JP2005321932A - 香典又は祝儀の処理方法及び冠婚葬祭処理装置及び冠婚葬祭処理システム並びに冠婚葬祭処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は香典又は祝儀の処理方法及び冠婚葬祭処理装置及び冠婚葬祭処理システム並びに冠婚葬祭処理プログラムに関し、遺族又は家族が故人を弔い、又は祝うことに集中してもらうことができる香典又は祝儀の処理方法及び冠婚葬祭処理装置及び冠婚葬祭処理システム並びに冠婚葬祭処理プログラムを提供することを目的としている。
【解決手段】 記憶媒体1に記憶されている情報を読み取る記憶媒体読取部5と、弔問者の情報を処理する弔問者情報処理部6と、を具備し、香典情報が格納された記憶媒体1の内容を前記記憶媒体読取部5が読み取り、前記弔問者情報処理部6はこの読み取った香典情報を基に参列者台帳を作成するように構成する。
【選択図】 図2
【解決手段】 記憶媒体1に記憶されている情報を読み取る記憶媒体読取部5と、弔問者の情報を処理する弔問者情報処理部6と、を具備し、香典情報が格納された記憶媒体1の内容を前記記憶媒体読取部5が読み取り、前記弔問者情報処理部6はこの読み取った香典情報を基に参列者台帳を作成するように構成する。
【選択図】 図2
Description
本発明は香典又は祝儀の処理方法及び冠婚葬祭処理装置及び冠婚葬祭処理システム並びに冠婚葬祭処理プログラムに関する。
本発明は冠婚葬祭処理に関するものであるが、以下では葬儀の場合を例にとって説明するが、結婚式の場合についても全く同様である。
葬儀において、弔問者は受付で芳名帳に住所、氏名等を記入して香典袋を差し出す。遺族は葬儀後に芳名帳や香典袋等から香典台帳を作成し、後で弔問者に対して香典返し等を行なうのが通常である。
葬儀において、弔問者は受付で芳名帳に住所、氏名等を記入して香典袋を差し出す。遺族は葬儀後に芳名帳や香典袋等から香典台帳を作成し、後で弔問者に対して香典返し等を行なうのが通常である。
遺族は故人が亡くなった後は葬儀の準備や上記の処理に追われ、故人を弔うひまはなく忙しい。しかしながら、本来故人にとって好ましいことは、一連の葬儀の作業に忙しくすることではなく、あくまで故人を弔うことだと考えられる。そのため、なるべく故人を弔うことと関係のない香典台帳作成等の作業は効率的に行なうことが望ましい。このような問題を解決するために、以下のような処理が行なわれる。
(a)パソコンで管理する方法や、スキャナで香典台帳を作成するものが利用されている。
(b)ネットワークを介して接続された端末装置とサーバとを備えたシステムにおいて、端末装置はスキャナから読み取られた弔問者の氏名及び住所が記載された芳名帳カードの情報を受理し、受理した情報に基づいて芳名帳カードの枚数をカウントするシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。
(b)ネットワークを介して接続された端末装置とサーバとを備えたシステムにおいて、端末装置はスキャナから読み取られた弔問者の氏名及び住所が記載された芳名帳カードの情報を受理し、受理した情報に基づいて芳名帳カードの枚数をカウントするシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。
(c)主催者が冠婚葬祭や記念パーティ等の式典を行なう場合に、参列者が慶弔メッセージや花輪及び参列者の個人情報を含む参加申し込み情報をイベント提供サーバへ返信し、参列者からの情報に基づいて香典、祝儀に対する返礼品を手配するようにしたシステムが知られている(例えば特許文献2参照)。
(d)また、香典受付時に金額、氏名等をコンピュータに入力することにより、随時、集計結果を確認したり、必要に応じて各項目で並び替え集計をしたり、連名で受け付けたデータを分類することができるシステムが知られている(例えば特許文献3参照)。
(e)また、受付番号及び会葬者データを入力し、画像データをスキャナで読み取って受付番号、会葬者データ及び画像データを関連付けてなる香典帳ファイルを作成するシステムが知られている(例えば特許文献4参照)。
特開2004−25848号公報(第5頁、第6頁、図5)
特開2003−178147号公報(第2頁、第3頁、図1)
特開2002−324139号公報(第2頁、第3頁、図1)
特開平11−45296号公報(第3頁、第4頁、図1)
