JP4954627B2 - 送金管理システム及び送金管理方法 - Google Patents

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本発明は、冠婚葬祭における香典や祝儀等を効率的に送金するための送金管理システム及び送金管理方法に関する。
結婚披露宴、葬儀等の冠婚葬祭において、参加者はこれらの行事が行われる会場に直接出向き、祝儀や香典を開催者に手渡すことが一般的である。しかし、式斎場が遠隔地の場合や参加者の都合がつかない場合には、参加ができないことがある。
このため、ネットワーク上で祝儀や香典を受け付け、および返礼品の発注配送依頼を行なうことができるシステムが開示されている(特許文献1を参照。)。この文献記載の式典支援システムでは、ネットワークに接続された開催者の有する情報端末装置に、少なくとも開催者の個人情報と前記式典に関する情報とを含むイベント情報を入力する手段を備える。そして、入力されたイベント情報に基づいて前記式典の内容情報を作成し記憶する。参加者の有する端末装置からの表示要求に応じて、式典の内容情報を表示させる。更に、電子メールによる慶弔メッセージ文書を送付し、香典、祝儀の金額及び参加者の個人情報を含む入力を行なう。更に、入力された参加者情報に基づいて前記香典、祝儀に対する返礼を手配する。
また、葬儀等の状況を遠方等の人にも把握できるようにすると共に、香典や生花の配送の手配を簡素化する弔問環境提供装置も開示されている(特許文献2を参照。)。この文献記載の技術では、会場側情報処理機を介して中央情報処理機に取り込まれた葬儀等の状況情報を各弔問者端末へ送信する。中央情報処理機は、弔問者側端末に入力された弔意情報、香典情報、生花情報に応じて、香典や生花の手配をすると共に、会場側情報処理機に香典や生花の手配を依頼した弔問者の氏名等の情報を即時に送信する。
特開2003−178147号公報(第1頁) 特開2001−331593号公報(図1)
しかし、特許文献1には、具体的な送金方法は記載されていない。また、特許文献2の段落〔0076〕や〔0078〕においては、仲介管理業者の金融機関口座や、遺族の金融機関口座への振込についての記載がある。
しかし、冠婚葬祭に参加できない者であっても、他の参加者と同様に、祝儀や香典等を式斎場で渡したいというニーズがある。また、冠婚葬祭の開催者にとっても、慣習として式斎場で受け取る祝儀や香典をまとめておきたいというニーズもある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、遠隔地等における冠婚葬祭に出向くことなく、冠婚葬祭の開催者に送金することができる送金管理システム及び送金管理方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、開催場所、開催日時、開催者名及び贈答金額に関する冠婚葬祭情報を受付識別子毎に記録する贈答データ記憶手段と、利用者の引落口座情報を受付識別子毎に記録する引落口座データ記憶手段と、利用者端末及び受取人端末に接続された制御手段とを備えた送金管理システムであって、前記制御手段は、利用者端末において設定された冠婚葬祭情報を含む配送依頼を取得し、受付識別子を付与して前記贈答データ記憶手段に記録し、前記利用者端末から、前記受付識別子に対して引落口座情報を取得し、前記引落口座データ記憶手段に記録し、前記受付識別子と関連付けてアクセスコードを付与して記録する受付手段と、前記受付識別子に関連付けられた贈答金額を、前記引落口座情報によって特定される預金口座から引き落とす口座引落手段と、前記受付識別子に関連付けられた開催日時で開催場所の開催者名に対して、前記アクセスコードを記録した媒体の配送指示処理を行なう配送管理手段と、前記媒体に記録されたアクセスコードを用いてアクセスがあった場合には、このアクセスを行なった受取人端末から、前記贈答データ記憶手段に記録された前記贈答金額に相当する送金を行なうための振込先口座の口座情報を取得し、前記口座情報により振込先口座の名義人名に関する情報を取得し、前記アクセスコードにより特定された受付識別子に関連付けられて前記贈答データ記憶手段に記録された開催者名を取得し、前記名義人名と前記開催者名とが一致する場合に、前記贈答データ記憶手段に記録された前記贈答金額を、前記振込先口座に振込を行なうための送金処理手段とを備えたことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の送金管理システムにおいて、前記制御手段は、更に電報受付サーバに接続されており、前記受付手段は、電報を配送するために前記利用者端末から受け付けた冠婚葬祭の開催場所、開催日時、開催者名及び電報料を前記電報受付サーバから取得し、受付識別子を付与して前記贈答データ記憶手段に記録し、前記口座引落手段は、更に、前記受付識別子に関連付けられた電報料を、前記引落口座情報によって特定される預金口座から引き落とすことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の送金管理システムにおいて、前記制御手段は、前記開催日時に基づいて特定される締切時刻に達した場合、開催場所、開催日時が共通する配送依頼数を特定し、前記配送依頼の数に基づいて配送手数料を算出する分配手段を更に備え、前記口座引落手段は、更に前記算出した配送手数料を引き落とすこと
を要旨とする。
請求項に記載の発明は、開催場所、開催日時、開催者名及び贈答金額に関する冠婚葬祭情報を受付識別子毎に記録する贈答データ記憶手段と、利用者の引落口座情報を受付識別子毎に記録する引落口座データ記憶手段と、利用者端末及び受取人端末に接続された制御手段とを備えた送金管理システムを用いて、送金管理を行なう方法であって、前記制御手段が、利用者端末において設定された冠婚葬祭情報を含む配送依頼を取得し、受付識別子を付与して前記贈答データ記憶手段に記録し、前記利用者端末から、前記受付識別子に対して引落口座情報を取得し、前記引落口座データ記憶手段に記録し、前記受付識別子と関連付けてアクセスコードを付与して記録する受付段階と、前記受付識別子に関連付けられた贈答金額を、前記引落口座情報によって特定される預金口座から引き落とす口座引落段階と、前記受付識別子に関連付けられた開催日時で開催場所の開催者名に対して、前記アクセスコードを記録した媒体の配送指示処理を行なう配送管理段階と、前記媒体に記録されたアクセスコードを用いてアクセスがあった場合には、このアクセスを行なった受取人端末から、前記贈答データ記憶手段に記録された前記贈答金額に相当する送金を行なうための振込先口座の口座情報を取得し、前記口座情報により振込先口座の名義人名に関する情報を取得し、前記アクセスコードにより特定された受付識別子に関連付けられて前記贈答データ記憶手段に記録された開催者名を取得し、前記名義人名と前記開催者名とが一致する場合に、前記贈答データ記憶手段に記録された前記贈答金額を、前記振込先口座に振込を行なうための送金処理段階とを実行することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の送金管理方法において、前記制御手段は、更に電報受付サーバに接続されており、前記受付段階は、電報を配送するために前記利用者端末から受け付けた冠婚葬祭の開催場所、開催日時、開催者名及び電報料を前記電報受付サーバから取得し、受付識別子を付与して前記贈答データ記憶手段に記録し、前記口座引落段階は、更に、前記受付識別子に関連付けられた電報料を、前記引落口座情報によって特定される預金口座から引き落とすことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項4又は5に記載の送金管理方法において、前記制御手段は、前記開催日時に基づいて特定される締切時刻に達した場合、開催場所、開催日時が共通する配送依頼数を特定し、前記配送依頼の数に基づいて配送手数料を算出する分配段階を更に実行し、前記口座引落段階は、更に前記算出した配送手数料を引き落とすことを要旨とする。
