制御手段は、該切換検出手段により該検知手段の検知位置の切り換えが検出されたら該第1及び第2の回転胴を停止させることを特徴としている。
請求項14記載の本発明の印刷機の安全装置は、請求項13記載の装置において、該制御手段は、該検知手段の検知位置の切り換えによる該第1及び第2の回転胴の停止時に該入力スイッチが回転指令操作されたら、該入力スイッチが回転指令操作されている間だけ該第1及び第2の回転胴を緩動速度で回転させることを特徴としている。
本発明の印刷機の安全装置によれば、開いたカバーに対応する回転胴に近接した位置に検知手段を配置するので、各回転胴のそれぞれの清掃作業などのメンテナンスをより安全に行なうことができる。また、回転胴を回転させながらでもメンテナンスを行なうことが可能になるので、作業者の負担を軽減することができる。さらに、メンテナンスにかかる時間を大幅に短縮することができ、作業効率を向上させることができる。
特に、請求項5記載の本発明の印刷機の安全装置によれば、第1及び第2のカバーのうち少なくとも一方のカバーを開くと第1及び第2の回転胴が停止するので、第1及び第2の回転胴を停止させた状態でメンテナンスを行なうことができる。
請求項6記載の本発明の印刷機の安全装置によれば、第1又は第2のカバーの開状態時に入力スイッチを操作すれば、第1及び第2の回転胴を緩動速度で回転させながらメンテナンスを行なうことができる。
請求項7記載の本発明の印刷機の安全装置によれば、入力スイッチの簡単な操作で第1及び第2の回転胴を回転又は停止させることができる。
請求項8記載の本発明の印刷機の安全装置によれば、検知手段を印刷用紙の搬送経路から退避した位置に配置させて、検知手段が印刷用紙に干渉してしまうのを防止することができる。
請求項9記載の本発明の印刷機の安全装置によれば、第1のカバーの開閉動作に連動させて検知手段を第1の検知位置と第2の検知位置との間で移動させることができる。
請求項10記載の本発明の印刷機の安全装置によれば、簡素な構成で検知手段を第1の検知位置と第2の検知位置との間で移動させることができる。
請求項11記載の本発明の印刷機の安全装置によれば、検知部材の回動アームに対する回動を検出することで異物を検知することができる。
請求項12記載の本発明の印刷機の安全装置によれば、簡素な構成で検知部材の回動アームに対する回動を検出することができる。
請求項13記載の本発明の印刷機の安全装置によれば、切換レバーにより検知手段の検知位置を第1の検知位置から第2の検知位置へ容易に切り換えることができるとともに、この切り換えに連動して第1及び第2の回転胴を停止するので、第1の検知位置よりも対接部側の領域までも安全に作業を行なうことができる。
請求項14記載の本発明の印刷機の安全装置によれば、第1及び第2の回転胴を回転させながらの作業が可能であり、作業性を向上させることができる。また、入力スイッチの操作を止めれば第1及び第2の回転胴を停止させることができるので、検知手段が第1の検知位置にない場合でもメンテナンス中の安全性を確保することが可能である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(A)第1実施形態
図1〜図4は、本発明の第1実施形態としての印刷機の安全装置を説明するためのもので、図1は圧胴側足場を開いた状態を示す構成図(一部側面図)、図2は中間胴側足場を開いた状態を示す構成図(一部側面図)、図3は安全装置を模式的に示す平面図、図4は回動検出手段を示す構成図(側面図)である。なお、図1〜図4において、前述した従来例と同一の部位又は部材については同一の符号を用いて示している。
本実施形態では、印刷機の安全装置を、枚葉印刷機の印刷装置の圧胴(第1の回転胴)4及び中間胴(第2の回転胴)5に適用した場合について説明する。なお、本発明の印刷機の安全装置は、枚葉印刷機の印刷装置に限定されるものではなく、互いに対接して回転する2つの回転胴を備えるものに適用可能である。
図1に示すように、圧胴4と中間胴5との上方にはそれぞれ、圧胴4の対接部(受渡し点)18よりも回転方向上流側を覆う開閉可能な圧胴側足場(第1のカバー)6と、中間胴5の対接部18よりも回転方向上流側を覆う開閉可能な中間胴側足場(第2のカバー)7とが備えられている。通常印刷運転時には、これら圧胴側足場6及び中間胴側足場7は閉じられており、印刷装置の上流側から搬送されてきたシートは、対接部18よりも回転方向上流側では圧胴4の爪14に把持されて圧胴4の表面に支持された状態で印刷が施され、その後、対接部18で圧胴4の爪14から中間胴5の爪15へ受け渡され、対接部18よりも回転方向下流側では中間胴5の表面に支持された状態で次の印刷装置へ搬送される。なお、前述したように、一般に印刷装置間の距離Lは例えば450mmと狭いため、圧胴側足場6及び中間胴側足場7の両方を同時に開いて作業することはできず、圧胴側足場6及び中間胴側足場7の何れか一方のみを開けて作業を行なう。
これら圧胴側足場6及び中間胴側足場7は、機械幅方向に掛け渡された足場固定用の梁16に形成されたピン13に回動可能に取り付けられており、このピン13を支点にして、圧胴側足場6は図1中矢印A1で示すように中間胴5の上方へ向かって開き、中間胴側足場7は図2中矢印A2で示すように圧胴4の上方へ向かって開くようになっている。
