JP6794664B2 - 生タイヤの製造方法 - Google Patents

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本発明は、トレッドリングをステッチダウンする際の歪みの不均一を減じてタイヤのユニフォーミティを向上させる生タイヤの製造方法に関する。
ラジアルタイヤにおける生タイヤの製造工程では、図10に示すように、予め形成されたトレッドリングaの内周面と、シェーピングフォーマbによってトロイド状に膨張された生タイヤ基体cの外周面とを、一体に接合することで生タイヤtが形成される。
このとき、前記トレッドリングaの内周面が直円筒状をなすのに対して、生タイヤ基体cの外周面は、凸円弧状に湾曲している。そのため、前記トレッドリングaの両側部分a1を生タイヤ基体cに貼り付けるために、前記両側部分a1をステッチローラ(図示しない)等を用いて半径方向内側に押し付ける所謂ステッチダウンが必要となる(例えば特許文献1参照)。
しかし、このステッチダウンでは、前記両側部分a1の縮径変形によりトレッドゴムに圧縮歪みが不均一に発生する。
他方、近年、テープ状の未加硫のゴムストリップを螺旋状に巻き付けることにより、トレッドゴムなどを形成する所謂ストリップワインド法が提案されている(例えば特許文献2参照)。しかし、特にこのストリップワインド法によって形成されたトレッドゴムを有するトレッドリングに、前記ステッチダウンを行った場合、圧縮によりゴムストリップの配列乱れやゴムストリップ間の剥離等も発生する。その結果、歪みの不均一が大きくなってタイヤのユニフォーミティをさらに悪化させるという問題がある。
なお、ステッチダウンを時間をかけてゆっくり行うことで、歪みの不均一をある程度減じることは可能であるが、この場合生産性の低下を招いてしまう。
特開2012−131167号公報 特開2006−043908号公報
そこで本発明は、生産性の低下を招くことなく、ストリップワインド法で形成したトレッドゴムをステッチダウンする際の歪みの不均一を減じてタイヤのユニフォーミティを向上させうる生タイヤの製造方法を提供することを課題としている。
本発明は、トレッドリングを形成するトレッドリング形成工程、
及び前記トレッドリングの内周面と、シェーピングフォーマによりトロイド状に膨張させた生タイヤ基体の外周面とを一体に接合する接合工程を含む生タイヤの製造方法であって、
前記トレッドリング形成工程は、
直円筒状のドラム上で、ベルトプライを巻き付けてベルト層を形成する第1ステップと、トレッドゴムストリップを張力を有して螺旋状に巻き付けてトレッドゴムを形成する第2ステップとを具えるとともに、
前記第2ステップにおいて、前記ベルト層のタイヤ軸方向外端位置Pよりもタイヤ軸方向外側の領域Yoにおいて巻き付けられるトレッドゴムストリップの張力TAoを、前記外端位置Pよりもタイヤ軸方向内側の領域Yiにおいて巻き付けられるトレッドゴムストリップの張力TAiよりも大としたことを特徴としている。
本発明に係る生タイヤの製造方法では、前記張力TAoは、張力TAiの103%以上であることが好ましい。
本発明に係る生タイヤの製造方法では、前記トレッドゴムストリップの巻き付けの開始位置Paは、前記内側の領域Yiに位置してもよく、また外側の領域Yoに位置することもできる。巻き付けの開始位置Paが、前記外側の領域Yoに位置する場合、トレッドゴムストリップは、巻き付け開始から1周した後、前記張力TAoで巻き付けられることが好ましい。
本発明に係る生タイヤの製造方法では、巻き付けの開始位置Paが、前記内側の領域Yoに位置する場合、前記張力TAoは、タイヤ軸方向外側に向かって順次大きくなることが好ましい。
本発明に係る生タイヤの製造方法では、巻き付けの開始位置Paが、前記外側の領域Yoに位置する場合、前記張力TAoは、巻き付け開始から1周目以外は、タイヤ軸方向外側に向かって順次強くなることが好ましい。
本発明に係る生タイヤの製造方法では、巻き付けの開始位置Paが、前記外側の領域Yoに位置する場合、前記巻き付け開始から1周目の張力TA1は、前記張力TAiよりも大であることが好ましい。