(作用)
請求項1又はに記載の発明によれば、利用者端末において設定された冠婚葬祭情報を含む配送依頼を取得し、受付識別子を付与して贈答データ記憶手段に記録する。そして、利用者端末から、受付識別子に対して引落口座情報を取得し、引落口座データ記憶手段に記録し、受付識別子と関連付けてアクセスコードを付与して記録する。そして、受付識別子に関連付けられた贈答金額を、引落口座情報によって特定される預金口座から引き落とす。そして、受付識別子に関連付けられた開催場所の開催者名に対して、開催日時に応じてアクセスコードを付した媒体の配送指示処理を行なう。これにより、受付識別子を介して特定される口座から贈答金額を引き落とすとともに、受付識別子を介して贈答金額を提供するためのアクセスコードを含めた祝儀や香典等を送ることができる。特に、現金を直接配送することがないので、安全に冠婚葬祭の開催者に送金することができる。
本発明によれば、振込先口座の名義人名と、贈答データ記憶手段に記録された開催者名とが一致する場合に、振込先口座への振込を行なう。これにより、アクセスコードが漏洩した場合にも、より安全に冠婚葬祭の開催者に送金することができる。
請求項2又は5に記載の発明によれば、電報を配送するために利用者端末から受け付けた冠婚葬祭の開催場所、開催日時、開催者名及び電報料を、電報受付サーバから取得する。そして、電報料を受付識別子に関連付けられた預金口座から引き落とす。冠婚葬祭においては、慶弔電報とともに祝儀や香典を送ることが多いので、電報受付サーバが取得した情報を利用して、効率的に配送先を特定することができる。
請求項3又は6に記載の発明によれば、開催日時に基づいて特定される締切時刻に達した場合、開催場所、開催日時が共通する配送依頼数を特定し、配送依頼の数に基づいて配送手数料を算出する。そして、算出した配送手数料を引き落とす。冠婚葬祭においては複数の者から、慶弔電報や祝儀・香典が送られることが多いので、効率的に配送することができる。
本発明によれば、遠隔地等における冠婚葬祭に出向くことなく、冠婚葬祭の開催者に送金することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を、図1〜図8に従って説明する。本実施形態では、冠婚葬祭等において、祝儀や香典等を配送するための冠婚葬祭送金サービスを提供する。ここでは、図1に示すように、インターネットを介して接続されている利用者端末10、ネットバンキングサーバ20、銀行ホストシステム30、電報受付サーバ50や配送管理サーバ60、受取人端末70を用いる。そして、本実施形態では、結婚式や葬儀等の冠婚葬祭に出向くことができない利用者が、冠婚葬祭の開催者に対して電報を送るとともに、祝儀や香典等の配送を依頼する場合を想定する。本実施形態では、祝儀や香典の金額を冠婚葬祭の開催者に対して振込により送金する。
利用者端末10は、利用者が電報や祝儀や香典等の配送依頼を行なうために用いるコンピュータ端末であり、電報受付サーバ50やネットバンキングサーバ20との間で通信を行なう。一方、受取人端末70は、祝儀や香典等の入金処理を行なうために用いるコンピュータ端末であり、ネットバンキングサーバ20との間で通信を行なう。
電報受付サーバ50は、電報事業者が管理するコンピュータシステムである。この電報
受付サーバ50は、利用者端末10との間で通信を行ない、電報の受付処理を実行する。
ネットバンキングサーバ20は、金融機関が管理するコンピュータシステムである。このネットバンキングサーバ20は、利用者端末10との間で通信を行ない、電報や祝儀・香典についての料金の決済を管理する。このネットバンキングサーバ20の制御部21は、図示しないCPU等の制御手段、RAM及びROM等のメモリを有し、後述する処理(受付段階、口座引落段階、配送管理段階、分配段階、送金処理段階等を含む処理)を行なう。このためのプログラムを実行することにより、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、受付手段及び口座引落手段としての受付処理手段211、分配手段としての分配処理手段212、配送管理手段としての配送指示手段213、送金処理手段214等として機能する。更に、ネットバンキングサーバ20は、受付データ記憶部22や配送管理データ記憶部23を備える。
受付データ記憶部22は贈答データ記憶手段、引落口座データ記憶手段として機能し、図2に示すように、電報や祝儀・香典の配送依頼についての受付レコード220が記録される。この受付レコード220は、電報や祝儀・香典の配送に関する決済依頼を受けた場合に登録される。この受付レコード220は、受付識別子、受付日時、配送先情報、配送希望日時、電報料情報、祝儀・香典料情報、祝儀・香典袋情報、表書き情報、利用者口座識別子、アクセスコード、ステータスに関するデータを記録するフィールドを含んで構成される。
受付識別子フィールドには、利用者の各配送依頼を特定するための識別子に関するデータが記録される。
受付日時フィールドには、依頼を受け付けた日付及び時刻に関するデータが記録される。
配送先情報フィールドには、電報や祝儀・香典を配送する宛先に関するデータが記録される。この配送先情報には、配送先住所、配送先式斎場名、配送先氏名に関する情報が含まれる。配送先住所、配送先式斎場名は、それぞれ冠婚葬祭の開催場所を特定するデータであって、それぞれ式斎場の住所、式斎場の名称である。また、配送先氏名は冠婚葬祭の開催者を特定する名称である。
配送希望日時フィールドには、冠婚葬祭の開催日時を特定するデータであって、電報や祝儀・香典の配送を希望する日付や時間帯(例えば、「午前」や「午後」)に関するデータが記録される。配送希望日時は、冠婚葬祭が催される日付であって、冠婚葬祭の開始時刻の所定時間前を設定する。
電報料情報フィールドには、電報配送に要する金額に関するデータが記録される。この電報料は、電報料金、電報配送料金から構成されており、このフィールドにはそれぞれの金額が記録されている。
祝儀・香典料情報フィールドには、祝儀や香典の配送に要する金額に関するデータが記録される。祝儀・香典料は、祝儀や香典の料金(贈答金額)、祝儀・香典配送料金から構成されており、このフィールドにはそれぞれの金額が記録されている。
祝儀・香典袋情報、表書き情報フィールドには、祝儀袋や香典袋の種別や表書きに関するデータが記録される。
利用者口座識別子フィールドには、各料金について決済を行なう利用者の預金口座を特定するためのデータ(引落口座情報)が記録される。
アクセスコードフィールドには、冠婚葬祭の開催者が、ネットバンキングサーバ20に
アクセスするためのコードに関するデータが記録される。本実施形態では、アクセスコードとして、URL(Uniform Resource Locator)を利用する。このURLは、ネットバンキングサーバ20にアクセスするためのアドレス情報に、各受付レコード220を特定するためのパラメータ(例えば、受付識別子)が付加されて構成される。
ステータスフィールドには、依頼の進捗状況に関するデータが記録される。
配送管理データ記憶部23には、図3に示すように、電報や祝儀・香典の配送先を特定するための配送管理レコード230が記録される。この配送管理レコード230は、電報や祝儀・香典の配送に関する決済依頼を受けた場合に登録される。この配送管理レコード230は、配送管理識別子、配送先情報、配送希望日時、受付識別子、依頼種別に関するデータを記録するフィールドを含んで構成される。