また、圧胴側足場6の下方には、リミットスイッチ(開動作検出手段)9が備えられており、このリミットスイッチ9により圧胴側足場6の開閉状態が検出されるようになっている。これと同様に、中間胴側足場7の下方には、リミットスイッチ(開動作検出手段)10が備えられており、このリミットスイッチ10により中間胴側足場7の開閉状態が検出されるようになっている。なお、これらリミットスイッチ9,10は、圧胴4や中間胴5に干渉しない位置、例えば機械幅方向の端部付近に設けられている。
圧胴4の上方(回転方向上流側)の表面11近傍には、圧胴4の表面11に沿うように形成された略円弧形状の紙ガイド(シートガイド)8が設けられている。この紙ガイド8は、機械幅方向に複数並んで設けられており、図1に示すように機械幅方向に延在する支持梁81,82により機械幅方向へ移動可能に支持されている。このような紙ガイド8により、圧胴4の爪14に把持されたシートが対接部18において中間胴5の爪15に受け渡される際、シートの後端(紙尻)が跳ね上がって中間胴5の表面12に強く叩きつけられるのを防止するようになっている。なお、圧胴4又は中間胴5のメンテナンス中は、紙ガイド8を作業の邪魔にならない機械幅方向の位置へずらすことで、より容易にメンテナンスを行なうことが可能である。
また、本安全装置には、対接部18への異物の進入を異物の接触により検知する安全バー(検知手段)24と、この安全バー24を、対接部18から圧胴4の回転方向上流側へ所定距離R1離れた圧胴側検知位置(図1に示す圧胴4に近接した位置。第1の検知位置)と、対接部18から中間胴5の回転方向上流側へ所定距離R1′離れた中間胴側検知位置(図2に示す中間胴5に近接した位置。第2の検知位置)に移動させる移動機構(移動手段)100とが備えられている。
ここで、対接部18から圧胴4の回転方向上流側へ所定距離R1離れた圧胴側検知位置とは、図1に示すようにメンテナンス領域R0の対接部18に近い側の一端部近傍であって圧胴4のメンテナンスに支障がない位置である。また、対接部18から中間胴5の回転方向上流側へ所定距離R1′離れた中間胴側検知位置とは、図2に示すようにメンテナンス領域R0′の対接部18に近い側の一端部近傍であって中間胴5のメンテナンスに支障がない位置であり、中間胴5と梁16との間の位置である。これにより、例えば、圧胴側足場6を開いて圧胴4をメンテナンスしている際には対接部への異物の巻き込みを検出することができ、また、中間胴足場7を開いて中間胴5をメンテナンスしている際には中間胴5と梁16との間への異物の巻き込みを検出することができる。このように圧胴4及び中間胴5のそれぞれに近接した位置に安全バー24を配置することで、対接部18に近接した一箇所の位置に配置するのに比べて、各回転胴4,5のそれぞれの清掃作業などのメンテナンスをより安全に行なうことが可能になる。
図3に示すように、梁16は機械幅方向の端部に配置されたフレーム3a,3bの間に掛け渡されており、梁16のフレーム3a,3bに近接した位置に、梁16に垂直な支持アーム20,20が固設されている。また、この支持アーム20,20の端部には、レバー(回動アーム)21,22の中間部がピン23,23により回動可能に取り付けられている。さらに、レバー21,22の対接部18に近い側の一端部21a,22aには安全バー24が軸38により回転可能に取り付けられている。
また、図1に示すように、安全バー24が圧胴側検知位置に移動するように、ピン23を支点にしてレバー21,22を圧胴4側へ付勢する付勢手段102が設けられている。この付勢手段102はレバー21,22のそれぞれに設けられている。
ここで、レバー22側の付勢手段102について説明すると、梁16にばね座27が固定されており、このばね座27に形成された孔にばね案内棒25が挿入されている。ばね案内棒25の一端は、レバー22のピン23よりも対接部18に近い一端部側にピン29により回転可能に取り付けられている。また、ばね案内棒25の他端部にはねじが加工されており、このねじにロックナット28がねじ込まれて固定されている。さらに、ばね案内棒25の一端部に近接した位置に段39が固定されており、ばね案内棒25の段39とばね座27との間にはばね26が介装されている。これにより、圧胴側足場6が開いた状態では、安全バー24は、付勢手段102の作用により圧胴4に最も接近した位置、即ち圧胴側検知位置に移動するようになっている。換言すると、この圧胴側検知位置は、中間胴5に対して最も離隔した位置となっている。なお、ロックナット28のねじ込み量を調節することにより、安全バー24の圧胴4に対する距離を調節できるようになっている。
さらに、図2に示すように、圧胴側足場6を閉じたとき、レバー22の他端部22bは(同様にレバー21の他端部21bも)、圧胴側足場6の下面に固設された突起(ストッパ)33に当接し、これにより安全バー24がピン23を支点にして回動し、付勢手段102の付勢力に対抗する方向へ押されるようになっている。つまり、この図2に示すように、圧胴側足場6が閉じた状態では、突起33によりレバー22の動きが規制されており、安全バー24は中間胴5に最も接近した位置、即ち中間胴側位置に移動するようになっている。換言すると、この中間胴側位置は、圧胴4に対して最も離隔(退避)した位置となっている。このような簡素な構成により、圧胴側足場6の開閉動作に連動させて安全バー24を機械的に圧胴側検知位置及び中間胴側検知位置の何れか一方の検知位置に移動できるようになっている。
