JP4957600B2 - Fz法による半導体結晶製造方法および半導体結晶製造装置 - Google Patents

Fz法による半導体結晶製造方法および半導体結晶製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4957600B2
JP4957600B2 JP2008069823A JP2008069823A JP4957600B2 JP 4957600 B2 JP4957600 B2 JP 4957600B2 JP 2008069823 A JP2008069823 A JP 2008069823A JP 2008069823 A JP2008069823 A JP 2008069823A JP 4957600 B2 JP4957600 B2 JP 4957600B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystal
dopant
semiconductor
gas supply
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008069823A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009221079A (ja
Inventor
聡 鈴木
義博 児玉
一徳 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Handotai Co Ltd filed Critical Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority to JP2008069823A priority Critical patent/JP4957600B2/ja
Publication of JP2009221079A publication Critical patent/JP2009221079A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4957600B2 publication Critical patent/JP4957600B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Description

本発明は、原料となる半導体棒を誘導加熱コイルで加熱溶融して溶融帯域を形成し、溶融帯域を移動することで半導体結晶を製造するFZ法(フローティングゾーン法または浮遊帯溶融法)による半導体結晶の製造に関し、さらに詳しくは、ドーパントガスを溶融帯域に吹き付けて半導体結晶に所望の電気抵抗率を与えるガスドーピングを使用したFZ法による半導体結晶の製造に関する。
FZ法は、例えば、現在半導体素子として最も多く使用されているシリコン単結晶の製造方法の一つとして用いられているものである。
図6はFZシリコン単結晶の製造工程の一例を示す。すなわち、原料となる半導体棒54の下端部を溶融して種結晶55に融着させ((a)種付け工程)、さらにこの種付けの際に結晶に生じた転位を抜くための絞り(ネッキング)を行い((b)ネッキング工程)、その後に晶出側半導体棒59を所望の直径まで拡大させながら成長させる((c)コーン部形成工程)。さらに、晶出側半導体棒59を所望の直径に制御しつつ成長を行い((d)直胴部形成工程)、原料の供給を止め、晶出側半導体棒59の直径を縮小させて該晶出側半導体棒59を原料半導体棒54から切り離す((e)切り離し工程)。以上のような工程を経てFZシリコン単結晶を製造することができる。
通常、シリコン単結晶に所望の電気抵抗率を与えるためにはN型或いはP型の不純物ドーピングが必要である。FZ法においては、ドーパントガスを溶融帯域に吹き付けるガスドーピング法が知られている(非特許文献1)。ドーパントガスとして、例えばN型ドーパントであるP(リン)のドーピングにはPH等が、P型ドーパントであるB(ホウ素)のドーピングにはB等が用いられる。シリコン単結晶の電気抵抗率は、これらN型ドーパントとP型ドーパントの結晶中濃度差により変化するが、通常の結晶製造においてN型ドーパントのみ、或いはP型ドーパントのみをドーピングする場合には、電気抵抗率はドーパント添加量が増加するにつれて低くなる。所望の電気抵抗率のシリコン単結晶を得るためには、ドーパント添加量が適正に保たれる必要がある。
所望の電気抵抗率のFZシリコン単結晶を得るために必要なドーパントの添加量は、原料単結晶棒の電気抵抗率と所望の電気抵抗率を元に算出される。この必要ドーパント添加量を保つために、単結晶の直径や成長速度などの所定の単結晶製造条件に応じて供給されるドーパントガスの濃度や流量等を調整し、結果として所望の電気抵抗率を持つFZシリコン単結晶を得ることができる。1本の半導体結晶棒製造途中でドープガス濃度を変更することにより複数の電気抵抗率部分を1本の単結晶棒中に形成するマルチドープFZ単結晶棒製造方法が提案されている(特許文献1)が、これも所望の電気抵抗率を複数設定し、所望の抵抗率それぞれについて前記と同様に必要ドーパント添加量を算出し、ドーパントガス濃度を所定値に保つことで、所望抵抗率の結晶を育成するものである。