配送管理識別子フィールドには、配送先が共通する配送依頼を識別するためのデータが記録される。
配送先情報フィールドには、電報や祝儀・香典を配送する宛先に関するデータが記録される。
配送希望日時フィールドには、電報や祝儀・香典の配送を希望する日付や時間帯に関するデータが記録される。
受付識別子フィールドには、この配送先に所定の時間に配送を行なう依頼を特定するための受付識別子に関するデータが記録される。なお、同じ配送先に対して、共通した配送希望日時における配送依頼が複数ある場合には、このフィールドには複数の受付識別子が記録される。
そして、各受付識別子フィールドに対応させて、依頼種別フィールドが設けられている。この依頼種別には、「電報のみ」、「電報及び祝儀・香典」、「祝儀・香典のみ」の依頼内容を特定するための種別フラグデータが記録される。
また、このネットバンキングサーバ20は、銀行ホストシステム30に接続される。この銀行ホストシステム30は、預金口座データ記憶部を備え、取引の決済処理を行なうコンピュータシステムである。具体的には、各預金口座の残高を管理し、口座引落、口座振込等の処理を実行する。
一方、電報受付サーバ50は、電報事業者が管理するコンピュータサーバである。この電報受付サーバ50は、電報配送の依頼を受け付ける。
配送管理サーバ60は、配送サービスを提供する配送事業者のコンピュータサーバである。本実施形態では、この配送管理サーバ60は、祝儀・香典の配送を管理する。
上記のように構成されたシステムを用いて、祝儀や香典の配送に関する処理手順を、図4、5に従って説明する。ここでは、配送受付処理、配送料分配処理、配送指示処理の順に説明する。
(配送受付処理)
まず、利用者が本サービスを利用する場合、図4に示すように、利用者端末10を利用して電報受付サーバ50にアクセスする(ステップS1−1)。このアクセスは、インターネットを介して行なわれる。
利用者端末10からのアクセスを受けた電報受付サーバ50は受付処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、電報受付サーバ50は、利用者端末10に対して電報受付画面データを送信する。電報受付画面データを受信した利用者端末10は、ディスプレ
イに電報受付画面を出力する。
利用者は、ディスプレイに出力された電報受付画面を用いて電報の配送依頼を入力する。この電報受付画面においては、表題(お祝いやお悔やみ等)、電報の宛先(配送先住所、配送先式斎場名、配送先氏名)、差出人名、台紙種別、配送希望日時、メッセージなどを設定するための入力欄が設けられている。
各入力欄における設定を完了し、電報受付画面の設定ボタンが選択された場合、利用者端末10は、電報受付画面において設定された各データを、インターネットを介して電報受付サーバ50に送信する。電報受付サーバ50は、受信したデータに対して、受付識別子を付与して、所定の電報依頼データ記憶部に記録する。
更に電報受付画面には祝儀・香典の受付ボタンが配置されている。この祝儀・香典受付ボタンが選択された場合、利用者端末10は、電報受付サーバ50に対して、祝儀・香典受付画面を要求する。
この場合、電報受付サーバ50は、祝儀・香典受付処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、電報受付サーバ50は、付与された受付識別子に対応させた祝儀・香典受付画面データを利用者端末10に送信する。祝儀・香典受付画面データを受信した利用者端末10は、ディスプレイに祝儀・香典受付画面を出力する。
利用者は、ディスプレイに出力された祝儀・香典受付画面を用いて祝儀・香典の配送依頼を入力する。この祝儀・香典受付画面においては、祝儀・香典の金額、袋(祝儀袋・香典袋)の種類、袋の表書き等を設定するための入力欄が設けられている。
各入力欄における設定を完了し、祝儀・香典受付画面の設定ボタンが選択された場合、利用者端末10は、祝儀・香典受付画面において設定された各データ、先に付与された受付識別子に関するデータを含む配送依頼を電報受付サーバ50に送信する。
電報受付サーバ50は、受信したデータを、先に付与された受付識別子に基づいて、所定の電報依頼データ記憶部に記録する。更に、電報受付サーバ50は、電報料、祝儀・香典料を算出し、電報依頼データ記憶部に記録する。
電報受付画面や祝儀・香典受付画面には、料金支払方法選択欄が設けられている。本実施形態では、預金口座からの口座引落を選択する場合を想定する。料金支払方法として口座引落が選択された場合、利用者端末10は、口座引落依頼を電報受付サーバ50に送信する。
この場合、電報受付サーバ50は、購買と決済とを連動させる連携処理を行なう(ステップS1−4)。具体的には、電報受付サーバ50は、引落口座の設定するための決済依頼画面データを利用者端末10に送信する。この決済依頼画面データには、受付識別子、祝儀・香典受付画面において設定された各データ(設定データ)及び料金データを含める。
決済依頼画面データを受信した利用者端末10は、設定データ、料金データをメモリに一時記憶する。そして、利用者端末10は、ディスプレイに決済依頼画面を出力する。
この決済依頼画面においては、利用者の預金口座が開設された金融機関のサーバ(ここでは、ネットバンキングサーバ20)に接続するためのリンクボタンが設けられている。このリンクボタンが選択された場合、利用者端末10は振込依頼処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、利用者端末10は、メモリに一時記憶したデータを呼び出し
、これらのデータをパラメータとした振込依頼をネットバンキングサーバ20に引き継ぐ。この振込依頼は、メモリに一時記憶したデータ(受付識別子、受付日時、配送先住所情報、配送希望日時、電報料情報、祝儀・香典料情報、祝儀・香典袋情報、表書き情報)に関するデータを含む。
この決済依頼画面に引き続き、ネットバンキングサーバ20は決済確認画面データを送信する。この決済確認画面においては、利用者の預金口座を特定するための設定欄が設けられている。そして、利用者端末10は、この決済確認画面において設定された預金口座の口座識別子に関するデータをネットバンキングサーバ20に送信する。
振込依頼を受信したネットバンキングサーバ20の制御部21は引落処理を実行する(ステップS1−6)。具体的には、制御部21の受付処理手段211が、受信した振込依頼に対してアクセスコードを付与する。そして、受付処理手段211は、振込依頼に含まれるデータを用いて受付レコード220を生成し、受付データ記憶部22に記録する。
更に、受付処理手段211は、配送管理データ記憶部23において、配送先情報や配送希望日時が共通する配送管理レコード230を検索する。
そして、配送先情報や配送希望日時が共通する配送管理レコード230を検出した場合には、受付処理手段211は、今回の振込依頼の受付識別子を、この配送管理レコード230に追記する。この場合、受付処理手段211は、電報料情報、祝儀・香典料情報に基づいて依頼種別(「電報のみ」、「電報及び祝儀・香典」、「祝儀・香典のみ」)を特定する。そして、受付識別子に対応させて、この依頼種別に基づく種別フラグを記録する。
一方、配送先情報や配送希望日時が共通する配送管理レコード230を検出できない場合には、受付処理手段211は、今回の振込依頼に対して配送管理識別子を付与する。そして、この配送管理識別子、配送先情報、配送希望日時、受付識別子及び依頼種別を含めた配送管理レコード230を新たに生成して、配送管理データ記憶部23に記録する。
