JP2526317Y2 - 印版台紙の自動着脱装置 - Google Patents

印版台紙の自動着脱装置

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JP2526317Y2
JP2526317Y2 JP1990401682U JP40168290U JP2526317Y2 JP 2526317 Y2 JP2526317 Y2 JP 2526317Y2 JP 1990401682 U JP1990401682 U JP 1990401682U JP 40168290 U JP40168290 U JP 40168290U JP 2526317 Y2 JP2526317 Y2 JP 2526317Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、印刷機の版胴に対して
印版台紙を自動的に着脱(締付及び解放)する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印版台紙着脱装置を図5乃至図1
0について説明する。印版1を貼付した台紙2を版胴4
に装着する際には、台紙2一側端の係止部3aを版胴4
の周方向適当箇所に形成した係合溝5に嵌入させて、台
紙2を版胴4に巻付け、該台紙2他側端の係止部3b
を、版胴4に前記係合溝5に近接して並設された図8,
9の如き印版台紙巻付軸6の係合溝7に係合させ、この
台紙巻付軸6を図10のスパナ28等で回転させて台紙
2を巻込み、台紙2を版胴4外周に緊張させて装着して
いた。前記印版台紙巻付軸6は、版胴4外周に近接して
設けた一部が切欠かれた円筒状の案内環29内に回転自
在に配置されたもので、台紙2の巻込方向にのみ回転を
許容し反対方向には解除可能に回り止めを行うラチェッ
ト機構Rが設けられている。したがって台紙2を外すと
きには、前記ラチェット機構Rの係合を解除して台紙巻
付軸6を緩み方向へ巻き戻せばよい。ところが、この様
な構成の印版台紙2着脱装置では、作業者が指でラチェ
ットストッパ(爪)の係合を解除させ、一方の手で台紙
巻付軸をスパナ等の工具で回転させ、台紙端の係止部を
締付け及び解放する必要があり、相当な労力を要するほ
か、その時々の腕力によって台紙締付張力(印版長の伸
び率)が変動することになる。また印版台紙取替え作業
毎に、その都度スパナ28等の工具を機械内に持ち運び
する必要があり、作業終了後置き忘れ放置したまゝ運転
して、周辺機器を破損させる等トラブルを起すことがあ
った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前述の従来技術には次
のような問題点がある。印版台紙の着脱の際に、印版台
紙端の締付け、解放を人手で行なっており、その都度労
力を要するばかりでなく、印版台紙を版胴に捲着する適
性張力(印版長の伸び率)を人間の感と熟練に頼ってい
た。
【0004】また印版台紙の着脱の都度、スパナ等の工
具を機械内に持ち運ぶ必要があり、作業が面倒なばかり
でなく、工具の置忘れによって周辺機器の破損トラブル
等をおこすこともあった。本考案は、これらの問題点に
対処すべく提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】版胴外周に近接して軸方
向に配設した台紙巻付軸の軸端にピニオン及びラチェッ
ト爪車を固着し、版胴軸を中心として自由に回動するギ
ヤを前記ピニオンに歯合させると共に、版胴側端面と前
記ラチェット爪車との間に、台紙巻込方向へのラチェッ
ト爪車の回転を許容し、反対方向への相対回転を解除可
能に阻止するラチェット機構を設ける。又、所定の位相
位置に停止させた版胴に対してギヤを一定トルクで回転
させる駆動機構、ラチェット爪車に係合するストッパの
着脱機構、及びラチェット機構の解除によってラチェッ
ト爪車を台紙緩め方向へ回転させる駆動機構を設け、前
記各機構を所定のタイミング(順序)で作動させる。
【0006】
【作用】版胴に対する印版台紙の着脱が機械的に短時間
で行なわれ、自動化によって労力が省ける。版胴に捲着
する印版台紙に対する加圧力が安定し、適性張力(印版
長の伸び)が得られるため、印刷精度が向上する。印版
台紙着脱作業に於いて、工具(スパナ)の持ち運びを必
要としないため、工具(スパナ)を探したり、機械内へ
の置忘れによって生ずる周辺機器の破損トラブルが解消
できる。
【0007】
【実施例】本考案の実施例を図1乃至図4について説明
する。1は印版、2は台紙、3は台紙係止部、4は版
胴、5は係合溝、6は印版台紙巻付軸、7は係合溝、8