特開平5−286792号公報 WOLFGANG KELLER、 ALFRED MUHLBAUER著「Floating−Zone Silicon」p.82−92、 MARCEL DEKKER, INC.発行
従来、コーン部形成工程のように結晶直径を始め結晶製造条件を変化させつつ結晶成長を行う場合は、結晶の成長につれて結晶成長状態も変化するが、直胴部形成工程では結晶成長状態はほぼ一定となると考えられていた。このことから、上述したような従来のFZシリコン単結晶製造工程の直胴部形成工程においては、直胴部形成工程におけるドーパント添加量を、変化させず一定にすることで、製造するFZシリコン単結晶を所望の電気抵抗率にできるとしていた。しかしながら、実際のFZ単結晶製造においては結晶成長中の成長状態は完全に一定ではなく、変動が存在することが判った。そして、この結晶成長状態の変動が結晶成長軸方向での電気抵抗率の変動に大きく影響することが明らかとなった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、FZ法による半導体結晶の製造において、結晶成長中に供給するドーパント添加量を制御することにより、1本の結晶棒の成長軸方向全体にわたって電気抵抗率がほぼ一定であるか、軸方向プロファイルを有する結晶が取得可能な製造方法および製造装置を提供する事を目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、少なくとも、原料半導体棒を溶融して種結晶に融着させる工程と、該種結晶から成長させる晶出側半導体棒を所望の直径まで拡径させながら成長させてコーン部を形成する工程と、前記原料半導体棒と前記晶出側半導体棒との間に溶融帯域を形成して、前記晶出側半導体棒を所望の直径に制御しつつ成長させて直胴部を形成する工程と、前記晶出側半導体棒の直径を縮径させて該晶出側半導体棒を前記原料半導体棒から切り離す工程を含むFZ法による半導体結晶の製造方法において、前記直胴部形成工程中に、結晶成長状態の変化に応じて前記晶出側半導体棒へのドーパント添加量を制御することを特徴とする半導体結晶の製造方法を提供する。
このように、直胴部形成中に、予め設定したドーパント添加量をベースとしつつも結晶成長状態の変化に応じてドーパント添加量を適正に調整するようにすれば、結晶製造中に結晶成長状態に変動があったとしても結晶中ドーパント濃度の変動を抑制し、1本の結晶棒の成長軸方向全体にわたって電気抵抗率がほぼ一定であるか、所望の軸方向プロファイルとなる半導体結晶を製造することが可能となる。
この場合、前記ドーパントは、前記溶融帯域にドーパントガスを吹き付けることにより添加されることが好ましい。
このように、前記原料半導体棒と前記晶出側半導体棒との間に形成される溶融帯域にノズル等を用いてドーパントガスを吹き付けることで、ドーパントを添加させるようにすれば、ドーパントを均一に高効率で添加させることができるため好適である。
また、前記ドーパント添加量の制御を、供給されるドーパントガスの流量及び/又は濃度を変化させることにより行うことが好ましい。
このように、ドーパント添加量の制御を、供給されるドーパントガスの流量及び/又は濃度を変化させることにより行うことにより、精度よくドーパントの添加量を調整することができる。
また、前記ドーパントガスは濃厚ドーパントガスとArガスの混合ドーパントガスとするのが好ましい。
このように、供給するドーパントガスを濃厚ドーパントガスとArガスの混合ドーパントガスとすれば、濃厚ドーパントガス及び/又はArガスの比率を変えることで容易にドーパントガス濃度の調節ができるため好ましい。
さらに、前記結晶成長状態の変化は、前記溶融帯域の長さ、該溶融帯域の直径、結晶温度、上軸速度のいずれか1つ以上の変化とすることが好ましい。
このように、前記溶融帯域の長さ、該溶融帯域の直径、結晶温度、上軸速度(原料供給速度)のいずれか1つ以上の結晶成長状態の変化に応じてドーパント添加量を適正に調整するようにすれば、結晶中ドーパント濃度の変動を効果的に抑制し、1本の結晶棒の成長軸方向全体にわたって電気抵抗率がほぼ一定であるか、所望の軸方向プロファイルを有する半導体結晶をより効率的に製造することが可能となる。
また、前記製造する半導体結晶を、シリコン単結晶とすることが好ましい。
このように、本発明は、特に半導体単結晶として有用なシリコン単結晶を、成長軸方向全体にわたって電気抵抗率がほぼ一定であるか、所望の軸方向プロファイルを有するものとなるように製造することができる。