安全バー24は、図4に示すように、ここでは軸着部24cから2本の板状部材(検知部材)24a,24bが突設されている。安全バー24は、前述したように異物の接触により対接部18への異物の進入を検知するようになっており、本安全装置では、異物が安全バー24に接触したか否かを、板状部材24a,24bの回動状態から検出するようになっている。このため、本安全装置には、板状部材24a,24bの回動を検出する回動検出手段101が設けられている。
回動検出手段101は、レバー22側の軸着部24cに取り付けられたカム30と、このカム30に当接するコロ(カムフォロワ)37を備えたリミットスイッチ31とから主に構成されている。カム30のカム面36には凹部35が形成されている。また、リミットスイッチ31は、レバー22のカム30に近接した位置に固定されている。さらに、リミットスイッチ31のカム30に対向する側には、図4中矢印D1方向に付勢されたロッド31aが備えられており、このロッド31aの先端には、カム30のカム面36に当接する上記コロ37が軸31bにより回転可能に取り付けられている。ロッド31aは、カム30とコロ37との当接状態に応じて、図4中矢印D1方向又はその逆方向へ伸縮するようになっている。通常状態では、図4に示すようにコロ37はカム30の凹部35に係合しており、この係合状態を維持しているが、板状部材24a,24bが図4中矢印C1方向又は矢印C2方向へ回動すると、コロ37と凹部35との係合が外れてロッド31aが図4中矢印D1方向とは逆の方向に(即ち、ロッド31aの付勢力に抗して)押し込まれる。
つまり、コロ37がカム30の凹部35に係合した状態であってロッド31aが伸びている場合には板状部材24a,24bは回動していないこと(即ち、安全バー24に何ら異物が接触していないこと)がわかり、また、カム30とコロ37との係合状態が外れてロッド31aが縮んでいる場合には板状部材24a,24bが回動したこと(即ち、安全バー24に何らかの異物が接触したこと)がわかる。このような簡素な構成で、板状部材24a,24bの回動変化を機械的に検出できるようになっている。
また、図1及び図2に示すように、本安全装置には、圧胴4及び中間胴5の停止時に回転を指令するための入力スイッチ(例えば押しボタン)104がそなえられている。この入力スイッチ104は例えば圧胴側足場6又は中間胴側足場7の近傍に設けられる。また、入力スイッチ104からの入力信号及びリミットスイッチ9,リミットスイッチ10,リミットスイッチ31からの検出情報に基づいて、圧胴4や中間胴5などの回転胴の回転速度を制御するコントローラ(制御手段)103が備えられている。
コントローラ103は、リミットスイッチ9,10により圧胴側足場6及び中間胴側足場7の何れも閉じた状態であることが検出されると、印刷機の運転モードを印刷運転時の「印刷可能モード」に設定して、通常の印刷速度での運転を許可するようになっている。そして、この「印刷可能モード」の状態で外部から印刷開始信号が入力されると、通常の印刷運転が開始されるようになっている。
また、リミットスイッチ9,10により圧胴側足場6及び中間胴側足場7の少なくとも一方が開かれたことが検出されると、コントローラ103は、印刷機を停止するとともに、印刷機の運転モードを、通常の印刷速度よりも低速で清掃などのメンテナンス時に適した緩動速度(微速運転)のみを許容する「緩動モード」に設定するようになっている。そして、コントローラ103は、この「緩動モード」の状態において入力スイッチ104が一回押されると、圧胴4及び中間胴5を緩動速度で回転するようになっており、また、入力スイッチ104がもう一回押されると圧胴4及び中間胴5を停止するようになっている。このように、入力スイッチ104の簡単な操作で圧胴4及び中間胴5を回転又は停止させることができる。さらに、コントローラ103は、この「緩動モード」の状態でリミットスイッチ31により板状部材24a,24bが回動したことが検出されると、圧胴4及び中間胴5の回転を停止するようになっている。
本発明の第1実施形態としての印刷機の安全装置は、上述のごとく構成されているので、圧胴側足場6及び中間胴側足場7の両方が閉じているときは、印刷機の運転モードは「印刷可能モード」となっており、外部から印刷開始信号を入力することで通常の印刷速度での運転ができる。このとき、安全バー24は、例えば図2に示すような中間胴側検知位置に配置されているので、圧胴4の爪14に把持されて走行するシートの紙尻が安全バー24に干渉して損傷を受けることがない。
また、圧胴側足場6を開くと、図1に示すように安全バー24は圧胴側検知位置に配置されるとともに、印刷機の運転モードが「緩動モード」に設定される。この「緩動モード」の状態で入力スイッチ104を一回押せば、圧胴4及び中間胴5を緩動速度で回転させながら清掃作業などのメンテナンスを行なうことができるので、作業者の負担を軽減することができる。また、メンテナンスにかかる時間を大幅に短縮することができ、作業効率を向上させることができる。そして、このように圧胴4及び中間胴5を緩動速度で回転させながら作業を行なっている最中、例えば清掃布などを誤って対接部18へ落としてしまっても、この清掃布が安全バー24の板状部材24a,24bに接触して板状部材24a,24bが図1中矢印B1方向に回動し、圧胴4及び中間胴5の回転が停止する。