そして、受付処理手段211は、振込依頼において設定された預金口座の残高から、受付レコード220に記録された電報料及び祝儀・香典料の引落処理を銀行ホストシステム30に指示する。この指示を受けた銀行ホストシステム30は、利用者の預金口座の残高から、電報料及び祝儀・香典料の引落を行なうとともに、引き落とした金額を別段預金口座にホールドする。引落完了結果を取得した受付処理手段211は、電報受付サーバ50に引落完了通知を送信する。この引落完了通知には、受付識別子に関するデータを含める。
引落完了通知を受信した電報受付サーバ50は、配送予約処理を実行する(ステップS1−7)。具体的には、電報受付サーバ50は、電報依頼データ記憶部に記録された配送先に対して配送希望日時に、電報を配送する予約を行なう。
また、ネットバンキングサーバ20の制御部21も、配送予約処理を実行する(ステップS1−8)。具体的には、制御部21の受付処理手段211は、配送管理サーバ60に対して、祝儀や香典の配送予約を送信する。この配送予約には、受付レコード220に記録された配送先情報、配送希望日時、祝儀・香典袋情報、表書き情報、アクセスコード及び配送管理レコード230に記録された配送管理識別子を含める。この場合、配送管理サーバ60は、受信した配送予約を、所定の配送予約データ記憶部に記録する。そして、配送事業者は、祝儀・香典袋情報、表書き情報に基づいて作成された祝儀袋や香典袋を作成する。更に、配送管理サーバ60は、図7に示すアクセス依頼状500を印刷する。このアクセス依頼状500には、祝儀や香典を振り込むためのネットバンキングサーバ20へのアクセスの依頼と、配送予約に含まれるアクセスコード(ここでは、URL501)を
印字する。このアクセス依頼状500を祝儀袋や香典袋に封入することにより、配送の準備を完了する。
そして、受付処理手段211は、受付レコード220のステータスフィールドに「配送予約済み」フラグを記録する。
このようにして、ネットバンキングサーバ20は、順次、利用者からの配送依頼を受け付ける。
(配送料分配処理)
次に、配送料分配処理(ステップS1−9)について、図5を用いて説明する。この処理は、ネットバンキングサーバ20の制御部21が定期的に実行する。
まず、ネットバンキングサーバ20の制御部21が、配送時刻確認処理を実行する(ステップS2−1)。この処理は、制御部21の分配処理手段212が内包する締切時間に関するデータを用いて実行する。具体的には、分配処理手段212は、配送管理データ記憶部23において、現在時刻から所定の締切時間内に配送希望日時が含まれる配送管理レコード230を検索する。
現在時刻から所定時間内に配送希望日時が設定された配送管理レコード230を検出できない場合(ステップS2−2において「NO」の場合)には、配送料分配処理を終了する。
一方、現在時刻から所定時間内に配送希望日時が設定された配送管理レコード230を検出した場合(ステップS2−2において「YES」の場合)、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、この配送に関しての依頼数を算出する(ステップS2−3)。具体的には、制御部21の分配処理手段212は、配送管理レコード230に記録された受付識別子をカウントすることにより、依頼数を算出する。
そして、複数の依頼がある場合(ステップS2−4において「YES」の場合)、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、各依頼についての負担額の算出処理を実行する(ステップS2−5)。具体的には、制御部21の分配処理手段212は、ネットバンキングサーバ20内に保持された料金テーブルを用いて、電報及び祝儀・香典の配送料をそれぞれ算出する。
次に、分配処理手段212は、配送管理レコード230に記録された依頼種別に基づいて、「電報」及び「祝儀・香典」の依頼数をそれぞれ算出する。具体的には、依頼種別として「電報のみ」又は「電報及び祝儀・香典」が付与されている受付識別子は「電報」の依頼数、「電報及び祝儀・香典」及び「祝儀・香典のみ」が付与されている受付識別子は「祝儀・香典」の依頼数として算出する。そして、分配処理手段212は、電報及び祝儀・香典の配送料を、算出した「電報」及び「祝儀・香典」の依頼数をそれぞれ除算する。これにより、各依頼についての電報配送料及び祝儀・香典配送料の負担額が算出される。
そして、ネットバンキングサーバ20の制御部21は返金処理を実行する(ステップS2−6)。具体的には、制御部21の分配処理手段212は、この配送管理レコード230に記録される受付識別子に関する受付レコード220を受付データ記憶部22に抽出する。そして、各依頼について算出した電報配送料や祝儀・香典配送料と、各受付レコード220の電報料情報フィールドや祝儀・香典料情報フィールドに記録されている各配送料との差額を算出する。そして、分配処理手段212は、この差額を、受付レコード220に記録されている利用者口座に返金するための指示を銀行ホストシステム30に送信する。
なお、依頼が一つの場合(ステップS2−4において「NO」の場合)には、ステップS2−5、6をスキップする。
次に、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、電報事業者や配送事業者の口座への入金処理を実行する(ステップS2−7)。具体的には、制御部21の分配処理手段212は、電報事業者には電報料(電報料金及び電報配送料金)、配送事業者には祝儀・香典の配送料金を振り込むための指示を銀行ホストシステム30に送信する。そして、配送料分配処理を終了する。
(配送指示処理)
次に、配送指示処理について説明する。ここでは、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、図4に示すように、配送管理サーバ60に対する配送指示処理を実行する(ステップS1−10)。具体的には、分配処理手段212は配送指示手段213を介して、配送管理サーバ60に対して配送指示を送信する。この配送指示には、配送管理識別子に関するデータを含める。
そして、受付処理手段211は、受付レコード220のステータスフィールドに「配送指示済み」フラグを記録する。
配送指示を受信した配送管理サーバ60は、配送管理識別子が共通する配送予約を配送予約データ記憶部から抽出する。そして、アクセス依頼状500が封入された祝儀や香典を、配送予約データ記憶部に記録されたデータ(配送先情報、配送希望日時)を用いて、この依頼に関する配送を行なう。これにより、配送事業者によって、祝儀や香典が、冠婚葬祭が催されている式斎場に配送される。
(入金処理)
次に、祝儀や香典の入金処理を、図6を用いて説明する。この祝儀や香典を受け取った冠婚葬祭の開催者(祝儀・香典の受取人)はアクセス依頼状500を取得する。そして、アクセス依頼状500に印字されたURL501を用いて、コンピュータ端末(受取人端末70)からネットバンキングサーバ20にアクセスする(ステップS3−1)。
この場合、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、受付レコード220を特定する(ステップS3−2)。具体的には、制御部21の送金処理手段214が、URL501に付加されたパラメータに基づいて、受付レコード220を特定する。
そして、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、振込設定画面データを生成する(ステップS3−3)。具体的には、制御部21の送金処理手段214は、受付レコード220に記録された祝儀・香典料情報、祝儀・香典袋情報、表書き情報を取得して、この祝儀・香典の受取人のための振込設定画面データを生成する。