また、本発明では、さらに、FZ法による半導体結晶の製造装置であって、少なくとも、Arガス供給手段と、濃厚ドーパントガス供給手段と、該濃厚ドーパントガス供給手段から供給された濃厚ドーパントガスを前記Arガス供給手段から供給されたArガスで希釈した混合ドーパントガスを製造装置に供給する手段と、それぞれのガス供給手段を制御するガス供給制御手段と、結晶製造条件を制御する結晶製造条件制御手段と、結晶成長状態を検出する検出手段と、各制御手段に信号を与えるコントローラを有しており、原料半導体棒が溶融して形成される溶融帯域から晶出する晶出側半導体棒の直胴部を形成する時に、前記検出手段により検出された結晶成長状態の変化に応じて、前記Arガス供給量、濃厚ドーパントガス供給量、混合ドーパントガス供給量のいずれか1つ以上を前記ガス供給制御手段で制御することにより、前記晶出側半導体棒へのドーパント添加量の制御を行うものであることを特徴とする半導体結晶の製造装置を提供する。
このようなFZ法による半導体結晶の製造装置を用いて、少なくとも、直胴部形成工程中に、検出した結晶成長状態に応じて、Arガス、濃厚ドーパントガス、混合ドーパントガスの各々のガス供給量を制御して自動的に晶出側半導体棒へ供給するドーパント添加量を制御しながら半導体結晶を製造すれば、成長軸方向全体にわたって所望の電気抵抗率を持つ半導体結晶を容易に且つ安定して製造することができる。
本発明によれば、FZ法による半導体結晶の製造方法において、少なくとも、直胴部形成工程中に、結晶成長状態の変化に応じて晶出側半導体棒に供給するドーパントの添加量を制御しながら成長させるようにするので、結晶成長軸方向で電気抵抗率が変動することなく全長にわたってほぼ一定であるか、所望の軸方向プロファイルを有する半導体結晶を容易に取得できる。これにより、例えば半導体結晶において電気抵抗率が所望の範囲を超えてしまい使用できなくなる部分の発生を防止し、製造工程における歩留まり及び生産性が向上するため、結果として半導体単結晶の供給安定性の向上も可能となる。
従来、コーン部形成工程のように結晶直径を始め結晶製造条件を変化させつつ結晶成長を行う場合は、結晶の成長につれて結晶成長状態も変化するが、直胴部形成工程では結晶成長状態はほぼ一定となると考えられていた。このため、従来のFZシリコン単結晶製造工程の直胴部形成工程においては、FZシリコン単結晶の直径を所望とする直径に制御しながら結晶成長を行う際、製造する結晶直胴部全体で品質を均一化・安定化させるために、結晶移動速度や結晶回転数等の結晶製造条件は変化させず、一定条件を用いていた。同様に、直胴部形成工程におけるドーパント添加量についても、変化させず一定にすることで、製造するFZシリコン単結晶を所望の電気抵抗率にすることができるとしていた。すなわち、従来、所定の製造条件で単結晶棒製造を行えば、結晶成長状態も一定に保たれるということが前提とされていた。
しかしながら、本発明者らが、直胴部形成工程における単結晶成長状態について調査を行ったところ、実際のFZ単結晶製造においては結晶成長中の結晶直径や溶融帯域の長さ等の結晶成長状態は完全に一定ではなく、変動が存在することがわかった。
結晶移動速度や結晶回転数のようなパラメータは機械精度を高める等で比較的一定条件にしやすいが、このような結晶直径や溶融帯域の長さ等は完全に一定にすることは困難である。
さらに、近年、FZシリコン単結晶の直径拡大化が進み直径150mm以上が主流となっているが、特に結晶直径が大きい場合では、前述したような成長状態の変動が結晶成長軸方向での電気抵抗率の変動に大きく影響する。一方、半導体結晶に要求される電気抵抗率の公差はより小さくなっており、必然的にFZ単結晶製造時に所望とする電気抵抗率の範囲も小さくなる。そして、このような状況下でFZシリコン単結晶成長中に結晶成長軸方向の電気抵抗率の変動が存在する場合、結晶内で所望とする電気抵抗率範囲を超える部分が発生しやすくなり、これにより単結晶製品としては使用できないロス部分が増え、結果として歩留・生産性が極めて低くなってしまうという問題があることがわかった。さらに、近年では単結晶の軸方向で複数の抵抗率部分を有するように育成する場合もあるが、この場合に、軸方向の抵抗率プロファイルが単結晶の成長状態に影響されて変動し、所望のものに精度よくならないとの問題があることが判った。
本発明者は、上記のような問題に対処すべく、鋭意・検討を行った結果、FZ法による半導体結晶の製造において、結晶成長中に結晶成長状態の変化に応じて供給するドーパント添加量を制御することにより、1本の結晶棒の成長軸方向全体にわたって電気抵抗率がほぼ一定であるか、所望の軸方向プロファイルを有する結晶が取得可能な半導体結晶の製造方法及び半導体結晶製造装置を発明するに至った。