このように、圧胴4のメンテナンス中に生じ得る、掃除布,工具或いは手などの対接部18への進入をできるだけ早く検知して圧胴4及び中間胴5を停止することができ、対接部18への巻き込みを防止してメンテナンス中の作業の安全性を確保することができる。
一方、中間胴側足場7を開くと、図2に示すように安全バー24は中間胴側検知位置に配置されるとともに、印刷機の運転モードが「緩動モード」に設定される。この「緩動モード」の状態で入力スイッチ104を一回押せば、圧胴4及び中間胴5を緩動速度で回転させながら清掃作業などのメンテナンスを行なうことができるので、作業者の負担を軽減することができる。また、メンテナンスにかかる時間を大幅に短縮することができ、作業効率を向上させることができる。。そして、このように圧胴4及び中間胴5を緩動速度で回転させながら作業を行なっている最中、例えば清掃布などを誤って中間胴5と梁16との間に落としてしまっても、この清掃布が安全バー24の板状部材24a,24bに接触して板状部材24a,24bが図2中矢印B2方向に回動し、圧胴4及び中間胴5の回転が停止する。
このように、中間胴5のメンテナンス中に生じ得る、掃除布,工具或いは手などの中間胴5と梁16との間への進入をできるだけ早く検知して圧胴4及び中間胴5を停止することができ、中間胴5と梁16との間への巻き込みを防止してメンテナンス中の作業の安全性を確保することができる。
また、前述した図12,図13に示す従来の技術では、回転させながら作業を行なうには緩動ボタンを押し続けたり或いは何度も押したりする必要があったが、本安全装置によれば、入力スイッチ104を一回押すだけで圧胴4及び中間胴5を緩動速度で回転させることができるので、従来と比べて、より容易に作業を行なうことができる。
(B)第2実施形態
図5〜図8は、本発明の第2実施形態としての印刷機の安全装置を説明するためのもので、図5は圧胴側足場を開いた状態を示す構成図(一部側面図)、図6は切換レバーを使用した場合の構成図(側面図)、図7は中間胴側足場を開いた状態を示す構成図(一部側面図)、図8は安全装置を模式的に示す平面図である。なお、図5〜図8において、前述した第1実施形態と同一の部位又は部材については同一の符号を用いて示している。
以下、第1実施形態とは異なる部分について説明し、第1実施形態と同様の構成部分については説明を省略する。図5に示すように、本実施形態に係る移動機構100では、レバー22の梁16側に突起部41が形成されている。なお、図示は省略するが、レバー21の梁16側にも同様の突起部41が形成されている。図5及び図8に示すように、支持アーム20のピン23よりも梁16側の部位にカム軸46が回転可能に設けられており、このカム軸46には、カム軸46を回動させるための切換レバー47が固定されている。また、カム軸46には楕円形状のカム45が固設されている。
図5に示すように、圧胴側足場6が開いた状態では、付勢手段102により安全バー24は圧胴側検知位置に配置されるが、このとき、突起部41がカム45の小径部43に当接するようにカム45と突起部41との位置が予め設定されている。そして、図5に示す状態、即ち突起部41がカム45の小径部43に当接している状態において、切換レバー47を図5中時計回りにカム45を回動させると、図6に示すようにカム45の大径部42が突起部41を押し上げるようになっている。これにより、レバー22がピン23を支点にして回動し、安全バー24の位置が圧胴側検知位置から中間胴側検知位置に強制的に切り換えられるようになっている。
また、レバー22が取り付けられている支持アーム20にはリミットスイッチ44が固設されており、このリミットスイッチ44は、切換レバー47が図6の二点鎖線の位置から実線の位置に倒されたときだけ突起部41に当接するようになっている。そして、リミットスイッチ44は、突起部41に当接している場合には、安全バー24の位置が圧胴側検知位置から中間胴側検知位置へ切り換えられたことを検出し、突起部41と当接していない場合には、安全バー24の位置が圧胴側検知位置にあることを検出するようになっている。
また、コントローラ103は、第1実施形態と同様に、図5に示すようにリミットスイッチ9により圧胴側足場6が開かれたことが検出されると印刷機の運転モードを「緩動モード」に設定するとともに圧胴4及び中間胴5を停止するようになっている。また、コントローラ103は、この「緩動モード」の状態で入力スイッチ104が一回押されたら圧胴4及び中間胴5を緩動速度で回転し続け、もう一回押されたら圧胴4及び中間胴5を停止するようになっている。
さらに、本実施形態に係るコントローラ103は、上記の「緩動モード」の状態で、図6に示すようにリミットスイッチ44により切換レバー47が回動されたことが検出されると、圧胴4及び中間胴5を停止状態にするとともに、印刷機の運転モードを、入力スイッチ104が押されている間(時間)だけ圧胴4及び中間胴5を緩動速度で回転する「寸動モード」に設定するようになっている。そして、この「寸動モード」の状態で入力スイッチ104が押された場合、入力スイッチ104を押している間だけ圧胴4及び中間胴5を緩動速度で回転し、入力スイッチ104を離したら圧胴4及び中間胴5を停止するようになっている。
また、切換レバー47を図6に二点鎖線で示す元の位置に戻すと、リミットスイッチ44により切換レバー47が元の位置に戻されたことが検出され、コントローラ103は、この検出情報に基づいて圧胴4及び中間胴5を停止状態にするとともに、印刷機の運転モードを元の「緩動モード」に設定するようになっている。
