JP2005128950A - 電子チケット配信システム、及び電子チケットの配信方法 - Google Patents

電子チケット配信システム、及び電子チケットの配信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワーク通信回線を介して、顧客が操作する端末機器によって電子チケットの予約から発券までの処理が行えるようにする。
【解決手段】 顧客Aが、読書装置付端末機器6からホストサーバ2に対して顧客A,顧客B,顧客Cの切符を一括予約すると、MARS発行装置3は切符を纏めて予約発券して顧客Aを管轄する電子チケット一時保管データベース13へ一括保管させる。電子チケット一時保管データベース13に保管された各切符は、電子チケット予約・配信装置11の制御で各ユーザIDに対応する電子チケット個別保管データベース14,15へ転送される。これにより、顧客Bのモバイル端末7が電子チケット個別保管データベース14にアクセスすれば電子チケットがモバイルICカードに取込まれ、駅務機器8が電子チケット個別保管データベース14にアクセスすれば顧客Cの電子チケットが磁気カードに取込まれる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、通信回線を介して鉄道切符やイベント会場の入場券など(以下、これらをまとめて電子チケットと云う)を所望の顧客に配信する電子チケット配信システム及び電子チケットの配信方法に関するものである。
従来より、インターネット等のネットワーク通信回線を介して鉄道切符やイベント会場などの入場券(すなわち、電子チケット)の予約や発券などが行われている。この場合、電子チケットの予約はネットワーク上で行われるが、発券に関しては、顧客自身が駅窓口、旅行代理店、あるいはコンビニエンスストアなどに出向いて決済処理を行うことにより、従来通りの紙によるチケットの発券処理が行われている。また、下記の特許文献1には、インターネットを通じて鉄道回数券の予約と購入ができるチケットの予約発券システムに関する技術が開示されている。
この技術によれば、顧客の端末から個人情報、決済方法、及び購入しようとするチケットの情報を入力すると、サーバ側のデータベースが入力された情報を照合・チェックし、インターネットを通じて端末側へ受付番号、チケットID、及びパスワードを通知する。これによって、端末側の顧客は受信した受付番号、チケットID、及びパスワードを用いて所望するチケットの予約を確保することができる。したがって、予約したチケット自体は発行者側で管理されるので、顧客は、チケットの紛失や盗難などの事故に遭遇する虞もなく、必要な時期に所望のチケットを入手することができる。
特開2002−74407号公報(段落番号0013〜0021、図1〜図5)
しかしながら、上記の特許文献1を含めた従来技術においては、顧客側が在宅のままインターネットなどによって電子チケットを予約したにも関わらず、電子チケットの決済と受け取りのためにわざわざ該当する場所まで出向かなければならないので、結果的には極めて不便なシステムである。つまり、本来の電子チケットとして、予約から決済、発券までを通信回線を介して顧客が所望する場所で処理ができるようなシステムが求められている。さらに、顧客側の代表者が通信回線を介して多数の顧客の電子チケットを一括予約して、それぞれの顧客へ電子チケットの転送が行えるようなシステムも求められているが、そのような便利なシステムは現在のところ存在していない。
本発明は、このような事情に課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ネットワーク通信回線を介して、顧客の所望する端末装置で電子チケットの予約から発券までの処理を行うことができる電子チケット配信システム及び電子チケットの配信方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明における電子チケット配信システムは、予約元端末の予約情報に基づいてホストサーバが発券した電子チケットを被発券端末へ配信する電子チケット配信システムであって、ホストサーバは、予約元端末からの予約情報に基づいて発券された電子チケットを一時的に保管する電子チケット一時保管手段(電子チケット一時保管データベース)と、この電子チケット一時保管手段から被発券端末を特定する固有情報に基づいて転送された電子チケットを保管する電子チケット個別保管手段(電子チケット個別保管データベース)とを備え、電子チケット個別保管手段が、固有情報に基づいてアクセスしてきた被発券端末に対して、電子チケットのバリューデータを被発券端末が記録可能な出力形態で配信することを特徴とする。
すなわち、本発明の電子チケット配信システムは、予約元端末が電子チケットの予約申込をしたとき、予約された電子チケットを一時的に保管する機能と、一時的に保管されている電子チケットを固有情報に基づいて弁別して保管する機能と、固有情報に基づいてアクセスしてきた被発券端末へ該当する電子チケットを配信する機能とを備えている。これによって、電子チケット一時保管手段に電子チケットが保管されている間は電子チケットの予約内容を自由に変更することができるし、予約内容が確定された段階で電子チケット個別保管手段へ電子チケットを転送すれば、被発券端末を扱う顧客は、自己の固有情報に対応して所望の予約内容が記録された電子チケットを取得することができる。このとき、電子チケットのバリューデータは、被発券端末が記録可能な出力形態で該当する被発券端末へ配信されるので、顧客は、所望の被発券端末から自己の固有情報が記録されている電子チケット個別保管手段へアクセスすれば、自動的に利用可能な記録媒体(例えば、ICカードや紙カードなど)による電子チケットを受け取ることができる。