以下本発明について図面を参照して、更に具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
まず、図1は、本発明における半導体結晶の製造装置の一例を示す概略図である。
図1に示されるように、本発明における半導体結晶製造装置1は、混合ドーパントガスドープノズル20(混合ドーパントガス供給手段20)、Arガス供給菅22(Arガス供給手段22)と、濃厚ドーパントガス供給菅24(濃厚ドーパントガス供給手段24)を備えており、該濃厚ドーパントガス供給手段24から供給された濃厚ドーパントガスを前記Arガス供給手段22から供給されたArガスで希釈した混合ドーパントガスを混合ドーパントガス供給手段20により製造装置のチャンバー11内に供給することができるようになっている。また、それぞれのガス供給手段を制御するガス供給制御手段(混合ドーパントガス供給制御手段21、Arガス供給制御手段23、濃厚ドーパントガス供給制御手段25)を有している。
さらに、本発明における半導体製造装置1は、結晶製造条件を制御する結晶製造条件制御手段26と、結晶成長状態を検出する検出手段27と、各制御手段に信号を与えるコントローラ28を有している。ここで、結晶製造条件を制御する結晶製造条件制御手段26は、高周波コイル16への供給電力、上軸速度、駆動回路等、制御する結晶製造条件に対して複数設けることもできる。同様に、各制御手段に信号を与えるコントローラ28も伝える信号の種類や、信号を与える制御手段等に応じて複数設けることができる。
次に、図2は、図1に示される本発明における半導体結晶製造装置1のチャンバー11内を拡大した図である。チャンバー11内には上軸12及び下軸13が設けられている。上軸12には原料半導体棒14として所定の直径の半導体棒が、下軸13には種結晶15が取り付けられるようになっている。さらに、原料半導体棒14を溶融する高周波コイル16を備え、溶融帯域18を原料半導体棒14に対して相対的に移動させながら晶出側半導体棒19を成長させることができる。また、成長中に、混合ドーパントガスドープノズル20(混合ドーパントガス供給手段20)からドーパントガスを供給できるようになっている。
本発明における半導体結晶製造装置1は、このような特徴的な構成により、原料半導体棒14が溶融して形成される溶融帯域18から晶出する晶出側半導体棒9の直胴部19を形成する時に、前記検出手段27により検出された結晶成長状態の変化に応じて、Arガス供給量、濃厚ドーパントガス供給量、混合ドーパントガス供給量のいずれか1つ以上を前記ガス供給制御手段(混合ドーパントガス供給制御手段21、Arガス供給制御手段23、濃厚ドーパントガス供給制御手段25)で制御することにより、前記晶出側半導体棒へのドーパント添加量の制御を行うものである。
本発明に係る半導体結晶の製造方法は、例えば図1、図2のような半導体結晶製造装置1を用いることができる。まず、上軸12には原料半導体棒14として、例えば所定の直径のシリコン多結晶棒を取り付け、また下軸13に種結晶15を取り付ける。原料半導体棒14を高周波コイル16等で溶融した後、種結晶15に融着させる。種結晶から成長させる晶出側半導体棒9を絞り17により無転位化し、両軸を回転させながら相対的に下降させ、溶融帯域18を原料半導体棒14に対して相対的に上へと移動させながらシリコン単結晶(晶出側半導体棒)9を成長させる。
絞り17を形成した後、種結晶から成長させる晶出側半導体棒9を所望の直径まで拡径させながら成長させてコーン部10を形成し、前記原料半導体棒14と前記晶出側半導体棒との間に溶融帯域18を形成して、前記晶出側半導体棒9を所望の直径に制御しつつ成長させて直胴部19を形成する。
ここで、本発明では、直胴部19を形成する工程中に、結晶成長状態の変化に応じて前記晶出側半導体棒へのドーパント添加量を制御する。ドーパントは、成長中に、例えばドープノズル20から溶融帯域にドーパントガスを供給することにより添加され、その結果、所望の電気抵抗率を持つ晶出側半導体棒(シリコン単結晶)9とすることができる。このドーパントガスは、濃厚ドーパントガスとArガスの混合ドーパントガスであることが好ましい。
そして、溶融帯域18を原料半導体棒14の上端まで移動させてシリコン単結晶9の成長を終え、晶出側半導体棒9の直径を縮径させて該晶出側半導体棒9を前記原料半導体棒14から切り離して、半導体結晶を製造する。
ここで、本発明では、例えば検出手段27により検出した結晶成長状態から濃厚ドーパントガス流量、Arガス流量、混合ドーパントガス流量のいずれか1以上にフィードバックをかけて、供給されるドーパントガスの流量及び/又は濃度を変化させることにより、ドーパント添加量を制御することができる。結晶成長状態として制御に用いるパラメータは、ゾーン長、すなわち溶融帯域の長さの変化、溶融帯域の直径の変化、結晶温度の変化、上軸速度(原料供給速度)の変化等が挙げられる。本発明において、これらの変化のうち一つ以上の変化に応じてドーパント添加量を制御することが好ましい。