本発明の第2実施形態としての印刷機の安全装置は、上述のごとく構成されているので、圧胴側足場6及び中間胴側足場7の両方が閉じているときは、印刷機の運転モードは「印刷可能モード」となっており、外部から印刷開始信号を入力することで通常の印刷速度での運転ができる。このとき、安全バー24は、例えば図7に示すような中間胴側検知位置に配置されているので、圧胴4の爪14に把持されて走行するシートの紙尻が安全バー24に干渉して損傷を受けることがない。
また、圧胴側足場6を開くと、図5に示すように安全バー24は圧胴側検知位置に配置されるとともに、印刷機の運転モードが「緩動モード」に設定される。この「緩動モード」の状態で入力スイッチ104を一回押せば、圧胴4及び中間胴5を緩動速度で回転させながら清掃作業などのメンテナンスを行なうことができるので、作業者の負担を軽減することができる。また、メンテナンスにかかる時間を大幅に短縮することができ、作業効率を向上させることができる。そして、このように圧胴4及び中間胴5を緩動速度で回転させながら作業を行なっている最中、例えば清掃布などを誤って対接部18へ落としてしまっても、この清掃布が安全バー24の板状部材24a,24bに接触して板状部材24a,24bが図5中矢印B1方向に回動し、圧胴4及び中間胴5の回転が停止する。このように、圧胴4のメンテナンス中に生じ得る、掃除布,工具或いは手などの対接部18への進入をできるだけ早く検知して圧胴4及び中間胴5を停止することができ、対接部18への巻き込みを防止してメンテナンス中の作業の安全性を確保することができる。
ところで、印刷機によっては圧胴4の上方に十分なスペースがない場合もあり、作業者によっては安全バー24が作業のじゃまになってしまう場合も想定される。しかし、安全バー24を取り外してしまうと、いくら緩動速度といえども連続回転であるため対接部18に掃除布などが噛み込まれるおそれがあり、安全上好ましいとはいえない。そこで、本安全装置では、圧胴側足場6を開いた状態において安全バー24を圧胴4から退避させたい場合、切換レバー47を図6に示す二点鎖線位置から実線位置へ回動することで、安全バー24を圧胴側検知位置から離隔した中間胴検知位置に移動させることができる。また、この切換レバー47の回動動作と同時に、圧胴4及び中間胴5が停止状態となるとともに、印刷機の運転モードが「緩動モード」から「寸動モード」に切り替わる。そして、このように安全バー24を圧胴側検知位置から離隔した状態で圧胴4及び中間胴5を回転させたい場合には、入力スイッチ104を押し続けることで圧胴4及び中間胴5を緩動速度で回転させることができる。また、入力スイッチ104を離せば圧胴4及び中間胴5を停止させることができる。このように、本安全装置によれば、圧胴側足場6を開いた状態であっても安全バー24を圧胴4から強制的に離隔させることができ、圧胴側検知位置よりも対接部18側の領域までも安全に作業を行なうことができる。
一方、中間胴側足場7を開くと、図7に示すように安全バー24は中間胴側検知位置に配置されるとともに、印刷機の運転モードが「緩動モード」に設定される。この「緩動モード」の状態で入力スイッチ104を一回押せば、圧胴4及び中間胴5を緩動速度で回転させながら清掃作業などのメンテナンスを行なうことができるので、作業者の負担を軽減することができる。また、メンテナンスにかかる時間を大幅に短縮することができ、作業効率を向上させることができる。そして、このように圧胴4及び中間胴5を緩動速度で回転させながら作業を行なっている最中、例えば清掃布などを誤って中間胴5と梁16との間に落としてしまっても、この清掃布が安全バー24の板状部材24a,24bに接触して板状部材24a,24bが図7中矢印B2方向に回動し、圧胴4及び中間胴5の回転が停止する。このように、中間胴5のメンテナンス中に生じ得る、掃除布,工具或いは手などの中間胴5と梁16との間への進入をできるだけ早く検知して圧胴4及び中間胴5を停止することができ、中間胴5と梁16との間への巻き込みを防止してメンテナンス中の作業の安全性を確保することができる。
(C)その他
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば上記の実施形態では、カム30とコロ37との当接状態により板状部材24a,24bの回動状態を検出し、この回動状態から異物が安全バー24に接触したか否かを検知するように構成したが、例えば図9に示すように、安全バー24を布状のタッチスイッチ40で構成し、このタッチスイッチ40に異物が接触したら、コントローラ103により回転胴の回転を停止させるように構成してもよい。あるいは、図10(a)及び図10(b)に示すように、レバー21の機械幅方向の外側に支持台50を固設し、この支持台50上に投受光器(光電センサ)を備え、また、安全バー24の投受光器51側の上部に検出物体52を突設し、投受光器51の投受光口51aから検出物体52へ向かって光ビーム51bを照射する構成にする。安全バー24が図10(b)に示す実線の位置にあるときは、投受光口51aから照射された光ビーム51bは検出物体52に反射して投受光口51aに戻るため、光ビーム51bが照射されてから微少な所定時間t後に投受光口51aで検出されるが、安全バー24が図10(b)に示す二点鎖線の位置に回動した場合、光ビーム51bは検出物体52に反射されないので、たとえ他の物体に反射して投受光口51aに戻ってきたとしても上記の所定時間tよりも遅い時間に光ビーム51aが検出される。