そして、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、振込設定画面データを受取人端末70に送信する(ステップS3−4)。
振込設定画面データを受信したコンピュータ端末のディスプレイには、図8に示す振込設定画面510が出力される(ステップS3−5)。この振込設定画面510には、祝儀・香典料や表書きに関する情報が表示される。更に、振込設定画面510には、振込先の預金口座を指定するための振込先口座入力欄が設けられている。
この振込設定画面510に、振込先の預金口座情報を入力して、送信ボタンを選択した場合、コンピュータ端末は、振込指示をネットバンキングサーバ20に送信する(ステップS3−6)。この振込指示には、振込設定画面510において指定された預金口座に関するデータを含む。
振込指示を受信したネットバンキングサーバ20の制御部21は、振込先の預金口座情報に基づいて口座名義人名を特定する(ステップS3−7)。具体的には、制御部21の送金処理手段214が、銀行ホストシステム30の預金口座データ記憶部から、この預金口座の口座名義人名を取得する。
そして、制御部21の送金処理手段214が、受付レコード220の配送先情報フィールドに記録された配送先氏名と、振込先口座の口座名義人名とを照合する(ステップS3−8)。
口座名義人名と配送先氏名とが一致した場合(ステップS3−8において「YES」の場合)には、制御部21の送金処理手段214は、引落金額をホールドした別段預金口座から、振込指示において指定された預金口座に、受付レコード220に記録された祝儀・香典の金額を振り込むための処理を実行する(ステップS3−9)。これにより、冠婚葬祭の開催者は、振込により祝儀や香典の入金を受け取ることができる。
一方、口座名義人名と配送先氏名とが一致しない場合(ステップS3−8において「NO」の場合)には、振込を拒否して処理を終了する(ステップS3−10)。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態においては、ネットバンキングサーバ20は振込依頼を受信する。この振込依頼は、配送先住所情報、配送希望日時、祝儀・香典料情報、祝儀・香典袋情報、表書き情報、利用者口座識別子に関するデータを含む。更に、ネットバンキングサーバ20は、決済確認画面において設定された預金口座に関するデータを受信する。そして、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、引落処理を実行し(ステップS1−6)、配送予約処理を実行する(ステップS1−8)。そして、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、配送管理サーバ60に対する配送指示処理を実行する(ステップS1−10)。これにより、利用者が出向くことができない冠婚葬祭において、祝儀や香典を送ることができる。
(2)本実施形態においては、電報受付サーバ50は、購買と決済とを連動させる連携処理を行なう(ステップS1−4)。具体的には、利用者端末10を介して、振込依頼をネットバンキングサーバ20に引き継ぐ。この振込依頼は、利用者端末10のメモリに一時記憶したデータ(受付識別子、受付日時、配送先住所情報、配送希望日時、電報料情報、祝儀・香典料情報、祝儀・香典袋情報、表書き情報)に関するデータを含む。更に、ネットバンキングサーバ20は、決済確認画面において設定された預金口座に関するデータを受信する。これにより、利用者は効率的に、口座引落を利用して決済を行なうことができる。
(3)本実施形態においては、ネットバンキングサーバ20の制御部21が配送料分配処理を実行する。具体的には、配送先情報や配送希望日時が共通する配送を取りまとめて、配送に要する費用を分配する。冠婚葬祭においては、共通した配送先に対して、共通した配送希望日時に、電報や祝儀・香典をまとめて配送することにより、配送の負担を軽減することができる。そして、この負担軽減により、分担額を少なくすることができる。
(4)本実施形態においては、ネットバンキングサーバ20は配送管理データ記憶部23を備える。この配送管理データ記憶部23には、電報や祝儀・香典の配送先を特定するための配送管理レコード230が記録される。受付処理手段211は、配送管理データ記憶部23において、配送先情報や配送希望日時が共通する配送管理レコード230を検索する。そして、配送先情報や配送希望日時が共通する配送管理レコード230を検出した
場合には、受付処理手段211は、この配送管理レコード230に、今回の振込依頼の受付識別子を追記する。一方、配送先情報や配送希望日時が共通する配送管理レコード230を検出できない場合には、受付処理手段211は、今回の振込依頼に対して、配送管理識別子を付与する。そして、この配送管理識別子、配送先情報、配送希望日時、受付識別子及び依頼種別を含めた配送管理レコード230を新たに生成して、配送管理データ記憶部23に記録する。このような配送管理レコード230により、配送先情報や配送希望日時が共通する配送依頼を取りまとめて処理することができる。
(5)本実施形態においては、制御部21の受付処理手段211が、受信した振込依頼に対してアクセスコードを付与する。アクセスコードとしては、ネットバンキングサーバ20にアクセスするためのアドレス情報に、各受付レコード220を特定できるパラメータ(例えば、受付識別子)が付加されて構成されるURLを利用する。そして、受付処理手段211は、振込依頼に含まれるデータを用いて受付レコード220を生成し、受付データ記憶部22に記録する。そして、配送管理サーバ60は、アクセスコードを印字したアクセス依頼状500を作成する。このアクセス依頼状500は、祝儀袋や香典袋に封入されて配送される。そして、このアクセスコードを利用してアクセスがあった場合に、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、受取人の預金口座に入金するための処理を実行する。これにより、現金を配送することなく、受取人に祝儀・香典を送ることができる。従って、送金者が、冠婚葬祭の開催者(受取人)の預金口座情報を知らない場合にも、振込を利用して安全に送金することができる。
(6)本実施形態においては、口座名義人名と配送先氏名とが一致した場合に、制御部21の送金処理手段214は、引落金額をホールドした別段預金口座から、振込指示において指定された預金口座に、受付レコード220に記録された祝儀・香典の金額を振り込むための処理を実行する(ステップS3−9)。これにより、アクセス依頼状500が例えば盗難された場合にも、より確実に冠婚葬祭の開催者に送金することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を図9〜図10に従って説明する。なお、上記第1の実施形態では、結婚式や葬儀等の冠婚葬祭に出向くことができない利用者が、アクセス依頼状500を封入した祝儀や香典の配送を依頼する場合を想定した。そして、アクセス依頼状500を利用して、自身の預金口座への振込を行なう。第2の実施形態は、第1の実施形態におけるアクセス依頼状500に代えて現金を封入した祝儀や香典の配送する構成に変更した。このため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