前記パソコンで管理するシステムでは、パソコンにて氏名や住所を入力する方法は弔問者にとって面倒で時間がかかり行列になる。前記スキャナで読み込むシステムでは、字が読みとれない場合もあり、香典の金額に関して、受付にて入力したり、書いてスキャナで読み取らせることは好ましくない。また、周りの目が気になり、葬式業者等に金額がその場で分かってしまい、心情的に受入難いという問題がある。
また、特許文献1記載の発明は、葬儀場で芳名帳カードに弔問者が記入する必要があり、こうした受付での作業は弔問者にとって面倒であり、更に芳名帳カードをスキャナで読み取ると、画像データであるため修正できず、これを整理編集するために形式を変換しようとすると変換ミスが生じる可能性があり、修正作業が生じるという問題がある。
また、上記公知例では香典に関してはあくまで現金を用いるものであるため、遺族の行なうべき作業を大幅に減少させるには至っていない。ところで、弔問者は香典を受付にて手渡すのではなく、香典額を銀行の振り込み等により行なえば人手を介することなく香典の処理が可能である。しかし、本来香典は弔問者が故人のところまで出向き、直接故人に奉納し弔うという性格のものである。あくまで香典を手渡すというところに意味があり、単に、香典処理を効率的に行なえばよいというものではない。
また、弔問受付において、芳名帳へ手書きで記入するのが弔問者にとって面倒であった。受付側にとっても手書きで記入された芳名帳を整理するのに手間がかかっていた。そこで、芳名帳の記入、整理の手間を減少させる必要がある。また、現金を香典袋から取り出して集計し、弔問者とその香典額を管理する香典台帳を手作業で作成するが面倒であった。そこで、香典台帳の整理の手間を減少させる必要がある。
通常、弔問者が持参する香典は、現金を香典袋に入れて持参するが、途中で紛失する等の危険性があり、特に複数人分の香典をまとめて持参する弔問者にとっては、香典額が多額となるため、紛失した時のリスクが大きく、負担となっていた。そこで、香典袋紛失リスクの減少を図る必要がある。
また、現金である香典を集計する際に、現金が紛失、窃盗、抜き取り等されるという問題がある。葬儀は、通常いつ発生するか予期できないできごとであり、時期によっては、たまたま現金を持ち合わせていなかったり、突然の出費に負担がかかることもある。そのため、実際の出費を後回しにしたいという要望もある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、葬儀又は結婚式の風習をなるべく保ちつつ、香典又は祝儀を現金で行なうことにより引き起こされる種類の作業をなくし、もって遺族又は結婚の当事者が故人を弔うこと又はお祝いに集中してもらうことができる香典又は祝儀の処理方法及び冠婚葬祭処理装置及び冠婚葬祭処理システム並びに冠婚葬祭処理プログラムを提供することを目的としている。
本発明は、後述のように、金券としての香典情報を含む目録を香典として供えることで、同じ金券としての効力を有する現金を香典として供えることと同等の価値をもたせることとした。現金も単なる金券であるため、他のものを金券として利用しても、香典としての価値は同等である。
(1)請求項1記載の発明は、以下の通りである。図1は本発明方法の一例を示すフローチャートである。本発明は、冠婚葬祭情報を記憶した記憶媒体を香典袋又は祝儀袋に貼り付ける第1のステップと、前記香典袋や祝儀袋を式場の受付に出すと別途設けられた記憶媒体読取部により記憶媒体情報を読み込む第2のステップと、読み込んだ情報から参列者台帳を作成すると共に、お金の振り込み処理を行なう第3のステップ、より構成されることを特徴とする。ここで、記憶媒体とは書き込み可能で持ち運び可能なメモリであり、例えばICタグがこれに相当する。
ここで、冠婚葬祭情報とは、香典情報又は祝儀情報であり、金額と住所と氏名と口座番号を主にいう。但し、上記記憶媒体を含む目録を金券として扱うのに必要な情報が他にあれば、それを含めてもよい。例えば支払元の電話番号や身分証明情報等を含んでいてもよい。
(2)請求項2記載の発明は、記憶媒体に記憶されている情報を読み取る記憶媒体読取部と、参列者の情報を処理する参列者情報処理部とを具備し、冠婚葬祭情報たる香典情報又は祝儀情報が格納された記憶媒体の内容を前記記憶媒体読取部が読み取り、前記参列者情報処理部はこの読み取った香典情報又は祝儀情報を基に参列者台帳を作成することを特徴とする。