つまり、投受光器51により上記の時間差に基づいて安全バー24が回動したか否かを検出し、安全バー24が回動したと検出されたらコントローラ103により回転胴の回転を停止させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、付勢手段102としてばね26を用いる構成としたが、この構成に限定されるものではなく、例えば付勢手段102をエアシリンダ70で構成してもよい。この場合、例えば図11に示すように、エアシリンダ70を梁16にピン71により回転可能に取り付け、また、エアシリンダ70のロッド70aをレバー22に枢着する。そして、リミットスイッチ9により圧胴側足場6が開かれたことが検出されたら、コントローラ103により、エアシリンダ70のロッド70aを伸ばしてレバー22を圧胴4側へ回動させ、安全バー24を圧胴側検知位置に移動させる。一方、リミットスイッチ10により中間胴側足場7が開かれたことが検出されたら、コントローラ103により、エアシリンダ70のロッド70aを縮めてレバー22を中間胴5側へ回動させ、安全バー24を中間胴側検知位置に移動させる。このように構成した場合、圧胴側足場6の下面の突起33や、レバー21,22の他端部21b,22bを設ける必要がない。
本発明の第1実施形態としての印刷機の安全装置を説明するためのもので、圧胴側足場を開いた状態を示す構成図(一部側面図)である。 本発明の第1実施形態としての印刷機の安全装置を説明するためのもので、中間胴側足場を開いた状態を示す構成図(一部側面図)である。 本発明の第1実施形態としての印刷機の安全装置を模式的に示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る回動検出手段を示す構成図(側面図)である。 本発明の第2実施形態としての印刷機の安全装置を説明するためのもので、圧胴側足場を開いた状態を示す構成図(一部側面図)である。 本発明の第2実施形態としての印刷機の安全装置を説明するためのもので、切換レバーを使用した場合の構成図(側面図)である。 本発明の第2実施形態としての印刷機の安全装置を説明するためのもので、中間胴側足場を開いた状態を示す構成図(一部側面図)である。 本発明の第2実施形態としての印刷機の安全装置を模式的に示す平面図である。 本発明の第1及び第2実施形態に係る安全バーの変形例を示す模式図(側面図)である。 本発明の第1及び第2実施形態に係る回動検出手段の変形例を示す模式図であり、(a)はその構成図(シートの流れ方向に向かって見た正面図)、(b)は(a)のA−A矢視図である。 本発明の第1及び第2実施形態に係る付勢手段の変形例を示す構成図(一部側面図)である。 従来の枚葉印刷機の印刷装置を模式的に示す構成図(側面図)である。 従来の枚葉印刷機の印刷装置に備えられる安全装置を示す構成図(側面図)である。
符号の説明
1,1a,1b 印刷装置
2 シート
3a,3b フレーム
4,4a,4b 圧胴(第1の回転胴)
5 中間胴(第2の回転胴)
6 圧胴側足場(第1のカバー)
7 中間胴側足場(第2のカバー)
8 紙ガイド
9 リミットスイッチ(開動作検出手段)
10 リミットスイッチ(開動作検出手段)
11 圧胴の表面
12 中間胴の表面
13 ピン
14 圧胴の爪
15 中間胴の爪
16 梁
17 スペース
18,19 対接部
20 支持アーム
21,22 レバー
21a,22a 一端部
21b,22b 他端部
23 ピン
24 安全バー(検知手段)
24a,24b 板状部材(検知部材)
24c 軸着部
25 ばね案内棒
26 ばね
27 ばね座
28 ロックナット
29 ピン
30 カム
31 リミットスイッチ
31a ロッド
31b 軸
33 突起(ストッパ)
35 凹部
36 カム面
37 コロ
38 軸
39 段
40 布状タッチスイッチ
41 突起部
42 大径部
43 小径部
44 リミットスイッチ
45 カム
46 カム軸
47 切換レバー
50 支持台
51 投受光器
51a 投受光口
51b 光ビーム
52 検出物体
60 インキローラ群
61 版胴
62 刷版
63 ブランケット胴
70 エアシリンダ
70a ロッド
71 ピン
81,82 支持梁
100 移動機構(移動手段)
101 回動検出手段
102 付勢手段
103 コントローラ(制御手段)
104 入力スイッチ

Claims (14)

  1. 互いに対接する第1及び第2の回転胴と、
    該第1及び第2の回転胴の対接部近傍に設けられ、異物を検知する検知手段と、
    該第1及び第2の回転胴のそれぞれに対応して設けられ、該第1及び第2の回転胴をそれぞれ覆う開閉自在な第1及び第2のカバーと、
    該第1のカバーの開状態では該検知手段を該第1の回転胴に近接した第1の検知位置に配置し、該第2のカバーの開状態では該検知手段を該第2の回転胴に近接した第2の検知位置に配置する移動手段とをそなえた
    ことを特徴とする、印刷機の安全装置。
  2. 該第1の検知位置は、該対接部から該第1の回転胴の回転方向上流側へ所定距離離れた位置であり、
    該第2の検知位置は、該対接部から該第2の回転胴の回転方向上流側へ所定距離離れた位置である
    ことを特徴とする、請求項1記載の印刷機の安全装置。