本実施形態においても、冠婚葬祭等において、祝儀や香典等を送るための冠婚葬祭送金サービスを提供する。ここでは、図9に示すように、インターネットを介して接続されている利用者端末10、ネットバンキングサーバ20、銀行ホストシステム30、電報受付サーバ50や配送管理サーバ60を用いる。そして、本実施形態では、結婚式や葬儀等の冠婚葬祭に出向くことができない利用者が、冠婚葬祭の開催者に対して電報を送るとともに、現金を封入した祝儀や香典の配送を依頼する場合を想定する。
利用者端末10は、利用者が電報や祝儀や香典の配送依頼を行なうために用いるコンピュータ端末であり、電報受付サーバ50やネットバンキングサーバ20との間で通信を行なう。
電報受付サーバ50は、電報事業者が管理するコンピュータシステムである。この電報受付サーバ50は、利用者端末10との間で通信を行ない、電報の受付処理を実行する。
ネットバンキングサーバ20は、金融機関が管理するコンピュータシステムである。このネットバンキングサーバ20は、利用者端末10との間で通信を行ない、電報や祝儀・
香典についての料金の決済を管理する。このネットバンキングサーバ20の制御部21は、図示しないCPU等の制御手段、RAM及びROM等のメモリを有し、後述する処理(受付段階、口座引落段階、配送管理段階、分配段階等を含む処理)を行なう。このためのプログラムを実行することにより、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、受付手段及び口座引落手段としての受付処理手段211、分配手段としての分配処理手段212、配送管理手段としての配送指示手段213等として機能する。更に、ネットバンキングサーバ20は、受付データ記憶部22aや配送管理データ記憶部23を備える。
受付データ記憶部22aは贈答データ記憶手段、引落口座データ記憶手段として機能し、図10に示すように、電報や祝儀・香典の配送依頼についての受付レコード220aが記録される。この受付レコード220は、電報や祝儀・香典の配送に関する決済依頼を受けた場合に登録される。この受付レコード220aは、受付識別子、受付日時、配送先情報、配送希望日時、電報料情報、祝儀・香典料情報、祝儀・香典袋情報、表書き情報、利用者口座識別子、ステータスに関するデータを記録するフィールドを含んで構成される。本実施形態においては、第1の実施形態とは異なり、現金を配送するため、アクセスコードの記録は不要である。その他の各フィールドに記録されるデータは第1の実施形態と同じである。
また、配送管理データ記憶部23には、図3に示すように、第1の実施形態と同様に、電報や祝儀・香典の配送先を特定するための配送管理レコード230が記録される。
また、このネットバンキングサーバ20は、第1の実施形態と同様に、銀行ホストシステム30に接続される。この銀行ホストシステム30は、預金口座データ記憶部を備え、取引の決済処理を行なうコンピュータシステムである。具体的には、各預金口座の残高を管理し、口座引落、口座振込等の処理を実行する。
一方、電報受付サーバ50は、電報事業者が管理するコンピュータサーバである。この電報受付サーバ50は、電報配送の依頼を受け付ける。
配送管理サーバ60は、配送サービスを提供する配送事業者のコンピュータサーバである。本実施形態では、この配送管理サーバ60は、祝儀・香典の配送を管理する。
上記のように構成されたシステムを用いて、祝儀や香典の配送に関する処理手順を、図4、5に従って説明する。ここでは、配送受付処理、配送料分配処理、配送指示処理の順に説明する。
(配送受付処理)
まず、利用者が本サービスを利用する場合、図4に示すように、利用者端末10を利用して電報受付サーバ50にアクセスする(ステップS1−1)。このアクセスは、インターネットを介して行なわれる。
利用者端末10からのアクセスを受けた電報受付サーバ50は受付処理を実行する(ステップS1−2)。具体的には、電報受付サーバ50は、利用者端末10に対して電報受付画面データを送信する。電報受付画面データを受信した利用者端末10は、ディスプレイに電報受付画面を出力する。
利用者は、ディスプレイに出力された電報受付画面を用いて電報の配送依頼を入力する。この電報受付画面においては、表題(お祝いやお悔やみ等)、電報の宛先(配送先住所、配送先式斎場名、配送先氏名)、差出人名、台紙種別、配送希望日時、メッセージなどを設定するための入力欄が設けられている。
各入力欄における設定を完了し、電報受付画面の設定ボタンが選択された場合、利用者
端末10は、電報受付画面において設定された各データを、インターネットを介して電報受付サーバ50に送信する。電報受付サーバ50は、受信したデータに対して、受付識別子を付与して、所定の電報依頼データ記憶部に記録する。
更に電報受付画面には祝儀・香典の受付ボタンが配置されている。この祝儀・香典受付ボタンが選択された場合、利用者端末10は、電報受付サーバ50に対して、祝儀・香典受付画面を要求する。
この場合、電報受付サーバ50は、祝儀・香典受付処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、電報受付サーバ50は、付与された受付識別子に対応させた祝儀・香典受付画面データを利用者端末10に送信する。祝儀・香典受付画面データを受信した利用者端末10は、ディスプレイに祝儀・香典受付画面を出力する。
利用者は、ディスプレイに出力された祝儀・香典受付画面を用いて祝儀・香典の配送依頼を入力する。この祝儀・香典受付画面においては、祝儀・香典の金額、袋(祝儀袋・香典袋)の種類、袋の表書き等を設定するための入力欄が設けられている。
各入力欄における設定を完了し、祝儀・香典受付画面の設定ボタンが選択された場合、利用者端末10は、祝儀・香典受付画面において設定された各データ、先に付与された受付識別子に関するデータを含む配送依頼を電報受付サーバ50に送信する。
電報受付サーバ50は、受信したデータに対して、先に付与された受付識別子に基づいて、所定の電報依頼データ記憶部に記録する。更に、電報受付サーバ50は、電報料、祝儀・香典料を算出し、電報依頼データ記憶部に記録する。
電報受付画面や祝儀・香典受付画面には、料金支払方法選択欄が設けられている。本実施形態では、預金口座からの口座引落を選択する場合を想定する。料金支払方法として口座引落が選択された場合、利用者端末10は、口座引落依頼を電報受付サーバ50に送信する。
この場合、電報受付サーバ50は、購買と決済とを連動させる連携処理を行なう(ステップS1−4)。具体的には、電報受付サーバ50は、引落口座の設定するための決済依頼画面データを利用者端末10に送信する。この決済依頼画面データには、受付識別子、祝儀・香典受付画面において設定された各データ(設定データ)及び料金データを含める。
決済依頼画面データを受信した利用者端末10は、設定データ、料金データをメモリに一時記憶する。そして、利用者端末10は、ディスプレイに決済依頼画面を出力する。
この決済依頼画面においては、利用者の預金口座が開設された金融機関のサーバに接続するためのリンクボタンが設けられている。このリンクボタンが選択された場合、利用者端末10は振込依頼処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、利用者端末10は、メモリに一時記憶したデータを呼び出し、これらのデータをパラメータとした振込依頼をネットバンキングサーバ20に引き継ぐ。この振込依頼は、メモリに一時記憶したデータ(受付識別子、受付日時、配送先住所情報、配送希望日時、電報料情報、祝儀・香典料情報、祝儀・香典袋情報、表書き情報)に関するデータを含む。
この決済依頼画面に引き続き、ネットバンキングサーバ20は決済確認画面データを送信する。この決済確認画面においては、利用者の預金口座を特定するための設定欄が設けられている。そして、利用者端末10は、この決済確認画面において設定された預金口座の口座識別子に関するデータをネットバンキングサーバ20に送信する。