はラチェット爪車、9はシャフト、10はアーム、11
はベアリング、12は圧縮バネ、13は引張バネ、14
はボルト、15はギヤ、16はサイドフレーム、17は
ピン、18はリンク、19はシリンダ、20はピン、2
1はアーム、22はベアリング、23はシリンダ、24
は輪体、25はストッパ、26はピニオン、27は回転
止め、Rはラチェット機構である。
【0008】表面に印版1を貼付した台紙2の片側端係
止部3aを版胴4に形成した係合溝5に嵌入し、版胴4
の巻付方向回転によって順次円周方向に捲回させた後、
台紙2他側端係止部3bを印版台紙巻付軸6の係合溝7
へ係合し、続いて該台紙巻付軸6を巻込方向へ回転する
事によって台紙2へ張力を付加させる。このような台紙
2装着方法及び逆操作による台紙2取はずし方法につい
ての基本機能は、前記従来技術の項に於いて説明したも
のと同様である。
【0009】本考案による印版台紙の自動着脱(締付、
解放)装置は、図1,2に示す如く、印版台紙巻付軸6
の軸端にラチェット爪車8を固定し、同ラチェット爪車
8の歯に、版胴4を軸方向に貫通し版胴4の両側端から
突出したシャフト9を中心として揺動するアーム10の
爪部を係合させている。図中11はアーム10揺動端側
へ軸着したベアリングであり、同12はアーム10をラ
チェット爪車8側へ押圧する圧縮バネである。前記アー
ム10の爪部はラチェット爪車8と係合する事によっ
て、印版台紙2の巻込方向にのみ台紙巻付軸6の回転を
許容し、反対方向の回転を制動(停止)すべく機能して
いる。又、図中13はラチェット爪車8と版胴4との間
にボルト14a,14bを介して張架した引張バネで、
ラチェット機構Rの解除に伴いラチェット爪車8及び該
ラチェット爪車8と一体化した印版台紙巻付軸6を緩め
方向(図中時計方向回転)へ回転させるよう機能してい
る。
【0010】ラチェット部着脱機構について説明する
と、図3において、サイドフレーム16に突設したピン
17を支点として揺動するリンク18があり、該リンク
18揺動端には同サイドフレーム16に対し揺動自在に
軸着したシリンダ19のヘッドが連結されている。尚、
図中11は図1,2のアーム10端に軸着したベアリン
グである。以上構造のもと、シリンダ19の吸引作動に
よってリンク18は図3の一点鎖線の位置に揺動し、係
合したベアリング11を図中右側11′へ押し下げ、ベ
アリング11を取付けたアーム10を揺動させる事によ
って爪部をラチェット爪車8より離脱させるよう機能し
ている。又、ギヤ15の回転駆動機構について説明する
と、サイドフレーム16に設けたピン20を中心に揺動
するアーム21の揺動端へはベアリング22を軸着し、
該アーム21の一部には、同フレーム16に対し揺動自
在に支承したシリンダ23のヘッド部が連結させてあ
る。図中24はギヤ15を固着し版胴4に対し回動可能
に構成した輪体で、該周面の一部所定位置に於いてスト
ッパ25を固着させている。したがってシリンダ23を
伸長作動させれば、ベアリング22は図3の一点鎖線の
位置22′迄移動し、係合したストッパ25を介して輪
体24及び一体化したギヤ15を図中Oの角度回転させ
る事ができる。つまり、前記一点鎖線位置は、印版台紙
2のバックテンション(張力)によるピニオン26のト
ルクとシリンダ23を介したギヤ15のトルクが均衡し
た作動位置であり、版胴4に対する台紙2の捲着張力は
図示省略のレギュレータを介してシリンダ23の作動圧
調整によって任意に設定する事ができる。図4は、印版
台紙巻付軸6の締付部の説明図である。台紙巻付軸6の
軸端に固着したピニオン26は前述したギヤ15と歯合
しており、版胴4とギヤ15との相対的回転によって前
記台紙巻付軸6を任意の方向へ回転させる事ができるよ
うになっている。
【0011】次に本装置による印版台紙着脱操作につい
て説明する。印版台紙2の片側端係止部3aを版胴4周
面に形成した係合溝5に嵌入し、版胴4の回転によって
順次台紙2を周面へ略一周に渡って捲回した後、印版台
紙2の他側端係止部3bを台紙巻付軸6に形成した係合
溝7に装着する。版胴4は略一回転後、所定の位相位置
にて停止するようになっている。続いてシリンダ23を
押出作動し、アーム21を揺動移動させ、先端ベアリン
グ22を介し係合するストッパ25を押圧し輪体24を
回転させる。つまり該輪体24に固着したギヤ15を回
転させ、歯合したピニオン26を介して一体化した印版
台紙巻付軸6を締付方向に回転させる。台紙巻付後の軸
6はラチェット機構Rによって締付状態が維持される。
ギヤ15回転機構のシリンダ23及びアーム部ベアリン
グ22は、ギヤ15を回転駆動させた後、版胴4、輪体