本発明に係る生タイヤの製造方法では、前記トレッドリング形成工程は、前記第2ステップの後、前記トレッドゴムのタイヤ軸方向外端部に連なってウイングゴムストリップを張力TUを有して螺旋状に巻き付けてウイングゴムを形成する第3ステップを具え、かつ前記張力TUは、前記張力TAiより大であることが好ましい。
本発明に係る生タイヤの製造方法では、前記トレッドリング形成工程は、前記第1ステップと第2ステップとの間に、ベースゴムストリップを張力を有して螺旋状に巻き付けてトレッドベースゴムを形成する第4ステップを具るとともに、前記外側の領域Yoにおけるベースゴムストリップの張力TBoを、前記内側の領域Yiにおけるベースゴムストリップの張力TBiよりも大としたことが好ましい。
本発明は叙上の如く、ベルト層のタイヤ軸方向外端位置Pよりもタイヤ軸方向外側の領域Yoにおいて巻き付けられるトレッドゴムストリップの張力TAoを、内側の領域Yiにおいて巻き付けられるトレッドゴムストリップの張力TAiよりも大としている。
このようなトレッドリングでは、外側の領域Yoのトレッドゴムストリップが、大な張力TAoによって長さ方向に縮もうとする。そのため、ドラムから外されたとき、外側の領域Yoに縮径変形が生じ、ステッチダウンの量を少なくすることができる。その結果、ステッチダウンする際の歪み自体が少なくなり、かつ歪みの不均一を減じることができ、タイヤのユニフォーミティを向上させることが可能となる。
またトレッドゴムストリップ間の隙間、特にトレッドゴムストリップとベルト層の外端との間の隙間が、トレッドゴムストリップの収縮によって小さくなり、エアー溜まりの抑制にも効果を有する。
本発明の生タイヤの製造方法を用いて形成された空気入りタイヤの一実施形態を示す断面図である。 接合工程S2を示す断面図である。 トレッドリング形成工程を示す断面図である。 第2ステップを行う貼付け装置を概念的に示す側面図である。 (a)、(b)は、タイヤ軸方向位置と張力TAi、TAoとの関係を示すグラフである。 第2ステップの他の例を示す断面図である。 トレッドゴムストリップにおける巻き付け開始の1周目の張力を説明する概念図である。 第3ステップを示す断面図である。 第4ステップを示す断面図である。 ステッチダウンによる従来の問題点を説明する断面図である。 トレッドゴムストリップが外端位置を通る部分にける張力を説明する概念図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、本実施形態の生タイヤの製造方法に基づいて形成された空気入りタイヤ1の断面図である。図1において、本例の空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、カーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されるベルト層7とを具える。
前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ赤道Cに対して、例えば70〜90°の角度で配列した少なくとも1枚、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。このカーカスプライ6Aは、ビードコア5、5間を跨る本体部6aの両端に、ビードコア5の廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返される折返し部6bを一連に具える。また前記本体部6aと折返し部6bとの間には、ビードコア5からタイヤ半径方向外方に向かって先細状にのびるビードエーペックスゴム8が配される。
前記ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ赤道Cに対して、例えば15〜45゜の角度で配列した少なくとも2枚、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成される。
前記ベルト層7の半径方向外側に、バンド層(図示しない)を形成することもできる。この場合、バンド層のタイヤ軸方向外端は、ベルト層7のタイヤ軸方向外端と略同位置で終端する。なおバンド層は、バンドコードをタイヤ周方向に螺旋状に巻回させた少なくとも1枚のバンドプライから形成される。
また前記ベルト層7の半径方向外側には、トレッド接地面2sをなすトレッドゴム2Gが配される。
次に、前記空気入りタイヤ1のための生タイヤ1Nの製造方法は、図2、3に示すように、トレッドリング形成工程S1(図3に示す)と、このトレッドリング形成工程S1により形成されたトレッドリング10の内周面10sと、シェーピングフォーマ11によりトロイド状に膨張させた生タイヤ基体12の外周面12sとを一体に接合する接合工程S2(図2に示す)を含む。
なお生タイヤ基体12は、従来と同様の形成工程によって形成されるため、その説明を省略する。また接合工程Sもステッチダウンを含む従来と同様の工程であり、その説明を省略する。従って本明細書では、従来の製造方法と相違するトレッドリング形成工程S1について、以下に説明する。
図3に示すように、前記トレッドリング形成工程S1は、第1ステップS11と第2ステップS12とを含む。
前記第1ステップS11では、直円筒状のドラム13上で、ベルトプライ7A、7Bを順次巻き付けてベルト層7を形成する。
また前記第2ステップS12では、第1ステップS11の後、ドラム13上かつベルト層7上を含んで、トレッドゴムストリップ15を張力を有して螺旋状に巻き付け、これによりトレッドゴム2Gを形成する。
この第2ステップS12では、ベルト層7のタイヤ軸方向外端位置Pよりもタイヤ軸方向外側の領域Yoにおいて巻き付けられるトレッドゴムストリップ15の張力TAoを、前記外端位置Pよりもタイヤ軸方向内側の領域Yiにおいて巻き付けられるトレッドゴムストリップ15の張力TAiよりも大としている。
「外端位置P」とは、最も幅広のベルトプライの外端を通る半径方向線の位置として定義される。また図11に誇張して示すように、トレッドゴムストリップ15が外端位置Pを通る部分15mにおいては、その張力TAmは、張力TAiと等しくてもまた張力TAoと等しくても良く、また張力TAiと張力TAoとの間の値であっても良い。
このように形成されたトレッドリング10では、外側の領域Yoのトレッドゴムストリップ15が、大な張力TAoによって長さ方向に縮もうとする。そのため、トレッドリング10がドラム13から外されたとき、図2に示すように、トレッドゴム2Gの外側の領域Yoに、縮径変形が生じ、ステッチダウンの量を少なくすることができる。その結果、ステッチダウンする際の歪み自体が少なくなり、不均一を減じてタイヤのユニフォーミティを向上させることができる。
前記張力TAoは、張力TAiの103%以上であることが好ましく、103%を下回ると、上記効果が充分に発揮されなくなる。また張力TAoの上限は、張力TAiの110%以下が好ましく、110%を超えると、トレッドゴムストリップ15の貼付け精度が落ちる傾向となる。
図3に示すように、第2ステップS12では、トレッドゴムストリップ15の巻き付けの開始位置Paを、前記内側の領域Yiに位置させることが好ましい。この場合、トレッドゴムストリップ15の巻き付けの開始端Eが、ベルト層7に強固に粘着されるとともに、トレッドゴムストリップ15が低い張力TAiで巻き始められる。従って、巻き始めから、所定の張力TAiで精度良くかつ容易にトレッドゴムストリップ15を巻き付けることができる。
このとき、図5(a)に示すように、前記張力TAi、TAoをそれぞれ一定値とすることができる。なおTAiからTAoへの変化は、前記外端位置Pを通る部分15m(図11に示す)において行われる。また図5(b)に示すように、前記張力TAoを、タイヤ軸方向外側に向かって順次大きくすることもできる。この場合、トレッドゴム2Gの縮径がトレッド端に向かって大きくなり、歪みの不均一がより減じられるため好ましく実施しうる。なお「順次大きくする」には、漸増以外に、段階的に大きくする場合も含まれる。また順次大きくする場合、張力TAoの最大値を、前記張力TAiの103%〜110%の範囲とするのが好ましい。
また図6に示すように、第2ステップS12では、トレッドゴムストリップ15の巻き付けの開始位置Paを、前記外側の領域Yoに位置させることもできる。本例では、開始位置Paが、トレッドゴム2Gのタイヤ軸方向外端に位置する場合が示される。この場合、トレッドゴムストリップ15の巻き付けの開始端Eが、ドラム13に粘着されるため、滑りやすくなる。従って、図7に示すように、巻き付け開始から1周した後、前記張力TAoで巻き付けることが好ましい。なお1周目の張力TA1は、前記張力TAiよりも小であっても良いが、張力TAiより大であるのが好ましい。この場合、前記張力TAoは、巻き付け開始から1周目以外は、タイヤ軸方向外側に向かって順次大きくするのが、歪みの不均一を減じる上で好ましい。
前記第2ステップS12は、例えば図4に示す貼付け装置20によって行うことができる。本例の貼付け装置20は、トレッドゴムストリップ15をドラム13まで搬送する上下のコンベヤ21U、21Lを有する。この上下のコンベヤ21U、21Lの搬送ベルトUa、La間でトレッドゴムストリップ15を挟んでドラム13まで搬送する。そして、ドラム13の周速度に対する、貼付け装置20の搬送速度を制御することで、トレッドゴムストリップ15の張力TAをコントロールすることができる。なお搬送速度は駆動モータMにより制御可能である。図中の符号22は、トレッドゴムストリップ15をドラム13に押し付ける圧接ローラであり、シリンダ23によりドラム13に向かって進退移動しうる。
図8に、トレッドリング形成工程S1の他の例を示す。本例のトレッドリング形成工程S1は、ウイングゴム24を形成するための第3ステップS13を具える。なおウイングゴム24は、周知のようにトレッドゴム2Gのタイヤ軸方向外側に連なり、サイドウォールゴムとの接着性を向上させる。
前記第3ステップS13は、第2ステップS12の後、トレッドゴム2Gのタイヤ軸方向外端部に連なってウイングゴムストリップ25を張力TUを有して螺旋状に巻き付けることによりウイングゴム24を形成する。ウイングゴムストリップ25の張力TUも、ステッチダウン量を減じるために、前記張力TAiより大に設定される。特には、張力TUは、前記張力TAiの103〜110%の範囲が好ましく、また前記張力TAo以上であるのがさらに好ましい。また第3ステップS13では、第2ステップS12と同様、前記張力TUを、タイヤ軸方向外側に向かって順次大きくするのが好ましい。
図9に、トレッドリング形成工程S1のさらに他の例を示す。本例のトレッドリング形成工程S1は、トレッドベースゴム26を形成するための第4ステップS14を具える。なおトレッドベースゴム26は、周知のようにトレッドゴム2Gの半径方向内側に配され、トレッドゴム2Gが有するグリップ性や摩耗性能を維持しながら、トレッド剛性や転がり抵抗などを向上させる目的で形成される。
第4ステップS14は、第1ステップS11と第2ステップS12との間に行われる。この第4ステップS14では、ベースゴムストリップ27を張力を有して螺旋状に巻き付けることによりトレッドベースゴム26を形成する。この第4ステップS14では、第2ステップS12と同様、前記外側の領域Yoにおいて巻き付けられるベースゴムストリップ27の張力TBoを、内側の領域Yiにおいて巻き付けられるベースゴムストリップ27の張力TBiよりも大としている。これにより、トレッドベースゴム26がある場合にも、ステッチダウン量を減じることができる。張力TBo及び張力TBiは、張力TAo及び張力TAiに準じて設定することが好ましい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示す構造を有する空気入りタイヤ(195/65R15)を、表1の仕様に基づいて試作するとともに、各試供タイヤに対し、生産性、ユニフォーミティ、エアー溜まり、及び転がり抵抗についてテストした。表に記載以外は実質的に同仕様である。
(1)生産性:
生タイヤを1000本生産したときの、ステッチダウンを含む接合工程における工程時間の総和を、比較例1を100とする指数で評価した。数値が小さい方が工程時間が短く、生産性に優れている。
(2)ユニフォーミティ:
JASO C607のユニフォミティ試験条件に準拠し、ラジアルフォースバリエーション(RFV)を20本のタイヤに対して測定し、その平均値(N)を比較例1を100とする指数で評価した。数値が小さい方が優れている。
(3)エアー溜まり:
トレッド部のエアー溜まりによる傷の発生数を、比較例1を100とする指数で評価した。数値が小さい方が傷の発生数が少なく優れている。
(4)転がり抵抗:
転がり抵抗試験機を用い、規定リム(15×6JJ)、内圧(230kPa)、荷重(3.43kN)、速度(80km/h)の条件での転がり抵抗を測定した。結果は、比較例1を100とする指数により表示した。数値が小さい方が優れている。
Figure 0006794664
Figure 0006794664
表に示すように、実施例は、生産性の低下を招くことなく、ストリップワインド法で形成したトレッドゴムをステッチダウンする際の歪みの不均一を減じてタイヤのユニフォーミティを向上させうるのが確認できる。
2G トレッドゴム
7 ベルト層
7A、7B ベルトプライ
10 トレッドリング
11 シェーピングフォーマ
12 生タイヤ基体
13 ドラム
15 トレッドゴムストリップ
24 ウイングゴム
25 ウイングゴムストリップ
26 トレッドベースゴム
27 ベースゴムストリップ
S1 トレッドリング形成工程
S11 第1ステップ
S12 第2ステップ
S13 第3ステップ
S14 第4ステップ
S2 接合工程

Claims (9)

  1. トレッドリングを形成するトレッドリング形成工程、
    及び前記トレッドリングの内周面と、シェーピングフォーマによりトロイド状に膨張させた生タイヤ基体の外周面とを一体に接合する接合工程を含む生タイヤの製造方法であって、
    前記トレッドリング形成工程は、
    直円筒状のドラム上で、ベルトプライを巻き付けてベルト層を形成する第1ステップと、トレッドゴムストリップを張力を有して螺旋状に巻き付けてトレッドゴムを形成する第2ステップとを具えるとともに、
    前記第2ステップにおいて、前記ベルト層のタイヤ軸方向外端位置Pよりもタイヤ軸方向外側の領域Yoにおいて巻き付けられるトレッドゴムストリップの張力TAoを、前記外端位置Pよりもタイヤ軸方向内側の領域Yiにおいて巻き付けられるトレッドゴムストリップの張力TAiよりも大としたことを特徴とする生タイヤの製造方法。
  2. 前記張力TAoは、張力TAiの103%以上であることを特徴とする請求項1記載の生タイヤの製造方法。
  3. 前記トレッドゴムストリップの巻き付けの開始位置Paは、前記内側の領域Yiに位置することを特徴とする請求項1または2記載の生タイヤの製造方法。
  4. 前記トレッドゴムストリップの巻き付けの開始位置Paは、前記外側の領域Yoに位置し、かつ前記トレッドゴムストリップは、巻き付け開始から1周した後、前記張力TAoで巻き付けられることを特徴とする請求項1または2記載の生タイヤの製造方法。
  5. 前記張力TAoは、タイヤ軸方向外側に向かって順次大きくなることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の生タイヤの製造方法。
  6. 前記張力TAoは、巻き付け開始から1周目以外は、タイヤ軸方向外側に向かって順次強くなることを特徴とする請求項4記載の生タイヤの製造方法。
  7. 前記巻き付け開始から1周目の張力TA1は、前記張力TAiよりも大であることを特徴とする請求項4または6記載の生タイヤの製造方法。
  8. 前記トレッドリング形成工程は、前記第2ステップの後、前記トレッドゴムのタイヤ軸方向外端部に連なってウイングゴムストリップを張力TUを有して螺旋状に巻き付けてウイングゴムを形成する第3ステップを具え、かつ前記張力TUは、前記張力TAiより大であることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の生タイヤの製造方法。
  9. 前記トレッドリング形成工程は、前記第1ステップと前記第2ステップとの間に、ベースゴムストリップを張力を有して螺旋状に巻き付けてトレッドベースゴムを形成する第4ステップを具えるとともに、前記タイヤ軸方向外側の領域Yoにおける前記ベースゴムストリップの張力TBoを、前記タイヤ軸方向内側の領域Yiにおける前記ベースゴムストリップの張力TBiよりも大としたことを特徴とする請求項1記載の生タイヤの製造方法。
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