また、本発明の電子チケット配信システムにおいては、電子チケット一時保管手段は、固有情報に対応して予約された複数の電子チケットを一括して保管し、電子チケット個別保管手段は、複数の電子チケットの各々の固有情報に対応する複数の電子チケット個別保管手段で構成されていることを特徴とする。
すなわち、本発明の電子チケット配信システムによれば、例えば、グループの代表者が電子チケットを複数枚まとめて予約申込みすれば、予約受付が完了した後は必要な時期まで電子チケット一時保管手段が全ての電子チケットを保管しておく。そして、必要な時に必要な顧客の被発券端末宛てへ顧客が所望する出力形態で電子チケットを配信する。尚、顧客が所望する出力形態とは、例えば、被発券端末である読書装置付端末機器が受信した電子チケットのバリューデータをICカードに記録したり、被発券端末である携帯電話が受信した電子チケットのバリューデータをその携帯電話に内蔵されたメモリや表面などに添付されたICチップなどに記録したり、あるいは、従来と同様に紙チケットで発行したりするような電子チケットの出力形態を云う。このように、グループの代表者が各顧客の電子チケットを電子チケット一時保管手段に一括して保管している間は、いつでも電子チケットの予約内容を変更したり解約したりすることができるので、各顧客はそれぞれの端末機器を操作しなくても、代表者に口頭で通知するだけで自由に予約内容を変えることができる。そして、全ての顧客の意思が確定した段階で、電子チケット一時保管手段から各電子チケット個別保管手段へ所望の電子チケットを配信すれば、グループ内で混乱が生じることもなく極めてスムーズに電子チケットを各顧客に配信することができる。
また、本発明の電子チケット配信システムにおけるホストサーバは、さらに、電子チケットのバリューデータを記録可能な記録媒体を判断するバリューデータ配信先判断手段を備え、電子チケット一時保管手段が、バリューデータ配信先判断手段(バリューデータ配信先判断部)の判断結果に基づいて該当する電子チケット個別保管手段へ電子チケットを配信することを特徴とする。すなわち、本発明の電子チケット配信システムによれば、バリューデータ配信判断手段が、各々の電子チケットのバリューデータはどの記録媒体にダウンロードすることができるかを判断しているので、電子チケットのバリューデータは、読み書き可能な被発券端末へ自動的に配信されて所望の記録媒体にダウンロードすることができる。
また、本発明の電子チケット配信システムにおいては、電子チケット個別保管手段が電子チケットのバリューデータを配信する記録媒体は、被発券端末である読書装置付端末機器との間で非接触通信を行うICカード、被発券端末であるモバイル端末と一体化されたICチップとの間で非接触通信を行うモバイルICカード、被発券端末であるプリンタ付き端末機器からプリントアウトされる紙カードの何れかであることを特徴とする。
すなわち、本発明の電子チケット配信システムによれば、顧客側の希望や電子チケットの利用施設を提供する施設側の設備状態などによって電子チケットのバリューデータを配信する記録媒体の種類を変えることができる。例えば、施設側がICカードとの間で非接触通信を行うことができる端末機器を備えている場合は、電子チケットのバリューデータをICカードやモバイルICカードにダウンロードさせ、施設側が紙チケットしか扱えない設備状態であれば、電子チケットのバリューデータを紙カードにプリントすることにより、顧客は何れの施設でも電子チケットを自由に利用することができる。尚、モバイルICカードとは、必ずしもカードの形態になっていなくても携帯電話そのものにICチップが搭載された形態であってもよい。
また、本発明の電子チケット配信システムにおいては、ホストサーバは、さらに、予約元端末が予約開始日時前に電子チケットを予約したとき、電子チケットの予約情報を予約開始日時まで保管する事前申込保管手段(事前申込データベース)を備え、ホストサーバは、電子チケットの予約開始日時に達したとき、事前申込保管手段に保管されている予約情報に基づいて電子チケットの予約を完了させ、その電子チケットを電子チケット一時保管手段へ保管させることを特徴とする。すなわち、本発明の電子チケット配信システムによれば、予約開始日前でも電子チケットの予約を受け付けることができる。この場合は、予約開始日時になったら自動的に予約を完了させて全ての電子チケットを電子チケット一時保管手段へ一時保管させる。その後は、前記の発明と同様に、各電子チケットはそれぞれの固有情報に対応した電子チケット個別保管手段へ転送され、対応する被発券端末へ配信される。