24等回転体の回動を阻外しない初期位置に復帰して待
機する。以上の操作により印版台紙2の装着が完了し、
印刷作業が可能となる。
【0012】尚、オーダーチェンジに伴う印版台紙2の
取替交換は次の如く行なわれる。所定の位相位置に迄回
転し、停止させている版胴4に対して先ずシリンダ19
を吸引作動させ、アーム10部のストッパ(爪)をラチ
ェット爪車8の歯より解除させる。これによってラチェ
ット爪車8は回転がフリーになり、引張バネ13の作用
によって緩み方向へ回転し、初期待機位置に復帰して回
転止め27に当接し停止する。続いて台紙係止部3bを
台紙巻付軸6の係合溝7より取りはずし版胴4を回転さ
せる事によって順次台紙を剥離して行く。以後装着と逆
操作によって台紙2の取りはずしができる。版胴4の正
転、逆転及びシリンダ19,23の作動は図示省略のフ
ートスイッチによって操作できるようになっている。ま
た、ラチェット機構及びギヤ回転駆動機構の版胴4及び
版胴4と一体的に回転する回転体に対する干渉を防止す
るため、シリンダ19,23には図示省略の位置(伸縮
状態)検知手段(例えばピストン位置を検知する近接ス
イッチ)を設け、これ等の検知手段とシリンダ19,2
3との間に、インターロック回路を形成することによ
り、破損や誤動作に対する安全が保障される。
【0013】
【考案の効果】本考案による印版台紙の着脱装置は、版
胴の表面に近接してその内側に回転可能に軸方向に支持
された印版台紙巻付軸と、印版台紙巻付軸の軸端部に固
着されたラチェット爪車及びピニオンと、印版台紙巻込
方向への前記ラチェット爪車の回転を許容し反対方向へ
の回転を解除可能に阻止する版胴側面に枢着されたラチ
ェット機構と、前記ピニオンと噛合い版胴軸を中心とし
て回転するギヤと、版胴外に設けられて前記ギヤを円周
方向に押圧して回転させるシリンダからなるギヤ回転駆
動機構と、版胴外に設けられて前記ラチェット機構を解
除する機構とを具え、前記ピニオン及び印版台紙巻付軸
の回転により印版台紙を版胴に締付け、前記ラチェット
機構の解除により印版台紙を取外すように構成したこと
により、次の効果を有する。
【0014】台紙巻付後の巻付軸はラチェット機構によ
って締付状態が維持され、又シリンダからなるギヤ回転
駆動機構はシリンダの圧力調整によりギヤ円周方向に押
圧して該ギヤと版胴との相対的回転によって台紙巻付軸
を任意の方向に回転させることができるため台紙の捲着
張力は任意に調整可能となり印刷長伸びが安定し印刷精
度が向上する等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例においてラチェット爪車を係止
した状態の構成図である。
【図2】図1のラチェット爪車の係止を解除した状態の
構成図である。
【図3】印版台紙の締付け及び取外し動作の説明図であ
る。
【図4】印版台紙を締付けるピニオンとギヤ部分の側面
図である。
【図5】従来の印版台紙着脱装置の全体側面図である。
【図6】図5のP部のラチェット爪車部分の側面図であ
る。
【図7】図5のP部の印版台紙巻付軸部分の側面図であ
る。
【図8】印版台紙巻付軸の正面図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】図8,9の印版台紙巻付軸を回転させるスパ
ナの平面図である。
【符号の説明】 1 印版 2 台紙 4 版胴 6 印版台紙巻付軸 8 ラチェット爪車 R ラチェット機構 15 ギヤ 26 ピニオン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴の表面に近接してその内側に回転可
    能に軸方向に支持された印版台紙巻付軸と、印版台紙巻
    付軸の軸端部に固着されたラチェット爪車及びピニオン
    と、印版台紙巻込方向への前記ラチェット爪車の回転を
    許容し反対方向への回転を解除可能に阻止する版胴側面
    に枢着されたラチェット機構と、前記ピニオンと噛合い
    版胴軸を中心として回転するギヤと、版胴外に設けられ
    て前記ギヤを円周方向に押圧して回転させるシリンダか
    らなるギヤ回転駆動機構と、版胴外に設けられて前記ラ
    チェット機構を解除する機構とを具え、前記ピニオン及
    び印版台紙巻付軸の回転により印版台紙を版胴に締付
    け、前記ラチェット機構の解除により印版台紙を取外す
    ように構成したことを特徴とする印版台紙の自動着脱装
    置。
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