以下、本発明に係る半導体結晶の製造方法に用いられるドーパント添加量の制御システムについて、さらに具体例を挙げて説明する。図3は、本発明に係る半導体結晶の製造方法に用いられるドーパント添加量の制御システムの一例を説明するブロックダイヤグラムである。例えば、図1に示される本発明の半導体結晶製造装置1を用いて、原料半導体棒14から半導体結晶棒9を製造する場合、検出手段27の一部であるCCDカメラ111等により撮影され、取り込まれた溶融帯域周辺の画像を画像処理回路112で処理し、晶出界面130における結晶直径(シングルダイア)Ds、高周波コイル16の下面131から晶出界面130までの溶融帯域の長さ(ゾーン長)L、溶融帯域の晶出側融液ネック部の直径(ネックダイア)Dn、晶出側融液ネック部と晶出界面との間の晶出側融液肩部の直径(メルトダイア)Dmを検出する。メルトダイアDmを一定に保つことでシングルダイアDsを一定にでき、ネックダイアDnを一定に保つことでゾーン長Lを、それぞれ一定に保つことができる。
そして、メルトダイアDmの検出値と設定値の偏差の信号は、コントローラ28から高周波コイル16調整用の結晶製造条件制御手段26の第1PID調節器114に伝達され、第1PID調節器114からの出力信号は発振器116へ伝達され、高周波コイル16への供給電力Pが調整され、メルトダイアDmを設定値通りに保つよう制御することができる。
一方、ネックダイアDnの検出値と設定値の偏差の信号は、速度調整および駆動回路の制御用の結晶製造条件制御手段26の第2PID調節器113に伝達されることで、第2PID調節器113からの出力信号が上軸12の速度調整および駆動するための回路115に伝達され、上軸速度=原料供給速度Vpが調整され、ネックダイアDnを設定値に保つよう制御することができる。
ここで、例えばメルトダイアDmが増加した場合、供給ドーパントに対して溶融シリコン量が増加するため、相対的にドーパント濃度が低下し、その結果電気抵抗率は上昇する。メルトダイアDmが減少した場合は、逆に電気抵抗率は下降する。
一方、例えばゾーン長Lが増加した場合はメルトダイアと同様に溶融シリコン量が増加する。しかし、ゾーン長Lの増加と同時に、高周波コイル下面131から原料溶融面132までの距離も増加する。ドーパントガスからドーパントが取り込まれるのは、主に原料が溶融してから溶融帯メルト中に流れ込むまでの間であるため、前記のような場合は滞留時間が長くなり、ドーパントが多く導入される。このため、溶融シリコン量の増加の影響に比べてドーパント導入量増加の影響が大きくなり、相対的にドーパント濃度が増大し、電気抵抗率は下降する。ゾーン長Lが減少した場合は、逆に電気抵抗率は上昇する。
そこで、本発明では、例えば、これらのパラメータの検出値と設定値の偏差の信号をコントローラ28から、半導体結晶製造装置1における濃厚ドーパントガス供給制御手段25、Arガス供給制御手段23、混合ドーパントガス供給制御手段21のそれぞれに与えるようにする。そして、検出値と設定値が等しい場合には結晶成長条件を元に事前に設定したガス流量となるよう、各制御手段を調整すればよい。これに対し、検出値と設定値に偏差がある場合は、ドーパントガス流量、ドーパントガス濃度、又はその両方を変化させればよい。
例えば、ドーパントガス流量で調整するとすれば、濃厚ドーパントガス流量とArガス流量の調整は行わず一定として、混合ドーパントガス流量をメルトダイアDm及びゾーン長Lの変動に応じて混合ドーパントガス供給制御手段21によって調整することにより、ドーパント添加量を制御することができる。もしくは、混合ドーパントガス濃度で調整するとすれば、濃厚ドーパントガス流量とArガス流量の比を同様にメルトダイアDm及びゾーン長Lの変動に応じて、濃厚ドーパントガス供給制御手段25及びArガス供給制御手段23によって調整することにより、ドーパント添加量を制御することができる。
以下に本発明の実施例をあげてさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(比較例、実施例)
結晶直径150mm、導電型N型、狙い電気抵抗率60Ωcmのシリコン単結晶製造において、本発明のガスドープ制御方法を使用しない流量一定とした従来方法の場合(A:比較例)と、本発明のガスドープ制御方法を使用する場合(B:実施例)で、製造したシリコン単結晶の結晶成長軸方向での電気抵抗率を測定し、その変化の度合いを比較した。(B)は混合ドーパントガス濃度を一定とし、混合ドーパントガス流量を調整してドーパント添加量を制御する方法を採用した。
(A)、(B)各々の場合の直胴部形成工程中の混合ドーパントガス流量Qは、前記のシリコン単結晶製造の製造条件下における必要ドーパント添加量に合致する混合ドーパントガス流量をQ1とすると、以下の通りに設定した。