また、本発明の電子チケット配信システムにおいては、ホストサーバは、さらに、予約元端末が過去に電子チケットを予約したときの履歴情報を保管する履歴情報保管手段(履歴データベース)を備え、予約元端末が新たに電子チケットを予約したとき、ホストサーバは、履歴情報保管手段に保管された履歴情報を電子チケット個別保管手段へ転送し、被発券端末へ配信することを特徴とする。すなわち、本発明の電子チケット配信システムによれば、例えば、顧客は昨年の同時期に電子チケットを予約したときの情報を参照することができるので、電子チケットを今年予約するときに昨年の手違いを再び繰り返すおそれがなくなる。
また、本発明の電子チケット配信システムにおいては、ホストサーバは、さらに、被発券端末へ配信された情報を表示する電子掲示板を備えることを特徴とする。すなわち、本発明の電子チケット配信システムによれば、ホストサーバと各顧客の端末機器との間でEメールによって送受信された情報は、ホストサーバの電子掲示板にも掲載されるので、顧客の携帯電話などからホストサーバへアクセスすれば電子掲示板の情報を確認することができる。
また、本発明は電子チケットの配信方法を提供することもできる。すなわち、予約元端末からの予約情報に基づいてホストサーバが発券した電子チケットを被発券端末へ配信する電子チケットの配信方法であって、予約元端末からの予約情報に基づいて発券された複数の電子チケットを一時保管データベースへ一時的に保管する手順と、被発券端末機器を特定する固有情報に基づいて一時保管データベースから転送された電子チケットを対応する個別保管データベースが個別に保管する手順と、被発券端末が個別保管データベースにアクセスして固有情報に対応する電子チケットを固有の記録媒体で取得する手順とを含む電子チケットの配信方法を提供することができる。
以上説明したように、本発明の電子チケット配信システムによれば、代表者の顧客が予約元端末から多数の顧客の電子チケットを一括して予約申込みすると、予約された電子チケットは電子チケット一時保管データベースへ一時的に保管される。そして、電子チケット一時保管データベースに保管されている複数の電子チケットは固有情報に基づいて弁別され、対応する電子チケット個別保管データベースへ転送される。これにより、各被発券端末が固有情報に基づいて対応する電子チケット個別保管データベースにアクセスすれば、それぞれの被発券端末へ該当する電子チケットを配信することができる。このとき、電子チケットのバリューデータは被発券端末が記録可能な出力形態で被発券端末へ配信される。したがって、顧客は、自己が操作する被発券端末から自己の固有情報が記録されている電子チケット個別保管手段へアクセスすることにより、自動的に利用可能な記録媒体(例えば、ICカード、モバイルICカード、又は紙カードなど)によって電子チケットを受け取ることができる。つまり、顧客側の要望と駅などの施設側の設備状態とを勘案して、最適な記録媒体による電子チケットを顧客に渡すことができる。
本発明における電子チケット配信システムは、電子チケットの予約申込、保管、及び弁別配信などの機能を備えている。例えば、顧客が任意の日時に鉄道切符を複数枚まとめて予約申込みしたときには、予約開始日時になったら自動的に予約受付を開始したり、予約が完了した後は必要な時期まで電子チケットを保管したり、必要な時に必要な顧客宛てに顧客が所望する出力形態を弁別して電子チケットを配信したりする機能を備えている。尚、顧客が所望する出力形態とは、例えば、電子チケットのバリューデータを、顧客の所望によって“Suica(登録商標)”に記録したり、“モバイルSuica(登録商標)”などの携帯電話などに内蔵されたメモリや携帯電話に添付されたICチップなどに記録したり、あるいは、従来と同様に紙チケットで発行したりするような電子チケットの配信形態を云う。
また、電子チケットの利用機関に設置された端末機器や設備の形態によって電子チケットの出力形態を変えることもできる。例えば、ICチップに記録されたバリューデータを非接触で読み取るリーダ・ライター(以下、R/Wと云う)を備えた利用機関で電子チケットを利用する場合はICカードやモバイルICカードに電子チケットのバリューデータを記録し、磁気読取式の端末機器を備えた利用機関で電子チケットを利用する場合は磁気カードに電子チケットのバリューデータを記録し、入場管理者の目視チェックによって入場させる利用機関で電子チケットを利用する場合は紙チケットによって電子チケットを配信するというように、電子チケットの利用機関の設備状態に対応した出力形態で電子チケットを配信することができる。さらに、電子チケットを顧客に配信するときにメッセージを添付したり、顧客側が受け取った電子チケットの確認応答を行うような電子メール機能を備えることもできる。