(3)請求項3記載の発明は、冠婚葬祭処理サーバと支払処理サーバとがネットワークで接続されたシステムにおいて、前記冠婚葬祭処理サーバは、記憶媒体に記憶されている情報を読み取る記憶媒体読取部と、香典金額情報又は祝儀金額情報を処理する金額情報処理部と、参列者情報を処理する参列者情報処理部とを備え、前記支払処理サーバは支払処理部を備え、前記冠婚葬祭処理サーバの前記記憶媒体読取部が冠婚葬祭情報が記憶された記憶媒体からの情報を読み取ると、前記金額情報処理部が金額情報を支払処理サーバへ送信し、前記支払処理部は振込み先口座番号へ金額の支払いを行ない、冠婚葬祭情報の内の参列者情報を前記参列者情報処理部へ送信し、該参列者情報処理部は前記参列者情報から参列者台帳を作成することを特徴とする。
(4)請求項4記載の発明は、複数の参列希望者を代表して一の者が代表者として香典袋又は祝儀袋を持参する際に、前記記憶媒体には全ての参列希望者の氏名が記憶されていることを特徴とする。
(5)請求項5記載の発明は、前記支払処理サーバは、更に暗号化処理部と復号化処理部とを備え、前記記憶媒体へ記憶される香典金額情報は、前記暗号化処理部により暗号化されて前記記憶媒体に書き込まれ、前記復号化処理部は暗号化された金額情報を復号化することを特徴とする。
(6)請求項6記載の発明は、前記金額情報を前記支払処理サーバが付与する公開鍵により暗号化することを特徴とする。
(7)請求項7記載の発明は、前記記憶媒体への冠婚葬祭情報の格納は、支払処理サーバにおいて、金額情報が入力されるステップと、前記支払処理サーバが付与する公開鍵によって暗号化するステップと、暗号化された金額情報をデータ格納部に格納するステップと、参列者情報を前記データ格納部に格納するステップと、前記データ格納部に格納された金額情報と参列者情報とを冠婚葬祭情報として前記記憶媒体に書き込むステップとを有することを特徴とする。
(7)請求項7記載の発明は、前記記憶媒体への冠婚葬祭情報の格納は、支払処理サーバにおいて、金額情報が入力されるステップと、前記支払処理サーバが付与する公開鍵によって暗号化するステップと、暗号化された金額情報をデータ格納部に格納するステップと、参列者情報を前記データ格納部に格納するステップと、前記データ格納部に格納された金額情報と参列者情報とを冠婚葬祭情報として前記記憶媒体に書き込むステップとを有することを特徴とする。
(8)請求項8記載の発明は、冠婚葬祭情報が格納される記憶媒体からの情報を受信する第1のステップと、該冠婚葬祭情報を支払処理サーバへ送信する第2のステップと、前記冠婚葬祭情報から冠婚葬祭台帳を作成する第3のステップとをコンピュータで実行することを特徴とする。
(1)請求項1記載の発明では、香典袋に現金は入れずに、香典情報が記憶された記憶媒体を香典袋に入れて式場受付に渡す。式場に設置された記憶媒体読取部は記憶媒体に記憶された香典情報を読み取ることができるので、参列者情報から香典台帳を作成することができ、またお金の振り込み処理を行なうので、葬儀の風習をなるべく保ちつつ、香典を現金で行なうことにより引き起こされる種類の作業をなくし、もって遺族が故人を弔うことに集中してもらうことができる。
(2)請求項2記載の発明では、記憶媒体読取部と参列者情報処理部とを具備することで、記憶媒体読取部が香典袋の内容を読み取り、参列者情報処理部で読み取った内容を基に香典台帳を自動で作成することができ、参列者の手間を省くことができる。
(3)請求項3記載の発明では、冠婚葬祭処理サーバの記憶媒体読取部が葬儀情報が記憶された記憶媒体からの情報を読み取り、支払処理部は振込み先口座番号へ香典の支払いを行ない、参列者情報処理部は、葬儀情報から香典台帳を作成することができる。
(4)請求項4記載の発明では、複数の参列希望者を代表して一人の人が葬儀に参列する場合に、前記記憶媒体には、全ての参列希望者の氏名が記憶されているので、香典を供えた人全ての氏名と香典額を把握することができる。
(5)請求項5記載の発明では、記憶媒体に記憶される香典金額情報を暗号化することで、香典金額情報の漏洩を防止することができる。
(6)請求項6記載の発明では、香典の金額情報を支払処理サーバが付与する公開鍵で暗号化するので、第三者に金額情報が漏洩するのを防止することができる。
(6)請求項6記載の発明では、香典の金額情報を支払処理サーバが付与する公開鍵で暗号化するので、第三者に金額情報が漏洩するのを防止することができる。
(7)請求項7記載の発明では、香典情報を前記記憶媒体に暗号化して格納するので、セキュリティを保持することができる。
(8)請求項8記載の発明では、冠婚葬祭情報が格納される記憶媒体からの情報を受信する第1のステップと、該冠婚葬祭情報を支払サーバへ送信する第2のステップと、前記冠婚葬祭情報から冠婚葬祭台帳を作成する第3のステップとをコンピュータで実行することが可能となる。