Figure 0004957600
式中、Dmiは検出メルトダイア、Dは設定メルトダイア、Liは検出ゾーン長、Lは設定ゾーン長、α、βはゾーン長定数、kはゾーン長係数を示す。尚、ここではα=3.875、β=0、k=0.097として引上を行った。
図4に比較例による取得結晶の、結晶成長軸方向の電気抵抗率の分布(a)及び直胴部形成工程におけるメルトダイアとゾーン長の変動(b)をそれぞれ示す。また、図5に実施例による取得結晶の結晶成長軸方向の電気抵抗率の分布(a)及び直胴部形成工程におけるメルトダイアとゾーン長の変動(b)をそれぞれ示す。尚、図4(a)と図5(a)では、目標値(この例では60Ωcm、図中の中心線)からの偏差に換算してプロットした。
図4(b)及び図5(b)からわかるように、比較例と実施例のいずれの結晶製造においても直胴部形成工程にメルトダイアは変動しながら全体としては結晶成長初期(コーン部側)から後期(テール部側)にかけて増加し、ゾーン長は変動しながら全体としては結晶成長初期から後期にかけて減少するという傾向が見られた。
この結晶成長状態の変化に対し、比較例の場合は電気抵抗率が結晶成長軸方向で徐々に上昇する結果となった。一方、実施例の場合は比較例のような電気抵抗率の上昇というような現象は見られず、結晶成長軸方向でほぼ一定な電気抵抗率が得られた。表1に比較例と実施例の電気抵抗率の比較を示す。尚、表1中のバラツキは標準偏差σを示す。
Figure 0004957600
上記表1に示されるように、本発明のガスドーピング制御方法を使用した場合(実施例)、使用しなかった場合(比較例)に比べて結晶成長軸方向での電気抵抗率の均一性が大きく改善された。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な効果を奏するいかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
例えば、上記では、融液帯域の長さ(ゾーン長)および直径(メルトダイア)の変化に応じてドーパント添加量を制御するようにしたが、結晶温度変化や上軸速度変化、若しくは、これらの変化の他の組み合わせに応じてドーパント添加量を制御するようにしてもよい。
本発明における半導体結晶製造装置の一例の概略図である。 図1における半導体結晶製造装置のチャンバー内の概略図である。 本発明に係る半導体結晶の製造方法に用いられるドーパント添加量の制御システムの一例を示すブロックダイヤグラムである。 比較例における結晶成長軸方向の電気抵抗率の分布(a)及び直胴部形成工程におけるメルトダイアとゾーン長の変動(b)を示す図である。 本発明の実施例における結晶成長軸方向の電気抵抗率の分布(a)及び直胴部形成工程におけるメルトダイアとゾーン長の変動(b)を示す図である。 従来のFZシリコン単結晶の製造工程の一例を説明する図である。
符号の説明
1…半導体結晶製造装置、 9、59…晶出側半導体棒、 10…コーン部、
11…チャンバー、 12…上軸、 13…下軸、
14、54…原料半導体棒、 15、55…種結晶、 16…高周波コイル、
17…絞り、 18…溶融帯域、 19…直胴部、
20…混合ドーパントガスノズル(混合ドーパントガス供給手段)、
21…混合ドーパントガス供給制御手段、
22…Arガス供給菅(Arガス供給手段)、 23…Arガス供給制御手段、
24…濃厚ドーパントガス供給菅(濃厚ドーパントガス供給手段)、
25…濃厚ドーパントガス供給制御手段、 26…結晶製造条件制御手段、
27…検出手段、 28…コントローラ、 111…カメラ、
112…画像処理回路、 113…第2PID調節器、 114…第1PID調節器、
115…上軸速度調整・駆動回路、 116…発振器、 130…晶出界面、
131…高周波コイルの下面、 132…原料溶融面、 Ds…シングルダイア、
Dm…メルトダイア、 Dn…ネックダイア、 L…ゾーン長、
P…供給電力、 Vp…原料供給速度。

Claims (6)

  1. 少なくとも、原料半導体棒を溶融して種結晶に融着させる工程と、該種結晶から成長させる晶出側半導体棒を所望の直径まで拡径させながら成長させてコーン部を形成する工程と、前記原料半導体棒と前記晶出側半導体棒との間に溶融帯域を形成して、前記晶出側半導体棒を所望の直径に制御しつつ成長させて直胴部を形成する工程と、前記晶出側半導体棒の直径を縮径させて該晶出側半導体棒を前記原料半導体棒から切り離す工程を含むFZ法による半導体結晶の製造方法において、前記直胴部形成工程中に、結晶成長状態の変化である前記溶融帯域の長さ、該溶融帯域の直径、結晶温度、上軸速度のいずれか1つ以上の変化に応じて前記晶出側半導体棒へのドーパント添加量を制御することを特徴とする半導体結晶の製造方法。