振込依頼を受信したネットバンキングサーバ20の制御部21は引落処理を実行する(ステップS1−6)。具体的には、制御部21の受付処理手段211が、受信した振込依頼に含まれるデータを受付データ記憶部22aに記録する。
更に、受付処理手段211は、配送管理データ記憶部23において、配送先情報や配送希望日時が共通する配送管理レコード230を検索する。
そして、配送先情報や配送希望日時が共通する配送管理レコード230を検出した場合には、受付処理手段211は、今回の振込依頼の受付識別子を、この配送管理レコード230に追記する。この場合、受付処理手段211は、電報料情報、祝儀・香典料情報に基づいて依頼種別(「電報のみ」、「電報及び祝儀・香典」、「祝儀・香典のみ」)を特定する。そして、受付識別子に対応させて、この依頼種別に基づく種別フラグを記録する。
一方、配送先情報や配送希望日時が共通する配送管理レコード230を検出できない場合には、受付処理手段211は、今回の振込依頼に対して配送管理識別子を付与する。そして、この配送管理識別子、配送先情報、配送希望日時、受付識別子及び依頼種別を含めた配送管理レコード230を新たに生成して、配送管理データ記憶部23に記録する。
そして、受付処理手段211は、振込依頼において設定された預金口座の残高から、受付レコード220aに記録された電報料及び祝儀・香典料の引落処理を銀行ホストシステム30に指示する。この指示を受けた銀行ホストシステム30は、利用者の預金口座の残高から、電報料及び祝儀・香典料の引落を行なうとともに、引き落とした金額を別段預金口座にホールドする。引落完了結果を取得した受付処理手段211は、電報受付サーバ50に引落完了通知を送信する。この引落完了通知には、受付識別子に関するデータを含める。
引落完了通知を受信した電報受付サーバ50は、配送予約処理を実行する(ステップS1−7)。具体的には、電報受付サーバ50は、電報依頼データ記憶部に記録された配送先に対して配送希望日時に、電報を配送する予約を行なう。
また、ネットバンキングサーバ20の制御部21も、配送予約処理を実行する(ステップS1−8)。具体的には、制御部21の受付処理手段211は、配送管理サーバ60に対して、祝儀や香典の配送予約を送信する。この配送予約には、受付レコード220aに記録された配送先情報、配送希望日時、祝儀・香典料情報、祝儀・香典袋情報、表書き情報、及び配送管理レコード230に記録された配送管理識別子を含める。この場合、配送管理サーバ60は、受信した配送予約を、所定の配送予約データ記憶部に記録する。更に、配送事業者は、祝儀・香典袋情報、表書き情報に基づいて作成された祝儀袋や香典袋を作成し、配送の準備を行なう。
そして、受付処理手段211は、受付レコード220aのステータスフィールドに「配送予約済み」フラグを記録する。
このようにして、ネットバンキングサーバ20は、順次、利用者からの配送依頼を受け付ける。
(配送料分配処理)
第2の実施形態における配送料分配処理のステップS2−1〜S2−6は、受付データ記憶部22aや配送管理データ記憶部23に記録されたデータを用いて、第1の実施形態と同様に実行される。
そして、ステップS2−7においては、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、
電報事業者や配送事業者の口座への入金処理を実行する。この場合、制御部21の分配処理手段212は、電報事業者には電報料(電報料金及び電報配送料金)、配送事業者には祝儀・香典祝儀・香典の料金、祝儀・香典配送料金を振り込むための指示を銀行ホストシステム30に送信する。
(配送指示処理)
次に、配送指示処理について説明する。ここでは、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、配送管理サーバ60に対する配送指示処理を実行する(ステップS1−10)。具体的には、分配処理手段212は配送指示手段213を介して、配送管理サーバ60に対して配送指示を送信する。この配送指示には、配送管理識別子に関するデータを含める。
そして、受付処理手段211は、受付レコード220aのステータスフィールドに「配送指示済み」フラグを記録する。
配送指示を受信した配送管理サーバ60は、配送管理識別子が共通する配送予約を配送予約データ記憶部から抽出する。特に第2の実施形態においては、祝儀・香典袋情報、表書き情報に基づいて作成された祝儀袋や香典袋に、祝儀・香典の金額(祝儀・香典料金)を封入する。そして、現金が封入された祝儀袋や香典袋(送金媒体)を、配送予約データ記憶部に記録されたデータ(配送先情報、配送希望日時)を用いて、この依頼に関する配送を行なう。これにより、配送事業者によって、現金(祝儀や香典)が、冠婚葬祭が催されている式斎場に配送される。
従って、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の(1)〜(4)に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
・ 第2の実施形態においては、現金を封入した祝儀・香典が配送される。これにより、第1の実施形態における入金処理を行なうことなく、受取人の手間を軽減しながら、祝儀・香典を提供することができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記第1、第2の実施形態では、電報とともに祝儀・香典を配送する場合を説明したが、祝儀・香典のみを配送することも可能である。この場合には、利用者は、直接、ネットバンキングサーバ20にアクセスし、配送先住所情報、配送希望日時、祝儀・香典料情報、祝儀・香典袋情報、表書き情報に関するデータを送信する。
○ 上記第1、第2の実施形態では、電報受付サーバ50は、利用者端末10を介して購買と決済とを連動させる連携処理を行なう(ステップS1−4)。これに代えて、電報受付サーバ50が、直接、ネットバンキングサーバ20に、電報受付画面や祝儀・香典受付画面において設定されたデータを送信することも可能である。
○ 上記第1、第2の実施形態では、分配処理手段212は、依頼種別に基づいて、「電報」及び「祝儀・香典」の依頼数をそれぞれ算出する。そして、分配処理手段212は、電報及び祝儀・香典の配送料を、「電報」及び「祝儀・香典」の依頼数をそれぞれ除算して、電報配送料及び祝儀・香典配送料の負担額を算出する。配送料分配処理の対象は、これに限定されるものではなく、祝儀・香典に関する配送料金のみを対象とすることも可能である。この場合には、利用者口座から引き落とした電報料(電報料金、電報配送料)は、そのまま電報事業者の口座に振り込む。
○ 上記第1の実施形態では、アクセスコードとしてのURLは、ネットバンキングサーバ20にアクセスするためのアドレス情報に、各受付レコード220を特定できるパラメータ(例えば、受付識別子)が付加されて構成される。ネットバンキングサーバ20に
アクセスがあった場合、贈答金額の受取人を特定できるアクセス情報であれば、URLに限定されるものではない。例えば、アクセス依頼状500には、ネットバンキングサーバ20にアクセスするためのアドレス情報とは別に、アクセスコードとして暗証番号を印字してもよい。
○ 上記第1の実施形態では、受付データ記憶部22の受付レコード220に、祝儀や香典を提供するためのアクセスコードを記録する。これに代えて、冠婚葬祭毎に共通したアクセスコードを用いることもできる。