(8)請求項8記載の発明では、冠婚葬祭情報が格納される記憶媒体からの情報を受信する第1のステップと、該冠婚葬祭情報を支払サーバへ送信する第2のステップと、前記冠婚葬祭情報から冠婚葬祭台帳を作成する第3のステップとをコンピュータで実行することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。図2は葬儀処理装置の構成例を示す図である。図において、1は香典情報が記憶されている記憶媒体であり、その構成は、図3に示す通りである。図に示すように、香典情報(弔問者情報)は、冠婚葬祭情報のことをいい、例えば氏名と、住所と、金額と、弔問者の口座番号から構成されている。
図2において、2はデータ格納装置であり、内部にデータを格納するデータ格納部2aを持っている。一方、10は香典処理装置であり、冠婚葬祭処理装置の一形態であり、記憶媒体1の内容を読み取る記憶媒体読取部5と、該記憶媒体読取部5で読み取った情報を基に弔問者情報を処理する弔問者情報処理部6と、香典台帳が記憶される香典台帳ファイル7で構成されている。
ここで、弔問者情報処理部6は参列者情報処理部の一形態であり、香典台帳ファイル7は、参列者台帳(冠婚葬祭台帳)の一形態である。このように構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
データ格納装置2は、データ格納部2aに記憶されている該当者の香典情報を記憶媒体1に書き込む。記憶媒体1は電源は持っていないが、データ格納装置2が近づくと、交流電圧が誘起され、この誘起された電圧により記憶媒体1の内部回路を動作させる。この結果、データ格納部2aに記憶されている弔問者情報が記憶媒体1に書き込まれる。弔問者情報が書き込まれた記憶媒体1は香典袋に貼り付けられる。そして、この記憶媒体1に記憶された情報は、香典処理装置10によって読み込まれる。
香典処理装置10では、記憶媒体読取部5が記憶媒体1に記憶されている香典情報を読み込む。読み込まれた香典情報は、例えば図3に示すように、氏名と住所と口座番号と引落とし金額とから構成されている。口座番号は銀行名、支店名、口座の種類(普通、当座)から構成されている。弔問者情報処理部6は、記憶媒体読取部5からの情報を香典台帳ファイル7に記憶する。
この実施の形態例によれば、記憶媒体読取部5と弔問者情報処理部6とを具備することで、記憶媒体読取部5が香典袋の内容を読み取り、弔問者情報処理部6で読み取った内容を基に香典台帳を自動で作成することができ、参列者の手間を省くことができる。
図4は本発明システムの実施の形態例を示すブロック図である。図2と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、1は記憶媒体であり、データ格納装置2から香典情報が書き込まれる。該記憶媒体1としては、例えばICタグが好適に用いられる。記憶媒体1の情報は、例えば図12に示すように、氏名と住所と口座番号と金額とから構成される。データ格納装置2において、2aは弔問者情報を格納するデータ格納部、2bは記憶媒体1に香典情報を書き込む記憶媒体書込部である。
20は香典処理サーバであり、冠婚葬祭処理サーバの一形態であり、例えば葬儀会社がこれに該当する。30はネットワーク35を介して香典処理サーバ20と接続される支払処理サーバである。該支払処理サーバ30としては例えば金融機関がこれに該当する。支払処理サーバ30において、30aは弔問者の香典を遺族の口座番号に振り込む支払処理部である。
香典処理サーバ20において、11は香典袋に貼り付けられた記憶媒体1から弔問者情報を読み取る記憶媒体読取部、12は該記憶媒体読取部11からの情報を受けて香典金額情報を処理する香典金額情報処理部であり、金額情報処理部の一形態である。該香典金額情報処理部12はネットワーク35を介して支払処理サーバ30と接続され、金額情報を送信する。13は記憶媒体読取部11からの弔問者情報を受けて、弔問者情報を処理して香典台帳を作成する弔問者情報処理部であり、参列者情報処理部の一形態であり、14は香典台帳を記憶する香典台帳ファイルである。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。
記憶媒体書込部2bで香典情報が書き込まれた記憶媒体1は、香典袋に貼り付けられる。図5は香典袋の説明図である。図において、40は香典袋であり、41は該香典袋40の内部に入れられる目録である。目録41には、金額と氏名とが記載されている。1は目録41の一部に貼り付けられた記憶媒体である。葬儀場で弔問者から差し出された香典袋は葬儀社で一括して預かる。そして、それぞれの香典袋に貼り付けられた記憶媒体1の内容は、香典処理サーバ20の記憶媒体読取部11により読み取られる。