以下、図面を用いて、本発明における電子チケット配信システムの実施の形態の幾つかを詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態における電子チケット配信システムの構成を示すブロック図である。図1において、電子チケット配信システム1は、電子チケットの予約・保管・配信などを行うホストサーバ2と、鉄道の指定券を発行するMARS発行装置3と、イベントチケットを発行するイベントチケット発行装置4と、電子マネーの発行や決済を行う電子マネー発行装置5とを備え、さらに、ホストサーバ2には、顧客Aが操作して電子チケットを一括予約したり他の顧客へ電子チケットを配信したりする読書装置付端末機器(つまり、予約元端末)6と、顧客Bが操作して顧客Aから配信された電子チケットをダウンロードする携帯電話などのモバイル端末7と、顧客Cが操作して顧客Aから配信された電子チケットの取り引きを行う乗車券発券機などの駅務機器8と、顧客Dが所定の手続きによって電子チケットを取得する駅窓口端末9と、顧客Eが所定の手続きによって電子チケットを取得するマルチメディア端末(MMK)10とが接続されている。尚、電子チケットの発券を受けるモバイル端末7、駅務機器8、駅窓口端末9、及びマルチメディア端末(MMK)10を総称するときは被発券端末と云う。
さらに、ホストサーバ2は、顧客Aの読書装置付端末機器6から入力されたデータに基づいて、電子チケットを一括予約したり他の顧客へ電子チケットを配信したりする電子チケット予約・配信部11と、MARS発行装置3、イベントチケット発行装置4、及び電子マネー発行装置5のそれぞれが発行するバリューデータの配信可能な媒体を判断するバリューデータ配信先判断部12と、顧客Aの端末機器6が予約した電子チケットを一時的に保管する電子チケット一時保管データベース13と、読書装置付端末機器6に接続されて、顧客Aが自身の電子チケットを引き取る際にアクセスされる電子チケット個別保管データベース14と、モバイル端末7に接続されて顧客Bが電子チケットを引き取る際にアクセスする電子チケット個別保管データベース15と、駅務機器8に接続されて顧客Cが電子チケットを引き取る際にアクセスする電子チケット個別保管データベース16と、駅窓口端末9に接続されて顧客Dが電子チケットを引き取る際にアクセスする電子チケット個別保管データベース17と、マルチメディア端末10に接続されて顧客Eが電子チケットを引き取る際にアクセスする電子チケット個別保管データベース18とを備えている。
図2は、図1に示す第1の実施の形態における電子チケット配信システムの動作概念を示す機能構成図である。すなわち、図2は図1に示す電子チケット配信システムの動作を理解しやすいように展開した動作概念図である。したがって、図2を用いて本発明における電子チケット配信システムの動作を詳細に説明する。
まず、本発明における電子チケット配信システム1に適用される会員登録の方法について説明する。電子チケット配信システム1を利用する顧客A,顧客B,顧客C,顧客D,顧客Eは、各自の端末機器によって又は駅窓口などに出向いて事前に会員登録を行う。このとき、顧客各自が登録する情報としては、生年月日、住所、電話番号、Eメールアドレスなどである。このようにして会員登録が完了すると、顧客各自には固有情報としてユーザIDとパスワードが与えられる。このときのユーザIDとパスワードは顧客各自が決めることができるが、ユーザIDの重複は許されない。したがって、既に存在するユーザIDを後から希望した顧客は、別のユニークなユーザIDを指定することになる。尚、パスワードは他の顧客との重複を含めて顧客各自が自由に決められる。つまり、各顧客が会員登録を行ってユーザIDとパスワードを決めるということは、切符を受け取るための口座が開設されたということと同じ状態である。
このようにして会員登録が完了すると、電子チケット一時保管データベース13には、電子チケットを一括予約する代表者である顧客Aを特定するデータとして、ユーザID“UserA”、パスワード“PassA”、Eメール”MailA”が格納される。同様にして、電子チケット個別保管データベース14には、顧客Bを特定するデータとして、ユーザID“UserB”、パスワード“PassB”、Eメール”MailB”が格納され、電子チケット個別保管データベース15には、顧客Cを特定するデータとして、ユーザID“UserC”、パスワード“PassC”、Eメール”MailC”が格納されるというように、それぞれのデータベースには対応する顧客を特定する固有情報が格納される。
これによって、会員登録の完了した会員(つまり、顧客A,顧客B,顧客C,顧客D,顧客E)は、ユーザIDとパスワードを用いて自分のアカウントにログインすれば、対応する電子チケット個別保管データベース14〜18に保管されている電子チケット(例えば切符)をダウンロードすることができる。また、電子チケット(切符)をまとめて予約する代表者(顧客A)に対して、他の顧客(顧客B,顧客C,顧客D,顧客E)が自分のユーザIDを教えることによって、顧客Aは電子チケット(切符)をまとめて一括予約し、他の顧客(顧客B,顧客C,顧客D,顧客E)のそれぞれのユーザID宛てに電子チケット(切符)を配信することができる。
さらに、本発明における電子チケット配信システム1は、会員登録が完了すると、各顧客(顧客A,顧客B,顧客C,顧客D,顧客E)のユーザIDごとに電子チケットの購入履歴(購入年月日、曜日、祝日平日の区別、電子チケットの内容)の情報をそれぞれのデータベース14,15,16,17,18に格納することができる。また、それぞれの顧客の購入履歴に各自でコメントを記述しておくこともできるので、必要に応じてこれらの購入履歴を参照することもできる。例えば、顧客Bが昨年の電子チケットの購入履歴に、『3月29日、桜は8分咲きであった。寒かったので次回はセーターを持参したい。』などと云うコメントを記述することができる。これによって、顧客Bは、今年の電子チケット(切符)を購入するときに昨年の情報を参考にすることができる。