具体的には、受付処理手段211が、配送管理データ記憶部23において、配送先情報や配送希望日時が共通する配送管理レコード230を検索する。そして、配送先情報や配送希望日時が共通する配送管理レコード230を検出できない場合には、受付処理手段211は、今回の振込依頼に対して配送管理識別子とともにアクセスコードを付与する。このアクセスコードを含めた配送管理レコード230を新たに生成して、配送管理データ記憶部23に記録する。このアクセスコードには、この配送管理レコード230を特定するためのパラメータ(例えば、配送管理識別子)を含める。
そして、このアクセスコードを配送管理サーバ60に提供し、アクセス依頼状500に、このアクセスコードを印字させて、冠婚葬祭の開催者に配送する。
このアクセスコードを利用してアクセスがあった場合には、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、アクセスコードに含まれるパラメータに基づいて配送管理レコード230を特定する。
そして、制御部21は配送管理レコード230に記録された受付識別子に基づいて受付レコード220を特定する。次に、制御部21は、各受付レコード220に含まれる祝儀・香典料情報に基づいて、祝儀・香典料金の総額を算出する。そして、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、これらの祝儀・香典を振り込むための振込設定画面データを生成し、コンピュータ端末に送信する。これにより、冠婚葬祭の開催者は、祝儀・香典を振込設定画面において指定した預金口座により、一括して受け取ることができる。
本発明の実施形態のシステム概略図。 受付データ記憶部に記録されたデータの説明図。 配送管理データ記憶部に記録されたデータの説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 本実施形態の処理手順の説明図。 アクセス依頼状の説明図。 受取人端末のディスプレイに表示される振込設定画面の説明図。 第2の実施形態のシステム概略図。 第2の実施形態の受付データ記憶部に記録されたデータの説明図。
符号の説明
10…利用者端末、20…ネットバンキングサーバ、21…制御部、211…受付処理手段、212…分配処理手段、213…配送指示手段、214…送金処理手段、22、22a…受付データ記憶部、23…配送管理データ記憶部、30…銀行ホストシステム、50…電報受付サーバ、60…配送管理サーバ。

Claims (6)

  1. 開催場所、開催日時、開催者名及び贈答金額に関する冠婚葬祭情報を受付識別子毎に記録する贈答データ記憶手段と、利用者の引落口座情報を受付識別子毎に記録する引落口座データ記憶手段と、利用者端末及び受取人端末に接続された制御手段とを備えた送金管理システムであって、
    前記制御手段は、
    利用者端末において設定された冠婚葬祭情報を含む配送依頼を取得し、受付識別子を付与して前記贈答データ記憶手段に記録し、
    前記利用者端末から、前記受付識別子に対して引落口座情報を取得し、前記引落口座データ記憶手段に記録し、前記受付識別子と関連付けてアクセスコードを付与して記録する受付手段と、
    前記受付識別子に関連付けられた贈答金額を、前記引落口座情報によって特定される預金口座から引き落とす口座引落手段と、
    前記受付識別子に関連付けられた開催日時で開催場所の開催者名に対して、前記アクセスコードを記録した媒体の配送指示処理を行なう配送管理手段と、
    前記媒体に記録されたアクセスコードを用いてアクセスがあった場合には、このアクセスを行なった受取人端末から、前記贈答データ記憶手段に記録された前記贈答金額に相当する送金を行なうための振込先口座の口座情報を取得し、前記口座情報により振込先口座の名義人名に関する情報を取得し、前記アクセスコードにより特定された受付識別子に関連付けられて前記贈答データ記憶手段に記録された開催者名を取得し、前記名義人名と前記開催者名とが一致する場合に、前記贈答データ記憶手段に記録された前記贈答金額を、前記振込先口座に振込を行なうための送金処理手段と
    を備えたことを特徴とする送金管理システム。
  2. 前記制御手段は、更に電報受付サーバに接続されており、
    前記受付手段は、電報を配送するために前記利用者端末から受け付けた冠婚葬祭の開催場所、開催日時、開催者名及び電報料を前記電報受付サーバから取得し、受付識別子を付与して前記贈答データ記憶手段に記録し、
    前記口座引落手段は、更に、前記受付識別子に関連付けられた電報料を、前記引落口座情報によって特定される預金口座から引き落とすことを特徴とする請求項に記載の送金
    管理システム。
  3. 前記制御手段は、
    前記開催日時に基づいて特定される締切時刻に達した場合、開催場所、開催日時が共通する配送依頼数を特定し、前記配送依頼の数に基づいて配送手数料を算出する分配手段を更に備え、
    前記口座引落手段は、更に前記算出した配送手数料を引き落とすことを特徴とする請求項1又は2に記載の送金管理システム。
  4. 開催場所、開催日時、開催者名及び贈答金額に関する冠婚葬祭情報を受付識別子毎に記録する贈答データ記憶手段と、利用者の引落口座情報を受付識別子毎に記録する引落口座データ記憶手段と、利用者端末及び受取人端末に接続された制御手段とを備えた送金管理システムを用いて、送金管理を行なう方法であって、
    前記制御手段が、
    利用者端末において設定された冠婚葬祭情報を含む配送依頼を取得し、受付識別子を付与して前記贈答データ記憶手段に記録し、
    前記利用者端末から、前記受付識別子に対して引落口座情報を取得し、前記引落口座データ記憶手段に記録し、前記受付識別子と関連付けてアクセスコードを付与して記録する受付段階と、
    前記受付識別子に関連付けられた贈答金額を、前記引落口座情報によって特定される預金口座から引き落とす口座引落段階と、
    前記受付識別子に関連付けられた開催日時で開催場所の開催者名に対して、前記アクセスコードを記録した媒体の配送指示処理を行なう配送管理段階と、
    前記媒体に記録されたアクセスコードを用いてアクセスがあった場合には、このアクセスを行なった受取人端末から、前記贈答データ記憶手段に記録された前記贈答金額に相当する送金を行なうための振込先口座の口座情報を取得し、前記口座情報により振込先口座の名義人名に関する情報を取得し、前記アクセスコードにより特定された受付識別子に関連付けられて前記贈答データ記憶手段に記録された開催者名を取得し、前記名義人名と前記開催者名とが一致する場合に、前記贈答データ記憶手段に記録された前記贈答金額を、前記振込先口座に振込を行なうための送金処理段階と
    を実行することを特徴とする送金管理方法。
  5. 前記制御手段は、更に電報受付サーバに接続されており、
    前記受付段階は、電報を配送するために前記利用者端末から受け付けた冠婚葬祭の開催場所、開催日時、開催者名及び電報料を前記電報受付サーバから取得し、受付識別子を付与して前記贈答データ記憶手段に記録し、
    前記口座引落段階は、更に、前記受付識別子に関連付けられた電報料を、前記引落口座情報によって特定される預金口座から引き落とすことを特徴とする請求項に記載の送金管理方法。
  6. 前記制御手段は、
    前記開催日時に基づいて特定される締切時刻に達した場合、開催場所、開催日時が共通する配送依頼数を特定し、前記配送依頼の数に基づいて配送手数料を算出する分配段階を更に実行し、
    前記口座引落段階は、更に前記算出した配送手数料を引き落とすことを特徴とする請求項4又は5に記載の送金管理方法。
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