JP6777013B2 - 単結晶の製造方法 - Google Patents
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Description
FZ法による単結晶製造装置1は、原料結晶棒2を収容するチャンバー12と、原料結晶棒2を保持する上部保持治具5と、上部保持治具5を軸周りに回転させる上軸4を具備する。さらに、単結晶製造装置1は、原料結晶棒2の下方に位置する種結晶9を保持する下部保持治具7と、下部保持治具7を軸周りに回転させる下軸6を具備する。
続いて、本発明の単結晶の製造方法について説明する。まず、原料結晶棒2の溶融を開始する部分をコーン形状に加工し、加工歪みを除去するために表面のエッチングを行う。
図1に示すような原料棒加熱用補助ヒーター13を有する単結晶製造装置1を用いて、FZ法によって単結晶を製造した。原料結晶棒2としては、抵抗率が1000Ω・cm以上の直径150mmのCZシリコン単結晶インゴット(チョクラルスキー法によって製造したシリコン単結晶インゴット)を用いた。
比較例1では、実施例1と同様の単結晶製造装置1を用いて、コーン工程の完了時の浮遊帯域の長さを、育成する単結晶の目標直径の80%における浮遊帯域の長さの120%、比較例2ではコーン工程の完了時の浮遊帯域の長さを、育成する単結晶の目標直径の80%における浮遊帯域の長さの130%としたこと以外、実施例1、2と同様に、直径150mmのFZシリコン単結晶を製造した。
比較例3では、原料棒加熱用補助ヒーターを具備していない図2の単結晶製造装置101を用いて、直径6インチ(約150mm)のシリコン単結晶をFZ法により製造した。また、原料結晶棒102として、抵抗率が1000Ω・cm以上の直径150mmのCZシリコン単結晶インゴットを用いた。
実施例3では、原料棒加熱用補助ヒーター13を有する図1の単結晶製造装置1を用いて、コーン工程の完了時の浮遊帯域の長さを、育成する単結晶の目標直径の80%における浮遊帯域の長さの110%以下となるように、FZ法によって直径6インチ(約150mm)のシリコン単結晶を製造した。原料結晶棒2としては、抵抗率が1000Ω・cm以上の直径150mmのCZシリコン単結晶インゴット(チョクラルスキー法によって製造したシリコン単結晶インゴット)を用いた。
コーン工程における、単結晶直径が120mm(目標直径の80%)時点とコーン工程完了時の浮遊帯域長さは、単結晶直径が120mm時点を基準としたとき、比較例3では浮遊帯域長さの比が1.25(125%)であり、実施例3では1.03(103%)となり、実施例3では浮遊帯域長さを大きくすることなく単結晶を製造できた。
コーン工程における、単結晶直径が120mm(目標直径の80%)時点とコーン工程完了時の浮遊帯域直径の比は、単結晶直径が120mm時点を基準としたとき、比較例3では浮遊帯域直径の比は0.85であり、実施例3では浮遊帯域直径の比が0.98となり、実施例3では浮遊帯域直径を大きく維持したまま単結晶を製造できた。
4…上軸、 5…上部保持治具、 6…下軸、
7…下部保持治具、 8…誘導加熱コイル、 9…種結晶、
10…絞り部、 11…浮遊帯域、 12…チャンバー、
13…原料棒加熱用補助ヒーター、 14…電力供給器、
40…浮遊帯域長さ(単結晶側)、41…単結晶直径、
42…浮遊帯域直径(単結晶側)、
101…一般的な単結晶製造装置、 102…原料結晶棒、 103…単結晶棒、
104…上軸、 105…上部保持治具、 106…下軸、
107…下部保持治具、 108…誘導加熱コイル、 109…種結晶、
110…絞り部、 111…浮遊帯域、 112…チャンバー、
140…浮遊帯域長さ(単結晶側)、141…単結晶直径、
142…浮遊帯域直径(単結晶側)。
Claims (3)
- 原料結晶棒を誘導加熱コイルで加熱して浮遊帯域を形成し、前記浮遊帯域を下方から上方に向けて移動させることで単結晶棒を前記浮遊帯域の下方に育成するFZ法による単結晶の製造方法であって、
前記単結晶棒を所望の直径まで拡げながら成長させるコーン工程において、
前記浮遊帯域の上方に位置する前記原料結晶棒の周囲に設置した原料棒加熱用補助ヒーターの出力を制御することで、前記コーン工程の完了時の前記浮遊帯域の長さを、育成する単結晶の目標直径の80%における前記浮遊帯域の長さの110%以下となるように前記単結晶棒を成長させることを特徴とする単結晶の製造方法。 - 前記原料棒加熱用補助ヒーターとして、ハロゲンランプヒーターを用いることを特徴とする請求項1に記載の単結晶の製造方法。
- 前記原料棒加熱用補助ヒーターの最大出力を、前記原料棒加熱用補助ヒーター無しで前記単結晶棒を成長させた場合のチャンバー及びチャンバー内の治具に流れている冷却水の除熱量相当とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の単結晶の製造方法。
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JP2017103708A JP6777013B2 (ja) | 2017-05-25 | 2017-05-25 | 単結晶の製造方法 |
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JP2017103708A JP6777013B2 (ja) | 2017-05-25 | 2017-05-25 | 単結晶の製造方法 |
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JP2018199585A JP2018199585A (ja) | 2018-12-20 |
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JP2017103708A Active JP6777013B2 (ja) | 2017-05-25 | 2017-05-25 | 単結晶の製造方法 |
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