次に、電子チケットを発行するホストサーバ2に対する管理について説明する。電子チケットを発行するホストサーバ2は、MARS(鉄道指定券)発行装置3、イベントチケット発行装置4、電子マネー発行装置5などの各種の発行装置を備えている。また、これらの発行装置から配信される鉄道指定券、イベントチケット、電子マネーなどのバリューデータが顧客の手に渡る際の媒体としては、読書装置付端末機器6からダウンロードされる“Suica(登録商標)”などと呼ばれる鉄道用ICカード、携帯電話などのモバイル端末7にダウンロードされる“モバイルSuica(登録商標)”などと呼ばれるモバイルICカード、乗車券発券機などの駅務機器8で発券される磁気カード、駅窓口端末9で発券される磁気カード、及びマルチメディア端末(MMK)10などで発券される紙チケット又は磁気カードなどがある。尚、モバイルICカードとは、例えば、携帯電話の内部にあるメモリや携帯電話に外付けしたICチップに電子チケットのバリューデータをダウンロードしたものであり、必ずしもカードの形態を持たないものを指す。
また、ホストサーバ2から各端末機器へ電子チケットを発行(ダウンロード)する場合、電子マネーなどのように、鉄道用ICカードとモバイルICカードにはバリューデータをダウンロードできるが、磁気カードにはバリューデータをダウンロードできないものや、旧来のイベントチケットなどのように、磁気カードにはダウンロードできるが、鉄道用ICカードやモバイルICカードにはダウンロードできないものもある。したがって、本発明における電子チケット配信システム1は、それぞれの発行装置(つまり、MARS発行装置3、イベントチケット発行装置4、電子マネー発行装置5)が発行したバリューデータを出力できる媒体は何であるかを判断する機能を有するバリューデータ配信先判断部12を備えている。
例えば、MARS発行装置3が発行する鉄道指定券のバリューデータは、読書装置付端末機器6が扱うICカード、モバイル端末7が扱うモバイルICカード、駅務機器8が扱う磁気カード、及び駅窓口端末9が扱う磁気カードの何れかにダウンロードすることができる。しかし、マルチメディア端末(MMK)10では鉄道指定券のバリューデータをダウンロードすることができない。また、イベントチケット発行装置4が発行するイベントチケットのバリューデータは、読書装置付端末機器6が扱うICカードやモバイル端末7が扱うモバイルICカードにはダウンロードすることができないが、駅務機器8が扱う磁気カード、駅窓口端末9が扱う磁気カード、マルチメディア端末(MMK)10が扱う磁気カードにはダウンロードすることができる。同様にして、電子マネー発行装置5が発行する電子マネーのバリューデータは、読書装置付端末機器6が扱うICカードとモバイル端末7が扱うモバイルICカードにはダウンロードすることができるが、駅務機器8が扱う磁気カード、駅窓口端末9が扱う磁気カード、マルチメディア端末(MMK)10が扱う磁気カードにはダウンロードすることができない。このようにして、バリューデータ配信判断部12は、各々の発行装置で発行されたバリューデータがどの媒体にダウンロードできるかを常に監視・判断している。
さらに、電子チケットを発行する各発行装置は、それぞれの発行装置によって電子チケットの予約開始時期が異なっているし、場合によっては、同じ発行装置であっても電子チケットの種類によって予約開始時期が異なる場合もある。したがって、本発明における電子チケット配信システム1の電子チケット予約・配信装置11は、これらの予約開始時期情報を把握していて、予約開始時期になったら自動的に電子チケットを予約する自動予約機能を備えている。
次に、電子チケットの予約申込みについて説明する。顧客(例えば、顧客A)は、電子チケットの予約開始時期以前から電子チケット配信システム1に対して電子チケットの予約申込みを行うことができる。そして、電子チケットの予約開始日時が到達したら、電子チケット予約・配信部11が、自動的に電子チケットを予約するか、又は予約開始日時が到達した旨を顧客Aに対して電子メールなどで通知するかの何れかの動作を行う。
また、代表者である顧客Aは、複数人分(例えば、顧客A,顧客B,顧客Cなど)の複数枚の電子チケットをまとめて予約申込みすることができる。このとき、例えば、航空券の予約では、既に各自が氏名、住所、生年月日、通路側の席を希望するかといった好みを自分で登録してあるとする。これによって、航空券をまとめて申し込む顧客Aは、顧客B,顧客Cのそれぞれから改めて生年月日等を聞かなくても、各自の希望に沿った予約を行うことができる。また、予約が完了して航空券が入手できる時期に達したら、全ての航空券は一旦顧客Aの電子チケット一時保管データベース13へ保管される。その後、各航空券は記名式であるので、電子チケット一時保管データベース13からそれぞれの航空券に記名されている顧客Bと顧客Cのそれぞれの電子チケット個別保管データベース14と電子チケット個別保管データベース15へ自動的に配信される。したがって、顧客Bがモバイル端末7で電子チケット個別保管データベース14にアクセスすれば、自己の航空券をモバイルICカードにダウンロードすることができる。また、顧客Cが駅務機器8へ出向けば磁気カードによって自己の航空券を取得することができる。
また、例えば、列車指定券の予約では、複数の顧客が同じ列車で旅行を行う場合、各自が居住している場所によっては、往路の乗車駅が異なったり帰路の降車駅が異なったりすることがある。このような場合でも、顧客の各自があらかじめ最寄り駅を登録しておけば、代表者である顧客Aは列車指定券をまとめて申し込む際に各顧客(顧客B,顧客C)から改めて最寄り駅を聞く必要がない。さらに、グループ旅行において各顧客の旅行行程を出力したり、各顧客の氏名・住所・電話番号などを記述した名簿を簡単作成することができるので、交通機関の事故発生時などにおける緊急連絡をより迅速に行うことができる。
次に、本発明における電子チケット配信システム1で行われる電子チケットの予約と配信の流れについてさらに具体的に説明する。予約者である顧客Aが複数人分(顧客A,顧客B,顧客C)の電子チケットを、それぞれ複数枚(例えば、顧客Aの分を1〜5枚、顧客Bの分を1〜4枚、顧客Cの分をl〜3枚)予約した場合、それらの予約情報は顧客Aの保管庫である電子チケット一時保管データベース13に一旦保管される。次に、予約者である顧客Aは、顧客B、顧客CのユーザIDを事前に知っているので、該当するユーザID宛ての電子チケット個別保管データベース15と電子チケット個別保管データベース16へ対応する電子チケットを転送する。同時に、顧客Aは、各顧客(顧客B,顧客C)に対して『これから切符を各自の保管庫に送る』旨の通知を、該当する顧客(顧客B,顧客C)のそれぞれの電子チケット個別保管データベース15,16に登録されている連絡手段(例えば、Eメールなど)を使ってそれぞれに通知する。このようにして転送された電子チケットは各顧客(顧客A,顧客B,顧客C)の保管庫であるデータベースに保管されることになる。
電子チケットを受け取った各顧客(顧客B,顧客C)の保管庫(電子チケット個別保管データベース15,電子チケット個別保管データベース16)は、登録されている連絡手段(例えば、Eメールなど)によって、自己宛てに電子チケットが届いた旨の連絡を代表者である顧客Aに対して行う。また、顧客Aから確認のアクションがない場合は、各顧客(顧客B,顧客C)は電子チケットが届いた旨の連絡を定期的に再送信する。このようにして各顧客(顧客B,顧客C)が取り扱う端末機器へ電子チケットがダウンロードされ、各顧客(顧客B,顧客C)からの電子チケットを受け取った旨のOKのアクションが行われた場合、あるいは、電子チケットに対する各顧客(顧客B,顧客C)の決済が行われた場合は、逐一その旨の情報が各顧客(顧客B,顧客C)から代表者である顧客Aに伝えられる。このとき、顧客Aも各顧客(顧客B,顧客C)への連結手段を登録しているので、各顧客(顧客B,顧客C)に対して確認情報を伝える。
次に、本発明における電子チケット配信システム1が行う決済の流れについて説明する。決済を行う手段としては、クレジットカード決済、銀行口座即時決済、及び駅窓口での現金決済など複数種類の決済手段が用意されている。また、決済者は次の3通りのうち何れかの決済方法を行うことが可能である。すなわち、(1)予約者である顧客Aが一括して決済を行う。(2)顧客A、顧客B、顧客Cの各自がそれぞれ決済を行う。(3)予約者である顧客Aが自分と顧客Bの代金を支払い、顧客Cは自分で代金を支払う。この場合、決済者を誰に選定するかは、電子チケットをまとめて予約申込みする顧客Aが決定する。すなわち、代表者である顧客Aが予約申込み時にあらかじめ決済予定者を指定する。
次に、本発明における電子チケット配信システム1が行う切符の発券の流れについて説明する。電子チケットの発券方法は、(1)読書装置付端末機器6によって“Suica(登録商標)”などの鉄道用ICカードへダウンロードする方法、(2)携帯電話などのモバイル端末7によってモバイルICカード(“モバイルSuica(登録商標)”)へダウンロードする方法、(3)乗車券発券機などの駅務機器8から磁気カードを発券する方法、(4)駅窓口端末9で磁気カードを発券する方法、(5)マルチメディア端末(MMK)で磁気カード又は紙チケットを発券する方法など、複数の発券方法があり、顧客各自が希望する方法で電子チケットを発券することができる。
また、電子チケットをまとめて予約申込みする顧客Aは、予約申込みを行う電子チケットごとに、今回は予約申し込みを行わなかった第3者(例えば、会員登録している顧客E、会員登録していない顧客F)宛てにコメントを登録し、Eメール又はFAXで所望の情報を送ることができる。すなわち、これらの顧客(顧客E、顧客F)に対して電子チケットの予約がOKになった時点で必要なコメントを送信することができる。例えば、『○○行きの切符を予約完了しました。この切符で帰省する予定です。』といったコメントを顧客Aから顧客Eと顧客F宛てに自動的に送信することができる。この場合、顧客Aは自己の会員登録情報の中に顧客Eと顧客Fへの連絡方法を記述しておく。尚、顧客Eに限っては会員登録されているので、顧客Aは顧客Eの電子チケット個別保管データベース16に登録されている連絡方法を使うこともできる。また、代表者である顧客Aが各顧客に対してダウンロードをし忘れた場合や、各顧客が発券をし忘れた場合は、該当する決済予定者の口座から発行した電子チケットに対応する金額を引き去ることができる。