  3. 該第1の検知位置は、該第1の回転胴のメンテナンス領域の該対接部に近い側の一端部近傍であり、
    該第2の検知位置は、該第2の回転胴のメンテナンス領域の該対接部に近い側の一端部近傍である
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の印刷機の安全装置。
  4. 該第1のカバーは、該第1の回転胴の該対接部よりも回転方向上流側を覆うカバーであり、
    該第2のカバーは、該第2の回転胴の該対接部よりも回転方向上流側を覆うカバーである
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の印刷機の安全装置。
  5. 該第1及び第2のカバーの開動作を検出する開動作検出手段と、
    該開動作検出手段により該第1及び第2のカバーの何れかの開動作が検出されたら該第1及び第2の回転胴を停止させる制御手段とをそなえた
    ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の印刷機の安全装置。
  6. 該第1及び第2の回転胴の停止時に回転を指令するための入力スイッチをそなえ、
    該制御手段が、
    該入力スイッチが回転指令操作されたら該第1及び第2の回転胴を印刷速度よりも低速の緩動速度で回転させる
    ことを特徴とする、請求項5記載の印刷機の安全装置。
  7. 該制御手段は、
    該入力スイッチが一度操作されたら該第1及び第2の回転胴を緩動速度で回転し続け、該入力スイッチがもう一度操作されたら該第1及び第2の回転胴を停止させる
    ことを特徴とする、請求項6記載の印刷機の安全装置。
  8. 該第1の回転胴は印刷装置に設けられた圧胴であり、該第2の回転胴は該印刷装置に設けられた中間胴であって、
    該第1及び第2のカバーの両方が閉状態とされる該印刷装置による印刷時には、印刷用紙は該対接部よりも回転方向上流側では該圧胴の表面に支持されるとともに該対接部よりも回転方向下流側では該中間胴の表面に支持されて搬送され、該移動手段は該検知手段を該第2の検知位置に移動させる
    ことを特徴とする、請求項1〜7の何れか1項に記載の印刷機の安全装置。
  9. 該移動手段は、
    該第1のカバーの開動作に連動して該検知手段を該第1の検知位置へ移動させるとともに、該第1のカバーの閉動作に連動して該検知手段を該第2の検知位置へ移動させる
    ことを特徴とする、請求項1〜8の何れか1項に記載の印刷機の安全装置。
  10. 該移動手段は、
    該第1のカバー,該第2のカバー,該第1の回転胴,該第2の回転胴により囲繞される空間内に設けられ、中間部を枢支されるとともに該対接部に近い側の一端部に該検知手段が取り付けられて該検知手段を該第1の検知位置と該第2の検知位置との間で回動する回動アームと、
    該検知手段が該第1の検知位置に移動するように該回動アームに付勢力を付与する付勢手段と、
    該第1のカバーに設けられ、該回動アームの他端部に当接して該付勢手段の付勢力による該回動アームの動きを規制しうるストッパとをそなえ、
    該第1のカバーが閉じられると該検知手段が該第2の検知位置となるように該ストッパが該回動アームの動きを規制する
    ことを特徴とする、請求項1〜9の何れか1項に記載の印刷機の安全装置。
  11. 該検知手段は、
    該回動アームの一端部に回動可能に取り付けられた検知部材と、
    該検知部材の該回動アームに対する回動を検出する回動検出手段とをそなえ、
    該制御手段は、
    該回動検出手段により該検知部材の該回動アームに対する回動が検出されると、該第1及び第2の回転胴を停止させる
    ことを特徴とする、請求項10記載の印刷機の安全装置。
  12. 該回動検出手段は、
    該検知部材に設けられたカムと、
    該カムに当接するカムフォロワとをそなえ、
    該カムと該カムフォロワとの当接状態に基づいて該検知部材の該回動アームに対する回動を検出する
    ことを特徴とする、請求項11記載の印刷機の安全装置。
  13. 該第1のカバーの開状態時に該検知手段を該第1の検知位置から該第2の検知位置へ強制的に切り換えうる切換レバーと、
    該切換レバーにより該検知手段が該第1の検知位置から該第2の検知位置へ切り換えられたことを検出する切換検出手段とをそなえ、
    該制御手段は、
    該切換検出手段により該検知手段の検知位置の切り換えが検出されたら該第1及び第2の回転胴を停止させる
    ことを特徴とする、請求項5〜12の何れか1項に記載の印刷機の安全装置。
  14. 該制御手段は、
    該検知手段の検知位置の切り換えによる該第1及び第2の回転胴の停止時に該入力スイッチが回転指令操作されたら、該入力スイッチが回転指令操作されている間だけ該第1及び第2の回転胴を緩動速度で回転させる
    ことを特徴とする、請求項13記載の印刷機の安全装置。