  2. 前記ドーパントは、前記溶融帯域にドーパントガスを吹き付けることにより添加されることを特徴とする請求項1に記載の半導体結晶の製造方法。
  3. 前記ドーパント添加量の制御を、供給されるドーパントガスの流量及び/又は濃度を変化させることにより行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体結晶の製造方法。
  4. 前記ドーパントガスは濃厚ドーパントガスとArガスの混合ドーパントガスとすることを特徴とする請求項2又は請求項3項に記載の半導体結晶の製造方法。
  5. 前記製造する半導体結晶を、シリコン単結晶とすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の半導体結晶の製造方法。
  6. FZ法による半導体結晶の製造装置であって、少なくとも、Arガス供給手段と、濃厚ドーパントガス供給手段と、該濃厚ドーパントガス供給手段から供給された濃厚ドーパントガスを前記Arガス供給手段から供給されたArガスで希釈した混合ドーパントガスを製造装置に供給する手段と、それぞれのガス供給手段を制御するガス供給制御手段と、結晶製造条件を制御する結晶製造条件制御手段と、結晶成長状態を検出する検出手段と、各制御手段に信号を与えるコントローラを有しており、原料半導体棒が溶融して形成される溶融帯域から晶出する晶出側半導体棒の直胴部を形成する時に、前記検出手段により検出された結晶成長状態の変化である溶融帯域の長さ、該溶融帯域の直径、結晶温度、上軸速度のいずれか1つ以上の変化に応じて、前記Arガス供給量、濃厚ドーパントガス供給量、混合ドーパントガス供給量のいずれか1つ以上を前記ガス供給制御手段で制御することにより、前記晶出側半導体棒へのドーパント添加量の制御を行うものであることを特徴とする半導体結晶の製造装置。
JP2008069823A 2008-03-18 2008-03-18 Fz法による半導体結晶製造方法および半導体結晶製造装置 Active JP4957600B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008069823A JP4957600B2 (ja) 2008-03-18 2008-03-18 Fz法による半導体結晶製造方法および半導体結晶製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008069823A JP4957600B2 (ja) 2008-03-18 2008-03-18 Fz法による半導体結晶製造方法および半導体結晶製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009221079A JP2009221079A (ja) 2009-10-01
JP4957600B2 true JP4957600B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=41238273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008069823A Active JP4957600B2 (ja) 2008-03-18 2008-03-18 Fz法による半導体結晶製造方法および半導体結晶製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4957600B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5077320B2 (ja) * 2009-10-20 2012-11-21 信越半導体株式会社 N型シリコン単結晶の製造方法及びリンドープn型シリコン単結晶
JP5194146B2 (ja) * 2010-12-28 2013-05-08 ジルトロニック アクチエンゲゼルシャフト シリコン単結晶の製造方法、シリコン単結晶、およびウエハ
JP5594257B2 (ja) * 2011-08-19 2014-09-24 信越半導体株式会社 単結晶製造方法
CN103866375B (zh) * 2012-12-10 2016-02-24 有研半导体材料有限公司 一种掺杂区熔硅单晶的制备方法
JP6152784B2 (ja) * 2013-11-27 2017-06-28 信越半導体株式会社 半導体結晶の製造方法
JP6365218B2 (ja) * 2014-10-17 2018-08-01 株式会社Sumco 単結晶の製造方法及び製造装置
DE102016214581A1 (de) * 2016-08-05 2018-02-08 Siltronic Ag Verfahren zur Herstellung eines Einkristalls durch Zonenschmelzen