<第2の実施の形態>
図3は、本発明の第2の実施の形態における電子チケット配信システムの動作概念を示す機能構成図である。会員登録者(顧客A,顧客B,顧客C,顧客D,顧客E)は、電子チケット配信システム1’のホストサーバ2’に各自のEメールアドレスを登録してメーリングリストを作成しておくことができる。例えば、顧客Aのメーリングリスト21に、顧客Bの個別アドレス、顧客Cの個別アドレス、グループX(例えば、顧客A,B,C,D,E)の複数アドレス、グループY(例えば、顧客C,D,E)の複数アドレス、及びFAXグループZ(顧客F,G,H)のFAXナンバーなどを作成しておくことができる。これによって、例えば、代表者である顧客Aから各顧客(顧客B,顧客C,顧客D,顧客E)に対して、電子チケットの予約がOKであるかNGであるかに関する情報を自動的にEメールで知らせることができる。例えば、顧客Aが各顧客(顧客B,顧客C,顧客D,顧客E)に『切符の予約がとれたので、○月○日までに引き取って下さい』などと知らせることができる。また、顧客Fに対してFAXで知らせることもできる。
また、それぞれの顧客(顧客A,顧客B,顧客C,顧客D,顧客E)は、メーリングリストに登録されたEメールアドレスに対して一括してEメールを送信することができ、かつ受信者は返信することも可能である。同時に、これらのEメールの送受信は、電子掲示板22にも掲載される。例えば、顧客Aが『予約OKです。集合は3月1日の10時、東京駅丸の内北口改札にて。』と全員に送信し、顧客Cが『了解しました。』と返信すると、この情報は顧客全員(顧客A,顧客B,顧客C,顧客D,顧客E)に届くと共に電子掲示板22にも掲載される。
また、メーリングリスト21や電子掲示板22はモバイル端末7などの携帯電話からでもアクセスすることができる。従って各顧客は自分の状況などをグループ全員に同報で知らせることが簡単にできる。例えば、集合時刻に5分遅刻しそうな時に、自己のメーリングリストと電子掲示板22を使って携帯電話よりその旨を送信すれば、モバイル端末7や読書装置付端末機器6,6’を持っているメンバー全員にその情報を伝えることができる。さらに、履歴データベース23に過去の履歴を保存しておくこともできる。例えば、履歴データベース23に『2000年4月9日 偕楽園の桜は8分咲き。寒い。』という情報が保存されていれば、顧客Aのメーリングリストを用いてこの情報を顧客全員に通知することもできる。
また、この電子チケット配信システム1’は、切符などの予約受付開始日前から予約を受け付けることができる。例えば、顧客Aが読書装置付端末機器6から2ヶ月前にグループの切符を事前に申し込むと、この申込み情報はホストサーバ32’の事前申込データベース24に保存される(ステップS1)。そして、MARS発行装置3が、電子チケット予約配信装置11から1ヶ月前の予約受け付け開始日時の通知を受け取ると、事前申込データベース24に保存されている申し込み情報に基づいて自動的に切符の予約を行う(ステップS2)。すると、MARS発行装置3から電子チケット保管データベース25へ予約完了の切符が送信される(ステップS3)。そして、切符を予約した顧客Aが読書装置付端末機器6によって電子チケット保管データベース25へアクセスして所定の操作を行うと、所望の切符は、顧客Aが扱う読書装置付端末機器6のICカード、顧客Bが扱う読書装置付端末機器6’のICカード、及び顧客Cが扱うモバイル端末7のモバイルICカードのそれぞれにダウンロードされる(ステップS4)。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態では、列車の切符に関する取扱いについて説明する。列車の遅延などで切符の払い戻しが生じた場合は、ホストサーバより各顧客の端末機器へその旨を通知する。また、まとめて複数枚の切符を予約したとき、それらの切符は予約申込みを行った顧客(例えば、顧客A)の保管庫である電子チケット一時保管データベースに保存されており、1枚の切符も他の顧客に転送されないで保管庫の中に存在している間は、顧客Aは、一括して何度でも乗車変更を行うことができる。さらに、顧客Aが複数枚予約した時の切符が1枚でも他の顧客に転送されたりダウンロードされたりした場合は、一括して乗車変更を行うことはできない。但し、個別の切符の乗車変更は可能である。尚、個別の切符の乗車変更は原則として1回とするが、モバイル端末7よりモバイルICカードにダウンロードされている場合は何度でも乗車変更を行うことができる。
以上述べた実施の形態は本発明を説明するための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が可能である。上記の実施の形態では、電子チケット配信システムが電子チケットとして鉄道切符や航空券を扱う場合について説明したが、それに限ることはなく、音楽会、絵画展などのイベントチケットや野球、サッカーなどのスポーツ入場券などにも適用できることは云うまでもない。また、電子チケットのバリューデータをダウンロードする媒体を鉄道用ICカードとした場合について説明したが、これに限ることはなく、一般のICカードを用いても本発明が適用されることは云うまでもない。