JP2004062499A 2004-03-05 2004-03-05 印刷機の安全装置 Expired - Fee Related JP4568511B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004062499A JP4568511B2 (ja) 2004-03-05 2004-03-05 印刷機の安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004062499A JP4568511B2 (ja) 2004-03-05 2004-03-05 印刷機の安全装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005246859A JP2005246859A (ja) 2005-09-15
JP4568511B2 true JP4568511B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=35027804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004062499A Expired - Fee Related JP4568511B2 (ja) 2004-03-05 2004-03-05 印刷機の安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4568511B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012061603A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Komori Corp 凹版印刷機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926265A (ja) * 1982-08-04 1984-02-10 Komori Printing Mach Co Ltd 輪転印刷機の安全装置
JPS6112346A (ja) * 1984-06-21 1986-01-20 フオルクスアイゲネルベトリープ、コンビナート、ポリグラフ、“ベルナー、ランベルツ”、ライプツイヒ 印刷機における防護装置
JP2001171087A (ja) * 1999-12-17 2001-06-26 Komori Corp 回転体の保護装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926265A (ja) * 1982-08-04 1984-02-10 Komori Printing Mach Co Ltd 輪転印刷機の安全装置
JPS6112346A (ja) * 1984-06-21 1986-01-20 フオルクスアイゲネルベトリープ、コンビナート、ポリグラフ、“ベルナー、ランベルツ”、ライプツイヒ 印刷機における防護装置
JP2001171087A (ja) * 1999-12-17 2001-06-26 Komori Corp 回転体の保護装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005246859A (ja) 2005-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4568511B2 (ja) 印刷機の安全装置
JP5920269B2 (ja) 画像形成装置
US20110097110A1 (en) Image forming apparatus
JPH08152756A (ja) 画像形成装置の安全装置
US4098187A (en) Device for reversing the operation of grippers of a sheet-turning drum in a printing machine for printing selectively on one or both sides of a sheet
JP2001322233A (ja) 印刷機
JP2007286606A (ja) 画像形成装置
JP4740314B2 (ja) 枢着されたタッカを備えるウェブオフセット印刷機
JP3947897B2 (ja) プリンタ
JP2008105303A (ja) 回転体の保護装置
GB1577596A (en) Ink roller assembly for label printing and applying machine
JPH06179273A (ja) 印字装置
JP2001322238A (ja) 印刷機
JP2006167922A (ja) 印刷機
JP2012166342A (ja) シリンダ洗浄装置
JP2008229910A (ja) 印刷機の開閉扉構造
JPH045323Y2 (ja)
JP4836687B2 (ja) 印刷機械の版交換装置
JP4878854B2 (ja) 印刷機
JP2567265Y2 (ja) 枚葉印刷機の紙ガイド装置
JP2003186340A (ja) 画像形成装置の定着装置
WO2010050478A1 (ja) 版交換装置及び方法
JP2007223737A (ja) 印刷機の排紙装置
JP2006349780A (ja) 画像形成装置
JP2526653Y2 (ja) 印刷機の安全カバー開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100720

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100809

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees