JP2602137Y2 - 反転機構付枚葉輪転印刷機の印刷切替装置 - Google Patents

反転機構付枚葉輪転印刷機の印刷切替装置

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JP2602137Y2
JP2602137Y2 JP1993064186U JP6418693U JP2602137Y2 JP 2602137 Y2 JP2602137 Y2 JP 2602137Y2 JP 1993064186 U JP1993064186 U JP 1993064186U JP 6418693 U JP6418693 U JP 6418693U JP 2602137 Y2 JP2602137 Y2 JP 2602137Y2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41F21/00Devices for conveying sheets through printing apparatus or machines
    • B41F21/10Combinations of transfer drums and grippers
    • B41F21/106Combinations of transfer drums and grippers for reversing sheets, e.g. for perfecting machine

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  • Rotary Presses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は一台で片面刷と両面刷と
を可能にした反転機構付枚葉輪転印刷機に設けられ片面
刷と両面刷との切替に際し反転胴よりも上流側の胴群と
下流側の胴群との円周方向の位相を調節する印刷切替装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷の多様化にともない一台の機械で片
面刷りと両面刷りとを可能にした各種の枚葉輪転印刷機
が提案されて実用化されており、その一例として紙の搬
送方向に対する上流側の圧胴と下流側の圧胴との間に渡
し胴とその倍径の倍径胴および反転胴を設けたものが実
公平4−34034号公報に開示されている。ここに開
示されたものは、反転胴の端軸に固定された固定歯車
と、この固定歯車と同軸で、かつ円周方向に位相調節可
能な回転歯車と、それぞれの歯車に設けたピン孔に挿抜
自在な片面刷基準ピンとが備えられている。この基準ピ
ンは片面刷を行うときは、固定歯車と回転歯車とのそれ
ぞれのピン孔に挿入されて片面刷における固定歯車と回
転歯車との間の位相が位置決めされる。また、両面刷を
行うときは、固定歯車のピン孔から基準ピンを抜き、固
定歯車と回転歯車との間の位相をほぼ紙の天地方向の長
さ分だけ回転歯車を位相調節するものである。そして、
このように基準ピンを設けたことにより、倍径胴と反転
胴との間で紙をくわえ損なうことがないため、損紙が発
生したり、機械の破損事故を防止できるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の片面刷および両面刷の印刷切替装置では、片面
刷から両面刷への切替えの際、作業者が誤って基準ピン
を抜き忘れて切替え作業を行うと、機械を破損させるお
それがある。また、両面刷から片面刷に切替えた際、基
準ピンが固定歯車のピン孔に確実に挿入されたことの確
認を怠ると、固定歯車と回転歯車との位相にずれていた
場合に片面刷の印刷を開始すると、機械を破損させるお
それがあるといった問題があった。
【0004】したがって、本考案は上記した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、片面印刷時の位相調整を自動的に正確に位置決めを
行うことにより、機械の破損を防止した反転機構付枚葉
輪転印刷機の印刷切替装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の考案は、隣接する一方の胴の端軸に
固定された固定歯車と、他方の胴と駆動連結され前記固
定歯車と同軸で、かつこの固定歯車に対する円周方向へ
の位相調節を可能に形成された回転歯車とを備え、これ
ら両歯車間の回転伝達の断接と位相調節とにより片面刷
と両面刷との切替を行う反転機構付枚葉輪転印刷機の印
刷切替装置において、前記回転歯車を前記一方の端軸側
に固定させる固定手段と、前記一方の胴の端軸側または
前記回転歯車の一方に設けられ前記回転歯車の片面刷の
位相の位置で他方に設けられた基準孔に係合する基準ピ
ンとを備え、前記固定手段による前記回転歯車の固定の
解除と前記基準ピンの係合の解除とを1個の解除手段に
よって行うものである。 また、請求項2記載の考案は、
請求項1記載の考案において、両面印刷または片面印刷
を選択する印刷切換手段と、この印刷切換手段により片
面印刷が選択されたときに前記基準ピンが基準孔に係合
していないことを検出する検出手段とを設けたものであ
る。 また、請求項3記載の考案は、請求項1記載の考案
において、前記固定手段を、前記固定歯車の貫通孔内を
嵌挿された嵌挿部材と、この嵌挿部材の一端に取り付け
られ前記回転歯車の端面に係合する係合子と、前記嵌挿
部材の他端側と前記固定歯車の貫通孔との間に弾装され
前記係合子とともに回転歯車を固定歯車に固定するばね
とによって構成し、前記基準ピンを基準孔内に係合させ
る方向に付勢する付勢手段を設け、前記解除手段を、前
記基準ピンの係合を解除させる第1の揺動レバーと、前
記嵌挿部材の他端を前記付勢手段の付勢力に抗して押圧
する第2の揺動レバーと、これら第1および第2の揺動
レバーを揺動させる押圧部材と、この押圧部材をレバー
を介して移動させる駆動装置とによって構成したもので
ある。
【0006】
【作用】請求項1記載の考案によれば、1個の解除手段
により、固定手段による回転歯車の固定の解除および基
準ピンの係合の解除を同時に、かつ自動的に行うことが
できる。また、請求項2記載の考案によれば、位相調節
が完了していないと検出手段によって検出される。ま
た、請求項3記載の考案によれば、回転歯車が片面刷の
位相に位置付けられると、基準ピンが基準孔に自動的に
係合する。また、基準ピンを基準孔内から係合を解除さ
せるのに、第1の揺動レバーおよび押圧部材を介して駆
動装置によって行われる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本考案に係る反転機構付枚葉輪転印刷機に
おける片面印刷動作を説明するために示す胴配列、図2
は同じく両面刷動作を説明するために示す胴配列、図3
は同じく印刷切替装置の一部破断側面図、図4は同じく
印刷切替装置の一部破断正面図である。これらの図にお
いて、刷版が装着された図示しない版胴に対接するゴム
胴1には、外周切欠き内に軸方向に並設する爪2と爪台
3とからなる複数個のくわえ爪装置4(以下、単に爪4
と称する)を備えた第1圧胴5が対接されており、また
刷版が装着された図示しない版胴に対接するゴム胴6に
は、外周切欠き内に軸方向に並列する爪7と爪台8とか
らなる複数個のくわえ爪装置9(以下、単に爪9と称す
る)を備えた第2圧胴10が対接されている。
【0008】第1圧胴5と第2圧胴10との間には、渡
し胴11と、その倍の径を有する倍径胴12と、反転胴
13とが、互いに周面を対接させて配列されており、渡
し胴11の外周切欠き内には、爪14と爪台15とから
なるくわえ爪装置16(以下、単に爪16と称する)が
軸方向に並設されている。さらに、倍径胴12の外周部
を円周方向に2等分する位置に設けられた各切欠き内に
は、爪17と爪台18とからなるくわえ爪装置19(以
下、単に爪19と称する)およびくわえ爪装置20(以
下単に爪20と称する)が、軸方向に並設されている。
【0009】また、倍径胴12の外周部を2等分する箇
所でかつ爪19,20と円周方向にほゞ45°位相を違
えた箇所には、吸口21、22が、ブロアとの間をロー
タリバルブ等を介し接続されて円周方向へ移動調節自在
に設けられており、さらに、反転胴13の外周切欠き内
には、爪23と爪台24とからなるくわえ爪装置25
(以下、単に爪と称する)と、爪26と爪台27とから
なる反転爪装置28(以下、単に爪28と称する)とが
円周方向にわずかに位相を違えて設けられている。
【0010】フレーム31に回転自在に軸支された反転
胴13の端軸13aには、図示しないボルトにより固定
歯車32が固定されており、この固定歯車32の円周部
には段部32aが形成されているとともに、側面部を貫
通する段付き貫通孔32bと貫通孔32cとが穿設され
ている。33は固定歯車32の段部32aに嵌挿された
回転歯車であって、前記段付き貫通孔32bに対応して
凹部33aが設けられているとともに、前記貫通孔32
cと同径の貫通孔33bが穿設されている。
【0011】34は一端側にフランジ部34aと頭部3
4bが形成され、前記段付き貫通孔32bに嵌挿された
段付きボルトである。35は段付きボルト34に嵌挿さ
れナット36を螺合させることにより前記回転歯車33
の凹部33aに当接する係合子、37は段付き貫通孔3
2bと段付きボルト34のフランジ部34a間に介装さ
れた皿ばねであって、この皿ばね37の弾発力によって
段付きボルト34は図中矢印A方向に摺動習性が付与さ
れ、係合子35によって回転歯車33が固定歯車32に
固定され一体的に回転する。段付きボルト34は回転歯
車32の円周方向に複数個配設されている。
【0012】38は段付き貫通孔32bに対応した位置
に固定歯車32に固定された軸受、39は前記段付きボ
ルト34の頭部34bに当接する小径カム部39aと大
径カム部39bとが形成されシャフト40を介して軸受
38に揺動自在に枢支されたレバーである。41は前記
貫通孔32cおよび33b内に嵌挿された片面刷基準ピ
ンであって、略中央側面部に切欠き41aが形成され、
上部にピン41bが突出形成されている。42は貫通孔
32cに嵌装され、片面刷基準ピン41を矢印B方向、
すなわち、下端部が貫通孔33bに嵌入する方向に摺動
習性を付与するばね、43は貫通孔32cの入口端に固
定され、前記切欠部41aの段部に係合して片面刷基準
ピン41の抜けと回動を防止するストッパである。
【0013】44はほゞ中央部においてシャフト46を
介して固定歯車32に固定した軸受45に揺動自在に枢
支されたレバーであって、一端部44aが前記片面刷基
準ピン41のピン41bに係合する位置まで延在してい
る。47は固定歯車32に固定され前記レバー39,4
4を挟むようにして上下方向に摺動自在に案内するスリ
ットを有する円筒状のガイド部材であって、このガイド
部材47内にはレバー39,44に上方向(矢印Dと反
対方向)の揺動付勢を付与するばね47aが嵌装されて
いる。
【0014】50は中央に段付き穴50aが設けられた
平板状のカバーであって、フレーム31に植設された複
数のスタッドボルト51にボルト52によって固定され
ることによってフレーム31に対して所定の間隔を有し
て平行に配設されている。53は前記片面刷基準ピン4
1に対応し、片面刷基準ピン41の下端部41cが回転
歯車33の貫通孔33bから抜け出た状態において上端
部41dが対向する位置にスペーサ54を介してカバー
50の下面に固定された片面刷基準ピン41を検出する
検出手段としての近接スイッチである。この近接スイッ
チ53は、印刷機械を片面刷に切替えると、検出動作可
能状態となり、片面刷時において、片面刷基準ピン41
の下端部41cが回転歯車33の貫通孔33b内に嵌入
しないで、上端部41dが固定歯車32の貫通孔32c
から突出している場合に、これを検出する検出手段であ
る。
【0015】55は下端部に鍔部55aを有し、カバー
50に固定された軸受ブッシュ56によって上下方向に
摺動自在に支持された押圧部材である。60はシャフト
61を介してカバー50に固定した軸受62に揺動自在
に支持されたレバーであって、一端側は前記押圧部材5
5の側面に回動自在に支持された水平部材57にボルト
58とナット59とによって固定され押圧部材55に一
体化されている。レバー60の他端は、フレーム31に
立設するようにして固定されたエアーシリンダ63のロ
ッド64とピン65を介して連結されている。
【0016】次に、このような構成において、片面刷か
ら両面刷に切替える場合についての動作を説明する。先
ず、印刷切替釦(図示せず)を「両面」に切替えたのち
切替開示釦(図示せず)を押すと、エアーシリンダ63
が作動し、ロッド64がC方向に進出するので、レバー
60がシャフト61を中心として揺動して、押圧部材5
5が矢印D方向に移動し、鍔部55aがレバー39およ
びレバー44を押圧して、レバー39がシャフト40を
中心としてE方向に回動すると同時に、レバー44の一
端部44aがF方向に移動する。レバー39のE方向の
回動により段付きボルト34の頭部34bには、小径カ
ム部39aから大径カム部39bが当接し、段付きボル
ト34を皿ばね37の弾発力に抗して矢印Aと反対方向
に移動させるので、係合子35の凹部33aへの押圧力
が開放され、回転歯車33は固定歯車32との一体化が
解かれる。このように、固定歯車32に対して回転歯車
33の固定手段としての段付きボルト34、皿ばね37
および係合子35の解除手段としてレバー39およびエ
アーシリンダ63を設けているので、解除を自動的に行
うことができる。
【0017】同時に、レバー44の一端部44aのF方
向の移動により一端部44aがピン41bに係合し、片
面刷基準ピン41をばね42の弾発力に抗して矢印F方
向に移動させるので、下端部41cが回転歯車33の貫
通孔33bから抜け出て係合が外れた状態となる。この
ように、片面刷基準ピン41の先端部41cと回転歯車
33の貫通孔33bとの解除手段として、レバー44お
よびエアーシリンダ63を設けているので、片面刷から
両面刷への切替え時に片面刷基準ピン41の抜き忘れが
なくなり、これによる機械の破損を防止できる。また、
駆動源としてのエアーシリンダ63を設けているので、
切替え操作に連動させて自動的に行うことができる。
【0018】このように回転歯車33は固定歯車32に
対して回動可能となるので、図1に示す片面刷の状態か
ら図2に示すように紙29の天地方向長さに対応する位
置に倍径胴12に対して円周方向に移動調節した吸口2
1と爪28とが対向するまで図示しないモータ等の駆動
手段により回転歯車33を含む上流側の胴群を紙29の
天地方向長さ分だけ回動させる。しかるのち、エアーシ
リンダ63を作動させて、ロッド64を矢印Cと反対方
向に退出させると、両レバー39,44が、押圧部材5
5の押圧力を解除されて、ばね47aの弾発力により矢
印Dと反対方向に揺動して実線で示す位置に復帰する。
この両レバー39,44の復帰動作により、レバー39
はシャフト40を中心として矢印Eと反対方向に回動
し、段付きボルト34の頭部34bには、小径カム部3
9aが当接するので、段付きボルト34は皿ばね37の
弾発力により矢印A方向に移動し、係合子35が凹部3
3aを押圧して、回転歯車33を固定歯車32に一体化
する。
【0019】一方、レバー44の一端部44aは矢印F
と反対方向に移動して、ピン41bとの係合が解除され
るが、貫通孔33bが貫通孔32cと位相を違えている
ので、片面刷基準ピン41はばね42の弾発力が付与さ
れているにもかかわらず、下端部41cが貫通孔32c
内に嵌入することなく、上端部41dは貫通孔32cか
ら突出して近接スイッチ53に対設している。このよう
に上端部41dが近接スイッチ53に対向しているにも
かかわらず、印刷装置を両面刷りに切替えているので、
近接スイッチ53は不動作状態となっている。
【0020】このように準備したのち、図2に示すよう
に両面刷の印刷作業を開始すると、ゴム胴1と第1圧胴
5との間で表面に印刷された紙29は、爪4と爪16と
の間でくわえ替えられ、さらに爪16と爪19(20)
との間でくわえ替えられて倍径胴12の上側周面に巻き
付けられ、この状態で各胴が回転を続けると、紙29の
紙尻と吸口21とが対向するので吸口21がこの紙尻を
吸引する。さらに各胴が回転を続けて紙29の紙尻が各
胴12,13の対接点に達すると、紙尻は吸い口21か
らの吸引から開放されて爪28にくわえ替えられると同
時に爪20が開いてくわえ端がくわえから開放される。
また、この紙尻をくわえた爪28は紙29を反転させな
がら搬送する。搬送途中において紙29は爪28からく
わえ替え可能な方向を向いている爪25にくわえ替えら
れたのち、第2圧胴10の爪9にくわえ替えられる。こ
の紙29には、ゴム胴6と第2圧胴10との間を通過す
るときに裏面に印刷が施されて両面刷になる。
【0021】次に、このような両面刷から片面刷に切替
える場合には、図示しない印刷切替選択釦で「片面」に
切替えると、近接スイッチ53が検出動作状態となり、
図示しない切替開始釦を押すと、上記した両面刷時と同
様に、エアーシリンダ63が作動し、ロッド64がC方
向に進出して、レバー60およびレバー39,44が揺
動して、レバー39がシャフト40を中心としてE方向
に回動すると同時に、レバー44の一端44aがF方向
に移動するので、回転歯車33は固定歯車32との一体
化が解かれる。同時にレバー44の一端部44aのF方
向の移動により一端部44aがピン41bに係合し、片
面刷基準ピン41をばね42の弾発力に抗して矢印F方
向に移動させる。
【0022】この状態で、図示しないモータ等の駆動手
段により回転歯車33を回動させて貫通孔33bを貫通
孔32cに一致するように位相を調節する。しかるの
ち、エアーシリンダ63を作動させてロッド64をC方
向と反対方向に退出させると、上記した両面刷時と同様
に、レバー39はシャフト40を中心として矢印Eと反
対方向に回動し、小径カム部39aが段突きボルト34
の頭部34bに当接して、段付きボルト34は皿ばね3
7の弾発力により矢印A方向に移動し、係合子35が凹
部33aを押圧して、回転歯車33を固定歯車32に一
体化する。
【0023】一方、レバー44の一端部44aは矢印F
と反対方向に移動して、ピン41bとの係合が解除され
る。貫通孔33bが貫通孔32cと孔の位置を一致して
いるので、片面刷基準ピン41はばね42の弾発力によ
り、下端部41cが貫通孔32c内に嵌入して、上端部
41dは二点鎖線で示す近接スイッチ53に対向した位
置から実線で示す位置に遠ざかる。したがって、近接ス
イッチ53では、片面刷基準ピン41の上端部41dの
検出がONからOFFとなり、先端部41cが回転歯車
33の貫通孔33b内に嵌入した状態、すなわち、片面
刷が可能な状態を検出する。
【0024】ここで、回転歯車33の位相調節をしたに
もかかわらず、貫通孔33bが貫通孔32cと孔の位置
が一致していない場合には、片面刷基準ピン41の下端
部41cが貫通孔32cに嵌入できず、このため、上端
部41dが近接スイッチ53に対向した状態となり、近
接スイッチ53ではONとなって片面刷ができない状態
を作業者に知らせる。作業者は、再び回転歯車33の位
相調節を行う。このように、位相調節が完了していない
ことを近接スイッチ53で検出するので、位相ずれによ
る損紙の発生や機械の破損を防止できる。また、片面刷
時における位相ずれを近接スイッチ53といった簡単な
構成で検出できるようにしたので、部品点数を最小限と
することが可能となる。なお、両貫通孔32cおよび3
3bに嵌入した片面刷基準ピン41は、片面刷時におい
て、急停止等による衝撃荷重に対して、固定歯車32に
対する回転歯車33の位相ずれを防止する機能も有して
いる。
【0025】このように片面刷の準備すると、図1に示
すように、反転胴13と倍径胴12とは、爪25と爪1
9とが対接する位相となる。このように構成されている
ことにより、各胴が回転すると、ゴム胴1と第1圧胴5
との間で印刷された紙29は、爪4と爪16との間でく
わえ替えられ、さらに、爪16と爪19(20)との間
でくわえ替えられて倍径胴12の上側周面に巻き付けら
れる。この紙29のくわえ端が両胴12、13の対接点
に達すると、爪19(20)から爪25にくわえ替えら
れて反転胴13の下側周面に巻き付けられたのち、第2
圧胴10の爪9にくわえ替えられて搬送されることによ
り、ゴム胴6と第2圧胴10との間を通過するときに先
程印刷された面と同じ面に印刷される。
【0026】なお、本実施例では、片面刷基準ピン41
の貫通孔33bからの係合解除手段として、回転歯車3
3の固定歯車32への固定を解除するレバー60とエア
ーシリンダ63とからなる固定解除手段を共用したが、
これに限定されず、係合解除手段を別に設けてもよいこ
とは勿論である。また、片面刷基準ピン41を固定歯車
32側に設けたが、回転歯車33側に設けてもよいこと
はいうまでのないことである。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1記載の考
案によれば、1個の解除手段により、回転歯車の固定解
除と基準ピンの係合の解除を同時に、かつ自動的に行う
ことができるので、基準ピンの抜き忘れがなくなるだけ
ではなく、作業者の負担が軽減される。また、解除手段
を共用したことにより、部品点数の消滅と装置の小型化