記憶媒体読取部11で読み取られた香典情報は、続く香典金額情報処理部で処理され、香典金額情報と弔問者情報に分類される。香典金額情報は、図6に示すように名義人と、有効期限と、振り込み元口座番号と、金額と、振込先口座番号とから構成されている。一方、弔問者情報は、氏名と住所と金額とから構成される。
香典金額情報処理部12は、ネットワーク35を介して支払処理サーバ30に香典金額情報を通知する。また、弔問者情報処理部13は弔問者情報を処理し、該弔問者情報処理部13は香典台帳を作成し、香典台帳ファイル14に記憶する。香典台帳は、図11に示すようにナンバと、弔問者と、氏名と、住所とから構成される。
支払処理サーバ30は、香典金額情報を参照して弔問者の口座から所定の香典金額を遺族の振込み先口座番号に振り込む。一方、香典台帳ファイル14に記憶された香典台帳は印刷された後、遺族に届けられる。
この実施の形態例によれば、香典処理サーバ20の記憶媒体読取部11が葬儀情報が記憶された記憶媒体1からの情報を読み取り、支払処理部30aは振込み先口座番号へ香典の支払いを行ない、弔問者情報処理部13は、葬儀情報から香典台帳を作成することができる。
本発明では、複数の人を代表して一人の弔問者を決めて弔問する場合にも対応することができる。この場合には、図12に示すように、記憶媒体1に代表者の氏名と、グループを構成する人の氏名と、代表の住所と、代表の口座番号と、グループの合計金額が記憶される。この場合、香典処理サーバ20は、記憶媒体読取部11で図12に示す情報を読み取り、続く香典金額情報処理部12が支払処理サーバ30に支払金額と代表口座番号を通知し、弔問者情報処理部13がグループの全ての人の氏名と住所から香典台帳を作成し、香典台帳ファイル14に書き込む。
この実施の形態例によれば、複数の参列希望者を代表して一人の人が葬儀に参列する場合に、前記記憶媒体1には、全ての参列希望者の氏名が記憶されているので、香典を供えた人全ての氏名と香典額を把握することができる。
図7は本発明の第1の形態例を示すブロック図である。図4と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、36はデータ格納装置2と支払処理サーバ30間を接続するネットワークである。支払処理サーバ30において、30aは支払処理部、30bは復号化処理部、30cは暗号化処理部である。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。
データ格納装置2(例えば自宅のパソコン等)において、支払処理サーバ30にアクセスし、香典金額情報を入力する。この香典金額情報とは、例えばクレジットカード情報であり、名義人、口座番号、有効期限、金額等の情報である。支払処理サーバ30は、暗号化処理部30cでこのカード情報を暗号化する。ここで、暗号化は例えば公開鍵を用いて暗号化する。
データ格納装置2は、ネットワーク36を介してこの暗号化されたカード情報を受け取り、記憶媒体1に記憶媒体書込装置等を用いて格納させる。次に、データ格納装置2で弔問者情報を入力する。この香典情報とは、例えば弔問予定者の氏名、住所、香典金額等である。データ格納装置2は、この弔問者情報を記憶媒体書込装置を用いて記憶媒体1に格納させる。このようにして、香典情報(香典金額情報及び弔問者情報)が格納された記憶媒体1を目録として香典袋に貼り付ける。
葬儀場受付には、例えば香典処理サーバ20が予め設置されているものとする。香典処理サーバ20の記憶媒体読取部11が香典袋40に記憶されている記憶媒体1の香典情報を読み込む。上記香典情報のうち、香典金額情報については香典金額情報処理部12によって読み込まれ、弔問者情報については弔問者情報処理部13によって読み込まれる。この弔問者情報処理部13によって読み込まれた弔問者情報によって香典台帳が作成され、香典台帳ファイル14に記憶される。
香典金額情報処理部12によって読み込まれた香典金額情報は支払処理サーバ30に送信され、該支払処理サーバ30の復号化処理部30bによってカード情報が復号化され、支払処理部30aによって前記香典金額情報に含まれる振込先口座へ支払処理を行なう。
この実施の形態例によれば、記憶媒体に記憶される香典金額情報を暗号化することで、香典金額情報の漏洩を防止することができる。