JP7067267B2 (ja) * 2018-05-23 2022-05-16 信越半導体株式会社 原料結晶の抵抗率の測定方法及びfzシリコン単結晶の製造方法
JP7240827B2 (ja) * 2018-07-02 2023-03-16 信越半導体株式会社 原料結晶の抵抗率の測定方法及びfzシリコン単結晶の製造方法
JP7010179B2 (ja) * 2018-09-03 2022-01-26 株式会社Sumco 単結晶の製造方法及び装置及びシリコン単結晶インゴット

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2327085C3 (de) * 1973-05-28 1979-03-08 Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen Vorrichtung zum Dotieren beim tiegelfreien Zonenschmelzen
JP2617263B2 (ja) * 1992-04-06 1997-06-04 信越半導体株式会社 マルチドープfz単結晶棒製造方法
JPH0977588A (ja) * 1995-09-13 1997-03-25 Komatsu Electron Metals Co Ltd 浮遊帯域溶融法における晶出結晶径の自動制御方法およびその装置
JPH09286688A (ja) * 1996-04-22 1997-11-04 Komatsu Electron Metals Co Ltd シリコン単結晶へのガスドープ方法
JP4677882B2 (ja) * 2005-11-10 2011-04-27 信越半導体株式会社 半導体結晶の製造方法及び半導体結晶の製造装置
JP4581977B2 (ja) * 2005-11-24 2010-11-17 信越半導体株式会社 シリコン単結晶の製造方法
JP5070737B2 (ja) * 2006-05-26 2012-11-14 信越半導体株式会社 Cz法により製造したシリコン結晶棒を原料としたfz単結晶シリコンの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009221079A (ja) 2009-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4957600B2 (ja) Fz法による半導体結晶製造方法および半導体結晶製造装置
JP6318938B2 (ja) 単結晶の製造方法及び製造装置
US9885122B2 (en) Method of manufacturing silicon single crystal
JP6248816B2 (ja) 単結晶の製造方法
JP6152784B2 (ja) 半導体結晶の製造方法
JP6471683B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法
JP6119642B2 (ja) 半導体単結晶の製造方法
JP6756244B2 (ja) 半導体シリコン単結晶の製造方法
JP5768764B2 (ja) 半導体単結晶棒の製造方法
JP4677882B2 (ja) 半導体結晶の製造方法及び半導体結晶の製造装置
JP7067267B2 (ja) 原料結晶の抵抗率の測定方法及びfzシリコン単結晶の製造方法
JP7010179B2 (ja) 単結晶の製造方法及び装置及びシリコン単結晶インゴット
JP3601280B2 (ja) Fz法による半導体単結晶の製造方法
JP5716689B2 (ja) シリコン単結晶の製造方法及びシリコン単結晶の製造装置
JP6720841B2 (ja) 半導体シリコン単結晶の製造方法
JP5201730B2 (ja) Fz法シリコン単結晶の製造方法
JP6540583B2 (ja) 単結晶の製造方法および装置
JP7452314B2 (ja) Fz用シリコン原料結晶の製造方法及びfz用シリコン原料結晶の製造システム
JP5246209B2 (ja) 半導体単結晶棒の製造方法
TWI819744B (zh) 單晶矽的生產方法
JP2022084731A (ja) Cz法により製造された原料結晶の抵抗率の測定方法及びfzシリコン単結晶の製造方法
JP6988461B2 (ja) 単結晶の製造方法及び製造装置
JP6777013B2 (ja) 単結晶の製造方法
JP2017141130A (ja) 半導体単結晶の製造方法及び半導体単結晶の製造装置
JP2024018607A (ja) シリコン単結晶

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4957600

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250