本発明の第1の実施の形態における電子チケット配信システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す第1の実施の形態における電子チケット配信システムの動作概念を示す機能構成図である。 本発明の第2の実施の形態における電子チケット配信システムの動作概念を示す機能構成図である。
符号の説明
1,1’…電子チケット配信システム、2、2’…ホストサーバ、3…MARS(鉄道指定券)発行装置、4…イベントチケット発行装置、5…電子マネー発行装置、6,6’…読書装置付端末機器、7…モバイル端末、8…駅務機器、9…駅窓口端末、10…マルチメディア端末(MMK)、11…電子チケット予約・配信部、12…バリューデータ配信先判断部、13,25…電子チケット一時保管データベース、14,15,16,17,18…電子チケット個別保管データベース、21…顧客Aのメーリングリスト、22…電子掲示板、23…履歴データベース、24…事前申込データベース

Claims (8)

  1. 予約元端末の予約情報に基づいてホストサーバが発券した電子チケットを被発券端末へ配信する電子チケット配信システムであって、
    前記ホストサーバは、
    前記予約元端末からの予約情報に基づいて発券された電子チケットを一時的に保管する電子チケット一時保管手段と、
    前記電子チケット一時保管手段から前記被発券端末を特定する固有情報に基づいて転送された電子チケットを保管する電子チケット個別保管手段とを備え、
    前記電子チケット個別保管手段が、前記固有情報に基づいてアクセスしてきた前記被発券端末に対して、前記電子チケットのバリューデータを前記被発券端末が記録可能な出力形態で配信することを特徴とする電子チケット配信システム。
  2. 前記電子チケット一時保管手段は、前記固有情報に対応して予約された複数の電子チケットを一括して保管し、前記電子チケット個別保管手段は、前記複数の電子チケットの各々の固有情報に対応した複数の電子チケット個別保管手段で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子チケット配信システム。
  3. 前記ホストサーバは、さらに、前記電子チケットのバリューデータを記録可能な記録媒体を判断するバリューデータ配信先判断手段を備え、
    前記電子チケット一時保管手段は、前記バリューデータ配信先判断手段の判断結果に基づいて該当する電子チケット個別保管手段へ前記電子チケットを配信することを特徴とする請求項2に記載の電子チケット配信システム。
  4. 前記電子チケット個別保管手段が前記電子チケットのバリューデータを配信する前記記録媒体は、
    前記被発券端末である読書装置付端末機器との間で非接触通信を行うICカード、前記被発券端末であるモバイル端末と一体化されたICチップとの間で非接触通信を行うモバイルICカード、前記被発券端末であるプリンタ付き端末機器からプリントアウトされる紙カード、
    の何れかであることを特徴とする請求項3に記載の電子チケット配信システム。
  5. 前記ホストサーバは、さらに、前記予約元端末が予約開始日時前に前記電子チケットを予約したとき、該電子チケットの予約情報を予約開始日時まで保管する事前申込保管手段を備え、
    前記ホストサーバは、前記電子チケットの予約開始日時に達したとき、前記事前申込保管手段に保管されている予約情報に基づいて電子チケットの予約を完了させ、該電子チケットを前記電子チケット一時保管手段へ保管させることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の電子チケット配信システム。
  6. 前記ホストサーバは、さらに、前記予約元端末が過去に電子チケットを予約したときの履歴情報を保管する履歴情報保管手段を備え、
    前記予約元端末が新たに電子チケットを予約したとき、前記ホストサーバは、前記履歴情報保管手段に保管された履歴情報を前記電子チケット個別保管手段へ転送し、前記被発券端末へ配信することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の電子チケット配信システム。
  7. 前記ホストサーバは、さらに、前記被発券端末へ配信された情報を表示する電子掲示板を備えることを特徴とする請求項6に記載の電子チケット配信システム。
  8. 予約元端末からの予約情報に基づいてホストサーバが発券した電子チケットを被発券端末へ配信する電子チケットの配信方法であって、
    前記予約元端末からの予約情報に基づいて発券された複数の電子チケットを一時保管データベースへ一時的に保管する手順と、
    前記被発券端末機器を特定する固有情報に基づいて前記一時保管データベースから転送された電子チケットを対応する個別保管データベースが個別に保管する手順と、
    前記被発券端末が前記個別保管データベースにアクセスして前記固有情報に対応する電子チケットを固有の記録媒体で取得する手順と、
    を含むことを特徴とする電子チケットの配信方法。

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