図8は本発明の第2の形態例を示すブロック図である。図7と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、1は記憶媒体、2は記憶媒体に香典情報を書き込むデータ格納装置である。50は記憶媒体1に記憶されている香典情報を読み取る香典受付装置である。該香典受付装置50において、50aは記憶媒体読取部、50bは記憶媒体読取部50aで読み取った情報を送信する送信部である。37はデータ格納装置2と支払処理サーバ30間、及び香典受付装置50と香典処理サーバ20間を接続するネットワークである。他の構成は、図7と同様である。この実施の形態例では、香典受付装置50を新たに設けた点が異なっている。香典処理サーバ20は、ネットワーク37を介して香典情報を受け取るので、図7に示す記憶媒体読取部11は不要となる。このように、香典受付装置50と香典処理サーバ20とに分けることで、葬儀場へ設置すべき装置をより簡易にすることができる。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。
図8は本発明の第2の形態例を示すブロック図である。図7と同一のものは、同一の符号を付して示す。図において、1は記憶媒体、2は記憶媒体に香典情報を書き込むデータ格納装置である。50は記憶媒体1に記憶されている香典情報を読み取る香典受付装置である。該香典受付装置50において、50aは記憶媒体読取部、50bは記憶媒体読取部50aで読み取った情報を送信する送信部である。37はデータ格納装置2と支払処理サーバ30間、及び香典受付装置50と香典処理サーバ20間を接続するネットワークである。他の構成は、図7と同様である。この実施の形態例では、香典受付装置50を新たに設けた点が異なっている。香典処理サーバ20は、ネットワーク37を介して香典情報を受け取るので、図7に示す記憶媒体読取部11は不要となる。このように、香典受付装置50と香典処理サーバ20とに分けることで、葬儀場へ設置すべき装置をより簡易にすることができる。このように構成されたシステムの動作を説明すれば、以下の通りである。
香典受付装置50は、例えば葬儀場に設置される。香典受付サーバ20は、例えば葬儀会社に設置され、香典受付装置50とはネットワーク37で接続される。データ格納装置2は、支払処理サーバ30にアクセスし、香典金額情報を入力する。支払処理サーバ30は、暗号化処理部30cでこの香典金額情報を暗号化する。データ格納装置2は、ネットワーク37を介してこの暗号化されたカード情報を受け取り、記憶媒体1に書き込む。
次に、上記データ格納装置2において、弔問者情報を入力する。データ格納装置2は、この弔問者情報を記憶媒体1に書き込む。このようにして香典情報(香典金額情報と弔問者情報)が格納された記憶媒体を香典袋40に貼り付ける。葬儀場に設置されている香典受付装置50の記憶媒体読取部50aが記憶媒体1に記憶されている香典情報を読み取る。読み取られた香典情報は、ネットワーク37を介して香典処理サーバ20に送信される。
該香典処理サーバ20では、香典金額情報処理部12により香典金額情報が読み込まれ、弔問者情報については、弔問者情報処理部13により読み込まれる。香典金額情報処理部12によって読み込まれた香典金額情報は、支払処理サーバ30へ送信され、復号化処理部30bによってカード情報が復号化される。そして、支払処理部30aによって、香典金額情報に含まれる振込み先口座へ支払処理を行なう。一方、弔問者情報は、弔問者情報処理部13により読み込まれ、香典台帳が作成される。作成された香典台帳14は、香典台帳ファイル14に格納される。
図9は記憶媒体としてのICタグへ香典情報を格納させるフローを示す図である。システムとしては、図7に示す構成を用いる。データ格納装置2側では、金融機関サーバ(支払処理サーバ30)へ接続し(S1)、香典金額情報を入力する(S2)。支払処理サーバ30側では、受信した香典金額情報を暗号化処理部30cで暗号化し、データ格納装置2側へ送信する。データ格納装置2側では、暗号化された香典金額情報を記憶媒体1へ格納する(S4)。
図10は本発明の動作の一例を示すフローチャートである。システムとしては、図8に示す構成を用いる。先ず、香典受付装置50では、記憶媒体読取部50aが記憶媒体1に記憶されている香典情報を読み取る(S1)。読み込まれた香典情報は、葬儀会社サーバ(香典処理サーバ)20に送信される(S2)。
香典処理サーバ20では、香典金額情報処理部12が香典情報を受信する(S3)。該香典金額情報処理部12は、支払処理サーバ30に香典金額情報を送信する(S4)。支払処理サーバ30側では、復号化処理部30bが香典金額情報を受信する(S5)。そして、香典金額情報を復号化して(S6)、支払処理部30aにより指定口座へ支払処理を行なう(S7)。