が図られる。
【0028】また、請求項2記載の考案によれば、位相
調節が完了していないことを検出するので、位相ずれに
よる損紙の発生や機械の破損を防止できる。
【0029】また、請求項3記載の考案によれば、基準
ピンが付勢手段によって基準孔内に係合させる方向に付
勢されていることにより、回転歯車が片面刷の位相に位
置付けられると、基準ピンが基準孔に自動的に係合する
ので、片面刷の切替えが確実に行われる。また、基準ピ
ンを基準孔内から係合を解除させるのに、第1の揺動レ
バーおよび押圧部材を介して駆動装置によって行うよう
にしたので、片面刷から両面刷への切換え時に基準ピン
の抜き忘れがなくなり、機械の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る反転機構付枚葉輪転印刷機におけ
る片面刷動作を説明するための胴配列図である。
【図2】本考案に係る反転機構付枚葉輪転印刷機におけ
る両面刷動作を説明するための胴配列図である。
【図3】本考案に係る反転機構付枚葉輪転印刷機におけ
る印刷切替装置の一部破断側面図である。
【図4】本考案に係る反転機構付枚葉輪転印刷機におけ
る印刷切替装置の一部破断正面図である。
【符号の説明】
12 倍径胴 13 反転胴 13a 端軸 19,20 爪 21,22 吸口 25,28 爪 29 紙 32 固定歯車 32c 貫通孔 33 回転歯車 33b 貫通孔 34 段付きボルト 35 係合子 37 皿ばね 39 レバー 41 片面刷基準ピン 41b ピン 44 レバー 55 押圧部材 60 レバー 63 エアーシリンダ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する一方の胴の端軸に固定された固
    定歯車と、他方の胴と駆動連結され前記固定歯車と同軸
    で、かつこの固定歯車に対する円周方向への位相調節を
    可能に形成された回転歯車とを備え、これら両歯車間の
    回転伝達の断接と位相調節とにより片面刷と両面刷との
    切替を行う反転機構付枚葉輪転印刷機の印刷切替装置に
    おいて、前記回転歯車を前記一方の端軸側に固定させる
    固定手段と、前記一方の胴の端軸側または前記回転歯車
    の一方に設けられ前記回転歯車の片面刷の位相の位置で
    他方に設けられた基準孔に係合する基準ピンとを量え、
    前記固定手段による前記回転歯車の固定の解除と前記基
    準ピンの係合の解除とを1個の解除手段によって行う
    とを特徴とする反転機構付枚葉輪転印刷機の印刷切替装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の反転機構付枚葉輪転印刷
    機の印刷切替装置において、両面印刷または片面印刷を
    選択する印刷切換手段と、この印刷切換手段により片面
    印刷が選択されたときに前記基準ピンが基準孔に係合し
    ていないことを検出する検出手段とを設けたことを特徴
    とする反転機構付枚葉輪転印刷機の印刷切替装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の反転機構付枚葉輪転印刷
    機の印刷切替装置において、前記固定手段を、前記固定
    歯車の貫通孔内を嵌挿された嵌挿部材と、この嵌挿部材
    の一端に取り付けられ前記回転歯車の端面に係合する係
    合子と、前記嵌挿部材の他端側と前記固定歯車の貫通孔
    との間に弾装され前記係合子とともに回転歯車を固定歯
    車に固定するばねとによって構成し、前記基準ピンを基
    準孔内に係合させる方向に付勢する付勢手段を設け、前
    記解除手段を、前記基準ピンの係合を解除させる第1の
    揺動レバーと、前記嵌挿部材の他端を前記付勢手段の付
    勢力に抗して押圧する第2の揺動レバーと、これら第1
    および第2の揺動レバーを揺動させる押圧部材と、この
    押圧部材をレバーを介して移動させる駆動装置とによっ
    て構成したことを特徴とする反転機構付枚葉輪転印刷機
    の印刷切替装置。
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