一方、香典処理サーバ20では、弔問者情報処理部13が弔問者情報をもとに香典台帳を作成し(S8)、香典台帳ファイル14に格納する。香典台帳ファイル14に格納された香典台帳は、必要に応じて印刷され、遺族に渡される。
この実施の形態例によれば、香典又は祝儀の金額情報を支払処理サーバが付与する公開鍵で暗号化するので、第三者に金額情報が漏洩するのを防止することができる。
また、この実施の形態例によれば、香典情報又は祝儀情報を前記記憶媒体1に暗号化して格納するので、セキュリティを保持することができる。
また、この実施の形態例によれば、香典情報又は祝儀情報を前記記憶媒体1に暗号化して格納するので、セキュリティを保持することができる。
更に、本発明によれば、冠婚葬祭情報が格納される記憶媒体からの情報を受信する第1のステップと、該冠婚葬祭情報を支払いサーバへ送信する第2のステップと、前記冠婚葬祭情報から冠婚葬祭台帳を作成する第3のステップとをコンピュータで実行することが可能となる。
図11は香典台帳の構成例を示す図である。通し番号と、弔問者氏名と住所とから構成されている。図12は記憶媒体の香典情報を示す図である。ここでは、代表者が葬儀に参列する場合の情報を示している。図に示すように、代表者氏名(鈴木一郎)と、グループを構成する人の氏名(佐藤太郎、田中誠)と、代表口座情報と、合計金額情報(ここでは15000円)とが記憶されている。
図13は香典台帳の他の構成例を示す図である。図に示す香典台帳は、金額情報と、通し番号と、弔問者氏名と、住所と、金額情報とから構成されている。
本発明によれば、以下のような効果が得られる。
本発明によれば、以下のような効果が得られる。
・弔問者が予め芳名帳に記入すべき事項を記憶媒体に書き込んでおくため、弔問者にとって受付にて面倒な芳名帳への記入をしなくてもすむ。
・香典情報が書き込まれた記憶媒体を読み込むだけで自動的に実際に弔問した人が把握できる香典台帳を作成することができるので、主催者にとって芳名帳の整理の手間を減少させることができる。
・香典情報が書き込まれた記憶媒体を読み込むだけで自動的に実際に弔問した人が把握できる香典台帳を作成することができるので、主催者にとって芳名帳の整理の手間を減少させることができる。
・香典情報が書き込まれた記憶媒体を読み込むだけで自動的に香典台帳が作成されるので、主催者にとって香典台帳の整理の手間を減少させることができる。
・香典整理の過程で起こる現金紛失、窃盗等の問題を解決することができる。
・香典整理の過程で起こる現金紛失、窃盗等の問題を解決することができる。
・複数人分の香典情報をまとめて一つの目録として持っていくことができるので、いくつもの香典袋を持っていく必要がない。
・香典情報は暗号化されるので、他人に読み取られる可能性が極めて低く安全に処理することができる。
・香典情報は暗号化されるので、他人に読み取られる可能性が極めて低く安全に処理することができる。
・香典金額情報は支払処理サーバにて復号化されるので、支払処理サーバを管理する者以外にカード情報がもれる可能性が極めて低いので、安全に処理することができる。
・弔問者にとって実際の出費を後回しにすることができる。
・弔問者にとって実際の出費を後回しにすることができる。
上述の実施の形態例では、本発明を葬儀に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、結婚式或いはパーティ等にも全く同様に適用することができる。
1 記憶媒体
2 データ格納装置
2a データ格納部
5 記憶媒体読取部
6 弔問者情報処理部
7 香典台帳ファイル
10 香典処理装置
2 データ格納装置
2a データ格納部
5 記憶媒体読取部
6 弔問者情報処理部
7 香典台帳ファイル
10 香典処理装置
Claims (8)
- 冠婚葬祭情報を記憶した記憶媒体を香典袋又は祝儀袋に貼り付ける第1のステップと、
前記香典袋や祝儀袋を式場の受付に出すと別途設けられた記憶媒体読取部により記憶媒体情報を読み込む第2のステップと、
読み込んだ情報から参列者台帳を作成すると共に、お金の振り込み処理を行なう第3のステップ、
より構成されることを特徴とする冠婚葬祭における香典又は祝儀の処理方法。 - 記憶媒体に記憶されている情報を読み取る記憶媒体読取部と、
参列者の情報を処理する参列者情報処理部と、
を具備し、
冠婚葬祭情報たる香典情報又は祝儀情報が格納された記憶媒体の内容を前記記憶媒体読取部が読み取り、前記参列者情報処理部はこの読み取った香典情報又は祝儀情報を基に参列者台帳を作成することを特徴とする冠婚葬祭処理装置。 - 冠婚葬祭処理サーバと支払処理サーバとがネットワークで接続されたシステムにおいて、
前記冠婚葬祭処理サーバは、
記憶媒体に記憶されている情報を読み取る記憶媒体読取部と、
香典金額情報又は祝儀金額情報を処理する金額情報処理部と、
参列者情報を処理する参列者情報処理部と、
を備え、
前記支払処理サーバは支払処理部を備え、
前記冠婚葬祭処理サーバの前記記憶媒体読取部が冠婚葬祭情報が記憶された記憶媒体からの情報を読み取ると、前記金額情報処理部が金額情報を支払処理サーバへ送信し、前記支払処理部は振込み先口座番号へ金額の支払いを行ない、冠婚葬祭情報の内の参列者情報を前記参列者情報処理部へ送信し、該参列者情報処理部は前記参列者情報から参列者台帳を作成することを特徴とする冠婚葬祭処理システム。 - 複数の参列希望者を代表して一の者が代表者として香典袋又は祝儀袋を持参する際に、前記記憶媒体には全ての参列希望者の氏名が記憶されていることを特徴とする請求項3記載の冠婚葬祭処理システム。
- 前記支払処理サーバは、更に暗号化処理部と復号化処理部とを備え、
前記記憶媒体へ記憶される香典金額情報は、前記暗号化処理部により暗号化されて前記記憶媒体に書き込まれ、前記復号化処理部は暗号化された金額情報を復号化することを特徴とする請求項3記載の冠婚葬祭処理システム。 - 前記金額情報を前記支払処理サーバが付与する公開鍵により暗号化することを特徴とする請求項3記載の冠婚葬祭処理システム。
- 前記記憶媒体への冠婚葬祭情報の格納は、
支払処理サーバにおいて、金額情報が入力されるステップと、
前記支払処理サーバが付与する公開鍵によって暗号化するステップと、
暗号化された金額情報をデータ格納部に格納するステップと、
参列者情報を前記データ格納部に格納するステップと、
前記データ格納部に格納された金額情報と参列者情報とを冠婚葬祭情報として前記記憶媒体に書き込むステップと、
を有することを特徴とする請求項3記載の冠婚葬祭処理システム。 - 冠婚葬祭情報が格納される記憶媒体からの情報を受信する第1のステップと、
該冠婚葬祭情報を支払処理サーバへ送信する第2のステップと、
前記冠婚葬祭情報から冠婚葬祭台帳を作成する第3のステップと、
をコンピュータで実行することを特徴とする冠婚葬祭処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004138302A JP2005321932A (ja) | 2004-05-07 | 2004-05-07 | 香典又は祝儀の処理方法及び冠婚葬祭処理装置及び冠婚葬祭処理システム並びに冠婚葬祭処理プログラム |
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Publications (1)
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Family
ID=35469189
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JP2004138302A Pending JP2005321932A (ja) | 2004-05-07 | 2004-05-07 | 香典又は祝儀の処理方法及び冠婚葬祭処理装置及び冠婚葬祭処理システム並びに冠婚葬祭処理プログラム |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008027338A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Mizuho Bank Ltd | 送金管理システム及び送金管理方法 |
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KR102603375B1 (ko) * | 2023-05-04 | 2023-11-20 | 주식회사 에스에이치데이타 | 에스크로를 이용한 경조사 금융 처리 시스템과 방법 및 이를 위한 컴퓨터 프로그램 |
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2004
- 2004-05-07 JP JP2004138302A patent/JP2005321932A/ja active Pending
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